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ドンナルーチェ2015年 テースティングノート

Aug 20, 2016 by weblogland
ドンナルーチェ2015年が入荷しました!
まず瓶のデザインが少し変わりましたね。ゴージャスになったな(笑)。
あとアルコール表記は13%です。いつも通りにきちっと仕上げてます。
さてさて、お味は…。
う~ん。
甘さが突出してます。やはり2015年ヴィンテージは良いですね。今まで飲んだドンナルーチェな中で一番甘くかんじます。もっともこの甘さが残糖分でないところが凄い。まだまだ閉じているはずですが、そのまま違和感なく飲めてしまう不思議(笑)?
酸より果実味が強く出ていますね。
もちろん複雑なのですが解りやすくも感じます。割りと葡萄そのものののニュアンスがダイレクトにも感じる。いつもはリンゴ酸が圧倒的なのですが、マスカット、桃やグレープフルーツなどの果実のニュアンスも出ていますね。
う~ん。
これからロングランのティスティングが続きます。2014年は1ヶ月は時間を要しましたが、2015年はいかに?
やれやれ(笑)。でもこれが私の毎年の楽しみでもあります(笑)。

今日は開けてから2日目。昨日も感じたのですが、割りとさらっとしてるんですよね。香りはかなり濃密なのですが、液体はさらっとしてます。スタイルが変わったのかな?ドンナルーチェは割りとくどいくらいのワインですが、このヴィンテージはちょっと違う。たしかに恵まれた作柄らしい密でグリセリンを多く感じますが、さらっとしてます。
不思議なほどですね。
ところでこのヴィンテージはルカ・マローニで99点がついています。でもですね、リリース直後でもありますし、またリリースも早いですから、いったい何時ティスティングしてコメント書いたんだろう(笑)?
何と言う早業(笑)。
さすがプロですね!私なんぞ1ヶ月はティスティングしなきゃ解らないのに。大天才ですね(誉め殺し)!

8月5日
今日はドンナルーチェを愛するYさんがこられました。
Y さん「こう暑いとワインを飲む気にもなりませんが、マスキューさんのブログでドンナルーチェ2015年が入荷したのを知り、矢も盾もたまらずに来ちゃいましたよ(笑)。」
私「ありがとうございます!それでは早速一昨日開けたのがありますから飲んでみてくださいね(笑)。」
Y さん「おっ!飲みやすい!これ2014年と比べると明らかに飲みやすい(笑)。凄くハニーで…これがマーマレードっぽくなるのかな?あと甘い果実 熟したような果実が圧倒的。ライチのニュアンスも出始めてるのかな?」
私「液体の濃密さが少し増したかも知れません。林檎っぽさも本来的な出方をしてるかな?」
Y さん「2015年は飲みやすいけど凄みがある(笑)。この先どうなるのかな?2014年が10日くらいしてライチの香りが出て変身したみたいになるのかな?」
私「どうなることやら(笑)?たしかに2015年は比べると飲みやすいけど、まだ星雲状態のような気がします。」
Y さん「奥が深いんですよね(笑)。」

8月6日
う~ん。グレープフルーツの香りが支配的。鎮座してますね(笑)。落ち着いたのかな(笑)?あと苦味があります。この苦味は抜栓直後から気になっていました。バランスを崩して出てくる苦味ではなく、種のタンニン由来の苦味のような気がします。過熟した葡萄は種まで溶けますから、種のタンニンが果汁に溶けます。ただこの苦味はワインの温度を下げることで解消します。ずっとワインセラーに入っていましたけど、冷蔵庫に移してみます。

