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テロワールってなんなんだ

Mar 16, 2012 by weblogland |
今日あるお客様がおっしゃってました。
お客様「マスキューさん、『ドンナルーチェ』と『エポス』って不思議だよね?ああも違うスタイルのワインを同じ生産者が造っているとは…。」
私「そーなんですよ。『ドンナルーチェ』にはシャルドネが入ってはいますが、マルヴァジアがメインのセパージュですから、この点『エポス』とはあまり変わらないのですが。」
お客様「造りのテクニックによるところが大きいんですね。」
私「そうとしか思えません。」
お客様「イタリア人の自由な発想なんですね。」
私「技術も高いですが、発想が凄いですよね(笑)。」
お客様「そうすると法律で味わいの特徴まで決めるようなフランスやドイツではありえない(笑)。」
私「イタリア人はもともと法律に縛られるのが嫌いな民族性がありますし(笑)。」
お客様「このワインを飲むとテロワールってなんなんだ?って思っちゃうよね。」
私「そうなんですよね。(真剣に)。」

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オーパス1のお問い合わせが多いです

Mar 16, 2012 by weblogland |
ここのところオーパス1のお問い合わせが多いです。
なぜでしょうね??

マスキューも扱っているにはいますが、ミスマッチ(笑)。あまりやる気のない売り方してますから、ぶらっと立ち寄って「オーパス1ある?」などと言うお客様はおられません(笑)。

今日は「もしもし。オーパス1の1990年ありますか?」
私「さすがに1990年はありませんが、調べてみましょうか?」
「いくらくらいしますかね?」
私「現行が2008年で、それも品薄で27000円は越えます。ですからかなり高いと思いますが…」
「とりあえず調べていただけますか?」
私「かしこまりました。」

あるかな?
あっても高いだろうな~。

あと、こんなお問い合わせも「マスキューさんオーパス1とメイデンどっちが美味しいですか?」
私「難しいですね。濃さから言えばメイデンですか。知名度から言えばオーパス1ですか。」
「へぇー。オーパス1より濃いワインあるんですか?」
私「カリフォルニアのワインは全体的にタンニンが強いのですが。いつ飲み頃になるか解らないほどです。」
「どっちがイイでしょうか?」
私「プレゼントでしたらオーパス1の方が無難かと。」
「なるほど!」

話だけですが、景気良くなったんですかね?

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本家のリースリングで造られるドライなワインは気になるところ

Mar 13, 2012 by weblogland |
今日は試飲会の予定でしたが、花粉症がひどくて外に出る気にならなかったので、家内に行ってもらいました。家内は連日の試飲会です(笑)。

今日は外苑前でドイツ・ワインの合同試飲会でした。ドイツワインの試飲会なんて最近では珍しいですよね(笑)。糖度の上がったリースリングを辛口に仕上げたワインが出るというので、楽しみにしていました。ドライで濃くがあり、料理に合わせる前提で造られたドイツワインです。
前にも何度か飲み、素晴らしい味わいと価格にビックリしました(笑)。コストパフォーマンスに優れたワインがあったら絶対に買いなんですが…。家内が帰ってくるのが楽しみです(笑)。

実は最近のマスキューのラインナップでお気づきかと思われますが、『コドロンキオ』や『ドンナルーチェ』のような遅摘みしたハニーな辛口ワインが気に入っています。マイブームなのです(笑)。

そうするとやはり本家のリースリングで造られるドライなワインは気になるところなのです。ドイツのモーゼルの一流生産者が、収穫量を抑えて本気で造ったら、太刀打ちできないはずです。

どうだったでしょうね?

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コネリアーノ・ヴァルドッビアーデネ   ?

Mar 02, 2012 by akiko |
ワインの雑誌を読んでいて、未知のイタリアDOCGを発見。
Conegliano Valdbbiadene・・・はて?判らないと気になる。
イタリアワインの本を開いて探したところ、ありました。ヴェネト州の比較的新しいDOCGでした。
正しくは Conegliano Valdbbiadene Prosecco Superiore DOCG。
うむむ、またまた 勉強不足が露呈してしまいました。反省です。 
一度も 飲んだことがないワインですから 楽しみです。どこかで見つけたら 買ってみなくっちゃ。

それにしても、イタリア バンバン DOC、DOCGを増やしますね~。地理的範囲は とても狭かったり、
以前からあるDOC,DOCGと重複したり。使用品種を調べてみれば なんだこれ?と思うような
まるっきりの地場品種だったり 亜種だったり。 

土地のワインを 他ときっちり区別して守る という 原産地保護の考え方からすると 至極 当然では
ありますが、あまりに 細分化されすぎて ついていけな~い と悲鳴をあげたくなりますが
百花繚乱 多種多様 というのが イタリアワインの魅力のひとつでもあるのだから、
めげずに 新DOC、DOCG 覚えていくようにしましょう。



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ボトルのデザインが楽しくてしょうがないんですよ

Feb 27, 2012 by weblogland |
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気づきませんでした!

