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Written on 2020 01

桝久 試飲会リポート 前半

Jan 27, 2020 by weblogland |


新年そうそう大特価品からスタートです
(笑)!
〇シャルドネ 2015年 ドメーヌ・ド・ラ・サントリーヌ 南フランス 白 I.G.P.ペイ・ドック 750ml 974円税込み
「この白ワイン、前に試飲会でやりませんでしたか?」
私「はい。同じ生産者の『コロンバール』
をやりました。」
「そうそうマタタビに合うワイン(笑)!」
家内「剛健なワインでした(笑)。」
「あれ美味しかったんですよ。『コロンバール』はもう無いのですか?」
私「はい。ございません。この『シャルドネ』も終売アイテムとなります。」
「この『シャルドネ』は2015年ヴィンテージですよね。『コロンバールと同じかな?」
私「左様でございます。『コロンバール』はアルコール分が12%、この『シャルドネ』は13.5%です。収穫のタイミングも違うようですね。まっまっ、お試しを!

「う~ん。シャルドネ。誰がなんと言おうとシャルドネ(笑)。」
「後味のハニーさはとても上品(笑)。」
「美味しい(笑)。バランスがイイよね。バターのニュアンスがあるし…、樽熟成してるのかな?」
私「木樽熟成はしていません。特に開けたてはバターのニュアンスが強く、樽熟成してるとしか思えません(笑)。」
「マスキューさん!これが何故木樽由来ではないと解るのですか?」
私「鋭い!これは翌日飲むと樽のニュアンスが減ります。実際に木樽を使うと樽のニュアンスは減りません。」
「そうそう(笑)。時間が経つとタルタルした感じが強く出るんだよね(笑)。特に過剰な樽香は嫌になるほどだよね。」
「それってカリフォルニアでしょう(笑)?」
「でもさあ、アメリカ人は樽の強い香り好きなんだから、悪い訳じゃないよね(笑)。

家内「アメリカも最近は樽より酸に重きを置く傾向になってきています。」
「果実味が爽やかだし、切れもある。余韻も綺麗。マスキューさん曰くのシンメトリー(笑)?」
「ラングドックにしては重くないよね。過熟してない。」
私「果実味も白や黄色の果肉。マンゴーまで行ってない(笑)。」
「桃っぽい(笑)。」
「トロピカルじゃないですね(笑)。」
「かといって薄くはない。旨みもしっかりある。この値段のワインじゃないよね。なんで売れなかったのかな?」
私「当初の設定価格が少し高かったのと、すぐにワインの良さが出ていなかった性かと。」
「特別高いワインじゃないから、インポーターさんだって長くは抱えていられないよね。」
「なるほどね。え~と2015年ヴィンテージだから、丸5年かかって良さが出たんですね。でもそれって良いワインの証ですよね(笑)。
「この価格のワインだと5年後は不味くなってるよね(笑)。すぐに飲んだ方が良いし、熟成もしない(笑)。」
「今飲んで普通に美味しいし、しかも飲み頃のシャルドネだよね(笑)。」
「これってワインとしてはちゃんと造ってる証だよね。」
「このシャルドネ上手に出来てるよね(笑)。ましてやラングドック産。悔しいくらい(笑)。マスキューさん!ブラインドで飲んだら何処産だと思いますか?」
「う~ん。難しいですよね。まあ、ブルゴーニュが一番近いかな(笑)」
「ブルゴーニュの何処ですか(笑)?」
私「厳しいなぁ(笑)。まあ、ミュルソーは言い過ぎにしても、ボーヌ・ヴィラージュ辺りにありそうなワインですよね(笑)
。シャロネーズ辺りのシャルドネと言いたいところですが、もっと寒いニュアンスですからね(笑)。冷や汗かいちゃいますよ(笑)。」
「このシャルドネは良い意味で騙されますね(笑)。」
私「ありがとうございます!」



