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Written on 2014 10

マスキュー試飲会ご来訪感謝2014/01

Oct 26, 2014 by weblogland |
昨日、一昨日とマスキュー試飲会に足をお運びいただきありがとうございました!

まずは可愛いラムネ味の白
◯ピノ・グリージョ オーガニック 2013年 カーサ・ヴィニコラ・サルトーリ イタリア 白 ヴェネト デッレ・ヴェネツィアI.G.T.750ml 900円税別
「あっ!ラムネの味がする(笑)!」
「にんまりしちゃう(笑)。こんな味のワインあるんですね?」
「マスキューさん、また変わったワイン探してきましたね(笑)。おじさんはこういうの好きだな(笑)。」
「葡萄の収穫を早めにするとライム香がラムネみたいな味わいになるようです。ポルトガルのヴィーニョ・ヴェルデが代表例です。」
「早摘ですね。そうするとアルコール分は低いんですか?」
私「ちなみにこのワインは12%をちょっと切るくらいです。おそらく11%前後で仕上がるスタイルかと。アルコール分が上がりにくい日本でも可能かと。」
家内「長い保存には向きませんから新酒のように売り出したら良いかもしれませんね。」
「このみずみずしいフレッシュ感はたしかに日本人向きですよね(笑)。みずみずしさと水っぽさの狭間(笑)。このバランスがイイ(笑)。」
「マスキューさん!なんで夏場に紹介してくれなかったんですか!沢山飲めたのに(笑)。」
私「この6月あたりからずっと探していましたが、適当なものがなくて…。価格が高すぎたり、あとアルコール分が低いので添加物が多かったりで半ば諦めていました。」
「試飲会で見つけたんですね?」
私「はい。最初あるレストランで飲んで見つけました(笑)。ただ銘柄が解らなかったのですがインポーターさんは大体見当がつきましたからそのインポーターさんの試飲会に行って見つけました(笑)。ポルトガルのヴィーニョ・ヴェルデではなくイタリアのヴェネトのワインだったのでビックリ(笑)。」
家内「サルトーリはソアヴェの生産者で有名です。」
「へぇー、じゃあソアヴェもこんな感じでラムネ味なんですか?」
私「いいえ。ソアヴェは普通です。同じように薄いですが(笑)。」
「じゃあ、このピノ・グリージョは特別な造りのワインなんだ!」
私「同じブランドでラムネの味がするシャルドネもリリースしていますが、シャルドネの味がラムネ味の邪魔をしてますのでピノ・グリージョの方を選びました。」
「なるほど、薄いピノ・グリージョって香りに欠けるから逆にそれがピュアなラムネ味を助けているんですね(笑)。」
私「ご察しの通り(笑)!」「ところで夏向きだとは思いますが、どんな食べ物に合いますか?」
家内「私は冬でも、水炊きや湯豆腐なんか合うと思うんです。いかがでしょう?」


さて、次はオーソドックスな味わいの白です。
◯シュヴェルニー 2013年 ドメーヌ・デュ・サルヴァ フランス 白 ロワール シュヴェルニーA.C.750ml 1828円税別
「おっ!これはいかにもロワールらしい。ソーヴィニヨン・ブランですね(笑)。」
「ロワールにシェヴェルニーなんてアペラシオンあったんですね(笑)。」
私「私も飲むのは今回初でした(笑)。」
家内「ロワール河の中流でも上流に近いところです。いかにも寒い産地らしい味ですよね。」
「サンセールとも違うし、トゥーレーヌとも違う。でも絶対にロワール(笑)。」
私「このアペラシオンはソーヴィニヨン・ブラン100%ではなく、必ず補助品種を混ぜなくてはいけないルールがあるようです。」
家内「シャルドネが10%入ってますね。」
「うーん。たしかに!桃っぽいふっくら感がある!」
「酸を和らげているのかな?」
「強さの中に柔らかさがあるよね。」
私「そーなんです。そのあたりの折り合いが絶妙かと。」
「バターを使った魚介料理が浮かびますね(笑)。」
家内「ムニエルは鉄板(笑)。牡蠣酢も良さそうですよね(笑)。考えただけで涎が…。」
割りとプロの方が好むワインでした。