先日の試飲会であるお客様に教えていたたまきました。
狛江からお越しの常連のKさんです。
Kさん「マスキューさん、実は私ボトルのデザインが楽しくてしょうがないんですよ(笑)。」
私「たしかにそれぞれ工夫や斬新さがあって楽しいですよね。」
Kさん「例えば、最安値のロス・セニョーレスなんか、ラベルに描かれている月の黄色とキャップシールの黄色が合わされていて、しかもラベルに描かれている犬の足の肉球がキャップシールにデザインされているんですよ(笑)。しかも、瓶の色も黄色がかったブラウン瓶です。」
私「今、気がつきました!」
Kさん「同じように、ディルヴィオのリアス・バイサスもラベルデザインのブルーとグリーンがキャップシールとキャップシールのトップの色に踏襲されてます。」
私「おー!そういえばそうです。じゃあ、ルモワスネのサヴィニ・レ・ボーヌ1998年は?」
Kさん「これは色遣いの少ないラベルですが、紋章のほの暗いピンクの斜め線を、そのままキャップシールにデザインしています。」
私「良くお気づきで!私そこまでワインの外観を見てませんでした。でも、気にして見ると楽しいですね。造り手のディテイルに到るまでの気配りが伝わってきます。」
また一つワインの楽しみ方が増えました(笑)。
Kさん!
ありがとうございました。

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「思わずゴックンしちゃうワイン。」を捜す

Feb 22, 2012 by weblogland |
いやー、今日は疲れましたね。じつは恵比寿と飯田橋で試飲会がありました。
仕入れるワインが有ろうと無かろうと、行かねばなりません。ヴィンテージの傾向やトレンドは少なくともわかります。両方で140本くらいでしたが、面白いワインもあり勉強になりました。

よくお客様から聞かれますが、「なんでそんな数飲んで解るの?」
たしかにそうかも知れません。でもかなりいい加減に選んでるかも(笑)。
数飲むと舌は痺れますし、当然感覚も鈍ります。ですから試飲会で出されたワイン総てを正しく判断は出来るはずがない。という前提が必要です(笑)。そうなるとポイントは、「思わずゴックンしちゃうワイン。」を捜すことです(笑)。100本飲むうちには1本くらい「思わずゴックンしちゃうワイン」があります。あとはその価格でマスキューで売れるかどうかだけです(笑)。
ですから簡単なんです。

あと場数を踏めば、早く高い精度で回るコツもつかめます。

ちなみに私と家内が一緒に廻るとめちゃくちゃ速いと言われます(笑)。

これだけは自慢できます(笑)。

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『ドンナルーチェ』を使ってマティーニを造ってもらいました

Feb 16, 2012 by weblogland |
この間、関内のバー『タウザ』でマティーニを造ってもらいました。
ふふふ。
ドンナルーチェ』を使って造ってもらいました。あのイタリア、ラツィオのポッジョ・レ・ヴォルピの造る「遅摘みの小宇宙」です(笑)。

ジンと『ドンナルーチェ』を半々で、凍らせたミキシンググラスに、まずジンを入れ、そこに同量の『ドンナルーチェ』を足して、手早くステア。もちろん余分なものは足しません。
素晴らしい味わいでした!
余韻と切れの良さは秀逸。これほどまで美しいマティーニは経験したことがありません。
「旨いです!でも『ドンナルーチェ』単独の方が美味しいかと…」マネージャーの金田氏。
私「君!それは正しい(笑)!」
間抜けな掛け合い漫才をしてしまいました(笑)。

もともとジンは白ワインの代用品ですから、相性が悪いはずがありません。

あー。目が覚めるほど美味しかったです。

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1898年のリヴサルト

Jan 27, 2012 by weblogland |
ビックラこきました!

先日あるインポーターさんから古いリヴサルトのオファーがあったことをブログに書きました。1930年から50ヴィンテージ揃っている驚きのオファーです。

翌日、普段良くしていただいているあるインポーターさんからお電話いただきました。

Sさん「ブログで見たのですが、マスキューさん、リヴサルトお好きなんですってね。」

家内「そーなんですよ。二人して大好きなんですよ。」

Sさん「じつは1898年のリヴサルトあるんですけど…。」

家内「えっ!(絶句)」

Sさん「数がないので、秘密にしてましたが…。」

この話を聞いて卒倒しそうになりました。

あるんですねぇ~。

ビックラこきました。
怖くて詳細はまだ聞いてません(笑)。
私って小心なんですよ(笑)。

>> ヴィユー リヴサルト 1959 ドメーヌ サン ジャクリーヌ

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リヴサルトの古いもの

Jan 24, 2012 by weblogland |
ここのところ寒いですね。
インフルエンザ流行りそうでしたが、雪がお湿りになって大丈夫ですかね?でもまだまだ安心できませんね。

今日もの凄いオファーがきました。あるインポーターさんからリヴサルトの古いものを受注輸入受付のリストが届ききました。
なんと1930年からのリストです。50ヴィンテージあります。
おー!
あるんですね。
すべて蔵出しのようです。
価格も手が届く範囲です。すぐにでも飛びつきたいところですが、面識のないインポーターさんです。
困ったなぁ。
リヴサルトは大好きですし、ましてやオールド・ヴィンテージとなると垂涎もの。
かと言って、取引のないインポーターさんにいきなりインデント頼むのも不安です。
小さい頃『知らない人の後を付いていっちゃダメ!』って言われたしな。
少し様子を伺うことにします。

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小さな喜び大きな幸せ

Jan 15, 2012 by weblogland |
さすがに陽が落ちると寒いですね。
先日売り切れたシャトー・ド・ブリッサ1999年、皆さんからのリピート率が高いです。

