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Written on 2018 07 30

桝久 試飲会 リポート 201807

Jul 30, 2018 by weblogland |
台風が接近するなかわざわざのご来店ありがとうございました!痛み入ります。

◎ヴェルドゥッツォ フリザンテ N.V. レ・コンテッセ 微発泡 白 I.G.T. マルカ・トレヴィジャーノ 750ml 1388円税込み スクリュー・キャップ
「ぷはぁー!よく冷えてますね(笑)。生き返る(笑)。」
「汗は引かないけど(笑)、身に染みる(笑)
。」
「飲みやすいなぁ。気づいたら1本丸々飲んじゃうな(笑)。」
「我が家だと2本必要(笑)。」
「スプマンテみたいに泡は強くないけど、
泡としては充分に美味しい。何故ですか
?」
「ひょっとしたら秘密有りかな(笑)?」
私「鋭いですね(笑)!これはガス圧は3kg/cm2 です。シャンパンやスプマンテは5kgくらいはありますからそれよりは低いです。フリザンテの区分です。」
「マスキューさん!この品種ヴェルドゥッツォでしたっけ 聞いたことないですよ
(笑)。」
家内「私も初めて飲みました(笑)。地場品種のようなんですが、プロセッコの許可品種でないのでDOCプロセッコは名乗れず、IGPとなります。」
私「この手のフリザンテは桃や洋梨、グレープフルーツなんかの完熟した果実味を全面に押し出すスタイルが多いのですが
、これは違いますね(笑)。」
「うん。そうそう、過剰な果実感はなくて
、青い植物的なニュアンスが心地良いよね。」
家内「マスキューの定番のプロセッコ コンテッセらしい仕上がりです。」
「え~と、コンテッセってどれでしたっけ
?」
私「これこれ(笑)。大人のラムネです(笑)。」
「あーっ!これかぁ。旨いはずだぁ。このプロセッコ良く飲む(笑)。たしかロゼのフリザンテもありましたよね?」
家内「はい。これです(笑)。これでコンテッセは3本が定番となりました(笑)。」
「店長!この白のフリザンテとプロセッコはどういう風に共通してるんですか?味わいに共通した感じはするんですけど、何故だか解りません。」
私「このフリザンテは出来上がりのアルコール分が10.5%。残糖分がおそらく9g/
Lくらいありますから潜在アルコール分が11%くらいある状態で収穫されています。わりと低く完熟前の収穫かと。それゆえ果実感がでしゃばらず品が良いかと(笑)。あと植物っぽさもそれ故だと思います。テロワールの賜物ですね。」
「スイカとかメロンっぽい青さがイイ。品が良いよね(笑)。」
「きゅうりっぽくもある(笑)。」
家内「時間が経つとセロリっぽくも感じます。」
「そうすると夏野菜の料理がピッタリ合うんだろうな(笑)。ラタトゥイユ(笑)!」
「そーだよね(笑)。野菜をたっぷり使ったパスタなんか合うんだろうなぁ(笑)。」
「このフリザンテはそれを意識して作られてるんだろうな。いかにもヴェネトらしい食文化なのかな(笑)。」
「食べ物のことを考えて作ってると感じますよね(笑)。」
「泡の強さはそんなに強くないけど中からしっかり湧いてくる(笑)。果実のニュアンスと泡のバランスがイイですよね。」
家内「ありがとうございます。これがコンテッセの素晴らしい美点です。通常のフリザンテと比べるとコンテッセはタンク熟成の期間が長いのでこうなるんだと思います(笑)。」


◎イゲルエラ ティントラルバ・シラー・ロサート 2017年 コオペラティーバ・アグラリア・サンタ・キテリア スペイン カスティーリャ・ラ・マンチャ州 ロゼ アルマンサD.O.  750ml 1018円税込み
「これも夏場にはピッタリだなぁ。」
「果実の酸っぱさが鮮烈(笑)!飲むと元気が出ますね(笑)。」 
私「アセロラやグラナデンっぽくて冷やすには最適です(笑)。」
「私アセロラ大好きで夏場は毎日飲んでます(笑)。これも毎日飲むアイテムになりそう(笑)。沢山飲まなくても毎日1杯飲みたい(笑)。日持ちしますか?」
家内「家で実験しましたけど、冷蔵庫に入れないでも1週間くらいは美味しく飲めましたよ(笑)。」
「そんなにしっかりしてるんだぁ!」
「これってシラーで作られているんですよね。シラーって赤ワインの品種でしたよね。何故ロゼ出来るんですか?」
私「早めに果皮と果汁を分離します。色が少しついたくらいで搾ります。ただし、搾ったにしても、かなり緩く搾った感じですよね。雑味がなくその分果実味がクリアで旨味も感じます。」
「白ワインに赤ワインを加えて作るようなロゼ・ワインじゃないんだ(笑)!」
家内「いわゆる『セニエ法』と言うやり方です。日本語だと『血抜き法』かな(笑)。
タンニンの少ない作柄の時に赤ワインをより濃くするやり方です。この場合は搾りませんが。」
「手のかかる方法で造ったロゼ・ワインなんですね。美味しい訳だ(笑)。しかも安い
(笑)!」
「ロゼって言うと甘口のイメージが強い。しかも食事に合わせる代物じゃないイメージがあったけど、これイイね(笑)。これだけでもイイし、食事しながらでもイイ(笑)。」

