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桝久 試飲会のラインナップ決まりました!201707

Jul 26, 2017 by weblogland
今月7月28日(金)、29日(土)のマスキュー試飲会のラインナップ決まりました!
今月もバタバタのお知らせでスミマセン。
今月のテーマは冷やして飲めるワイン!

まずは泡から(笑)。キレッキレッのエキストラ・ブリュット。しかも瓶内二次発酵、瓶熟成18ヶ月以上!
ヴァルディビエソ エキストラ・ブリュット チリ 発泡性 白 750ml 1481円税込み
マスキュー定番のヴァルディビエソのエキストラ・ブリュットです。
ヴァルディビエソは1879年設立の名門老舗ワイナリーです。南米大陸で初めてスパークリング・ワインを造ったことでも有名。近年では国内の良好なテロワールで得た葡萄を使用したバラエタル・ワイン、絶妙なブレンドのリッチな赤も注目されており、「チリ屈指」のワイナリー
としてその名声を確立しています。
マスキューでは抜群のコスト・パフォーマンスの泡が定番(笑)。このエキストラ・ブリュットは待ちに待ったアイテムです
(笑)。シャルドネ60%、ピノ・ノワール40%、瓶内二次発酵、瓶熟成18~24ヶ月。残糖分のほとんど無いエキストラ・ブリュット。味わいは高レベル(笑)。キレッキレッ(笑)ながらもしっかり柑橘類のニュアンスがあり、アクセントのように熟したトロピカルな果実味を品良く感じます
。きめ細かく良く溶け込んだ細やかな泡。トースト香がアフターに余韻として絶妙な塩梅。こう書くとシャンパーニュみたいかな(笑)。最近見かけるめちゃめちゃ安いシャンパーニュより遥かに美味しいのは確か(笑)。こうしてシャンパーニュの牙城は崩されて行くのかな?なんて想わせます。

そしてペンギンの白ワイン(笑)?
アヴェ・デル・スール ゲヴュルツトラミネール レゼルバ 2017年 ヴィカール チリ ロンコミージャ・ヴァレーD.O.白 750ml 1064円税込み
チリのワイン産地の中枢と言われるマウリ・ヴァレーのゾーンのロンコミージャ・ヴァレーD.O.で造られるゲヴュルツトラミネールです。
マスキューでは以前コステロのゲヴュルツトラミネールが定番として好評いただきましたが、輸入が途絶えその後釜を探していました。
ありました!
安旨ゲヴュルツトラミネール!
ほどよい液体濃度、ライチ、バラ、桃、グレープ・フルーツの香り。辛口ですから甘い香りがベタつかない。グレープ・フルーツのピールのニュアンスもグット。強めに冷やしても良し。
買いブドウ、買いワインでは到達しない意図の味わいは正銘の証。デイリーな規格ではありますが、ヴィカールはチリ ワインの将来性を担う生産者であるのは間違いないですね(笑)。近年の傾向として産地が南の冷涼な地域に広がりつつあることと、自醸酒100%で独自のスタイルを模索する流れは嬉しいこと。単に安くて飲みやすいだけではグローバル競争を勝ち抜けないことを自覚してると感じます。
特に日本人好みの液体濃度と甘い芳香、
ベタつかない後味と切れの良さは、新たなゲヴュルツトラミネールの境地だと思います。

あと蛇足ですが、かわいいペンギンのラベルにやられちゃいますよね(笑)。

さて次はゲヴュルツトラミネールと同じようなスタイル。アルゼンチンにもアルゼンチン(笑)?
クリオス トロンテス 2016年 ドミニオ・デル・プラタ アルゼンチン メンドーサ 白 750ml 1542円税込み
アルゼンチンのみならず、世界からも注目を浴びる女性醸造家スサーナ・バルボが率いるワイナリー ドミニオ・デル・プラタの白ワインです。

アルゼンチンを代表する品種トロンテスを使用した香り高く濃厚なワイン。バラ、杏子、桃、ネクタリン等の甘い香りにキリッとした酸味。一般にトロンテスは、やや重すぎの酸の強いぶっきらぼうなタイプが多く、その甘い香りが過剰で邪魔なものになりがち。下品に感じることがしばしば(ごめんなさい。)。そんな訳でマスキユーでは扱いを控えていました(笑)。まあ、甘くて強いワインが好まれる彼の地です。いきおい日本人の嗜好とはちがうのかしら、と思っておりました。そんなところクリオスのバランスの良さを知って改心(笑)、目から鱗。販売を即決(笑)。
調べますと、今やスサーナ・バルボ女史は『トロンテスの女王』なんてヒュー・ジョンソンに讃えられるほど。実際に何が凄いかというと、発酵中にペプチドを分解する酵素を加えます。トロンテスはペプチドが多く、これが味わいの邪魔をしてるとか。(ジャムになる果実に入っているのがペプチド。)発酵終了時に分解されたペプチドを取り出すために珪藻土を加えます。この一連の斬新な工程により驚くほどクリアで洗練された味わいになります。技術とセンスの勝利なのです。
あまりワイン造りに手を加えないのがベストだとは思いますが、これは一工夫二工夫の技あり1本(笑)。

