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Written on 2018 05

試飲会の続き(笑)。

May 31, 2018 by weblogland |
う~ん。
それにしても『ルーガベル』美味しいですね(笑)。昨日の晩に試飲会の残りを飲んだのですが、まだ旨い(笑)。さすがに香りは落ちていましたが、液体・タンニンの旨味がたまらなかったです(笑)。2016年ヴィンテージですから、リリースされてからそんなに経ってないのですが、タンニンに収斂性がないんですよね(笑)。優しくふっくらした印象はずっとそのまま
。もちろん作柄が良かったとは思いますが、その作柄の良さをダイレクトにワインに反映してます。ラングドック界隈でこのレベルに達している生産者は思い浮かびません。しかもこの価格。今度この上のキュヴェ『ペダル・プルプル』を飲んでみましょう。ヴィンテージは2010年
ですから、どんな風になったか楽しみ(笑)。

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試飲会番外編(笑)!

May 30, 2018 by weblogland |
「ところでマスキューさん、今回のラインナップ意表を突かれましたよ(笑)。だって白が途中に入ってるし、しかも泡が4番目
(笑)。なんでかと思っちゃいましたよ(笑)
。」
「そうそう、普通泡が頭にくるのが常道(笑)。」
「白の中で一番高い泡が白の真ん中でしょ
。並んだの見ただけでは理解出来ないですよ(笑)。」
「ボルドー・セックのあとに泡飲んだときは、順番の正しさを理解したけど(笑)、泡がかなりしっかりしてたから、その後がアリゴテで大丈夫かなって思っちゃいましたよ(笑)。そして最後がシルヴィエンヌでしょ(笑)。」
私「今回の試飲会はそれがミソでございます(笑)。」
「でもさ、マスキューさんの場合ワイン自体の強さなんかを優先するから、きっと
強さの順だとは思いましたよ(笑)。」
私「読まれてますねぇ(笑)。」
「今回アリゴテ飲んで強さ大きさにビックリして、次のシルヴィエンヌに影響与えるんじゃないかと心配したけど(笑)、全然影響ない(笑)。」
「そうそうあのアリゴテの後でもエレガントに美しい(笑)。驚いたよね(笑)」
家内「実は今回順番にかなり気を使いました(笑)。」

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桝久 試飲会リポート 後半201805

May 29, 2018 by weblogland |
さらに泡でもう一服(笑)。でもですね、ビックリの味わいですぞ(笑)。
◎クレマン・ド・ブルゴーニュ ブリュット ドメーヌ・ジェラール・セガン
フランス ブルゴーニュ 発泡性 白 750ml 2746円税込み
「マスキューさん!これも以前飲んだことありますよ(笑)。でもしばらく見なかったかな?」
私「はい。年に1度くらいの入荷です(笑)。」
「ピノ・ノワール100%ってことはブラン・ドゥ・ノワールだな(笑)。」
「おっ!こりゃ強烈(笑)!物凄い密度感(笑)。」
「熟成感もあるけど白や赤の果実味、旨味の分量が桁外れだ!グレートワインだね。」
私「シャンパンより凝縮感あるんですよ(笑)。泡はシャンパンより弱いですけどね(笑)。」
「マスキューさんこれってシャンパンとはどう違うんですか?」
私「まず産地が違います。作り方はシャンパンと同じかな(笑)。」
「産地の差だけですか?」
私「冷涼なシャンパーニュより温暖なブルゴーニュですから泡が1気圧ほど低くなります。シャンパーニュは6気圧をターゲットに造りますが、クレマン・ド・ブルゴーニュは5気圧。無理に6気圧で造れなくはないのですが、バランスが取れません。」
「何故ですか?」
私「ブルゴーニュの方が原料ワインの糖分が高いので、シャンパーニュと同じガス圧にするとアルコール分が高くなり過ぎます。」
家内「温暖化が進んだ昨今、逆にシャンパーニュが困っていますね(笑)。」
「ところでこれって定番の『シャンタル』と同じピノ・ノワールで造ってるんですか?」
私「まあ、同じシャンボール・ミュズィニーの区画です(笑)。通常クレマン・ド・ブルゴーニュはクリュから外れた区画で造るものですが(笑)、これは贅沢。」
「マスキューさん、これは普通のシャンパーニュより濃く感じますが、それが原因なんですか?」
私「はい。シャンパーニュってわりと収穫量制限が緩いのです。ですから真面目に造ったブルゴーニュA.C.の方が濃いのは不思議なことではありません(笑)。」
「でも安い!何故ですか?」
家内「クレマンだと相場が安い(笑)。」
私「あとジェラールさんのお人柄かな(笑)。だって『シャンタル』をなんでブルゴーニュA.C.で売るのか聞いたら、『その方が安くてイイじゃん!』なんでそんなこと聞くの?って、怒られちゃいました(笑)」
家内「ジェラール・セガンの持つシャンボールの区画はそんなに恵まれたものではありませんから、ご自身のプライドが許さないのかもしれませんね(笑)。」
私「地元の農業高校の先生ですから、ちょっと違う(笑)。」
家内「もともとがヴィニロンの家系で、ジェラールさんが元詰めを始めたドメーヌですから気概が違うんでしょうね(笑)。」
私「どのキュヴェも派手じゃなく同じように質実なもの、流行に流されないスタイルです。」