これまた嬉しい大特価品。でも現品限りの悲しさ(笑)。
●カベルネ・ソーヴィニヨン 2015年 ボデガス・プエンテ・デ・ルス スペイン ラ・マンチャD.O. 赤 750ml 925円税込み
「マスキューさん!これも安いね(笑)。訳あり(笑)?」
私「まっまっ、とりあえずお試しを!」
「美味しい!値段からするともっと薄いと思ってたけどしっかりしてる(笑)。」
「これスペインの何処ですか?たしかに濃いけどスペインらしくない(笑)。」
家内「ラ・マンチャの協同組合のカベルネ・ソーヴィニヨンです。濃いけど暑苦しくないですよね(笑)。」
「スペインでもカベルネ・ソーヴィニヨンを使うんですね?テンプラリーニョだけではないんだな(笑)。」
「ラ・マンチャって暑いところですよね。
でもこの赤ワインは酸がある。???」
私「ラ・マンチャでも高地がありますから
そちらの方だと思いますが、なんといっても組合員450人の巨大協同組合なので正確には解りません(笑)。」
「スペインでカベルネを使うと真っ黒になって品種がカベルネなんて解らなくなっちゃうんだけど(笑)、これとてもカベルネらしいよね(笑)。」
私「カシスというよりブラック・チェリー
のニュアンスが強いですね。熟成にアメリカン・オークを使ってますね(笑)。南アフリカのワインに似た感じがします。」
「赤い小粒の果実も感じられるし、複雑だよね。」
「うんうん。プラムっぽくもあるかな。」
「樽に負けていない良さがある(笑)。」
「店長!これレベル高いですよ(笑)。何処産と言われると困るけど、ニュー・ワールドというよりオールド・ワールド産の匂いがしますよ(笑)。」
私「アルコール分が13%ですから無理がないですよね(笑)。畑の管理がしっかりしていますね。」
「マスキューさん曰く『折り合いが良い』
なのかな(笑)?」
私「読まれてますね(笑)。」
「一般にスペインのラ・マンチャのワインってもっとアルコール分が高くて強いですよね。その点らしくないけど(笑)、素直に美味しい。イノヴェーションしてるのかな(笑)。」
「広大な畑を持ちながらちゃんと管理が行き届いている!これからはミドル・クラスのワインは協同組合が幅を効かすようになりそうですね(笑)。絶対に効率は良いし、コンピューター制御すれば更に向上するしね。」
家内「はい。EU等からの補助金や外部投資により巨大協同組合の存在感は増しています。」
「そういえば東欧なんかそうだよね。世界的なトレンドなんだね(笑)。」
「それで生産者皆が儲かればイイよね(笑)
。飲んでも役に立つ気がしますよ(笑)。」
「ブランド物飲むより賢いよね(笑)。」
「グラン・クリュレベルのワインだと協同組合にはあまり期待できないけど(笑)、こうしたデイリーの物は期待大(笑)。」
私「品質にプライドがありますから、品質の低下があまりないのも魅力です(笑)。

「自分達の組合!って意識が強いんだね。
我々日本人も見習わなくちゃ(笑)。一括で買うだけじゃ先がないもんね。」
家内「今年三浦大根が育ち過ぎて規格に合わないから出荷出来ないそうです。こんな時こそ農協が力と知恵を出さなきゃいけないのに…。情けなくなります。」
「そうだよ。やり方なんていくらでもあるはず!」
「ところでこれも2015年ヴィンテージですね。ようやく飲み頃なのに安く買えるのは悪い気がしますよ。」
私「そう言っていただけるとワインも本望かと。飲まれないでダメになるより遥かにましです。ありがとうございます!」



