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今週末のマスキュー試飲会のラインナップ並びました

Mar 25, 2024 by weblogland |
ふふふ(笑)、今週末のマスキュー試飲会のラインナップ並びました!

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前半の3本と後半の3本、ラベルの雰囲気が違いますね。前半はあっさり軽く、後半は一気にギア・アップ(笑)。言い方を変えると後半のくどいことくどいこと(笑)。でもコレあくまでラベルを見てのことですからね(笑)。

う~ん。

1本目、2本目のスペイン・ワインはちょっとチープに見えるかな?まあ、ケチなマスキューらしくそれはそれで良し!

3本目のドイツのリースリング、ちょっと傾いてる?ちょうど棚の段差に乗り上げてます。致し方ない。1リットルの大容量もあって瓶もデカイから目立つ(笑)。

4本目のオルソーニャのオレンジ・ワインはとても美しく、いかにも中身が詰まった感じ(笑)。衝撃的な味わいに皆さんビックリするだろうな(笑)。

トリの赤2本、ラベルがいかにもイタリアン(笑)。自宅で飼っている猫と馬だそうです。猫の絵はちょっとクリムト風。あのエクスタシーのおじさんの画風に見えなくもない(笑)。馬は失礼にもこちらにお尻を向けてます(笑)。でもですね(笑)、そのまま後ろ足で蹴られるような衝撃的な味わい(笑)。まさにキック・インサイド?
並んだ瓶を見ながら、勝手な妄想に耽ってます(笑)。

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3月のマスキュー試飲会のラインナップ決まりました!

Mar 23, 2024 by weblogland |
今月末3月29日(金)、30日(土)のマスキュー試飲会のラインナップ決まりました!
お時間はいつものように29日は17~20時、30日は11~20時となっております。

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まずはデイリーな赤、白からスタートです!

ドミニオ・エスピナル・ティント 2022年 ボデガス・カスターニョ スペイン イエクラD.O.赤 750ml 1037円税込み
1950年にラモン・カスターニョが創業、協同組合に葡萄を売る栽培農家として始まりましたが、1980年に入ってから自社瓶詰を行うようになりました。このボデガが世に知られるようになったのは2001年にロバート・パーカーに取り上げられ、そのコストパフォーマンスを絶賛されてからです。マスキューは以前から扱っていましたが、有名になってからここしばらくご無沙汰していました(笑)。(特にここのヘクラを覚えているお客様もおられるのでは?)
今やイエクラで最大のボデガとなったカスターニョ。イエクラD.O.の総栽培面積6000ヘクタールのうち、自社畑と契約畑で1500ヘクタールを占めます。年間降雨量が250?300mmしかない為、広い農地を必要とする乾燥農法をしていますが、それにしても巨大なボデガです。畑は痩せた石灰岩質の土壌で標高は700mと高く、寒暖差の大きな大陸性気候です。冬は最低?7℃夏は最高42℃の酷暑となります。一日の気温差も20度以上あります。厳しい環境から自然と収穫量は少なく制限されます。雑草もほとんど生えませんから自然に低農薬で栽培が可能です(笑)。良い葡萄栽培が可能な地ですが、人が生活するには限界に近い環境です。

このワイン、モナストレル85%、シラー15%でつくられ、木樽に一ヶ月だけ熟成されます。このためタンニンが柔らかく、非常に飲みやすく仕上がっています。彼の地では、葡萄果汁をいかに濃くすることではなく、いかに飲みやすくするかが課題なのですね。

あとスペインワインに有りがちな荒っぽさや雑味がありません。

最初のむとイエクラらしからぬ飲み易さ、??一瞬らしからぬ舌触りに「こんなだったっけ?」。でも時間の経過とともにモナストレルらしいベリーのしっとりとしたニュアンスが出てきます。スクリューキャップを閉めて翌日再び飲むと、しっかりした飲み応えを感じます。この価格帯では有り得ない構造の良さです。

うーん。

本物の良さがあります。馬鹿にできない高品質なのです。

ドミニオ・エスピナル・ブランコ 2022年 ボデガス・カスターニョ スペイン 白 イエクラD.O. 750ml スクリュー・キャップ 1037円税込み
この白ワイン、カスターニョのエントリー・アイテム。マカベオ種100%で作ったもの。マカベオは主にブレンド用の品種。カヴァの主要品種がチャレロ・パリリャーダ・マカベオのブレンドとなっています。芳香性の品種ではありませんが、ふくよかでカヴァのボディーを支える重要な品種です。

このワイン、味わいはリンゴやポワレなどの柑橘類のフレッシュなもの。程好く薄くて軽い。この水っぽく感じない程好い薄さが信条(笑)。バランスが崩れることなく、何時飲んでもフレンドリー。これってかなり貴重です(笑)。


ラインガウ・リースリング トロッケン
2022年エア ワイングート・クラス
ドイツ ラインガウ 白 Q.b.a. トロッケン 1000ml 1885円税込み スクリュー・キャップ

このワイングート・クラス、現当主アティアスの曾祖父が1850年に畑を所有したことから始まります。
所有する畑は著名なマルコブルンに平行したジーゲルスベルグに1ヘクタール、エルバッハの集落の背後の1級畑シュタインモルゲン0.5ヘクタール、ライン河に注ぐ支流カイゼルボッシュ川に沿うミッシェルマルク3.5ヘクタール。

