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桝久 試飲会 リポート その1

Jun 30, 2014 by weblogland
昨日、一昨日とご来店ありがとうございました。

今回、土曜日の午後にはインポーターのアズマトレーディングの『エースえのやん』こと榎本さんが手伝いに来てくださいました(笑)。榎本さんの愛社精神とワイン・ラヴァーぶりに助けられました。
榎本さん、ありがとうございました!

まずは、暑い中わざわざ足を運んでいただいた方にウェルカム・ドリンクがわりです。
◯サンソ・ヴェルデホ・フリザンテ 2012年 ヴァル・サンソ スペイン 白 微発泡 カステーリャ・イ・レオン スクリューキャップ V.D.T.750ml 1190円税別
「おー!こりゃ良い(笑)。汗が引っ込むね(笑)。」
「ちょっと甘いけど、ちょうどイイね。」
「女子会に必須アイテムだね(笑)。」
「マスキューさん!これ去年の夏の試飲会で飲んだ(笑)。この時期の必殺技ですね(笑)。」
「これってどうやって造ってるんですか?」
榎本さん「いわゆるタンク内一次醗酵です。」
私「タンクの中で、甘さ加減とガスの塩梅が良いところを見計らって醗酵を止めて造ります(笑)。」
「それってどうやって止めるんですか?」
私「鋭い質問です(笑)。普通はSO2を入れて止める場合が多いのですが、ハビエルさんは恐らく温度を下げることで止めているようです。」
「なんで解るんですか?」
私「はい。このワイン香りの広がりが素晴らしいからです。あと余韻も長く綺麗だからです。」
「甘さもベタつかないのも、後から加えていないからですね?」
家内「この手のワインは量産されるパターンが多いので、量産品とこのワインを飲み比べると一目瞭然ですよ(笑)。」
「ヴェルデホらしいグレープフルーツのアロマがしっかりしているのはそのためですね。」
「でも、これ危険だなぁ(笑)。いくらでも飲めちゃうよ(笑)。」
私「グラスに氷を入れてジンを入れ、それにこのフリザンテを注ぐと抜群に旨いですよ(笑)。ジンとの相性がスゴく良いです。あと流行りのジャンクな飲み方なんですが、氷を入れてじゃぼじゃぼこのワインを入れてグビグビ飲むパターンもあります(笑)。」
「そんな亊出来ません(笑)!もったいない(笑)。」
「それは許せん(笑)!」
「でも、ジンとは相性良さそうですね(笑)。」
「欲を言えばガスがもっと強ければイイんだけど…。」
私「たしかにそうなんですが。後からガスを吹き込んでいないから、諦めてください(笑)。でも、何日か経っても美味しく飲めますから、この点は利点かと。」

さて、次はマスキューでは珍しいオーストラリアの赤です(笑)。
●ファンド・ストーン カベルネ・ソーヴィニヨン 2013年 バートン・ヴィンヤーズ オーストラリア 赤 サウス・イースタン・オーストラリアG.I.750ml 900円税別 スクリュー・キャップ
「マスキューさん、オーストラリアとは珍しいですね(笑)。」
私「はい(笑)。でも扱ってない訳じゃないんですよ(笑)。」
「どれどれ(笑)。あれっ?あんまりオーストラリアっぽくないな(笑)。」
「ほんとだ、ベリーの香り?あと甘くない(笑)。」
「よくスーパーなんかで売っているオーストラリアワインとは違うな(笑)。」
「植物の香りがしませんか?」
私「一説にはユーカリの香りとか…。」
家内「私もユーカリの香り知らないんですよ(笑)。」
「ユーカリってコアラの餌ですよね。するとコアラの香り(大爆笑)。」
「このワイン、スゴく良くできていますが、熟成するんですか?」
家内「熟成はしないと思いますが、昨日開けたワインがこの状態で飲めますから、造り自体は良いと思います。」
「あっ!これ『生姜』の香りじゃありませんか?!」
私「鋭いですね。言われて気がつきました(笑)。たしかに『生姜』っぽさありますね(笑)。」
「オーストラリアのワインってこんなにニュアンスに富んでいるんだ!」
私「ありがとうございます。この価格帯のワインだと濃いには濃いけれど果実味に欠けたり、明瞭さがなくて真っ黒になりがちです。とくにカベルネ・ソーヴィニヨンがその傾向が強いです。この点、このワインは斬新かと。」
「なるほどね。カベルネ・ソーヴィニヨンとは言い難いけれど(笑)、進化してますよね(笑)。」
「こうしてワインね世界もイノヴェーションするんですね。結局は個性しかないんですね。」
「あと、消費者は飽きる(笑)。そんな中で生き残るのが、本物なのかな?」
「世界市場を目指すのか、おらが村のワインとして生き残るのか?難しい選択なんだな。」
「でも、オーストラリアは大規模農業だから、世界市場を目指すんでしょうね。」
私「ワンパターンと言われがちなオーストラリアワインでも明日を目指した競争は激しいです。今、技術の進化は凄いですから、思わぬ産地でビックリするようなワインが何時現れても不思議じゃないように思います。ですから、目を離せません(笑)。」
家内「決めてかかると視野を狭くしちゃいます(笑)。」