カシャ・オキダンのアリゴテ好きなんですよね(笑)。
〇ブルゴーニュ アリゴテ 2015年 ドメーヌ・カシャ・オキダン フランス ブルゴーニュ 白 750ml 2298円税込み
家内「この家も1988年から元詰めを開始しました。もともとヴィニロンの家系です。ルロワに葡萄を供給していたようです。」
私「初めてこの家のシャルドネ飲んだとき、メゾン・ルロワにそっくりでしたっけ(笑)。」
「このアリゴテって葡萄品種なんですか?」
私「はい。アリゴテって自家消費用の葡萄です。シャルドネやピノ・ノワールは斜面の陽当たりの良い畑に植えますが、アリゴテは馬小屋の脇や庭先に植えられます。樹勢が強く、あっという間伸びちゃう(笑)。ワシャワシャ這えて汚く見えます(笑)。」
「あ~。ワインの味わいも強い(笑)!一筋縄じゃいかないほど強い(笑)。大きさも半端ない(笑)。」
「これ凄いね(笑)。圧倒的ですね(笑)。」
「あ~、無理!私には強すぎる(笑)!」
家内「でもこのアリゴテ、アルコール分は12.5%です。無理してきません。まさに品種の特性が出ています。」
「2015年は良いんだな(笑)。」
私「ワインにストレスやイレギュラーは感じませんね(笑)。」
「ふっくら感が凄いね。私には酸っぱさはあんまり気にならないですよ(笑)。でも、じっくり飲むと確かに酸っぱい(笑)。」
「リオンの市長がキールを推奨したのも解るな(笑)。でもブーズロンなんかじやキールにする意味がないんだろうな(笑)。」
「このアリゴテと比べたら、あれミュスカデみたいなもんだよね(笑)。」
「アリゴテってシャルドネみたいに高貴じゃないけど、カシャ・オキダンのアリゴテはグレートワインなのは間違いない(笑)。」
「シャルドネとはたしかに違う(笑)。でもこのアリゴテ、ワインとしてはかなり一生懸命造ってますよね。」
家内「しっかりグリーンハーベストをして
エキスを凝縮してます(笑)。自分達で楽しむためなのかな(笑)。」
「店長!これ生命力凄いですが、どれくらい持つんですか?」
私「何十年かな(笑)。」
家内「昔、来日した折に古いアリゴテを試飲土産に持ってきてくれましたので飲ませてもらいました。味はもうトロトロ(笑)
。信じられない深みのある姿でした。栗やさつま芋のような甘味在り方は経験したことないレベルでしたね(笑)。たしか当時でも20年くらい経ったオールド・ヴィンテージでした。」
「えー!そんなに持って熟成するんだぁ!
でもこれコルクはディアム5ですよ(笑)。」
私「ディアム20なんか使ったらワインよりコルクの方が高くなる(笑)。」
「この間、某百貨店でルロワ・フェアをやってたので行ってみました。ルロワのアリゴテがなっ、なんと2万円越えて売ってました。驚きましたよ(笑)。ルロワのアリゴテってこれと比べてどうなんですか?」
私「ルロワのアリゴテ飲んだことないので、言い様がないのですが(笑)。これと同じようなものじゃないのかな(笑)?ルロワだから新樽は使っているかもしれませんが(笑)。」

今回このアリゴテ思っていた以上の本数をお買い上げいただきました。ありがとうございました。ただ、皆さんが1本ずつお買い上げくださるのではなく、お気に召した方が2本、3本とご購入してくださいました。やはり好みの別れるところでもあるようです(笑)。

そして愛するシルヴィエンヌ!
愛ですよ。愛!
●コート・デュ・ローヌ キュヴェ・シルヴィエンヌ 2009年 シャトー・デュック
フランス 赤 750ml 3,548 円税込み
「ほっほぉー、これが愛ですな(笑)。」
「美しい!」
「マスキューさん、これが熟成のピークなんですか?」
私「はい。一回目のピークです。これがずっと続いてある時古酒に変身します(笑)。」
「へぇー、それっていつですか?」
私「解りません(笑)。まあ、10年以内だとは思いますが。」
「私ルモワスネのワイン好きなんです。このワイン、ルモワスネに比べると熟成早いですよね。ルモワスネが20年かかるところ10年くらいで来てますよね?」
私「そーなんです。ブルゴーニュの方が酸がある証拠です。とは言えコート・デュ・ローヌの中ではもっとも長命なワインなのはたしかでございます(笑)。」
「たしかに古いコート・デュ・ローヌって見たことない(笑)。」
家内「大体が3年以内に消費されますから、そんな長命なワインを造る必要がない(笑)。あと、造っても高く売れない(笑)。」
「でも中には肉厚で力のあるスタイルのワインもありますよね?あれもシルヴィエンヌほどは持たないんですか?」
私「はい。残念ながら。」
「でもさ、シャトー・ヌフ・デュ・パフだって5年くらいしか持たないの結構あるんだよね(笑)。」
「パフって高いじゃないですか?それでも持たないんですか?」
私「残念ながら…。全房発酵しないとなかなか長命なワインにはならないようです
。」
「全房発酵って何ですか?」
私「房ごと発酵させるクラシックな発酵法です。」
「赤ワインって粒だけで発酵するんじゃないんですか?」
私「今は梗を取り除き果粒だけで発酵する方法が主流ですが、本来は房ごと発酵させます。」
「出来上がりの差は早飲みか長熟か?ですか?」
私「はい。そうです。」
「果梗からタンニンが多量に出るから長命なワインになるんですか?」
私「実はタンニンじゃなくてリンゴ酸が果梗に多量に含まれてます。それが原因です。あとほとんどプレスしないで自然に流れ出る果汁のみでワインを造ることで
明瞭さが出ます。シルヴィエンヌはまさにそれです(笑)。」
家内「早く飲むか、ゆっくり寝かせて熟成させて飲むか 用途が違うものと考えた方が良いですね。」
「マスキューさん。シルヴィエンヌの2009年以前何本か買いました(笑)。あのときはパワーにひれ伏しました(笑)。あれがこんなに美しくなるものなんですね
(笑)。熟成の意味が解りましたよ(笑)。自分でそれが解るまで何年もかかった訳ですが(笑)、これがワインの醍醐味 楽しさなんだよね(笑)。」
「根気が要るんだ(笑)!」
「私無理かも(笑)?」
「マスキューの試飲会にくれば大丈夫(笑)!」

どうもありがとうございました!

