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試飲会のラインナップ全部並びました

Aug 24, 2023 by weblogland |
今週末25日(金)17~20時、26日(土)11~20時のマスキュー試飲会のラインナップ全部並びました(笑)。

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えへへ(笑)。

今回は暑さ凌ぎの必殺技のロゼが2本、暑くても楽しめる赤2本、そして超絶の白の計5本です。サブリミナルの仕込みはこれからですが(笑)。カウンターの上はイタリア・エミリオ・ロマーニヤのモンテチーノ・ロッソを並べました(笑)。家内共々好きなんですよ(笑)。
だいぶ格好ついたかな(笑)?

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桝久 試飲会リポート 後半

Jul 31, 2023 by weblogland |


「いやー、暑いですよね(笑)。こんな中赤ワインが4本とは(笑)?って思ってましたが(笑)、最初の泡で一気にクールダウンしたから、とても次の赤が飲みやすかったですよ(笑)。これマスキューさんの戦略(笑)?」
私「はい(笑)。そして体が慣れたところで最後のスパートです(笑)。暑い寒い言ってられない圧倒的な良さ(笑)。」
家内「先日の暑い『海の日』にハイキングに行きましたが、山の中はとても涼しくて快適。樹林の中は照りつけ照り返しがなく谷に沿って風もあり快適でした(笑)。」
私「体が慣れれば赤もオッケーのヒント(笑)。」
家内「ただし帰りのアスファルト道を歩いて暑さにやられましたが(笑)。」
私「試飲会もマスキューまでたどり着けない(笑)。」

●バッケ・ネーレ カベルネ・ソーヴィニヨン レゼルバ 2017年 モンテチーノ・ロッソ イタリア エミリア・ロマーニャ 赤 コッリ・ディ・イモラD.O.C.
750ml 2451円税込み
「うわっ!香りが重い(笑)。中身が物凄く詰まっているのが解る(笑)。」
「うんうん。飲んでもそのまんま(笑)。凄い凝縮感!」
「只者じゃないね。しかもヴィンテージは2017年…。全然古くない。まだまだ先がある感じ。」
「リキュールみたいですよ(笑)。」
「しかも果実味がはっきりしてる(笑)。セパージュは?」
「カベルネ・ソーヴィニヨンって書いてある。」
「この間の試飲会で食べたマルベリー山桃みたいな…。そうそう、ラベルに描いてある小さい小粒の赤や黒の果実の香りがする!」
私「マルベリー 桑の実ですね(笑)。」
「カベルネ・ソーヴィニヨンってこんな味なんだ。」
私「ボルドーの典型的なカベルネはカシス風味って言われていますが、これは桑の実ですね。いわゆるスグリ系と言うことでは共通しているとは思いますが、これほど個性がはっきりしたカベルネ・ソーヴィニヨンは初体験です(笑)。」
家内「この生産者モンテチーノ・ロッソはセパージュの特徴をはっきり出すのが上手。しかもオリジナリティーもある。マスキュー定番の『S』や『A』ラベルのものです。」
「ああ、あれですね(笑)。『S』がサンジョヴェーゼでしたよね。規格外の上物のフル・ボディー(笑)。コスト・パフォーマンスに驚いたよね(笑)。」
「そうそう。でもすぐに飲み頃にならない頑固なワイン(笑)。」
私「頑固さが欠点(笑)。でも良いワインは時間がかかる(笑)。」
「う~ん。これ2017年ヴィンテージだけど飲み頃の入口の感。前の2本の赤とは明らかに規格が上(笑)。ボルドーのグラン・ヴァン並み(笑)。」
家内「モンテチーノ・ロッソの一番高いシリーズのようです。良心的ですよね(笑)。」
「イタリアのカベルネ・ソーヴィニヨンって謂うとボルゲリみたいなスタイルかと思ったけど、これはエレガントさがある
。くどい樽香が無い(笑)。凝縮した果実味の真っ向勝負(笑)。コスパ高い!」
「濃厚だけど綺麗。とても上等(笑)。」
「花の綺麗な香りもする。複雑だよね(笑)
。しかも圧倒的(笑)。」


●モルゴン グラン・クラ 2019年ドメーヌ・デ・コート・ド・ラ・モリエール フランス ボジョレー 赤 750ml 4242円税込み
「あれ?もう予約入っているんですか?」
私「知っている方々がおられまして…(笑)。6ヴィンテージくらいジャンプしての入荷ですが…。根強いファンがおられます(笑)。」
「あー!ピノ・ノワールだぁ(笑)。しかも極上。」
「ストロベリー全開(笑)。ガメイってこんなになるんですか?」
「ビオ臭するけど気にならない。圧倒的な香りがすべてを払拭する。」
「しかも品が良い。いやいや威厳がある。
マスキューさん曰くの壮麗かな(笑)。」
「香りの玉手箱(笑)!」
私「昨日抜いたコルクなんですが、コルクに香りがまだ残ってます(笑)。」
「コレって合成コルクですよね。何で香りがするの(笑)?」
家内「抜栓直後は香りが店に漂いますよ(笑)。尋常じゃない(笑)。」
私「翌日は重さが出てきます。チェリーやベリー、マラスキーノ・チェリーのようなリキュールっぽさも感じます。」
「香りも凄いけど、甘さ。甘露な甘さに驚かされる(笑)。」
「香り、広がり、入口も優しい。森林の中の湿った空気感がある。高級なブルゴーニュのピノ・ノワールみたいだね(笑)。」
「この甘さはグラン・クリュの証だね(笑)
。でもこの値段(笑)。こんなの飲んだらバカ高いピノ・ノワール飲む気が無くなる(笑)。」
「ラベルに『グラン・クラ』って書いてある(笑)。」
「マスキューさん扱いのモルゴン、えーとドメーヌ・シャサーニのピイ、私とても好きなんですが、スタイルが違いますよね。あれって完全にボジョレーのガメイの味わい。」
家内「典型的なボジョレーのガメイです(笑)。私はボジョレーだったらシャサーニのスタイルの方が好きです。モリエールのワインは規格も飛び抜けてますからね(笑)。」
「う~ん。コレってボジョレーなんですか
?ボジョレー・ヌーボーみないなキャンディーやバナナの香りはしませんよね?」
私「はい!あれは作りたてなのであんな香りがします。密封式のステンレス・タンクで発酵させるとあの香りが出ます、でも時間が経つとあの香りは消えていきます(笑)。」
「へぇー、そうなんだ。と言うことはあのキャンディーみたいな香りはガメイ種の特徴ではないのですか?」
私「左様でございます(笑)。作りの特徴でございます(笑)。イタリアのノヴェッロ(ヌーボー)もボジョレー・ヌーボーのように作るようになってから似た感じになりました。」
私「そうそう。モリエールのこのワインですが、コロナ前にETVの番組で『旅するフランス語講座』で、ブルゴーニュのリオンのワインショップで女優の黒木華さんが『ブルゴーニュらしいワインをください!』と聞いたら、このワインを勧められてました。」
「へぇー、ピノ・ノワールじゃないんだ(笑)。ガメイも立派なブルゴーニュなんだね(笑)。」
「ボーヌ・ロマネなんか売りつけられたら
番組ぶち壊し(笑)。」
私「そう言えば、番組だと家庭料理に合わせる設定でしたね(笑)。」
「どんな料理に合わせたのですか?」
私「作った料理はお好み焼きのブルゴーニュ風?ワインと合わせてなかった(笑)。さすがNHKだと思いましたね(笑)。」
「このワイン、何と合わせますか?」
「子羊?」
「高級なチーズかな?」
家内「鰻の蒲焼き!土用の丑の日の影響かな(笑)?」
「このワインは味噌っぽさありますよね(笑)。」
私「さすが!発酵由来の独特な香りします
(笑)。」
家内「大和煮っぽい味つけなら幅広く合うかもしれませんね(笑)。」
「マスキューさん、このワインっていわゆる全房発酵ですよね?」
私「左様かと。」
「最近除梗〇〇%なんて記載があるけど、マスキューさんがよく言う全房発酵とはどう違うのですか?」
私「私の言う全房発酵は古典的なブルゴーニュの作りです。最近はカリフォルニアのデヴァイス校の研究で『葡萄の梗概はタンニンと結びつき酸となりPHを下げる
』という研究がありました。梗概を発酵中に入れることで酸度が増すという研究です。」
「なるほどそうすれば梗概の量で酸度の調節も出来る訳だ。」
私「温暖化が進むとワインの酸度は下がりますから、まさに錬金術的な研究となりました(笑)。一気に広がりました。」
「味わいも良くなるんですか?」
私「酸がなく抜けたようなワインには有効だと思います。バランスが良くなるような気がします。あとワインの寿命も伸びます。」
「良いことづくめじゃないですか(笑)?」
私「でも根元的にワインが美味しくなることはありません。旨いと感じる酸が増える訳では無いからです。アメリカ人的な発想です(笑)。」
家内「例えば暑い南イタリアなどのワインですが、驚くほど酸度が高いのです。セオリーを度外視してます(笑)。この研究の方が必要だと思います。」

以上5本、とてもとても暑い中、ご来店ありがとうございました!
桝久商店 岡本利秋・昭子

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桝久 7月のマスキュー試飲会のラインナップ決まりました!

Jul 22, 2023 by weblogland |
今月末7月28日(金)、29日(土)のマスキュー試飲会のラインナップ決まりました!