8月7日
リンゴの紅玉が鎮座してますね(笑)。ようやく落ち着いたのかな?
気になった苦味はほとんど感じません。やはり冷やした方が良いようですね。

8月10日
5日にご来店いただいたYさんがいらっしゃいました。
Y さん「先日買ったドンナルーチェ
2015年もう飲んじゃいました(笑)。
美味しくて飲みやすくて知らないうちに無くなっちゃいました(笑)。飲んでておもったのですが、2013、2014年とはスタイルが違いますよね。セパージュが変わったかのようです。」
私「以前からのマルヴァジアのニュアンスが変わってきたようですよね。マルヴァジア一辺倒なスタイルではありませんよね。桃などの果肉感じが強いですから飲みやすい(笑)。」
せっかくご来店下さいましたから8月3日に開けた物を試飲していただきました。
Yさん「おー!まだヤクルトみたいな香りが出てする。あとリンゴにライチ、ファットにかんじますよね。グレープフルーツのピールのニュアンスが心地好い(笑)。解りやすさ飲みやすさは変わらない(笑)。セパージュは変わってないんですよね?」
私「はい。変えたという報告はありません。ただリリースは早いですね。開けたては少し炭酸ガスっぽさがありました。」
私「白い果肉のニュアンスに黄色の果実のニュアンスが加わってきました。これってシャルドネやグレーコの影響かも知れません。」
Yさん「マルヴァジア一辺倒じゃなくなってきたのかな?」
鋭敏な感覚を持ち好奇心溢れるワイン・ラヴァーYさんでした。ありがとうございました!

8月13日
う~ん。2015年はひょっとして酸の成熟が通常より遅かったのかも?
ドンナルーチェは基本的にアルコール分が13%になるような糖度で収穫されます。2015年もそのパターンなはずです。しかし酸がいつもより成熟しているように感じます。レモンなどにグレープフルーツや桃などの果肉を感じます。収穫時期に通常より減酸が進んでいたのかも知れません。休み明けにインポーターさんに聞いてみます。

8月12日
大部落ち着いてきています。飲みやすさも増してます。リンゴ一辺倒ではなく、本来的なレモンやライムのリンゴ酸が複雑に柔らかく全体を包み込んでしかも外側に放射していますね。ちょうどラベル・デザインのようです。

8月16日
旨味がとても感じられ、液体として折り合いが良いですね。リンゴの味わいがとても好ましく感じます。リンゴを中心に求心力が増したかのようです。
そんなこんな考えてると、またまたYさんご来店下さいました(笑)。
Y さん「おっ、美味しい!塩気もあるし、青リンゴっぽさが優しくて美味しい!今、家で飲んでるドンナルーチェはちょうど6日目ですが、まだ力が強すぎる(笑)。こうなるのに2週間近くかかるんですね。」
私「なんとなくいつものパターンになってきたようですが…。」
Y さん「まだまだ変化がありそうですね(笑)。」
私「簡単に手の内は明かしてくれないかな(笑)?」

8月17日
今日早速インポーターさんに荷電しました。
私「いつもお世話になっております。ところでドンナルーチェ2015年はいつもと違いますよね(笑)。果実のニュアンスが違いますよね?」
インポーターさん「はい。お気付きで(笑)!」
私「造りが変わったのですか?」
インポーターさん「それはありません。いつも通りです。」
私「それでは味わいのスタイルが変わったのはヴィンテージの性ですか?」
インポーターさん「それ以外考えられません。でもアルコール分はもちろん収穫の時期もほぼ同じです。」
私「2015年は秋がしっかり来たようですよね。いつもより減酸してますよね?」
インポーターさん「2015年の方が酸は少ないようです。」
なるほどなるほどでございました(笑)。

あと、今日の味わいですが(笑)、黄色い果肉のニュアンスが混じってきました。マンゴーのニュアンスも出てくるのかな?

8月19日
今日ドンナルーチェ愛好するY さんがいらっしゃいました。
Y さん「家で定点観測しているドンナルーチェにパイナップルの香りがします!」
私「は、はぁーん。2015年は香りが白から黄色まで幅広いですよね。レモンや甘夏一辺倒じゃないですよね。ちょっと飲んでみましょうか。」
Y さん「マスキューさんの8月3日に抜栓したドンナルーチェの方が私のものよりパイナップルっぽい!」
私「だいぶ落ち着いてきてるとは思いますが、まだまだ変化がありそうですよね(笑)。このあとマンゴーっぽさも出るのかな?」
Y さん「まだまだ何かが隠れてるような気がしますね(笑)。相変わらずハニーな優しさがあり心地好いのですが、これは糖分ではないですよね?」
私「後味にベタつきがありませんから、残糖分ではないです。液体の粘度も開けたてより増してますが、後味が綺麗ですよね。」
Y さん「奥が深いなぁ(笑)!」

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