「マスキューさんホームページ見たけどブリッサ無くなっちゃったんですか?酸っぱさに深みがあって良かったですよね。あんなに安いのに旨い(笑)。」

私「ありがとうございました。私も好きだったんですよ。あの味わいを解って下さって、嬉しいです(笑)。」

「確かに独特ですが、ボルドーにあれほどの個性があるとは、勉強になりましたよ(笑)。」

私「そう言って下さって幸いです。またコート・ド・ブールの熟成したワインを探しますから、ご期待ください。」

「ところでブリッサ1999年は10年以上熟成しながらもまだまだ持ちそうでしたけど、なんであんなに安くて熟成するんですか?」

私「ワインの熟成能力は造りに由来しますから、良い造りのワインだったと言うことだと思います。グラン・ヴァンでも10年持たないワインはかなりあります。」

「そうすると価格イコール品質じゃないんですか?」

私「基本的に手間隙かけたワインは安く作れませんが、価格イコール品質になっていないところが不幸かと。」

「それ聞いてホッとしました(笑)。」
グラン・ヴァンは高くてなかなか手が出ないと不幸を嘆くより、安くて美味しいワインを見つけて楽しめるセンスがあれば、幸福なワインライフがおくれます(笑)。

『小さな喜び大きな幸せ』なのです(笑)。この小さな喜びを大きな喜びと感じるようになれば、あなたは一流です(笑)。少なくとも、私は認めます。(説得力ありませんか?)

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偽ワインの話

Jan 11, 2012 by weblogland |
昨日の続きの話ですが、偽ワインの話です。

前にあるお客様のところで出くわしました。
ちょうどワイン会の準備をしているところに立ち寄りました。
ソムリエFさん「マスキューさん今週末試飲会なんですよ。お客様がワインを用意して下さったんですが、面白いワインがあるんですよ。」
私「へぇー。なんですか?」
Fさん「1922年のカリフォルニアワインなんですよ。ヴィンテージは入ってないんですが…。ちょっと見てみます?」
私「ほうー。カリフォルニア クラレットと書いてありますけど、他に記載がありませんね。液面はわりとありますね。アッパーショルダーくらいですか。コルクがかなり短いですね。しかもキャップシールがさらに短い。古いワインには違いなさそうですね。バックラベルは貼ってませんから、正規に輸入されたものじゃありませんね。 うーん。 ちょっと調べてみます。」

実は1920年代アメリカは禁酒法で商業ベースのワインはつくられてないはず。早速調べるとその時代でした。ミサ用や薬事用に販売はされたようですが、「カリフォルニア クラレット」と売られていません。
禁酒法後は第二次世界大戦でワインどころじゃありません。おそらく1950年以降のものだと思われました。
翌日その故Fさんにはお伝えしました。

まあ、安い価格で入手したワインで、ホストの方が「偽物かもしれないが試飲会の余興」程度と考えておられたら問題はありませんが。
もし大枚はたいていたら、ぞっとします。
今、インターネットの普及で簡単にレアなワインは手に入りますが、ご注意を!

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「ジェファーソン・ボトル」の酔えない事情

Jan 10, 2012 by weblogland |
『世界一高いワイン「ジェファーソン・ボトル」の酔えない事情』を読みました。
お客様が暮れに貸して下さった本です。
著者はアメリカ人のベンジャミン・ウォレス訳者は佐藤桂です。

アメリカ草々期の大統領トーマス・ジェファーソンが購入したワインが200年ぶりにドイツで発見され、それが法外な価格でワイン・コレクターに転売された話です。TH.J.のイニシャルが刻まれた1787ラフィットになんと邦貨で約3000万円!オークションの老舗クリスティーズを舞台に並み居る評論家やシャトーを巻き込み、世界的なアメリカの富豪に売られた話です。
結果的には誰もが怪しく思っていながら、騙された訳です。現実にそんなに古いラフィットは飲んだ人がいないし、とは言え1787年にラフィットは確実に存在しており、しかも今同様にボルドーワインの王者として君臨していました。
しかも初めてフランスワインを愛したアメリカ人大統領トーマス・ジェファーソンの買ったワインとなればアメリカのコレクターは飛びつくのは必至。歴史伝説の塊です(笑)。売り方買い方の両方の利害は一致。その上誰もブレーキはかけません。あとは価格だけですから、付いた価格も常識外れです。

競売のあった1985年にジェファーソンボトルの真贋に否定的だったのはジェファーソンの地元モンティチェロのジェファーソン研究家だけでしたが、それでも反論の余地があり決定的な判断をしたとは言い難かったのも不幸を助長しました。その後、放射線測定など様々な科学的立証検証も行われましたが、どれも偽物と立証するに到りませんでした。
最終的に真贋は線刻が当時の円盤型線刻機ではなく、現代の歯科医用ドリルによることが線刻職人によって確認されてからでした。古いアンティーク瓶を買って、それにTH.J.1787 Lafitteと刻んで古いワインを詰め、細工した古いコルクを打ち直したようです。

たとえまずくて飲めない代物であっても、本物であればコレクターは満足していたところが、コレクターたる由縁。私なら空のボトルでも本物なら十分な記念品ですが(笑)。ましてや200年前の赤ワインは飲める代物でないことは明白だと思いますが…。価値がよく解りません。
ジェファーソンも大統領を辞めたあと晩年はグラン・ヴァンではなくラングドックの赤ワインを取り寄せて愛飲したようです。もちろんモンティチェロで栽培実験したワインも飲んだのでしょうが、『美味しいレベル』になるにはその後150年ほどの時が必要でした。
うーん。
売る方も売る方ですが、買った方も買った方のような気もしますが。でも嘘はイケませんね!騙すだけ騙したあとに「嘘でした!ゴメン!」と言えば世紀の笑い話で済んだのでしょうが(笑)、完全な詐欺ですから許されません。でもこれはワイン流通の真実でもありますから、他人事ではありません。我々は、実際贋物にあたることもありますから注意しなくてはなりません。