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暑いですが、マスキューの試飲会はやります(笑)。お時間はいつも通り28日(金)は17~20時、29日(土)は11~20時となります。

この夏の必殺技!
◎クレマン・ド・ロワール『ボナミー』 
ソーミュール協同組合 フランス 白 発泡性 750ml 2640円税込み

開けたては還元臭、熟成香がはっきり。18ヶ月の瓶熟成期間は伊達じゃない(笑)。香りは基本シェナン・ブランの香り、ちょっと青みがかったレモン・ライム等の柑橘類の香りが全方向に突き抜ける(笑)。伴う硬質なミネラル感は加速機の役目(笑)。泡立ち泡持ちはシャンパーニュに劣らないレベル。
おそらくシェナン・ブラン100%で作ると制御出来ない(笑)。葡萄はソミュール地区モンルイユ・ベレ村近郊の畑。いかにも『テュフォー』で栽培されたシュナン・ブラン65%は推進力、シャルドネ20%は制御用、カベルネ・フラン15%は隠し味、をブレンドしたもの。この絶妙なバランスはシェナン・ブランを知り抜いている証。シャルドネはクレマン用に栽培したものとか。おそらく酸を多く残したシャルドネかと。
液温が上がり時間が経つとカベルネ・フラン由来の赤い小粒のベリー系の香りがありとてもチャーミングで複雑でもあります。
あとこのクレマンの特筆すべきはドザージュが12g/Lであること。強めに冷やして飲むとエクストラ・ブリュット並みにドライに感じます。酸が多い→辛く感じる、液温が低い→甘さが目立たない、この方程式なのですが(笑)、振れ幅は常識以上(笑)。ブラインド・ティスティングで私はドザージュ量を8~9g/Lと予想しました。残念!
でもですね(笑)、このクレマンの完成度の高さは驚き。作り手の意思・意図そして力量を感じます。また、特に暑い夏場には力を発揮いたします(笑)。ラベルに描かれているハートは射ぬかれたか?私のハートは射ぬかれました(笑)。
とっても宜しいクレマン・ド・ロワールを見つけました(笑)!

●フィオーリ フェテアスカ・ネアグラ&シラー 2019年 ラダチーニ 750ml 1,414 円税込み
マスキューの大定番なのですが、今ピークに入った感(笑)。完全なフル・ボディー
です!しかも深み・旨味・強い生命力・複雑さがあるハイ・レベルな姿は暑さを越える(笑)?

ところでモルドヴァの位置ですが、東欧ルーマニアとウクライナの間の小国。面積は日本の1/10ほど。緯度はボルドーより少し高いほど、気候はブルゴーニュに似ているとか。土壌は大穀倉地帯ウクライナの黒土と同じ沖積土、水はけは良さそうです。

歴史的に見ても、ヨーロッパ系葡萄 ヴィニフェラの原産地にあたる黒海沿岸周辺ですから、産地としてのポテンシャルは折り紙つき。かつてフランス人入植者を受け入れた経緯から植えられる葡萄は正銘のヴィニフェラが占めており、ソ連邦への一大ワイン供給地でした。最盛期はソ連邦の全ワイン需要の1/5を供給していました。ゴルバチョフによるアルコール禁止令以前は全国土の10%が葡萄畑であったそうです(笑)。
そしてソ連邦の崩壊後に産業としての葡萄栽培は自由を得たようです。ただし作付け面積はかつての半分以下になったようです。
また、民族はルーマニア人が多いようですが、軍事的に中立国のままEU加盟を目指しているようです。複雑な地政学的な立地が影響しているようですね。
そんなこんなでEUのワイン法に沿った原産地表示保護制度作り、90年代後半にはモルドバのワイン産業は欧州投資銀行から数百万ユーロの投資を受けた他、ロシアやイタリア等からもかなりの額の投資がありました。
このラダチーニ・ワインズはまさにこれ(笑)。
1998年に設立したアルバストレレ・ワインズ。外資の支援を受け設備やワイン造りの近代化を成しました。コドゥル、ステファン・ヴォーダ、バルル・ルイ・トライアンの地理的表示保護制度を受ける中心的なワイン産地に1000ヘクタールもの自社畑をもち、20箇所を越える醸造場を備えます。いきなりこんな会社が出来ちゃいますから、元々のワイン産業の規模が想像出来ますね(笑)。ソ連時代の巨大農場の名残でもありますね。
このラダチーニ・ワインズはその1ブランドのようです。

これはラダチーニ・ブランドの中級ブランド『フィオーリ』の赤。ステファン・ヴォーダ地区で栽培されたモルドヴァの地場品種フェテアスカ・ネアグラ55%、シラー45%の比率でアッサンブラージュしたもの。フェテアスカ・ネアグラ100%のものより柔らかめ(笑)。シラーが果実味に複雑さを加えています。
手摘みした葡萄を特別なイーストで発酵させたとか。果実味豊かで酸があり、ラダチーニ共通の透明感のある旨味たっぷり、赤や黒のベリー、プラムの味わいとの折り合いのつけかたは立派(笑)。広がり、奥行きもありフィニッシュも美しい。飲んだ印象だとラダチーニ・ブランドのものよりワン・ランク上(笑)。畑の収穫量がラダチーニ・ブランドのものよりかなり少ないようです。
バリックによる木樽熟成6ヶ月ほど一部をステンレス・タンクで8ヶ月熟成。バリック100%ではありませんから過剰ではなく、液体濃度とのバランスがとても良い。
一見ボルドー・スタイルですがボルドーには見当たらない(笑)。かといってニュー・ワールドのような無理がない。特に柔らかなタンニンが特徴的なモルドヴァの良品と言うしかありません(笑)。
しかも、恐るべきコスト・パフォーマンスなのです。
ところでフェテアスカ・ネアグラですが
、もともとは主にルーマニアで栽培される白葡萄フェテアスカ・アルバの変種。
白葡萄から黒葡萄が生まれたんですね(笑)
。ただ、そのポテンシャルの高さから将来の開花が期待されていました。ようやく開花したようですね(笑)。

●シャトー・ド・レスピド・メーネ・ボネ2016年 フランス ボルドー 赤 グラーブA.C. 750ml 1791円税込み
久しぶりのボルドー、しかもグラーブ(笑)。何故そんなもの仕入れたか?美味しいからです(笑)。

グラーブ南部のランゴンに拠点を置くシャトー・ド・レスピド・メーネ・ボネ、グラーブで最も古いシャトーとか。
3週間の醸し発酵のあとバリックの古樽で18ヶ月の熟成を経てアッサンブラージュして瓶詰め。
セパージュはメルローとカベルネ・ソーヴィニヨン。第一印象はとても品が良い(笑)。しっとり口の中を広がり、でしゃばることなくオイチイ(笑)。地力があり本来的にパワーがありながら、それはタンニン等の全てとしっかり調和しており、質実で生真面目。メドックとは違うグラーブの良さを感じます。土壌が粘土質のようで、それが重さボリューム感に品良く折り合いをつけている感。軽やかな濃さ、渋くはない優しいタンニンは飲み頃に入った証。やはりしっかり瓶熟成することに意味があると再認識させられます(笑)。
化粧っ気はないけれど田舎臭くなく(ごめんなさい)、地元のレストランで愛されているようなワインなのです(笑)。

●バッケ・ネーレ カベルネ・ソーヴィニヨン レゼルバ 2017年 モンテチーノ・ロッソ イタリア エミリア・ロマーニャ 赤 コッリ・ディ・イモラD.O.C.
750ml 2451円税込み
圧巻でございます(笑)!

イタリア エミリア・ロマーニャのモンテチーノ・ロッソはマスキューの大定番
(笑)。特に白の生産者として高く評価しております。白のトップ・キュヴェ『コドロンキオ』と言えば思い出される方もおられるかと。モンブラン・ケーキを食べながら飲むと卒倒するほど美味しい白ワインです(笑)。思い出していただけましたか?
もちろん赤も作っておりますが、良すぎてすぐにピークに達しない(笑)。どうしても理解出来るまで時間がかかります(笑)。白はとてもフレンドリーなのですが、赤はスパルタンと言ってよいほどのがっちりタイプ。ラベルに『S』と書かれたロマーニャ・サンジョヴェーゼを思い出してくださると助かります(笑)。
これはカベルネ・ソーヴィニヨン100%で作られます。熟成に一部バリックを使いますからボルドー・スタイル?でもですね(笑)、ボルドーのカベルネ・ソーヴィニヨンで一般に言われるカシスというよりは、桑の実マルベリーやブラック・ベリーの派手なニュアンス。しっかり質実なイタリアのカベルネ・ソーヴィニヨンとなっております(笑)。
現行か2017年で収穫年から6年経っているとは思えないフレッシュ感、強さがあります。この点モンテチーノ・ロッソらしいポテンシャルの高さを感じます(笑)。
あと、このワインは~アルバーナD.O.C.シリーズのラインナップではなく、コッリ・ディ・イモラD.O.C.。カベルネ・ソーヴィニヨンを使っているのが理由でしょうが、ランクとしては、~アルバーナD.O.C.シリーズの上のランクのようです。
ホームページを見るとアイテムは確認出来ませんでしたが、更なる進化を見せてくれそうです(笑)。

●モルゴン グラン・クラ 2019年ドメーヌ・デ・コート・ド・ラ・モリエール フランス ボジョレー 赤 750ml 4242円税込み
愛するモリエールのモルゴンが久しぶりに入荷しました(笑)!
圧倒的な甘露な甘さはグラン・クリュのもの!
1本の葡萄樹からハーフボトル1本分ほどの低収量。余分なことをしない自然な農法、もちろん醸造法も然り。全房発酵しプレス果汁はしない古典的なスタイル。SO2の添加も基本しません。健全で凝縮された葡萄のみに可能なこと。とてつもない尽力の果てなのです。
味わいはようやく飲み頃の入口。酵母臭やビオ臭は感じますが、それを吹き飛ばす圧倒的な甘味・旨味と、しなやかで切れ目ないタンニンが織り成す壮麗なもの。チェリー、ベリー系の香りはあくまでもガメイ。しかも圧巻の吹き上がり(笑)。どう見てもグレート・ワインでございます(笑)。
マルセル・ラピエールのような綺麗で透明なスタイルではなく、テロワールのすべてを飲み込んだような野趣溢れる味わいに私はノックアウトでございます(笑)。
2021年ヴィンテージはとんでもない高騰でヌーボーすら輸入されませんでした。もう手の届かないワインになったと諦めておりましたが、今回嬉しい再入荷となりました(笑)。

ブログより
土曜日の2時頃に抜栓したのですが、圧巻でしたね。まだ熟成するのでしょうが、飲み頃の入り口には入っているのでしょうね。相変わらずの良さを確認してコルクを逆さまに刺して終了。でもですね(笑)、20時になって店を閉めてモルゴンの側を通ると…。モルゴンの香りがします!え~!チェリー…ちょっとリキュールっぽい
マラスキーノ・チェリーやベリーの香り。鼻をクンクン鳴らして香りの発生源を探すと、モリエールの瓶に逆さに刺したコルクから香りが辺りにプンプン(笑)。
こりゃ凄い!