次はスペインのニューウェーブ
◯『テッラプリマ』 2011年 カン・ラフォル・デル・カウス スペイン ペネデスD.O. 白 750ml 1886円税別
「あっ、心地よい味ですね(笑)。リースリングが入っているんでしたっけ?」
家内「チャレロ80%にリースリングが20%です。普通はあり得ない取り合わせですよね。」
「リースリングがとても良い感じですよね(笑)。ある意味システマティック(笑)。」
私「柔らかくて緩くなりがちなペネデスの白。でもこのワインはリースリングが入ることで広がりと締まりがあります。」
「良いとこ取りですな(笑)。でもミスマッチですよね?」
私「そーなんです。おそらくリースリングの方はマロラクティック醗酵はしていないと思います。チャレロはしているはず。アッサンブラージュで解決しているようです。」
「開けたてはリースリングのニュアンスが強いですが、一日経つとチャレロの旨味が出る!」
私「そう言うことなんです。通常アルザスあたりでアッサンブラージュする場合リースリングは10%も入れれば充分なのですが、このワインの場合は20%入れる必要があったようです。そうすることでミスマッチを解消していると思います。」
家内「深みが出ているところが秀逸で斬新ですよね(笑)。地鶏なんか使った鍋物なんか良いかな(笑)。あと醤油なんかにも合いますよね。」
私「肉じゃが!(笑)」


さて白ワインのトリの登場。好みの別れるところか?!
◯『オルドヴィシアン』2010年 ドメーヌ・ド・バブリュ フランス ロワール アンジュA.C. 白 750ml 2552円税別
「これ変わっている(笑)。旨い。ウイスキーみたい?」
「こんなワインは初めて!強くて深い。圧倒的。」
「これもワインなんですか?私の物差しではワインじゃないなぁ。」
「シェリーっぽい。フランスでもこんなワイン造っているんですか?」
私「はい。ロワールのアンジュのワインですが、かなり異例(笑)。ニコラ・ジョリーの弟子とか。好きなように造ってますよね(笑)。ただ渾身の造りかと。」
「大きさとか深さが計り知れない(笑)。一体このワインは先々どうなるんですか?」
私「一日経つとシェリーのような香りが落ち着き高貴な佇まいになります。1週間から10日はそのままです。」
「マスキューさんの言う高貴な香りって何ですか?」
私「上手く言えないんですが、植物系の複雑でふっくらした香りとでも言えば良いかな?ヴァン・ジョーヌに良くある香りです。たまにシャンパンにもあるかな。」
「リキュールっぽさもありますよね。

-試飲会初日の後に思い至りました。あの香りはシャルトリューズです。そのまま関内のバー・タウザーで確認したところシャルトリューズのヴェール(緑ラベル)やV.E.P.にある香りでした。-

「マスキューさん、これって今日の白ワインの中では色が一番濃くて一番高そうですよね(笑)。先々何年くらい持つんですか?」
私「難しいですね(笑)。何十年も持たせるワインではないような気がします。あと5年くらい経ってから一度飲んで確認したいですね。」
どちらかと言えばオールド・ワイン・ラヴァーに人気。特にシェリーやハードリカーを好きな方からは圧倒的支持でした(笑)。

