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Written on 2022 03 18

マスキュー試飲会のラインナップ決まりました!

Mar 18, 2022 by weblogland |
今月3月25日(金)17~20時、26日(土)11~20時開催のマスキュー試飲会のラインナップ決まりました!
蔓防は緩和されますが注意に越したことはありません。それゆえH.K.S.15でお願い申し上げます(笑)!
H. ひっそりやってますから
K. こっそり来てくださいね。
S. 試飲はサクッと15分!

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●ロス・カルドス カベルネ・ソーヴィニヨン 2020年 ドニャ・パウラ アルゼンチン 赤 ルハン・デ・クージョ 750ml  880円税込み スクリューキャップ(特別限定品)
マスキュー定番アルゼンチンのドニャ・パウラが輸入終了となりました。諸般の事情お察しくださいませ。先月から特売品として扱っておりましたシャルドネが無くなり、最後の砦カベルネ・ソーヴィニヨンの特別販売となります!お見逃しなく!

このロス・カルドス銘柄のカベルネ・ソーヴィニヨンは、ドニャ・パウラのスタンダードランクで木樽熟成はしません。畑はもともとのウガルテックのもの。標高1050メートル、年間降水量は200ミリ、年平均気温は14℃。3月の夜二度にわたり収穫されます。

収穫された葡萄は除梗後、低温で10〜15日間のプレ・マセラシオンしながらミクロ・オキシダシオンをするそうです。この過程で十分なタンニンとアントシアニンを抽出、重合が出来ます。そしてプレスをし果皮と分離してから主醗酵のアルコール醗酵を始めます。最新のアプローチです。

新しい技術的アプローチは結果がでるまで議論されたり批判されたりしますが、このワインに関しては問題ありません。基本的に葡萄果がしっかりしていますから、出来上がったワインに欠陥はありません。薄いワインを無理に濃くするような無理をしている訳でないですから、ワインのもちが悪かったり、抜栓後すぐにダメになったりしません。もちろん何年も寝かせるようなワインではありませんが、硬くてなかなか飲み頃にならないマルベックがすぐにベストの状態で楽しむことが出来ることは素晴らしいイノヴェーションと言えます。

また早くリリースできますから、生産者のキャッシュフローも良くなりますね(笑)。

日進月歩、ただ立ち止まっているだけではダメですね。

◎レ・ポッツェル ロゼ 2019年 カンディド イタリア プーリア ロゼ サリーチェ・サレンティーノD.O.C. 750ml 1493円税込み (特別限定品)

1929年にフランチェスコ・カンディドはサン・ドナーチにワイン醸造所を建設し、所有していた400ヘクタールの畑からブドウ栽培を始めました。もともとそこそこの資産家のようですね。現在、カンディド家の三代目アレッサンドロがワイナリーの当主をつとめています。
140ヘクタールのブドウ畑では、土着品種(アレアティコ、ネグロ・アマーロ、プリミティーヴォ、マルヴァジア・ネーラ、フィアーノ)や外来品種(モンテプルチャーノ、カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー、シラー、プチ・ヴェルド)が栽培されています。更に別の会社が所有する50ヘクタールの畑を借りてブドウを栽培しています。
これはネグロアマーロ95%、マルヴァジア・ネーラ5%のセパージュのロゼ。ネグロアマーロ主体のの珍しいもの。初めて飲みました(笑)。
除梗・破砕したブドウを約20 時間 低温マセラシオン、その後約40%のフリーランジュースを抽出し、ステンレスタンクで選別酵母とともにアルコール発酵したもの。いわゆるセニエ法で作られています。それゆえもともとの黒葡萄であるネグロアマーロの特徴が受け継がれます。
色も濃くコーラル・ピンク。味わいは色から連想されるようにがっしり(笑)。ワイン自体の強さはロ・ゼルボーネのキアレットに遜色ありませんね(笑)。ブラインドで飲んだら赤ワインと言ってしまいそうです(笑)。ネグロアマーロらしくあまり明瞭な香りはしませんががっしり、旨味もたっぷり。フル・ボディーのロゼと言っても良いのでは(笑)。まあ、これは言い過ぎですが、魚介類はもちろん肉系の料理も行けるし、特に唐辛子を使ったものに相性が良いはず。やはりプーリアのしっかりした黒葡萄で作るとこうした特徴的なロゼが出来るのだと実感いたしました。
暖かな晩春や初夏、部屋の窓を大きく開けて昼食には唐辛子が効いたペペロンチーノ。このロゼをセラーの温度で飲みながらひたすらペペロンチーノを食する。
う~ん。
妄想しちゃいました(笑)。