イノヴェーションを感じる赤ワインです!
●デーモン・ノワール 2018年 ヴィノ・ヴァリー フランス 南西地方 デュ・ロトI.G.P. 750ml 1480円税込み
「おっ!色が黒紫。いかにも若い(笑)。」
私「2018年ヴィンテージでございます(笑)
。」
「あっ!飲みやすい!」
「うんうん。悔しいくらい飲みやすい(笑)。」
「濃いには濃いけどグビグビ行けちゃう(笑)。」
「こんなマルベックは経験したことない(笑)。」
「う~ん。香りはたしかにマルベック。イチゴジャムっぽいし(笑)。でも私の知ってるマルベックじゃない(笑)!」
家内「産地はフランスのシュ・ド・ウェスト いわゆる南西地域です。カオールを中心とした協同組合です。」
「そうだ!タンニンが渋くないんですよ!
カオールってもっと渋い(笑)。」
「ましてや2018年でしょ。カオールがそんなに早く飲める訳ないですよね(笑)。」
私「おっしゃる通り!」
家内「あと、カオール独特の野趣がない。
あまりに雑味がない(笑)。でもカオールの範疇(笑)。」
「カオールの進化型(笑)?」
「アルコールっぽさもないですよね?」
私「はい。12.5%。カオールでよく行われる遅摘みして過熟させるスタイルではありませんね。」
「遅摘みしたようなくどいくらいのジャムっぽさではありませんよね。」
私「すべて計算付くで造ってますね(笑)。新しい試みですね(笑)。もちろんミクロ・オキシダシオンなどの技術を使ってタンニンを柔らかくしているとは思いますが、設計図からして従来のものとは違うような気がします。今まで白ワインしか飲んでいなかった方が初めて赤ワインを美味しく感じられるように造った意図を感じます。」
「マスキューさん。これも協同組合のワインでしたよね?」
家内「はい!原理主義者の私には気に入りませんが(笑)、意欲的ですよね。」
「店長!このワインはちょっと前から日本に輸入されてましたよね?何故このヴィンテージから扱い始めたのですか?」
私「よくご存知で(笑)!以前のヴィンテージのものは味に若干過不足があり扱いを控えていました。悪い訳ではなかったのですが…。少し物足りなかったとでも言えば。」
「なるほど。この味だとこれ単独で楽しめますよね(笑)。」
「長い熟成はしないでしょうが(笑)、すぐにダメになるほどじゃないし(笑)。」
「ラベル・デザインもカッコいい(笑)。デーモン・ノワール 黒い悪魔でしたっけ
。」
家内「ラベルに悪魔が描いてあります。地元の教会のオブジェとか。」
「あっ、ホントだ。猫かと思った(大爆笑)。」
「味わいのスタイル、ラベル・デザイン、瓶形、すべてに想いが詰まってますね(笑)
。」
私・家内「協同組合恐るべし!なのです。


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試飲会のラインナップ並びました!

Jan 24, 2020 by weblogland |
今週末24、25日のマスキュー試飲会のラインナップ並びました!

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う~ん。

こうして眺めると後半の3本は凸凹ですね(笑)。背の高いピエロパンのラ・ロッカが異常に目立つ(笑)。6本しか並んでいませんが、明日追加分が届きますから一応オッケーかな(笑)。
私「今月は最初の2本は売れるだろうね(笑)」
家内「そりゃそうだよ。安いし美味しいし(笑)。足りなくなるかもね。」
私「白のシャルドネはまだインポーターさんに在庫が少しあるみたいだけど、スペインの赤はここにあるだけ。」
家内「まあ、それはそれで仕方ない!」
私「クオリティー高いし、しかもこの値段だからね(笑)。」
家内「それより、最後のサグランティーノ。これもこれで最後だからね。」
私「とても良い状態のグレート・ワインを
飲むんだから楽しみだよね(笑)。なかなかない経験だよ。」
家内「我々二人だけで飲むにはもったいない(笑)。皆さんに味わっていただきたい!」
私「このサグランティーノは思い出深いよね。年に一度は必ず定点観測してるもんね(笑)。」
家内・私「我慢の限界(笑)!」

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マスキュー試飲会のラインナップ決まりました!

Jan 22, 2020 by weblogland |
今月1月24、25日のマスキュー試飲会のラインナップ決まりました!
24日(金)は17~20時30分
25日(土)は11~20時30分
いつも通りのスケジュールでございます。

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新年そうそう大特価品からスタートです
(笑)!
〇シャルドネ 2015年 ドメーヌ・ド・ラ・サントリーヌ 南フランス 白 I.G.P.ペイ・ドック 750ml 974円税込み




まずはインポーターさん資料より

現当主であるシャルル・グルザール氏は1924年より現在も続くブルゴーニュ地方のマコン・ラ・ロッシュ・ヴィヌーズ村のシャトー・ド・ラ・グルフィエールを所有するグルザール家に生まれ育ちました。長男ではなかったシャルル氏は、自分自身のワインを造る夢をあきらめきれず、独立を決意。1980年に家族とラングドックに移住しました。
1987年にナルボンヌの北西約18kmにあるサレル・ドード村で老樹のカリニャンの畑を手にいれ、2001年には世界遺産で有名なミディ運河(Canal du Midi)から300mの距離にあるミルパイセ村のドメーヌ・ド・ラ・サントリーヌを購入し、最初の醸造を始めました。この畑の主体となる土壌はシャトーヌフ・デュ・パプでよく見られる角のとれた丸い石がゴロゴロと存在する、ガレ・ルーレ土壌(galets roulés)です。ワイン造りのコンセプトは品種の個性を尊重しながら、ガレ・ルーレ特有の強い鉱物質なニュアンスの持つテロワールを表現することです。現在ではシャルドネ、シラーを主体に65haを所有し、認証は取得しておりませんがVITEALYSによるサステイナブル農法を実践しております。現在はシャルル氏と息子のオーレリアン氏が中心となり家族4人でワイン造りに取り組んでいます。


