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Written on 2020 11

桝久 試飲会リポート 前半

Nov 29, 2020 by weblogland |
昨日、一昨日とこっそりのご参加ありがとうございました(笑)!
ご3名様定員お一人様15分以内という無理なことにご協力いただきありがとうございました。
お陰さまでひっそりと行うことが出来ました(笑)。ありがとうございました!
まあ、もともと暇なマスキューですから
そんなに気を使わなくとも大差ない(笑)?
あるお客様曰く、奥様に「今日マスキューさんの試飲会行くの?」と聞かれ、「うん。ひっそりやってるそうだから、こっそり行ってくるよ。」と返事をしたら受けたとか。日常のちょっとしたことに笑いを求める。これ人生の鉄則。何があっても楽しくなくちゃ!

ジュ・ド・レザン 2020年 ポール・ジロー フランス コニャック 微発泡 白 ノン・アルコール 750ml 1695円税込み
◎ジュ・ド・レザン 2019年 ポール・ジロー フランス コニャック 微発泡 白 ノン・アルコール 750ml 1695円税込み
「おっ、今年も来ましたね(笑)。」
「2019年と2020年じゃ色が違う。2019年が妙に色が濃い。熟成したからですか?

「ところでマスキューさん、こうして比べられてラッキーなんですが、いつもこんなことありませんよね?」
私「1~2本は勉強のためにとっておいてコッソリ飲んでいますが(笑)。だいたい夏前に完売するのが通例です。今年はコロナの影響でレストラン関係がダメでして、それで少し残ってしまいました。それならばちょうど良いかと(笑)。」
私「まっ、まっ、お試しを。」
「う~ん。2020年旨いね!飲みやすい!今までで一番飲みやすいんじゃない(笑)。」
「ハニーで紅茶、う~ん。レモンティーの香りがする。」
「植物っぽさ、青い草のニュアンスも。」
ちょっと梅紫蘇っぽい。梅酒に長く浸った梅の香り。」
「2020年は開けたてはキリンビール工場見学で嗅いだ麦芽汁 発酵前の麦芽汁の香りがする。」
私「お芋なんかの香りもしますね(笑)。穀物っぽいニュアンスありますよね(笑)。」
私「2020年は今までで一番早く収穫を迎えたヴィンテージです。飲むまで想像がつきませんでした。」
家内「おそらくリンゴ酸が多く残る作柄とは想像しましたが。」
「あー、リンゴっぽい(笑)。それもものすごく甘い高価なリンゴ(笑)。」
私「かなりリンゴ酸は多いですね。」
「生き生きとしてるよね(笑)。」
「え~と。2019年はと…。う~ん。濃い(笑)!トロトロ(笑)。」
私「そーですね。トロトロ。去年日本に到着した時よりトロ味が増しています。」
「2020年の紅茶のニュアンスと2019年の紅茶のニュアンス違いますよね(笑)。」
「2020年がレモンティーで2019年は煮出した紅茶にたっぷり砂糖入れたみたい(笑)。」
家内「2019年の方が乾燥した枯れ葉のイメージ。あとリースリングっぽいオイリーさも感じます。2020年は青さが残る落ち葉と枯れ草が混ざったようなイメージかな。」
私「2019年は井草 畳の匂いがしますね
。これほどヴィンテージの差を感じるジュ・ド・レザンははじめてです。
「2019年の方がいつものものに近いかな。2020年のバランスの取り方有り様が違いますね(笑)。」
「2019年と2020年の作柄の違いが解りました(笑)。個人的には2019年が好きだけど、今日は娘が来るから2020年にします
(笑)。」
「どちらもグイグイ飲めるジュースじゃないですよ(笑)。中身の詰まり方が違う。」
「普段我々が飲んでいるのってホントにジュースー(笑)?いや、逆にいつも飲んでるのがジュースでこれが規格外(笑)。」
「これをさあ、1本ラッパ飲みは出来ないよ(笑)。」
私「このジュ・ド・レザンはワインの原料
となり、出来たワインを蒸留してコニャック ポール・ジローが出来ます。ですから通常飲む生食用の葡萄ではなくワイン用の葡萄となります。そのため生食用よりより甘くなります。」
「飲んだ感じ甘いんだけどワインみたいだよね。ジュースとは思えない。」
私「ワインみたいに食べ物とマリアージュしますよ(笑)。クリーム系の特に乳脂肪分の高いものや蜂蜜を使ったもの。そうそう、フォアグラなんか鉄板ですよ(笑)。あと、お芋もグッド(笑)。」
家内「ジュ・ド・レザンはお年寄りのファンが多いんです(笑)。これがあると元気が出ると。体が弱った時に飲んだり、真夏に毎朝チビチビ飲むとか。決してぐびぐび飲まれません(笑)。」
「滋養強壮に良さそう(笑)。そういえばドイツ・ワインで死にかけた旅人に飲ませたら生き返ったなんて伝説ありましたよね(笑)。ドクトールでしたっけ?」
ベルンカステーラ・ドクトールですね。これ飲むとその話の意味が解るね(笑)。」
私「考えてみると、ジュ・ド・レザンはブドウ糖点滴を飲むようなものですから、飲むと効く。シャキッとしますよ(笑)。」
「食欲の落ちたお年寄りには良さそう(笑)。田舎のおばあちゃんに送ってあげようかな(笑)。」
「ところでマスキューさん、ジュ・ド・レザンの列に1本だけ箱に入ったものがありますが、何ですか?」
私「コニャックです。ジュ・ド・レザンを発酵させてワインにしてそれを蒸留する訳です。ジュ・ド・レザン4本で1本のコニャックが出来るはずです。これはポール・ジローのエントリー・カテゴリーのコニャックです。」
「なるほど!そんなの見たら買わなきゃいけない(笑)。」
「ジュ・ド・レザンとそのブランデーなんだから相性悪い訳ないよ(笑)!」
私「仰る通りでございます(笑)。このブランデーをジュ・ド・レザンで割りますと、アルコール感がない。ですから美味しさに浸っているといつの間にか酔っている(笑)。ちなみに私はこのカクテルをダブル・ジローと名付けました(笑)。名付け親は私でございます(笑)。」
「マスキューさん!この売り方手が混んでいてグッド(笑)!」
私「私のハニー・トラップでございます(笑)。」