以上5本!
皆様のご来店お待ちしておりまする(笑)!

桝久商店 岡本利秋・昭子

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サンプルを取り寄せちゃいました(笑)。

Jul 05, 2023 by weblogland |
えへへ(笑)。
また性懲りもなくサンプルを取り寄せちゃいました(笑)。

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向かって右からモリエールのモルゴン2019年、プルカリのララ・ネアグラ2020年、モンテチーノ・ロッソのコッリ・イモラ2017年、グラーブのシャトー・ド・レスピド2016年。
前にすべて飲んだものでとても好印象(笑)
。今回再入荷やらで発見!
そりゃ全部旨いはず。きっと美味しいに違いない。恐らく美味しいだろう…。飲んでみないと解らないけど多分美味しいかな?
明日あと2本到着して取り敢えず完了(笑)
!だとイイけど(笑)?

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昨日の続きです(笑)。

Oct 01, 2022 by weblogland |
今日デザート・ワイン好きなお客様がお出くださいました。
「マスキューさん、ブログ読みました(笑)。『チッコ・ドーロ』が気になって気になって(笑)。ところでパッシートはいわゆる貴腐ワインとは違うのですか?」
私「う~ん。違うと言えば違うのですが(笑)、厳密には違わないかも(笑)?実際に写真真ん中のモンテチーノ・ロッソのパッシートは貴腐と言えば貴腐です。アルバーナ種は貴腐菌の着く葡萄品種のようです。右側のチッコ・ドーロと左端のリカーゾリのヴィン・サントには貴腐菌は着いていません。チッコ・ドーロの方がアロマチックですが、たしかリカーゾリのパッシートは共通する栗っぽさがあったような気がします。」
お客様「そうそう、リカーゾリのパッシートあったんですね。ホームページにはアップされてませんよ(笑)。」
私「数が少なかったからアップしなかったのかもしれません(笑)。」
お客様「しかも2010年(笑)!見―つけた(笑)。」

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そこでマスキュー在庫の他のパッシートを引っ張り出してちょっと考察しました

Sep 30, 2022 by weblogland |
先週のマスキュー試飲会で大人気のパッシート『チッコ・ドーロ2016年』いわゆる陰干しの甘口ワイン パッシートと呼ばれるものなのですが。これは収穫するまで樹上にあるちょっと変わったもの。でもですね、区分としてはパッシート。そこでマスキュー在庫の他のパッシートを引っ張り出してちょっと考察しました(笑)。

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チッコ ・ドーロ』2016年 テヌータ ・カヴァリエル ・ペペ イタリア 甘口 白 イルピニアI.G.T. 375 ml 2624円税込み

アルバーナ・ディ・ロマーニャ パッシート 2016年 モンテチーノ・ロッソ 甘口 白 パッシート イタリア エミリア・ロマーニャ アンバーナ・ディ・ロマーニャD.O.C.G. 375ml 3300円税込み


ヴィン・サント・カステッロ・ディ・ブローリオ 2010年 バローネ・リカーゾリ イタリア トスカーナ 白 甘口 ヴィン・サント・デル・キャンティ・クラッシコD.O.C. 500ml 4990円税込み

写真一番向かって右が『チッコ・ドーロ2016年』真ん中がアンバーナ・ディ・ロマーニャ、左がリカーゾリのヴィン・サント
キャンティでサンジョヴェーゼを使ったパッシートはヴィン・サントと呼ばれます。ややこしいですが、このややこしさこそイタリアン(笑)。
眺めると『チッコ・ドーロ2016年』が妙に明るい。輝く黄金色です。真ん中のアルバーナ・ディ・ロマーニャのパッシートは同じ2016年ヴィンテージでありながら茶色 光沢のある茶色。リカーゾリのヴィン・サント2010年はアルバーナ・ディ・ロマーニャの光沢を取ったような落ち着いた茶色。
アルバーナのパッシートとリカーゾリのヴィン・サントは見るからに飲み頃ですね。『チッコ・ドーロ2016年』はまだ飲み頃の色ではありません。実際飲んでみてもまだまだ先を感じる味わいであったことは皆さんともども確認済みですね(笑)
。どうやら『チッコ・ドーロ』は熟成が遅いようです。収穫して陰干しする場合と樹上で収穫を待つ場合、やはり樹上の方が酸が残るようですね。飲んだ印象もとてもフルーティー。甘さと複雑な酸由来の果実味が際立ちます。どっしりとした甘さを希求するいわゆるパッシートとは違います。熟成のタイムテーブルも違うようですね。
『チッコ・ドーロ』の使用品種フィアーノにもその要因があると私は勝手に想像しております(笑)。このフィアーノ種、とても熟成能力があります。2003年にD.O.C.G.に昇格した折り、あまりアロマチックでもないし『何故?』と疑問を持ったのですが(笑)、いくつかフィアーノを飲んで納得。渾身の作りのフィアーノは驚くべき熟成能力を持つ!なのです(笑)。
結論(笑)!『チッコ・ドーロ』はフィアーノ種をテヌータ ・カヴァリエル ・ペペがオリジナルの発想で作った意識の違うパッシートなのです。

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マスキュー 試飲会リポート 後半

Aug 29, 2022 by weblogland |

同じくモンテチーノ・ロッソの赤
腕を上げた(笑)?
●ロマーニャ・サンジョヴェーゼ・スペリオーレ 2019年 ファットリア・モンティチーノ・ロッソ イタリア エミリア・ロマーニャD.O.C. 赤 750ml 1697円税込
「ええと『A』の次は『S』ですね(笑)。」
家内「これも前はサンジョヴェーゼ・ディ・ロマーニャD.O,C.からロマーニャ・サンジョヴェーゼに変更になりました。」
「白のアルバーナだけがD.O.C.G.なんですね。でも値段は同じ(笑)。」
私「生産者のモンテチーノ・ロッソは良心的です(笑)。値段で無茶しません(笑)。」
「家族経営で何代も続く理由はあるんだよね(笑)。1発狙わない(笑)。」
家内「そうですね(笑)。品質は年々向上してますから立派です。」
「マスキューさん、この『S』以前扱ってましたよね(笑)?」
私「はい。2015年ヴィンテージを扱いました。あの時はワインの濃さが尋常でないくらい濃かった(笑)。」
家内「この2019年のメイクはスタイルが変わりました(笑)。」
私「まっ、まっ、どうぞお試し下さい。」
「うわっ!はっきりしてる。果実味がバーンとしてる(笑)。」
「プラム系、チェリーもある。確かにサンジョヴェーゼ!でもキャンティとは違う(笑)。」
「キャンティってこんなに強くない(笑)。」
「飲んだ感じ、上等のワインだよね(笑)。」
「タンニンは香りと比べると強くない。でも全体は強い(笑)。」
家内「2015年とはスタイルが違いますよね。2015年はタンニンが途方もなく濃くて強かった。果実味のディテイルをマスキングしてました。」
「どう作りを変えたんですか?」
私「発酵期間を倍にして徹底的に抽出したワインをプレスをかけずに仕上げたようです。」
「なるほど!雑味がないのはそのためですね。でも強い(笑)のも発酵期間が伸びたためなんですね。」
私「左様かと。試行錯誤しているような気がします(笑)。今までにないアプローチだと思います。」
「アルコールとのバランスがちょっと気になりますが、ワイン自体まだ向上しそうですね。」
家内「まだちょっとアルコールっぽさがありますが、時間と共に折り合いは良くなるとは思います。」
私「後のボジョレーがとても折り合いが良いので、この点目立ちますね(笑)。」


ボジョレー・ヌーヴォーに囚われてはいけません。美味しいボジョレーこそ愛すべきワインなのです(笑)!
●ボジョレー・ヴィラージュ・ランティエール『レ・ブリュイエール』2019年 ドメーヌ・シャサーニュ フランス ボジョレーA.C. 赤 750ml 1980円税込
「マスキューさん!今年はボジョレー・ヌーヴォーやらないのですか?」
私「そーなんです。元々の価格の上昇に加え航空運賃が2.5倍になるようで、インポーターさんも諦めるところが続出です。

