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マスキュー試飲会のラインナップ決まりました!

Aug 21, 2022 by weblogland |
今月8月26日(金)、27日(土)のマスキュー試飲会のラインナップ決まりました!

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まだまだ暑いですし、コロナも相変わらずですので恒例のH.K.S.15にてお願い申し上げます!
H. ひっそりやっておりますので、
K. こっそり来てくださいね(笑)。
S. 試飲はサクッと
15. 15分
でございます(笑)。

マスキュー大定番の泡 クレマン・ド・ブルゴーニュからスタート!
◎クレマン・ド・ブルゴーニュ ブラン・ドゥ・ブラン ドメーヌ・デュ・ビシュロン フランス ブルゴーニュ マコネ地区 白発泡性 750ml 2536円税込
マコン・ペロンヌの生産者であるドメーヌ・デュ・ビシュロンはクレマンもつくっていました。
平均樹齢40年の2ヘクタールの畑から年間12000本だけつくります。1ヘクタール当たり45ヘクトリットルの低収量です。市場で良くみかけるジェネリックシャンパンより遥かに濃い味わいの優れたワインです。

作り方もシャンパンと同じ瓶内二次発酵ですから、あの独特なナッツや木の根の香りがあり、しかもシャルドネの柑橘系の果実味がとてもしっかりしています。

ドサージュ後の熟成期間が9ヶ月とシャンパンより短いのですが、資金力のない小さいドメーヌですから目をつぶります(笑)。

泡持ちの短さや酸の少なさが欠点といえば欠点なのですが、ジェネリックシャンパン程度のレベルですから、取り立てて欠点というほどではありませんか。倍以上の値段がするジェネリックシャンパンより旨いのですから。

なによりも12月に、もっとも当店で売れたスパーリングワインですから、皆さん良さをご存じですね。

当店のスーパーコストパフォーマンス スパーリングワインです。(力入れ過ぎ?)

ザ・イタリアの白ワイン!
〇サーラガト ヴェルメンティーノ 2020年 イタリア サルデーニャ 白 イゾラ・デイ・ヌラーギI.G.P. 750ml 1885円税込
第一印象はとてもプリミティブな印象。ミネラリーで切れが良くとてもドライ。今風のファットで柔らかなヴェルメンティーノとは一線を画しています。山羊や羊などのチーズ、オリーブオイルをたっぷり使った野菜などに合わせることを連想させてくれます。飲む人によってはぶっきらぼうに感じるかもしれませんが(笑)
、合う食事がそれを解消させてくれるはず(笑)。
このワイナリー『サーラガト』、実はアブルッツオのファンティーニ・グループと地元生産者達とのコラボ。
ファンティーニ・グループはいわゆる伝統的なネゴシアンとは一風違うベンチャー系のネゴシアンと言えますか。単に葡萄やワインを買って、あとは好きなように加工したり売ったりする従来型のネゴシアンとは違います。栽培農家と深く結び付き共に利益を継続して上げるビジネス・モデルを志向します。例えば一緒にブランドを立ち上げる。この『サーラガト』はまさにそれ(笑)。現地に栽培や醸造のスペシャリストを送り、ワインの品質・量を確保しながら生産販売。事業を継続するために、葡萄の買い上げは量ではなく畑の面積に応じるところがミソ。作柄による収穫の増減に収益が左右されません。それにより栽培者はリスクが減り、品質の向上を目指すことになるからです。
契約する栽培農家も2ヘクタール未満の畑の所有者が大半なので、自らワイン販売まで手掛けるには小さすぎるし、かといって栽培に尽力することに傾注しやすい規模でもあります。
目の付け所がシャープ(笑)。
それゆえティスティングで感じた通り、プリミティブな地元の味わいのするシンプルで質実なワインなのです(笑)。


変わらず美味しい!コレもマスキューの大定番!
〇ロマーニャ・アルバーナ・セッコ 2020年 ファットリア・モンティチーノ・ロッソ イタリア エミリア・ロマーニャD.O.C.G.白 750ml 1697円税込
美食の地エミルア・ロマーニャ。桝久はこの地のワインをあまり扱っておりませんでした。ワインの種類、バリエーションともかなりの数がありますが、なかなか「これぞ!」というワインにあたりませんでした(価格も含めて)。水っぽくて線が細かったり、良くても異常に高かったりとあまり縁がありませんでした。
ようやく良いのが見つかりました(笑)。
ふくよかで質感のある舌触り、奥行きのあるフローラルな香り。いかにもアルバーナ種らしい味わいです。後味にハニーさが加わり美しい余韻。遅摘されたコストパフォーマンスに優れた良品です。
生産者のファットリア・モンティチーノ・ロッソは2000年にワインセラーをつくり、近代的な醸造設備を設置しました。そして、新な投資により飛躍的に品質が向上し、一躍脚光を浴びるワイナリーとなりました。
もちろんそれはエノロゴ、ジャン・カルロ・ソヴェルキアの指導と、オーナーのゼオリ兄弟の努力によるところです。
一流の巨匠と呼ばれる前の今こそ、気軽に楽しめるワインです(笑)。
種のタンニンが溶けていますから、温度が上がるとやや苦く感じますが、冷やすことで解消します。良く冷やして飲むことをお勧めします。しっかりした味わいですから、冷やしても充実感があります。
この2013年はいつも通り(笑)。アルコール分も13.5%。味わいもいつも通りのぶれないもの。気候の優位性と造り手ファットリア・モンティチーノ・ロッソの並々ならぬ尽力を感じます。近年ではガンベロ・ロッソあたりで高い評価を得ているのも納得。

お願いだからこのままでいて(笑)!

