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桝久 試飲会リポート 後半

Mar 31, 2020 by weblogland |


●ブルゴーニュ パストゥーグラン 赤 2014年 ドメーヌ・ジャイエ・ジル 750ml 1780円税込み
「おっ!これこれ(笑)。ところでこの値段は昔の値段ですよね(笑)。何で安いのですか(笑)?」
私「2018年にジル・ジャイエさんが亡くなり、オーナーが変わりました。その辺りが理由かと。」
「もう日本にジャイエ・ジルは輸入されないのですか?」
私「少なくとも他の日本のインポーターに円満に移ることはないかと。」
「なるほど円満にね(笑)。不円満を忖度しましょう(笑)。」
「う~ん。充実してるよね(笑)。まだ開ききってないけど、詰まってる感じ(笑)。さすがですね。」
「マスキューさん、パストゥーグランって最近よく見かけますが、どんなワインなんですか?」
私「いわゆるブルゴーニュ・ルージュの下のランクになります。ピノ・ノワールが1/3、ガメイが2/3の割合が要件となります。あとピノ・ノワールとガメイを混植・混醸することが決まりです。」
「ガメイが入るんですか?」
私「ピノ・ノワール100%ではありませんから、この分安い(笑)。もともと自分たちの飲む用のワインです。」
私「しかも同じ畑に植えます。」
「えー!ガメイとピノ・ノワールって収穫時期が違うんじゃないんですか?」
私「一般にはそうですよね(笑)。でも一緒に植えると収穫時期が近くなったり重なるようになったりするそうです(笑)。」
「何故?」
私「よく解りませんが(笑)、畑の花粉などは入り交じりますよね(笑)。あと同じテロワールなのも影響しているかもしれません。」
家内「ブルゴーニュだけでなく他の産地の
ワイン栽培でも同じ傾向になるようです
。」
「ブルゴーニュでガメイ種が栽培されていて、しかもそれ用の区画があるのすら知らなかったぁ(笑)。」
家内「近年ブルゴーニュ自体が高騰してますので、著名ドメーヌのパストゥーグランに人気が集まっています(笑)。」
「たしかに!これが3000円でも売ってるんだよね(笑)。凝縮感あるもんね(笑)。」
家内「ジャイエ・ジルのパストゥーグラン
はピノ・ノワールの比率が高く、アリゴテ同様に評価が高いです。」
「でもこの2014年のパストゥーグランはガメイっぽいよね。それもかなりスパルタン(笑)。」
「ピノ・ノワールっぽくはないよね(笑)。

私「そーなんです(笑)。でもこの年はピノ・ノワールが60%といつもより多く、しかも通年よりワインが強いので木樽熟成をしています。通常はステンレス・タンクで18ヶ月熟成させます。」
家内「樽のニュアンスがありますから、酸っぱさを抑えています。それでも強いですよね(笑)。カタログでは古い樽だけで熟成したと書いてありますが、新樽のニュアンスも若干感じます。」
「まだまだ先がありそう(笑)。更なる熟成をしそうな感じですね(笑)。しますか?

私「もともと10年も寝かせることは意図していませんから、年月が経つと枯れるだけだと思います。でもパストゥーグランでここまでやるか(笑)?みたいなところですかなね笑)。」
「う~ん。でもとても深みがあってイイよね(笑)。惹かれるんだよね(笑)。」
「仮にクリュ・ボジョレーだとしても2,000円以下じゃ売ってないレベル(笑)。


やはりジャイエ・ジル恐るべし!
オート・コートの赤、白を含め完売してしまいました!
ごめんなさい!



よーやく飲み頃になったか?
私の大好きなクリュ・ボジョレーです!
●モルゴン 2013年 ドメーヌ・デ・コート・ド・ラ・モリエール
フランス 赤 ボジョレー モルゴンA.C. 750ml 3545円税込み
「おー!美しい!」
「あれ?ピノ・ノワールみたい。それもかなりの上物(笑)。」
「パストゥーグランよりこっちの方がピノ・ノワールらしい?あれ、でもこれってガメイ種ですよね(笑)?」
私「はい。これガメイ種100%です。唄ってはいませんがバリバリのビオ・ワインです。本人に言わせるともともとのプリミティブなワイン造りわしているとのこと。」
「ガメイとピノ・ノワールの見分けがつきませんよ(笑)!」
「イチゴの香りがいっぱい(笑)。」
私「この香りはかなり持続します(笑)。さすがでございます(笑)。」
「ピノ・ノワールってガメイから分離した品種だから、ガメイをピノ・ノワール的な作り方をすると似るのかな?」
「薄旨くて、カミュのワインにも似てるかな?」
「マルセル・ラピエールのワインに似てる。」
私「さすがよくご存知で!マルセル・ラピエールは除梗していますが、これは全房で発酵しています。何年も前からストックして毎年毎年定点観測しております。ようやく飲みやすさが増しましたので、最後の放出といたしました(笑)。」
「静謐という言葉がぴったり(笑)。フランボワーズやラズベリーの果実が液体の旨みと溶け合った姿は美しい(笑)。」
家内「若干のビオ臭は残りますが、ワインの邪魔はしなくなりました(笑)。」
「余韻が綺麗だよね。私このワイン印象に残ってるんですよ(笑)。以前の試飲会に出ましたよね。ちなみに同じものですか?」
私「左様でございます(笑)。」
「より洗練された感じですね(笑)。まだまだ先もあるのかな?」
私「おそらく(笑)。定点観測の結果でございます(笑)。液体濃度で勝負する今風ではありませんが(笑)、強さ生命力はそれを凌ぐと実感いたしました(笑)。」
「マスキューさん!このワイン、NHKの旅番組で黒木華がリヨンのワイン・ショップで薦められたワインですよね(笑)。ブルゴーニュらしいワインと店員さんが言ってましたっけ(笑)。」
私「あれ見てビックリしました(笑)。家内と二人でフムフムとご満悦(笑)。『あのワイン・ショップ解っているんだな!』なんて偉そうに(笑)。」


そしてトリを飾るのがコレ。
手強い曲者(笑)。これを旨いと感じる人、とてもじゃないが飲んでいられない!意見は別れるかと(笑)。でもワインとしては凄いのです(笑)。
●パラモス・デ・ニカシア ティント 2016年 マキナ・イ・タブラ スペイン カスティーリャ・イ・レオン ヴィノ・デ・メッサ 赤 750ml  2357円税込み
「うわっ!私無理!」
「独特の香りしますな(笑)。でも口の中に入ると気にならないなぁ。不思議(笑)。待てよ、ワイン自体の強さがこの最初の独特な香りを吹き飛ばすのかな(笑)?」
「マスキューさん、卵っぽい、それもピータンに通じるようなニュアンスがあります。でも私はピータン好きだから嫌ではないかな(笑)。」
私「この香りは良く言えば『クレーム・ド・ブリュレ』プリンの甘いのをバーナーで焦がしたようなデザート。悪く言うと『馬小屋臭』。いわゆるビオ系のワインに共通する香りです。ちなみに一つ前にお試しいただいたボジョレーのガメイにもあの香りはあります。」
「生きてる生物的な香りだよね。」
「むかーしのワインってこんな感じだったのかな(笑)?」
「何故ビオ系のワインに出る香りなんですか?」
家内「ビオ臭は酵母が自己溶解する過程で出るSO2(亜硫酸)由来の香りと言われています。ワインの酸化防止剤として添加されています。」
「ビオのワインって酸化防止剤SO2は入っていないのでは?」
私「酸化防止剤を入れないと自分で作っちゃいます(笑)。瓶の中で作るようですから、臭さもダイレクトになります。ただし、時間が経つと少なくなっていきます
。一つ前のボジョレーのガメイにあの香りが少ないのが証かな(笑)。」
「あれも最初はビオ臭がもっと強かったんですか?」
家内「はい。でもこれほどではありませんでした(笑)。」
私「経験的には瓶詰めされて2~3年以上経つとだいぶ減るように思います。」
「マスキューさん。私豚骨ラーメンが好きなんですが、豚骨ラーメンって臭いですよね。あの臭いだけ取り出したら臭い(笑)。」
「あー!私豚骨ラーメンはダメ(笑)。」
「でも、豚骨ラーメン好きにはあの臭さが必要なんですよね(笑)。あの臭いと旨さが
シンクロするんですよね。そう考えるとこのワインの香りって同じようなもの(笑)
。私にとっては気にならないし心地好いのです(笑)。」
私「なるほど!私も実は心地好い(笑)。」
家内「私は犬の頭の臭いが好きで(笑)、このワインのビオ臭と共通なニュアンス感じちゃうんです(笑)。」
私「私は犬の肉球の臭いが好きでして…。夫婦揃って偏愛犬フェチでして…(笑)。特にこのワインの後味に残る枝豆の臭いがまさにそれかと(笑)。」
「なんでこんな枝豆みたいな臭いするんですか?」
私「おそらく酵母臭かと、酵母がワインの中にまるっきり残った結果かと。」
「飲み込んだあと口に枝豆の香りがずっーと残る(笑)。」
「でもさ、この枝豆の臭い嫌じゃないんだよね(笑)。このワインの凄さに付随してるような感じ(笑)。」
家内「ナチュラル系のチーズが賞味期限切れそうになった頃に食べると、アンモニア臭がしますがとてもフルーティーで美味しくなるのと似てるかな(笑)。」
「このワイン東南アジアや中国なんかの香木の高貴な香りもする(笑)。ワインの中で香りが渦巻いてる(笑)。」
「香りを含めた全体のボリューム感は圧倒的。おののくほど(笑)。凄い!」
「そうそう。それを考えるとワイン自体の値段安いですよね(笑)。ビオを唄ったワインってとても高いですよね(笑)。」
家内「ビオ系のワインは本来コストが安いはずです。」
「そーだよね。自然なワイン造りなんだもんね(笑)。」
「もともとの下草も生えない、虫もいない乾燥した環境ならばコストはかからないですよね(笑)。」
私「この生産者はその辺りを狙ったベンチャーのような気がします。詳しいことが解らないのは不満なのですが、飲むと心惹かれます(笑)。」