マスキューの定番としてソーヴィニヨン・ブランに次いで今回はお手頃なリースリング1Lの登場です(笑)。
クラスのラインナップで一番お手頃なアイテム。ただ、ベーシックなアイテムとは思えない質の良さ。使用している葡萄の良さを感じます。
アルコール分は12%としっかりあり、それもとても自然な印象。Q.b.aクラスのワインだと補糖・補酸が認められていますが、加えた印象はありません。総酸は1L中7g以上あり、残糖分約9g/1Lとの折り合いが良く甘過ぎず辛すぎないスタイル。アルザスのドライなリースリングに似ていますね(笑)。
皆さん!
よくラインガウやモーゼルのリースリングは高貴と言われますが、それは白桃のニュアンスがあるもの。それが等級が上がりシュペートレーゼやアウスレーゼ以上になるとネクタリンのような凝縮した果実味になり絢爛豪華な有り様になります。と私は勝手に思っております(笑)。この1Lのお買い得リースリングには桃のニュアンスがあり、その血統を感じます。
開けたては若干のペトロール香がしますが、白い花、レモン、リンゴ、グレープフルーツのリースリングらしい香りがしっかりあります。基本ラインガウらしいガッチリしたワインですから揺らぎません。この点明らかにモーゼルとは違いますね(笑)。そしてペトロール香を感じなくなる頃に白桃のニュアンスが頭を持ち上げて来ます。血統の良さを感じます。
とは言え出すぎたスタイルではなく汎用性を感じるユーシフルなものですから、酢飯や和食に相性が良い。特に砂糖や味醂を使った料理にはバッチリ(笑)。
数少ないお買い得な正統派のリースリングなのでございます(笑)。


『スピリタス』テッレ・マルヴァジア・オレンジ 2022年 カンティーナ・オルソーヤ イタリア アブルッツォ オレンジ・ワイン テッレ・ディ・キェティ I.G.P. 750ml 2734円税込み

ふふふ(笑)。
イタリア・アプルッツォ州のカンティーナ・オルソーニャのオレンジ・ワインが入荷しました!

赤のモンテプルチアーノ・ダブルッツォと白のペコリーノとようやくフル・ラインナップの完成です(笑)。
去年このオレンジ・ワインを試飲してマスキュー試飲会に出すつもりでしたが、あっという間に完売で取り逃がす(笑)。それゆえマスキュー試飲会では赤と白のみのお披露目となりました。今回は抜け目なくこのオレンジ・ワインを確保いたしました。当然3月のマスキュー試飲会にてデビューいたします。まあ、その前からこっそり販売中なのでございます(笑)。
色から言うとオレンジ・ワインというよりはキアレットやチェラスオーロのイメージです(笑)。でも葡萄品種はマルヴァジア…白葡萄です(笑)。確かに白葡萄を皮毎発酵するのがオレンジ・ワインなのですが、どう考えてもロゼ(笑)、しかも黒葡萄使用のロゼとしか思えません。今回のメイクはマルヴァジアらしいオレンジの風味たっぷりで、この点あまり違和感はありませんが、果皮での醸しはたった3日ですから、ちょっと変(笑)。なんでも昔のスタイルとか。でもですね、味わいはぶっ飛ぶ味わい(笑)。すんごく美味しい!
恐るべしオルソーニャなのです(笑)。

ちょっと、分かりやすく補則します(笑)。
前回のメイクではチェリーやプラムの香りが圧倒的で途方に暮れました。どう考えても黒葡萄から作ったとしか思えなかったからです。色々調べるとマルヴァジアは変異が多く黒葡萄のマルヴァジアもあります。グリ色がかったマルヴァジアを使っているのではないかと、勝手に想像納得しておりました。
今回のメイクは前回同様見た目オレンジ(笑)。それゆえ味わいもベリー系の香りが主体と思っておりました。ところがギッチョン(笑)、今回はマルヴァジアらしいオレンジの風味がたっぷり明瞭に感じるもの。もちろんオレンジだけではなくベリー系の赤いニュアンスも感じますが、はっきりとマルヴァジアと認識出来ます。
う~ん。
やはり、オルソーニャは共同組合なのでロットの違いを感じました。畑も違うはず。とは言え基本的な低収量で作り方の規格は同じ。素晴らしい出来映えです。実に美味しい!


カンティーナ・オルソーニャは、アブルッツォ地方にあるコーペラティブで、1964年に設立されました。中部イタリア アブルッツォ州の北部の山間部アペニン山脈に連なる丘陵、マイェッラ国立公園に隣接した何もないど田舎(ごめんなさい。)。畑も傾斜地が多く作業は大変そうです。植樹率は1500本/1ヘクタールですから効率も良くなさそうです。

カンティーナ・オルソーヤは現在、ヨーロッパ最大のオーガニックワイン生産者のひとつで、今年で1400ヘクタール(2023年春には2000ヘクタールになる予定)の畑を持ち、100%有機栽培でワインを作っています。カンティーナ・オルソーヤのワインは、基本オーガニックとヴィーガンの認定を受けています。 さらに、生産量の45%はデメターによるバイオダイナミック認証を取得しています。これって共同組合レベルではあり得ない比率です。通常共同組合ですと、特別に一つ二つの区画でビオ・ディナミのワインを作る程度が常識的な限度であり、基本個人の生産者にビオ・ディナミは親和性の高い農法です。間違うと収穫が無くなる恐れがあります。いきなりベンチャーでビオ・ディナミのワインに挑戦して全てを失って撤退と言う話は
多々あります。それを共同組合レベルで実現することは奇跡的です。

また、サンフランシスコ(米国)で開催された2018年の国際ビオ・ディナミワイン会議では、カンティーナ・オルソーニャが世界最大のデメター認定バイオダイナミックぶどう生産農家として表彰されております。 さらには、このワイナリーは妥協のない魅力的な自然派ワインを作るために、人を大切にし、努力している数少ないワイナリーであります。 女性や子供たちを支援するために様々なプロジェクトにも関わっております。地域と人に根差した確たる意思と優しい意図があるのです。