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昨日今年のボジョレー・ヌーヴォーは解禁。

Nov 20, 2020 by weblogland |
昨日今年のボジョレー・ヌーヴォーは解禁。でもですね、飲むのは今日11月20日(笑)。配達やら数の調整やらで、飲んでいられない(笑)。
今、ようやく飲みました(笑)。

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まず、ミッシェル・マーレのボジョレー・ヴィラージュ・ヌーヴォー2020年
上手く出来ています(笑)。しっかり甘味があり飲みやすい。ヌーヴォーらしいキャンディーっぽさ。ジュース(笑)。良い年のヌーヴォーのレベル。
輸送で世間の話題になりましたが(笑)、結局赤字だったのかな?

モリエールのボジョレー・ヴィラージュ・ヌーヴォー2020年
ボジョレー・ヌーヴォーではありませんね(笑)。モリエールらしい芯の強い上質なワイン。いつも通りタイトに仕上げるとは!エレガントな素晴らしい香りが溢れ出ています。しっかり醸しをしたようです。熟成を予感させます。いわゆるヌーヴォーは航空運賃が高いので割高感がありますが、モリエールのヌーヴォーにはそれがありません。さすがモリエールなのです。明日飲んだらもっと美味しいに違いありません(笑)。

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今年のボジョレー・ヌーヴォーはどうですか?

Nov 17, 2020 by weblogland |
マスキューさん!今年のボジョレー・ヌーヴォーはどうですか?
まだ解禁日前ですから解りません(笑)!ゴメンナサイ。

建前として、11月19日にならないと飲んではいけません!まあ、紳士協定みたいなものかな(笑)。でも気になりますよね。
想像するに、わりと甘く感じてジューシー。大きさもあるはず。もちろん生産者によって違いますが。しっかり醸しをしているはずですから、色も濃いかな。ちゃんと作ったものは、例年とは違うはず。良いものは、『えっ!コレがボジョレー・ヌーヴォー!』となるはず。
ただし、間違ってもここ数十年で一番の作柄とは申しません(笑)。やはり作柄としてはイレギュラー。コロナ禍もあり生産者の呻吟が聞こえます。
ありがたく飲むべし!