●同じくモンテチーノ・ロッソの赤
腕を上げた(笑)?
ロマーニャ・サンジョヴェーゼ・スペリオーレ 2019年 ファットリア・モンティチーノ・ロッソ イタリア エミリア・ロマーニャD.O.C. 赤 750ml 1697円税込

マスキュー大定番エミリア・ロマーニャのモンテチーノ・ロッソが作る赤ワインです。
今や白ワインのスペシャリストとして確固たる地位を築いたモンテチーノ・ロッソですが赤ワインも作っております。かつて2015年ヴィンテージをマスキュー試飲会で出したところ大人気。スポットで仕入れた10ケースが完売して以降扱いが
途絶えましたが復活!
このワイン、木樽を使わない直球勝負(笑)。低温での浸漬→アルコール発酵→マロラクティック発酵を2ヶ月にも亘って行い。ステンレス・タンクで熟成させてからリリース。
飲んだ印象は2015年とは明らかに違う。あの過剰にも思えたタンニンではありません。あくまでも伸びやかで暖かみのあるエミリア・ロマーニャらしいサンジョヴェーゼ。滋味に富んだ酸っぱさとでも言えましょうか。しっかり抽出はされているが、無理にプレスで絞り出していません。プレス果汁を使わないようなクリアネスがあります。品の良いサンジョヴェーぜらしいエレガンスがあるのです。2015年ヴィンテージは一体何時飲み頃になるのか途方に暮れるほどでしたが、この2019年は違う。ただ、口中に残る香りは美しくとても長大。この点は2015年と変わらず。確実に進化してますね。
家内曰く『腕を上げたな(笑)。」(偉そうに(笑))


ボジョレー・ヌーヴォーに囚われてはいけません。美味しいボジョレーこそ愛すべきワインなのです(笑)!
●ボジョレー・ヴィラージュ・ランティエール『レ・ブリュイエール』2019年 ドメーヌ・シャサーニュ フランス ボジョレーA.C. 赤 750ml
1800円税別
一般にボジョレー→ボジョレー・ヴィラージュ→クリュ・ボジョレーのランクにボジョレーは格付けされています。ボジョレー名称は南側の平地、ボジョレー・ヴィラージュは北側の標高の高い傾斜地
と別れます。問題はボジョレー・ヴィラージュ。日本に輸入されるボジョレー・ヴィラージュは単にラベルにボジョレー・ヴィラージュと表記されるものが大半。これはボジョレー・ヴィラージュのエリアで収穫したものを混ぜたもの。本来的にはヴィラージュらしく村名をつけたものが正統です(笑)。
これはそれ(笑)。ランティエール村のレ・ブリュイエール畑で作ったボジョレーでございます(笑)。
当然味わいもネゴシアンが作ったものと違い、はっきりとした個性があり、基本的な作りの良さがあります。いわゆるクリュ・ボジョレー並みの濃さがあります
。かつて一世を風靡したニコラ・ポテルポテル・アヴィロンに似たスタイルかな(笑)。香りはガメイらしい華やいだ赤い果実。もちろんしっかり完熟しています。香りと液体濃度とのバランスが取れている感。過不足ない満足のいくボジョレーの味わいでございます(笑)。ボジョレーって美味しい!と素直に思える出来映えなのです(笑)。

以上5本、26日(金)は17~20時、27日(土)は11~20時までいつも通りのスケジュールでございます。
暑さ厳しきおり、ご無理なさらないでくださいませ。

桝久商店 岡本利秋・昭子

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美味しいボジョレーを探そう!

Aug 07, 2022 by weblogland |
そうだ!
美味しいボジョレーを探そう!

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今年はボジョレー・ヌーボーの扱いを断念しました。なんたって航空運賃だけでも通年の2.5倍、そうなると4000円越えはザラ。こりゃもう無理!早々と白旗を挙げました(笑)。
まあ、全体に今までのボジョレー・ヌーボー・ビジネスは終焉となる気がします。ここまでは先日ブログで書きました。でもですね、真面目につくった美味しいボジョレーはある!実際にある。そうなると逆にそれがお買い得になるはず。しかもそれを扱うことはボジョレーにとっても健全!ヌーボーに頼ったイビツなビジネスはボジョレーにとっても諸刃の剣。不健全です。
へそ曲がりなマスキューはヌーボーでは白旗を挙げましたが、只では転ばない(笑)。
そんな訳で今日サンプルでボジョレー・ヴィラージュ2019年が届いたので早速試飲。
Kさん「おっ!イイねぇ。健全なガメイ!
このくらいの味わいなら安いよ(笑)。安っぽくないしね(笑)。」
私「しっかり熟してますね。バランスも取れてる。今飲むのがベスト(笑)!」
家内「あっ!昔飲んだニコラ・ポテルを思い出しましたよ(笑)。こっちの方が果実味は綺麗。ちゃんと作ってますね(笑)。」
Kさん「ドメーヌ・シャサーニュなんて名前もイイですねぇ(笑)。」
私「ワインとしてとても良い(笑)。好感持てますね(笑)。」
家内「じゃあ今度このドメーヌの一番高いキュヴェをサンプルで取り寄せましょう(笑)!」

