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Written on 2018 11

桝久 試飲会リポート 201811

Nov 26, 2018 by weblogland |


昨日、一昨日とご来店ありがとうございました!

まずは一風変わったイタリア バジリカータの白です。
〇クエルチア・ディ・アニバーレ・ビアンコ・バジリカータ 2017年 テヌータ・タウリア イタリア バジリカータ 微発泡 白 I.G.T. 750ml 1647円税込み
「マスキューさん、これって泡なんですか?」
「グラスに気泡がつく程度(笑)。」
私「ワインのアルコール分が11.5%の時にアルコール発酵を止めています。発酵が完全に終了していませんから泡が残ります。」
「どうやって発酵を止めるんですか?」
私「発酵を止める場合はSO2を添加します。」
「これもそうですか?」
私「そうしているとは思いますが、SO2の添加量がそうしているには少なく感じます。秘訣がありそうです(笑)。」
家内「単に発酵終了前に瓶詰めしたような感じもするんですよね(笑)。いわゆるメソッド・ルーラル。」
「甘く感じるのは?」
家内「未発酵糖分だと思います。」
「でも甘さが全然気にならない(笑)。」
「言われなきゃ辛口と思っちゃう笑い。」
私「酸もたくさん残っていますから甘さをマスキングしてます(笑)。それと供出温度もちょっと下げました(笑)。」
「小技ですね(笑)。より酸が感じられて甘さが目立たないですよね(笑)。」
私「見破られたぁ(笑)!」
「白い花とか鉱物っぽさ感じますよね?」
家内「時間が経つと黄色い花のニュアンスが増します(笑)。」
「麹っぽさありますね。日本酒的な飲み方
出来そう(笑)。」
私「酵母臭が強いんですが、それが嫌みじゃないんですよね(笑)。岩等のミネラル、塩味に繋がっているかと。」
「ハチミツっぽい香りしますよね(笑)。」
「う~ん。ラベルの明るい黄色のような風景を連想しますな(笑)。カラブリアが舞台の『風の丘』の世界ですね(笑)。マスキューさんの推薦図書でしたっけ(笑)。」
私「家内の推薦図書です(笑)。」
家内「このようにワイン カラブリアのチロのワイン同様な暖かみのあるニュアンスがあります。」
「あー、マスキューさんが以前扱ってたコーラ・ビアンコに似てますよね(笑)。」
私「安納芋みたいなワインですね(笑)。共通するのが黄色いニュアンス(笑)。」
「お芋も黄色(笑)?」
私「これも時間が経つとお芋っぽくなるんですよ(笑)。これホント。嘘ついてません(笑)!」
「いろんなところで面白いワイン作ってるんですね(笑)。イタリアって面白いですよね(笑)。」
「うんうん。それもフランスみたいに肩肘はったところがない(笑)。シンプルな自由さ(笑)。とでも言うのかな(笑)。」
私「もっともこのワインは自家消費用ですから、イレギュラーと言えばイレギュラー(笑)。数も少なく今回は在庫限りでございます。来春にまた来るそうです。」
「タンク1本分なんですね(笑)。今作ってるんところかな(笑)。」
私「多分(笑)。」