「あー、ロシア上空は飛べないんだよね。
かなり遠回りだし、燃料費がとんでもないことになりますね(笑)。」
家内「ちなみにモリエールのボジョレー・ヴィラージュ・ヌーヴォーは5,000円くらいになるそうで、インポーターさんも匙を投げました。」
「ボジョレー・ヌーヴォーの終焉かな。まあ、端目から見ても危うかったよね。ボジョレーの全生産量の半分をヌーヴォーで売ってた時期があったほどだもんね。」
私「これから先を考えると、美味しいボジョレーを探すのが真っ当かと気づきました。マスキューは真っ当なボジョレー再発見をテーマにします(笑)。」
「ボジョレーを見捨てるのは罪だよね。日本も片棒担いだしね(笑)。」
「まっ、まっ、どうぞお試しを!」
「香りにコクがある。充実してるよね(笑)
。」
私「インクの香りもしますね(笑)。」
家内「スミレの香りなんて言われてますね
(笑)。」
「う~ん。ジャム イチゴジャムの香りがしますな(笑)。昔飲んだボジョレーを思い出しましたよ(笑)。」
「そうそう(笑)。クリュ・ボジョレー制覇
!なんてやってた(笑)。」
「2019年ですかぁ。今飲んでとても美味しい(笑)。渾然一体になっている。ヌーヴォーとはまるっきり違うよね(笑)。」
私「折り合いがベストですよね(笑)。」
「香りはイチゴジャムなんだけど、口の中では梅!」
「昔お袋が庭に干して作った梅干し思い出しましたよ(笑)。日本人には親近感の持てる味わいですね(笑)。」
家内「私もおばあちゃんの作った梅干し思い出しました(笑)。筍の皮に梅肉を挟んでチュウチュウ吸ったのを思い出しました(笑)。」
「ガメイ、確かにガメイ!この香りは忘れない(笑)。」
「今年カベルネ・ソーヴィニヨンを栽培したんですが、情けないくらいの小粒の実がちょっとだけの収穫(笑)。でも食べると凄く味が濃くてびっくり。売ってる葡萄とは違うんだよね。」
家内「一度南フランスの生産者が来日したとき持ってきてくれたグルナッシュを食べさせてもらいましたが、驚くほど小粒でメチャクチャ甘くてびっくりしました(笑)。」
「そうすると我が家のプランター栽培のカベルネは間違ってなかったのかな(ガハハ)。」
私「ワイン作るにはもっと収穫を増やさなきゃ(笑)!」
「へっ、へっ、へっ(笑)。悔しいからスーパーで売ってたマスカット・ベリーAを買ってきてチャレンジしました(ガハハ)。」
私「やったぁ!どうでした?」
「砂糖足して酵母を加えて作ったけど、大して美味しくなかった。残念(笑)!」
私「酵母はイーストですね(笑)!」
「そう(笑)!」
私「イースト菌はサッカロミセスの仲間ですからアルコール発酵もするんですよね
(笑)。知り合いの〇〇〇化工の方はサウジアラビアなどのアルコール禁止国に行くときはイーストが必需品だとか(笑)。ジュースをワインにしたりするらしいですよ(笑)。」
私「さらに納豆も作っちゃうらしい(笑)。」

いつも楽しいお話ありがとうございました!
桝久商店 岡本利秋・昭子

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マスキュー試飲会のラインナップ決まりました!

Aug 21, 2022 by weblogland |
今月8月26日(金)、27日(土)のマスキュー試飲会のラインナップ決まりました!

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まだまだ暑いですし、コロナも相変わらずですので恒例のH.K.S.15にてお願い申し上げます!
H. ひっそりやっておりますので、
K. こっそり来てくださいね(笑)。
S. 試飲はサクッと
15. 15分
でございます(笑)。

マスキュー大定番の泡 クレマン・ド・ブルゴーニュからスタート!
◎クレマン・ド・ブルゴーニュ ブラン・ドゥ・ブラン ドメーヌ・デュ・ビシュロン フランス ブルゴーニュ マコネ地区 白発泡性 750ml 2536円税込
マコン・ペロンヌの生産者であるドメーヌ・デュ・ビシュロンはクレマンもつくっていました。
平均樹齢40年の2ヘクタールの畑から年間12000本だけつくります。1ヘクタール当たり45ヘクトリットルの低収量です。市場で良くみかけるジェネリックシャンパンより遥かに濃い味わいの優れたワインです。

作り方もシャンパンと同じ瓶内二次発酵ですから、あの独特なナッツや木の根の香りがあり、しかもシャルドネの柑橘系の果実味がとてもしっかりしています。

ドサージュ後の熟成期間が9ヶ月とシャンパンより短いのですが、資金力のない小さいドメーヌですから目をつぶります(笑)。

泡持ちの短さや酸の少なさが欠点といえば欠点なのですが、ジェネリックシャンパン程度のレベルですから、取り立てて欠点というほどではありませんか。倍以上の値段がするジェネリックシャンパンより旨いのですから。

なによりも12月に、もっとも当店で売れたスパーリングワインですから、皆さん良さをご存じですね。

当店のスーパーコストパフォーマンス スパーリングワインです。(力入れ過ぎ?)

ザ・イタリアの白ワイン!
〇サーラガト ヴェルメンティーノ 2020年 イタリア サルデーニャ 白 イゾラ・デイ・ヌラーギI.G.P. 750ml 1885円税込
第一印象はとてもプリミティブな印象。ミネラリーで切れが良くとてもドライ。今風のファットで柔らかなヴェルメンティーノとは一線を画しています。山羊や羊などのチーズ、オリーブオイルをたっぷり使った野菜などに合わせることを連想させてくれます。飲む人によってはぶっきらぼうに感じるかもしれませんが(笑)
、合う食事がそれを解消させてくれるはず(笑)。
このワイナリー『サーラガト』、実はアブルッツオのファンティーニ・グループと地元生産者達とのコラボ。
ファンティーニ・グループはいわゆる伝統的なネゴシアンとは一風違うベンチャー系のネゴシアンと言えますか。単に葡萄やワインを買って、あとは好きなように加工したり売ったりする従来型のネゴシアンとは違います。栽培農家と深く結び付き共に利益を継続して上げるビジネス・モデルを志向します。例えば一緒にブランドを立ち上げる。この『サーラガト』はまさにそれ(笑)。現地に栽培や醸造のスペシャリストを送り、ワインの品質・量を確保しながら生産販売。事業を継続するために、葡萄の買い上げは量ではなく畑の面積に応じるところがミソ。作柄による収穫の増減に収益が左右されません。それにより栽培者はリスクが減り、品質の向上を目指すことになるからです。
契約する栽培農家も2ヘクタール未満の畑の所有者が大半なので、自らワイン販売まで手掛けるには小さすぎるし、かといって栽培に尽力することに傾注しやすい規模でもあります。
目の付け所がシャープ(笑)。
それゆえティスティングで感じた通り、プリミティブな地元の味わいのするシンプルで質実なワインなのです(笑)。


変わらず美味しい!コレもマスキューの大定番!
〇ロマーニャ・アルバーナ・セッコ 2020年 ファットリア・モンティチーノ・ロッソ イタリア エミリア・ロマーニャD.O.C.G.白 750ml 1697円税込
美食の地エミルア・ロマーニャ。桝久はこの地のワインをあまり扱っておりませんでした。ワインの種類、バリエーションともかなりの数がありますが、なかなか「これぞ!」というワインにあたりませんでした(価格も含めて)。水っぽくて線が細かったり、良くても異常に高かったりとあまり縁がありませんでした。
ようやく良いのが見つかりました(笑)。
ふくよかで質感のある舌触り、奥行きのあるフローラルな香り。いかにもアルバーナ種らしい味わいです。後味にハニーさが加わり美しい余韻。遅摘されたコストパフォーマンスに優れた良品です。
生産者のファットリア・モンティチーノ・ロッソは2000年にワインセラーをつくり、近代的な醸造設備を設置しました。そして、新な投資により飛躍的に品質が向上し、一躍脚光を浴びるワイナリーとなりました。
もちろんそれはエノロゴ、ジャン・カルロ・ソヴェルキアの指導と、オーナーのゼオリ兄弟の努力によるところです。
一流の巨匠と呼ばれる前の今こそ、気軽に楽しめるワインです(笑)。
種のタンニンが溶けていますから、温度が上がるとやや苦く感じますが、冷やすことで解消します。良く冷やして飲むことをお勧めします。しっかりした味わいですから、冷やしても充実感があります。
この2013年はいつも通り(笑)。アルコール分も13.5%。味わいもいつも通りのぶれないもの。気候の優位性と造り手ファットリア・モンティチーノ・ロッソの並々ならぬ尽力を感じます。近年ではガンベロ・ロッソあたりで高い評価を得ているのも納得。

お願いだからこのままでいて(笑)!

●同じくモンテチーノ・ロッソの赤
腕を上げた(笑)?
ロマーニャ・サンジョヴェーゼ・スペリオーレ 2019年 ファットリア・モンティチーノ・ロッソ イタリア エミリア・ロマーニャD.O.C. 赤 750ml 1697円税込

マスキュー大定番エミリア・ロマーニャのモンテチーノ・ロッソが作る赤ワインです。
今や白ワインのスペシャリストとして確固たる地位を築いたモンテチーノ・ロッソですが赤ワインも作っております。かつて2015年ヴィンテージをマスキュー試飲会で出したところ大人気。スポットで仕入れた10ケースが完売して以降扱いが
途絶えましたが復活!
このワイン、木樽を使わない直球勝負(笑)。低温での浸漬→アルコール発酵→マロラクティック発酵を2ヶ月にも亘って行い。ステンレス・タンクで熟成させてからリリース。
飲んだ印象は2015年とは明らかに違う。あの過剰にも思えたタンニンではありません。あくまでも伸びやかで暖かみのあるエミリア・ロマーニャらしいサンジョヴェーゼ。滋味に富んだ酸っぱさとでも言えましょうか。しっかり抽出はされているが、無理にプレスで絞り出していません。プレス果汁を使わないようなクリアネスがあります。品の良いサンジョヴェーぜらしいエレガンスがあるのです。2015年ヴィンテージは一体何時飲み頃になるのか途方に暮れるほどでしたが、この2019年は違う。ただ、口中に残る香りは美しくとても長大。この点は2015年と変わらず。確実に進化してますね。
家内曰く『腕を上げたな(笑)。」(偉そうに(笑))


ボジョレー・ヌーヴォーに囚われてはいけません。美味しいボジョレーこそ愛すべきワインなのです(笑)!
●ボジョレー・ヴィラージュ・ランティエール『レ・ブリュイエール』2019年 ドメーヌ・シャサーニュ フランス ボジョレーA.C. 赤 750ml
1800円税別
一般にボジョレー→ボジョレー・ヴィラージュ→クリュ・ボジョレーのランクにボジョレーは格付けされています。ボジョレー名称は南側の平地、ボジョレー・ヴィラージュは北側の標高の高い傾斜地
と別れます。問題はボジョレー・ヴィラージュ。日本に輸入されるボジョレー・ヴィラージュは単にラベルにボジョレー・ヴィラージュと表記されるものが大半。これはボジョレー・ヴィラージュのエリアで収穫したものを混ぜたもの。本来的にはヴィラージュらしく村名をつけたものが正統です(笑)。
これはそれ(笑)。ランティエール村のレ・ブリュイエール畑で作ったボジョレーでございます(笑)。
当然味わいもネゴシアンが作ったものと違い、はっきりとした個性があり、基本的な作りの良さがあります。いわゆるクリュ・ボジョレー並みの濃さがあります
。かつて一世を風靡したニコラ・ポテルのポテル・アヴィロンに似たスタイルかな(笑)。香りはガメイらしい華やいだ赤い果実。もちろんしっかり完熟しています。香りと液体濃度とのバランスが取れている感。過不足ない満足のいくボジョレーの味わいでございます(笑)。ボジョレーって美味しい!と素直に思える出来映えなのです(笑)。

