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Written on 2020 08 23

桝久 8月のエア・試飲会のラインナップ決まりました!

Aug 23, 2020 by weblogland |
う~ん。
今月8月のマスキュー試飲会はエアとなります!
残念!
でもですね、2本くらい開けますか(笑)?
密にならず、短時間。
合言葉はコレ!なんのこっちゃ(笑)。

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まず、最初の2本はイタリア・シチリアの優良生産者クズマーノの白と赤。どちらも特売価格の限定品となっております!
インソリア 2018年 クズマーノ
イタリア シチリア 白 750ml 942円税込み ヴィノ・ロック 

イタリア半島の南西端に浮かぶ地中海最大の島シチリア島で2000年に設立されたワイナリー クズマーノ。シチリアの地葡萄とメルロ、シャルドネ等を育て、単一品種のワインや地葡萄とフランス系葡萄とのブレンドしたもの等をリリース。若いワイナリーらしくチャレンジ精神に富んだワイン造りを行っています。マスキュー定番では『アンジンベ』があります。コルク栓ではなくガラスの栓ヴィノ・ロックを使った斬新なワインです(笑)。

これはシチリアで多用されるインソリア100%の白ワイン。

パイナップルや桃などの黄色い果実の香りが鮮明。後味のナッツの風味はエキゾチック。口中で強い酸とミネラル、潮の香りを感じますから、トロピカルなわりに緩さを感じません(笑)。スタイルには明確な造り手の意図を感じますね。完全に温度管理して設計図に沿って造られてますね(笑)。地葡萄に新たな生命を吹き込むかのような試みはアバンギャルドなチャレンジ。そして特筆すべきは、食べ合わせに魚介類が意識されること。

何よりも、すべてが作為より実質の良さを感じる点、クズマーノの力量を感じます。


●ベヌアーラ 2017年 クズマーノ イタリア シチリアD.O.C. 赤 750ml 1964円税込み

シチリア北西部にあるプレスティ・エ・ペーニの畑で栽培されたネロ・ダーヴォラとシラーをブレンドしたもの。常識的でない組み合わせなのです(笑)。熟成は80%をステンレスタンク、残りの20%を2000ℓの大樽で5ヵ月間。アッサンブラージュ後落ち着かせてから瓶詰め。
飲んでみて驚くのはネロ・ダーヴォラが主体とは思えない品の良さ(笑)。ワイン全体の折り合いが素晴らしい!深み旨みがたっぷりあり強さをしのぎ、十二分なタンニンもでしゃばりません。アルコール分は暑いシチリアらしく14.5%もありますが、少しもアルコリックに感じません。これがネロ・ダーヴォラとシラーのブレンドとは!思わず絶句(笑)!
混植・混醸でもしてるのかしら?
撰果と醸造・熟成時のエア・レーションに秘密があるのかな?
それにしてもコスト・パフォーマンスが良いところは、さすがクズマーノ!

香りはベリーやイチゴのニュアンスが強いのでシラーを連想させますが、シラーの比率は低い(笑)。ネロ・ダーヴォラを感じさせない不思議。

ブランド名ベヌアーラとはラベルにも描かれている地中海地域特有の小さな赤い花の名前とか。このワインの味わいに直結するようなイメージですね(笑)。

今回限りの限定大特価品となります!
お見逃しなく!



暑い夏に渋い赤ワインは飲みたくない!
仰る通り!
かといって水っぽい赤ワインは論外!
これまた仰る通り!
●ケークフランコシュ2015年 ヴィンツェレール  ショプロニ ハンガリー ショプロン 赤 750ml 1854円税込み




インポーターさん資料より

ハンガリーの北西部でオーストリアとの国境にあるショプロンの周辺は、古くからワインの生産がさかんなエリアです。国境に位置するフェルテー湖(オーストリアではノイジードル湖)の周辺に広がり、ワインの産地としてはハンガリー国内でも有数の規模を誇ります。歴史的にも非常に古く、記録によれば、およそ2,000年前にもさかのぼる古代ローマ時代にはすでに葡萄の栽培がさかんに行われていたとされています。古くから生産されている品種としては、黒葡萄のケークフランコシュ(オーストリアではブラウフレンキッシュ)などがあり、このエリアのケークフランコシュの品質は、19世紀ナポレオン戦争時代、ナポレオンの侵略がこのエリアに達した頃、金銭取引の代用として認められていたほど上質なものであったという記録
が残されています。 このような歴史に支えられた由緒ある産地で、長く葡萄の栽培に携わってきた3つの家族が協力し、1つのワイナリーを立ち上げました。モルナール家、ピレル家、シャージュディ家が1986年に設立した、ヴィンツェレールです。設立後30年が過ぎた現在でもワイナリーのオーナーはこの3家族が名を連ね、なかでもモルナール家のティボル氏の主導で醸造が行われています。ティボル氏は、醸造学校を卒業した後、オーストリアのミッテルブルゲンラント・ホリチョンにあるアントン・イビィで約4年間、その後、カンプタールのランゲンロイスにあるフレッド・ロイマーで経験を積み、ヴィンツェレールの醸造の要となり手腕をふるっています。 フェルテー湖のある国立公園内に広がる農園の面積は、13.5ha。栽培されてい
る品種は、白葡萄ではゼニットやツェルト・ヴェルティーニ(グリューナー・フェルトリーナー)、黒葡萄ではツヴァイゲルト、ケークフランコシュなどが中心です。




