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桝久 試飲会リポート 前半

Mar 29, 2021 by weblogland
昨日、一昨日とご来店ありがとうございました!
H.C.S.のうちマスキュー試飲会は無事に開催出来ました。ありがとうございました!

〇ゲヴュルツトラミネール 2018年 フォリス・ヴィンヤード・ワイナリー アメリカ オレゴンA.V.A. 白 750ml 1414円税込み
「おっ!これイイね!飲みやすい(笑)!」
「甘ーい香り。トロピカルで気分が華やぐ
(笑)。」
私「ゲヴュルツトラミネールらしいライチや薔薇の香りですね(笑)。」
「ライチ?」
「楊貴妃の愛した果物です。見た目は皮が松ぼっくりみたいですからあまり良くない(笑)。」
「いわゆるアルザスなんかのゲヴュルツトラミネールとは違いますよね。これはあんなに濃くない(笑)。」
「南フランスのミュスカなんかにも似てるけど、あれはこってりしてるんだよね(笑)。」
「ハニー。でも後口がすっきりしててグビグビ行けますな(笑)。」
「こんなにさらっとしたゲヴュルツトラミネールって、有りそうで無いよね(笑)?」
家内「生産者のフォリスはもともと苗木業者。ワイナリーの醸造は専門の醸造家を呼んでいます。アメリカ的なワイン造りです。」
私「産地はオレゴンなのですが、無名の地
。カリフォルニアに近い寒暖差の激しい所です。このスタイルのゲヴュルツトラミネールには合っているようですね(笑)。
テロワールを感じるワインです。」
「マスキューさん、これって甘口?辛口?

私「さっきインポーターさんから電話がありました。残糖分は1L中5.9g。ほぼ辛口に近い値です。絶妙です(笑)。」
「なるほど!たしかに一口目は甘いですけど、杯を重ねるにつれ甘く感じなくなる
!」
「残糖分だけではなくアルコール分や酸などが絶妙のバランスなのでしょうね。」
「これ、アルコール分はいかほどですか?

家内「バック・ラベルに書いてあるのですが、その上にインポーターのラベルがべったり大きく貼ってあって解りません(笑)
。」
「どれどれ。あー!あのインポーターさんね(笑)。いつもそうなんだよね(笑)。」
私「よくご存じで(笑)。てへへ(笑)。」
「マスキューさん、これって独特の苦みがありますよね。ピーマンみたいな。このワイン飲みながら辛い野菜カレー食べたら美味しいかな(笑)?」
私「ソーヴィニヨン・ブランなんかにも共通するようなニュアンスですよね。」
「私常々思うのですが、ヨーロッパ人の感じる苦みと日本人の感じる苦みって微妙に違うような気がします。例えばイタリアなんかだと付け合わせのほうれん草をくたくたになるまで炒める。日本だとほうれん草をさっと湯がいて食べる。炒めすぎたほうれん草はほうれん草本来の苦みがなく、続けて食べると食傷するんですよね(笑)。それっていわゆる苦み(ニガミ)と苦み(クミ)の差が由来してるような気がします。」
家内「ほんのりでしゃばらない甘苦さ。野菜本来の甘味にくっついた苦みって良いですよね。」
「そうそう。フキノトウなんかの春野菜の
甘苦さって日本酒で言う「クミ」なんですよね(笑)。ヨーロッパ的な苦さってとてもダイレクトではっきりしてますよね。リキュールなんか飲むとデフォルメされた苦さ。あれを好むんですよね(笑)。」
私「さすがKさん!」
私「以前新潟の由井さんから雪解け前のフキノトウいただいたことがありました。さっと炒めて食べたのですが、強烈に苦かった(笑)。日本でも土地それぞれに苦さのスケールが違うかも知れませんね(笑)
。」
家内「雪深い里では春への希求がこっちとは違うって感じますよね(笑)。」
私「フキノトウの凄い苦みもその内なんだろうね(笑)。」

途中売り切れ本日のトップセラーのなりました。特に女史大人気でした。火曜日に再入荷しますので、しばしお待ちくださいませ!


◎プロ・セッコ 『トレヴィソ』 ブリュット  レ・コンテッセ イタリア ヴェネト 発泡性 白 750ml 1480円税込み
「あっ!これ春らしくてイイなぁ(笑)。」
「この時期泡飲みたくなるよね(笑)。」
「プロ・セッコってこんなに泡がしっかりしててキメこまかかったかなぁ?」
家内「このプロ・セッコは5.3気圧です。あと熟成期間が長いので泡がキメ細かで、中から湧いてきます。さすがコンテッセです(笑)。」
「香りは具体的に思い浮かばないけど、イイ香り(笑)。」
「たしかにこの点シャンパンとは違うけど柔らかな果実味はフレンドリーだよね。誰が飲んでも好感を持つよね。」
「爽やかさ!プロ・セッコはこれに尽きる
(笑)。」
私「強めに冷やすと爽やかさが増します。
逆に液温を上げるとファットな感じになる。崩れにくいのも高品質の証です。」
「マスキューさん!ゲヴュルツトラミネールって香りが凄いですよね。その後にプロ・セッコで大丈夫かな?って思ってたんですよ(笑)。」
私「そーなんです!ゲヴュルツトラミネールは殺し屋みたいなワインですから次に飲むワインを殺します(笑)、本来は一番最後にしたかったのですが(笑)、このプロ・セッコなら大丈夫かなと(笑)。」
家内「少なくともゲヴュルツトラミネールの後にピノ・ノワールなんか持ってきたら、ピノ・ノワールが可哀想です(笑)。