以上5本、26日(金)は17~20時、27日(土)は11~20時までいつも通りのスケジュールでございます。
暑さ厳しきおり、ご無理なさらないでくださいませ。

桝久商店 岡本利秋・昭子

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ここだけの話、お値段は衝撃的でございます(笑)。

Dec 12, 2020 by weblogland |
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右に見えますは、イタリア・エミリア-ロマーニャの白 アルバーナ・ディ・ロマーニャ2018年でございます。ちなみに作り手はモンテチーノ・ロッソでございます。マスキューの大定番の白として長年扱っております(笑)。

さて、左に見えます黒ラベルのSは、サンジョヴェーゼ・ディ・ロマーニャ・スペリオーレ2015年赤ワインでございます。もちろん作り手は同じでございます(笑)。
このSとても全うな味わいなので、かつてマスキューで扱っておりましたが、いかんせん売れない(笑)。(ワインは悪くありません!)然るにフェイド・アウトとななりました。良さが表に出るまでに時間が少しかかるワインだったのが真相です。たまたまインポーターさんが新ヴィンテージに切り替わるとのことで、残っていた若干数を分けていただきました。

美味しいですよ!

もちろんマスキューの試飲会に出しますから、乞う!ご期待でございます(笑)。

ここだけの話、お値段は衝撃的でございます(笑)。

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ミリオ・ロマーニャのサンジョヴェーゼ・ロマーニャ・スペリュール『レ・モリーネ』2012年 モンテチーノ・ロッソ

Jun 07, 2019 by weblogland |
う~ん。
さすがに足が早いですね(笑)。
大特売品エミリオ・ロマーニャのサンジョヴェーゼ・ロマーニャ・スペリュール『レ・モリーネ』2012年 モンテチーノ・ロッソ

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もうそろそろ無くなりそうです(笑)。
そもそも3,000円くらいで売ってるワインですから、飲むとそれなりの味がする(笑)。もちろん飲む人の好みはありますが、誰が飲んでも高そうな味がします(笑)。
それなりのコストがかかっているのが解ろうかと言うものですね。まあ、それを破格で売ることに若干抵抗はありますが
(笑)、流通の過程での事情。この場合はラッキーと思います。私もだいぶ恩恵にあずかりました(笑)。3~4本飲んだかな(笑)。

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試飲会当日に大特売ワインが入荷しました!

May 28, 2019 by weblogland |
試飲会番外編(笑)。
試飲会当日に大特売ワインが入荷しました!

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イタリアの赤。 エミリオ・ロマーニャのサンジョヴェーゼ・ロマーニャ・スペリュール『レ・モリーネ』2012年 モンテチーノ・ロッソ
マスキューの定番のアルバーナ・ディ・ロマーニャの造り手モンテチーノ・ロッソが造る高級品です。実際扱うとなると2,777円税込みほどの高級品(笑)。
モンテチーノ・ロッソ渾身の赤ワインですから、チャンスがあれば扱う予定でした。でもですね(笑)、扱う前に輸入終了。がっかり。しかし、しかし、インポーターさんが「せっかくの美味しいワインですから、皆さんにお安くご提供ください。」とのことで、まさかまさかのビック・セールとなりました。ほぼ半額ですもんね。
数に限りがありますので、無くなった時は諦めてください(ゴメンナサイ)。
本音を言えば試飲会とは重ならせたくなかった。だって試飲会のワインより売れちゃいますもんね(笑)。

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モンテチーノ・ロッソのパッシート

Apr 05, 2018 by weblogland |
はぁー、着きました!
何がって、モンテチーノ・ロッソのパッシートです(笑)。

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先日の試飲会でまさかまさかの完売。事前に準備した数で十分間に合うだろうという予想を見事裏切り(笑)、急遽再発注したもの。
甘いワインは敬遠されがちの昨今。猫も杓子も辛口、辛口とのたまう(笑)。食事には甘くないワインが好ましいのは良くわかりますが、排除するのもどうかと(笑)。パッシートの強烈な甘さは辛口の建前を吹き飛ばし、飲み手のDNAを覚醒させます(笑)。理由はいらない!甘いは旨いのです(笑)。生存本能は騙せません!まあ、毎日は飲めませんが(笑)。

あと、ふと思ったのですが、パッシートに似た赤ワイン アマローネなのですが。高過ぎる!
う~ん。
一桁違うような気がしませんか(笑)?

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桝久 試飲会レポート 後半201803

Apr 03, 2018 by weblogland |
さてこれより第二部の始まり始まり(笑)。

〇アルバーナ・ディ・ロマーニャ 2013年 ファットリア・モンティチーノ・ロッソ イタリア エミリア・ロマーニャD.O.C.G.白 750ml 1527円税込み
「このワインだいぶ飲んだなぁ(笑)。いつも美味しいんだよね(笑)。」
「ラベルに描かれている『A』の文字が
分かりやすくてイイ。名前覚えてなくても『A』でわかる(笑)」
「え~と、なんだっけ?『A』、『A』でオッケーだもんね(笑)。」
「プピーユのあとだけど影響ないよね(笑)
。飲みやすいから気づかないけど、わりと濃くて酸もある。」
「しっかりしてるよね(笑)。クリーム使ったパスタなんか良く合うかな。」
「オリーブオイルやトマトも大丈夫だよ(笑)。」
「特別な癖もないし、かといって充実してる。上質なデイリーワインなんだよね。

私「アルバーナ・ロマーニャって高級なカテゴリーのワインじゃありませんが、このモンテチーノ・ロッソは最良かと(笑)。
いつも安定して美味しいのです(笑)。」
家内「迷った時にはコレ!間違いません(笑)。」



〇『コドロンキオ』2012年 アルバーナ・ディ・ロマーニャ ファットリア・モンティチーノ・ロッソ イタリア エミリア・ロマーニャD.O.C.G.白 750ml 3240円税込み
私「前のワインを二週間ほど収穫を遅らせたのがこの『コドロンキオ』です。果皮に貴腐菌が着きます。」
「灰色のカビみたいのがくっついている(笑)。」
「収穫を二週間遅らせるとどうなるんですか?」
家内「葡萄の糖分が高くなります。貴腐菌は果皮について葡萄果の水分をより乾燥させます。あと独特の風味がつきます。

「へぇー、確かに濃い(笑)。あとより甘く感じますよね。」
「アーモンドみたいな苦さもあって複雑。
前のワインと同じものとは思えない(笑)は」
私「『コドロンキオ』の方は10%ほど木樽熟成していますから、クリーミーな複雑さが加わります。」
「『コドロンキオ』はいかにも高級な味わいだよね(笑)。でもたった二週間でデイリー→高級に早変わりするんだ(笑)。」
「マスキューさん!『コドロンキオ』はホントに辛口なんですか?どうしても甘く感じる?」
私「はい。甘く感じますよね(笑)。でも残糖分は2.5g/Lです。甘く感じるのはアルコール発酵の際にできるグリセリンや酸あと木樽由来のバニリンです。」
「へぇー、辛口なんだ!」
家内「ギリギリ辛口に仕上がる糖分に達すると収穫しているんですね。ただ科学的にそうすると言うより、毎年の積み重ねで経験的にそうできるような感じですよね(笑)。」
「マスキューさん!貴腐菌ってリースリングやシャルドネにつくんですよね。」
私「はい。良くご存じで!収穫期に霧が発生するようなところで着くようです。貴腐菌はボトリティス・シネレアと呼ばれわりとそこら中にいます(笑)。雨等が多い時には灰色カビ病となりますから、基本的には敬遠されます(笑)。」
「そうすると上手く貴腐ワインとなるのは
特殊なテロワールが必要なんだね。」
モンテチーノ・ロッソは特殊なんだね(笑)。」
「普通の辛口も良し、貴腐のついた辛口も良し、そしてそれを陰干しした甘口も良しなんだな(笑)。一粒で三度美味しい(笑)
。恵まれた条件だよね(笑)。」
「そーだよね。同じ葡萄で3種類のワインを造れるって効率的だよね(笑)。」
私「左様でございます(笑)。経済効率も宜しいかと(笑)。」
家内「地に合って無理も無い。優位性を感じますよね(笑)。」
私「個人的にはこの『コドロンキオ』を飲みながら、上等のモンブラン・ケーキをいただくのが私の至福の時でございます
。もちろん栗はイタリアの大きな栗が宜しい(笑)。」
「なるほど!栗の渋みが貴腐のニュアンスに共通しますね(笑)!」
私「それはそれは美味しゅうございます(笑)。」

〇アルバーナ・ディ・ロマーニャ パッシート 2011年 イタリア エミリア・ロマーニャ 白 デザート・ワイン 500ml 3240円税込み
「コレだなぁ。順番を狂わせたのは(笑)!