さて、赤ワインはイタリアのピノ・ノワールからです。
●『イプランディ』 ピノ・ノワール 2013年 マルカート イタリア ヴェネトI.G.T.赤 750ml 1557円税別
「あれ?これってブルゴーニュのピノ・ノワールですか?」
「あきらかにピノ・ノワール(笑)。美味しいし(笑)。」
私「特別濃くもないけれど薄くもないんですが(笑)。あと抜栓してから向上します。」
「安いし(笑)。」
「こんなにピノ・ノワールらしいピニャ・ネロは飲んだことがないなぁ。」
私「ちなみにロンバルディアのD.O.C.G.オルトレポ・パヴェーゼ・メトド・クラッシコのピニャ・ネロはピノ・ノワールに匹敵しますが、滅茶苦茶高い(笑)。」
「ニューワールドのピノ・ノワールだとどれ飲んでも美味しくない(笑)。中には美味しいのもあるけど滅茶苦茶高い(笑)。」
「そうそう、この間の資格試験の二次でアメリカのピノ・ノワールが出たんですが、自信を持ってメルロと間違えましたよ(笑)。」
私「どうでも良いようなワインを出題する方が悪いですよ(笑)。でも受かったから良しですよ(笑)。」
一堂「Kさん合格おめでとうございます!」
「ところでマスキューさん、このピノ・ノワールをブラインドでテイスティングしたらブルゴーニュのどこだと思いますか?」
私「難しいことを…(笑)。うーん。敢えて間違うなら(笑)、ニュイ・ヴィラージュかな(笑)。」
家内「オットみたいに涼しげじゃないしね(笑)。」
私「しかもヴィンテージに恵まれた2010年(笑)。」
「でもこのワインは2013年と若いんですよね。」
私「良くお気づきで!これがこのワインのミソなんです!」
家内「4000リットルの大樽で6ヶ月ほど熟成しているところに秘訣があるかと(笑)。」
「普通ピノ・ノワールってブルゴーニュのバリックを使いますよね。」
私「だからどれもくどくなりがち(笑)。」
「大樽の材質は?新樽じゃないですよね。」
私「新樽ではないはず。材質はおそらくクロアチアのスロヴォニア・オークのはず。」
家内「若いピノ・ノワールになりがちな酸の角が上手く取れていますよね。」
「あと味にわずかにスパイシーさがありますが、それが特徴?樽の影響かな?」
私「多分そうかと。」
「ところで土壌は石灰岩ですよね?」
私「それが違うんです。火山性の玄武岩の風化した土壌です。驚きなのです。」
「えー!」
私「本当に『えー!』なんですよね。」
「ピノ・ノワールのセオリーに当てはまらないピノ・ノワールなんですね(笑)。でも安くて美味しい!」

このワイン、複数本購入される方が多く、『ラムネ味』を抜き本日のトップセラーとなりました(笑)。追加発注していて良かったです(汗)。


さて、本日のメインの登場!ボルドーサン・テミリオンの無名の大物です(笑)。
●シャトー・ヴァラッド2010年 サン・テミリオン グラン・クリュ フランス ボルドー 赤 750ml 4364円 税別
「これはスゴい!言葉を失う…。」
「色も黒い(笑)。香りも重い(笑)。」
「昨日来て飲んだんですが(笑)。一日経ったらどうなるか気になって今日も来ちゃいました(笑)。うーん。昨日より開いているけどまだまだ出るものが多そうだよね(笑)。スゴいね(笑)。」
「でも、飲みやすいんですよね。」
私「そーなんです。選果をとても厳密にしていますから雑味がないんです。普通これほど凝縮感があると雑味も凝縮されますが、雑味がありません。だから飲みやすい(笑)。」
家内「若き当主セドリックさんは日本に来ても畑が気になって『早く帰りたい』って(笑)。ただのお金持ちのシャトーオーナーじゃありませんよ(笑)。」
私「このシャトーは2007年がファースト・リリース。しかも3.5ヘクタールしかありませんから、彼の情熱がワインに行き届いていますよね(笑)。」
「まだまだ先が楽しみですね。昔飲んだオーゾンヌを思い出しましたよ(笑)。年金生活者としては贅沢だけど(笑)、清水寺の舞台から飛び降りたつもりで買いましょう(笑)。」
オールド・ワイン・ラヴァーのKさん、ありがとうございました!
冥利に尽きます!


昨日、一昨日とありがとうございました。

桝久商店 岡本利秋・昭子

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明日、明後日 (金)(土)とマスキューの試飲会です!