これはシャトー・ヌフデュパプでよく見られる角のとれた丸い石がゴロゴロと存在する、ガレ・ルーレ土壌(galets roulés)で収穫した葡萄で造られるシャルドネ。元々マコンでワインを造っていたグルザール家のシンボルとなるワインです。シャルドネ畑は樹齢20年、標高30mでコルドン仕立て、面積は13.1ha葡萄の鮮度を保つために夜間に収穫を行い、10℃で一日静置した後にセメントタンクを用いて15~18℃で発酵を行った後、ステンレスタンクで約5ヶ月間熟成させ毎年2月に瓶詰します。 生産者はボーフォール、コンテ、グリュ。




以前終売セールで大人気だったのが、このドメーヌの『コロンバール』です。南フランスとは思えない緻密さ強靭さが心に残ったワインです(笑)。
これは誰が飲んでもシャルドネ(笑)。まず特徴的なのはバターのようなクリーミーさ。発酵・熟成に木樽は使っていませんから、葡萄由来のニュアンスです。ラングドックでこんなシャルドネが造られることにビックリするはず。セオリーと相容れませんからね(笑)。酸やミネラルも感じられますから、ラングドック産とは思えません。『コロンバール』と比べるとアルコール分は1度高い13.5%。品種によって最適な糖度を見極めているのですね。
ハニーな立ち上る白や黄色の花の香りは控えめでトロピカルではありません。シャルドネらしい洋梨や桃、アプリコットのニュアンスは熟し過ぎないシャルドネを連想させます。しっかりした濃度感、とろみがあり、ミュルソーっぽい(笑)。
後味にレモンやグレープフルーツのピールのような苦味は特徴的なアクセント。『コロンバール』同様です。緩さもありません。
マコン出身の生産者のお里が解ると言うもの(笑)。でも実際の産地はラングドックです(笑)!
じつは、似たようなスタイルのシャルドネはラングドックにあります。もっと低地のラグーンの近くで、バターのニュアンスがするシャルドネを造る生産者がいます。マスキューの定番のコスティエール・ド・ポメロールが造るシャルドネもそのスタイル。その手のなかでもこのシャルドネが一番シンメトリーでバランスが良いかと(笑)。南フランスにありがちなでっ込み引っ込みがない。
こんなシャルドネを飲むと、ブルゴーニュの十八番テロワールってホントなのかな(笑)?と思ってしまいます(笑)。


あと、このワイン異常に安い(笑)。
通常上代が1,590円税別なのですが、輸入終了ということで大放出価格での限定特価品となっております。
あるうちだけの販売ですのでお見逃しなく!


これまた嬉しい大特価品。でも現品限りの悲しさ(笑)。
●カベルネ・ソーヴィニヨン 2015年 ボデガス・プエンテ・デ・ルス スペイン ラ・マンチャD.O. 赤 750ml 925円税込み




1945年に誕生した400軒もの葡萄栽培農家からなる協同組合です。海抜650mの中央大地に位置し、栽培農家400件以上との取引が行われ、2000haの栽培面積を有しております。
近代的な醸造設備を備えており、最高の技術をもってワイン造りは行われております。
伝統的で自然なワインを作ることを心がけている生産者です。
2000haもの畑を有しているため、機械収穫と手摘み収穫を使い分けて、ぶどうの品質の安定を心がけております。