「『コドロンキオ』も色は濃かったけど、
これはもはや褐色(笑)。」
家内「飲み頃です(笑)。」
私「これを飲むと後戻り出来ませんから、一通りティスティングし終わってからじっくり試してくださいね(笑)。」
「うわっ。ハチミツ飲んでるみたい(笑)。

「あれ?たしかにハチミツ飲んでるみたいなんだけど、後味がベタつかない(笑)。余韻が長くて美しい!」
「ハチミツはハチミツなんだけど、色んな
ハチミツ(笑)?」
家内「赤、黄色、白い花のハチミツのニュアンスを感じますよね(笑)。」
私「あとピールを含んだオレンジやチョコレートっぽさ。深みがあります。」
「カナダのアイス・ワインも強烈なハチミツっぽさがあるけど、これは在り方が違うな。複雑だよね。」
私「流石でございます(笑)。貴腐がついているのとついていないものの差です。一度世界ソムリエ大会の決勝のブラインド・ティスティングにそれが出ました(笑)。ちゃんとした貴腐をあまり飲んでいないのでほとんどの選手は外しましたっけ(笑)。あなたは外しませんでしたね(笑)。」
「僕はソムリエ大会のファイナリスト並み(笑)?」
私「左様で!(笑)」
「以前試飲会に出たヴィン・サントと共通してますよね(笑)。」
家内「リカーゾリのヴィン・サントでしたね。あれも良かったですね。」
私「開けてから1年経っても飲めましたっけ(笑)。」
「これも?」
私「長く置くとトップ・ノーズは無くなっていきますが、丸味は増して美味しいですよ(笑)。このパッシートもサランラップで口をふさぎゴムで止めておけばかなり持ちます。冷蔵庫に入れて置けばイイかな(笑)。」
「私、個人的にアヴィニョネーゼのヴィン・サント好きなんですよ(笑)。」
私「あれイイですよね(笑)。でもですねアヴィニョネーゼはヴィン・サントのグラッパに私はトドメを差します(笑)。昔と比べるとちょっと果実味の凝縮感は落ちてきましたが、あれは旨いですよ(笑)。」
「マスキューさん!このワイン隠し味的に
正露丸の不味いところを取り除いたような苦い旨さがあり、それが甘さを下支えしてるような気がするんですが?」
私「鋭いですねぇ!甘さの下にフェノールがありますよね。これは葡萄の種が由来だと思います。種まで溶けてしまった結果だと思います(笑)。貴腐由来の苦さとは別の苦さですね。複雑さに繋がってますよね(笑)。」
「これって水を飲んでも香りが消えない(笑)。だから最後に順番を変えたんですね
(笑)。」
私「おっしゃる通り!最後に飲むべきデザート・ワインです。」
「これだけ飲んでも美味しいけど、何と合わせますか?」
「ハチミツをかけて食べるものだったら何でも行けますよ(笑)。」
家内「あと、スティルトンなんか鉄板かな(笑)。」
「果物にも合いそう。」
私「果物にトリプル・クレームでもかけたら最高(笑)。ハチミツでもイイし(笑)。」
「毎日飲んだら太りそう(笑)。」
私「そーですよね。たまにですね(笑)。しかも大人数の集まりでしこたま飲んだ最後にちょっとだけ飲みたいですね(笑)。」
「これって貴腐ワインのわりに安いですよね(笑)?」
私「『コドロンキオ』の葡萄を1ヶ月陰干しすると1/3くらい水分が蒸発しますから、500mlで同じ値段だと数字は合いますね(笑)。冗談めかしましたが、良心的ですよね(笑)。」
 
本日まさかまさかのパッシート完売となりました!マスキューのお客様のレベル高し!

どうもありがとうございました!

桝久商店 岡本利秋・昭子

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桝久 試飲会リポート 前半 201803

Apr 03, 2018 by weblogland |
まずは新着の白!

〇ボーヴィニャック シャルドネ 2016年 レ・コスティエール・ド・ポメロール 南フランス 白 I.G.P.ペイ・ドック 750ml 1388円税込み
「おっ、飲みやすいね。これ。」
「うんうん。厚みもちゃんとある。でも重くないよね(笑)。」
「フルーティーで飲みやすいね(笑)。」
「バターみたいな感じがする(笑)。」
「とてもシャルドネらしい。教科書に載ってるような感じだよね(笑)。」
私「そーなんです。クリーミーでシャルドネらしい(笑)。でも木樽は一切使っていません。ブドウのアロマだけなんです。」
「ニュー・ワールドやカリフォルニアなんかのシャルドネって樽のニュアンスがくどくて飽きるんだよね(笑)。」
家内「過剰な樽香は飲んだ瞬間えぐさを感じますよね。」
「でもさ、アメリカ人はあれが好きなんだよね(笑)。あれを1本飲む体力は日本人にはないよね(笑)。」
「これだとデイリーに楽しめる。」
「特別濃いとかいう訳じゃないけど、冷やして飲むにはイイね(笑)。これから夏にかけてイイ(笑)。」
「グレープフルーツやバターのニュアンスはシャルドネ(笑)!しかも爽やかで飲みやすい。」
「店長!これマロラクティック発酵をブロックしてますよね?」
私「さすが!その通りでございます(笑)。
この点ちょっといじった感はありますが、こうしないと酸がないのを補えない
っていうことなんでしょうね(笑)。」
「暖かい産地だから、もともと酸が少ないしね。」
「それってどういうことですか?」
家内「アルコール発酵の後に起こる乳酸発酵というのがありまして、この乳酸発酵により酸が減ります。通例20℃を越えると起こりますので、これを強制的に止めることになります。」
「どうやったら止まるんですか?」
私「基本的にはアルコール発酵終了後にSO2を添加します。」
「食品添加物の亜硫酸塩だね。惣菜なんかにも入ってるね。酸化防止剤だよね。」
「じゃあ、安くても無添加と書いてあるワインの方が良いのですか?」
家内「ワインを安定させるにはある程度のSO2は必要です。全く無添加でもワインがSO2を自己生産してしまいます。」
「あの安い無添加ワインは加熱処理したり
高度な濾過をしたりしますので、ワインを逆に殺してしまいます。」
「なるほど、なんでも無添加なら良い訳じゃないんですね?」
私「扱う側からすると、瓶詰め前にほんの少しだけ添加してくれるものが扱い易いのが本音です。」


さて、このあとはモンテチーノ・ロッソの白3連発の予定でしたが急遽変更!
フランスの赤を先にティスティングしていただくことになりました!
だってモンテチーノ・ロッソの最後のパッシートがめちゃくちゃ強いのです。想定外の強さなんです(笑)。今回の試飲会のテーマでもあるモンテチーノ・ロッソの3本比較ティスティングは変える訳にいきまさせんので、赤を先にする事となりました。
今回の試飲会口開けのお客様 茅ヶ崎市のMさんとまず3人で試飲したおり
私「うわー、パッシート凄いですね。
でも後の赤ワイン2本も相当強いですから大丈夫かと(笑)。」
家内「とりあえずパッシートの後に水を飲んで口の中をリセットしてから、赤に行きましょう!」
Mさん「ふぅー。パッシートだけで満足しちゃう(笑)。さて、それでは口の中を水でリセットして、赤をいただきます(笑)。」しばしの沈黙の後Mさん困ったような苦笑い。早速私も赤をいただきます。
私「あっ、パッシート強すぎる!」
家内「水飲んでも口の中から味が消えない!こりゃ、順番変えなきゃダメだよ!」
Mさん「プピーユも水っぽく感じちゃう(笑)。」
私「ひょえー!べっくらこいたぁ!パッシートは最後にするしかない!」
こんな訳でラインナップの順番を急遽変更。Mさんご協力ありがとうございました!


●ブルゴーニュ ピノ・ノワール 2015年
ドメーヌ・デュ・ビシュロン フランス ブルゴーニュ 赤 750ml  2453円税込み
「あれ?マスキューさん、ドメーヌ・デュ・ビシュロンってやってましたよね?」
私「マコン・ペロンヌのシャルドネが大定番です(笑)。」
「あー、あれね。ヴィレ・クレッセみたいで美味しいんだよね(笑)。厚みがあってね(笑)。」
家内「ヴィレ・クレッセの西側のペロンヌ
村が本拠地です。これは近くのアゼ村にある1.75ヘクタールの畑で造られるピノ・ノワールです。年間6000本しか造っていないそうです。」
「かなりしっかりしてる。マコンの赤って良いイメージがないんだけど(笑)、これはイイね(笑)。」
私「収穫量をかなり制限しています。」
「そうだよ。ロマネ・コンティだって2ヘクタールで10000本しかつくってないんだからね!」
私「詳細は良くわからないのですが、ダブル・グイヨで仕立てるそうなので通例の半分くらいの植樹率です。それから差し引いても1本の葡萄樹からワイン1本以下の収量。1級並みの収量でつくられていると思います。」
家内「問い合わせても本人あまり英語が得意じゃないみたいで、答えが錯綜します(大爆笑)。」
「う~ん。濃いわりにフレッシュだよね。」
「タンニンがかなりしっかりしてるよね。」
私「木樽は一切使っていませんから、ダイレクトに感じますよね。樹勢が強いような気がするんですよね。だからシングルではなくダブル・グイヨに仕立てているのかも?問い合わせても要領が得ないんですが(笑)。」
「これってまだ硬いですよね?」
家内「はい。翌日飲むとより開いて来ます。特に香りは翌日の方が出ますね(笑)。」
私「あと、特徴的にタンニンと酸が硬いような気がします。例えばシャサーニュ・モンラッシェやモンテリのピノ・ノワールみたいな。わりとすぐに飲めるように造ってはいると思いますが(笑)。」
「僕はやはりニュイ・サンジョルジュのピノ・ノワールの方が好きかな(笑)。」
「まあ、これはこれでイイ。何しろ安い(笑)。」
「ちゃんとしてるし、今時ちゃんとしたピノ・ノワールで2500円くらいのものってないしね(笑)。」
「余韻とか広がりはちゃんとしてるし、質感のある舌触りはイイね(笑)。やっぱりピノ・ノワールって好きだな(笑)。」
「これってかなりミネラリーだよね(笑)。フレッシュさに隠れてるけど…。それでバランスが取れてるのかな?」
「抜けが良くてイイ。ピノ・ノワールらしいよね。曇りがない(笑)。」
家内「SO2の添加量もかなり少ない方です。きっちり栽培・醸造されています。」
「マスキューさん、SO2の量ってわかるんですか?」
私「なかなか正確には当たりませんが(笑)、SO2が多いと抜けが悪く、余韻も短くなります。」