Oct 24, 2014 by weblogland |
一ヶ月はあっと言う間に経ちますね(笑)。ワインもこれからトップシーズンにはいります。今月末にはイタリアのノヴェッロの解禁。来月はボジョレー・ヌーボーの解禁。そして恒例のジュ・ド・レザンの入荷。そして、そのままクリスマスに突入です。
この繁忙期の口火を切るのが、明日の試飲会になる訳です(笑)。
さてさて明日は楽しみです。一番人気のワインはどれかな(笑)?
私「アンジュの『オルドヴィシアン』足りるかな?」
家内「微妙だよね。試飲会で完売してくれると嬉しいんだけど(笑)。本音は。」
私「あるものは全部仕入れたから、無くなったら諦めていただくしかないよね。でも試飲会セットが当日中に販売停止になるのはストレスなんだよね。」
家内「まあ、そうだよね。でも無いものは無いしね。」
私「でも『オルドヴィシアン』癖があるから完売しなかったりして(笑)。」
家内「確かに。でもヘビーなワイン・ラヴァーはきっと好むよ(笑)。」
私「うーん。実際ここに二人はいるし。好む人いるね。目に浮かぶ。ヤバ!」

皆さんのお越しお待ちしております!

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ようやく並びました。試飲会のワイン

Oct 23, 2014 by weblogland |
ふふふ。

ようやく並びました(笑)。今週の(金)、(土)の試飲会のワインです。



昨日家内と並び順で揉めながら並べました(笑)。
よくみると左から3番目の『オルドヴィシアン』の瓶が目立ちますね。ずんぐりしていて、いかにも偉そうで高そう(笑)。ちょうど棚と棚の繋ぎ目に乗ってますから、一部傾いているのもご愛嬌(笑)。
今回一番高いシャトー・ヴァラッドのラベルはあまり目立ちませんね(笑)。高そうに見えない(笑)。生産者のセドリックさんは日本に来ても、『畑が心配だから早く帰りたい!』なんて言う人ですから、この地味なラベルデザインは正に人柄(笑)。地味と言えばマルカートの『イプランディ』ピノ・ノワールも相当なものですね。今回一番の地味ラベル(笑)。味わいは実にシンプルで旨いんですが…。ラベルと味わいは共通するのかな(笑)?
『テッラプリマ』のラベルデザインはカッコいい!斬新ですね。でもモダンアートが嫌いな人は何とも思わないかな?私は割りと好きなんですが…。
ワインって、味わいだけではなくラベルデザインも楽しめますね(笑)。家内が収集するのも解ります。

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2014年10月の試飲会ラインナップ

Oct 20, 2014 by weblogland |
今月10月24日(金)、25日(土) マスキューの店内試飲会のラインナップが決まりました!
今回は季節に反し白4本、赤2本です(笑)。

まずは夏にやるべき白ワインからスタートです(笑)。
ピノ・グリージョ オーガニック 2013年 カーサ・ヴィニコラ・サルトーリ イタリア 白 ヴェネト デッレ・ヴェネツィアI.G.T.750ml 900円税別
ヴェネトの名門サルトーリが造る斬新なピノ・グリージョ。サルトーリは日本ではソアヴェやピノ・グリージョのブラッシュが有名です。どちらかと言えば低価格帯に強いワイナリーです。

このワイン、ラムネの香りがします。あと、ピノ・グリージョらしい延びのある酸。そして何よりも適当に薄いことが良いのです(笑)。
何故ならば、ビールのようにうんと冷やして飲むには最適だからです。
発泡性ではありませんが、ラムネや三ツ矢サイダーに刷り込まれた嗜好を好む中高年向きです(笑)。

