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桝久 試飲会リポート 後半 201602

Mar 01, 2016 by weblogland
さて、後半さは白ワイン3連発です。

○アマルテア・ブランコ 2014年 ロシャレル
「山羊の白ワインですね(笑)。癒されるなぁ。この点、赤ワイン同様だね。同じ意思を感じるよね(笑)。」
「ふっくらした柔らかさがイイね(笑)。」
「スペインワインらしくない良さがありますよね(笑)。酸がしっかりあるんだけどでしゃばらない。」
私「溶け込みがよろしいかと(笑)。あとアルコール分が12.5%でワインが折り合っています。」
「低めですよね(笑)。いつもこんなに低いのですか?」
私「おそらくヴィンテージのせいかと。」
家内「ただ、あまりアルコール分を高くしないでもワインを造ろうとする意識を感じます。」
「アルコール分が高ければイイって訳じゃないんだよね(笑)。酸とのバランスが大事だよね。」
「このワイン香りをはっきり表現できないんですけど(笑)。う~ん。柔らかさふくよかな優しさはたしかに感じるんですが…。ネクターっぽいのかな?」 
私「おっしゃる通りです!柑橘系の香りではありますが、明瞭ではありません。この点スペインらしくないかも知れません。」
家内「翌日になると洋梨の香りがしっかり出ます。いかにもチャレロ(笑)。」
私「厚みにディテイルが隠れますね。」
「チャーミングだよね(笑)。」
「ロシャレルのワインって赤も白も酸がチャーミングな所が共通してますよね(笑)。酸が可愛らしくまとまっているとでも言えばいいのかな。」
家内「ロシャレルの特徴は葡萄畑が斜面にあることです。畑の高度により植える品種を変えています。こうすることで収穫期をずらしたり重ねたりすることが可能となるようです。」
私「例えばロシャレルのロゼワインはピノ・ノアールとメルロから造ります。しかも混醸で造られます。」
「えっ!ピノとメルロですか?メルロとピノは収穫期がだいぶ違いますよ?」
私「はい。ピノは晩熟でメルロは収穫が早いです。」
家内「ロシャレルではピノを標高の低い所に植え、メルロを標高の高いところに植えることで収穫期を同じに出来るようです。そしてそれらを混醸します。」 
私「オーストリアなどでよく見られる混植混醸とは違う行き方です。斬新ですよね(笑)。」
「合理的と言えば合理的ですね(笑)。山羊だけじゃなくこな辺りにワイン造りの秘訣があるんですな(笑)。」
「ところで畑の除葉に山羊を利用すると言ってましたが、葡萄を食べたりしないんですか?」
私「まだ葡萄果が未熟な時期なので、不味くて山羊も食べないようです(笑)。」

さて、こらから試飲会も佳境に入ります(笑)。
○ブルゴーニュ シャルドネ 2013年 ラ・シャブリジェンヌ フランス ブルゴーニュ 白 750ml 1800円税別
「おーっ!今の疲れた私の身体がまさに必要とするワインです(笑)。生き返る(笑)。」
「これまるっきりシャブリじゃん(笑)!酸の強さとミネラル感が素晴らしい。」
「店長!来た来た来た!これですよ(笑)。いーですね。まさに火打ち石の香り。」
私「火打ち石の香りが消えません。これは本物です。」
「火打ち石の香りに偽物があるんですか?」
私「はい。SO 2 の香りを火打ち石の香りと間違っている場合が多々あります。これは抜栓後すぐに消えて行きます。」
「マスキユーさん。これはシャブリではないのですか?シャブリもシャルドネですよね。」
私「はい。アペラシオンの序列からすると、シャブリ→プティ・シャブリ→ブルゴーニュ・シャルドネとなります。」
家内「生産者はシャブリの1/4を造る協同組合ラ・シャブリジェンヌです。組合員の中にはシャブリの域外な畑を持っている組合員がいるようでそれをブルゴーニュ・シャルドネとして新たなブランドにしたようです。」
「今時2,000円を切るまともなシャルドネは珍しいですよね(笑)。木樽を使わないからごまかしようのない良さがある。」
「シャブリにこだわると損するね(笑)。」
「新樽を使ったゴージャスなシャブリも良いけれど、この北のシャルドネらしさはたまらん(笑)。すごくしっかりしてる。浦賀水道の鯛に合わせたいな(笑)。」
私「南のファットなスタイルのシャルドネと比べるには最適ですね。」
「アペラシオンの格付けなんか単なるブランドでしかないよね。」
皆さん筋金入りのシャルドネ・ラヴァーでした。フランス人に聞かせたい(笑)!

さて、本日のトリは突出した個性派
○“イル・フィオーレ”2014年  セッラ・ディ・フィオーリ イタリア ピエモンテ  白 ランゲD.O.C. 750ml 2082円税込み

「あっ‼これ旨。説明いらない旨さ(笑)。」
「すんごくフローラル(笑)。花・花・花みたいな(笑)。」
「マスキユーさん。前にもこのワイン出しましたよね。え~と。あの時は黄色のラベルだったかな?」
家内「ご名答です(笑)。あれはナシェッタ100%の上級キュヴェでした。これはナシェッタが30%で70%はシャルドネです。」
「同じように美味しかった気がします。あの味わいは印象的。覚えてます(笑)。だからこのワイン飲んだらすぐに思い出しました(笑)。」
「シャルドネが入っていようがいまいがどうでも良いですよね(笑)。30%のナシェッタがすべてを支配してますよね。」
「シャルドネが噛ませ犬になってる(大爆笑)。」
私「あの時の上級キュヴェ同様に高山植物が咲き乱れたようなニュアンスですよね。大きな花じゃなくて小さな花がまとまっているみたいなニュアンスですよね(笑)。」
「植物のニュアンスもスゴく感じる。」
家内「ハーブを使った料理に合わせたいですよね(笑)。」
私「トムヤンクンなんて絶対に合いますね(笑)。」
「日本人の美意識をくすぐるよね(笑)。可愛くて品が良い(笑)。」
「花の種類が白だけじゃなく黄色や赤まで感じる。」
私「さすが!それが秀逸かと‼」
「いままで飲んだことのないスタイルです。華やかだけど深みがある。両立してるのがスゴい。」
「このワイン軽やかですけど、液体の濃度感 粘りがスゴいですよね。バランスが良いと言えばそうなのですが(笑)。」
「うんうん。基本飲みやすい(笑)。だけど深い。」
私「ルフレーブのスタイルに似てるかも(笑)?」
「今回の試飲会は、何故赤が先で白が後にまわった訳が解りましたよ(笑)。白の良さが改めて解ったような気がする(笑)。」
私・家内「ありがとうございます(笑)。」

今回の試飲会では、試飲会セット すべてのワインをお買い上げ頂いたお客様が目立ちました。ありがとうございました。

桝久商店 岡本利秋・昭子

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