さて、お次は大日本ロゼ・ワイン普及協会大推薦のロゼ・ワインです(笑)。
◯アマルテア・ロサード 2012年 ロシャレル スペイン ロゼ ペネデス D.O. 750ml 1604円税別
「あーっ!これ、すごー!」
「赤いベリーの香りが渦巻いてる(笑)。フレッシュだけど、とても複雑ですよね。」
「酸がスゴくしっかりしてる。フルーティだけど堅牢さがある。」
家内「一歩間違うとおもちゃっぽくなりますが(笑)、上手く折り合いがついています。」
「変に残糖分を残さないからイイんだろうな。」
私「メルロ60%、ピノ・ノワール40%と本来あり得ない組み合わせなんですが(笑)…。斬新の一言なんですよね(笑)。」
「ちゃんとしたワインになっているところが凄い。厚みがあるしね。」
私「昔、日本のワインで『リースリング・シャルドネ』なんていうまがい物がありましたが、これは本物(笑)。」
家内「メルロとピノ・ノワールの畑は標高が違うようです。ピノ・ノワールの方が標高が高いようです。この違いしか説明できません(笑)。」
「スペイン人は独創的ですね(笑)。ロゼワインって言うとワインの中心じゃないイメージがあったけど(笑)。これは完成度が高くてバカにできない(笑)。『さっ、さっ、上座へどうぞ!』みたいな感じ(笑)。」
「そうそう、大きさ スケール感があるんだよね。去年ラベルが間に合わなくて赤ワインのラベル貼ってきたけど(笑)。」
私「覚えていらっしゃいましたか(笑)?マジックで修正してたんですよね(笑)。」
「きっと、自信をつけて本気になったんだ(笑)。これは売れるって(笑)。」
家内「ラベルの猫ちゃんは『ルナ』って名前だし、絶対に本気ですね(笑)。」
私「去年より厚みが出ているようですから、ガチですね(笑)。」
「ところで、このロゼはセニエで造っているんですか?色も濃いし。」
私「私も最初はセニエだと思ったんですが、実は直接圧搾法です。でも収穫して24時間は低温で保存してから圧搾するそうです。ここに工夫があります。」
「このフルーティーさは果皮由来ですよね?」
家内「そうです。普通はセニエ法を取るのがセオリーですが、そうじゃない。ピノ・ノワールに自信があるような気がします。」
「ここの家のピノ・ノワールを飲んでみたくなりますね(笑)。」

ピノ・ノワールではありませんが、ロシャレルの赤へと続きます。
●アマルテア・ティント2012年 ロシャレル スペイン ペネデスD.O. 赤 750ml 1604円税別
「自然な柔らかな味わいですね。ペネデスっぽい樽のニュアンスも少ない(笑)。」
「セバージュはなんですか?」
私「えーと。カベルネ・ソーヴィニヨン、テンプラリーニョ、メルロですか。あんまり何が入っているか解らない味わいですよね。ひたすら優しい。」
家内「でも、ロゼみたいなインパクトがない(笑)。逆にそれが良い(笑)。」
「ロゼと赤は繋がらないですよね(笑)。あんなにアロマチックなロゼと赤は別物ですよね。」
「同じ生産者が造ったとは思えないですよ(笑)。」
家内「スタイルは違いますよね。ただ、酸の有り様は共通してると思うんですよね。」
私「赤は基本的には樽香に頼らない果実味に腰を据えた味わいを模索したスタイルだと思うんです。ただし、フローラルなワインが出来る産地でない(笑)。ですから、翌日飲むと質の高さが伝わるかと。飲みやすいけれども良さがすぐに伝わらないのがもどかしいんですよね。」
「なるほど、ロゼが突出して目立ちますよね(笑)。」
家内「大日本ロゼ・ワイン普及協会会長として、ロシャレルのロゼを皆さんが認めて下さるのは冥利に尽きますが、赤が埋没するのは本意じゃないんですよね(笑)。」
私「会長の御意のまま(笑)!」
「山羊を畑に入れて余分な葉っぱを食べさせているのは伊達じゃない(笑)。」
「私が子供の頃、家に山羊がいましたが、奴等は手強い(笑)。隙を見せて後ろにいると、いきなり蹴ってくる(笑)。簡単に飼い慣らせない。そんな山羊を使うとは!ロシャレルさんは凄いですよ!」

うーん。

実体験に反論できません(笑)。

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