さて、この次はフランス本格派の白ワインです。
シュヴェルニー 2013年 ドメーヌ・デュ・サルヴァ フランス 白 ロワール シュヴェルニーA.C.750ml 1828円税別
ロワール河中流域の都市ブロワ南東のアペラシオン『シュヴェルニー』。ロワール河の左岸です。
白はソーヴィニヨン・ブランをメインにシャルドネやシェナン・ブランをアッサンブラージュしたワインを造ります。
このワインもソーヴィニヨン・ブラン85%、シャルドネ15%。濃厚さと突き抜けるような酸が上手く折り合っています。近くの大物サンセールやプイイ・ヒュメとは在り方が違いますね。シャルドネをアッサンブラージュする意味がよく解ります(笑)。シンプルではあるが深みがあります。
一言で言うなれば、優良なワインですね。

木樽を使ったゴージャスなワインではありませんが、土地柄を反映した明確な個性がとても好ましい(笑)。実直な栽培・造りが目に浮かびます。

そして、斬新で美味しいスペインの白。
◯『テッラプリマ』 2011年 カン・ラフォル・デル・カウス スペイン ペネデスD.O. 白 750ml 1886円税別
ペネデスの優良生産者カン・ラフォルが手掛ける新しいプロジェクト『テッラプリマ』。
このワイン、地場品種のチャレロ80%にリースリング20%を加えたもの!
えっ! そんなのありですか(笑)?
うーん。
チャレロは従来、濃くはなるが酸が無いために緩い(笑)。今風のマロラクティック醗酵をブロックする技法により、フローラルでアロマティックなワインが造れるようになりました。でも、酸が散漫なのが欠点(笑)。これにリースリングをアッサンブラージュすることで、酸に方向性が与えることが出来るはず(以上私の妄想)。
ホントにやっちゃったようです(笑)。

白のトリはこれ!
◯『オルドヴィシアン』2010年 ドメーヌ・ド・バブリュ フランス ロワール アンジュA.C. 白 750ml 2552円税別
フランス ロワールのアンジュ・ヴィラージュ ブリサックA.C.の優良生産者ドメーヌ・ド・バブリュがシェナン・ブラン100%で造る渾身の白ワインです。
一般にビオ・ディナミのワインは抜栓後の変化が早いものが多いのですが、『オルドヴィシアン』は別格。ちっとも揺るぎません。構造の堅牢さは偉大。香りが次第に高貴さを増す様も偉大。

古樽による木樽醗酵後12ヶ月の木樽熟成による渾身の造りですが、樽の影響は感じません。基本的に香りは黄色や白の柑橘類、貴腐の影響も感じられかなり複雑、しかもシェナンらしい強靭な酸とミネラルがガッチリスクラムを組んでいます。息を飲むような白ワインなのです。

そしてデイリーユースのピノ・ノワールを発見しました!
『イプランディ』 ピノ・ノワール 2013年 マルカート イタリア ヴェネトI.G.T.赤 750ml 1557円税別
マルカートは140年の歴史を持ち、現在約60ヘクタールの畑を所有します。もともとソアヴェとヴァルボリッチェラのみを造っていました。
ベローナの東、ちょうど山塊に連なるレッシーナ丘陵の末端に畑はあります。南向きの絶好の地。土壌はカルヴァリーナ火山由来の火山性土壌ですから、水捌けは抜群。

味わいは実にシンプルでピノ・ノワールらしい味わい。安心して飲めるピノ・ノワールなのです。イタリアのデイリーユースのピニャ・ネロというカテゴリーではありますが、これほど自然にピノ・ノワールとして楽しめるワインは他にはありません!ラベル表記がピニャ・ネロではなくピノ・ノワールとあるのは生産者の自信。
4000リットルの大樽で6ヶ月の熟成が功を奏していますね。無理にフレンチ・バリックを使わないことで成功しています。

