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Written on 2013 11

南フランスのシラーとヴィオニエ

Nov 11, 2013 by weblogland |
昨日、今日とサンプルで取り寄せたワインを飲んでいました。
南フランスのシラーとヴィオニエです。
私「このシラー凝縮感あるね。いかにも南フランスだね。甘さにボリュームあるね。」
家内「うん。確かに濃いね。この価格帯じゃレベル高いよね。でも、悲しいかなシラーらしさがないよね。」
私「圧倒的に甘くてインパクトあるから、売りやすいとは思うけどね(笑)。シラーらしくない(笑)。どうしよっか?」
家内「リンカーン・エステートのシラーズを売る方が良心的だよね(笑)。」
私「そーだよな。お客様にシラーとして売るには若干難があるよね。シラーらしくないし…。」
家内「飲んでシラーってわからないし、シラーらしくないにしろワインに特徴が欲しいよね。甘いだけだもんね。」
私「ラベルにシラーって書いてあるから良いってものじゃないよね。」
家内「マスキュー的チョイスには該当しないかな。」
私「では却下ということで。」
決して悪いワインではありませんが、微妙なこだわりがマスキューにはあります。
簡単には決まりません(笑)。

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Aさん「一本のワインを何日もかけて飲むんですね?」

Nov 09, 2013 by weblogland |
今日、常連のAさんがお見えになりました。

Aさん「マスキューさん、ブログ見ましたけど、一本のワインを何日もかけて飲むんですね?」
私「読まれました?お恥ずかしい(笑)。そーなんです。そうしないとそのワインの本当の姿が解りません。」
Aさん「でも、試飲会なんか行って選んだワインなんでしょ?」
私「もちろん、そうです。でも1本丸々時間をかけて飲まないことには、確信が持てないんです(笑)。もう、習性に近い(笑)。」
Aさん「その結果が店に並ぶ訳ですね(笑)。でも、1本丸々飲んでから決めるんじゃ大変ですよね。」
私「確かに非効率(笑)。我が家では常に飲みかけのワインが2~3本ある状態です(笑)。今日取り寄せたサンプルのワインが8本ありますから、これだけでも一週間くらいかかります。苦じゃありませんが(笑)。」
Aさん「そういうサンプルって貰えるんですか(笑)?」
私「ただで貰うと断り難くなりますんで、ちゃんとお金払いますよ(笑)。」
Aさん「ダメな時はなんて言うんですか(笑)?」
私「インポーターさんは自社製品を愛してますから、さすがに『ダメなワイン』とは言えません。」
Aさん「じゃあ、なんて言うんですか?(執拗に食い下がるAさん)」
私「企業秘密なんですが(笑)、マスキューには高級過ぎるとか、同じようなワインを売っているとか…(笑)。」
Aさん「高級過ぎるって高過ぎるってことですか(笑)?」
私「私の口からは言えません(笑)。」

鋭い指摘でした(笑)。

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やはりガロフォリは『神』でした!

Nov 08, 2013 by weblogland |
ノベロ
昨日で今年のノヴェッロを飲み干しました(笑)。
先週の金曜日に抜栓してから丸五日じっくり観察しました(笑)。
先日ブログで書きましたが、全体的には小ぶりでしたが、造り手の尽力を感じる出来栄え。この3種類しか飲んでいませんが、真面目に造っています。ボジョレーのように、「どうせ早く飲まれちゃうんだから、軽くて飲みやすければイイや。」みたいなノリで造ってませんね。ノヴェッロの認知度も低いし、造り方が定まってないのも幸いしてますね。ガロフォリのように完全にマセラシオン・カルボニックで造るスタイルもあれば、通常のワインにマセラシオン・カルボニックで造ったものをアッサンブラージュしたようなスタイルが混在します。

ノヴェッロ・トスカーノ2013年 グラヴェペーザ は、時間が経つにつれてサンジョヴェーゼらしさが増します。もちろん甘味は時間の経過とともに落ちて行きますが、崩れません。ベースのオレンジっぽい果実味を感じると「よくぞ耐えた!」と涙が出そうでした(笑)。地味ではありますが、努力が伝わる佳品でした。