もともと貧しい彼の地、生産されるワインはほとんど北部のネゴシアンに安く買い取られ、いわば搾取されていた地域。そこで共同組合として結束することで一大奮起したわけです。自然農法はお金を使わない知恵。ビオ・ディナミは貧者の武器(またまたごめんなさい)、でもこれは一面真実。ケチなマスキューとも親和性が高い(笑)。1962年に出版されたレイチェル・カールソンの『沈黙の春』は世界の自然農法潮流の始点。この共同組合の在り方と時間的にも重なりますね。生き残るための自然農法が進化した奇跡的な共同組合と言えます。


ボナルダ 2019年 マルティルデ イタリア ロンバルディア 赤 オルトレポ・パヴェーゼD.O.C. 750ml 2734円税込み

タンニンたっぷりの典型的なボナルダでございます(笑)。
マスキューの裏ティスティングの模様です(笑)。
家内「うわっ!凄いタンニン!典型的なボナルダだぁ(笑)。」
Kさん「これは手強いですね(笑)。こんなに渋いワインが今時あるんですね(笑)。しかも濁りがない。秀逸!」
私「プリミティブですよね。やはりボナルダはタンニン量で勝負(笑)!」
家内「とにかくタンニンが多量なんだけど
、それを逆手にもって飲ませる(笑)。カベルネ・フランにこんなワインあるよね(笑)。」
私「タンニンが訴求力ではあるんだけど…
、ワインとしての元々の良さがある。このタンニン確かに収斂性もあるけど、嫌ではないんだよね。旨く感じる(笑)。」
Kさん「ワインとしてのまとまりはあるんだよね。『俺はこのスタイルなんだ!』ってね(笑)。余韻も凄いし(笑)。堂々としてる。オルトレポ・パヴェーゼって割りと洗練されているワインが多いんだけど(笑)、これは意表を突いてますな(笑)。」
家内「このワイン樽熟成しないスタイル。このタンニンはすべて葡萄由来(笑)。スパイシーだし、ミネラルもたっぷり、甘さもしっかり。自然な葡萄だけで勝負してる感じ(笑)。」
私「葡萄の野性味はあるんだけど、雑に作ったのとは違うんだよね。タンニンに深さも伴っている。変に飲みやすくしていない(笑)。」
家内「木樽熟成はしていないけど、しっかり寝かせているよね。ちゃんと時間をかけている。」
Kさん「土臭さ、後味に豆っぽさ。ビオ系なんだろうけど、ビオ・ビオしていない(笑)。心地良い(笑)。」
私「ちょっとベーコンみたいなニュアンスもあるし…、果実味ははっきりはしていないけどカシスやプラム系の…。まだ、ちょっとくらいかな。」
Kさん「農家の薄暗い暖炉の灯り。生サラミなんかを足つきの台の上で切ってこのワインを飲む…。ソファーにはラベルの猫が寝そべっている。そんな光景が目に浮かぶ(笑)!」





インポーターさん資料より


土地、葡萄、家族への愛情が育むナチュラルワイン 「マルティルデ」は、ミラノから南に約60km、ピアチェンツァに程近いロンバルディア州南端、ロヴェスカーラの標高200mの小高い丘の頂に処を構えています。ピエモンテ、リグーリア、エミリア・ロマーニャと州境を接するこの地域はオルトレポ・パヴェーゼの生産地域で、古い文書にこの地で西暦1100年頃からぶどう栽培とワイン造りが行われていたとの記録が残っています。「マルティルデ」はこの地に17ヘクタールの地所を所有し、そのうち15ヘクタールに土着品種のクロアティーナを始めバルベーラ、マルヴァジアなど様々なぶどうが植えられています。ミラノのIBMに勤め、ワインとは全く無縁の仕事をしていたレイモンドとアントネッラのロンバルディ夫妻が
ロヴェスカーラの美しい風土と古いぶどう畑が広がるマルティルデの地所に強く惹かれ、ミラノからこの地に移り住んだのは今から30年ほど前。ワイン造りに関する知識も経験も皆無だった2人は栽培と醸造について一から学び、1991年にファースト・ヴィンテージがリリースされました。スタート当初レイモンドはIBMでの仕事を続けており、平日はロヴェスカーラとミラノを往復する生活を1997年まで続けました。 、畑 彼らはぶどうの栽培には当初から有機農法を取り入れ、さらに ロンバルディアを中心に活躍する腕利きのエノロゴ、ジュゼッペ・ザッティをパートナーに迎え、現在では素晴らしいナチュラル・ワインの造り手として確固たる地位を築いています。マルティルデの畑はいずれも古くからある畑で、一部
の畑には樹齢数十年の古樹が残っていますが、彼らは樹勢の落ちた古樹は植え替えを進めており、植え替えの済んだ畑では樹齢3~14年の樹が1ヘクタール当たり5000本の密度で植えられています。 樹は全てギュイヨに仕立てられ、剪定によって果実は1本当たり10房以下に抑えられます。土壌は粘土質が主体で少量の石灰質が交じり、果実味豊かな赤やはつらつとしたミネラル感を持った白ワインを産み出します。土壌の構成は畑ごとに微妙に異なり、ぶどうの味わいに変化をもたらします。植物の適度な競合と低収量によって土壌の安定と肥沃さを維持するため、1993年以降畑の下草を定期的に刈り込む作業を行っています。 また畑への施肥はそれぞれの畑の状態、すなわち土壌の養分構成や前年の収穫量や作柄に基づき
、堆肥などの有機肥料が必要最低限施されます。病害への対策も同様に制限され、可能な限り好ましい気象条件の時に天然由来の環境への影響の少ない薬剤を必要最低限使用します。農薬や合成除草剤は一切用いません。 、ぶどう 彼らのぶどうの中で最も重要なものは、黒ぶどうではクロアティーナです。「ボナルダ・ディ・ロヴェスカーラ」とも呼ばれるこのぶどうは古くから栽培され、その卓越した品質には定評があります。彼らもこのぶどうには特別な思い入れがあります。また最近では、適度な酸を持ち熟成に向いたバルベーラにも力を入れています。一方白ぶどうはマルヴァジアがメインです。1993年、彼らは古い畑に初めてマルヴァジア・ディ・カンディアのクローンを植えました。現在、これは彼らの最も重要なぶどう
の一つになっています。このぶどうからは2つの異なるタイプのワイン – フレッシュなタイプと、約6ヶ月のマセレーションを行ったいわゆる「オレンジ・ワイン」 – が造られます。ぶどうはすべて自社栽培のもののみを使用し、買いぶどうは一切使用しません。収穫が近づくと、彼らは頭をからっぽにして畑の隅々まで歩き回り、ぶどうの風味(甘味、渋味、柔らかさなど)を徹底的にチェックします。この食味による確認と並行して糖度、酸度、phなどの分析も行われ、最適と判断された時点で手早く収穫が行われます。これらの作業は秋の気候の変わり目までに終わらせなければならないため、常に時間との戦いとなります。ぶどうは全て手摘みによる収穫後直ちにセラーへと運ばれ、圧搾が行われます。発酵は赤も白も全てステ
ンレスタンクで行います。
発酵を安定させるために発酵の前後でSO2を加える生産者が多いのですが、彼らは果汁の状態が良ければ発酵の前にSO2を加えません。発酵終了後に法律で認められた量よりはるかに少ない量を添加するだけです。そのため彼らのワインはSO2の含有量が低く、「飲んでも頭が痛くならないワイン」は彼らの自慢です。発酵後白ワインはそのまま瓶詰めまでタンクで熟成させます。 赤ワインはマロラクティック発酵を行い、熟成のために樽へと移されます。彼らはワインによって2500リットルの大樽と225リットルのバリックを使い分けています。バリックで熟成させたものにはバニラやコーヒー、スパイスのフレーバーが備わります。赤ワインは瓶詰めの前に卵白とゼラチンで清澄を行います。 、  彼らのワインにはすべて彼らの家族
– 一緒に暮らす犬、猫、馬たちの名前が付けられ、アントネッラによって描かれた可愛らしいラベルが貼られ、ワインを味わう人々を和ませます。有機ぶどうから造られたワインはいずれも果実本来の風味にあふれ、飲む人に強い印象を与えます。ロヴェスカーラの地、そこから産まれるぶどう、そして家族たちへ限りない愛情をそそぐアントネッラとレイモンドの想いが詰まったマルティルデのワインを是非味わって下さい。