転んでも只では転ばない(笑)。しかも9転10起なのです(笑)。

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ただしずっとワイン・ラヴァーでないと駄目ですよ

Aug 14, 2014 by weblogland |
今日はブルゴーニュ好きのMさんがいらっしゃいました。
Mさん「えーと。ドメーヌ・ド・ベレーヌのピノ・ノワールまだありますか?」
私「ニコラ・ポテルのワインですね(笑)。」
Mさん「マスキューさん大推薦のやつ(笑)。ところで昨日マスキューさんのブログチェックしました。マスキューさんのブログで『ニコラ・ポテル』を検索したんですが(笑)、徹底的にティスティングしてますね(笑)。普通あそこまではやらないですよ(笑)。」
私「お恥ずかしい(笑)。ワインっていくら飲んでも先々どうなるかなんて解りませんが(笑)、とりあえず開けたワインを徹底的にダラダラと飲み続けると品質が解ると思うんですよ(笑)。だから、気になるとついついダラダラとティスティングしちゃいます。」
Mさん「ところであのワインがD.R.C.のワインに似ているって書いてありましたが、ホントですか?」
私「基本的な造りは同じです。」
Mさん「そうするとロマネ・コンティと同じなんですか?」
私「いやいや、あれは1本の葡萄樹からハーフボトル1本くらいしか果汁を造りませんから、規格が違います。」
Mさん「じゃあ、ラ・ターシェ?」
私「ニコラ・ポテルのワインはボマールの畑ですからスタイルが違います。ただ善し悪しで言えば、良くない作柄のエシェゾーよりは良いですよ(笑)。良い年のエシェゾーの場合はもっと甘いかな。でもあのワインよりは軽いですね(笑)。」
Mさん「値段じゃないんですね?」
私「一度D.R.C.のエシェゾーを飲んでみればわかりますよ(笑)。」
Mさん「一度はD.R.C.にトライしなきゃなぁ(笑)。」
私「割りと軽いワインなんですよ(笑)。だから人によってはガッカリする人もいます。」
Mさん「えー、そうなんですか?じゃあもったいないな。」
私「でも、上手く熟成したD.R.C.のラ・ターシェなんか香りの分量が物凄い。しかも品がある。」
Mさん「でもラ・ターシェなんか値段の桁が違う(笑)!」
私「たしかに、ワインの価格じゃないですよね。」
Mさん「でも一度は飲んでみたいですよね。」
私「大丈夫!人生は長いですからチャンスは来ます。ただしずっとワイン・ラヴァーでないと駄目ですよ(笑)。」
Mさん「なるほど。果報は飲んで待て!ですね(笑)。」
私「ナイスですね!そのセリフいただいても良いですか(笑)?」

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たいした物だ!ブルゴーニュ ピノ・ノワール ヴィエイユ・ヴィーニュ

Aug 12, 2014 by weblogland |
うーん。
たいした物だ!

ニコラ・ポテルのブルゴーニュです。正式には、ブルゴーニュ ピノ・ノワール ヴィエイユ・ヴィーニュ 2012年 ドメーヌ・ド・ベレーヌ フランス ブルゴーニュ 赤 750ml 3085円税込。

さっき飲みきりました!
7月17日抜栓したワインですから、今日は8月11日で、ちょうど25日経って試飲は完了した訳ですか(笑)。

飲んでみると、香りはしっかりピノ・ノワール。味わいはちょっと甘みがある梅干し(笑)。酸は衰えず強い。いわゆる酸化した酢酸の味はしません。あくまでもフレッシュなリンゴ酸系なのです。そしてワインとして飲めるバランスは立派!
うーん。
ヴァッレ・ダ・オスタの鬼才エリオ・オッテンの造る『フメン』に似てますね。あの癖のある変わったワインです(笑)。(私の愛するワインです。)

この尋常ならざる生命力の源はきっとリンゴ酸!と確信してしまいました。
ここで思い出したのですが、安いワインの保存料としてビタミンCが添加されます。きっとリンゴ酸の代わりなんですね。もちろん後からビタミンCを添加したワインはバランスが悪く不味いのですが、ビタミンC添加の効用は書いてある通りワインの保存なんですね。

25日間に渡り楽しませてくれたニコラ・ポテルの素晴らしさに感謝感激!
また少しワインのことが解ったような気がしました(笑)。

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恐るべし、ニコラ・ポテルのワイン!

Jul 30, 2014 by weblogland |
うーん。
恐るべし、ニコラ・ポテルのワイン!
今日は7月29日。7月17日に抜栓したニコラ・ポテルのブルゴーニュをしぶとくしつこく、また飲みました(笑)。先日の試飲会の残り物です(笑)。

抜栓してからもう12日経つんですが、普通に旨い(笑)。ようやく普通になった感じなんですよね。あの強かった酸が落ち着き、ピノ・ノワールらしいチェリーの香りがチャーミング(笑)。酸化したそぶりもありません。香りの出方も十分、実にエレガント。香りの出る重心が高くなったみたいに感じます。フワッとさりげなく香ります。
素晴らしいポテンシャルです!

ともすれば、弱い印象のピノ・ノワール。でも、クラシックな造りのものは違いますね。男性が女性に変わったかのよう(笑)。そう言えば、鰻の稚魚は環境により性が変わるなんて新聞に書いてありましたが、ニコラ・ポテルのワインは鰻の稚魚(笑)?
抜栓後一週間しても力強いワインが、今では嘘のようにエレガント。
うーん。
やはり鰻か?