どうもありがとうございました!

桝久商店 岡本利秋・昭子

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桝久 試飲会リポート 前半 202003

Mar 30, 2020 by weblogland |


今月はすべて赤!
前半の3本はランブルスコでございます(笑)。皆でワイワイお花見は時節柄避けないといけませんが、人があまりに集まらない穴場を探してのお花見なら許されるでしょう(笑)。さもなければ庭、さもなければ桜を買ってきて家でお花見、
う~ん。桜のDVDを借りる、YouTubeでお花見を楽しむ!何でもいいけど桜を見たい!そして知らん顔してランブルスコを飲む!いや、飲みたいな(笑)。


◎ランブルスコ セッコ カンティーナ・セッテカーニ 
イタリア エミリア・ロマーニャ 微発泡性 赤 ランブルスコ・グラスバロッサ・ディ・カステルヴェートロD.O.P. 750ml 990円税込み
「マスキューさん、今日は試飲会に来た訳じゃありません(笑)。休み用のワインを買いにきました。そうしたらたまたま試飲出来る状態。しかもお客は私一人(笑)。そうしたら憚らず試飲しちゃいます(笑)。

私「ご理解ありがとうございます(笑)。」
「ところでこのランブルスコはマスキューさんの定番ですよね(笑)。去年の夏のバーベキューでは大活躍しましたよ(笑)。

私「『エバラ焼肉のたれ』にマリアージュいたします(笑)。」
「そうそう。アウトドアで焼肉食べながら飲むにはベスト(笑)。1本しか持っていかないと怒られる(笑)。」
「これ飲みやすいから危険なんだよね(笑)
。」
「家はベランダから桜がよく見えるから明日はおうちでお花見(笑)。それゆえ2本必要(笑)。」
「大人のファンタグレープなんだよね(笑)
。でもファンタほどは甘くないからちょうど良い。」
「女子受けイイんですよね(笑)。」

◎ランブルスコ コンチェルト レジアーノ2018年
メディチ エルメーテ社 イタリア エミリア ロマーニャ 赤 微発泡 750ml 1885円税込み
「あれ?これ色が濃い(笑)。一番目のランブルスコとは見た目かなり違いますよ(笑)。」
「香りも重い(笑)。濃厚な味がイメージされるよね(笑)。」
「おっ!旨い(笑)!これ飲むと一番目がお子様に見えちゃいますよ(笑)。」
「キメ細かいよね。タンニン、味わい、泡
全体のレベルが違う(笑)。」
「高級な感じしますね(笑)。」
「そりゃそーだよ。だって値段が違う(笑)
。」
「これを『エバラ焼肉のたれ』に合わしたらバチが当たる(笑)。」
「高級な生ハム!ちょっとグレードの高いイタリアン・レストランで楽しみたいなぁ(笑)。」
「甘さが気にならないよね(笑)。」
「酸がしっかりあるんだな。それにしても全体のグレードが高いよね(笑)。」
「とっても高いランブルスコって結構あるんだけど、値段の差ってあんまり感じないんだよね(笑)。」
私「そーなんです(笑)。やはり赤の泡でコテコテのものを作っても意味が無いのかと(笑)。」
「逆にそんなの美味しく無いのかも(笑)?

「エグリ・ウーリエみたいな濃いランブルスコってどうよ(笑)?」
「濃い赤ワインを発酵途中で止めるのはナンセンスってことかな(笑)。」
「ランブルスコって清涼感や飲み口の軽さ
があってこそ(笑)。これって濃さの中にそれを感じますよね(笑)。」
家内「このワイナリーはワイン評論誌『ガンベロ・ロッソ』で最高評価のトレ・ビッキオリを10回とり『スター・ワイナリー』を初受賞しました。もちろん『カンベロ・ロッソ』初の快挙(笑)。このワイナリーのために『スター・ワイナリー』の称号作ったのかも(笑)。」
「トップであり続けたんですね。ところでこのランブルスコはヴィンテージが入ってますが…。最初のは入っていませんよね
。それって何故?」
私「ランブルスコは量を生産する宿命があり、特に協同組合系のランブルスコはノン・ヴィンテージのものとなります。装置産業的に作る側面がある故です。」
「原料ワインをストックして次から次に作るんですね(笑)。だからノン・ヴィンテージが多いんですね(笑)。」
私「あまり大きな声で言えませんが(笑)、左様でございます(笑)。」
「でもこれは2018年って書いてある。ということは?」
私「ちゃんと管理したうえで生産している
のでございます(笑)。ヴィンテージ表記しながら毎年変わらない出来映えなのです
。きっと『ガンベロ・ロッソ』誌もそこを高く評価したのだと思います。」
家内「このメディチ・エルメテはあのメディチ家の末裔です。さすがメディチなのです(笑)。」


◎ランブルスコ サラミーノ・ディ・サンタ・クローチェ カンティーナ・ディ・カルピ・エ・ソルバーラ イタリア エミリア・ロマーニャ 微発泡 赤 サラミーノ・ディ・サンタクローチェD.O.C. 750ml 1678円税込み
「あっ!これかおりが凄くイイ(笑)。ラズベリーの香りがはっきり(笑)。」
「あれ?甘くない(笑)?」
私「そーなんです(笑)。私が飲んだランブルスコの中でも一番辛く感じます。」
「酸があるよね。しかも辛口。きっと難しいんだろうな。ランブルスコってドライにすればするほど痩せるだろうし…。」
「これって旨みの酸味を感じる。程好くて
飲みやすいし、食事の邪魔しなさそうですね(笑)。デイリーに使えそう(笑)。」
「食べ物の旨みを引き立てそうだよね(笑)
。」
「生ハムだけじゃなくて(笑)、幅広く使えるね(笑)。」
「うんうん。マスキューさん曰くの『バランスの取り方の違い。』の意味が解りましたよ(笑)。」
「そうそう。こればっかりは飲んでみないと解らない(笑)。」
「しかも何本も一緒に比べないと解らないよね。マスキュー試飲会はそれが出来るから楽しいんだよね(笑)。」
私・家内「ありがとうございます!我々も
こうして何本も比べながら試飲出来るのはこんな機会しかありません。我々もとても勉強になるんです(笑)。お客様の感想も聞けますからね(笑)。」
「コロナさえなければウィンウィン(大爆笑)。」
「ところでこの3本のランブルスコはそれぞれ甘さ加減が違いますが、この差は糖分添加量の差なんですか?」
私「基本的には発酵最終段階で残糖分をどれ程残すかの匙加減です。ですから味発酵糖分を残すのでワインのアルコール分が低めになります。」
家内「ちなみに1番目は10.5%、2番目は11.5%、3番目が11%となっています。」
「するとメディチのランブルスコが一番糖度が高いんだ。」
私「どれ程残糖分を残すかにもよりますが
、もともとの葡萄の糖度はおそらくメディチのランブルスコが一番高いかと。」
「値段なりの高さですよ(笑)。これは面白い(笑)。」
私「補糖しないで造られるランブルスコを選んだ結果かな(笑)。実際には原料に補糖するものがかなり多いのが実情です。
そうすることでコストを押さえられます
。ただしバランスがとれなかったり、後味がべたついたりします。特に甘いものは要注意かな(笑)?」
「私、ランブルスコってこんなにもスタイルの違いがあると初めて知りました(笑)。