『ザッフォ』クロアチーナ 2017年 マルティルデ イタリア ロンバルディア 赤 プロヴィンチャ・ディ・パヴィアI.G.T. 750ml 3394円税込み

家内「え~と、これはクロアチーナ100%のマルティルデの最上級キュヴェ。」
私「クロアチーナってボナルダのシノニムだよね?」
家内「そーだよね。でもマルチルデは分けて呼んでいる。何故かは飲んでのお楽しみかな(笑)?」
家内「『ボナルダ』2019年は木樽は使いませんが、この『ザッフォ』2017年は2500リットルのフレンチ・オークの大樽で2年以上熟成させてから瓶詰めしたもの。一番良い区画のボナルダで特に出来の良い年だけ作る特別なワイン。」
私「あ~!何コレ!グレート・ワインだよ(笑)!いきなりトップ・ギアだぁ(笑)。」
Kさん「凄いですな!『ボナルダ』2019年とは別物ですね(笑)。同じ品種と言われると騙されてるような…(笑)。ボナルダ詐偽(笑)。」
家内「同じ品種とは思えない!普通の人が実は王様だったような(笑)…。」
私「どう考えても別物だよね(笑)。だってコレ、洗練されたグレート・ワインだよ(笑)。」
家内「あえて共通点を探せば、後味に豆っぽさがあることくらい(笑)。」
私「酵母が同じなのかな?」
Kさん「う~ん。確かに頂点にあるワインですな。言葉を失う。」
家内「ボナルダを長く熟成させるとこうなる?ボナルダ→クロアチーナ?そんなイメージかな(笑)。」
私「ともにとんでもない量のタンニン量だけど、『ザッフォ』の方は渦巻いている。凄い求心力。渦の底の深いこと!」
Kさん「とても甘くて、旨くて、古くなくて、綺麗で、高貴で…。」
私「樽のニュアンスは全然感じられない。とてもニュートラル。ワイン自体のパワーは恐るべし。かといって乱雑さ、乱暴さは微塵もない。え~と、アルコール分は…、15%!」
Kさん「そんな高いアルコール分と思えない。折り合いが良い…、折り合いのつけ方が高度。余韻がいつまでも続く。」
私「もっと時間が経つと果実が溢れんばかりになりそう。今、ワインとしては飲み頃の入口。この状態は長く続きそう。」
家内「バローロの大物に通じますよね(笑)。ネッビオーロみたいな小粒の赤いプラムやベリーの香りがする。」
Kさん「ネッビオーロ…、高貴品種に連なるとは!ボナルダ、クロアチーナ恐るべし(笑)!」
家内「解った!マスキューの取り扱いアイテムだった『カプレンガ』ってネッビオーロとボナルダの半々のブレンドだったよね。」
私「ガッティナラのアンツィヴィーノのワインだよね?」
家内「そう!『カプレンガ』ってネッビオーロが50%なんだけど、とてもネッビオーロらしい。ということはボナルダはネッビオーロ的な品種なんだ!」
私「なるほどね(笑)!座布団1枚!」