ついでに同じく7月17日抜栓したアラン・ギョームのシャトーヌフも飲んでみます(笑)。
若干酸化したような香りはしますが、あまり変わりませんね(笑)。赤い果実味が明瞭。膨大なタンニン、アルコール分と果実味の折り合いがようやくついた感じ(笑)。タンニンの壮麗さは崩れません。あと残糖分が解りませんね。
スケールの大きさは相変わらず。
うーん。
両者を比べると酸の量はニコラ・ポテルのワインの方が多いですね。でもタンニンの量はアラン・ギョームか。

ようやくちょっと解った気がしました(笑)。

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試飲会の続きです(笑)。2014july

Jul 28, 2014 by weblogland |


「マスキューさん。ところでヨーロッパではワインって1本の葡萄樹からどのくらい取れるんですか?」ご自身は実家でヤマ・ソーヴィニヨンを栽培してる趣味の達人Aさん。
私「このニコラ・ポテルのブルゴーニュですと500cc、ギョームのシャトーヌフは350ccほどかと。」
Aさん「えー!350ccだとハーフボトル1本じゃないですか。そんなに少ないんだ!それが一般的なんですか?」
私「カリフォルニアなどのニューワールドをはじめ、一番効率的だとされるのは1本の葡萄樹から3~4リットルほど採ることが一般的です。この場合結果枝を2本伸ばし22房の葡萄房を栽培します。ニコラ・ポテルのブルゴーニュは結果枝が1本ですから11房ですか。」
Aさん「房の大きさは同じなのですか?」
私「ニコラ・ポテルのブルゴーニュは1メートル間隔に密植しますから葡萄樹どうしの競争が激しいので出来る葡萄房も小さくなります。片やニューワールドでは灌漑で水分量を調整しますから、葡萄の房の大きさもコントロールできます。」
Aさん「いくらでも出来ちゃう(笑)?」
私「可能です。造るワインのレンジに応じて調整します。」
Aさん「日本でも高価なメロンは1本の樹から1玉しか造らないからそれと同じですね(笑)。1万円とかしちゃいますが(笑)。そうするとこのシャトーヌフは安いですね(笑)。」
私「ありがとうございます。あと収穫量を押さえた葡萄樹は長命です。樹齢100年になるものもざらにあります。」
Aさん「成らす葡萄が多いと寿命は短いんですか?」
私「はい。20年くらいで駄目になります。収穫量が落ちるので非効率となり改植されます。」
Aさん「日本は敵わないなぁ(笑)。」
私「でもAさんの栽培している『ヤマ・ソーヴィニヨン』や『やまとなでしこ』、あと沖縄の地葡萄とアレキサンドリア・マスカットとの交配種などのオリジナリティあるものが栽培され始めましたから、もう少しのところかと。」
家内「安い量産品は厳しいですが、唯一無二のものなら可能性あります(笑)。陰干ししたり、手はあります。」
Aさん「高級メロン作戦ですね(笑)。」

マスキューのお客様にはAさんのように自分自身で葡萄栽培までしちゃう達人が数名おられます。
レベルが高いのです(笑)。勉強しないと置き去りにされます(ホント)。

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桝久 試飲会リポート 2014年7月

Jul 28, 2014 by weblogland |
あつーい中、わざわざ足を運んでいただき、本当にありがとうございました!

予想通り、ご来客は夕方に集中しました(笑)。特に金曜日は7時頃がスタート(笑)。嫌な予感的中です(笑)。
でも土曜日は混雑を避け、暑い日中からわざわざご来店いただき恐縮です。

「あ・つ・い~。今日は人生の中で一番暑い日かもしれない(笑)。でも夕方は混みそうだから、来ちゃいました(笑)。」
私「ありがとうございます!まずはこれで身体を冷やしてくださいね!」
●サンソ・テンプラニーリョ・フリザンテ・ロサード 2012年 ヴァル・サンソ スペイン ロゼ 微発泡 カステーリャ・イ・レオン V.D.T.750ml 1190円税別
「おー!こりゃいーね(笑)!暑い時はこうじゃなきゃ(笑)。」
「でも、一気に1本飲んじゃいそう(笑)。危険かな(笑)?」
「バラやベリーの香りがすごいね!香水みたい(笑)。」
私「ちょっと残糖がありますが、うんと冷やして飲むにはちょうど良いかと。」
「そーだよね。甘みは絶対必要(笑)。」
家内「でも、アルコール分は9.5%ありますから、いつの間にか酔います(笑)。」
「ビール代わりに飲むには危険だな(笑)。」
「マスキューさん、色はロゼですけれど、これって赤ワインなんですか?ものすごく赤ワインの香りがしますよね?でもテンプラリーニョってこんなに香り出ませんよね?」
私「黒葡萄のテンプラリーニョのアロマだけ取り出して増幅させたような味わいは斬新です。黒葡萄を直接圧搾することと、炭酸ガスが充満する工程を維持することでこんな味わいが出来たようです。」
「ボジョレーなんかでよくやるマセラシオン・カルボニック法ですか?」
私「それの応用編かと。」
家内「ガス圧は3気圧弱ですが、ガスが入っているために酸化しにくいです。開けてから冷蔵庫に入れて置けばかなり持ちます。」
「一石二鳥だ(笑)。」
「先月の試飲会でこれの白が出ましたよね?あれはグレープフルーツの香りが素晴らしかった。サンソはワイン造りが上手なんですね。」
「僕はソーブレ・リアスの大ファンなんですよね(笑)。」
家内「サンソのハビエルさんってスペイン人らしからぬ真面目な人で、科学者みたいな方ですよ(笑)。3.11の二日前にマスキューに来てくれました。特に白ワイン造りは上手です。」
「あの時ですか?ちゃんと帰れたんですか?」
私「先日来日してましたから、大丈夫だったみたいです(笑)。」
私「最近のスペインの評論誌でフリザンテ白が89点ついてました。」
「じゃあ、ロゼは90点以上かな(笑)。」
私「残念ながらロゼは掲載されていませんでした(笑)。ロゼは斬新な点、白を上回るワインだとは思いますが。」
「暑い今飲むならロゼは95点だ!」
私「T.P.O.が大事ということで(笑)…。」
ちなみに本日のトップセラーとなりました。