試飲会初日ゲヴュルツトラミネールとプロ・セッコは同じ数が売れたので、順番はそのまま続行となりました(笑)。

私「これは昨日抜栓したものです。どうでしょう?」
「昨日の抜栓ですか?う~ん。ちょうど良いですよ(笑)。フリザンテより泡がある(笑)。豊かな印象ですね(笑)。」
「美味しい!甘さの塩梅が良い。甘すぎず辛すぎず。柔らかで優しい。」
私「残り少なくなったのでもう1本開けて比べてみましょう。」
「おー!これがこうなるのか(笑)。」
「どっちもイイね(笑)。」
「開けて1日経った泡って無惨なことが多いけど(笑)、このプロ・セッコはどちらも楽しめますね(笑)。」

「マスキューさん、このプロ・セッコって屋外で飲みたくなりますね。」
「うんと冷したプロ・セッコを冷蔵庫から取り出して裏山の桜を観ながら飲む。道中泡立てないように細心の注意を払う。
開けたときの吹きこぼれは土に帰し瓶を
膝頭の土の上に立てる。あぐらをかきながらプラコップに注いだプロ・セッコをグビリグビリ。たまらんなぁ(笑)。」
私「『孤独のグルメ』みたいでカッコいい
(笑)!」
「うんうん。このプロ・セッコはプラコップが似合う(笑)。」

●ブルゴーニュ ・オート・ コート・ ド・ ニュイ  ピノ ・ノワール 2018年 ドメーヌ ・ギィ ・シモン ・エ ・フィス フランス ブルゴーニュ 赤 750ml 1980円税込み
私「マスキュー最安値のブルゴーニュの赤ワインです(笑)!」
「おっ!今時2000円を切るブルゴーニュは珍しい(笑)!」
「どれどれ(笑)。うん、ピノ・ノワールだぁ(笑)。」
家内「明日、明後日飲んでもピノ・ノワールしてます(笑)。まあ、鮮烈な香りはしませんが(笑)。」
私「比較的冷涼なオート・コートの畑のワインなのですが、冷涼感をあまり感じません(笑)。」
「どうしてですか?」
私「2018年は夏場がとても暑く、パリなどでは45℃を越える日が続きました。葡萄産地も例外ではなく、葡萄の成育がスタックしたり枯れたりその影響が深刻な作柄でした。」
「そうだよね。日本でも異常に暑い夏だったよね。」
私「通例のオート・コートのワインは酸っぱい赤い小粒のベリーの香りが特徴的なのですが、これは果実味がやや暗くわりと円やかです。暖かい年のニュイ・ヴィラージュみたいです(笑)。」
「普通に美味しく飲めるデイリーなピノ・ノワールだよね(笑)。」
「先日ジェラール・ラフェのブルゴーニュ・ルージュ2017年飲みましたが、印象は『小梅ちゃん』(笑)。冷涼なニュアンスありましたね(笑)。あれと比べるとちょっと緩いかな(笑)。」
「でもこれドメーヌ物ですよね。よくこの値段でありましたね(笑)?」
「ネゴシアン物の安いピノ・ノワールはたまに見かけるけど、波っきり言って不味い(笑)。」
「あれはドメーヌが樽で売却したワインのブレンドだから品質は落ちる(笑)。良い物は自分で瓶詰めして自分の名前付けて売るもんね(笑)。」
「そうするとこの値段ますます謎ですね(笑)?」
私「実はインポーターさんがマスキューの試飲会用に特別価格にしてくださりました。それゆえスポット価格品となります。」
「ニュイ・ヴィラージュかぁ。ちょっとジュヴレイっぽいですよね。」
私「はい、さすが!粉っぽさが特徴的です
。これは樽材によるもの。ジュヴレイなんかによくみられます。」
「新樽ですか?」
私「古樽かと。おそらくヴォージュのオーク材を使っていると思います。」
「樽材の影響なんですか?てっきりジュヴレイ・シャンベルタンの特徴だと思ってました。」
私「ジュヴレイの葡萄とヴォージュのオーク材の相性の良さでもあるんですが。」

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