この本を読んだ後、『永仁の壷事件』を思い返しました。現代の陶工 加藤唐九郎が巻き起こした贋作事件です。私の師匠、乙益重隆先生から伺った話なのですが。
先生「あの壷が贋作なのを一番先に見破ったのは大場磐雄先生なんだ。並み居る美術評論家は唐九郎の腕の良さに騙されたが、大場先生は一発で見抜いたんだ。壷の底の刻字を見てそれが現代の釘で刻まれたことを見抜いたんだ。往時の釘と現代の釘は造り方が違うから線刻した線の跡が違ってくるんだ。」
あと、こんな事も言ってくださいました。
乙益先生「古美術品のコレクターになってはダメだよ。本物が見たかったら博物館や美術館に行けば良い。欲が出ると正しい判断が出来なくなる。そうなったら研究者としては失格だ。」
肝に銘じなければ。

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どんなワインがオールマイティ?

Dec 28, 2011 by weblogland |
もう~ 幾つ寝ると お正月~
お正月には 何飲みましょうか(笑)?

という訳で家内と話ました。

私「お正月って、ワインを飲み慣れてないご高齢の方やアルコールに弱い方もワインを飲む機会だと思うんだけど、どんなワインがオールマイティだと思う?」

家内「確かにそうね。ワインを飲み馴れた方とあまり普段飲まない方の両方を満足させなきゃいけないんだ。」

私「旨いからって、いきなりブルゴーニュのピュリニー・モンラッシェの極上ワインを、初心者に飲ませても飲まされた方が迷惑だもんね(笑)。」

家内「うーん。まず白ワインだったら、アルバーニャ・ディ・ロマーニャピックプール・ド・ピネなんかどうかな?」
私「王道だね(笑)。どっちも完成度高いし、食事の邪魔はしないよね。でも『ドンナルーチェ』なんかどうかな?」

家内「マニアック過ぎない(笑)。」

私「確かにイレギュラーなんだけど、誰もが美味しいって感じるんじゃないかな?ある意味完璧なワインだし。」

皆さんどう思いますか?

私「じゃあ、赤ワインだったら何が良いかな?」

家内「誰もが飲んで美味しく感じる赤ワインか。難しいね。うーん。ジャン・バルモンの『カベルネ・ソーヴィニヨン』か『メルロ』なんかイイんじゃない?」

私「判り易さと満足感が両立してるね(笑)。」

家内「確かにエヴァンスタッド・リザーブなんか誰もが美味しいって言うと思うけど、ここは庶民的に(笑)。」

私「だったら『ヴィプラ・ロッソ』も良いね。溶け込みが良くて、アルコール感も無いし(笑)。」

結論!

安いワインでも、皆で楽しめるワインはあります!

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今年の『心に残った赤ワイン』

Dec 16, 2011 by weblogland |
今年の『心に残った赤ワイン』の発表です。
(偉そうに発表などと失礼!)
うーん。
たくさんあるんですよね(笑)。
例えばコストパフォーマンスを一番にすれば『ドミニオ・エスピナル ティント』ですね。スペイン フミーリアの赤ワインなんですが、実にしっかり出来ています。抜栓してから翌日飲むのがとても美味しいほどです。この価格帯では飛び抜けてます。先日「週間文春」で1500円以下のベストワインとして取り上げられてましたね。(今は扱ってませんが、ジンダリー・シラーズも載ってましたね。)
あとバスク地方のゼゼン・ティントも好きですね。実に滋味深い!スペインワイン2連発です。

イタリアワインだとやはりブレッサンワイナリーのスキオペッティーノ2004年は衝撃的でした。息が止まりそうになりました(笑)。
それから、ラツィオのビジ社のヴィプラ・ロッソも素晴らしいコストパフォーマンスでしたね。

フランスでは、ドメーヌ・フェリーヌ・ジョルダン2008年も外せません。何たってラングドックのアンリ・ジャイエですから(笑)。
あとラングドックのシャトー・フォンデュース2000年は素晴らしい熟成感でした。完璧ですね。
あまり目立たないワインですがルージュ・ガランスは素晴らしい出来栄え。きっと何年か先に大輪の花を咲かせますね。
あと2009年のローヌ・ヴィラージュは、シャトー・デュック、ロッシュ‐オードランの両巨頭とも文句なし。オードランの『ル・カイユ』にいたっては反則レベル(笑)。
ブルゴーニュは高いんですが(笑)。震災後に飲んだカミュのシャルム・シャンベルタン2002には感激しました。エレガントの極みでしたね。
ボルドーは久しぶりのポイヤック(笑)、シャトー・パダルナック1999年ですね。なかなかお目にかかれないレベルでした。

思えば、今年も沢山飲みました。来年も沢山飲めると良いですね(笑)。

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シャトー レオヴィル・バルトンとシャトー ランゴア・バルトン