さて、つづいてはイタリア シチリアの斬新な白ワインです。
◯アンジンベ 2012年 クズマーノ イタリア シチリアI.G.T.白 750ml 1800円税別 
「爽やかだけど濃いね(笑)。」
「酸がしっかりしてる。香りが凄く良いね。」
「グレープフルーツの香りに苦味がある。ピールのニュアンスかな?」
「グレープフルーツを丸かじりしたよう(笑)。」
「桃っぽさもある。わりとトロピカル?」
家内「このワインはイルソリア70%、シャルドネ30%。在来のインソリアだけですと、力が強すぎるためにシャルドネを30%入れたようです。」
「シチリアのワインって力づくでぶっきらぼうな印象あったよね(笑)。」
「なるほど、じっくり飲むとハーブみたいなニュアンスもあるんですね。ソーヴィニヨン・ブランっぽいですね。」
「品種が何か?ってこだわると迷宮に陥るな(笑)。」
私「そーなんですよね。特に白はブラインド・テイスティングしたら当たらない当たらない(笑)。」
「何でですか?」
私「醸造技術の進化、とくに低温管理が普及したお陰で、どんな暑いところでもフレッシュ&フルーティーないわゆるアロマチックな白ワインが出来るようになりました。簡単に言うと、産地地図と葡萄品種が重ならなくなりました(笑)。」
家内「飲んでみると普通はどこいら辺でどんな品種で造ったか解りますが、最近は解りませんね(笑)。」
「それって困った亊なんですか?」
私「ある意味夢を壊す(笑)。でもワイン自体は人間が造り上げるものですから、必然かも知れません。」
「資格は意味が無くなる(笑)?」
私「うーん。そこまでは言い切れませんが、難しくなるのは避けられません。」
家内「従来の固定観念に囚われ過ぎると足下をすくわれます(笑)。知らない産地で、あっと驚くワインが造られたりすることを見逃したりしますから(笑)。」
私「品種や産地が当たらなくとも、どんな造り方がされたかをテイスティングで再現する能力が大事になってきました。」
「ところで、この栓カッコいいですよね(笑)。ヴィノ・ロックでしたっけ?」
「ちょっと簡単過ぎて頼りないけど(笑)。大丈夫なんですね?」
私「そーなんですよね(笑)。今飲んだ限りは大丈夫なんですよね。あまりに暑いと瓶内が膨張して開きそうですが、ちゃんと温度管理して輸送すれば大丈夫みたいですね。今度実験してみますね(笑)。」
「このヴィノ・ロックは他のワインにも使えるので、私は集めています(笑)。」
私「たしかに、集めたくなりますね(笑)。」
全てが斬新なのです。

そして今年マスキューのコストパフォーマンスNo.1の赤ワインです(笑)。
●ペズナ 2006年 ドメーヌ・ド・フォンデュース 南フランス コトー・デュ・ラングドックA.C. 750ml 1389円税別
「たしかにNo.1というだけあるね(笑)。旨い。」
「高級ワインみたい(笑)。」
家内「ベーコンみたいな香りがします(笑)。」
「そうだ。ベーコンだぁ(笑)。何故ですか?」
家内「熟成香かと。木樽と葡萄由来の熟成した香りかと。」
「樽熟成するとスモーキーになるんですか?」
私「はい。木樽の内側を焦がします。その塩梅でワインの香りやスタイルは変わります。」
「熟成香ですか。2006年だから8年ですか。色もグラスの縁はオレンジがかってますね。真ん中は黒いけど。あとスパイシーですよね。」
私「シラーっぽいですよね。ベリーのニュアンスもシラー由来かと。インクっぽいのはグルナッシュかな。」
「スモーキーですが、果実味もしっかり溶け込んでますよね。完成してますな(笑)。有料なラングドックだね。」
私「ありがとうございます。通常ラングドックのワインは長持ちしませんから、このワインは特殊かも知れませんね。」
家内「ラベルに書いてある『ペズナ』は産地の村名なのですが、2011年産からラングドック・グラン・クリュを名乗れるようです。」
「ソムリエ試験の教本には載ってないですよ!」
私「まだ改定が追いつかないんですね(笑)。レギュレーションはしょっちゅう変わりますから(笑)。」
「このワインは2006年なんですが、どうやって熟成されたのですか?」
私「セラーで木樽熟成した後に瓶詰めして、そのままセラーで寝かされていたものです。ですから状態が非常よ良いかと。」
家内「造った蔵でそのまま熟成させたものが一番状態が良いですね。」
私「マスキューも古いワインは極力蔵出しのものを選びます。」
家内「インポーターさんもそれを見つけて1ロット輸入したようです。」
「じゃあ、それが無くなったら終わりですね。」
私「はい。残念ながら…。」