味わいは今風(笑)!
ただし、ちゃんと丁寧に栽培された葡萄を使ってますね。雑味を感じません。あと2015年ヴィンテージですが、ちょうど飲み頃となっております。しっかりしたミディアムな赤ワイン。
まず、印象的なブラック・チェリーの香り、キャラメルっぽい甘さが特徴的。おそらくアメリカン・オーク樽で熟成していると思いますが、果実味のディテイルが明瞭。カベルネらしい植物のニュアンスもあり、とてもカベルネ・ソーヴィニヨンらしい(笑)。フェノールの香りもあり、しっかり完熟したカベルネです。樽のニュアンスも過剰ではなく、アルコール感との折り合いがよろしい(笑)。アルコール分をチェックすると13%。収穫を計画的に行ってますね(笑)。スペインのカベルネとは思えない仕上がりです。どこのカベルネと聞かれたら、ちょっと困る(笑)。う~ん。南アフリカっぽいかな?ポイヤック辺りの下位のグラン・ヴァンと言ったら言い過ぎかな(笑)?

まあ、フレンドリーでしっかりしており、2015年ヴィンテージが今飲み頃になっていることはワイン自体の品質の証なのですが。じつはこのアイテム終売アイテムとなります。通常14~500円くらいで販売するワインなのですが、在庫限りの大特売!お見逃しなく!


イノヴェーションを感じる赤ワインです!
●デーモン・ノワール 2018年 ヴィノ・ヴァリー フランス 南西地方 デュ・ロトI.G.P. 750ml 1480円税込み




インポーターさん資料より

ヴィノヴァリーはフランス南西地方を代表するコペラティブ(Coperative = 生産者協同組合)で、470軒にも及ぶ栽培農家から持ち寄られた葡萄を委託され醸造しています。エリアは3つのアペラシオン(ガイヤック Gaillac、フロントン Fronton、カオール Cahors)に分かれそれぞれのエリアの醸造所にてワインが造られます。ワイン名の「デーモン・ノワール」は、世界遺産に認定されている南西地方の「ヴァラントレ橋」を建設している際、倒壊したり流されたりしてなかなか完成されませんでした。それは悪魔の仕業。そこで悪魔の像を橋に飾りたてると、機嫌を好転させたのか、瞬く間に完成してしまった伝説から由来しています。




これは早く飲めるように造られたカオールのようなワインです(笑)。2018年でこんなに飲みやすい(笑)。しかも、セパージュはマルベック80%、メルロ20%。木樽は使いませんが、先端の技術は使ってますね(笑)。ブリュモンのジェネリックの初期のスタイルに似ていると言えばご理解いただけるかと(笑)。
ただし、ありがちな薄さがない(笑)。アルコール分は12.5%。無理に補糖したような感じはありませんし、無理に遅摘みした感じもありません。折り合いを含めて全体に自然に仕上がっています。マルベックらしい深み・豊かさもありますから
、栽培の良さも伝わってきます。しかも早くから飲める!
う~ん。
この価格帯ですから効率は重視されますが、葡萄自体の品質はしっかり確保してますね(笑)。いわゆる協同組合の良さなのです。俺たちが造ったワイン!という意志を感じる良品なのです(笑)。


いまさらスプマンテ?などとおっしゃらず(笑)。飲んでビックリ。おいちいのです
(笑)。
◎コッリ・ボロニェージ・ピニョレット スプマンテ ブリュット プレステージ
 カンティーナ・ディ・カルピ・エ・ソルバーラ イタリア エミリア・ロマーニャ 発泡性 白 750ml 1850円税込み




インポーターさん資料より

カンティーナ・ディ・カルピ・エ・ソルバーラは1903年に創設されました。創設以来100年以上というたいへん長い歴史に支えられたイタリア・モデナ県にある生産者協同組合です。カルピ協同組合とソルバーラ協同組合とが合併し、組合員は約1,600名、所有する畑の面積は2,300haと、かなり大規模な生産者協同組合となっています。
ソルバーラやサラミーノ・ディ・サンタ・クローチェ、グラスパロッサなどのDOCの畑があり、ワインにも畑の特徴が表現されていますが、おもにランブルスコを多く生産しています。さらに近年は、グレケット・ジョンティーレ(=ピニョレット)で造るコッリ・ボロニェージ・クラッシコ・ピニョレットDOCGの存在も注目されています。
創業以来の長い間、そのこだわりは品質に焦点を当てられているため、畑の面積と比較して瓶詰されているワインの生産量は決して多くありません。丹念に吟味して厳選された葡萄を使用し、年による差がつかないよう常に上質なワインを生産するべく注力しています。ガンベロロッソ誌でも称賛され、近年は必ず名が挙げられる生産者です。




