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皆様のご来店ありがとうございました。

Sep 26, 2010 by toshiaki
昨日は皆様のご来店ありがとうございました。

試飲台も広くなり、グラスも増やしましたから、我々も焦ることなくできました。今回のバージョンアップはお客様より我々のためだったかも(笑)?台の下からはビール箱が見えて、まさに馬脚を現してました(笑)。お許しを!

まずはジェランソン・セックです。
『おー!これは強力(笑)。グレープフルーツの香りやら、柑橘類の味わいが爆発してる(笑)。』
『果実の皮の感じがあるところがイイよね。』
『バターやオリーブオイルにとても良く合いそう』
私曰く『料理に合わせるときレモンやオレンジの汁をかけると完璧です』
『前回のルエダの白とは似ているけど、違うような?何故?』
私曰く『このワインはセパージュが在来のグロ・マンサンというローカル品種です。ルエダの白と香りの構成は似ていますが、力強さの点特徴があります。これでも特に恵まれたヴィンテージという訳ではありませんから、作柄に恵まれた年は凄いことになります(笑)。』
『あー。どうりで。赤ワイン飲んだあとまたこのワイン飲んでも全然大丈夫(笑)。こりゃ強い。』
私曰く『恵まれた作柄になると、もっと粘性が増し、ハニーな香りも強く、凄く濃密になります。そうなるとレストランで、しっかりとした濃厚なソースを使った料理に合わせたいですね。』
あまり見かけないジェランソン・セックに皆さん好奇心とインスピレーションを掻き立てられたようです(笑)。

さあ、つぎは飲み頃を迎えたローヌの勇ロッシュ‐オードラン2006年です。
『旨い!今日の中では、ある意味一番イイ!これだけ美しい赤ワインはあんまりないよね。』さすが美食家のOさんです。
『このワインのグルナッシュと、あとのメメントのガルナッチャって同じなんですか?』狛江のワインラヴァーKさん、核心を突く質問です。
私曰く『味わいが同じとは思えませんよね(笑)。テロワールの違いとしか考えられませんよね。』
『ローヌ・ヴィラージュの中だとオードランがやはりベストかな。』今回初登場の玄人Bさん。
『このワインマスキューさんではずっと売ってますよね。でもあらためて飲み頃とわかりました。こんなになるんですね(笑)。』感性の優れたAさん。
ローヌの2006年の良さが実感できました。

次はエレガントなプーレットのブルゴーニュ2005年です。
『なんで色薄いのにこんなに旨味があるんですか?』プロのGさん。
『他のワインとは違った美しさがあるよね。ピノ・ノアールって素晴らしいですね。』
『たしか同じドメーヌで前に2006年売ってましたよね?あれと比べるとヴィンテージの良さがよくわかりますよね。』
私曰く『マンダリンナポレオンのようなニュアンスがあります。あまり経験したことのない味わいです。このクラスでも凝縮感があり、リキュールのような風味があることは極めてレアなことです(笑)。』
『あとのワインが強烈だから、印象が薄くなりがちだけど、戻ってまた飲むとやはり違った良さが際立ちますよね。ピノ・ノアールって高貴!』
皆さん共通して「ピノ・ノアールって高貴」でした(笑)。

そして佳境にはいります(笑)。プリオラートのメメント・ネグロ2006年です。
『こりゃ凄い!渦巻いてますな(笑)。』
『たしかに樽の香りは強いけど、果実味がもの凄い。掴みはオッケーだね(笑)。』
ベリーの果実がリキュールのように吹き出ます。奥行きボリュームとも説得力十分。
『このワインもやはりラファージュさん関わっているんですか?』ラファージュファンのKさん。
私曰く『詳しくは調べないと解りませんが、ワインのスタイルは、あのチームらしい果実味全開のスタイルですよね。このワインは更に複雑さが伴いプリオラートらしい充実した有様です。』
『オードランのワインと同じ2006年とは思えないですよね。まだまだピークは先ですか?』
私曰く『あんまり先のことは解りませんが(笑)、5年後にもう一度飲んでみたいですよね。その時また判断してみたいですね。』
紛れも無いグレートワインでした。

さて最期はプピーユ2005年です。
『私には強すぎる!』
『こんな濃いワイン作れるんですね?』
試飲会で出すレベルじゃなかったかも(笑)?
『単独で飲むべきワインじゃないね。しっかりしたレストランで襟を正して飲みたいね(笑)。』さすが美食家のOさん。
『ところでこのワインどのくらいの生命力があるのでしょう?10年?20年、30年?』
皆さんどなたも疑問(期待)が膨らむようです。正直に言って良く解りませんが。少なくとも10年後には一度飲んでみたいですね。その先は、その時また考えましょう(笑)。よくみかける濃いだけのワインではなく、膨大な酸が伺えます。はかり知れないポテンシャルがありますね。
信じられないほどの圧倒的なボルドーワイン。Kick Inside!の味わいでした。

どうもありがとうございました。

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