さて、いよいよ本日の本丸。暑いなか重いワインでスミマセン!
●ブルゴーニュ ピノ・ノワール ヴィエイユ・ヴィーニュ 2012年 ドメーヌ・ド・ベレーヌ フランス ブルゴーニュ 赤 750ml 2858円税別
「マスキューさん。ブルゴーニュとは珍しい(笑)。」
私「読まれてますね(笑)。けちなマスキューがブルゴーニュワインを扱うのは久しぶりかな(笑)。」
「ピノ・ノワールってイイなぁ。純粋だよね(笑)。」
「美しくて好きなんですが、これって男性的でもありますよね?」
私「さすが!実は強いんですよね(笑)。今風のブルゴーニュは弱っちいんですが(笑)。クラシックなブルゴーニュって強さがあります。」
「D.R.C.のワインに似てるよね(笑)。」
さすが!オールド・ワイン・ラヴァーのKさん。
「今のブルゴーニュは葡萄粒だけで醗酵しますが、クラシックなスタイルは房ごと醗酵します。まさにD.R.C.もそのやり方です。」
「房ごと醗酵すると強くなるんですか?」
私「はい。梗のタンニンとリンゴ酸が加わりますから強く感じます。ただ飲み頃になるのに時間がかかります。ですから、すぐ飲みやすいスタイルが主流の昨今、全房醗酵のブルゴーニュはレアな存在です。」
「へぇー。ソムリエ試験の教本だと、赤ワインは除梗して粒だけで醗酵すると書いてありますが?」
私「はい。あくまでそれは今風です。20年を越える熟成を経て熟成の魔術を経験出来るのは、全房醗酵のブルゴーニュしかありません。」
家内「ファースト・インプレッションを大事にする今風のワインは、それだけでも意味はあります。でも、熟成しません。時間の経過で、より飲みやすくはなりますが。」

さて、続いてはクラシックな今風の超大物
●シャトーヌフ・デュ・パフ 2010年 ドメーヌ・グラン・ヌヴェール フランス ローヌ 750ml 4285円税別
「とにかく凄い(笑)。言い表せない(笑)。」
「でも、飲みにくい訳じゃない(笑)。飲みやすい。すいすいは飲めないけど(笑)。お腹にはたまるかな(笑)。」
「ヘビーですね(笑)。圧倒的だな(笑)。普通じゃないね。」
「甘さとタンニンが物凄い。飲み終えても味がいつまでも口の中から消えない(笑)。」
家内「アルコール分は15%を越えていますが、それほどアルコリックに感じません。」
「何故?」
家内「酸とグリセリンにマスキングされているからかと。」
私「潜在アルコール分は17%ありますから、未醗酵の糖分が2%ほどあります。ちょうど今日最初に試飲していただいたフリザンテほどの残糖分です。でもテイスティングしても解りません(笑)。」

ここで、先ほどのニコラ・ポテルのブルゴーニュとギョームのシャトーヌフの7月17日に抜栓したものと比べていただきました。昨日今日の抜栓したものと、抜栓後8日以上経ったものと比べていただきました。
「マスキューさんらしいな(笑)。そんなに高いワイン開けてたら赤字だよ(笑)。」
私「読まれてますね(笑)。でもこうしないと気がすまないんですよね(笑)。」
「どっちもあんまり変わらない(笑)。でもブルゴーニュの方は8日前の方が強いかな?香りは今日抜栓したほうが強いけど…。」
「私は8日前のブルゴーニュ好きかな(笑)。酸味は強いけどしなやか。」
私「ブルゴーニュの方は酸っぱさは増してますよね。ただし酸化して酸っぱくなったんじゃなくて、隠れていたリンゴ酸が出てきたように思います。ライムやレモンの新鮮な酸っぱさだからです。」
家内「シャトーヌフの方は今風のクラシックですね(笑)。これほで酸のあるシャトーヌフは珍しい。大概のシャトーヌフは抜栓後2、3日で駄目になります(笑)。」
私「シャトーヌフの方は8日前に抜栓した方は残糖分を感じます。ただしタンニンの壮麗さは増しています。ワインを飲み干した後に、舌の上にタンニンの城が一気に建造されるような凄さがあります。」
「シャトーヌフはどちらも変わらない(笑)。どれほどの生命力なんだろう?」
私「どちらも20年以上は持つはず。私の余命より長いはず(笑)。」
「マスキューさん。ブルゴーニュの方は熟成するとどうなるんですか?」
私「熟成も酸化ですが、20年後が今日の実験で再現出来た訳ではありません。この実験は生命力の強さは確認出来ても、熟成した将来を再現できません。」
家内「瓶内の還元状態で時間をかけると、まず色が薄くなります。あと酸がタンニンやアルコール分、水分などと重合します。」
私「今飲むと、膨大な広がりがある酸が一つ一つの粒のようになり、舌の上を転がるような心地好さになります。柔らかな甘み。吹き出す香り。ブルゴーニュはきっとこうなるはず。でもシャトーヌフはどうなるか解りません(笑)」
家内「少なくとも20年以上は持つはず。」
私「良いワインはすぐに手の内を明かしてくれません(笑)。」

8日前に抜栓したワインは途中で無くなり、皆さんに行き渡らなかったことお許しください。

暑いなかお越しくださりありがとうございました!

桝久商店 岡本利秋・昭子

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さあ、明日の金曜日から試飲会です!