「そうそう。一応どれも辛口だけど違う。
品種、産地の差ですか?」
家内「ランブルスコは4つのDOCに分けられます。今回の3本はそれぞれ違うDOCのものです。2番目と3番目がサラミノ種、一番目がグラスバロッサ種です。サラミノが最良と言われます。」
「なるほど!それで合点がいきました(笑)
!」
「値段の差が理解出来ましたよ(笑)。」
私「ばれちゃいましたか(笑)?」
「でもさ、飲むときはTPOが優先するから
、それに合わせて選べばイイんだよね(笑)。」
私・家内「ご理解ありがとうございました
(笑)!」

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皆さんも無理して来ないで下さいね。

Mar 26, 2020 by weblogland |
外出自粛要請が出ましたね。
でもですね、マスキューは明日明後日試飲出来る状態にはなっております(笑)。
試飲会がビジネスの中心ですし、試飲会で1カ月単位の仕入れなどのスケジュールが決まりますので、いきなり止まれない。
まあ、暇なマスキューですから混まないのは必定(笑)。
皆さんも無理して来ないで下さいね。

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桝久 3月試飲会のラインナップ決まりました!

Mar 23, 2020 by weblogland |
3月のマスキュー試飲会のラインナップ決まりました。
もとい、3月27日(金)、28日(土)、マスキューはいつものように試飲できる状態となっています(笑)。
暇そうな時にお越しくださいね(笑)。

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今月はすべて赤!
前半の3本はランブルスコでございます(笑)。皆でワイワイお花見は時節柄避けないといけませんが、人があまりに集まらない穴場を探してのお花見なら許されるでしょう(笑)。さもなければ庭、さもなければ桜を買ってきて家でお花見、
う~ん。桜のDVDを借りる、YouTubeでお花見を楽しむ!何でもいいけど桜を見たい!そして知らん顔してランブルスコを飲む!いや、飲みたいな(笑)。


◎ランブルスコ セッコ カンティーナ・セッテカーニ 
イタリア エミリア・ロマーニャ 微発泡性 赤 ランブルスコ・グラスバロッサ・ディ・カステルヴェートロD.O.P. 750ml 990円税込み

甘さ加減が日本人向きでとっても飲みやすい!ガス圧は2kgほどでランブルスコとしてはやや強めかな(笑)。フランボワーズのような香りが飲み込んだ後に、ふっくら口中に漂い心地好い。暑い盛り、これをうんと冷やしてグビグビ(笑)。生ハムでもあれば完璧(笑)!

エミリア・ロマーニャ州のパルマ、レッジョ・ネッレミリア、モデナ、ボローニャの『美食街道』にランブルスコはDOP(C)として4つあります。

このワインはモデナの町の南側でグラスバロッサ種100%で造ったもの。ランブルスコ・グラスバロッサ・ディ・カステルヴェートロD.O.P.。ランブルスコはD.O.C.として認定されたのは1970年とわりに古く、アメリカで大成功(笑)。ただ、甘さのはっきりしたものが多く、日本人だとパワー負け(笑)。とはいえ最近の辛口セッコ表示のものには食事に合わせやすい日本人好みのものが出てきました(笑)。

セッコ(辛口)ですが、残糖分は1L中17~32gと規定されています。これは20gくらいかな?甘くは感じますが、冷やして飲むとちょうど良いレベル。日本酒よりは甘くない感じかな。また、ノン・ヴィンテージですが、品質には関係なし(笑)。あとイタリアのワインガイド『ガンベロ・ロッソ』誌が発行するリーゾナブルで美味しいワインを特集した『ベレベーネ・ガイド2017』誌の中で、12ユーロ以下の部でオスカー賞受賞。さもありなん
(笑)。

◎ランブルスコ コンチェルト レジアーノ2018年
メディチ エルメーテ社 イタリア エミリア ロマーニャ 赤 微発泡 750ml 1885円税込み
ご存じイタリアを代表する赤ワインです。生ハムの定番ワインです。
ランブルスコ自体は数が多くその味わいも多彩です。特に甘いランブルスコのイメージを持つ方が多いと思います。アメリカで昔ランブルスコが流行った時はかなり甘いものが多かったと思います。

そんな中でこのランブルスコは甘さ加減がほのかでちょうどいいくらいです。甘過ぎず、かと言って柔らかさがあり、食事にも幅広くあいます。肉料理の隠し味に蜂蜜などを使えば抜群の相性請け合いなしです。

また、このワインのすぐれたところは翌日ガスが全く抜けた状態でも美味しい赤ワインとして楽しめることです。ワイン自体がとてもしっかりとしています。冷やしてもよし常温でもよし。ランブルスコのベストチョイスだと思います。


◎ランブルスコ サラミーノ・ディ・サンタ・クローチェ カンティーナ・ディ・カルピ・エ・ソルバーラ イタリア エミリア・ロマーニャ 微発泡 赤 サラミーノ・ディ・サンタクローチェD.O.C. 750ml 1678円税込み

今まで飲んだなか一番バランスのとれた辛口ランブルスコです!
う~ん。ドライ!
テイスティングして残分は8~9g/L?、9g/Lは切るはず?
正解は8g/Lでした(笑)。一般に9g/Lに甘さの壁があるんですよね(笑)。通常辛口(セッコ)表示のランブルスコは15g/L以下と飲んでもやや甘く作られています。これは今まで飲んだ中で一番のドライ・スタイルです。見事壁突破したドライな出来映えは普通のランブルスコとは違った世界を見せてくれます。
そしてバランスの取り方がユニーク。酸とタンニンと甘さのバランスが正三角形なのです。う~ん。すべての要素が中庸
と言うのがより当てはまるかな(笑)。
甘すぎず、渋すぎず、酸っぱすぎず、豊潤さが特徴だったり、香りがとても出ていたり、わりと特徴的なワインが多いのですがこれほど癖のないスタイルは珍しい(笑)。ワイン自体の濃度感と泡とのバランスも良く、若干清涼な喉ごしを意識できる微妙な出来映え。ある意味完璧な中庸なのです(笑)。


私はランブルスコというと常に生ハム、生ハムの連呼(笑)。このランブルスコは何を食べながらでも行けちゃいますね(笑)。また品の良い肉、塩コショウだけで味付けした牛ロースやヒレ肉 肉自体の旨みを味わいながらでも飲んでみたくなります(笑)。
あと、ランブルスコのサブ・ゾーンのD.O.C.『サラミーノ・ディ・サンタ・クローチェ』はエミリア・ロマーニャ州の中心部で核心ともいえるモデナ県に1970年認定のD.O.C.です。もともと地元消費の辛口ランブルスコを生産していました。
『サンタ・クローチェ』なんてネーミングが良いですよね(笑)。ちょっとグッときませんか(笑)?