強めに冷して豚肉料理に合わせると絶品。また、デザート・ワインとして食後に楽しむのもグット(笑)。

今回のテーマ、冷やして飲める赤ワイン。実際は、セラーから取り出してすぐ飲んで美味しい位の温度がベストのワインとなります。すべてガメイ種でございます(笑)。
一番手のこの赤ワインは以前マスキュー試飲会で扱ったもの、タンニンが滑らかで試飲会の時より一層美味しくなりました(笑)。
コート・デュ・フォレ 2011年 サンタンヌ フルール・ド・ヴィーニュ 中央フランス コート・ド・フォレA.C. 750ml 2,268 円税込み
フランス中央部オーベルニュ地方の赤ワインです。正確にはややロワール川最初上流左岸沿い、地図によるとロワールの生産地域に区分されてます。

コート・ド・フォレA.O.C.は2000年にA.O.C.に昇格。ガメイドーベルニュを使用した赤ワインが特徴です。ガメイと遺伝子がどうなっているのか解りませんが、ボジョレーのものと比べると香りの構成はにていますが、力強さや熟成能力に勝ったものとなるようです。
このフルール・ド・ヴィーニュは2005年からこの地でワイン造りを始めた女性醸造家ステファニー・ギヨさんのドメーヌです。標高380m の畑に植えられた樹齢60年超のガメイドーベルニュだけで造られています。

イチゴや桑の実の生き生きした甘酸っぱさ、プルーンの濃厚さ、サクランボのリキュール漬けの風味。一口飲んだだけで魅了されてしまう、とてもキュートな少女のようなワイン。そして時間の経過とともにしなやかな力強さがあらわれて、このワインの奥深さに驚かされます。ボジョレーのガメイとは明らかにこの点が違いますね。このワイン2011年ですからもう5年経っているのですが、このフレッシュネスと熟成能力はいわゆるガメイとは別物としか思えません。ただし、香りは似ている(笑)。

う~ん。

もちろん地元のオーベルニュ地方造られる個性の強いチーズ カンタルやブルー・ド・ベルニュとは鉄板の相性ですから、やはりロワールというよりオーベルニュ地方のワインと呼ぶべきなのは確かのようですね(笑)。

そしてクラシックな大物の登場(笑)!ピノ・ノワールっぽいスタイルです。
ル・ポキュラン 2014年 ドメーヌ・デ・コート・ド・ラ・モリエール フランス ボジョレー 赤 V.D.F. 750ml 2700円税込み
クリュ・ボジョレー ムーラン・ナヴァンの西のヴォーセルノーに本拠を置くドメーヌ・ド・コート・ド・モリエール。ブルーノ・ぺルノーさんと奥さんのイザベル夫妻が古き良き時代のワイン造りを再現実践。植樹は1m 間隔、余計な化学薬剤は一切使用せず栽培した葡萄は、SO 2 も使用しないで醸造されます。やれば出来るとは思いますが、ここまでやる人はほとんどいないですね(笑)。第一採算が合うのか(笑)?得られる果汁は1本の葡萄樹からハーフ・ボトル1本を遥かに下回ります。
味わいはマルセル・ラピエールのスタイルをもっと強く深くしたような感じかな(笑)。
ところで日本ではボジョレーのモリエールと言えばドメーヌ・ド・オート・モリエールが有名。漫画『神の雫』で取り上げられた影響です(笑)。これはドメーヌ・ド・コート・ド・モリエール。デンマークの著名レストラン『ノーマ』でオン・リストされていることで業界では有名(笑)。

このワインはA.O.C.の域外で造られるガメイ100%のもの。それゆえV. D. F. 。畑は海抜450m の砂地の南東向きの斜面の畑 。伝統的なマセラシオン・セミ・カルボニックで6日間の醸し後ゆっくり優しくエア・プレスしホーロー引きのタンクでシュール・リーの状態で熟成させます。そして澱引き、濾過をせずに瓶詰め。すべての工程でSO 2 は無添加。

味わいは小粒のベリー(特にイチゴ)、チェリー、黒スグリのニュアンス。砂地の畑故か独特な感じがします。かろやかで、可愛らしいフレッシュな香りですね(笑)。時間の経過とともに甘さとコクが増し、さらに腐葉土や穀物類のニュアンスが加わってきます。枝豆っぽさも(笑)。モエールらしい生命力を感じるワインなのです。

そしてモリエールの看板のモルゴンです!渾身の味わいですぞ(笑)。
モルゴン 2013年 ドメーヌ・デ・コート・ド・ラ・モリエール フランス 赤 ボジョレー モルゴンA.C. 750ml 3480円税込み
これは樹齢60年の古樹で栽培した葡萄を開放式のタンクで房ごと発酵させたもの。いわゆるセミ・マセラシオン・カルボニック。古典的な発酵方法。12日間の醸しのあとゆっくり優しくエア・プレスした後シュール・リーの状態で6ヶ月ピエス樽(多分古樽)で熟成、澱引き濾過をせずに瓶詰め。すべての工程でSO 2 は無添加。
味わいは「こんなに美味しいボジョレーを飲んだのは何時以来(笑)!」美しく落ち着いた紫色。チェリーやイチゴの風味がぎっしり、ぎゅっと詰まった甘くないジャムのよう。深く、大きく、広い様はいう言葉がない(笑)。時間の経過とともに重い腐葉土やキノコ、リキュールっぽさが出てきます。同時に果実味は力強さ、緻密さを増し、しなやかで弾力のあるものに変化。『噛みごたえのあるワイン』です(笑)。ジビエとの相性は抜群なはず。
ワインとしての生命力を感じる逸品なのです。

以上6本!
冷やして飲むべし(笑)!

28日(金)は17~20時30分まで、29日(土)は11~20時30分までとりおこなっておりますので、お手すきのお時間にお越しくださいませ。お待ちしておりまする(笑)。

桝久商店 岡本利秋・昭子

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