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今日は試飲会に向けてワインの試飲です

Nov 13, 2020 by weblogland |
ふふふ(笑)。

今日は試飲会に向けてワインの試飲です。全部で9本取り寄せました。もちろん只ではありません(笑)。ゲストは筋金入りのワイン・エキスパートのKさん(笑)。

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今回はなかなかの結果。使いたいワインが4~5本ありました。家内がこれぞと目をつけただけありました。先月一度インポーターさんの試飲会で目をつけたものですから当たる確率も増しますね(笑)。もちろんスカもありましたが(笑)。
良いワインでなくてはいけませんが、良くてもマスキューで扱えるかどうか?これも大きな決定要因でもあります。
この微妙なところを乗り越えて、『旨いコレ!絶対に扱おう!』となるワインってとても少ないのでございます(笑)。

今日は楽しかったなぁ(笑)。

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桝久 試飲会リポート後半+番外編

Nov 03, 2020 by weblogland |


●カビレ マヴルッド&カベルネ・ソーヴィニヨン 2016年 ヴィラ・ヤンボル ブルガリア 赤 トラキアン・ヴァレー  750ml 1320円税込み
「おっ!カッコいいラベルですね(笑)。ギリシャ・ローマ時代の彫刻かな(笑)?」
「ブルガリアですか。コスト・パフォーマンスが良いワインが多いですよね。マスキューさん定番のヴィラ・ヤンボルお世話になっております(笑)。」
私「これ実はヴィラ・ヤンボルの上級品でございます(笑)。価格帯としてはメルロ・リゼルバと同じです。」
「うんうん。濃くて美味しい(笑)!」
「濃いけどとても飲みやすい(笑)。」
家内「ワインに無理がないですよね(笑)。イレギュラーな要素を感じません。」
「そう言われると府に落ちる(笑)。酸っぱすぎたり、水っぽかったり、渋すぎたり、甘すぎたりしない(笑)。」
「マスキューさんがよく言う『折り合いが良い。』ってことかな(笑)?」
私「単純に美味しくて、欠点が目立たない
(笑)。あとこの状態が数日続きます。もちろん変化はしますが、不味くはならない。もともとの葡萄栽培の良さ原料葡萄の良さが決定要因かな(笑)。」
「しっかりみっちりしてるんだけど、甘さ深さがありますよね(笑)。」
「タンニンも充分にあるし刺々しくないですね。」
「しかし、マヴルッドでしたっけ?知らない品種沢山あるんですね(笑)。」
「あんまりアロマティックとは言えないけど、ちょっとメルロっぽいかな(笑)?」
私「サン・テミリオンじゃないし…。」
家内「ボルドーよりもっと涼しい産地だよね。例えばベルジュラックかな?」
私「なるほどね。ベルジュラックのワインに近いニュアンスあるね。でもタンニンがこんなに滑らかじゃないかな?」
家内「熟成してこなれてきたタナなんか近いかな?」
「これちょっと野性味があるからメルロよりタナに近いかな?でもそれほどの締まりはないんだよね。」
「豊かさがありますよね。」
家内「でもさぁ、昔のマヴルッドって堅くて途方に暮れた記憶がある(笑)。」
私「そうそう。渋くてね(笑)。あの当時マヴルッドってブレンド用のワインだと実感したよね(笑)。」
「マスキューさん。これは洗練されてますよね(笑)。ちょっとニッキの香りがして心地好い(笑)。そうそうニッキとシナモンの違い知ってます(笑)?」
私「知りません。よくご存知ですね(笑)」
「ニッキは日本産、シナモンは外国産(笑)。お後がよろしいようで(笑)。」
私「博学ですね(笑)。ブログでパクらせていただきます(笑)!」
「後でググって確認してくださいね(笑)。」
「それにしてもコスト・パフォーマンスが高いワインですね(笑)。」
私・家内「ありがとうございます(笑)!」


おいちい、おいちいブルゴーニュを飲んでウサ晴らししましょう(笑)!
●ヴォルネイ ヴィエイュ ヴィーニュ ドメーヌ・ロシニョル・フェヴリェ2017年
750ml 4,682 円税込み
「私以前コレ買いましたよ(笑)。もちろんセラーにキープしてます(笑)。」
「おいちい、おいちい、ブルゴーニュですね(笑)。ブルゴーニュのピノ・ノワールは高いからすっかりご無沙汰(笑)。」
「力ずくじゃなくて取っつきやすい。しかも美しい(笑)。変わるもののない味だよね(笑)。」
「おいちい(笑)!旨いなぁ(笑)!旨味と香りが高度(笑)。特に香りが素晴らしい!
薔薇の花。かぐわしい(笑)。」
「村名だけど1級並みですな(笑)。ピークに入ったところかな?」
家内「開けて翌日が一番良いかと。」
「2017年って良い作柄なんですね(笑)。」
「マスキューさん曰くのイレギュラーがないワインかな(笑)?」
私「読まれてますね(笑)。まあ、何十年も熟成するレベルではありませんが、美しさ高貴さがありますよね(笑)。」
「ブルゴーニュのピノ・ノワールって高貴だよね(笑)。」
「腐葉土のニュアンスも自然な感じを演出してますね(笑)。」
「コレが枯れ葉のようになってくると、堪らなく美味しい(笑)。そうなりそうですよね(笑)。」
家内「ピノ・ノワールの極致ですよね(笑)
。」
「香りの出方がニュイのワインっぽいですよね(笑)。ふわーんと香りが出てる(笑)。