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インポーターさん資料より

カンティーナ・ディ・カルピ・エ・ソルバーラは1903年に創設されました。創設以来100年以上というたいへん長い歴史に支えられたイタリア・モデナ県にある生産者協同組合です。カルピ協同組合とソルバーラ協同組合とが合併し、組合員は約1,600名、所有する畑の面積は2,300haと、かなり大規模な生産者協同組合となっています。
ソルバーラやサラミーノ・ディ・サンタ・クローチェ、グラスパロッサなどのDOCの畑があり、ワインにも畑の特徴が表現されていますが、おもにランブルスコを多く生産しています。さらに近年は、グレケット・ジョンティーレ(=ピニョレット)で造るコッリ・ボロニェージ・クラッシコ・ピニョレットDOCGの存在も注目されています。
創業以来の長い間、そのこだわりは品質に焦点を当てられているため、畑の面積と比較して瓶詰されているワインの生産量は決して多くありません。丹念に吟味して厳選された葡萄を使用し、年による差がつかないよう常に上質なワインを生産するべく注力しています。ガンベロロッソ誌でも称賛され、近年は必ず名が挙げられる生産者です。




後半の3本はスパルタンな赤!
まずは大特売品のパストゥーグランです。
●ブルゴーニュ パストゥーグラン 赤 2014年 ドメーヌ・ジャイエ・ジル フランス ブルゴーニュ 750ml 1780円税込み

テロワール絶対主義者を唸らせた反骨の
人ロベール・ジャイエ。ジャイエの名前からわかるとおり、初代ロベール・ジャイエはブルゴーニュの神様、アンリ・ジャイエと従兄弟同士の間柄。
もともとヴォーヌ・ロマネの出身で、1949年、ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティにアンドレ・ノブレの見習いとして入門。叩き上げですね(笑)。1955年にマニー・レ・ヴィレール村のジル家の娘と結婚し、オート・コートの畑を継承しました。それでドメーヌ名は『ジャイエ・ジル』となりました。さらにジャイエ家からエシェゾーとニュイ・サン・ジョルジュ1級ダモードなどが加わりました。
そして、ドメーヌを継いだロベールの息子がジル。母方の姓と綴りも同じでジル・ジャイエ。そのためドメーヌ名は正式には『ジル・ジャイエ・ジル』。所有畑の面積は11ha弱となっています
順調にドメーヌ運営を進めていたジル氏でしたが病魔におかされドメーヌの存続に決断を迫られました。2017年までジャイエ・ジルの名で運営されていましたが、アンドレ・ホフマン氏に売却されることになりました。ワイン愛好家でもあるホフマン氏はスイスの製薬会社ホフマン=ラ=ロッシェの共同代表。なんとヨーロッパ第15位の大富豪とか。
大腸癌との闘病の末、2018年1月にジル氏は逝去。現在は、アンドレ・ホフマン氏がオーナーとなり、アンドレとジルが選んだ若きワインメーカーのアレクサンドル・ヴェルネとともに「ジャイエ・ジル」の歴史を繋いでいます。今のドメーヌ正式名は『ホフマン・ジャイエ』となっています。

ジャイエが名を馳せたのはオート・コートのワイン。個人的に白ならオート・コート・ド・ボーヌ、赤ならオート・コート・ド・ニュイを選びます。丸っきりの私の好みですが(笑)。

ところで一般にパストゥーグランはピノ・ノワール1/3、ガメイ2/3のセパージュの割合と言われていますが、正確にはピノ・ノワールが1/3以上、ガメイが2/3以下の割合で混醸したもの。ピノ・ノワールとガメイは同じ区画で栽培されたものに限られます。
実は私パストゥーグランはアリゴテ同様に、農家の自家消費用ワインのイメージがありまして、ほとんどノー・マーク(笑)
。実際向こうのドメーヌを訪ねてもパストゥーグランやアリゴテの畑なんか案内しません(笑)。
ところが今やアリゴテもパストゥーグランもブルゴーニュワインとして脚光を浴びています。有名どころのパストゥーグランなんか1万円の値段がついてることも
あります。そんなこんなでちょっと再勉強しちゃいました(笑)。
同じ区画にピノ・ノワールとガメイを植えるって常識的には不思議(笑)。たしかにピノ・ノワールはガメイから枝分かれした品種ではありますが、収穫時期が違います。とはいえブルゴーニュではそうしてきた訳ですから、収穫時期が重なる。一般にいわゆる混植をすると収穫期が同じようになると言われています。オーストリアのゲミシュター・サッツやドメーヌ・ルージュ・ブルーの白なんかそうですね。とはいえアベラシオンの規定では『葡萄果汁を混ぜて発酵させる。』と玉虫色(笑)。なかには収穫期がずれることがあるので、どうやら収穫の早いガメイを果汁としてストックしておくこともあるようですね(笑)。
あと、基本的にピノ・ノワールとガメイでは熟成のスピードが違いますから、混ぜることはミス・マッチです(笑)。でも早く飲めるブルゴーニュワインとしては有りなのでしょうね。長く熟成させるようなワインではありませんが(笑)、少なくともそのドメーヌで造るピノ・ノワールよりは早くしかも安く飲める訳ですからね(笑)。もちろん良いドメーヌは手を抜かずに栽培しますから、パストゥーグランは馬鹿に出来ない味わいのワインとなります(笑)。ワイン自体の生命力はボジョレーを凌ぐはず。

ところでジャイエ・ジルのパストゥーグランは全く木樽熟成しないスタイル。セパージュの割合は明らかにされていませんが、おそらくピノ・ノワール50%、ガメイ50%で植樹されていると思います。たしかにアンリ・ジャイエもそんな割合だったかな(笑)。
ところでこの2014年のパストゥーグランは作柄のせいでピノ・ノワール60%、ガメイ40%とイレギュラー。初夏の雹の影響かもしれません。生産量も少なく1,200本ほどしか出来ませんでした。
畑の面積は0.5ヘクタールほどですから、
異常に少ない。きっと例年の半分以下だと思います。
あと面白いのはこのヴィンテージに限り木樽熟成をしています(笑)。カタログには新樽100%と書いてありますが、ほとんど樽香が解らないレベル。バリック4樽のうち一樽だけ新樽を使って1年ほど熟成させてからタンクで半年ほどアッサンブラージュ熟成させて瓶詰めしたのでは?ピノ・ノワールが多い分パワフルのようです。
しっかりしたミディアムのボディーは張りがあり緻密な酸とタンニン。果実味はアロマチックで華やか。醸造時のマセラシオン・カルボニックの影響を感じます。どちらかと言うとガメイらしい香り満々(笑)。酸っぱいくらいたっぷりの酸は翌日になるとバランスがとれて美味しい(笑)。ちゃんと造ると生命力がありますね。少なくともクリュ・ボジョレーの上物。でも力はパストゥーグランの方があるかな(笑)。ワイン・ビネガーを使った料理、マヨネーズなんかとは相性抜群ですね(笑)。ピクニックのサンドイッチのお供にされるのも解ります(笑)。ラタトゥイユにも良く合うはず。個人的には6対4くらいの酢醤油(お酢多め)で餃子食べながらこのパストゥーグランを飲んだら至福の時間を過ごせそう(笑)。
しっかりはしていても肩肘張らないマリアージュが楽しめそうです(笑)。パストゥーグランってこうじゃなきゃ!
10年を越える熟成をさせて、眉間にシワを寄せながら飲むものではありません(笑)。
お値段もこんなところでイイのでは?
でも、緊急大特価ですからお見のがしなく!

よーやく飲み頃になったか?
私の大好きなクリュ・ボジョレーです!
●モルゴン 2013年 ドメーヌ・デ・コート・ド・ラ・モリエール
フランス 赤 ボジョレー モルゴンA.C. 750ml 3545円税込み

クリュ・ボジョレー ムーラン・ナヴァンの西のヴォーセルノーに本拠を置くドメーヌ・ド・コート・ド・モリエール。ブルーノ・ぺルノーさんと奥さんのイザベル夫妻が古き良き時代のワイン造りを再現実践。植樹は1m 間隔、余計な化学薬剤は一切使用せず栽培した葡萄は、SO 2 も使用しないで醸造されます。やれば出来るとは思いますが、ここまでやる人はほとんどいないですね(笑)。第一採算が合うのか(笑)?得られる果汁は1本の葡萄樹からハーフ・ボトル1本を遥かに下回ります。

味わいはマルセル・ラピエールのスタイルをもっと強く深くしたような感じかな(笑)。

ところで日本ではボジョレーのモリエールと言えばドメーヌ・ド・オート・モリエールが有名。漫画『神の雫』で取り上げられた影響です(笑)。これはドメーヌ・ド・コート・ド・モリエール。デンマークの著名レストラン『ノーマ』でオン・リストされていることで有名(笑)。