Jul 25, 2014 by weblogland |
ワインも並んだし明日を待つばかり(笑)。



ところでニコラ・ポテルのワインなのですが、酸っぱい(笑)。でも酸化による酸っぱさとは違います。レモンやライムのような若いリンゴ酸のニュアンスなのです。抜栓してもう一週間経ちますが、これほどリンゴ酸が強いとは…!でもこのワインはマロラクティック醗酵は100%しています。
うーん。
隠れていた酸が出てきた感じです。とは言え、酸の量と強靭さは別格です。まさに昔のクラシックスタイルですね。ワイン自体にクリアネスがありますから、ある意味飲みやすく、このため強さを見落としてしまいます。
あと、タンニンが凄くキメ細かいのが良く解るようになってきました。甘さが弱くなった分、タンニンがはっきり解るようになりましたか。空気に触れて柔らかになったというより、目隠しが取れた感じと言えば良いかな。長い熟成期間が必要なのが実感できます。
うーん。
只者ではありませんね。
これでも今風に飲みやすく配慮されて造ったワインだとは思いますが、構造の良さは未知の領域ですね(笑)。

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ニコラ・ポテルのブルゴーニュとアラン・ギョームのシャトーヌフ

Jul 24, 2014 by weblogland |
今、ニコラ・ポテルのブルゴーニュとアラン・ギョームのシャトーヌフを飲んでいます(笑)。

ニコラ・ポテルのワインは強いですね。さすが全房醗酵のクラシック・スタイル。抜栓したては割りと飲みやすいのですが、酸はまだ閉じている感じ。抜栓してからもう6日経つんですが(笑)。まあ、20年くらい経ってから飲むべき造りの、古典的ブルゴーニュなんですね。2012年ですから、今飲んでも本来の姿は出ないんでしょうね。まあ、これがあるべき姿かな(笑)?ただ、まだへたった感じでないところが凄い。隠れていた酸の量に圧倒されてしまいますが、基本的な強靭さは立派。まだ持つはず。

アラン・ギョームのシャトーヌフは甘さが増してしかも解りやすくなっています。酸化したような素振りは見せませんが、ちょっとヴィンテージ・ポートみたいな佇まい(笑)?シャトーヌフらしいポテンシャルの高さは飛び抜けてますね。チャラいシャトーヌフだったら、抜栓後すぐに駄目になりますもんね(笑)。

両方とも夏向きじゃありませんが(笑)、私の好奇心を全開にしてくれます(笑)。あまりないことなんですよ(笑)。
このワイン、この先どうなるのかな?

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7月の試飲会の『試飲会セット』は販売いたしません

Jul 23, 2014 by weblogland |
ようやく今月の試飲会の準備ができました。ちょっとバタバタしちゃいました。ご免なさい。
ところで大変申し訳ありませんが、今月7月の試飲会の『試飲会セット』は販売いたしません。
ご免なさい!
実はニコラ・ポテルのブルゴーニュとアラン・ギョームのシャトーヌフの数が少ないので、セット販売する余裕がありません。
うーん。
先週の木曜日から両方を試飲し続けていますが、どちらもまだ楽しめる質の高さ!どちらも素晴らしいワインです。
こんな良いワインならバンバン売りたいところなのですが、如何せん数が少ない。上手くいかないですね(笑)。
でも、これぞ!というワインは数が少ないのが常。致し方ないと思うしかありません。
今度の試飲会で感動を皆さんと共有出来ることだけでも良しとするべきかな?
そんな訳で、この2本は試飲会では『おかわり禁止ワイン』指定させていただきますが(笑)、お許しを!
抜栓後、一週間過ぎたものもちょっとだけ試せるようにしますから、ご協力お願いします!

当日が楽しみです(笑)。

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試飲会のラインナップ決まりました! 2014july

Jul 22, 2014 by weblogland |
今月7月25日(金)、26日(土)のマスキュー試飲会のラインナップが決まりました!



暑い中恐縮ですが、今回の赤はヘビーな本格派(笑)。でも軽いのもありますからご安心を!

まずはマスキュー定番のロゼ フリザンテ。先月はスペイン ヴァル・サンソの白フリザンテでご好評いただきましたが、ロゼもあります(笑)。たしか去年の試飲会でもだしましたが、今年も夏向きNo.1はこれかな(笑)?
サンソ・テンプラニーリョ・フリザンテ・ロサード 2012年 ヴァル・サンソ スペイン ロゼ 微発泡 カステーリャ・イ・レオン V.D.T.750ml 1190円税別
マスキューの定番 ルエダのヴェルデホの名手 ヴァル・サンソが造るテンプラニーリョ100%のロゼ フリザンテです。
テンプラニーリョ100%のフリザンテなんか造っていたんですね(笑)。しかもロゼ。ガス圧は3気圧弱ですから可愛いものです(笑)。
味わいはひたすらフルーティー。直接圧搾法でつくられており、タンニンが感じられずテンプラニーリョの果実味だけを抽出しています。赤いベリー系の香りが鮮烈。雑味がなく明瞭で複雑さもあります。M.C.をかけて醸造したようなキャンディーっぽさもプラスに作用しています。
テンプラニーリョってこんなにフルーティーなのかと改めて気付かされます。
何気なくスイスイ飲めてしまいますが、ヴァル・サンソの高い技術を感じます。
残糖分は25g/Lほどですが、ベタつかない塩梅は絶妙。完全醗酵させると11%くらいのアルコール分になるワインを9.5%ほどのアルコール分に抑えるセンスは流石です。
スクリュー・キャップなので安心して保存出来るのもグッド。
カクテルやスプリッツァーにも向く、今風で都会的な味わいなのです。
フルーツを食べながら楽しむのも良いですね。