コッリ・ボロニェージ・ピニョレットD.O.C.G.は2010年に昇格。
ボローニャ県とモデナ県にまたがるいわゆるボローニャの丘陵部でピニョレット種を使って造られるスプマンテです。
平たく言えば(笑)、もともと沢山の種類のワインを造っているコッリ・ボロニェージD.O.C.の中でピニョレット種を95%以上使った優良な生産地域のものを分離してD.O.C.G.にした訳です。
これはガス圧3.5気圧、残糖分は14g/L。この塩梅がミソ(笑)。とにかく決め細かな泡(笑)。舌触りが優しく食べ物の味を壊さない。わざわざ瓶内発酵・熟成する必要がないのです。発想の転換なのです(笑)。何も5気圧にする必要性はないのです。
あと、ともすれば甘く感じるほどの残糖分の量なのですが、甘さが気にならない。もともとの酸がしっかりある証拠。原料ワインの質の高さ故です。
シャンパン方式で辛口に造るより、低価格でデイリーなものを造ろうとする意図が伝わってきます(笑)。
それもこれも原料ワインの良さがあってこそ。ピニョレット自体はそれほど香り立つアロマチックな品種ではありません。白い花や柑橘類の香りは心地良いのですが、リンゴの味わいが旨みのしっとりさに包まれる上品なスタイル。香りの抜けの良さ、広がりの美しさも身上ですね(笑)。時間が経つと青い茎のような植物のニュアンス 上品なハニーさはピニョレットらしいほろ苦い後味に とても自然な味わいの流れがあります。
まさに食事のためのスプマンテなのです。知り尽くした者ならではのワイン。生産者の意志と力量が伝わってきます。



スプマンテでお口直ししたあとはグレートなイタリアの白と赤。新春を飾るにふさわしい!
〇ソアーヴェ・クラッシコ『ラ・ロッカ』2017年 ピエロパン 白 イタリア ヴェネト D.O.C. 750ml 4337円税込み

ソアーヴェと言えばイタリアを代表する有名な白ワイン。でもまあ玉石混合なアペラシオンでもありますから、イタリアを代表するほど有名だが、まあまあな産地くらいの感覚ですか(笑)。どちらかと言えばデイリーなワインの産地として有名。

でもですね、そんなパットしないソアーヴェでもピエロパンは別格。特にこの『ロッカ』は特別。

イタリアを代表する白ワインであり、一度は飲むべきワインだと個人的に思ってます(笑)。

先日お客様から「イタリアを代表する白ワインをチョイスしてください。」と依頼されました。もちろんその筆頭候補者です(笑)。個人的にはブルゴーニュの何万円する白ワイン飲むなら『ラ・ロッカ』3本、4本買うことに躊躇しません(笑)。変に価格がお高くとまっていない点ピエロパンの良さでありプライド。

ソアーヴェ孤高の生産者ピエロパンが渾身の力を込めて造った『ラ・ロッカ』。

忌の際に『ラ・ロッカ』を飲めれば、「人生振り返って良かったなぁ。」なんて思えるような気がします(笑)。

言葉を失い陶酔出来るグレート・ワインでございます(笑)。


●サグランティーノ・ディ・モンテファルコ 2008年 コルペトローネ イタリア ウンブリア 赤 サグランティーノ・ディ・モンテファルコD.O.C.G.750ml 4714円税込み

1995年の設立から世界中にサグランティーノ・ディ・モンテファルコ旋風を巻き起こしました伝説のワインです。




 インポーターさん資料より

2ヶ所の自社畑(アルクアータの標高250m南向きの粘土質と石灰質土壌の畑、モンテファルコの標高250m南東向き斜面の砂質、粘土質、石灰質の混成土壌の畑)のぶどうから造られます。植栽密度は5000本/haです。10月の第2週に手摘収穫。
醸造・熟成方法 破砕・除梗の後28℃に温度管理されたステンレスタンクで天然酵母で自然発酵。3~4週間マセレーションの間、ポンピングオーバーとデレスタージュを行い、口当たりが柔らかくなるよう仕上げていきます。その後3000Lの大樽とトノー(900L)で28ヶ月、さらに12ヶ月以上瓶熟成。