家内「トマト使えば何でも合いますよ(笑)。」
「なるほどね(笑)!たしかにそうだ。トマトを使ったパスタだと何でもオッケーですね(笑)。」
家内「プロントの海老を入れたトマト・クリーム・パスタなんか真っ先に頭に浮かびました(笑)!」
「あー(笑)。なるほど(笑)。ベスカトーレなんかも合うね(笑)。」
「これって甘さの後ろにスパイシーさ、黒胡椒っぽさがしっかりあるからエビチリなんかに合わせてみたいですね(笑)。」
「中華料理にはイイね(笑)。暑いから辛く味付けしたもの食べながら飲みたい(笑)
!」
「このスパイシーなニュアンスってシラー由縁なんだろうな。」
私「完熟した葡萄果由来ですよね。でもアルコール分は12.5%です。」
「えー!スペインだしもっとアルコール分が高いと思いましたよ(笑)。」
私「そーなんです(笑)。簡単にアルコール分が14%越えるような産地ですが、そんな感じしませんよね(笑)。」
「そうですよ!バレンシアの近くだもんね
。もっと暑苦しくてもおかしくない。こんなに果実味が鮮烈なワイン出来ないはず。でも出来ちゃってる(笑)。何故ですか
?」
私「技術の進歩としか説明がつきません。
醸造工程での徹底的な温度管理と畑で葡萄果の糖度をきっちり把握して目標の糖分に達した時に一気に収穫しているはず
です。」
家内「資本をかけた大規模な生産体制でないと無理ですよね。」
私「スペインって土地がもともと安いから、ある程度の資本で一気に大規模化が進んだんですよね。EUの補助金や資本が流入した恩恵ですね。」
「店長!このイゲルエラのシリーズには赤もありますよね。でも、今回はロゼだけ
。何故ですか(笑)?」
私「暑いので(笑)!」
私「赤も美味しいですよ。まあ、今風ですが(笑)。もっともこのロゼもブラインドでティスティングしたら産地はまず解らない。品種も経験しなきゃ解らないと思います(笑)。」
「世界市場を目指したワインかな(笑)。あと、ラベルがなんか怪しげで楽しくてイイ(笑)。」
「ちょっと危ない(笑)。迂闊なこと言うと性差別になる。」
私「面白いラベル・デザインですよね(笑)
。」
「店長!これからのトレンドはロゼ・ワイン。大日本ロゼ・ワイン普及協会は最先端ですね(笑)。」
私「Kさんは役員ですからこのワイン絶対に買ってくださいね(大爆笑)。」
「規約は、ロゼ・ワインを沢山飲んで、ワイン・ラヴァーにロゼの良さを知らしめる!ですよね(笑)。」
私「それのみ!ご入会希望の方はどうぞおっしゃってくださいね。勝手に名乗っても構いませんが(笑)。」
家内(会長)「ロゼがもっと皆さんに飲まれれば何でもオッケーです。」
Kさん(こちらのKさんは会頭)「マスキュさん。こんなロゼをデイリーに飲めるようになったのは朗報ですね。」


そして突き抜けるような鮮烈な白!
〇アルザス リースリング 『ドレイ・エクサ』2016年 ポール・ジャン・グランジェ フランス アルザス 白 750ml 2453円税込み
「あー、これ良いですね。上質。」
「目の覚めるような味わい。マスキューさんが言うように、突き抜けますね(笑)。」
私「広がりが素晴らしいですよね。まるっきり辛口だし、アルザスでもあまり無いスタイルです。」
「果実味自体は複雑じゃないけど、質感が凄いよね(笑)。」
「たしかにリースリングなんだけど、ドイツのリースリングとはだいぶ違いますね。」
私「ドイツでこんなにドライにしたら、折り合いがつかなくなりそうです(笑)。」
「オイリーなニュアンスは共通してるからリースリングには違いないんだけどね(笑)
。ドイツのものとは違うなぁ。」
家内「このワイン畑の土壌が石灰質です。
とてもミネラリーです。ドイツのモーゼル辺りは層をなした粘版岩 いわゆるシーファー。その差としか思えません。」
私「チョーク、火打ち石 いわゆるチョーキーな感じが特徴的ですね。」
「店長!このワインの突き抜けるような酸はリンゴ酸なんですか?」
私「はい。熟成は大きな木樽で半分、ステンレス・タンクで半分します。ここにこのワインのミソがあります(笑)。木樽の方は酸の角がとれマロラクティック発酵もします。一方通行ステンレス・タンク
は基本的にニュートラル。これを最後にブレンドすることでこのスタイルが出来上がるようです。」
「木樽はマロラクティック発酵すると言うことはリンゴ酸が少ない。一方ステンレス・タンクはリンゴ酸が残る?」
私「左様かと。」
「それでバランスがとれるんですね。しかもスタイルとして確立される。う~ん。文化なんですね(笑)。」
「ところでこのワインは何を食べながら飲むのが良いのでしょうか?」
私「ハードタイプのチーズは鉄板かな(笑)。」
家内「バターを使った炒め物なんか幅広く相性が良さそうですよね(笑)。アスパラなんかバターで炒めて食べたら美味しそう(笑)。」
「わりとしっかりした料理だも良さそうですよね。思いきってステーキは?」
私「チャレンジャーですね(笑)。でもイイかも(笑)?実はドイツのモーゼルの著名生産者がそれ言ってました(笑)。酸があるから甘くても大丈夫だと。」
「定番でバターとレモン添えるステーキがあるんだから、まんざら合わないことも無いんじゃないかな(笑)。」
私「チャレンジャーいたら結果を教えてくださいね(笑)。」

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