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明日、明後日は試飲会です。

Feb 23, 2024 by weblogland |
明日、明後日は試飲会です。

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家内といつもの作戦会議(笑)。」
私「今回は試飲の順番でバタバタしちゃったね(笑)。」
家内「やはり白が問題だったね(笑)。どちらもパワフルで凄く良いし、コスパも良いからね(笑)。」
私「マコン・ペロンヌは定番だけど、コート・ドールのシャルドネみたいだよね。それも村名の良いヴィンテージのレベル。ちょっと驚いた(笑)。まあ、いきなり全開じゃないけどね(笑)。」
家内「そのつぎに来るビアンケッロは圧巻
だから並びとしてはちょうど良い(笑)。」
私「最後にした赤の2本は異次元だからちょうど良いかな?」
家内「最初の2本の赤はデイリーだから、間にしっかりした白2本入れるのがきっと一番収まりが良いはず!」
私「でも一番売れるのはきっと最初の2本だろうな。コスパが素晴らしい!」
家内「エルミータ・グラン・セレクションは皆さん想像つくけど(笑)、次のテアトロ・イタリアには意表を突かれるよね(笑)。」
私「取り敢えず試飲会で間に合うくらいの在庫はしたから準備万端!サブリミナルも仕込んだし(笑)。」

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今月末のマスキュー試飲会のラインナップ並びました!

Feb 19, 2024 by weblogland |
今月末のマスキュー試飲会のラインナップ並びました!

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でもですね(笑)、二転三転(笑)。
問題は白の2本を何処に入れるか?です。
私「一応白の2本は最後にしたんだけどどうかな?」
家内「赤を4本続けてから最後が白か。セオリーと言えばセオリーだよね。」
私「うん。でもさあちょっと引っ掛かるんだよね。」
家内「今回の白は驚くほどしっかりしたものだからね。」
私「そう、それ!とは言えブレイズやバルバレスコの後はちょっとおかしいよね?」
家内「最初の2本の赤と後の2本の間に白入れちゃったら(笑)!最初の赤2本は値段の割りに濃いけれど、後の2本の赤に比べると段違い。間に白入れても大丈夫。かえってリセットして後の赤が映えるはず!」
私「グッド・アイデア(笑)!それで行こうか!」

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今月末2月23日(金)、24日(土)のマスキュー試飲会のラインナップ決まりました!

Feb 17, 2024 by weblogland |
今月末2月23日(金)、24日(土)のマスキュー試飲会のラインナップ決まりました!
23日(金)は祝日ですがいつも通り17~20時、24日(土)は11~20時まで執り行っております。
ご来店お待ち申し上げます!

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まずは、先月の試飲会で大好評をいただいた2004年グラン・リゼルバの弟分です!
●エルミータ・デ・サン・ロレンソ グラン・セレクション アルティーガ・フステル 2018年 スペイン 赤 カンポ・デ・ボルハD.O. 750ml 1367円税込
ニューヨークの高級レストラン「オレオール」でチーフ・ソムリエを努めたスペイン人、マルティー・ケール氏が、「飲む人のニーズに合ったリーズナブルで高品質なワイン造り」を目指して2002年に設立したワイナリー。マスキューの定番のエルミータ・デ・サン・ロレンツォとティエラ・セレナの供給元と言えばご安心かと(笑)。


このワイン スペイン アラゴンのカンポ・デ・ボルハD.O.のワイン。地図で見るとナバラのすぐ南端にありますが、ナバラとは違う生産地域です。マスキューの取り扱いではグラン・リゼルバとこのグラン・セレクションとなります。グラン・セレクションの良い区画がグラン・リゼルバとなり、生産のメインがこのグラン・セレクションになるようです。ですからセパージュは共にガルナッチャ60%、カベルネ・ソーヴィニヨン40%となります。

ステンレスタンクで発酵後、そのままステンレスタンクにてマロラクティック醗酵。落ち着いてからオーク樽熟成36カ月(新樽比率50%、フレンチオーク50%、アメリカンオーク50%、225L、300L)、そしてオーク樽熟成12カ月(新樽無し、フレンチオーク、7,000ー15,000L)してから瓶詰め。4年に亘る樽熟成ですからリゼルバ以上グラン・リゼルバ以下の規格です。まあ、瓶熟成を後1年すればグラン・リゼルバを名乗れるのですが(笑)。

このワイン、キメが細やかでしっかりしたミディアム・ボディーの王道的なワインです(笑)。わずかなオレンジっぽさが徐々にプラム系の果実に支配されて行きます。ドライでスパイシー、旨味の甘味が程好く伴っており完成したスタイル。
もっと大きくして熟成に時間をかけたものがグラン・リゼルバになることに繋がると理解出来ます。
このクオリティーのワインがこの価格で楽しめることに感謝、感謝でございます(笑)。


馬鹿に出来ない赤ワインです!
●テアトロ・イタリア『16』イル・ソーニォ ヴィノ・ロッソ・ディタリア N.V. 750ml 1555円税込
実は某インポーターさんの営業の方が持ち回りしてティスティングさせていただいたものです。
南イタリアのモンテプルチアーノ、ネグロアマーロ、プリミィティーヴォにランブルスコを混ぜて作ったもの。ヴエネトの家族経営のネゴシアン イル・ソーニォ の赤ワインです。本来でしたら絶対にマスキューでは扱わないアイテムです(笑)。
収穫後に数日アパッシメントしている葡萄を使っているため(総体)アルコール分がなんと16%。それゆえワイン名は『16』、『テアトロ・イタリア』はブランド名(笑)。
ノン・ヴィンテージですが、なんと蝋止め。値段からすると生意気(笑)。しかも『ルカ・マローニ』97点!
う~ん。
ここまでやるか(笑)。
とは言え飲むと、割合に良い。収穫後アパッシメントを短期間することでアルコール分は16%なのですが、折り合いも良くこの手のワインに有りがちなSO2の過剰感もない。まあ、ちょっと甘い気もしますがベタつかない。きっと潜在アルコール分が16%なのでしよう。あとアパッシメントに有りがちな真っ黒くなっていない点もグッド(笑)。きっとランブルスコ種をブレンドすることで赤いフレッシュな果実味をワインに残しているのかと(笑)。新樽のニュアンスも過剰ではなく範疇内。初日はいかにもアパッシメントで強烈ではありますが(笑)、2日、3日と日にちが経つにつれ飲みやすい芳醇な赤ワインに変貌します(笑)。抜栓後に力が落ちつつ飲みやすくなるスタイルです(笑)。トリッパの煮込みや食後のデザートを食べながら飲むのも良
いですね。チョコレートには鉄板ですね(笑)。リキュール的な楽しみ方も出来ます。