マスキューの大好物、中欧の赤ワインでございます。
このワインはハンガリー西側オーストリア国境付近の銘醸地ショプロンのもの。
ショプロンと言えばマスキューの定番の白イルシャイ・オリヴェールの産地でもございます。もともとこの黒葡萄ケークフランコシュ(オーストリア名ブランフレンキッシュ)の大ファン(笑)。滑らかなタンニン、溢れんばかりの旨み。基本アロマティックではありませんが、しっとりとした味わいはとても日本人向き。
デイリーな日本の食卓にはぴったりかと(笑)。
キメ細やかでタンニンに収斂性がないので一見ミディアムなのですが、じつにしっかりしている。玄人好みの赤ワインと勝手に思っております(笑)。
これはケークフランコシュを500Lの古樽で2年間熟成したもの。収穫より丸5年たち、今素晴らしい状態。これこそ飲み頃の美味しいクラシックなケークフランコシュでございます。
実際ケークフランコシュを探すと凡庸だったり、マスキューが扱うには高級過ぎたり(笑)、なかなか当たりませんでしたが(笑)。これは当たりでございます(笑)。



後半の3本はトスカーナの共同組合のもの。なーんだ共同組合かぁ。なんて思われるのは重々承知(笑)。
この共同組合ラ・ジネストラは言わば、
ビオ・ディナミストの梁山泊!
●サン・テレーロ 2016年 ラ・ジネストラ イタリア 赤 イタリア 赤 トスカーナI.G.T. 750ml 2074円税込み

このワイン、トスカーナの田舎の伝統を守り発展させようとする人々が1978年に設立した協同組合ラ・ジネストラのもの。まずフィレンツェの南10kmほどの田園地帯で農業を始めました。その後徐々に規模が拡大、その過程で有機農法を導入実践し、現在は麦・オリーブ・野菜・ワインの畑、牧畜のための牧草地、林業のための森林など128ヘクタールを運営しています。そうそう、養蜂にも力を入れています。レストランや宿泊施設も作りアグリ・ツーリズムも実現。循環型の複合的な農業を継続しています。本格的なワイン生産は2010年からスタート。組合員の子弟の中でワインを学んだ方が戻って来たからとか(笑)。どうやら生産部門別に利益配分しているようですね。

ワインはEUのエコ・セールを取得、さらに、ラ・ジネストラでは生産するものすべてにCCPB認証を取りました。世界的に通じる有機栽培の認証です。
(CCPBは、英国、ドイツ、フランス、スウェーデン、ノルウェー、ブラジル、韓国で、国内の有機規格の検査サービスを提供しています。欧州委員会はまた、世界中の39か国でCCPBを同等の認証機関(Reg CE 834/07に準拠)として承認しました(承認された管理機関のリストがあります:CCPBを確認できます)。)CCPBホームページより


畑は南東向きで標高330~350m、粘土とシルトの混成土壌。植栽密度は1haあたり4500本で平均樹齢は20年。収穫は9月中旬に手摘みで行います。サンジョヴェーゼ100%。
醸造・熟成方法 ぶどうは収穫後除梗、エア・プレスマシーンで優しく圧をかけることで果粒を破砕し、ステンレスタンクで5日間マセラシオン。この際SO2は添加しません。発酵は天然酵母による自然発酵。発酵終了後タンクで12ヶ月以上熟成。瓶詰め時に25mg/LSO2を添加。澱引きもちゃんとして瓶詰め。

ジネストラ自体はスタート時、ビオ・ディナミの集団のようでしたが(笑)、あまり原理主義的な教団のようになってしまうと再生産がきかない(笑)。それゆえ商品としてきっちり流通させることを前提にしていますね。ラベルに描いてある猫が寝転ぶデザインにはキュンとしちゃいます。掴みはオッケー(笑)。
売るために認証を取ることで飲み手を安心させます。除梗することで発酵中の微生物発生のリスクを下げます。SO2を瓶詰め直前に入れることでワイン自体を安定出来ますし保存性が高まります。しかもビオ臭を押さえます。澱引きすることで濁りが無くなり商品として安心させます。