最後は皆さんに息を飲んでいただきます(笑)。久しぶりの大物ボルドーの登場です!
シャトー・ヴァラッド2010年 サン・テミリオン グラン・クリュ フランス ボルドー 赤 750ml 4364円 税別
カスティヨンの専業生産者ヴァラッド家が2007年に取得した新たなシャトーです。息子のセドリックさんが付きっきりで生産に当たっています。
マスキューが先行して販売しているエタンダール・ド・シャトー・ヴァラッドはセカンドにあたります。ついに真打ちの登場となりました(笑)。
セパージュはメルロ95%、カベルネ・フランが5%。セカンドのエタンダールよりカベルネ・フランが5%ほど減ります。あとの造り熟成はエタンダールと同じく、新樽比率80%で12ヶ月熟成です。アルコール分もエタンダールと同じですから、どうやらセレクションによりキュヴェを別けたようです。手間のかけ方が凄いですね。

味わいはビックリの素晴らしさ!
サン・テミリオンの超優良シャトーに劣らぬ出来栄え。物凄い密度感は圧倒的。クラシックな大物感があります(笑)。
うーん。
粘土質土壌らしい重厚さはサン・テミリオン グラン・クリュ・クラッセのトップ・クラスと言っても宜しい出来です。


以上6本!
24日(金)は17時~20時30分まで、25日(土)は11時~20時30分まで行います。途中ワインが足りなくなった際はお許しください!
皆さまのお越しお待ちしております。

桝久商店 岡本利秋・昭子

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早いもので来週の金、土曜日はマスキューの試飲会です

Oct 16, 2014 by weblogland |
早いもので来週の金、土曜日はマスキューの試飲会です。ラインナップもほとんど決まり、今日は発注。でも、インポーターさんの在庫数が少なかったり、果てはもう無かったりすると焦ります。ですから、まず在庫数を確認してから会議です(笑)。
私「例のロワールのシェナン・ブラン在庫があと2ダースだって!どうしようか?」
家内「人知れないワインだし(笑)、ここで逃すと試飲会のラインナップを変えなきゃならないから全部もらう?」
私「全部くれるかなぁ(笑)?それだけだと嫌な顔されるかも知れないから、他の高いワインも発注してあげようよ。ちょうど無くなりそうだし。」
家内「それもそうだよね(笑)。そうすれば嫌とは言えない(笑)。」
私「そうそう。あのインポーターさん割りと良いワインもあるから、扱いアイテムを増やした方が良いね。」
家内「毎月ある程度の売り上げがコンスタントにあれば、気を使ってくれるしね(笑)。」
私「商売とはいえ、ドライにし過ぎると嫌われるからなぁ(笑)。」
家内「ダメなワインは扱えないけどね。」
私「そうそう。価格が見あわない時は歩み寄れば良い訳だしね(笑)。まあ、価値があればだけど(笑)。」

無事発注できました!

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テーマはポルトガルワイン-白金台でセミナー&試飲会

Oct 08, 2014 by weblogland |
今日は白金台でセミナー&試飲会。
テーマはポルトガルワインです(笑)。
会場は八芳園、主催はソペクサ、ちょうど私が会場に向かって歩いているとポルトガル国旗をつけた外交官ナンバーの高級車が玄関に横付け。
主催者相当気合いが入ってます(笑)。
セミナーの担当はマスター・オブ・ワインのイギリス人(名前忘れました。)セミナーも予定を一時間オーバー(笑)。
とにかく地場品種が多く、多様なワインが出来るようですね。またポルトガルは暑いだけではなく、冷涼な地区も多く、ワイン産地としてもバラエティーに富むようです。実際、面白いワインが多いのにビックリ。
あと気がついたのですが、ポルトガルはワインしか育たない土地柄ではないようです。どこの産地も様々な作物も栽培しています。かなり豊穣。スペインとはだいぶ違うことにビックリしました。実はポルトガルもスペインも同じような気候産地だと思っていました。反省です。
セミナーのあと、下のフロアで試飲会がありワインを飲みました。
飲んでみて、たしかに面白いワインが多いでしたが、ただどれも今風なのと樽香が強いワインが目立ちました。折り合いの悪いワインもチラホラ。
これから改善され、更なるイノベーションが期待されますね。ポテンシャルの高さは大した物でした(笑)。
あー、楽しかった。

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