『何でも有りの果て』とは思えないアバンギャルドなワイン。これもイタリアなのでしょう(笑)。


ローヌ・ヴィラージュの金字塔。満を持しての当時です!
●キュヴェ・マルゲリット 2020年 ル・ヴァン・ド・ブレーズ フランス コート・デュ・ローヌ・ヴィラージュ『サン・セシル』A.O.P. 赤 750ml  3677円税込
このワイン、グルナッシュ70%、サンソー25%、シラー5%の典型的なローヌ・ブレンド。キュヴェ・ヴィオレットとはうって変わったスタイル。100%全房発酵の古典的なスタイルです。ローヌ・ヴィラージュを代表するワインだと、勝手に私は思っております(笑)。
深くコクがありどっしりとしたタンニン。収斂性がなく舌の上にずっしり乗ってきます(笑)。広がりは無限に近い(笑)。
とにかく旨味が全てを凌駕しています。
開けてからいつまで経っても美味しい圧巻のエレガンスでございます(笑)。

マグリットの畑は『地元サン・セシル・レ・ヴィーニュ村に合計1ha。』とカタログには書いてありますが多分間違い(笑)。もうちょっと広いはず。2020年ヴィンテージは3000本のみの生産です。
パフのようなガレ・ルーレ(丸く大きな石)に覆われた粘土石灰質土壌。樹齢はグルナッシュが50年以上(植樹1967年)、サンソーとシラーが35年以上(植樹1984年)の古い樹。収量は21hl/ha。アルコール分が14%になる段階で収穫。キュヴェ・ヴィオレットより0.5%高いタイミングです。
コンクリートタンクで除梗しないまま全房でしっかり発酵しています。おそらくキュヴェ・ヴィオレットより長く発酵してますね(笑)。発酵後、9ヶ月間熟成。
木樽は使いません。ビン詰め時にのみ極少量のSO2を使用。基本自然に任せるワイン作りを達成。葡萄自体の収量を落とすことで根元的な生命力を獲得した訳です。
さすが『ヴァン・メソッド・ナチュール』!しかもビオ・ビオしてないところに感嘆!


以前の扱いは2012年、今回の2014年は2010年代前半のベスト!
●バルバレスコ ヴァッレグランデ 2014年 グラッソ・フラテッリ イタリア ピエモンテ 赤 バルバレスコD.O.C.G. 750ml 4242円税込
皆さん、もちろんバルバレスコご存知ですよね(笑)。王様バローロの弟分のワインとして私はかつて習いました(笑)。でもですね、最近のバルバレスコは大概が別物(ごめんなさい)。
かつてバローロは20年以上経ってから飲むべきワイン、バルバレスコは10年以上経ってから飲めるものでした。標高の高いバローロほどの大きさシリアスさには及ばないが、グレートな弟分なのでした。クラシックなファンはかつてのガイアの真骨頂バルバレスコを飲み、バローロにひけをとらないバルバレスコの偉大さをご理解いただいているかと(笑)。
今ではバローロは10年くらいで飲むのがやっとのワインばかり。バルバレスコに至っては5年以内で飲みきるべきワインが大半です。まあ、時代の衰勢に合うスタイルが大半。ただ、許せないのは高いこと(笑)。それなりの価格をつけなきゃ(笑)
!ついつい義憤に駆られてしまいます(笑)。ゴメンナサイ。
このバルバレスコは樽熟成期間が5年。最良のネッビオーロが必要とする時間をゆっくりたっぷりかけたクラシックなもの。渾身の尽力を払って作られたものです。まあ、作り手のグラッソ・フラテッリからすれば普通のことなんでしょうけど(笑)。
悲しい話ですが、ちゃんとネッビオーロの香りがするバルバレスコって少ないのが実情ですから、一度はお試しを!
それで『ネッビオーロって美味しいよね。』と普通に語っていただけると私嬉しいのでございます(笑)。でもそれには後数年待ってから飲んだ方が良いかな。


驚くべき出来映え!
〇マコン・ペロンヌ・ヴィエイュ・ヴィーニュー2021年 ドメーヌ・デュ・ビシュロン フランス ブルゴーニュ マコネ地区 白 750ml 2545円税込
久しぶりにマコン・ペロンヌ・ヴィエイュ・ヴィーニュー2021年 ドメーヌ・デュ・ビシュロンを飲みました!
マスキューの定番のマコンのシャルドネ。ブルゴーニュのシャルドネには手が出ない昨今(笑)、欠かせないシャルドネです。
ブルゴーニュの中でも一番南の暖かい産地のシャルドネですから、味わいはトロピカルでフレンドリーでふくよか。すぐに楽しめる嬉しいアイテムです。
でもですね(笑)、2021年はちょっと違う!
第一印象は固くて大きい(笑)。
あれ?こんなだっけ?
いつものトロピカルなニュアンスはなく、頑強。香りは白い花や切れ切れな柑橘類。コート・ドールのちょっと高いシャルドネのような感じです。
2020年ヴィンテージのアンドレ・ボノームのオール・クレッセに似た印象。こんなに手強いスタイルは初めてです。
翌日になると開けたてのアルコリックな感じはだいぶ薄れて、旨味が増してちょっとパイナップルのようなトロピカルさが表れます。
ワインとしてのレベルは今までで一番かも知れない!マコンのシャルドネとは思えない大きさと酸があります。とても得した気分になれました(笑)。