樽香に負けない凝縮した果実味はセンセーショナル(笑)。タンニンの重厚さは比類のないレベル。途方もない生命力は計り知れない。今風のすぐ飲めるスタイルに傾き勝ちなモンテファルコ・サグランティーノの中でも、変わらないクラシックなスタイルを貫いています。

10年後の今飲んで想いを馳せるのは、将来20年経つこのヴィンテージにこそ、真実が語られるはず。除梗しながらも驚きの生命力はエミィディオ・ペペなどと共通するイタリア・ワインの優位性。ブルゴーニュのグラン・クリュの倍の収穫量にもかかわらず、それ以上の生命力を持ちます。

酸とタンニンが命なのです。

以上6本!
いきなりトップ・ギア(笑)。
息切れしないかな?

本年もよろしくお願い申し上げます!

桝久商店 岡本利秋・昭子


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何でこんなのあるのかなぁ?

Jan 18, 2020 by weblogland |
セラーの改修も無事終わり、セラーの中にワインを戻しながら整理整頓(笑)。そんなところこんなの出てきました(笑)!

スペイン リベラ・デル・デュエロのペスケラ・クリアンサ2008年です(笑)。

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何でこんなのあるのかなぁ?
あっ!
思い出しました(笑)。ペスケラのリゼルバは凄く熟成能力があるのですが、その本領はまだ解らないし価格も高い(笑)。ですからクリアンサを10年ほど置いて置けばレゼルバの本質も解ろうかと(笑)。そんな想いで2008年のクリアンサを取って置きました。
3本ありましたから、2本は販売となります。
あと1本は?
私のお腹に入る予定でございます(笑)。
近々ご紹介しますからお楽しみにしてくださいね(笑)。

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ワイン・セラーは大改装中です!

Jan 13, 2020 by weblogland |
今、マスキューのワイン・セラーは大改装中です!
天井を貼り替えています。それゆえ、こんな感じ(笑)。

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昨年の夏に冷却機を新調した際、天井から多量の水が落ちてきて、あわや大惨事
(笑)。養生をしっかりやってくれていましたから被害は無かったのですが。どうやら一昨年の改修の際にキッチン・パネルを石膏ボードの上に貼ったのが原因のようでした。その間が結露したようです。ですから夏場からずっと段ボールでセラーの天井の穴をふさいでいました(笑)。夏場はセラーを止めることが出来ませんから、結露しなくなる冬場までじっと我慢(笑)。気温が15℃を越えなくなったのを見計らい工事開始!
今回は効果あるかな?
特殊な塗装をしっかりして万全を期しましたが、夏場が怖い!

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13日は営業です

Jan 13, 2020 by weblogland |
明日1月13日は成人の日。普段祝日マスキューはお休みしますが、明日は営業となります。

なぜ?

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成人の日には必ずバースデー・ヴィンテージをお求めになるお客様がいるからです(笑)。とんでもなく高い2000年ヴィンテージのワインもありますが、ケチなマスキューとしては手の届くところで手を打ちたい(笑)。こんなときに力を発揮してくれるのがコレ!スペインのエルミータ・デ・サン・ロレンツォです。この生産者常にストックを持っていますから毎年毎年20年経ったグラン・レゼルバをリリースしてくれます。とても良い状態ですから、必ず楽しめます(笑)。セラーに10年以上寝かして保存するのも楽しみですが、なかなかそうもいきません(笑)。
しかも、2000年ヴィンテージで2357円税込みですから、成人の日の手土産にすることだって可。

そんな訳で明日13日は営業となりまする(笑)。

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やはりパッケージは大事ですね。

Jan 11, 2020 by weblogland |
う~ん。
やはりパッケージは大事ですね。
ロシヤレルのカヴァは小技駆使のどちらかと言えば変化球(笑)。じつは今日ある方からお年賀をいただきました。これは直球の真っ向勝負(笑)。

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コテコテで良い(笑)!
和菓子なのですが、これはもはや中身が何でも宜しいレベル(笑)。見ただけで楽しい(笑)。
ここでふと考えたのですが、ワインのパッケージでここまで、どストライクなものって無いのでは?やはり日本人が日本人向けに作ってこそなのかな(笑)?
そうすると国産ワインのパッケージにこそ期待が持てるかも(笑)?
決して馬鹿にしている訳じゃありませんから誤解なきよう(笑)。