桝久商店 岡本利秋・昭子

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桝久 試飲会リポート 201805

May 28, 2018 by weblogland |
まずは
まずは新着スペインのグラン・レゼルバ
2010年飲み頃の登場、登場(笑)。
●ヴィーニャ・デカーナ ティント グラン・レゼルバ 2010年 ボテガス・コヴィニャス スペイン バレンシア ウティエル・レケーナD.O. 750ml 1388円税込み
「マスキューさん。このワイン スペインの何処ですか?」
私「バレンシアから70Kmほど内陸に入ったウティエル・レケーナという産地です。」
家内「わりと標高が高く、隣がマンチュエラ。大高原ですね。」
「え~と。セパージュはボバル?でしたっけ?でも味わいはテンプラリーニョですよ(笑)。」
私「ボバル自体は香りがほとんどない(笑)
。せいぜいプラム系の味がするってところです(笑)。このベリーの香りは絶対にテンプラリーニョですよね(笑)。ちょっとしか入っていませんが(笑)。」
「ボバルって地場品種ですよね?」
家内「はい。堅牢な特徴からブレンド用として広く栽培されてきました。エミリア・ロマーニヤのボナルダに似てますよね。」
「ちょっとリオハに似てるかな(笑)?」
「2010年でしたっけ?10年近いんだ。すごく飲みやすい!」
「マスキューさん定番のエルミタ・デ・サンロレンソに似たスタイル。クラシックですよね(笑)。」
私「長く熟成することで果実味が浮き上がるとでも言えましょうか。」
家内「これ新樽ではありませんがバリックで36ヶ月熟成してます。でもバリックの過剰な影響はほとんど感じません。もともとの強さがありますね。」
私「なんたるか(何樽か)解っている(笑)
。樽の使い方が解ってるんですよね(笑)。」
「ウティエル・レケーナなんて最近の産地
としてしか知らないけど、ずっとブレンド用にワインを作っていたんだな(笑)。」
私「今風の濃くて飲みやすいワインで世に出ました(笑)。」
「店長!でもこれはいわゆる今風とは違いますよね。」
私「はい。ニューワールドみたいなジャムっぽいスタイルではありません。」
「これってフル・ボディーでガツンと来るワインじゃないけど、バランスが良いし品も良いよね(笑)。」
家内「何食べながら飲もうかなって言う気になりますよね(笑)。」
「シンガポールで食べた『子豚の丸焼き』に合わせたい!」
私「こっ、子豚の丸焼きですかぁ!食べたことないですよぉー(笑)!どんな味ですか(笑)?」
「子豚を内蔵を取って炙っただけなんですが(笑)、皮はパリパリで肉はジューシー。
表面に蜂蜜やハーブを塗っていたかな。とにかく美味しい。尻尾も食べられますよ(笑)。」
「それどうやって食べるんですか?」
「お皿をばりっと突っ込んで肉とともに取る(笑)。このワインいかにも豚肉に合いそうなんですよね(笑)。」
家内「醤油系も合いますから、豚の角煮なんか絶対合いますね(笑)!」
「中華の回鍋肉!」
「あー、酢豚もイイなぁ(笑)。」
「スペア・リブなんか良さそう(笑)。帰りに『プライム・リブ』に寄ってテイクアウトしてこうかな(笑)?」
「食べ物を連想出来るワインって良いですよね(笑)。楽しくなる!主婦はこんなワインが好き(笑)!」

そして定番のフランス ラングドック サン・シニアン『ルーガベル』。進化してます(笑)!
●ルーガベル 2016年 ドメーヌ・パン・デ・マルグリット フランス ラングドック 赤 サン・シニアンA.C. 750ml 1635円税込み
「あっ、色が紫。いかにも若い(笑)。」
「あれ?飲んでもフレッシュでフルーティーでいかにも若いワインなんだけど、刺々してない(笑)。飲みやすい!」
「これ、香りが独特だよね。セパージュは何ですか?」
私「シラー40%、グルナッシュ30%、カリナャン20%、あとムールヴェドル10%
です。シラーの香りはあんまり感じませんよね(笑)。」
「そーなんだよね。あとプラムっぽさはあるんだけどグルナッシュ的じゃないんだよね(笑)?」
私「スモモっぽいですよね(笑)。カリナャンの香りです。カリナャンが得意のようです(笑)。」
家内「この上のキュヴェ『ペダル・プルプル』になるとカリナャンの比率がもっと上がります(笑)。」
「カリナャンって良いイメージないんだよね(笑)。特にローヌのカリナャン(笑)。」
私「さすが!ローヌだと安いワインにカリナャンが多く含まれます(笑)。だから味も安っぽくなり勝ちです。」
「でもこれはチャーミングだよね(笑)。ホントにカリナャン(笑)?」
私「そーなんです(笑)。ラングドックやルーションで尽力して造られたカリナャンはこんなニュアンスに仕上がります。」
「あー、南フランスのビオの高いワインにこんなスモモみたいなニュアンスあるよね(笑)。」
「若いんだけどタンニンが細やかだから抵抗なく飲める!確かに進化してる(笑)。同じ銘柄でも味がずっと同じと言うわけじゃないんだなぁ。2~3年前にこれ沢山飲んだけど、今の方がより良くなってる。果実味もより際立ってるし…。なんとなくヴィンテージの性じゃなく、技術が上がったような感じですよね(笑)。」
「うんうん。品質の向上を感じますね。」
「マスキューさん。これってビオなんですか?」
私「この生産者はビオビオ謳いませんが(笑)、ビオ・ロジックだと思います。認証がバックアップラベルに地味に書いてあります(笑)。」
「ビオ・ディナミでしたっけ?おまじないみたいなヤツ(笑)。」
家内「よく解らない農法ですよね(笑)。」
私「美味しいワインは低収量で余分なことを極力避けて自然な形で造るのが鉄則ですから、これはそれを実践してると言うことかな(笑)。」
「あと、これ安いですよね(笑)。ラベルに大きくビオって書いてあるととても高いですよね(笑)。」
私「この生産者は良心的ですよね(笑)。」
「ビオのワインって臭いけど、これは臭さがない(笑)。」
家内「まるっきり還元臭がしないわけではありませんが、抜栓するとすぐに消えます。」
私「SO2の添加は発酵初期のみですから、衛生管理の技術がかなり高いですね。」


〇シャトー ローザン・デスパーニュ 2016年 フランス ボルドーA.C. 白 750ml 1836円税込み
「おっ、これデスパーニュじあーりませんか(笑)。マスキューさんが扱うの珍しいですね(笑)。」
「へぇー有名なんだ?」
「『神の雫』の冒頭で、デスパーニュが造るモン・ペラっていうワインがオーパス1より美味しいなんて描いたから大騒ぎ(笑)
。」
私「あのときは大変でしたよ(笑)。メディアの力を思い知りました。口に出せないけどみんなそう思っていただけなんですけどね(笑)。ガレージワインの走りだったんですが、今やアントゥル・ドゥ・メールを代表するシャトーとして名を成しましたね(笑)。」
家内「お父さんのデスパーニュさんっていかにもヴィニロン農夫。生真面目な方。