Dec 12, 2011 by weblogland |
シャトー レオヴィル・バルトンとシャトー ランゴア・バルトンの件、早速お問い合わせいただきました。

お客様「もしもし、レオヴィル・バルトンとランゴア・バルトンって本当に中身同じなんですか?」
私「そーなんです。私も今年知りました(笑)。飲んだ感じも同じワインでした。」
お客様「驚きですね。何時から同じになったんですか?」
私「そこら辺の詳しい事情は解らないのですが、かなり前からのオープン・シークレットだったようです。」
お客様「でもロバート・パーカーの本には、同じだと書いてませんね。スコアも違うし?」
私「パーカーはどうも知らなかったようですね(笑)。ヒュー・ジョンソンは知っていたようです。言い回しがかなり微妙ですから(笑)。」
お客様「そーするとパーカーのスコアは間違っているんですね。」
私「そういう事になります。まあ、パーカーは何よりもラスカーズを一番に評価してますから、その点からして間違えています。ですから驚くほどのことではありません(笑)。」
お客様「マスキューさんはラスカーズがお嫌いですか(笑)?」
私「もちろんそんな事ありませんよ(笑)。ただあの味わいはいかにもアメリカ人に受けそうで(笑)。実際の熟成能力は間違いなくバルトンの方が上です。」

ワインに点数を付けるものじゃありませんね。恥をかいてしまいます(笑)。味わいの評価も飲み手により変わってきますから、なかなかグローバリゼーション出来ないのが現実ですね。価値観も多様と認識しないといけません。もちろん私の場合も私の感想であり、怒涛の妄想です(笑)。お許しを!

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今年のボジョレーはどんな塩梅でしょう

Nov 16, 2011 by weblogland |
もう少しでボジョレー・ヌーヴォの解禁ですね(笑)。マスキューにも取り合えず品物は届きました。

ペットボトルのヌーヴォはアルコール分は12%、瓶入りのヴィラージュは12.5%です。カンソン社はほとんど補糖したり補酸したりしませんから、額面通りに受けとって良いかと。

思ったほどはアルコール分は上がっていませんでした。ボジョレーも暑くて雨が降らない夏だった上、収穫も早まったようです。多分あまりアルコール分が上がると酸が不足する恐れがあったのだと思います。ですからカンソンは無理に糖度を上げなかったのでは?じつは他のヌーヴォでその恐れがあるものをいくつか見つけました。まあ、飲んでみないと実際のところは解りませんから、あまり詮索してもいけませんね。

さあ、今年のボジョレーはどんな塩梅でしょう?まずはちゃんと届いたことに感謝!

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2009年のローヌは2001年に並び称されるヴィンテージとなるか

Nov 14, 2011 by weblogland |
ここのところローヌ・ヴィラージュの大物2009年ヴィンテージが入荷しています(笑)。
ロッシュ‐オードランシャトー・デュックなどです。私の愛するドメーヌたちです。実は2008年が悲惨な状態だったため2008を飛び越しての入荷となりました。今までじっと細々と在庫の2007年や2006年を販売していました(笑)。あまり一生懸命売って無くなってしまうと、これはこれで困ります。力を込めてお勧め出来るワインがないと商売になりません。

ところで、2009年は良いですね。オードランの『ル・カイユ』2009年が先行して入ってましたから、良さは想定内(笑)。マスキューの試飲会で紹介したあのモンスターです。すくなくとも、私の余命よりは熟成能力が高いワインです(笑)。想像・経験を越えたワインとしてご記憶の方もおられるかと。

2009年のローヌは少なくとも2001年に並び称されるヴィンテージとなるか。
楽しみです(笑)。

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来たよ来たよ来ましたよ - ノヴェッロ

Nov 03, 2011 by weblogland |
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来たよ来たよ来ましたよ(笑)!
何がって?
ノヴェッロです。イタリアの2011年の新酒(ヌーヴォ)です。
南イタリア、プーリアのコンティ・ゼッカのノヴェッロ・サレント2011年と、トスカーナのノヴェッロ・トスカーノ2011年 グラヴェペーザの新酒です。
でも解禁日は11月6日ですから、まだ販売出来ません。ですから見るだけ!
写真向かって右側のひばりの絵が描かれた方が南イタリアの『ノヴェッロ・サレント2011年』です。アルコール分を見ると13%です。割に低かったようです。

うーん。

大体13.5%位が一番収まりが良いのですが、ちょっと低めです。今年は暑い乾いた夏ということで、ただでさえ天候に恵まれたプーリアではアルコール分も高くなると思っていました。無理にアルコール分を上げないような栽培上の工夫か?あまり天候に恵まれなかったか?後者はあまり考えられませんが…。暑くて酸が無くなるのを避けて早めに収穫したかも?

一方トスカーナのノヴッロはアルコール分12.5%とやや低めながらベストの範囲ですね。作柄が完璧ならば期待大ですね。
マルケのガロフォリのノヴェッロはまだ到着していませんが、ガロフォリのアルコール分が解れば大体の見通しがたつのですが…。

11月6日が待ち遠しいです。

あっ!

11月6日は日曜日でマスキューはお休みです。

どないしよ?

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ただワインを売るだけではありませんね。見習わなくては!

Oct 19, 2011 by weblogland |
今日オルカ・インターナショナルのマスキュー担当のIさんから連絡がありました。あのアメリカ オレゴンのドメーヌ・セリーヌの輸入元です。

Iさん「もしもし、いつもお世話になります。マスキューさんのブログ見ました(笑)!ドメーヌ・セリーヌを書いていただきありがとうございます。ところでグレースはドメーヌの東側の斜面の畑で、マーク・ブラッドフォードは西側の斜面に位置します。」

私「でもあのスタイルの違いは驚きですよね。グレースはふくよかで薔薇の香り満載のブルゴーニュ的王道で、マーク・ブラッドフォードはトロピカルなシャルドネ的ピノ・ノアールですよね。この前のオルカさんの試飲会でビックリしました(笑)。私はテロワール以外にも違いがあるんじゃないかと…。」

Iさん「実はクローンが違います。グレースはディジョン・クローンでマーク・ブラッドフォードはバーデンス・クローンとポマール・クローンなのです。」

私「初耳です(笑)!トロピカルなピノ・ノアールはヴォルネィで経験したことはありますが、あれほど顕著なピノ・ノアールは初めてです。私はどうしても木樽の違いが影響しているような気がしてなりません。」

Iさん「それではこんど樽の使い方や種類の違いがあるのか聞いてみますね。」

私「ありがとうございました。よろしくお願いします。」

さすがIさん!