●ジャンニテッサーリ ピノ・ノワール2017年 マルカート イタリア ヴェネトI.G.T.赤 750ml 1681円税込み
「マスキューさん。これって定番でしたっけ?」
私「はい。以前はジャンニテッサーリ・ブランドではなくマルカート・ブランドとして販売していました。」
「ピノ・ノワールの香りするんだよね(笑)。」
「私このワイン大好きなんですよ(笑)。え~と、これは2017年ですね。」
私「ヴィンテージが2016年から2017年に変わりまして、久しぶりに皆さんに飲んでいただこうと(笑)。」
家内「この2017年は開けてから翌日の方が香り・甘さが出ますね(笑)。この価格にしてはちゃんと造っているピノ・ノワールです。」
「うんうん。ピノ・ノワールの薔薇の香りもするし、柔らかな舌触り。ニュー・ワールドなんかやたら濃いんだけどすぐ香りが抜けちゃう(笑)。」
「ピノ・ノワールって濃ければ良い訳じゃないんですか?普通濃いワインって良いワインですよね?」
私「確かに濃い濃度のワインは収穫量を少なくしていますから高いのですが、一番の決定要因は酸かと。」
「酸が多いと良い?」
私「酸とエキス分やアルコール分のバランスだと思います。もちろん酸の少ない飲みやすいスタイルはありますが、それで何万円はちょっと問題かと(笑)。」
「チリ・ワインなんて濃くて美味しいと思いますけど…。」
私「おっしゃる通り。飲みやすくてイイですよね。ただし、どれも似たようなスタイルのワインになりがちです。ピノ・ノワールは特に難しいようで、香りが出にくいようです。」
「あー、青臭いだけのピノ・ノワール多いよね。難しいんだ。」
家内「繊細なピノ・ノワールは特に酸がないと上手く造れないようです。」
「カリフォルニアなんてどうですか?」
私「う~ん。ここだけの話ですよ(笑)。暑すぎるので赤さ明るさが出ません。凄く飲みやすいんですが…。あと飲み続けると
香りが解らなくなります。開けたてはイイんですが…。」
「なるほど、でもたまにマスキューさんもカリフォルニアのワイン扱いますよね(笑)?」
私「はい。まあ、値段がリーズナブルならは良いかと(笑) 。(冷や汗かいちゃいました。)」


●ヴァイン・イン・フレーム カベルネ・ソーヴィニヨン 2016年 ヴィル・ブドゥレアスカ ルーマニア デアル・マレD.O.G. 赤 750ml 1388円税込み
「おっ、今度はルーマニアですか(笑)。先月はモルドバァ。マスキューさん、東欧流行ってますね(笑)。」
「店長!ソムリエ協会でもルーマニアに注目してますよ(笑)。」
私「まっ、まっ、どうぞお試しを(笑)。」
「う~ん。確かに渋い(笑)。でも安いよ!
普通デイリーに楽しめるワインじゃないよね(笑)。価格にびっくり(笑)。」
「カベルネ・ソーヴィニヨン!それもボルドーのイイところ(笑)。」
「タンニンが強く、いかにもカベルネ(笑)。ブラック・チェリー、ベリーの香り(笑)
。」
私「昔のクレール・ミロンやデュワール・ミロン、マレスコなんか思い出しちゃうんですよね(笑)。」
家内「タンニンの質感はカスティヨンなんかの墨汁みたいなワインを思い出しますね(笑)。あとベルジュラックかな(笑)。」
「マスキューさんと奥さんの意見の違いですね(笑)。」
「渋いけど飲みやすいし、安いワインのイメージじゃない(笑)。ピンとくる(笑)。」
「次元が高いよね(笑)。」
「オールド・ワールド恐るべし!」
「マスキューさん、このワイン木樽熟成してるんですか?」
私「はい。開けたては解りませんよね。樽のニュアンスは控え目です。タンニンや果実味がより強く感じますよね(笑)。この点グッドかと(笑)。」
「ボルドースタイルなんだけど、今のボルドーのカベルネってもっと柔らかですんなり飲める(笑)。マスキューさん曰くの
クラシックなんですね。」
「ボルドーでもメドックACのカベルネなんかメルローみたいだよね(笑)。それを考えると立派(笑)。」
「先月のモルドバゥに続きルーマニアも良いですよね(笑)。もっとグレードの高いワイン飲んでみたい(笑)!」
私「エリツィンの禁酒令から立ち直るまで
一世代かかり、ようやく産業として世界に打って出るところに来ました。」
「私1992年にルーマニア行きました。水道インフラの技術協力なんですが。この辺りは肥沃な大平原で車窓の景色が全然変わりません(笑)。行けども行けども畑でしたね。大農業国です。」
「へぇー、葡萄畑もそうなんですか?」
私「緩傾斜地もしくは平らです。」
「葡萄って何にも生えないところに植わってるイメージですよね。」
「岩で土なんか無いようなところに生えてますよね?」
家内「麦等の穀類の生えない端っこの荒れ地に畑がありますよね。それって単に穀類が優先されただけかと(笑)。」
私「保水力と養分のある土の方が葡萄も嬉しいはず(笑)!腐葉土の黒土に微生物やミミズがいて栄養分が循環する環境の方が植物としての葡萄には適していると思うんですが。実際収穫量がとても多いのに濃い果実が得られます。産地としてのアドバンテージを感じます(笑)。」
「ブルゴーニュなんかはあの環境で人が積み重ねた結果の素晴らしいスタイルには違いないと思うんですけどね。」
私「もちろんブルゴーニュは素晴らしい文化です。でも人間の造ったものですから、絶対ではないはずかと(笑)。」
「店長!ビオの生産者もフカフカの土こそ大事って言ってますよね。」
家内「それって一般論として正しいんでしょうね(笑)。」
「日本だって可能性があるんだ。」
私「はい。ただ、雨が多すぎます。小粒で水太りしない品種が有望なのかな?」