私「指なんか私の倍くらい(笑)。」
「それって小さい頃から農作業するとそうなるんですよ(笑)。私なんか田舎育ちだったから指が太い(笑)。」
私「じゃあ私はシティーボーイかな(笑)?
酒屋仕事してても指が太くならない(笑)。

家内「モン・ペラで大成功してから、子供達はスーツでビシッと決めた出来るビジネスマン風(笑)。」
私「そーなると、へそ曲がりなマスキュー
は疎遠になると(笑)。」
家内「でも今回はひれ伏しました(笑)。」
家内「ところでこれは白。セパージュはソーヴィニヨン・ブラン、セミヨン、ミュスカデルが1/3ずつ。肉厚で飲みやすいいわゆるボルドー・セックです(笑)。」
「セパージュの割合は独創的だけど、飲んだ印象は王道(笑)。いかにもボルドー・セック(笑)。」
私「そーなんです(笑)。でもこれほどバランスが良いものはこの価格帯に無いんですよ(笑)。」
「ソーヴィニヨンっぽさもしっかり感じるし、野菜みたいなニュアンスもある。」
家内「野菜の青にがさがあります(笑)。」
私「マヨネーズを使ったドレッシングやソースなんかだと相性良いですよね(笑)。」
「海老マヨサラダ!」
「ブロッコリーのマヨネーズあえ!」
「アスパラなんかすごく合いそう(笑)。」
「新樽も多少使ってますが樽香が邪魔しないし、食べ物に合わせやすいスタイルです。」

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マスキュー試飲会のラインナップ決まりました!201805

May 24, 2018 by weblogland |
今月5月25日(金)、26日(土)のマスキュー試飲会のラインナップ決まりました!

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はぁ、今月は難産でした。最後の2本がなかなか決まらない(笑)。しかるに品物の到着も遅い(笑)。その結果映像も遅れる
(笑)。ごめんなさい!

まずは新着スペインのグラン・レゼルバ
2010年飲み頃の登場、登場(笑)。
●ヴィーニャ・デカーナ ティント グラン・レゼルバ 2010年 ボテガス・コヴィニャス スペイン バレンシア ウティエル・レケーナD.O. 750ml 1388円税込み

スペイン東部バレンシアの西約70kmの高原地帯(標高700~900m)に広がるウティエル・レケーナD.O.。古くから地場品種ボバルの生産で知られています。ただし、かつては大量生産用のブレンドワインとしてしか扱われなかったのですが。このボテガス・コヴィニャスは1965年創業の協同組合。12件の栽培農家により構成されます。伝統的なワイン造りと現代的な技術の導入を上手く行い、国内外で高く評価されています。管理する畑は今や1万ヘクタール。しかも英国小売り協会国際規格認証、ISO9001、IFS食品(国際特徴標準)を受けています。EU世界の潮流に乗った成功例ですね(笑)。スペインワインのあるべき一方向のトップランナーと言えましょう。

このワイン、畑の内で最も樹齢の高い区画のボバル(平均樹齢45年)70%、テンプラリーニョ15%、カベルネ・ソーヴィニヨン10%、ガルナッチャ5%のセパージュ。品種ごとに別々のタンクで発酵させたにちブレンド。そしてフレンチ・アメリカンオークで36ヶ月熟成。ボバル自体アロマチックな品種ではありませんが、プラム系の熟したコンポートのような果実のニュアンスをベースにチョコレートやミントの香りが加わりエレガントに仕上がっています。伝統的なホッとするスタイルなのです(笑)。


そして定番のフランス ラングドック サン・シニアン『ルーガベル』。進化してます(笑)!
●ルーガベル 2016年 ドメーヌ・パン・デ・マルグリット フランス ラングドック 赤 サン・シニアンA.C. 750ml 1635円税込み

南フランス ラングドックの一番北側にあるサン・シニアン。このアペラシオンの最も北のベルルー村にドメーヌ・パン・デ・マルグリットはあります。ドメーヌとして元詰めを始めたのが2005年。それまでは祖父の代からの葡萄栽培農家として協同組合に売っていました。

マスキューではこの『ルーガベル』は上級銘柄の『ペタル・プルプル』とともに大定番(笑)。以前『ルーガベル』ヴァン・ド・フランスでしたが、今は正々堂々のサン・シニアンA.C.。さらに磨きがかかっています(笑)。

サン・シニアンは地中海から40kmほど内陸の産地で北の山麓からの涼しい北風が吹きます。このためいわゆる地中海性気候とは違った寒暖差があり、日照に恵まれたワイン産地なのです。アルコール分だけが高いぶっきらぼうなスタイルではなく、整ったエレガントなスタイルのワインとなります。

まず、このワイン非常にクリア。液体の曇りの無さとキメ細かで滑らかなタンニンは驚き。完全に除梗し、低温で醸造してますね。でもありがちなゆで卵をみたいなツルツルのスタイルではありません。クリアさと深さがあります。この点驚きがあります。SO2の添加は醸造の初期に1回のみでそれ以降瓶詰め時にもしません。この技術力の高さ故の味わいですね。ビオ臭もしない出色の出来映えです
!この価格帯ではピカ一ですね(笑)。

あと、アルコリックな感じはないのですが、液体の濃度がすごく高い。しかも複雑で泥臭くそれでいてビビッド(笑)。(木樽は使ってませんから、葡萄のアロマだけの直球勝負です。)ローヌのジゴンダスのグルナッシュと少し似てるかな。

うーん。

ブルゴーニュの若い高級ワインに見られるトマトっぽい凝縮した舌触り、「血の香り」と例えられるミネラリーな土臭いニュアンスもある。

安いラングドックのワインにありがちなチープなカリニャンの香りもしません(笑)。

セパージュはシラー40%、グルナッシュ30%、カリニャン20%、ムールヴェドル10%。ダークなベリーやカシス、オレンジなどの果実味に赤くビビッドなベリーのニュアンス。溶け込みが良く優しさが際立ちます。