ただワインを売るだけではありませんね。私も見習わなくては!

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ジュ・ド・レザン2011年の入荷予定日

Oct 13, 2011 by weblogland |
お待たせいたしました。
ジュ・ド・レザン2011年の入荷予定日の連絡がありました!

コニャックのグラン・クリュと呼ばれる中心のグラン・シャンパーニュ地区のユニ・ブラン100%で造られるジュースです。
マスキューでは初輸入以来続けて販売しております。
ノンアルコールの微発泡のジュースですが、ワインを飲んでるようで、これが旨い!私の大好物なのです。もちろん毎年これを楽しみにしている方も、だいぶ増えてきました。

11月10日にマスキュー着の予定です!

今年はなんと一ヶ月以上も早い到着です。開花が早まったのと夏場に雨がほとんどなかったため、葡萄の熟度が早く上がったからのようです。
また、雨に恵まれなかったので葡萄果粒が通常よりだいぶ小さいとのこと。このため生産量が減ったようです。インポーターさんによると、初めて注文の数に足りない生産状態になったそうです。
このためマスキューも注文数を15%カットされました。
うーん。
限られた畑から造られる農産物ですから、しょうがありません。ポール・ジローに文句を言う訳にはいきません。逆によくぞ造ってくれたと感謝せねば!
どんな味わいでしょう?
かなり濃密なのでは?
酸がたぶん多めでしょうから、あまり甘く感じないのでは?
楽しみです。今や私にとってはボジョレー・ヌーヴォ以上の楽しみとなっています(笑)。

価格は1350円税込みとなります。

ご予約をご希望の方はお申しつけ下さいませ。

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ルージュ・ガランスのラベルに描かれている鳥

Oct 06, 2011 by weblogland |
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判明しました!
何がって?
ルージュ・ガランスのラベルに描かれている鳥についてです。先月の試飲会で、
「この鳥は鳩ですか?」
「いやいや良く見ると鳩じゃないですよ。猛禽みたいですよ。」
「そうですな。ジビエの雉や鴨じゃないしね?」
と謎をふりまいたラベルの鳥です。
インポーターさんに連絡して聞いてみました。
Sさん「あのラベルの鳥ですか。そういえばマスキューさんのブログに書いてましたよね(笑)。生産者に早速聞いてみますね。」

しばらくして連絡をいただきました。
Sさん「じつはなんの鳥か特定していません。協同組合から独立して羽ばたくという意味らしいです。」
なるほど!
やはり意図がありましたね(笑)。
Sさん「オーナーの一人が知り合いの画家に頼んで描いてもらったそうです。」
なんでもフランス映画『男と女』で主演した俳優さんがオーナーらしいです。
ラベルの鳥は、みんなの夢を載せて羽ばたいているのですね。
質の高いワインですから、何処まで羽ばたくか楽しみです(笑)。

それにしてもインポーターのSさん、よくウチのブログ見てましたね。恐るべし(笑)!

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ボルドーと言っても一くくりにはできませんよね

Oct 04, 2011 by weblogland |
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やっぱりボルドー・ワインは根強いファンがいますね。
先月仕入れたポイヤックのシャトー・パダルナック1999年、サンテミリオンのシャトー・ミクー1995年、オー・メドックのシャトー・ミクー1995年が何気に売れています。もちろんどれも無名のプチ・シャトーですから、文献を当たっても載っていません。とはいえ味わいは本物!捜した甲斐があったワインですから、私にとっては嬉しい限りです(笑)。

先日もあるお客様からお問い合わせいただきました。
「マスキューさん、こんど入ったボルドーのオールドヴィンテージはどうですか?」
私「基本的にどれもアペラシオンの基準はしっかり越えています。あと、どれもクラシックなスタイルですから、しみじみ旨いですよ(笑)。ミクーは滑らかさがあり、クイロンはタイトな凝縮感、パダルナックに到っては下位のグラン・ヴァンにひけを取らない出来栄えです。まあ、どちらかと言えばどれも派手なワインじゃありませんから、この点は好みに依るところではありますが…。」
「ミッシェル・ローランのスタイルじゃない訳ですね(笑)。じゃあ、買おう(笑)。」
私「ありがとうございます。」

ボルドーと言ってもヴァリエーションは多く、スタイルだけとっても、一くくりにはできませんよね。

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ドメーヌ・セリーヌのグレースとマーク・ブラッドフォードって、どう違う?