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ぼんじょれーぬーぼーの続きです(笑)。

Nov 16, 2018 by weblogland |
マスキューの定番の『ミッシェル・マーレ』ボジョレー・ヴィラージュ・ヌーヴォー2018年のご報告。

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やや軽めではありますが、ちゃんと甘味があり酸っぱいだけのものではありません。ワインとしてのバランスは取れております。

全体に今年は酸が足りないため、ビタミンCやアカシアなどの保存料を入れたものが目立ちますが、ちゃんと作っておりました。

あー、良かった。

知らないうちに保存料入れたりしない生産者です(笑)。

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さっきの続きです(笑)。

Nov 15, 2018 by weblogland |
さっきの続きです(笑)。
酸が減る前に収穫したのが原因でモリエールのヌーヴォーはアルコール分が11%
しかなかったのですが、実に旨い。別物ですね(笑)。
あるお客様「モリエールのヌーヴォー、凄く飲みやすかった(笑)。とても自然で、とにかく飲みやすかったですよ(笑)。」
私「そーなんです(笑)。添加物は一切入れずに作りますから、もともとのワイン 葡萄が素晴らしいかと。」
お客様「でもバック・ラベルにSO2って書いてありますよ(笑)?」
私「あー、あれは自然にできたゃったSO2
です(笑)。加えたものではありません(笑)。」
家内「1リットル中16mg検出されたようです。20mgを越えてくると臭い(笑)ビオ臭と感じる場合が多いですね。」
お客様「そーなんですか?なんで少な目で出来るんですか?」
私「もともとの葡萄が濃くないと出来ません。モリエールの1本の葡萄樹からハーフボトル1本くらいしか果汁を得ていないはずです。」
お客様「コストかかってるんですね(笑)。」

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Nov 15, 2018 by weblogland |
皆さん!
ボンジョレー・ヌーヴォー飲みましたか(笑)?
私今飲みました(笑)。他社製品を含め4本飲みました(笑)。
今年は夏が相当暑かったようです。
全体に酸が少な目。中にはスカスカになったものもありましたね。
アルコール分が逆に低いものは、酸が減る前に収穫したためでした。折り合いが良く美味しかった。
ただし生産者によるばらつきはありそうですね。
外れなくて良かったぁ(笑)。

何はともあれ、新酒が飲めたことに感謝!

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サンプルで内々のテイスティング。

Nov 03, 2018 by weblogland |
う~ん。
昨日は取り寄せたサンプルで内々のテイスティング。
でも今一(笑)。
これは良さそうかなと思ったものを取り寄せたのですが全滅(笑)。まあ、こんなものかな(笑)。どれも普通には飲めるのですが、売るとなるとちょっと違う。高かろうが安かろうが心に残らないとダメなんですよね。まあ、コスト・パフォーマンスが高いワインはそれだけで心に残りますが(笑)。
現地で消費される美味しいワインはなかなか日本には来ない(笑)。そう考えると当たり前の話かな(笑)。たまーにそんなワインに間違って当たることを期待するしかありませんね(笑)。
さあ、次々!

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