あとこのロゼ・ワイン限定販売の特別価格品となっています。とてもお買い得ですが現品のみとなりますのでお見逃しなく!

〇ティモラッソ 2020年 カッシーナ・イ・カルピーニ イタリア ピエモンテ 白 コッリ・トルトネージ・ティモラッソD.O.C.750ml 2121円税込み

この『ティモラッソ』は品種名、ご存知でしたか?私は知りませんでした(笑)。
このD.O.C.コッリ・トルトネージはいわゆるガヴィの生産地区の一番東側 ロンバルディアに接するところです。
味わいのスタイルは優良なコルテーゼに似てますね(笑)。一言で言えば高貴品種かと。深みがあり、味わい深く、複雑でとてもアロマチック。白や黄色の花、白桃やグレープフルーツやベリーのニュアンスは飲み手を陶酔させます(笑)。甘草やエキゾチックなスパイシーさは深みを演出。高級なヴィオニエのようなメロンっぽさを感じ取れると、『やはり高貴』と血統の良さを実感します。
マスキューの定番『ミナイア』を思い出しました(笑)。ランクは『ミナイア』よりは下がりますが(笑)、かなりの高レベル。ちょっとオレンジ・ワインっぽくもありますが、野性味もあり特徴的な白ワインです。きっと発酵は果皮とともに行ってますね。あと全体を通じての伸びやかさ。徹底的な衛生管理と余分な農薬を使わない姿勢の現れです。SO2の使用量もかなり少ないはずです。
イタリアの特徴的で優良な白ワインを飲むと、シャルドネやリースリングだけではない!と思わず力説してしまいます(笑)



●ル・カブ・デ・ザコリット 2019年 ドメーヌ・デ・ザコル フランス ローヌ
赤 750ml 2980円税込み

う~ん。
深みがあって飲みやすい。とても自然ですいすい飲めてしまいます(笑)。
カベルネ・ソーヴィニヨンなのにブルゴーニュ的な透明感がある。変に暑苦しくなく、冷静さを感じる知的な佇まいと優しさ。旨味たっぷりなブルゴーニュのピノ・ノワール的なカベルネ(笑)。ブルゴーニュの名門ラルロの元醸造長の作るワインらしいのかな(笑)?
ビオ系の独特な土臭さはあるのですが、私にとっては土臭さがたまらなく心地良いのです。
アペラシオンの無いような産地ですが(笑)、品質は作り手によるところが大きいと実感。もっともラルロの名声によるところも大かな(笑)。
でもですね(笑)、このワインの質を考えるととても割安であるのは確か。ピノ・ノワール原理主義者であると損をします(笑)。私はピノ・ノワール原理主義者を自認してはおりますが、それ以上に良いワイン原理主義者なので変わり身は早い(笑)。このしなやかな対応力が持ち味なのです。決してコウモリではありません(笑)。
あとこのワインはとても飲みやすく作られていますが隠れた強さがあり、10年くらい経ってから飲むと別世界があるような気がします(笑)。