これは樹齢60年の古樹で栽培した葡萄を開放式のタンクで房ごと発酵させたもの。いわゆるセミ・マセラシオン・カルボニック。古典的な発酵方法。12日間の醸しのあとゆっくり優しくエア・プレスした後シュール・リーの状態で6ヶ月ピエス樽(多分古樽)で熟成、澱引き濾過をせずに瓶詰め。すべての工程でSO 2 は無添加。

味わいは「こんなに美味しいボジョレーを飲んだのは何時以来(笑)!」美しく落ち着いた紫色。チェリーやイチゴの風味がぎっしり、ぎゅっと詰まった甘くないジャムのよう。深く、大きく、広い様はいう言葉がない(笑)。時間の経過とともに重い腐葉土やキノコ、リキュールっぽさが出てきます。同時に果実味は力強さ、緻密さを増し、しなやかで弾力のあるものに変化。『噛みごたえのあるワイン』です(笑)。ジビエとの相性は抜群なはず。

ワインとしての生命力を感じる逸品なのです。



そしてトリを飾るのがコレ。
手強い曲者(笑)。これを旨いと感じる人、とてもじゃないが飲んでいられない!意見は別れるかと(笑)。でもワインとしては凄いのです(笑)。
●パラモス・デ・ニカシア ティント 2016年 マキナ・イ・タブラ スペイン カスティーリャ・イ・レオン ヴィノ・デ・メッサ 赤 750ml  2357円税込み

『パラモス・デ・ニカシア』は『ニカシアおばあさんの荒れ地』と言う意味のワイン名。生産者『マキナ・イ・タブラ』は『機械とテーブル』と言う意味。アバンギャルドなネーミング(笑)。意図がよく解らん(笑)。
正直インポーターさんの資料を見ても、マキナ・イ・タブラのホームページを見てもよく解りません(笑)。
このワインはルエダやトロの葡萄を使って作られているようです。それゆえヴィノ・デ・メッサ。樹齢の古い条件の良い葡萄畑を選んでいるとか。それでいてコンセプトが『生き方』って言うのもよく解りませんが(笑)。
でも飲んでびっくり!
濃密な丸っきりのビオ・ワイン。
いわゆるドリアンのようなビオ臭は強め
(笑)。ですからこの時点でダメな方もおられるかと(笑)。私は大丈夫(笑)。あの臭みが濃いクレーム・ド・ブリュレに感じられます(笑)。後味の長い余韻に伴うような枝豆の香りも立派(笑)。
とことん尽力して造られたビオ・ワインとしか思えない圧巻の出来映え。すべてが立派で複雑。プリオラートのような、重量感があり折り重なるようなタンニンは壮麗。普通じゃない素晴らしいもの。高貴な香木や植物の香りはテンブラリーニョの完熟したやや暗いベリーやプラムや薔薇のニュアンスと相まってカオス状態。ブラック・ホールに近い(笑)。すぐに全体は解りませんから時間をかけて飲むべきグレート・ワインでございます。きっと熟成能力もかなり高いですね(笑)。
解りやすく言うならば、有り様はフランス・ローヌのドメーヌ・ルージュ・ブルーの『ルナティック』をさらにパワーアップして癖を強くしたかのよう(笑)。
何故違う産地のワインでこんなに土臭いビオらしいワインが作れるのか?そもそもビオで産地の違う葡萄をブレンドして良いの(笑)?普通原理主義的なビオの生産者はしないでしょ(笑)。おそらくシスティマティックにワインを造っているはずなのに、こんなプリミティブな味わいは不思議。
あんた『生き方』違うんじゃないの(笑)!
あと、飲んだ印象ではバリックで全房発酵したものを樽熟成させたとしか思えない強くて深い味わいと生命力。でもカタログではステンレス・タンク発酵後に大きさの違うオーク樽にて熟成とあります。ヴィノ・デ・メッサの規格とも相容れないし。う~ん。解らん(笑)。

凄いワインなのですが、私の常識を越えています(笑)。でも私は大好きなのです(笑)。



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インポーターさん資料より

マキナ・イ・タブラはオリオルとスサナの若いカップルが2013年にカスティーリャ・イ・レオンで立ち上げた小さなプロジェクトです。オーナーの一人、オリオル・イジャ氏はもともと銀行の出身です。しかしすぐに金融の世界に嫌気がさし家族でレストランを開業。そこでワインに興味を持ち始め、伝説のプリオラート、クロ・モガドールを試飲中にルネ・バルビエのもとに飛び込み直談判。ルネを説き伏せプリオラートに移住して修行を始めます。その後、コンサルタントや醸造家として活躍し、消えゆく地ブドウ、スモルを使った自然派ワインのはしりともいえるワイナリーを設立するなどひたすら走り続けた10年余り。ついに自らの理想にかなった畑をもとにマキナ・イ・タブラが誕生します。個性をそなえた古い畑を自ら足で探し
歩いたため畑は各地に点在しています。畑ではビオディナミ農法を実践。醸造設備は借りて自分たちの思い描くワイン造りをしています。ワイナリーのコンセプトは「生き方」。土地に敬意を払い小さな家族経営のワイナリーで起こる全ての出来事を愛でています。

セパージュはティンタ・デル・パイス60%、ガルナッチャ35%、マルヴァージア・カステリャナ5%。
ステンレス・タンク、オーク樽にてマロ・ラクティック醗酵後、オーク樽熟成18カ月(フレンチオーク、225L、500L、600L、2500L新樽は使用せず)。


以上6本、すべて赤でございます。しかも後半の3本はかなり手強い(笑)。
3月27日(金)は17~20時30分
3月28日(土)は11~20時30分
試飲できる状態でお待ちしております。
ひっそりやっておりますので、こっそりお越しくださいね(笑)。

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3月のマスキュー試飲できる状態

Mar 23, 2020 by weblogland |
う~ん。
先月から大特売の白 フランス ラングドックのバロン・デ・モンテガード2018年そろそろ無くなりそうです。
残念!

そうそう。大事なことが。

今月の試飲会です。大っぴらに試飲会と言うのが憚られる昨今ですから、『3月のマスキュー試飲できる状態』ということでいかがでしょうか(笑)?
もちろん調子の良くない方は無理にお誘いしませんし、先月のように適当に試飲にお越しいただけると宜しいかと(笑)。一辺に10人なんてもともと集まりませんから(笑)、大丈夫かと。中を覗いて10名以上いたら、ちょっとお待ちくださいますれば助かります。
そんなこんなで3月27日(金)、28日(土)はいつも通りにマスキューは試飲できる状態になっております。こっそり来てくださいね(笑)。

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パストゥーグラン研究

Mar 19, 2020 by weblogland |

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マスキュー! 気でもふれたか?

Mar 17, 2020 by weblogland |
これ、なーんだ(笑)?

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ドメーヌ・ジャイエ・ジルの

アリゴテ 2015年 1,980円税込み

ブルゴーニュ・パストゥーグラン2014年 1,780円税込み

ブルゴーニュ オート・コート・ド・ボーヌ 白 2015年 3,965円税込み

●ブルゴーニュ オート・コート・ドニュイ 2015年 4,480円税込み

●ニュイ・サン・ジョルジュ レ・ゾー ・ポワレ 2014年 10,780円税込み

ど、どうしたマスキュー!
気でもふれたか?
そうですよね一つのブルゴーニュのドメーヌのワインをまとめて5種類扱うなんて、大手のワイン・ショップ並み(笑)。気がふれたと心配されるのは至極当然かな(笑)。

まあ、巷はコロナで沈みっぱなし。ワインがバンバン売れることもなし。インポーターさんの特別提供品だし、ちょっと信じられないくらいの価格ですから、家でひっそりワインを楽しむ方もしくはコロナが終息したら楽しみたい方用でございます。

安くはありませんが、これなら手が届くかな?

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花月総持寺のマスキューですが

Mar 16, 2020 by weblogland |
今日京浜急行に乗りました(笑)。
『花月園前』は『花月総持寺』にちゃんと変わってました(笑)。車内の電光掲示板ももちろん更新されてました(笑)。
私問屋さんやらに電話するとき「花月園前のマスキューですが」と何時も言っております。でもこれからは「花月総持寺のマスキューですが」って言わなくてはダメかな(笑)。ちょっと練習しましたが(笑)、なんか気恥ずかしい(笑)。
う~ん。
とりあえず「マスキューですが」にしとこうかな(笑)。

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明日3月14日から、『花月総持寺』になります!