このドメーヌはマコンのヴィレクレッセの西に隣接するペロンヌ村にあります。もともとは兼業農家(日本の兼業農家とは意味が違います。)でしたが、1965年よりワインづくりのドメーヌを専業とするようになりました。現在20ヘクタールほどの畑を所有しています。
このドメーヌはなにが良いかというと、基本的に低収量を徹底していることです。ブドウの樹1本からワインを1本作り出すほどなのです。

収穫量制限がブルゴーニュと比べると緩いマコンの地では、あまりみかけないレベルの低収量を実行している数少ない生産者なのです。

このマコン・ペロンヌ・ヴィエイュ・ヴィーニューは、低収量の上、70年の樹齢を越えるブドウの樹をふくむ平均樹齢50年以上の区画で生産されているのです。

また、化学農薬や肥料の使用を極力避けることを実践していますから、大地のミネラル分がしっかり表現されています。

そして醸造、熟成にはステンレスタンクを使いますから、ダイレクトにブドウの果実味とミネラル感を楽しめます。下手に木樽を使わないところが逆に好感が持てます。100パーセントシャルドネの真向勝負なのです。

でも大柄なだけのワインではありません。力強さに加え、深みがあり、雑味のないバランスの良さを兼ね備えた逸品です。

もっとも土壌もヴィレクレッセ同様に石灰質ですから、シャルドネにとっては最適なのも強みです。

料理との相性がとても幅広く、魚料理はもちろん、ハードタイプのチーズまで合います。

心を鷲掴みされます!
〇『チェルソ 』2021年 アジェンダ・アグラリア・グエリエリ イタリア マルケ 白 ビアンケッロ・デル・メタウロ・スペリオーレ D.O.C. 750ml 2545円税込
ビアンケッロ・デル・メタウロDOCはマルケ州北部、ペーザロ・エ・ウルビーノ県をアドリア海に向かって流れるメタウロ川に沿う丘陵地帯のみに広がる限定されたワイン産地で1969年にDOCとして認可を受けました。2016年現在、栽培面積は244ha、16件のワイナリーしか存在しません。ワインは土着品種のビアンケッロ種を95%以上使うことが義務付けられています。
アジェンダ・アグラリア・グエリエリは5代続く農場。葡萄畑が45ヘクタール、麦畑が120ヘクタール、オリーブ畑を30ヘクタール所有しています。かつてのテヌータですね。
この『チェルソ』はテヌータで最初に葡萄を植えた「チェルソ・グエリエリ」に敬意を込めて名付けられたもの。最も樹齢の高い3ヘクタールの畑を通常より約1ヶ月収穫を遅らせて凝縮した特別なワインです。25%収量が落ちるそうです。この家のビアンケッロ・デル・メタウロ・スペリオーレ D.O.C.の最高級品なのです。
味わいはまず液体の濃さに予感されます(笑)。特に濃い白ワインにたまにみられる動物の汗のような香り(笑)。家内曰く『熊の香り(笑)?』コレだけで途方にくれるほど(笑)。
液体はハニーでとろとろ(笑)。長い余韻に時は止まります(笑)。圧倒的な広がり、龍角散やカリン、レモン等の柑橘類、白や黄色の花、オレンジや杏のような果肉。後味のハニーさには塩を降ったアーモンドの香ばしさ。
その様には心奪われます。
このビアンケッロ・デル・メタウロ D.O.C.は何度か飲みましたが、これほど記憶に残るものは初めてです。やはり尽力したワインこそ人の心を惹き付けますね(笑)。

えー、以上6本!
渾身のチョイスでございます(笑)。

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ラインナップなかなか決まりません

Feb 12, 2024 by weblogland |
今月末のマスキュー試飲会のラインナップなかなか決まりませんね(笑)。特にニューアイテムがほぼ全滅(笑)。いやいや笑い事ではありません(笑)。
そういうときはどうするか?
いつかは試飲会でやろうと隠しておいたアイテムを検討。そして以前試飲会で好評を博したアイテムのヴィンテージ違いの味わいを確認。要は引き出しの奥をごそごそする技でございます(笑)。そうすると選択肢は広がりますし、ワイン理解にも役に立つ。一石二鳥でございます(笑)。
もうそろそろラインナップを決めなくてはいけませんから、今日中くらいには目鼻をたてたいところ

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さあ、これで決まるかな?

Feb 12, 2024 by weblogland |
さあ、これで決まるかな?

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今月末2月23日、24日のマスキュー試飲会のラインナップです。
今月、かなりサンプル取り寄せて飛ばして来ましたが(笑)、だいぶ息切れ(笑)、物理的にもう無理(笑)。
最後の最後のサンプル試飲です。
向かって右端は定番のグラッソのバルバレスコ2014年。ヴィンテージが2012年から変わりました。期待出来るヴィンテージですから外すことはないかと(笑)。
真ん中と左端はバローロのエットーリ・ジェルマーノのランゲ・シャルドネ2021年とランゲ・ナシェッタ2020年です。
どちらもかつて飲んでおり、味わいは一級品(笑)。とは言え試飲会に出すには再度確認が必要です。なんてかこつけて我々は飲んでるとも言えるかな(笑)。
そう!
飲んで確認!
マスキューの使命なのです(笑)。

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桝久 試飲会リポート 前半

Jan 28, 2024 by weblogland |
昨日、一昨日とお寒いなかご来店ありがとうございました!