ラングドックはニューワールドに押されがちな産地ですが、こんなワインを造る生産者に出会うとホッとします。フランスの奥深さとポテンシャルの高さを実感します。

生産者の言葉通り、『産地の風景が目に浮かぶワイン』なのです。

さすが、ラングドックのトップランナーです。

ただ人によっては若干臭く感じるかも知れません(念のため)。

あと、15℃くらいに冷やして飲むと、輪郭がはっきりして美味しいですね(笑)。


箸休めのボルドー・セック
〇シャトー ローザン・デスパーニュ 2016年 フランス ボルドーA.C. 白 750ml 1836円税込み

ジロラットやシャトー モン・ペラで有名なボルドー アントゥル・ドゥ・メールの代表的生産者デスパーニュ家がつくるボルドー辛口白ワインです。
ソーヴィニヨン・ブラン、セミヨン、ミュスカデル各1/3を使用し、ステンレス・タンクで発酵後バリックにて熟成させたもの。
やや濃い目の黄金色。柑橘類、パッション・フルーツの香りにちくっと刺すようなスパイス、青い野菜のみずみずしさが口のなかで大きく広がります。飲み込んだあと舌の上に残る粘り・コクが気持ちいい。樽の力とワイン自体の力のバランスがとても良いのです。複雑で長い余韻とよくあっています。特別強烈な個性という訳ではありませんが、繰り返し飲みたくなる安心感、安定感こそボルドー・セックに求められるものだと実感させてくれるのです(笑)。幅広く料理に合わせられるのも嬉しいところです。


さらに泡でもう一服(笑)。でもですね、ビックリの味わいですぞ(笑)。
◎クレマン・ド・ブルゴーニュ ブリュット ドメーヌ・ジェラール・セガン
フランス ブルゴーニュ 発泡性 白 750ml 2746円税込み

マスキュー定番のブルゴーニュのドメーヌ・ジェラール・セガンが造るクレマンです。これはシャンボール・ミュズィニーの畑で栽培されたピノ・ノワール100%のもの。私の大好きなブラン・ドゥ・ノワールなのです(笑)。コクと重みがあり、いわゆるシャンパーニュより凝縮感を感じます。栽培の基本が良いのが解ります(笑)。低収穫量で栽培した葡萄が原料となっていますね(笑)。

普通クレマン・ド・ブルゴーニュと言うと外れの畑で緩い規格で栽培されたものが多いのですが、これは違います。量産されるものとは違う、なんと贅沢なものなのです(笑)。


カシャ・オキダンのアリゴテ好きなんですよね(笑)。
〇ブルゴーニュ アリゴテ 2015年 ドメーヌ・カシャ・オキダン フランス ブルゴーニュ 白 750ml 2298円税込み

コート・ド・ボーヌの銘醸地コルトンの丘の麓ラドワ・セリニにドメーヌを構えるカシャ・オキダン。もともと5代続くヴィニロン。1988年より元詰めを始めました。ルロワに葡萄を供給していた生産者ですから品質は折り紙つき(笑)。独立にあたってルロワもかなり協力したとか。
出来上がったワイン、特にシャルドネはメゾン・ルロワのものにそっくり(笑)。気に入りマスキューも一生懸命セールスしましたっけ(笑)。まあ、その後ドメーヌの伸長に伴いマスキューの扱いもスローダウンしちゃいましたが(笑)。
ところでこのアリゴテ。古き良きアリゴテのスタイルがまだある(笑)!アリゴテは裏庭や庭先の畑で自家消費用に造られてるワイン。(樹勢が強くワシャワシャ葉っぱが生えてますからすぐ分かる(笑))それがそのまま残ってる感じです(笑)。価格高騰のブルゴーニュ。ブルゴーニュと名前がつけば何でも高く売れます(笑)。アリゴテもご多分に漏れず専用の畑を作ったり、新樽を使いゴージャスに仕上げたり、付加価値を上げて売られています(笑)。ちなみにこれは木樽は一切使用せずステンレス・タンクのみ。直球勝負(笑)
。生産量も増やしていないようです。味わいもブーズロンのアリゴテとは全然違いますから、誤解なきよう(笑)。

ブルゴーニュの良いアリゴテってアロマにクリームのニュアンスがあるんですよね(笑)。ふっくらホックリしてボリューム感たっぷり。これはそれがあります。あと、信じられないくらい熟成能力があります。もちろんアリゴテらしい収斂性のレモンのような酸はありますから、万人受けはいたしません(笑)。リオンの市長さんがアリゴテ販売促進のためキールを開発したのが解ります(笑)。
以前マスキューがカシャ・オキダンのアリゴテを扱ったときは1500円くらいで販売した記憶があります(笑)。たしかマスキュー以外に売る販売店がなくて輸入中止になりましたっけ(笑)。それ以来の扱いでございます(笑)。
ですから我々の大好物でございます(笑)。マヨネーズソースなんかを合わせれば何でもオッケー(笑)。飲めば精気を取り戻せます(笑)。


そして愛するシルヴィエンヌ!
愛ですよ。愛!
●コート・デュ・ローヌ キュヴェ・シルヴィエンヌ 2009年 シャトー・デュック
フランス 赤 750ml 3,548 円税込み

なっなんとシャトー・デュックのシルヴィエンヌ2009年が再入荷しました!

このシルヴィエンヌは今は亡き奥様シルヴィエンヌさんにちなんで造られたキュヴェ。残念ながら奥様は亡くなり、今は息子さんに委譲しているところ。もちろんワインのスタイルも新たなチャレンジを行っているようです。

そんな中、もう以前の物は飲めないと思っていたところ、なっなんと、2009年のシルヴィエンヌが再入荷!

全房発酵しながらもエレガントで飲みやすいこのシルヴィエンヌは、いかにも忘れ形見。マスキューの在庫も尽き、このワインの将来を見届けることなく終わってしまうかと、残念に思っていました。

ところがまた出てきた(笑)!