「樽の香りはするけど全体のバランスとよく合っている。スパイシーさもアクセントになっているし、欠点がない(笑)。」
「そうですよね。ニュー・ワールドのピノ・ノワールなんかいびつだよね。それ考えるとやはりブルゴーニュのピノ・ノワールなんだよな(笑)。」
「子供っぽいんだよね(笑)。」
「値段は一人前だから困る(笑)。」
「でも、Jマイヤーのピノ・ノワールだったら許せる(笑)。」
「まあ、ブルゴーニュのピノ・ノワールとは用途が違うけどね(笑)。」
「だってさぁ、このピノ・ノワールは美味しい料理を出す高級なレストランでこそ飲みたいよね(笑)。」
私「皆さん良いピノ・ノワール飲んでますね(笑)。」


さて、今回はコロナ禍をかんがみて5本で終了の予定でしたが、10月30日は、なっなんとノヴェッロの解禁日でございます。
取り敢えず1本くらいは飲まなくてはいけません!
試飲会の番外編スタート!
●ノヴェッロ・サレント2020年 コンティ・ゼッカ イタリア プーリア 赤 ノヴェッロ 750ml 1885円税込み
「今日はせっかくのノヴェッロの解禁日ですから、1本開けましょう!何がイイかな
(笑)?一番安定しているプーリアのノヴェッロ・サイレント2020年いきましょう!

私「あれ?いつもと違う!?」
家内「甘い!なんでこんな甘いの(笑)?」
「これ、ジュースですよ(笑)。ジャムっぽいし(笑)。」
「これ赤ワインソースにしたら良いかも(笑)」
「プルーンなんかを細かく刻んで入れて。」
私「それはそうですね(笑)。でもノヴェッロの弾けるようなフレッシュ感とは違うフレッシュ感(笑)。マセラシオン・カルボニック法で発酵した感じがしない。???搾りたてのジュースみたい。ワインらしくない。」
「これアルコール入っているんですか(大爆笑)?」
私「そんな馬鹿な(笑)!え~と。13%ありますよ!何で?」
家内「濃いけど軽い。」
私「酸がないとしか思えない!」
「2020年の作柄の影響ですか?」
私「今まで経験したことのないワインに仕上がっています。アルコール分のないポートを飲んでるような(笑)。」
「今年は収穫が早かったみたいですよね?

私「ここ50年間でも1、2位の収穫の早さと言われています。」
「それってどんな影響が出るのですか?」
私「通常葡萄は開花してから収穫まで100日くらいかかります。それが早まると出来る葡萄の味わいに影響が出ることになります。」
「具体的にはどうなんですか?」
私「葡萄果の酸は7月に急増して秋に向かって減酸、リンゴ酸が他の有機栽酸に変化するようです。それを飛ばす訳です。」
家内「実際にどうなるのか経験したことがないので、断言は出来ませんが、このワインに関して言うと、いつもとは違う。
ワインとしての酸が少ないとしか思えません。」
私「理論的にはリンゴ酸は多いのですが、
酸のない抜けたワインとしか言いようがありません。」
ちょっと衝撃的でした。
でもですね、翌日奇跡が起きました(笑)!
私「昨日はちょっと甘かったのですが…。」
「えっ!美味しい!すんごくフルーティー
!」
「コレ豊かでイイよ(笑)。」
家内「あれ(笑)?美味しい。とても美味しいノヴェッロ(笑)。」
私「あっ!ラズベリーの香りがしてノヴェッロらしいフレッシュな味わい!昨日はマセラシオン・カルボニック法で作ったワインではないジュースみたいでしたけど、今日はノヴェッロ(笑)。キャンディーやバナナのニュアンスがする。」