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ロシヤレルのカヴァ - ロシヤレルのカヴァ

Jan 10, 2020 by weblogland |
去年の暮れのマスキュー試飲会でご好評だったロシヤレルのカヴァ。暮れから正月にかけてお世話になりました(笑)。

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ところで飲みながら発見したのですが(笑)、このカヴァ パッケージにかなり気を使っています。正確に言えば小技が多々あり。まず、青い銀紙をはがすとコルク保護の金属製の帽子には山羊の絵柄(笑)。

そしてそして極めつけはバック・ラベルのバーコードにも山羊!これにはやられました(笑)。普通消費者は気がつかないし、やる方もやる方(笑)。ミチャンさんがニヤニヤしてるのが頭に浮かびました(笑)。

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おそらく気がつかない人の方が圧倒的に多いと思うのですが(笑)、そこにミチャンさんのこだわりの笑いとサーヴィス・センスがあるのです!
すべてにこだわるのです(笑)。

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あー、良かったぁ(笑)。

Jan 08, 2020 by weblogland |
じつは、年末在庫が無くなったワインがちらほらありました。しかも定番のアイテムです。これは切らす訳にいきませんから、正月明けの6日に急いで発注!輸入元が欠品してはいないか?ハラハラドキドキ(笑)。在庫にタイムラグがあるときに限って注文が入ることはしばしばおこります。

あー!

なんでこんなときに限って!

よくあるんですよ(笑)。年末にインポーターさんの実在庫はかならずチェックしますが、それでも思わぬワインが切れたりします。特にウェブ上では休みが入ると改訂が追いつかない。これってストレスです。

今年は免れましたので、今ホッとしているところでございます(笑)。

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箱根駅伝で盛り上がりました

Jan 06, 2020 by weblogland |
お正月休みもあけてようやく正常化しましたね。たいして忙しくはありませんが、休んだ分体が鈍り動きがスムーズではありません(笑)。皆さんはいかがですか?

今年は新年そうそう箱根駅伝で盛り上がりました。母校の活躍がこんなにも嬉しいものだと初めて知りました(笑)。
私「今日の往路はなんと2位!我々が生きてるうちにこんなことが起ころうとは(笑)!」
家内「明日だって凄いことが起きるかも知れないよ(笑)!」
私「いやいや、これで十分!これだけで満足しなきゃ(笑)!調子こいたら奈落の底にまっ逆さま。それっていかにも我が母校國學院大学らしい(涙)。」
家内「ダメダメ、そんな弱気になっちゃダメ!少なくとも5位以内に入れるはずだよ!」
私「何年か前の大会で大手町行ったよね。」
家内「國學院大学が初のシード権を獲得した時だよね(笑)。ゴール前ではコース間違えてハラハラしたっけ(笑)。語り草の映像になったよね(笑)。」
私「いかにも國學院大学らしい結末(笑)。あのときの大手町の人垣は凄かったよね。特に駅伝強豪校の集まりは凄かった!選手、関係者、卒業生が渦をなして校歌の熱唱。」
家内「そうそう(笑)。國學院大学は応援団はいたけど、それらしい盛り上がりは無かったよね(笑)。」
私「ゴールしたあとランナーが5、6人で脇道に走って目立たないところで胴上げ(笑)。取り巻いた観衆は僕と君だけ(笑)。あの慎ましさが國學院大学らしい(笑)!」
家内「来年優勝候補になったら、また大手町に行こう(笑)!」
私「我々が行ったらまたコース間違えるかもしれんな。(笑)」

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明けましておめでとうございます!

Jan 02, 2020 by weblogland |
今さっきまで箱根駅伝に釘付けです(笑)。我が母校國學院大学大活躍!なんと1区は藤木君が僅差の2位。マスキューの前では土方君がトップ・グループの大ゼット・ヒート!私の目の前を2位で通過。まさかまさかの大躍進!下馬評でもダークホース的に扱われていましたが、トップにも立ちましたからフロックでもなさそう(笑)。私にしてみれば箱根駅伝に出場することは夢みたいなものですし、シード権を獲得するなんて快挙。少なくとも私の生きているうちに1位で走る姿を見れるなんて!
ラグビーワールドカップで日本代表がベスト8に残ったことに匹敵します(笑)。
こいつは春から縁起がイイ(笑)。

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