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Written on 2012 07

試飲会へのご参加ありがとうございました

Jul 30, 2012 by weblogland |
昨日は大変暑い中ご来店くださいまして、ありがとうございました。

じつは、11時半から1時半頃まで、マスキューは全電源喪失つまり停電していました。
焦りました!

近所で電線が断線したらしいのですが、驚きました。15号線の信号も点きませんから、交通整理のパトカーが出動する物々しい騒ぎになりました。計画停電ならまだ心の準備ができますが、いきなり停電になると成す術がありません。ましてやワインを抱えてますから、ビビりました(笑)。

幸い事なきを得て、試飲会はスタートしました。

今更ながら電気の有り難さを知りました。

まずは白
ヴェルデッキオ・ディ・マテリカ 2010年 ガリアルディ イタリア マルケ 白D.O.C.750ml 1320円税込み
「詰まってますなぁ(笑)。」
「香りも独特!ハーブ?でもあまり馴染みのない感じ。香木?」
私「アニスっぽいですよね。温度が上がるとはっきり分かります。」
家内「私の好きなペルノー味です(笑)。でも癖がある香りですから、好みの別れるところですね。」
「ほぅー、これが『マッカニャーノ』の弟分ですね(笑)。有様は違いますが、たしかにマテリカらしい。」
私「さすがに緩くない(笑)。」
「マテリカとイエージって違うんですか?」
私「マテリカは山間部、イエージは海岸部になります。日本にイエージはだいぶ入ってますが、マテリカの方はあまり入ってません。イエージは軽くがぶがぶ飲めるワインです。でもマテリカの方はかなり密度感があります。」
「長くて似た名前でも味はかなり違うんですね(笑)。」

そして爽やか系の代表選手の登場です(笑)。
〇〇ソーヴィニヨン・ブラン2011年 セント・クレア ニュージーランド マールボロ 750ml 1980円税込み
「これ旨いね!爽やか!でも複雑。色んな味がしますね(笑)。」
「ニュージーランドのソーヴィニヨンってこんなに美味しいんだ?」
「たしかにソーヴィニヨン・ブランなんだけど、フランスのソーヴィニヨンとは趣が違う。」
私「ソーヴィニヨン・ブラン品種はいまやニュージーランドが世界基準と言われるまでになりました。このセント・クレアはその中のトップブランドです。
家内「ここに畑の写真がありますけど、空の色が違う(笑)。」
「群青色ですね。陽射しが強そう。そういえば南半球はオゾンホールがあるからなぁ。」
「前に飲んだ北海道の何とかに似てる(笑)。」
私「多分ケルナーかと(笑)。サンセールのような味ですよね。」
「このワイン、スモーキーさもちゃんとありますね。やはりソーヴィニヨン・ブランですな。それにしても完成度が高い!」
「ところで、マスキューさんセント・クレアの他のワインはどうでしたか?」
私「うーん。悪くないのですが、マスキューで扱うにはちょっと高級過ぎまして(笑)。」

さて赤に移ります。ちょっと順番が変わって、まずはモンテプルチアーノ・ダブルッツォです。
●『オロ』 2011年 モンテプルチアーノ・ダブルッツォD.O.C. テッレ・デル・コルノ イタリア アプルッツォ州 赤 750ml 1035円税込み
「おっ!いかにもモンテプルチアーノらしい色(笑)。」
「ラズベリーやプラムの味がしますねぇ。コストパフォーマンスが良いですね(笑)。」
私「ありがとうございます。マスキューでは前にもモンテプルチアーノ・ダブルッツォを扱ってましたが、ワインが薄くなったので取り扱いを止めていました。今回久しぶりに入れました。これだったら許せるかと。」
「そーですよね。モンテプルチアーノ・ダブルッツォって日本にたくさん輸入されてますが、安いワインでまずいのが多いですよね(笑)。」
家内「あと、名前の『オロ』も金という意味で、オリンピックにちょうど合うかと(笑)。」
続けてブルゴーニュの飲み頃赤ワインです。

コート・ド・ニュイ・ヴィラージュ2003年 メゾン・ジュリェ フランス ブルゴーニュ 赤 750ml 1890円税込み
今回は前のモンテプルチアーノとこのブルゴーニュが冷やして旨い赤ワインということで順番が変わりました。
「2003年ですか。完璧にピークですね。ちょっと冷やすと旨いですね(笑)。」
「前のモンテプルチアーノと比べると色が全然違いますよ。これだったら飲まないでも区別がつく(笑)。」
私「それって資格試験に応用できますよ(笑)。」
「このコート・ド・ニュイ・ヴィラージュってどこら辺ですか?」
私「ニュイ・サンジョルジュのプリモー・プリッセという集落のあたりの平地です。」
「ニュイ・サンジョルジュらしい味わいですね。」
私「ありがとうございます。ちょっと樽香が粉っぽくてジュヴレイっぽいかと。」