一体何故?
そこでトスカーナのグレヴェペーザのノヴェッロを開けてみることに。

●ノヴェッロ・トスカーノ2020年 グラヴェペーザ イタリア トスカーナ 750ml 1885円税込み
「これ、しっかりした赤ワイン(笑)。たしかにノヴェッロらしいマセラシオン・カルボニック法の味わいはしないけど、出来上がってる。」
「サンジョヴェーゼ。しっかりしたサンジョヴェーゼの味。キャンディーやバナナのノヴェッロらしい味わいはしない(笑)
。全然ハチハチしてない(笑)。」
「色も濃い。ガスっぽさもない。」
私「今までで一番濃いですね(笑)。いつもはわりと繊細な出来上がりなんですが(笑)
。あとマセラシオン・カルボニック法の影響が出てませんよね(笑)。収穫が早まったために醸し期間が伸びたからかもしれません。ワインが出来上がってますもんね(笑)。」
家内サンジョヴェーゼ特有のオレンジのニュアンスを感じます。しっかりしたサンジョヴェーゼ。アルコール分は12.5%
と通例ですが、タンニンと酸の詰まり方はとても良好です。」
私「飲む限りとても良い出来映えです(笑)。」

今年2020年は今まで経験したことのない作柄かもしれません。

わざわざのご来店ありがとうございました!

桝久商店 岡本利秋・昭子

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桝久 試飲会リポート 前半

Nov 02, 2020 by weblogland |
昨日、一昨日とこっそりのご来店ありがとうございました!
やはり、こっそりひっそりはマスキューらしい(笑)?

まずは去年も飲んでいただいた、
ソールティ 白 N.V. モンテ・ディ・ロアリ イタリア ヴェネト フリザンテ 微発泡白 750ml 王冠キャップ 1782円税込み
私「これ、去年もお出ししましたが、この時期だけのフレッシュな微発泡の白でございます。産地はイタリアのヴェネトでございます。」
「ロミオとジュリエット(笑)?」
家内「はい(笑)。ガルダ湖の近くの風光明媚なところです。」
「パルマなんかとはまた違った美食の地でもあるね(笑)。」
「おっ!フレッシュだねぇ。微発泡なのがイイね(笑)。造ったばかり感満載(笑)。」
家内「去年よりカラクチニ感じます。今年早目に収穫した葡萄果汁に去年収穫した葡萄果汁を30%ぐらい加えて発酵させたものです。」
「う~ん。これってマルヴァジアっぽい?
重くなくて良いですよね(笑)。」
私「さすが!過熟したマルヴァジアはよくありますが、早摘みしたマルヴァジアがメイン、それにフェルナンダ、モスカートを加えています。」
「モスカートのハニーさも感じる。冷静に飲むとかなり複雑ですよね(笑)。フレッシュ&フルーティーを楽しむだけじゃないね(笑)。」
「基本辛口だから食事をしながら飲みたいね(笑)。」
家内「あとこのワインはまるっきり余計なことをしていませんから、澱引きもしていませんので飲んで行くうちに濁ります(笑)。」
「あっ、ホントだぁ(笑)。でもさ澱も味のうちかな(笑)。」
私「酸化防止剤SO2も添加していません。高度な衛生管理能力があります。」
「あれ、でもバック・ラベルには酸化防止剤って書いてありますよ(笑)?」
私「自然にSO2が発生しますので、ゼロとはなりません。それゆえ表記されてしまいます。」
「輸入障壁ですな(笑)。河野太郎さんに言わなきゃ(笑)。」
「そうだ!河野太郎にチクろう(笑)!」

なんか話がとんでもない方向に(笑)。

「マスキューさん、ラベルにアンフォラの絵が描いてありますけど…?」
家内「はい。アンフォラ 甕で発酵させています。ラベルのアンフォラは古代のものですが(笑)。」
私「素焼きらしいのですが、かなりしっかりしたもの。近代設備の中にアンフォラがドンと置いてあるのは可笑しくもあります(笑)。」
「アンフォラってオレンジ・ワインの生産によく使われるようですが、このワインはそれっぽくないですよね。アンフォラを使う意味はあるのですか?」
私「個人的にはアンフォラはリスクが高いので、わざわざ使わなくてもよいように思いますが…。まあ、このワインの場合
葡萄果汁に適度の空気を送ることで発酵を促進できるのかと。」
家内「衛生管理技術がとても高いとも言えます。」