Mar 13, 2020 by weblogland |
明日3月14日から、『花月総持寺』になります!
何がって(笑)?
マスキューの最寄りの京浜急行電鉄の駅は『花月園前)ですが、駅前が『花月総持寺』に変更となります。もともと花月園は戦前のテーマパーク(笑)。今で言うディズニーランド(笑)。戦後競輪場として再利用されましたが、競輪場も50数年をもって閉鎖
。それをここ何年かかけて大造成。広い住宅地として蘇ります。でもですね、駅の回りに何もない(笑)。何年か前に花月園前がテレビ東京の『アドまチック天国』に取り上げられた時『番組史上最も何もない街』と評されました(笑)。
然るに新しい名前のつけようもない(笑)。私などの地元民は、駅名なんか変えなくてもイイじゃん。なんて思ってますが(笑)
、将来の高級住宅地の駅名をイメージアップさせたいのかな(笑)?花月園というと競輪場のイメージがまだ強いですもんね。そんな訳かどうか知りませんが(笑)
、お隣の総持寺さんの名前も借りて『花月総持寺』!
なんか情けないなぁ(笑)。

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ドメーヌ・ジャイエ・ジルを調べていました

Mar 10, 2020 by weblogland |
う~ん。
知らなかった!
今日ブルゴーニュのドメーヌ・ジャイエ・ジルを調べていました。そんな折、なっなんと、二代目当主のジル・ジャイエさんが2018年に亡くなっておりました。ちょっとブルゴーニュのワインとは疎遠になっていましたので知らなかった!昔一度お会いしたことがありましたが、たしか私よりちょっと年下の50代。恰幅が良くエネルギッシュな方でしたから、まさか亡くなっているとは…。
大腸癌だったらしく、ドメーヌの行き先をアンドレ・ホフマン氏に売却託したようです。このアンドレ・ホフマンさんはワイン愛好家の大金持ち。ドメーヌの責任者も亡くなる前に任命し、後顧の憂いなくけじめをつけたようです。

う~ん。

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家でひそひそ飲み会が流行ってるのかな

Mar 07, 2020 by weblogland |
なかなか人寄せが憚れる昨今、家でひそひそ飲み会が流行ってるのかな(笑)?
今日のお客様
「マスキューさん!今度家でワイン会をやります(笑)。場の盛り上がるワインありますか(笑)?」
私「お家でワイン会、イイですね(笑)。ワインは気心の知れた知人と一緒に飲むのが楽しいですもんね(笑)。」
お客様「まあ、古くからの夫婦友達の飲み会になるのかな(笑)。家だったら誰にも気を使わないですむし、あと安く上がる
(笑)、その分美味しいワインを飲む!」
私「ワインって一人でチビチビ飲んでもつまらないですもんね(笑)。その上ワインが美味しければ尚盛り上がる(笑)。」
「そーなんだよね。もともと皆でワイワイやるのが好きな性分だから、今回は困った。家でやるしかない。変な同調圧力がかかってるから、お店に行ってはいけないようになってるんだよね。」
私「先日夜7時頃に中華街行ったら異様な光景でした。明かりは爛々としているのに人がいない!」
「あんまり神経質になる必要はないと思うけど、マインドが萎縮しちゃってるし、それが他者への攻撃になったら嫌だよね。」
私「中華街にヘイトの手紙が送りつけられたり…。情けないですよね。」
「だから、とりあえず家でやる!家だったら多少の悪口、暴言を吐いても笑える(笑)。ガハハって笑って冗談を言えなきゃ!」
私「ごもっともでございます(笑)!」

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こんなの仕入れちゃいました(笑)。

Mar 07, 2020 by weblogland |
ふふふ(笑)。
どさくさ紛れにこんなの仕入れちゃいました(笑)。
ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ 2012年 ラ・コロンビーナ イタリア トスカーナ 赤 D.O.C. 750ml

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ロッソ・ディ・モンタルチーノより高いのですが、それはブルネッロ故。昨年の秋にインポーターさんの試飲会で飲んで、『春過ぎてから飲んだら美味しいだろうなぁ!』と密かに思っておりました(笑)。扱う前に誉めすぎると無くなく可能性がありますので(笑)、セコく知らん顔して
『美味しいじゃないですか。』とポーカーフェイス(笑)。
先月の試飲会ではその下のロッソ・ディ・モンタルチーノで大人気。これは置いておかなければ!商売人根性に火がつきました(笑)。でもケチなマスキューですから(笑)、ほんの数本の入荷です(笑)。
近々アップしますから、しばしお待ちくださいね(笑)。

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ロッソ・ディ・モンタルチーノ 2016年 ラ・コロンビーナ イタリア トスカーナ 赤 D.O.C.

Mar 06, 2020 by weblogland |
う~ん。
先日のマスキュー試飲会で一番先に売り切れたワインは何でしょう?
じつは、
●ロッソ・ディ・モンタルチーノ 2016年 ラ・コロンビーナ イタリア トスカーナ 赤 D.O.C. 750ml 2938円税込み
です。
今回は終売アイテムが多かったので、在庫は多め。特にモンテガードの白やシャトー・ル・ペラはかなり余裕がありましたが、思わぬ伏兵。ロッソ・ディ・モンタルチーノはウェブの常連の方から銘柄指定され、在庫も風前の灯火。今朝インポーターさんに発注し確保いたしました
。やはりディープなワイン・ファンは敏感に反応されます。逆にいうとそんなアイテムがマスキューに期待されている裏返し。もちろんお買い得の終売アイテム
も人気で、モンテガードはあと1ダースほどで無くなります。
煽る訳ではございませんが、お気に召されたお客様はお声をかけてくださいね(笑)。

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桝久 試飲会リポート 後半

Mar 03, 2020 by weblogland |


●シャトー・ル・ペラ 2014年 カスティヨン コート・ド・ボルドーA.C.
販売価格(税込): 1,180 円
「おっ!ボルドーらしい!しっかりしてる
(笑)。」
「タンニンに質感があるよね(笑)。セパージュは何ですか?」
家内「メルロー85%、カベルネ・フランが15%です。とてもクラシックなワインかと。私の好みのワインです(笑)。」
私「カベルネ・フランが入るところが特徴的ですね。カベルネ・ソーヴィニヨンdeはないところがミソですね(笑)。」
「カスティヨンって右岸ですよね。メドックみたいな軽さが無くてイイね(笑)。」
「さっきのクロス・ロヘンが女性受けしたけど、これは男性受けするね(笑)。」
私「はい(笑)。特にオールド・ファンが好まれます(笑)。」
「タンニンが緻密ですよね。この価格帯のワインじゃないね(笑)。あと、2014年のボルドーって作柄がとても良さそうですね(笑)。」
私「はい。ブルゴーニュは2015年が優位、ボルドーは2015年より2014、2016年の方が良さそうですね(笑)。」
「最初は2015年もてはやされたけど(笑)、蓋を開けたら2014、2015年の方が良かった(笑)。」
私「ボルドーは2015年を煽りすぎましたね(笑)。」
「そうすると2014、2015年のボルドーはお買い得かな(笑)?」
「私この前サン・テミリオン行きました。シェヴァル・ブランの隣のシャトー行ってきましたよ(笑)。でもワインは強くて苦手(笑)。グラーブの方が飲みやすかった(笑)。」
私「サン・テミリオンのワインはメドックより濃く造りますから、より渋く感じますよね(笑)。」
「それにしてもこのワイン安いですよね?」
家内「実はこのワイン、インポーターさんが輸入を止めるために特別価格となりました。定番としていただけに残念です。」
私「このワインは、1本の葡萄樹に8房しか実をならしません。本格派でございます(笑)。」
「マスキューさん、普通はどのくらいならすのですか?」
私「結実枝1本で11房なります。結実枝を2本伸ばすと22房。最大4本だと44房が可能かな(笑)。ニューワールドは22房が基本のようです。」
「えー!これって少ないですよね?」
私「はい。古典的な栽培です(笑)。」
「沢山実をならせるとどうなるのですか?