Oct 03, 2011 by weblogland |
先日、ドメーヌ・セリーヌの大ファンのAさんからお問い合わせいただきました。
あのアメリカ オレゴンの麗しいピノ・ノアールを造ることで世界的な評価を受けているドメーヌです。

Aさん「どうもご無沙汰してます。ところでドメーヌ・セリーヌのグレースとマーク・ブラッドフォードって、どう違うのですか?」
私「簡単には畑が違うのですが。味わいはグレースはご存知のようにひたすら優美で肉付きが良く、マーク・ブラッドフォードはちょっと変わっていてシャルドネ的な味わいがあります。トロピカルなニュアンスが強くします。この二つの畑は離れている訳でなく、敷地の斜面違いですから、評論家はそれゆえテロワールの違いを認めています。」
Aさん「やはりテロワールの差ですか。」
私「マーク・ブラッドフォードもグレースも基本的な造りは一緒ですから、そのように理解されているようです。たしかにブルゴーニュのピノ・ノアールにもトロピカルなニュアンスがあるものはありますが、マーク・ブラッドフォードほど強いものは経験したことがありません。」
私「ただ、木樽の種類による影響も考えられます。機会があれば聞いて調べてみます。」
また、課題ができました(笑)。

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フリザンテ - 恐るべし炭酸ガス

Oct 01, 2011 by weblogland |
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恐るべし炭酸ガス!

皆さん炭酸ガスご存知ですよね。コーラなんかのシュワっとするガスです。ビールやスパーリング・ワインももちろん炭酸ガスです。
ある本に書いてありましたが、ジュース果汁をタンクで保存する場合タンクに炭酸ガスを注入することで全く酸化しない状態での保存が可能だとのことでした。ガスの圧力はかなり強めとのこと。

実は夏に開けて中身が半分以上残ってたフリザンテを飲んでみました。この夏、レトルト・カレー『リーの5倍』に合わせて飲むと旨いことを発見したやや甘口のスパーリング・ワインです。思い出していただけました(笑)?

まる二ヶ月は経ってます。外観はまだグリーンが残っており、ゴールドやアンバーにはなっていません。見た感じ酸化した様子はありません。

グラスに注ぐとさすがに泡立ちは衰えていますが…。

あっ!

普通に飲めます。

たしかに、あのアロマチックなモスカートの甘い香りは健在です。

うーん。

フリザンテはガス圧が低く2気圧以下ですが、スクリュー・キャップでガスが漏れることなく保存されていたようです。あと冷蔵庫の中に置いたままでしたから、炭酸ガスが気化しにくい状態にあったことも幸いしたようです。それと比較的多く瓶の中にワインが残っていたことも有利に作用したようです。

それにしてもまだワインとして飲めるとは!造り手ボッターの確かなワイン造りが明かされた思いです。

マスキューの冷蔵庫に置いてありますから、ご興味のある方は是非お声がけ下さいませ。

一度飲んでミソ(笑)。

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シャンパン用のフルート・グラスはもともとワイン用でした!

Sep 11, 2011 by toshiaki |
皆さん知っていましたか?
あのシャンパン用のフルート・グラスはもともとワイン用でした!
実は今日、六本木のサントリー美術館に行ってきました。ヴェネチアン・グラスの特別展です。
素晴らしい名品のオンパレードです(笑)。そんな中フルートグラスを見つけました。ヴェネチアン・グラスがヨーロッパに広まった時代、ドイツなどで新たに造られた器形とのことでした。16世紀には確立していたようです。
今のフルート型のように緩く内湾しながら立ち上がるタイプではなく、真っ直ぐ直線的に立ち上がる形のものです。
うーん。
知らなかった!
でも、たしかシャンパンが広まるのはもっと後の時代ですから、酒器とすればワイン用であることには違いありません。するとそのフルート・グラスがシャンパングラスに転用されたことになりますが。私の思い込みではソーサー形が先にシャンパン・グラスとして使われたような気がします。
???
また好奇心が騒ぎます(笑)。ワイングラスの歴史も勉強しなくてはなりませんね(笑)。

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『ドンナルーチェ』ひょっとしてマロラクティック発酵をしていないのでは?

Sep 07, 2011 by toshiaki |
謎が一つ解けました(笑)。

じつはずっと気になっていたのですが、『エポス』と『ドンナルーチェ』の違いです。(まだしつこく考えてました(笑)。)
たしかに畑も違うし、セパージュも違いますから、違うワインには違いありません(笑)。また、基本的な醸造、熟成パターンは似ていますが、何かが決定的に違うような気がしてしょうがありません。こうなると一応の解決をみないとダメです。頭の中で「何故?」が渦巻いてしまいます(笑)。私の妄想は止まらなくなります。
話がそれました(笑)。
『ドンナルーチェ』の圧倒的酸はリンゴ酸ですから、ひょっとしてマロラクティック発酵をしていないのでは?逆に『エポス』のブルゴーニュに似た厚みはマロラクティック発酵をしたことに由来するのでは?
そこでインポーターさんに電話しました。
インポーターさん「気がつきませんでした。調べてみます。」
そして早速「じつはどこにも書いてありません(笑)。でも私の記憶では行った時たしか『ドンナルーチェ』はマロラクティック発酵をしないとポッジョ・レ・ヴォルピの技術者は言っていたようです。そうすると『エポス』はマロラクティック発酵をやっている可能性が高いですね(笑)。」
私曰く「じゃあ、こんどポッジョ・レ・ヴォルピが来日したら、聞いてみてくださいね。」