すぐにサンプルを取り寄せ試飲したところ、やはり良い。私の目は間違いなかった(笑)!
4日間かけてティスティングしましたが、古い酸化したニュアンスは全く感じられず、広がり・膨らみ・果実のディテイル共々エレガント。熟成を経て良くなっていました。まだまだ行きますね。あと5年後に一度、そして10年後にもう一度飲めればもっとワインのことが解るかも(笑)。


以上6本となります!
まだワインが揃ってないので写真は後程
。ゴメンナサイ。
いつも通り25日(金)は17~20時30分、26日(土)は11~20時30分までとりおこなっておりますので、お手すきのお時間にいらっしゃってくださいませ。
皆様のご来店お待ち申し上げます。

桝久商店 岡本利秋・昭子

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酸化が進まない(笑)。やはり全房発酵ですね

May 16, 2018 by weblogland |
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昨日シャトー・デュックのシルヴィエンヌ2009年を飲み終わりました(笑)。金曜日からですから、丸4日間。飲みながら気がついたのですが、飲んでる間に酸化が進まない(笑)。やはり全房発酵ですね(笑)。あと、開けた日はプラム系の香りが全開なのですが、3日目くらいになると沈んでくる。そして4日目になるとまとまりながらまた開いていく(笑)?う~ん。初日二日目は晴天だったのが3日目は曇り。でも4日目には晴れた。なんて感じなんですよね(笑)。エレガントな部分は基本変わらずですから、やはりただ者ではない(笑)。
また少しワインのことが解ったような気になりました(笑)。

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シャトー・デュックの話

May 14, 2018 by weblogland |
しつこくシャトー・デュックの話です(笑)。
今日は日曜日。シルヴィエンヌを開けてから丸3日目。プラム様の香りは薄まった感。でもですね、代わりに若さ力強さが出てきた(笑)?そんな馬鹿な?
飲み易いのですが、本来的なパワーが解りやすく表出したかのよう。
う~ん。こんなことがあるんですね。2009年ヴィンテージですから徐々に古さが出て、酸化したニュアンスが普通は現れるはず。でも、これは違う(笑)。
全然古くささが出てこない。マディラっぽさは微塵も感じない。逆に若返った(笑)?そんな錯覚すら感じる。
底力を垣間見ました!
やはり凄いワインなのです。
このワインの良さ、凄さを断言出来るようになるまで何年かかったんでしょうか(笑)。勝手に良い良いと言ってましたが(笑)、断定的に言えるまでどれだけ待たされたか?
やはり良いワインは手強い。手の内は簡単に明かしてくれませんね(笑)。

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シャトー・デュックのシルヴィエンヌ2009年

May 12, 2018 by weblogland |
う~ん。
どう美味しいと表現したら良いか(笑)?
昨日ブログに書いたシャトー・デュックのシルヴィエンヌ2009年です。

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高貴と言うのはちょっと違う(笑)。
田園風景、いや山里の夕日のよう(笑)。それでは味わいとして理解出来ない(笑)。
う~ん。
ホッとする味わいなんですよね。違和感がないと言うか、安心出来る味わいとでも言えばイイかな?ピノ・ノワールやネッビオロの息が止まりそうな美しさではなく、家路の帰りに夕照に見とれながら今日も生きてて良かったなぁ。晩ごはんは何かな(笑)?なんて感じるに近い。日常に寄り添う一番の美味しさとでも言えるかなぁ(笑)?

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シルヴィエンヌ2009年

May 12, 2018 by weblogland |
う~ん。
美味しかった(笑)!

昨日ブログに書いたシャトー・デュックの最上級銘柄『シルヴィエンヌ』2009年。とにかく美しい!

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皆さん、美しいコート・デュ・ローヌを飲んだことありますか?やはりクラシックな全房発酵の賜物か。まだ古さは感じませんし、佇まい、膨らみ、旨味、すべてが重合し、余韻はひたすら美しい。エレガントの極み(笑)。やはり10年近くかかるのですね。今時はシャトー・ヌフ・デュ・パフだって10年持たないものがゴロゴロしてますから(笑)。それを考えると涙が出るほど(笑)。私が惚れたワインだけあったかな(笑)。思わずエッヘンなのでございます(笑)。

早速インポーターさんに電話して発注しちゃいました(笑)。もちろん今月の試飲会のトリ!の予定(笑)。

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マスキュー 試飲会リポート 後半 201804

May 04, 2018 by weblogland |
引き続きケットマイヤーの白です。
〇シャルドネ 2016年 ケットマイヤー イタリア アルト・アディジェ‐ジュートチロルD.O.C. 750ml 1980円税込
「おっ、これもピノ・グリージョ同様しっかりしてる。」
「どっちも粘りが強いよね。」
「これはいかにもシャルドネ(笑)。ブラインドでティスティングしてもわかるかな(笑)。」
私「これも青リンゴのニュアンス感じますね。」
「でもさあ、どこのシャルドネって言われたら解んないよ(笑)。」
「う~ん。マスキューさんの言うシンメトリーなんだな(笑)。」
「冷涼さと暖かさが両立してるとでも言えるかなぁ(笑)。上手く言えない(笑)。」
家内「アルト・アディジェの葡萄畑は谷の底標高2~300mから高度を上げ1200m位までのところに畑があるようです。雨は年間600mlほどしか降りません。川沿いにガルダ湖からの暖かい空気が流れてくるそうで、わりと暖かいそうです。」
「かなり特殊な産地なんですね。」
「ドイツの首相メリケルさんの別荘があるとか(笑)。」
「良いところ。リゾート地だよね。」
「店長!このシャルドネもステンレス・タンクのみで熟成させているのですか?それでマロラクティック発酵を止めている?」
私「私もそうかと思っていましたが、ステンレス・タンクだけではなく一部大樽を使っているようです。それで酸をコントロールしているのかも?技があるようです(笑)。」
「このシャルドネ、それにしても良く出来てる。コスト・パフォーマンス高いですよ(笑)。シャルドネ好きの私にはたまりませんね(笑)。」
「これもピノ・グリージョみたいな旨味があるから、口のなかに入れるとジュワっと涎が出ちゃう(笑)。」
「この点、ルフレーブなんかに似てる(笑)。」
私「ありがとうございます(笑)。フレッシュなルフレーブかな(笑)。」


●ラグレイン 2016年 ケットマイヤー イタリア アルト・アディジェ‐ジュートチロルD.O.C. 750ml 1980円税込
「ほっほぉー、これがラグレインですな。