●プピーユ 2012年 フランス ボルドー コート・ド・カスティヨン 赤 750ml 4350円税込み
「ほっほっぉ。これですな(笑)。」
「ブログに書いてあったこの人がカリーユさんですね。わりと老けてる(笑)。」
私「私より10歳くらい年下なんですよ(笑)。」
「どれどれ(笑)。おー!濃いねぇ(笑)。でも飲みやすいね(笑)。」
「圧倒的だぁ(笑)。」
「今風なんですよね?」
私「除梗もしてますし、味わいは早く飲めるスタイルです。様々な工夫や設備を使ってますが、ズルはしていない(笑)。本来の自然の力を引き出す発想です。トップ・ランナーであることは確かかと。」
「お腹にずっしりとくるけど、意地悪なところがないんだよね。」
「濃さ一辺倒じゃないよね(笑)。フレッシュな酸味も感じる。」
家内「メルロ100%なんですが、そんな風に感じないんですよね。赤いベリーのニュアンスがあるからカベルネ・フランが混ざっているかと思いました(笑)。」
私「果実味がプラムプラムしてないんですよね(笑)。タイトさもあるかと。濃さばかりが有名になってますが(笑)、独特なバランスの取り方をしてます。」
家内「濃くするために過熟させたりしていませんね(笑)。」
「ニュー・ワールドのジャムっぽい濃さじゃないね(笑)。」
「小豆みたいなニュアンスもある。凝縮されてるよね(笑)。」
「程よくしっかり濃いんだな(笑)。」
「木樽の影響は感じますが、果実味が勝ってる。嫌味になっていない。」
私「抜栓してから時間が経つと、より良くなって行きます(笑)。」
「余韻も長いし、大きさは立派(笑)。」
家内「この上のキュヴェ アティピックは更に凄い(笑)。圧倒的ですよ(笑)。」
「マスキューさん。何で濃いの?」
私「葡萄の樹1本あたりから取る果汁が少ないからです。1本の葡萄樹からハーフ・ボトル1本くらいかと。」
「へぇー。そりゃ凄い!」
「ボルドーの1級シャトーもそうなんですか?」
私「願わくばそうあって欲しいのですが、
そんなクラシックな1級はもうない(笑)。
技術と効率化の波にしっかり乗ってます(笑)。」
家内「今のボルドーでバリックで3年も寝かせられるワインを造っているところは無いんじゃないかな(笑)。」
「それってどういうことですか?」
「果汁が濃いと熟成に耐えうるということですか?」
私「はい。おっしゃる通りです(笑)。プピーユは新樽比率は70%ですが、ムートンあたりは新樽100%で18ヶ月の熟成期間です。ちょっと前までは24ヶ月やってましたが(笑)。どんどん短くなる傾向です。短ければ短いほど資本効率は良いのですが(笑)。」
私「あと特徴的なのはバリックで樽発酵させています。それを金属製の滑車を樽に噛まして人力で樽を回します(笑)。発酵にステンレス・タンクは使いません。」
「店長!樽発酵すると馴染みが良くなるそうですよね。木樽は好気的って言われてますが…。」
私「カリーユさん曰く、樽に入れてから嫌気的な状態になるのでSO2を使わずに発酵が進むと言っていました。木目から微粒な酸素は供給されますが、塩梅が良いのかな(笑)?」

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桝久 試飲会のラインナップ決まりました! 201803

Mar 28, 2018 by weblogland |
今月3月30、31日のマスキュー試飲会のラインナップ決まりました!
日程的には余裕がありましたが、いつもながらのバタバタで、いつも通り間際になってしまいました。
お許しくださいませ!

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まずは新着の白。
〇ボーヴィニャック シャルドネ 2016年 レ・コスティエール・ド・ポメロール 南フランス 白 I.G.P.ペイ・ドック 750ml 1388円税込み
マスキュー定番の『ピック・プール・ド・ピネ』と同じ銘柄ボーヴィニャックのシャルドネです。
造り手は南フランス ラングドック地方に1932年から続く歴史ある生産者組合ポメロール。地中海沿いのラングドックで温暖な気候のもとで育つ良質なブドウを用いて品質の高いワインを生産しています。これはシャルドネ100%の白。
明るく深い色合い、南のワインらしくふくよかで滑らかな質感が印象的。蜜入りのリンゴや桃、パイナップルの香りがフルーツ・キャンディのよう。あと、特筆すべきはミルキーさ。熟成に木樽を使ったかのようです。でも、造りはステンレス・タンク100%。シャルドネ自体の品種特性です。ちょっとデフォルメされた感じもしますが(笑)、シャルドネのアロマです。ラングドックのラグーン周辺の生産者で、以前マスキューが扱っていたフェリーヌ・ジョルダンにも共通したニュアンスが見られましたね(笑)。彼の地でシャルドネを造るとこうなるのかしら?
もちろんバターやクリームを使った料理には鉄板(笑)。デイリーで使い勝手の良い高品質なワインなのです。

そしてイタリア エミリア・ロマーニャの白三連発。辛口→遅摘みの濃い辛口→さらにそれを陰干しした極甘口のデザート・ワイン ヴィンテージは違いますが
、同じ生産者の同じ畑のものです(笑)!
〇アルバーナ・ディ・ロマーニャ 2013年 ファットリア・モンティチーノ・ロッソ イタリア エミリア・ロマーニャD.O.C.G.白 750ml 1527円税込み
美食の地エミルア・ロマーニャ。桝久はこの地のワインをあまり扱っておりませんでした。ワインの種類、バリエーションともかなりの数がありますが、なかなか「これぞ!」というワインにあたりませんでした(価格も含めて)。水っぽくて線が細かったり、良くても異常に高かったりとあまり縁がありませんでした。

ようやく良いのが見つかりました(笑)。
今では大定番です(笑)。

ふくよかで質感のある舌触り、奥行きのあるフローラルな香り。いかにもアルバーナ種らしい味わいです。後味にハニーさが加わり美しい余韻。遅摘されたコストパフォーマンスに優れた良品です。


生産者のファットリア・モンティチーノ・ロッソは2000年にワインセラーをつくり、近代的な醸造設備を設置しました。そして、新な投資により飛躍的に品質が向上し、一躍脚光を浴びるワイナリーとなりました。


もちろんそれはエノロゴ、ジャン・カルロ・ソヴェルキアの指導と、オーナーのゼオリ兄弟の努力によるところです。


一流の巨匠と呼ばれる前の今こそ、気軽に楽しめるワインです(笑)。


種のタンニンが溶けていますから、温度が上がるとやや苦く感じますが、冷やすことで解消します。良く冷やして飲むことをお勧めします。しっかりした味わいですから、冷やしても充実感があります。

この2013年はいつも通り(笑)。アルコール分も13.5%。味わいもいつも通りのぶれないもの。気候の優位性と造り手ファットリア・モンティチーノ・ロッソの並々ならぬ尽力を感じます。近年ではガンベロ・ロッソあたりで高い評価を得ているのも納得。

お願いだからこのままでいて(笑)!

〇『コドロンキオ』2012年 アルバーナ・ディ・ロマーニャ ファットリア・モンティチーノ・ロッソ イタリア エミリア・ロマーニャD.O.C.G.白 750ml 3240円税込み
マスキュー定番ファットリア・モンティチーノ・ロッソがつくるアルバーナ・ディ・ロマーニャの上級キュヴェです。この『コドロンキオ』は通常より10-14日ほど遅摘みしており、貴腐のニュアンスがあります。アカシアのハチミツの香りがくどくなく、全体のボリューム感をアップさせています。アプリコットやグレープフルーツ、レモンなどの柑橘類や白い花のアロマがもの凄い分量ありながら、調和しています。
うーん。

グレートワインです。

造りは温度管理できるステンレスタンクで発酵後、ステンレスタンク90%、10%は木樽でバトナージュしながら熟成させています。余分な樽香が付かないように配慮しています。芸が細かいですね。

モンティチーノ・ロッソが目差すリッチで複雑な葡萄のアロマ一杯のワインなのです。

到達点ですね。

こんな凄いワインがポッと出てくるなんて…。

イタリアワインの層の厚さとエネルギーを感じます。

かのポッジョ・レ・ヴォルピの『ドンナルーチェ』とはスタイルが若干違いますが、衝撃度は同様です(笑)。

合わせる料理も高級さが要求されますね(笑)。フォアグラでも買ってきて楽しみたい(笑)!

〇アルバーナ・ディ・ロマーニャ パッシート 2011年 イタリア エミリア・ロマーニャ 白 デザート・ワイン 500ml 3240円税込み
エミリア・ロマーニャ州ボローニャ近郊のD.O.C.G.アルバーナ・ディ・ロマーニャ
。はつらつとして明瞭な柑橘類の香味を持つブドウ アルバーナ種から、辛口、半甘口、甘口ワインが造られます。生産者モンテチーノ・ロッソは、所有畑が20ヘクタールと小規模ながらガンベロ・ロッソなどで常に高評価されるトップ・ランナー。マスキューのど定番でもあります(笑)。
これはモンテチーノ・ロッソのラインナップの中の極甘口のデザート・ワイン。
パッシートはコドロンキオの収穫後、11月になって陰干しされ(パッシート)さらに貴腐化したブドウで造られた極甘口ワインです。褐色と表現してよい濃い色合い。オレンジ、アプリコット、パイナップル、桃、干しアンズ。濃厚で複雑な蜂蜜。苦味のある柑橘類の皮、ナッツ、香辛料、バラの花、バニラ
。次々にあらわれる香味の要素は圧倒的で表現が追いつかないほど。ドイツのモーゼルのトロッケンベーレンアウスレーゼやソーテルヌは開くのに何十年もかかりますが、これは早く気軽に飲める点グッド(笑)。
デザートとして楽しんだり、またスティルトンやゴルゴンゾーラといったブルー・チーズに合わせるも良し。
甘露な味わいはDNAを刺激するのです(笑)。

これより赤、まずは新着のピノ・ノワール!強烈な白ワインの後で大丈夫かな(笑)?
●ブルゴーニュ ピノ・ノワール 2015年
ドメーヌ・デュ・ビシュロン フランス ブルゴーニュ 赤 750ml  2453円税込み
マスキューの定番 マコン・ペロンヌのビシュロンが造るピノ・ノワールです!