一昔前のイタリアでは、マロラクティック発酵をしない白ワインなんて考えられませんでした。技術の進化普及は早いです。
飲んで気になっていた方にご報告です(笑)。

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サン‐ロックのロゼを飲みました

Aug 16, 2011 by toshiaki |
まだ皆さんお盆休みのようですね。マスキューの前の国道15号線はガラガラです。
昨日はサン‐ロックのロゼを飲みました。あのラファージュさんがルーションのモーリーで造っているワインです。果実味が明瞭でしっかりしています。なかなか飲み応えがあって美味しいのです。こんなロゼを飲むと、赤ワインと白ワインの中間というより、ロゼのロゼたる存在理由を感じますね(笑)。清涼感と旨味の狭間にこそ存在感あります。このバランスを知るとロゼワインが味覚の引き出しに入ります(笑)。選択肢が広がります。
ワインはT.P.O.に合わせて飲むものですから、一年中ボルドーの赤ばかり飲んではいられません。ですから、『どんなワインが好きですか?』と聞かれると困ります(笑)。場合によってはブルゴーニュの高級白ワインよりピックプール・ド・ピネの方が旨い時があります。これって酒文化の差なんでしょうね。

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アナケナの副社長リカルド・レトリエさんです

Aug 04, 2011 by toshiaki |
来たよ来ましたよ(笑)。
アナケナの副社長リカルド・レトリエさんです。輸出部長のロドリゴさんとご一緒です。お二人ともどうみても30代前半です。リカルドさんは背は低いのですがゴツく、極真空手の有段者とのこと。著名なKー1選手フランシス・フィリオに帯同して来日した経験もあるとか!

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今日は、わざわざパソコンで映像を見せながらアナケナのプレゼンテーションをしてくれました(笑)。自然も美しく、畑も美しく、栽培・醸造技術もあり、旨いワインが出来るのも納得です。

フィロキセラはいないし、雨も少なく、寒暖差もある。微気候によるテロワールの多様性もあり、ワイン造りの理想郷です(笑)。

あと一番大事な収穫量です。細かく聞いても解りませんから「一本の葡萄の木からどれだけワインを造りますか?」

リカルドさん「葡萄の木1本からワイン1本です。」

素晴らしい!

「売上を伸ばすために、買い葡萄で増産しますか?」

リカルドさん「しません!(キッパリと)安易な手法はとりません。」

あと驚いたのは、グリーンハーベストをしないようなのです。質問で「グリーンハーベストしてますか?」と聞いても「何それ??」。そこで質問を変えて一房の葡萄の重さを聞きました。「とても小さくて100グラムを越えることはありません。」これは凄い!グリーンハーベストしないと1本の葡萄樹から11房くらい収穫できます。樹勢の調整により、小さい葡萄房を造ることでワインの収量を減らせます。1kgの葡萄房から700mlくらい搾汁できますので、計算は合います。(でも簡単に出来ることではありません。)

安心しました。チリの大手のビジネスライクなスタイルにこれまで何度も苦い目にあってきましたから、一安心です。

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ボジョレーの地の情報も入ってきました

Jul 21, 2011 by toshiaki |
今日は涼しいですね。半袖だと寒いくらいです。

先日ジュ・ド・レザンの作柄を報告しましたが、ボジョレーの地の情報も入ってきました。ボジョレーもコニャック地方同様に成育が2~3週間ほど前倒しになっているようです。このままいくと8月の半ばには収穫となりそうです。開花が5月中旬と早いことがそのまま影響しているようですから、まず8月中旬の収穫は確実です。
どうなっちゃっているのでしょう?
葡萄の体内時計が狂っているのか?温暖化が進んでいるのか?恐らく後者でしょうね。一昔前、寒冷化が進みワインを造れなくなったイギリスでは復活を遂げましたし、ドイツも収穫はここのところずっと好調です。シャンパーニュでも補糖しなくともワインを造れる年が増えています。
自然のサイクルの中に寒冷化と温暖化は刻まれていますから本来的と言えばそれまでですが、前の温暖化を経験したことがある人がいませんから、不安になります。ついつい環境破壊に結び付けてしまいます。やはり科学的にも環境破壊が原因なのですかね?
環境破壊か自然現象か判らないものですかね?
いたずらに危機を煽りビジネスに結び付けているようにも感じます。はっきりとした根拠が知りたいところです。

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2007年は難しいヴィンテージだったようです

Jul 03, 2011 by toshiaki |
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やはり2007年は難しいヴィンテージだったようです。

先日シャトー・ダマースの2007年を飲みました。つねに安定した品質のシャトーですが、2007年はやはり苦戦したようです。今までの中で一番軽い出来です。とはいえ、それでもダマースらしさはしっかり感じますから、その力量はさすがと言うべき。逆に、香りの開きは早いですから、今すぐ飲んでベストの選択でもあります。メルロ由来のブラム系の味わいは柔らかく心地良く、ココアやカレーパウダーの香りが複雑さを上手く演出しています。ダマースらしい堅牢さは表に出ませんが、味わいのバランスを裏支えしています。ミドルボディーの典型とも言える出来です。
2007年のダマースはアルコール分は12.5%ありますが、20年位前でしたら充分なレベルです。温暖化が進んだ昨今ボルドーでも13%のアルコール分を越えることが当たり前のようになり、ワインのマッチョ化が進みました(笑)。そう考えると、この2007年のダマースは20年以上前のエレガントなボルドー・スタイル。でしゃばる部分がないのです。ミラード社の歴史を感じる出来栄えなのです。決して無理をせず、葡萄のポテンシャルを最大限引き出しそれを最適なスタイルに仕上げています。しかもダマースらしさを残しています。
うーん。
他の2007年のボルドーと比べるとミラード社の技術の高さを実感できますよ(笑)。
桝久が扱う数少ない2007年ボルドーなのです。

個人的には1987年のボルドーを2007年に重ねてしまいますが、技術の進歩も同時に感じます。全体的にそつなくサラッと造っていますから(笑)。

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