●モレーンニコ 2018年 ロヴェロッティー イタリア ピエモンテ 赤 コリーネ・ノヴァレッジD.O.C.750ml 3300円税込み

ロヴェロッティーと言えばピエモンテ北東部のD.O.C.G.ゲンメの優良生産者です。
このコリーネ・ノヴァレッジD.O.C.はゲンメを中心にロンバルディア方面に広がる広域のD.O.C.。ここで注意しなくてはならないのは川向こうのD.O.C.G.ガティナラは含まれていないこと。共にネッビオーロをメインに使うので、共通のD.O.C.としてコリーネ・ノヴァレッジがあると思っていましたが、それは間違いでした(笑)。
アルプスから流れるセシア川の西側にあるガティナラより東側のゲンメやコリーネ・ノヴァレッジの方がより冷涼であることが原因かもしれません。ネッビオーロのシノニム『スパンナ』と言う呼称もコリーネ・ノヴァレッジのもの。

この『モレーンニコ』はネッビオーロ60%、ヴェスポリーナ20%、ボナルダ20%。コリーネ・ノヴァレッジ専用の畑で収穫された葡萄で作られたもの。基本早飲みなのですが、口中での広がりはとても伸びやかでフレッシュ。とてもドライで切れが良くアフターの伸びやかさはさすがロヴェロッティー!ゲンメほどの大きさや凝縮感は無いものの、やはりネッビオーロもといスパンナは素晴らしい(笑)。コリーネ・ノヴァレッジではネッビオーロ(スパンナ)を50%以上使うのがお約束。50%でも充分ですね(笑)。この点お隣のガティナラの生産者アンツィヴィーノが作る『カプレンガ』と共通します。ただ『モレーンニコ』の方がより冷涼です。それがガティナラとゲンメのD.O.C.G.の根幹のような気がします。

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アンドレ・ボノームのオール・クラッセ2019年は人気がありますね。

Mar 18, 2022 by weblogland |
う~ん。
アンドレ・ボノームオール・クラッセ2019年は人気がありますね。

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まず驚いたのは値段が提示される前に予約を取る必要があったこと(笑)。こんなことは普通まずありません。インポーターが煽っている(笑)?いやいや、飲む前から絶対に良いことを皆知っています。しかもブルゴーニュが高騰していることもご存知。そうなると数の確保割り当てが必要になります。為替も円安、作柄のため日本に来る実数は当然減ります、運賃も高くなる。そうすると価格を早く決めがたい。そんな事情なのかしら?
来月には2019年の小区画シリーズが入荷するようですが、これもまだ数と値段は決まっていません。
当然私はハラハラドキドキ。高くても怒られるし、足りなくても怒られる。確定事項となっております(笑)。そんな訳で今回の試飲会にはお出し出来ません。ごめんなさい!

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これ、なーんだ(笑)?

Mar 18, 2022 by weblogland |
これ、なーんだ(笑)?

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ゲンメのトップ・ランナーロヴェロッティーが作るコリーネ・ノヴァレッジです。ゲンメは川を挟んでガティナラと並ぶネッビオーロを主体としたD.O.C.G.ですが、それを覆うように東に広がりD.O.C.がコリーネ・ノヴァレッジです。ここではネッビオーロとは呼ばずスパンナと呼びます。50%以上スパンナを使うことがお約束です。
実は20年以上スパンナにはご無沙汰(笑)。常に探していましたが、無い(笑)。
よーやく見つけました!しかも敬愛するロヴェロッティーのもの。もうそれだけで嬉しくて嬉しくて(笑)。
ところでワイン本で調べるとゲンメやガティナラの地図が無い(笑)。やはり冷遇されてます(笑)。バローロやバルバレスコは必ず記載や地図がありますが、これらの地図はまずありません。下手をすると紹介もされていません(笑)。
唯一見つけたのがヒュー・ジョンソンのイタリア旅行本です。

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これを見て初めて知ったのですが、コリーネ・ノヴァレッジにはガティナラ地域が入っていない!私はずっとコリーネ・ノヴァレッジD.O.C.がガティナラとゲンメを補完するD.O.C.だと思っていました。でもそれは間違いだった訳です。ガティナラとは補完関係がありません。川を挟んだお隣なのに何故?答えは飲んで解る(笑)。ガティナラとゲンメの特徴の差。コリーネ・ノヴァレッジのスパンナはゲンメ風、ガティナラとは違うスタイルだからかと。
Mさん!今月のマスキュー試飲会期待してくださいね(笑)。

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