私「ワインが水っぽくなります(笑)。あと葡萄樹がすぐ枯れます。」
「フランスの葡萄樹で樹齢100年なんてあるのは、一年で収穫する葡萄果が少ないからなのですか?」
家内・私「左様でございます(笑)。」


●シャトー・ブリソン 2016年 カスティヨン コート・ド・ボルドーA.C.
販売価格(税込): 1,980 円
フランス ボルドー 赤 750ml
私「実はこのワインは所有者が前のワインと同じです。同じ村のものとなります。
セパージュもほぼ同じ。ただしル・ペラよりさらに収穫量を落としております。1本の葡萄樹に6房ほどです。」
家内「ブリソンはル・ペラのワンランク上のキュヴェと考えて良いと思います。」
「あー!ル・ペラよりもっと濃い。甘さもある。スケール感も大きい。」
「たしかに共通する味ですね。でも大きさ
が立派(笑)。それにまだまだ熟成しそうですよね(笑)。」
「まだ若いし、みなぎるものがある(笑)。」
家内「カベルネ・フランがとても効果的に感じます(笑)。」
「とてもタンニンが多いけれどクリアで凄い質感。マスキューさん曰くの壮麗かな(笑)?」
「グラン・ヴァン並みだね(笑)。」
家内「この二つのシャトーを受け持つ息子のセドリックさんは真面目(笑)。日本に来ても『畑が心配だから早く帰りたい! 』 とおっしゃってました(笑)。」
「マスキューさん!ル・ペラとこのブリソンは同じ所有者のものということは、両方とも同じインポーターですよね。ということはブリソンも輸入中止なんですね
?」
私「今回マスキュー試飲会にお出ししたモンテガードの白、ル・ペラ、ブリソンが輸入中止となります。長く定番としていたアイテムなので困っています。インポーターさんも心苦しく、『お世話になったお客様にお安く提供してください』とのご厚意で特価セールとなりました。」
「そういえばマスキューさんボルドーワインあまり置いてないよね。」
家内「数少ないお買い得のボルドーでしたからショックが大きい!」


●ロッソ・ディ・モンタルチーノ 2016年 ラ・コロンビーナ イタリア トスカーナ 赤 D.O.C. 750ml 2938円税込み
「あっ!うんまい、これ!」
「今日のピカ一(笑)!図抜けている(笑)。」
「口の中に入れると破顔しちゃう(笑)。美しい!」
「これ、余韻が美しい!何故ですか?」
私「何故と言われると困りますが(笑)、プレス果汁は使っていないような気がします。それゆえクリアさがあるのかと。」
「なるほどね。だから色も薄いし過剰なタンニンもないんだ。」
「香りの広がり、美しさ、かなりの上物だよね(笑)。なかなかお目にかからないレベルだね(笑)。」
「これってサンジョヴェーゼですよね。キャンティやキャンティ・クラッシコはこうならないですよね。不思議(笑)。」
「なめし革みたいな妖しい香りがしますね
(笑)。高いワインみたいなんですよね(笑)
。」
「飲み頃になったバローロに似てる(笑)。

家内「暖かみがありますよね(笑)。」
「2016年ってイタリアも良い作柄なんですね(笑)。」
私「左様かと(笑)。」
「マスキュさん、アルコール分はいかほどですか?」
私「え~と。14.5%です。」
「思ったよりアルコール分が高いんですね
。13~13.5%くらいの感じですよね。」
私「そうですよね。エレガントに感じます
よね(笑)。たしかブルネロの南端にありますからアルコール分は高くなり勝ちなんでしょうね。でも酸があるから折り合いが良い。一般に土壌が石灰質なのもエレガントなスタイルとも言われます。」
「これって早く飲めるように造られてるんだろうけど、下手なブルネロ飲むより遥かにイイね(笑)。」
家内「通例ブルネロは4年熟成。こらは1年
くらいの熟成期間です。ワイン自体は出来上がっていますから、早く飲めるように造られています。」
「ブルネロってなると桁が変わってくるもんね(笑)。がっかりするのも多いし(笑)。」
「このロッソ・ディ・モンタルチーノはブルネロに通じますよ。マスキューさん!
実際のブルネロはどうなのですか?」
私「ヴィンテージは2012年でまだまだ先がある感じです。ほんとはブルネロも出したかったのですが、まだ開けるにはちょっともったいない(笑)。味わいは基本同じようなものなのですが(笑)、大きさは桁外れ。それでいてエレガント。言葉を失いました(笑)。壮麗なグレート・ワインでした。」
「マスキューさんブルネロも仕入れてみてくださいよ!」

時節柄ちょっと無理な開催となりましたがお許しください。また、わざわざのご欠席のご連絡痛み入ります。ありがとうございました。
皆様のご健康と3月も開催出来ることを
祈るばかりでございます。
ありがとうございました。

桝久商店 岡本利秋・昭子

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桝久 試飲会リポート 前半

Mar 02, 2020 by weblogland |


昨日、一昨日とひっそりとりおこなったマスキュー試飲会。こっそりお出でくださいましてありがとうございました!

「おっ、やってる、やってる(笑)。月末のマスキュー試飲会はスケジュールに入ってるから休まれると困るんだよね(笑)。

「ブログみたら、やるかやらないか逡巡
してたから(笑)、心配しましたよ。」
私「まっ、まっ、時節柄もありますし…。
いきなりこれも困ったことです。」
私「皆さんのご協力で来店が集中していないようなので助かります。」
「みんな混む時間知ってるしね(笑)。」
「今日いきなり月曜日から1ヶ月在宅勤務って会社に言われた(笑)。もともと在宅勤務もしてるからイイんだけど(笑)、在宅勤務だと座ったきり動かないからかえって疲れるんですよね(笑)。その上、子供がいて在宅勤務なんて考えられないですよ。

「保育園はやるみたいですけど、小学生の低学年のお子さんいたらどうなるの?」
「地元の生麦小学校では低学年は一部休校
にしたようです。校長先生偉い!」
「そーだよね。極端にやるとダメだよね。」
「怪しくても検査も受けられないのは困る
。かといって検査すれば良いってもんじゃないし。ましてや自分の安心のために検査するのは好ましくないのかな。」
「さっきドラッグストア行ったらマスクどころかトイレットペーパーもない!どうかしてるよ!」
「あれデマ!犯人さらされてるよ(笑)。」
「不安につけこむんだよね。気持ちの安心より、現実の安全。もちろん100%の安全なんかないんだけど(笑)、冷静に自分でリスク管理するしかないよね。コロナ自体を防げるはずないからね。うがい、消毒、健康管理。」
「基本インフルエンザにかからないように注意すれば良いだけなんだけどね。」
「医療崩壊した中国じゃ、寒い体育館に隔離だもんね。あれじゃ死んじゃうよ。日本に生まれて良かった。」
私「まっ、まっ、お約束の手指消毒シュ、シュからどうぞ(笑)!」


〇バロン・デュ・モンテガード 白 2018年 シャトー・コンダミン・ベルトラン
販売価格(税込): 850 円
フランス I.G.P.ドック 750ml スクリューキャップ
「マスキュさん!これ以前試飲会でやりましたよね(笑)。美味しいんだよね。私みたいな年配者好みかな(笑)。」
「花の香りするし、後味のほんのりハニーな感じ(笑)。邪魔なニュアンスがないよね
(笑)。」
「主婦としてはこんなワインが1本あればオールマイティー(笑)。」
「850円の味のワインじゃないよね(笑)。」
「ふっくらしてるけどちゃんと酸味もある。あと佇まいが優しい(笑)。とにかく飲みやすい。」
「ポン酢なんかの酸っぱい系には良く合うはず。湯豆腐なんかイイね(笑)。」
家内「簡単な鍋物なんかとても合わせやすいですよ。野菜の甘さを殺さない(笑)。」
「デイリーに冷蔵庫に必ず入れておきたい白ワインだね(笑)。」
私「ラングドック産ですがアルコール分が12%と控えめです。ちゃんと計画的に収穫している証拠です。もちろん雑味もありませんからとてもクリアな味わいかと
(笑)。基本的な造りの良さを感じます。」
kさん「マスキューさん!これ無くなるのホントなんですか?」
私「そーなんです。このワインをこよなく愛するKさんの顔が真っ先に浮かびました
。ごめんなさい!」
Kさん「ホームページ見てびっくりしましたよ(笑)。もう輸入されないのは残念ですが、値段も安くしてくれましたからケースでいただいても良いですか(笑)?」
Kさん「私はこのワインとても気に入っているのですが、何故輸入を止めてしまうのですか?美味しいしリーズナブルだし
。このくらいの価格のワインだと味わえないレベルのワインだと思うのですが。売れないのですか(笑)?」
私「この会社は買収されて親会社があるのですが、どうやら親会社が輸入部門を必要としなかったようです。」
Kさん「でも、売れていて利益が出ていれば親会社から切られないですよね?」
私「おっしゃる通り!ワインはブランド商品でもありますから長く売っていると飽きられる嫌いがあります。この点がインポーターや我々の仕事でもあるのですが…
、いくら良いワインでも埋もれてしまうことがあります。」