このドメーヌはマコンのヴィレクレッセの西に隣接するペロンヌ村にあります。もともとは兼業農家(日本の兼業農家とは意味が違います。)でしたが、1965年よりワインづくりのドメーヌを専業とするようになりました。現在20ヘクタールほどの畑を所有しています。
このドメーヌはなにが良いかというと、基本的に低収量を徹底していることです。シャルドネだとブドウの樹1本からワインを1本作り出すほどなのです。
これは近隣のアゼに近い南向きの1.75ヘクタールの畑で年間6000本ほど造られます。ダブル・グイヨで仕立てられますから、葡萄樹1本の収穫量は多いのですが、
徹底的にグリーン・ハーベストをして、1級並みの低収量にしているはず。きっと樹勢が強いのでしょうね。
収穫量制限がブルゴーニュと比べると緩いマコンの地では、あまりみかけないレベルの低収量を実行している数少ない生産者なのです。

開けると始めは閉じた感じですが、徐々にそのピノ・ノワールらしい美味しさがあらわれます。赤い小粒のベリー類、草の匂い、リンゴの酸味、フレッシュで生き生きとした香味と程好い重さ・甘さが素敵なバランスです。しかし、単に可愛らしく親しみ易いものではなく、しっかりとした酸と豊富なミネラルの存在で、伸びやかさ・強さ・緻密さも十分に表現されています。木樽を使っていないために隠しようのないブドウの質が出ている直球勝負のスタイルは拍手(笑)!
う~ん。
かなり良いワインですね(笑)。
ワイン自体がしっかりしており、質感と滑らかさを備えたタンニンは、コート・ド・ボーヌのピノ・ノワールのよう。ミュルソーやモンテリのピノ・ノワールが近いかな(笑)。

さて、今月のトリはケチなマスキューらしくなくボルドーのプピーユいっちゃいますね(笑)!
●プピーユ 2012年 フランス ボルドー コート・ド・カスティヨン 赤 750ml 4350円税込み
かつてシャトー・ペトリュスより濃くて美味しいとコンテストで評判を集めたボルドー右岸のシンデレラワインです。
シャトー・プピーユの特醸品として、メルロ100%でつくられています。

実際のところ、良い年のプピーユはペトリュスをも凌ぐことがあると言うべきですね(笑)。常にペトリュス以上というには歴史がまだ足りないのが現実のようです。

コンクールタンクで発酵後、新樽比率70%で36ヶ月もの樽熟成を経てようやくリリースされました。アルコール分は14.35%でまさに怪物!液体は毒薬レベルの濃さ。それでいて飲みやすい。果実味が樽に負けていません。メルロの良さが全開です。

ボルドー最強かも?

衝撃的なワインです。

ボルドーにも、まだお買い得ワインがありました(笑)。


今月30日(金)は17~20時30分、31日(土)は11~20時30分。いつも通りとなっております。
皆様のご来店お待ち申し上げます。

桝久商店 岡本利秋・昭子

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天気が気になります

Sep 27, 2012 by akiko |
このところ 不安定な天気ですね~。大雨が降ったり、寒暖差が大きかったり。
土曜日の天気はどうなんでしょうか。試飲会ですから 雨だけは降らないでほしいものです。

試飲会のラインナップ、やっと決まりました。
前半は イタリアの白3本。ファットリア・モンテチーノ・ロッソがつくる3種を飲み比べです。
後半の赤は イタリアのバルベラ・デル・モンフェッラートとフランス ローヌ地方の2種。
クロズ・エルミタージュとCDRVヴィサンに バルベラでは 
ちょっと 印象が弱くなっちゃうかなとも 思いますが、
ヴィッラ・スパリナのつくる 余計な飾り付けのない 率直な素直な味わいは好感がもてるはず。
私 けっこう 気に入っています。

ところで、バルベラの原産地呼称 覚えにくいですね~。バルベラ・ダルバに バルベラ・ダスティ、
そして バルベラ・デル・モンフェッラート さらに バルベラ・デル・モンフェッラート スペリオーレ。
自分の村の 誇るべきワイン、他と一緒には出来ないぜっ という 迫力を感じます。
イタリアワインの面白さであり 覚えにくさ、ですよね。

お時間ありましたら、マスキュー試飲会に ぜひ ご参加ください。

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9月29日マスキューの店内試飲会ラインナップ

Sep 24, 2012 by weblogland |
今月9月29日(土曜日)、マスキューの店内試飲会のラインナップが決まりました。

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まずはマスキュー定番のイタリアの白。エミリア・ロマーニャの優良生産者モンティチーノ・ロッソの新製品のお披露目です。
『ピニョレット種』を使った経験したことのない味わいをお試しください。定番のアルバーナ・ディ・ロマーニャと比べると、これが面白い(笑)。
〇ピニョレット 2011年 ファットリア・デル・モンティチーノ・ロッソ イタリア エミリア・ロマーニャ 白 ピニョレット・コッリ・ディ・イモラD.O.C.750ml 1240円税込み
焼いた秋刀魚に合わせると抜群の相性。マスキュー本年度の大発見です!

アルバーナ・ディ・ロマーニャ 2011年 ファットリア・モンティチーノ・ロッソ イタリア エミリア・ロマーニャD.O.C.G.白 750ml 1240円税込み

ものはついでですからモンテチーノ・ロッソの最上級銘柄の『コドロンキオ』も開けちゃいましょう!秋にこってりした白はうってつけです(笑)。
〇『コドロンキオ』2009年 アルバーナ・ディ・ロマーニャ ファットリア・モンティチーノ・ロッソ イタリア エミリア・ロマーニャD.O.C.G.白 750ml 2250円税込み

これでエミリア・ロマーニャ コンプリート(笑)?

さて、後半戦の赤ワインです。ようやく2010年の大物がリリースされはじめました。2010年は開花が遅れ収穫も遅くなりました。このため凝縮感のあるワインが出来たようです。

我が愛するグルナッシュ・マスター ガントランディの2010はいかに?
ヴィサン 2010年 ヴィエイユ・ヴィーニュ ドメーヌ・ラ・ガントランディ フランス 赤 コート・デュ・ローヌ ヴィラージュA.C.750ml 2445円税込み

そして、驚愕のクローズ・エルミタージュ
クローズ・エルミタージュ キュヴェ レ・トロア・シェーヌ 2010ドメーヌ・エマニュエル・ダルノー フランス ローヌ 750ml 3380円税込み

完全な力比べ(笑)。
品種を考えるとシラーの方に軍配は上がるかな?
ましてやエマニュ・エルダルノーのクローズ・エルミタージュはエルミタージュの出来栄えです。
凄いことになっているはず。

皆様のご来店お待ち申し上げます。

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マスキュー店内試飲会

Jan 23, 2012 by weblogland |
今月1月28日のマスキュー店内試飲会のラインナップ決まりました!

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アルバーナ・ディ・ロマーニャ 2010年 ファットリア・モンティチーノ・ロッソ イタリア エミリア・ロマーニャD.O.C.G.白 750ml 1240円税込み

〇『コドロンキオ』2009年 アルバーナ・ディ・ロマーニャ ファットリア・モンティチーノ・ロッソ イタリア エミリア・ロマーニャD.O.C.G.白 750ml 2250円税込み

●シャトー レスタージュ・シュヴィヨン2007年 フランス 赤 ボルドー メドックA.C.ブルジョワ級750ml 1275円税込み

●コート・ド・トング 2005年 ドメーヌ・ド・フォンデュース フランス ラングドック V.D.P.コート・ド・トング 赤 750ml 1335円 税込み

●『マス・コレット』2008年 赤 カプサネス協同組合 スペイン カタルーニャ モンサンD.O.750ml 2070円税込み

●ティント・ペスケラ・クリアンサ 2008年 ティント・ペスケラ スペイン リベラ・デル・デュエロ 赤 750ml 3750円税込み

さて最初はアルバーナ・ディ・ロマーニャの2連発です。マスキュー定番のファットリア・モンテチーノ・ロッソのスタンダード・キュヴェと上級キュヴェ『コドロンキオ』の飲み比べです。
ヴィンテージは違いますが、たしかな繋がりがあります。でも大きく違う(笑)。生産者の意図が良く解って面白いかと。

続いては新着ワイン2本です。まずはボルドー・メドックのお買い得クリュ・ブルジョワです。勝手にブルジョワ級と言うなかれ(笑)。とても地味なんですが、とても宜しい。今風の肉付きの良いスタイルではありませんが、軽くて緻密。オールド・ファンは唸るはず?
そしてもう1本の新着ワインは南フランス、ラングドックのドメーヌ・ド・フェンデュースが造る2005年の隠し玉です。マスキュー定番のフェンデュースですが、底が深いですね。大事に造ったワインを大事に売る姿勢は立派。更に良心的なのはもっと立派!限定品なので在庫限りとなります。

さてこれから佳境に入ります。スペインの良品2連発です。
まずは、実にエレガントな『マス・コレット』。もちろん薄くはありません(笑)。余分な樽香が無く、美しい酸で勝負する本格派。
そして『ペスケラ・クリアンサ』は言わずと知れたヘビー級。もちろんグラン・レゼルヴほどではありませんが、圧倒的なテンプラリーニョの果実味で勝負する速球派です。樽香を上手く利用したトラディショナルな新しさがあります。
両者同じヴィンテージなのも興味を引くところです(笑)。

以上6本の予定です。
いつも通り14時から20時30分までやっておりますので、ご都合の良い時間にお越し下さいませ。

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