暖かみがあり、強さ深さは格別。ロゼと共通してますね(笑)。大きさ広がりはこの価格帯ではあり得ないレベル。マセラシオンは無理に時間をかけていないにも関わらず、葡萄果のすべてをワインに変換した感。小粒なプラムの果実味はとてもクリアで、これもロゼ同様の完成したバランスを感じます。栽培・収穫・醸造のすべてが自然で完璧としか思えません。森のような複雑な香りはミネラリーなニュアンスを纏い、あくまでも雑味がなくフレンドリー。ほっとするような暖かみに浸ってしまう(笑)。気がつくとワインに引き込まれていました(笑)。

この手のワインとしては驚くほど安く、良心的(笑)。効率を高め無駄を排する発想をビオに結び付けたに違いありません
。ビオだから高いと言う常識を疑うことが出来ます(笑)。
トップランナーと言って良いと思います(笑)。


ロ・ゼルボーネのロゼが無くなり途方に暮れていました。でもですね、ありました!双璧と言ってよろしいかと(笑)。
◎ラ・ヴァッレ・デル・ヴェント 2017年 ラ・ジネストラ イタリア ロゼ トスカーナI.G.T. 750ml 2357円税込み

畑は南東向きで標高330~350m、粘土とシルトの混成土壌。植栽密度は1haあたり4500本で平均樹齢は20年。サンジョヴェーゼ100%。赤のサン・テレーロと同じ畑ですね。収穫は9月中~下旬に手摘みで行います。
葡萄は収穫後プレスし果汁のみをステンレスタンクに移し天然酵母で自然発酵。直接圧搾法ですね。 この際SO2は添加しません。発酵終了後ステンレスタンクとオークの大樽で3か月熟成。そしてアッサンブラージュ後28mg/LのSO2を添加して瓶詰め。ジネストラ自体はスタート時、ビオ・ディナミの集団のようでしたが(笑)、あまり原理主義的な教団のようになってしまうと再生産がきかない(笑)。それゆえ商品としてきっちり流通させることを前提にしていますね。
売るために認証を取ることで飲み手を安心させます。除梗することで発酵中の微生物発生のリスクを下げます。SO2を瓶詰め直前に入れることでワイン自体を安定出来ますし保存性が高まりますし、しかもビオ臭も押さえます。澱引きすることで濁りが無くなり商品として安心させます。

実際飲んでみると、マスキュー定番のロ・ゼルボーネのキアレットに似ています(笑)。プラムやラズベリーの香りは驚くほどの広がりと強さを見せます。まるで畑でとれた果実を煮込んだよう(笑)。
酸の緻密さ、密度感は立派(笑)。しかも、ワインとしては知的なほど、田舎臭くない(笑)。いわゆるビオの癖がありません。
う~ん。
素晴らしい!
完成されています。
パンチェッタなどは鉄板の相性ですが、Tボーンステーキでも合いそう(笑)。比類ないほどのロゼ・ワインでございます(笑)。


イタリアでは蛇は豊穣のシンボル。変なラベルと思わないでくださいね(笑)。
●トゥット アンフォラ 2016年 ラ・ジネストラ イタリア 赤 トスカーナI.G.T. 750ml 3770円税込み

味わいは鮮烈な生き生きとした香味。力強い果実味はジューシーなオレンジやプラム、ベリー。しっかりしたスパイス。
凝縮感・密度感は圧倒的。しかも深みは底知れないほど。言葉を失います(笑)。グレート・ワインなのです。
もちろん折り合いがとても良くアルコール分が14%と高いのも信じられないレベルです。パワーとバランスが良く 体に滲み入るような素直さ、飲み手を疲れさせない優しさ円やかさは秀逸。『旨い!』というしかないのです(笑)。
このワイン、サンジョヴェーゼ100%。手摘み収穫後除梗してアンフォラ(おそらく陶器質)を用いて天然酵母で発酵。発酵終了後そのまま6ヶ月熟成。醸造時に
SO2無添加。瓶詰め時に若干SO2は入れるようですが、変なビオ臭がない点ベター
かと(笑)。
心がワクワク出来るワインなのです!
私はラベルの蛇を見ただけで涎が出てしまいます(笑)

以上6本!
28、29日は店内に3名以上お客様がおられたら入口で私に手を振ってくださいね(笑)。蜜を避けますから。
時間も適当(笑)。準備も適当(笑)。お構いいたしません(笑)。マスキューの営業時間内でしたらオッケーでございます(笑)。

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