さて、次はお待ちかねの山羊の登場です(笑)。
アマルテア・ティント2009年 ロクサネル スペイン カタルーニャ 赤 750ml 1570円税込み
「ラベル可愛い!」
「優しい味!」
ここで頂き物のパルミジャーノ・レッジャーノ36ヶ月熟成チーズの登場です(笑)!
「あ~、美味しい。」
(頂き物ですからガンガン出します。)
「マスキューさん、このワイン、セパージュは何ですか?」
私「メルロとカベルネ・ソーヴィニヨンです。フランス品種なんですが、出来上がったワインはスペインのワイン(笑)。とてもメルロとカベルネの味はしませんよね(笑)。」
「そうですよね。でも旨いからイイかな(笑)?」
私「そう言って頂くと助かります(笑)。」
「ラベルの絵の山羊は葡萄の房をくわえてますが、実際に葉っぱだけ食べさせることは可能なんですか?」
私「山羊使いが上手く葉っぱだけ食べさせるらしいです(笑)。山羊も200頭くらいいるようですから、どんな光景か実際に見てみたいです。」
「色んな造り手がいるんですね。」
予想通り本日のトップセラーとなりました。

そして、トリの赤ワイン
スポンサ・ヴェロネーゼ 2009年 テヌータ・サン・アントニオ イタリア ヴェネト ヴェロネーゼI.G.T.赤 750ml 1575円税込み
「圧倒的だなー。」
「カシスやベリーの香りが詰まってる。」
「深みがありますね。かなり凄い。でも安い(笑)。」
ここでカカオ分70%のチョコレートをすかさず勧めます(笑)。完璧なマリアージュ。
「あー!こうでなくっちゃね!」
「マスキューさんカカオ90%のチョコレートが明治製菓から売ってるから、今度試してくださいな。後戻り出来なくなりますよ(笑)。」(良いこと教えていただきました。必殺技にします。)
「カベルネ系のワインはチョコレートと良く合いますね(笑)。それにしてもこのワイン、カベルネらしいこと。」
「そうそう。カベルネ100%じゃないのに…。アマローネ恐るべし。」
私「テヌータ・サン・アントニオは凄い造り手ですよね。」

暑い中、ありがとうございました。

桝久商店 岡本利秋・昭子

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2010年ヴィンテージのワインを飲んでいます

Jul 24, 2012 by weblogland |
ここのところ2010年ヴィンテージのワインを飲んでいます。
ボルドーはまだ飲んでいませんが、南フランス、ローヌブルゴーニュロワールはだいぶ飲みました。
うーん。
どれもすぐに飲めますね。
特別軽い訳ではありませんが、ワインが出来上がっている感じです。
バランスは全体に良く、酸がでしゃばるような感じはありませんね。あまり長期の熟成は出来るかな?このあたりがちょっと気になります。
たしかあまりイレギュラーな印象のない作柄ではありますが、驚くほどの凝縮感もないかと。
まあ、大物はまだ飲んでいませんから断定はできませんが…。
2008年に近いんでしょうか?もうちょっと上か?
もう2年前の作年ですが、それでも断定できません。簡単に手の内は明かしてくれませんね(笑)。
雑誌などで伝え聞くのを鵜呑みには出来ませんから、ひたすら飲むしかありません。
苦でないから良し(笑)。

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凄い生命力, ファランギーナ サンニオ ビオロジカ 2010年

Jul 09, 2012 by weblogland |
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ファランギーナ サンニオ ビオロジカ 2010年凄い生命力でした!
タブルニ・ドムスが造るイタリア カンパーニャ サンニオD.O.C.の白ワインです。

先々週の土曜日の試飲会で飲んだ残りを昨日飲んだのですが、旨かったです(笑)。抜栓後まる8日経ってます。ボトルに半分残ったまま家の中で放置してあることに気がつき、もったいないから飲んでみました(笑)。もちろん常温のままでしたから、冷凍庫で急速冷蔵約1時間(乱暴でごめんなさい。)。飲んでみると、高温によるダメージも無く、香りもそこそこあり、しっとりとして滑らかで、かなりイケました(笑)。
うーん。
ハーブのようなニュアンスもあり、ダメージを受けて疲れた感じがないのにびっくりしました。
このワイン農薬や添加物などほとんど使いません。逆に通例、保存性を考えると添加物を増やしたり、徹底的に濾過滅菌します。
そうなると、自然に造られた良いワインはそれ自体に自分を守り保持する力があるように感じます。そうでなければ説明つきません。

不思議なほどなのです。

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まだありました!

Jul 02, 2012 by weblogland |
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あー、良かった。
まだありました!

『クロー・ド・ネル』アンジュ・ルージュ カベルネ・フラン 2003年です。
土曜日の試飲会で大人気だった赤ワインです。当日売り切れてしまい。休み明けの今朝一番でインポーターさんに電話しましたところ、幸いにもあと50本ほどありました。ラッキーでした(笑)。

試飲会の時
「ネルのこのワインは何に似ていると思いますか?」
と質問されて、すぐに思い当たるワインが出てきませんでした。
うーん。
同じワインはありませんが、カオールのシャトー・ピネレ『ロタンティーク』のスタイルが似ているかも?マルベックで造られてますから、基本的な香りは違います。ただ味わいの表出パターンが似ているのでは?ワイン自体の深さ、タンニンのボリューム感は互いにトップレベル。なかなか手の内を現さないところは共通(笑)。尽力したグレートワインであることも共通(笑)。感動したことも共通(笑)。

似てないかな(笑)?

同じものがありました!
試飲会でYさんが目ざとく発見しました。
じつはクロー・ド・ネルとルモワスネのサヴィニ・レ・ボーヌ1998年のボトルがとても似てました(笑)。微妙には違いますが、かなり似てます。重量感のあるブルゴーニュスタイルの高級ボトルです。

答になってませんね(笑)。

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