ノヴェッロ・サレント2013年 コンティ・ゼッカ イタリア プーリア ノヴェッロ・サレントIGT は終盤になると南イタリアらしさが出てきました。チョコレートやミルクっぽさをほんのり感じます。樽は使っていませんから、葡萄由来の香りですかね?ネグロ・アマーロらしい味わいには違いありません。この状態になると時間の流れも遅く感じるような感覚に囚われました(笑)。

ティニ・マルケ IGT 2013年 ガロフォリ は五日目にして「明らかにモンテプルチアーノ種!」と解りました(笑)。あのボジョレーと間違うような第一印象からは考えられません。もちろん抜栓時の甘味は落ちていますが、リキュールのような濃密さが漂います。泥臭いラズベリーの味わいはまさにモンテプルチアーノ種でした。
もともとのワインの良さは素晴らしいですね。手を抜いていないどころか、渾身の造りです。アルコール分が11.5%しかないのにこの出来栄え…。
やはりガロフォリは『神』でした!

日本じゃ無理かなぁ?

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やはりガロフォリは『神』でした

Nov 03, 2013 by weblogland |
さあ、昨日抜栓したノヴェッロ今日はどうなっているでしょう?
糖度が足りなく補糖したりしていると、バランスが崩れますから解ります。
まず●ノヴェッロ・トスカーノ2013年 グラヴェペーザ は、バランスが良くまとまりが良いですね。密度感もほどほどあります。フルーティーな中にサンジョヴェーゼらしい優しい舌触りもあります。悪い年のイメージがありませんね。アルコール分とエキス分の折り合いが良いです。変に出っ張ったところがありません。
そして、●ノヴェッロ・サレント2013年 コンティ・ゼッカ イタリア プーリア ノヴェッロ・サレントIGT 思った以上にフルーティー(笑)。りんご酸を感じ、プーリアらしくないほど。基本的に意地悪な部分のないワインですから、飲みやすい飲みやすい(笑)。ブライドでやったら産地を間違えるかも?

さて大本命の●ティニ・マルケ IGT 2013年 ガロフォリ イタリア マルケ ノヴェッロ いつもと比べると軽いには軽いのですが、実に旨い。ノヴェッロとしたら非の打ち所がありません。今日のミニ試飲会では、皆さんの圧倒的支持を集めました。
「マスキューさん。ヌーボーと言うと、どれも似たようだと思ってましたが、どれも違う(笑)。」
「トスカーナとプーリアは誰が飲んでも違うよね。」
「作柄が悪いと言っても旨いですよね。こんな事言ってはいけませんが、ボジョレー・ヌーボー飲んで旨いと思ったことありませんが、イタリアヌーボーは旨い。特にガロフォリは抜群。でもボジョレーに似てる(笑)。」
私「ガロフォリのノヴェッロは昔は早飲みのボジョレースタイルではなく、解りにくいワインでした。でも、この2、3年で解り易いスタイルに変わりました。ただ葡萄の質は落としていませんから、旨味がハッキリ伝わってきます。アルコール分は11.5%と低く困難な年であるにも拘わらず、この出来栄えは立派かと。」

やはりガロフォリは『神』でした(笑)。


あと、思ったのですが、イタリアの生産者は困難な年でも質を追求しますね。それは、基本的に量の確保が容易な、恵まれた自然環境に原因はあります。
冷涼で間違えたら収穫が全滅してしまうような厳しい産地の生産者とは、自ずとワイン造りのアプローチが違っているようです。
でも、イタリアに見られるようなチャレンジ精神は、日本のようなワイン途上国には必要ですよね。じゃないとオリジナリティが生まれません。厳しい注文かもしれませんが、期待されます。
ヨーロッパ産地のワインを真似しているだけや、成分調整に尽力しているだけでは真のオリジナリティは確立できません。

関税も撤廃されるようですから、今以上の思い切りが必要になります。大変だとは思いますが、頑張れニッポンなのです。
価値の高い国産ワインが造れるようになったら、我々末端の流通業は通らなくなるはずですが(笑)、そうなったらなったで仕方ないこと。了見の狭いことは言いません(笑)。

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