〇『J,マイヤー』ピノ・ノワール 2019年 モーゼルランド社 ドイツ プファルツ Q.b.A.白 750ml 1296円税込み スクリュー・キャップ
「マスキューさん、このラベル見たことありますよ!」
私「はい。赤のピノ・ノワールはマスキューの定番アイテムでございます(笑)。」
「う~ん。白ワイン仕立てのピノ・ノワールかぁ(笑)。まあ、シャンパンなんかでもブラン・ドゥ・ノワールあるし、またこれは美味しいし、異論はないけど(笑)、ドイツって言うのが引っ掛かる(笑)。」
私「まっ、まっ、お試しを(笑)!」
「う~ん。やはりブラン・ドゥ・ノワール。重さがある(笑)。」
「色は薄い(笑)。でも重い(笑)。色のイメージとは違いますな(笑)。」
「昔のドイツ・ワインの甘いイメージじゃない(笑)。割りと辛口かな?」
私「残糖分は1L中6gでございます。ドイツ・ワインの範疇ですとトロッケン辛口となります。」
「リースリングみたいな特徴的な香りはしないけど、デイリーな食事には合いそうですね。」
「際立った特徴はないけど(笑)、自然に飲みやすいよね。旨味がしっかり残ってるから楽しめる。」
「毎日飲んでもイイかな(笑)。我が家にはぴったり(笑)。」
「何にでも合いそう(笑)。」
私「ポン酢正油には鉄板ですね(笑)。何でも行けちゃいますね(笑)。」
「マスキューさん!定番のモルドバのラダチーニにカベルネの白ありましたよね。このワイン、あれに似ていませんか(笑)?」
「あっ!そうだよ!似てる(笑)。」
私「皆さん、なんと鋭いことか!実はインポーターさんは同じアグリさんです。しかも、しかもですよ。生産者のJマイヤーにわざわざピノ・ノワールで白を作ってくれと特別発注したものです(笑)。」
「なるほど!成功体験に味をしめた訳ね(笑)。」
「あれも旨味があって美味しい(笑)。」
「価格は安いけど、どちらも美味しいし、我々日本人がデイリーに飲むにはぴったり(笑)。」
「日本も市場として成熟してきたんですね(笑)。」
家内「ラダチーニのブラン・ド・カベルネは間違えて出来てしまったものですから、瓢箪から駒(笑)。これは確信犯です(笑)。」

●インモルタリス モナストレル 2016年 パゴ・アイレス スペイン ムルシア州 ブーリャスD.O. 赤 750ml 1180円税込み
「これ、先月のインモルタリスの仲間ですか(笑)?」
私「はい。これはブーリャスのモナストレルでございます。」
家内「イエクラやフミーリャの南の台地上の産地です。標高が高く700m以上あります。」
私「ガルナッチャはカラタユド産。このモナストレルとは趣がかなり違います。まっ、まっ、まずはお試しを!」
「おー!値段とシンクロしない味わい(笑)。安っぽくない(笑)。香りが強いし、濃い。」
「チョコレートっぽい。」
「樽の香りは強いけど押し付けがましくない。」
家内「果実味がはっきりしており、進化を感じます(笑)。」
「そうだよね。あの樽香の強いいかにもパーカー好みのスタイルは飽きる(笑)。」
「店長!密度感、凝縮感もばっちり(笑)。余韻も綺麗ですね。」
「酸っぱさもあってイイ(笑)。」
私「ありがとうございます(笑)!前回ご紹介したガルナッチャはみっちり系、これはねっとり系と勝手に区分しております。」
「ということは共に終売の特売品?なんで売れなかったのかなぁ?」
「こうして飲み頃になるのに時間がかかりすぎました。日本に来て2年ほどたってようやく飲み頃になりました(笑)。来た当初は荒さが目立ち、マスキューでの販売は見送りました。もともと良いワインとの印象はあったのですが。」
家内「酸もしっかりあるし、バランスがようやくとれてきた感じです。イエクラやフミーリャと比べても酸がありますね。
寒暖差がかなりありそうですね。」
「この台地に滲みこんだ水がアルハンブラ宮殿の噴水になるんですよ(笑)。」
私・家内「よくご存知ですね!」
「朝、晩めちゃくちゃ寒い(笑)。」
私「日本人が耐えられる寒暖差ではありませんね(笑)。」

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