そして次は新入荷の白。イタリア シチリアの最新のワインです(笑)。
アンジンベ 2012年 クズマーノ イタリア シチリアI.G.T.白 750ml 1800円税別 ヴィノ・ロック
このワイン シチリアの気鋭クズマーノが造ります。クズマーノがシチリアに所有するフィクッツァ葡萄園で栽培されたインソリア70%、シャルドネ30%のアッサンブラージュ。シャルドネが入ることでインソリアの力を上手く制御してますね(笑)。液体の質感と香りの強さがベストマッチしています。桃や薔薇の香り、白い花の香りはデリシャス!ともすれば強くなりがちなワインとの折り合いの良さは秀逸。あと後味の切れ方がエレガント。口に残った果実味が実に美しいのです。シチリアワインの良さだけ取り出したかのようです。
きっと秘密があるはず!
テクニカルシートを取り寄せて早速研究です(笑)。
すると1ヘクタールあたり5000本の葡萄樹を植えています。乾燥農法の地とは思えない密植度です。
うーん。
畑の映像を見て納得。畑のすぐ脇に灌漑用の池があります。灌漑しているからこんな密植が可能なんですね。ただ1本の葡萄樹から採れる果汁はボトル1本ほどですから、灌漑する他の国と比べると1/4くらいの低収量!
旨さの訳がわかりました(笑)。
イノヴェーションの粋と生産者の心がワインにありますね。
あとボトルのキャップは最新のヴィノ・ロック。キャップシールを取るとスクリューキャップがあり、それを取るとガラス製の密栓がしてあります。ソムリエナイフ無しで開栓でき、カッコ良い斬新さに驚かされます(笑)。
時代は進歩しています。


次はまだ先々が想像できる優れたワイン。今年のコストパフォーマンス第一位赤ワインです!
ペズナ 2006年 ドメーヌ・ド・フォンデュース 南フランス コトー・デュ・ラングドックA.C. 750ml 1389円税別
マスキューではキュヴェ・ジュリエットでお馴染みのドメーヌ・ド・フォンデュース。ラングドックのペズナにある優良ドメーヌ。しっかりと瓶熟成してからワインを出荷することで知られています。
近年のA.O.C.改編により、2011年産からラングドック・グラン・クリュを名乗ることが出来るようになりました。ラングドックの選ばれた地となった訳です(笑)。
ただし、このワインは2006年ヴィンテージですから、アペラシオンは通常のコトー・デュ・ラングドック。でもラベルを見ると昇格を見越してますね(笑)。
味わいもラングドック・グラン・クリュに相応しい筋のとおった熟成した味わい。抜栓後2、3日してからの方が旨味が増す質の高さ。出色の出来映えです。


そして、ひさびさのクラシック ブルゴーニュの登場!
ブルゴーニュ ピノ・ノワール ヴィエイユ・ヴィーニュ 2012年 ドメーヌ・ド・ベレーヌ フランス ブルゴーニュ 赤 750ml 2858円税別
ご存じニコラ・ポテルのドメーヌ・ワインです!ブルゴーニュのビオワインの泰斗。
私、実はニコラ・ポテル好きじゃないんです(ゴメンなさい)。しょっちゅう会社を設立したり、売却したり。ビオを謳い文句にしながら、経営理念が奔放なインチキ臭いヤツだと思っていました(ホントにゴメンなさい。)。
でもですね。飲んでみると旨い!
昔、初めてパランのワインを飲んだ感激を思い出しました。ジャン・グロと並び称された先代の頃のスタイルですね。


最後は、暑い中恐縮なのですが、おもーいモンスターの登場です(笑)。唸る出来映えですからお許しを!
シャトーヌフ・デュ・パフ 2010年 ドメーヌ・グラン・ヌヴェール フランス ローヌ 750ml 4285円税別
このシャトーヌフ・デュ・パフのドメーヌを経営しているのはアラン・ギョーム。昨今パーカーポイントで100点を取ったスター生産者です。(ちなみにこのキュヴェは93点だそうです。)ネゴスもやっており、こちらは『ヴィノーブル・アラン・ギョーム』の名前でローヌワインを手広く生産販売しています。割りと自分でワインを造るネゴシアンとして評価も高く、マスキューではラストーがお馴染みですね(笑)。
今回仕入れたのはギョームの本丸(笑)のシャトーヌフ・デュ・パフ。やはり2010年は素晴らしいからです(笑)。
過熟ではなく完熟の状態で潜在アルコール分が17%!
モンスターですね(笑)。
でも飲むと実際のアルコール分15.04%の高さを感じません。あと残糖分が32.3グラム/リットルもあるのですが、これもわかりません(笑)。糖分をマスキングするほどの酸とグリセリンがあります。理論値限界まで上がった糖度に無理を感じない不思議。ある意味ヴィンテージの完璧さがモンスターぶりを隠していますね(笑)。


以上5本!
後半はちょっと重いかな(笑)?
いつもより1本少ないですが、オマケがでるかも(笑)?

いつも通り25日(金)は17時から20時30分まで、26日(土)は11時から20時30分までやっておりますので、暇をみてお越しくださいませ。暑いので夕方集中しそうですが、混雑の折りはお許しを!

お待ちしております。
桝久商店 岡本利秋・昭子

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