「聞いたことありませんよ(笑)。地場品種ですか?」
家内「はい。地場の赤ワイン品種です。酸が多くしっかりしてるのが特徴です。私大好きなんです(笑)。」
私「でも中々バランスの良いものは日本に輸入されていません(笑)。」
「おっー!これは特徴的!こんなの飲んだことないですよ(笑)。」
「あー、たしかに。白ともスタイル共通してますよね(笑)。」
「うんうん。酸が豊か、強い。」
「今風の酸がなくて濃くてスイスイ飲めるワインとはまるで違う。」
私「酸とタンニンのバランスが今風のワインとは決定的に違いますよね(笑)。」
「かおりは野イチゴ。野趣溢れてますね(笑)。これはジビエに合わせるワインですな(笑)。」
「ジビエの臭いくらいのコクにきっと合うね(笑)。」
「ワイン自体に旨味もある。ホント、赤・白ともに共通してるよね。」
私「酸味、旨味、タンニンが拮抗してバランスをとっているかのようですよね(笑)。」
家内「ラグレイン標高の低いファットな土壌を好むようです。でも、タイトさも備えてますね(笑)。独特なスタイルのワインですよね(笑)。」
私「このワイン、チョコレート食べながら飲むと美味しいですよ(笑)。」
「あっホントだぁ。」
「これ柑橘類のエキスが入ったチョコレートだと素晴らしく合いそうですよね(笑)。」
「あー、有名ブランドのスッゴク高いチョコレート!絶対に合う(笑)!」
「ルックチョコレートじゃダメかな(大爆笑)?」
「店長!このラグレインは樽熟成してますよね?」
私「はい。伝統的な大樽熟成しています。」
「ということはマロラクティック発酵はちゃんとしているんだぁ!それでもこんなにリンゴ酸が残っているなんて…。酸が残る品種なんですね。」
私「その特性を生かしたワイン造りですよね。まさに文化です(笑)。」
「マスキューさん、大樽熟成したりするのはドイツ的ですよね(笑)。」
私「はい。いかにも。」
「でも、出来上がったワインは独特(笑)。アルザスやドイツなんかとも違うし。」
家内「基本的にはオーストリアが近いとは思いますが、でも趣は違う(笑)。面白い産地ですよね。」
「気候、地形、さまざまな外的要因。それと造っている人の気質。これらが長い年月を経て成熟したものなんだろうな。そんなことを実感してくれるワインですよね(笑)。」


●ベッカチャイア 2009年 パクラヴァン・パピ イタリア 赤 I.G.T.トスカーナ メルロ 750ml 3795円税込み
「おっー、これ凄い!」
「高級な味。高そう(笑)。」
「いや、相当高そう(笑)。」
家内「開けたてはなめし革みたいな還元臭がしますが、すぐ消えていきます。」
「還元臭って何ですか?」
私「長い間瓶の中で密封されていると、瓶内の酸素が無くなってきます。いわゆる還元状態です。この状態で瓶内熟成するわけですので還元臭がします。」
「高級なオールド・ヴィンテージ・ワインによくある香りだね。」
「獣の匂いってヤツだね(笑)。」
「ビオ臭にも似てるかな?」
「似てるには似てるけど、あれは一歩間違えると、う〇この匂いになっちゃう(大爆笑)。」
危ない、危ない。
「それにしてもこれ凄いな。マスキューさん曰くの『言葉を失うワイン』だね(笑)
。」
私「ありがとうございます。まさに壮麗なワインかと(笑)。」
「え~と2009年だから9年経っている訳ですよね。そして飲み頃の味わい。これは全房発酵しているのですか?」
私「していないと思います。基本的には飲みやすいことを念頭にしているとは思いますが…。全房でやったら飲めるようになるまで20年くらいかかりそうですよね(笑)。」
「果実味はプラム しかもエキスやリキュールっぽい凝縮感。メルロらしい味わい。」
「余韻が物凄く長いですよね。巨大(笑)。」
家内「タンニンやらが口の中で折り重なるようですよね(笑)。広がりも凄いし。プピーユのアーティピックに似てる。」
kさん「私もそう思います(笑)。やはりとことん凝縮して造ったメルロ同士似るのかな(笑)。」(Kさんは先日プピーユのオーナー、カリーユさんがマスキューに見えた折、一緒にアーティピックを試飲されています。さすが!)
私「価格はアーティピックの1/3だからお買い得かな(笑)?イタリアワインの優位性
を感じますよね(笑)。」

今回の試飲会で真っ先に完売!
マスキューのお客様のレベルの高いこと!
皆さん良いワインを飲んでいらっしゃる!
甘く見てました。ごめんなさい!

ありがとうございました!

桝久商店 岡本利秋・昭子

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桝久 試飲会リポート 201804

May 03, 2018 by weblogland |
まずはマスキュー定番の白!
〇ピノ・グリージョ オーガニック 2016年 カーサ・ヴィニコラ・サルトーリ
イタリア 白 ヴェネト デッレ・ヴェネツィアI.G.T.750ml 972円税込み
「マスキューさん。この白ワイン沢山飲みましたよ(笑)。」
「ひたすら爽やか(笑)。濃いワインはたしかに美味しいけど、そんなのばっかり毎日飲めないよね(笑)。」
「飲みやすさと清涼感を求めるとすれば、
あと価格を考えると絶対これイイよね(笑)。」
「ガスの抜けたラムネっぽさは昭和の味(笑)?親しみ感じるんだよね(笑)。」
「これ、薄いっちゃ薄いし、軽いっちゃ軽いんだけど(笑)、ギリギリ美味しく飲めるレベルですよね(大爆笑)。」
私「そーなんですよ(笑)。この価格帯で美味しく飲めるワインって少ない(笑)。」
「あー!972円!2000円出してお釣りがくるかなって思ってた(笑)。」
家内「これから暑くなると我が家の冷蔵庫には必ず1本入れてあるマスト・アイテムです(笑)。」
「この値段で代わるものがないんだよね。」
「マスキューさん。この価格でオーガニックなんですね?」
私「わりと尽力しています(笑)。まあ、コストを考えると渾身のオーガニックではないと思いますが(笑)。」
「このライムの香りは品種の特徴なんですか?えーとピノ・グリージョでしたっけ?」
私「このライムの香り特徴的ですよね。清涼感が表現できていますよね(笑)。ただしこれは葡萄が完熟する手前で収穫した結果です。アルコール分は12%とやや控えめです。」
家内「ピノ・グリージョってアルコール分が上がりやすく、出来るワインもファットになり勝ちです。これはそんな特性とは真逆の作りです。ヴェネトの文化を感じますよね(笑)。」
「あと、ちゃんと旨味もあるんだよね。」
私「でも品種の特徴の香りはあんまり感じません(笑)。もともと明瞭な香りの特徴がない品種です。」
「マスキューさん。売ってて悪口言っちゃダメですよ(笑)。」
私「いやいや失礼しました(笑)。まあ、本当のこと(笑)。正確には旨味とボリュームが出やすい品種です。」
「この価格だったら文句はないです(笑)。」
「そうそう、程好い薄旨さなんだよね(笑)。」
私「ピノ・グリージョを軽く仕上げながらも、ワインとしての特徴をしっかり出している点宜しいかと(笑)。」
「マスキューさん。これってビール代わりにも飲めるし(笑)、サラダやパスタなんかだったら何でもオッケー(笑)!」
家内「使い勝手がイイんです(笑)。」