〇ブルゴーニュ アリゴテ 2015年 ドメーヌ・ジャイエ・ジル
販売価格(税込): 1,980 円
フランス ブルゴーニュ 白 750ml

「シャルドネみたいに香りは立たないけど
、これだけ濃厚なアリゴテってあまりないよね。さすがジャイエ・ジル(笑)。」
「アリゴテっていうとシャバシャバで酸っぱいイメージがあるんだけど、これは違うよね(笑)。」
「ブーズロンのアリゴテはシャバシャバだよね(笑)。あれこそキール用。これキールにしたらバチが当たる(笑)。」
「ジャイエ・ジルのアリゴテが何故有名か解りましたよ(笑)。グラン・クリュ並みだよ(笑)。」
「う~ん!さすがみっちりしてる(笑)。前の白と比べると段違い(笑)。」
「比べちゃいけません(笑)!用途が違う(笑)。」
「同じ白ワインなのに何故濃さが違うのですか?」
私「1本の葡萄樹から得る果汁量が少ないほどワインは濃くなります。それがコストの差になるわけですが(笑)。」
「メロンと同じ(笑)。1個1万円のメロンは1本の樹から1個しか作らない。あれと同じ(笑)。」
「なるほどね。スーパーで安く売ってるメロンは1本の樹からゴロゴロ作るのね(笑)

「でもさぁ、ガブガブ食べれてイイんだけどね(笑)。桐の箱に入ったメロンなんて恐れ多くで食べられないよ(笑)。」
「用途が違うのね(笑)。」
「マスキューさん、以前同じアリゴテ試飲会に出しましたよね?」
家内「はい。2014年のものでした。」
「2014年とこの2015年はどう違いますか?」
私「2014年の方が出来上がりが早いと思います。2015年はまだ途上かと。」
家内「開けたては2014年の方がトロミが強く、あとアリゴテらしい栗のような香りも顕著でした。」
私「ただし酸の分量は2015年の方が多いかと。あと全体のスケール感、中に隠れているものの多さは2015年の方が多いように思います。」
「ブルゴーニュの2015年は良いのですね
(笑)?」
私「左様かと(笑)。」
「でも、それってすぐに飲むには2014年の方が良いとも言えますよね?」
私「おっしゃる通り!2014年と2015年を比べると作柄の差を感じます。2015年は長期熟成型のスタイルかと。」
「2015年のこのワインはどうなるのですか?」
私「正確には解りません(笑)。ただあと5年位したらトロミが増して深み香りも増すと思います。」
「アリゴテって早く飲む用のワインではないのですか?そんなに持つのですか?」
私「ジャイエ・ジルのアリゴテは別格かと。」
家内「昔、シェブロのアリゴテ 20年以上経ったものを飲んで驚きました。たまたまシェブロが来日したときにお土産で持ってきたアリゴテだったのですが(笑)、深さと旨さに言葉を失いました。是非売ってくれと頼みましたが笑われました(笑)。『無いよ』って(笑)。」
「もともとアリゴテって自分達の飲む用のワインだからね(笑)。」
私「アリゴテは屋敷の回りや裏手の平らな場所で栽培されます。成長が速いのでワサワサ繁っていて畑が汚く見えます(笑)。

「ジャイエ・ジルもそうなんですか?」
私「ジャイエ・ジルのアリゴテの畑は見たことがありませんが、ちょっと特殊のようです。今ではアンリ・ジャイエの従兄弟として名を成しましたしエシェゾーなどのグラン・クリュを所有していますが
、もともとはオット(高台のいわゆるブルゴーニュの外れに近い場所)から始めたドメーヌですから、高品質なワインを作って認められるしかない立ち位置。アリゴテにさえも渾身の作りを徹底したようです。もちろんこの戦略が功を奏して
今に至る訳です(笑)。」
「う~ん。何事も手を抜いてはいけないんだね(笑)。」
「儲け優先はダメだね(笑)。」
「このワイン安いですよね(笑)?」
私「たまたまインポーターさんのセールがありまして(笑)。見逃しません(笑)。」
「そうだよね。だいたい3,000円くらいで売ってるもんね(笑)。」
私「あくまでスポット価格でございます(笑)。ケチなマスキューはアリゴテを3,000円で売る勇気はありません(笑)。」


●『クロス・ロヘン 』2018年 ボデーガス・イ・ヴニェードス・ポンセ スペイン 赤 マンチュエラD.O.750ml 1414円税込み
「マスキューさん、マンチュエラって何処
(笑)?」
私「バレンシアから80kmほど西に入った高台です。乾燥した上に寒暖差もあり、植物が繁るには過酷な環境です。ですからできるワインも濃厚でタニックなものがほとんどです。」
「モナストレルなんか有名ですよね(笑)。

家内「あの辺りのモナストレルって20年くらいは平気で持つ(笑)。若いうちは硬くて飲めない(笑)。」
「このワインの品種ボバルもそうなんですか?」
私「はい。濃くて固いのでバルクで売られ、ブレンド用として生産されるものがほとんどです。」
「でも、これ飲みやすい!軽くてスイスイ行けちゃいますよ(笑)。」
「ブルゴーニュのピノ・ノワールみたい(笑)。」
「こんなボバル飲んだことないし、これがスペインのボバルって解る人いないよ(笑)
!」
「マスキュさん以前のクロス・ロヘンとは趣が違うってブログに書いてありましたけど。どう違いますか?」
私「以前はフレッシュ&フルーティーの肉付きの良いスタイル(笑)。ただ、他も似たスタイルが流行りましたので埋没かな(笑)。2012年を扱ってました。」
「ラベルがとてもスペインらしいヤツでしたよね(笑)。」
家内「写真使ったりアバンギャルドでした
(笑)。」
「これってフランス・ワインっぽいですよね(笑)。ラベルを無理にフランス語読みすると『クロ・ロジャン』?ラベルの下には紋章あるし(笑)。」
「マスキューさん!何故ボバルがこんな風になるのですか?」
私「全体の収量を落としていますが、プレス果汁を使わないのと樽のニュアンスをワインに与えないように工夫したことかな。ブルゴーニュ的な造りとも言えます。大きな樽は使いますが、おそらくアリエのオーク材かと。」
「う~ん。造りでこんなにも変わるのか!
そうすると〇〇品種はそういう味・香りなんて物知顔で言うことは意味が無いよ
(笑)。」
私「まあ、小粒のプラムやスモモっぽいところがボバルと言えるのかな?」
家内「私、このワインはグルナッシュやシラー。ローヌのジゴンダス辺りのちゃんと造ったワインのイメージがします(笑)。」
「私もシラーっぽく思いました。スパイシーだよね(笑)。」
「フェノール臭 アイラ・モルトっぽさがある(笑)。」
私「なるほど!確かに!このワインは時間が経つと重くなるんですよね(笑)。開けたては軽いのですが、時間が経つとしっかり感が増します(笑)。もともと持っているものが時間の経過とともに出てくるような気がします。ちょうど無くなりますから1本開けてみましょう!」
「あっ、ホントだぁ。開けたてはとんでもなく飲みやすい(笑)!」
「これ女子が好きなタイプですよ(笑)!」
「それにしても驚き(笑)。コスト・パフォーマンス良いですねぇ(笑)。」
私「ポンセさんに聞いたら4トン収穫して出来るワインは1500リットルだと言ってました。激賞したら喜んでくれました(笑)。」

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