今回唯一のフランス・ワイン。マスキューお馴染みのドメーヌ・バサックのルイさんが造るカベルネ・フラン100%の赤ワイン。待ちに待っておりました!
●カベルネ・フラン 2016年 ドメーヌ・バサック フランス ルーション 赤 コート・ド・トングI.G.P. 750ml 1749円税込
「マスキューさん、『ジュテーム』の生産者のワインですよね?」
「ジュテーム 愛 愛ですな(笑)。」
「セクシーな女性のラベル え~と。あそこにあるヤツ(笑)。」
家内「南フランス ラングドックの生産者です。セラーに貼ってある写真の人です(笑)。」
「へえー。親日家なんですね。」
私「日本に自分のワインを飲ませるお店を始めるとか(笑)。一生懸命な方ですよ(笑)。」
家内「何よりこのドメーヌ カベルネ・フランがとても美味しいのです(笑)。フラン好きの私にとっては嬉しい限り。」
私「シラーなんか作らないでカベルネ・フランこそを一生懸命造ってくださいと催促した甲斐がありました(笑)。」
「どれどれ(笑)。あっ、ふっくらして美味しい!伸びやかで素直(笑)。」
「飲みやすい!でもそれだけじゃない。」
私「果実味が真っ黒になっていないんですよね(笑)。」
「それって南フランスのワインに有りがち(笑)。とにかく濃いには濃いけど(笑)。」
私「濃ければイイ訳じゃない(笑)!」
家内「プルーンやブラック・ベリーの果実味なんですが、どんな品種もそうなる(笑)。でも、これは明らかにカベルネ・フラン!えっへん(笑)。」
「ロワールじゃないけど、たしかにカベルネ・フランの味と香りだよね(笑)。」
「南フランスでもカベルネ・フラン造ってるんですね?シラーとかグルナッシュなんかメインですよね。」
「そう言えば南フランスのカベルネ・フランってあまり聞かないよね。カベルネ・ソーヴィニヨンはよく見るけど(笑)。」
私「こうしてフランとソーヴィニヨンを比べると、フランの方が適していると思うのですが…。」
「なんでもカベルネ・ソーヴィニヨンと書いてあれば売れるからだな(笑)。」
「前の試飲会で出たクーリーのシノンみたいにスパルタンじゃないけど、これはこれでカベルネ・フランとして美味しい(笑)。」
「広がりが凄く良いですよね。アルコール分の高さは感じますが柔らかな膨らみと広がりの美しさでカバーしている。」
家内「いわゆるビオの認証も取り、よりオーガニックを追及しています。進化してますね(笑)。」
「南フランスの良さも感じる。」


さてさて、今回のメインテーマ イタリア北部アルト・アディジェのケットマイヤー祭りの始まり始まり(笑)!
〇ピノ・グリージョ 2016年 ケットマイヤー イタリア アルト・アディジェ‐ジュートチロルD.O.C. 750ml 1980円税込
私「本日の試飲会の一番目にお出しした軽くて飲みやすいワインと同じ品種でございます(笑)。」
「えー!これ一番目と同じ品種なんですかぁ(笑)?」
「おー、濃くて強くて甘い(笑)。この甘さは何ですか?ベタつかない甘さですよね
?」
私「この甘さは残糖分ではありません。グリセリンの甘さかと。」
「アルコール分はいくつですか?」
家内「13.5%です。アルコール分以上に甘く感じますよね(笑)。」
「何故ですか?」
私「基本グリセリンはアルコール発酵の結果生成されます。ですからアルコール分が高いほどより多く発生すると言われています。これは個人的な感覚なのですが、あと寒暖差も影響するような気がします。より寒暖差の大きな葡萄産地ではよりグリセリンが多くなるような気がします
。」
家内「あと品種の特性も加わるかもしれません。ピノ・グリージョは糖分が高くなり勝ち。この後のシャルドネより0.5%アルコール分が高いです。ですからこの分より甘く感じます。」
「甘くも感じますが、酸味も強いですよね
。これは品種の特徴ですか?」
私「多分マロラクティック発酵をコントロールしてると思いますが、それにしても酸が強いですよね。」
「青リンゴっぽさがダイレクト(笑)。これも酸ですか?」
家内「はい。リンゴ酸ですね。」
「あと旨味がものすごい(笑)。なんて言ったらイイかな…。ちょっと日本酒的(笑)?」
私「さすがですね(笑)。ピノ・グリージョって出汁っぽいですよね。開けてからしばらくしてリンゴ酸が落ち着いてくると出汁(笑)。ちょっと椎茸っぽくもあります。ですから日本人好みではあるかと(笑)。」
「私椎茸嫌いだから日本人的じゃないのかな(笑)?」
私「いえいえ。そんなことないですよ(笑)。」
「このワインで大間のマグロ食べてみたいな(笑)!」
「寿司屋さんにあると重宝かな?」
私「はい。似たピノ・ブラン種で造ったワインも同様です。」
「あんまりマリアージュ考えなくても楽しめそう(笑)。」
「日本酒的な飲み方も出来そうですね(笑)。」
「このワインも花や果物の特徴的な香りはしませんよね。一番目と同じなのかな(笑)?」
私「左様かと。」
「なるほどね。だから和食に合わせやすいんだ!」
私「お寿司やさんでお寿司を食べて、これを飲んで口のなかをリセットして、また違うネタを食べる。日本酒的ですよね(笑)。」
家内「お寿司をレモン醤油で食べるならマリアージュもバッチリですよ(笑)。」
「ハードタイプのチーズ噛りながら飲んだらバッチリ合いそう(笑)。」
家内「マリアージュとしては完璧!」

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