〇アンティカ オステリア N.V.  ビアンコ ガロフォリ イタリア マルケV.D.T. 白 750ml 1414円税込み
「おー!香りが良いですな(笑)。密度感…、香りに詰まった感じがしますね(笑)
。」
「そうそう。香りにコクがある。」
「あまーい香り(笑)。」
私「綿飴みたいですよね。ふっくらして甘い。ヴェルディッキオの特徴です(笑)。特にマルケ辺りの完熟したヴェルデェッキオらしい味わいかと。」
「後味にアーモンドみたいな余韻。心地好い(笑)。」
私「遅摘みしている特徴です。ハニーでもありますね(笑)。」
「このワイン、アルコール分はいかほどですか?」
私「なんと!12%です。ノン・ヴィンテージのブレンドしたワインなのですが、ブレンドの仕方は秀逸です。さすがガロフォリ!」
「すべてが程好いテーブル・ワインなんですね(笑)。」
「程好いけどランクの高い程好さ(笑)。」
「う~ん。ノン・ヴィンテージのブレンド物でこの仕上がりかぁ(笑)。逆に考えると
安定供給出来るから、レストランのテーブル・ワインにすると良いのだろうね(笑)
。」
「うんうん。ビストロでこのレベルの白ワインがテーブル・ワインとして出されたらお客は文句なしだね(笑)。」
「テーブル・ワインってこと大事だよね(笑)。テーブル・ワインがダメなレストランって最悪(笑)。」
「そりゃテーブル・ワインってエコノミーだから多くは望めないけど(笑)、いきなり水っぽい白ワイン出された日には、『水飲んだ方が賢明だった。』と後悔する(大爆笑)。」
家内「このワイン、ヴェルディッキオをメインにパッセリーナとトレビアーノを加えています。青リンゴのような酸はパッセリーナ由来だと思います。」
「あまーい香りのあとに青リンゴの香りがついてくる(笑)。」
「とても充実してる(笑)。コレ、本当にテーブル・ワインなんですか(笑)?」
「暖かみ、明るさ…。陽光たっぷり受けて育った葡萄(笑)。健康優良児(笑)。」
「品も良し!バランスが良いのだろうね(笑)。」
「レモンをたっぷり振りかけたアサリのボンゴレ食べたくなった(笑)。」
私「このワインでちょっとフランベすると更に良し!」
家内「カルボナーラにメロンを刻んでかけて…、このワイン飲んだら美味しいはず(笑)!」
「そっ、そんな贅沢を(笑)。してみたい(笑)!」
家内「実はこのワイン、鉄板の相性を示すのが大根です(笑)。しかも大根おろし!」
私「昨日の晩ごはんはぶりの照り焼き。もちろん大根おろしをたっぷり添えて。美味しかった。ワインのリンゴ酸と大根おろしのビタミンCがバッチリ合いました(笑)。」
家内「ポン酢正油に大根おろしをたっぷり入れれば無敵です(笑)。」
「あー!鍋にはイイ!」
「ワイン自体に旨味もあるから、鍋の旨味とも合うよね(笑)。」
「天つゆに大根おろし入れれば天ぷらも良さそう(笑)。紅葉おろし!」
「あ~~!それイイ(笑)!」

●アンティカ オステリア N.V.  ロッソ ガロフォリ イタリア マルケV.D.T. 赤 750ml 1414円税込み
「同じブランドの赤ですね(笑)。」
「おっ!しっかりしてる。しかも飲みやすい(笑)。」
「軽く飲めるけど決して薄くない。この点
白と共通してる(笑)。
「こなれている。樽熟成してるのかな?」
私「ちょっと樽のニュアンスありますよね
。とはいえ隠し味的な塩梅です(笑)。一部樽熟成したものをブレンドしているような感じですね(笑)。」
家内「抜栓直後より滑らかで飲みやすくなっています。翌日になるともっと美味しくなりますよ(笑)。」
「この赤も健全ですね(笑)。あと陽光をたっぷり浴びたイメージ(笑)。白と共通しますよね(笑)。」
「ともに変な雑味がないですよね。ホント健全なイメージ。」
「マスキューさんがよく『作り手の意識が同じ、違う』なんて言われますが、なんとなくそれが伝わりますよ(笑)。」
「真っ黒くなく(笑)、赤さもある…、う~ん、ベリー…、ストロベリーや小粒のプラムやら…。セパージュは?」
私「モンテプルチアーノ75%、サンジョヴェーゼ25%です。昔はもう少しサンジョヴェーゼの比率が高かったかな。その分飲みやすくなっています。昔はちょっと固かったように思います。」
家内「今よりもう少し飲み頃になるのに時間がかかりました。」
「今飲むととてもフレンドリー(笑)。過不足ない。」
これもテーブル・ワインとしては合格(笑)。クオリティー高いですよね。」
「洋食屋さん行って、ハンバーグやステーキ食べながらこの赤飲めたらイイ(笑)。」
「マスキューさん!このワイン昔扱っていたとブログに書いてありましたが、何故止めたのですか?」
私「たしか、扱い当初は1000円以下で販売しておりました。『G-ロッソ』というブランドで赤だけ売っていたように思います。とても固くて味が開くのにちょっと時間がかかるワインでした。それゆえ扱い難かったように記憶しています。もちろん例外にもれずこのワインもその後価格が上がりました。その結果フェイド・アウト(笑)。そして久しぶりに思い出しサンプルを取り寄せたところ、変わらず品質の高さを確認。しかも昔より飲みやすくなってました(笑)。」
家内「相対的にはお買い得(笑)。」
私「そんなこんなで扱い再開となりました(笑)。」
「あと、ガロフォリの名前が書いていない(笑)?」
私「そーなんです(笑)。このクオリティーならばガロフォリが深く関与してるはずですが(笑)。ご当人の名前がない。表だって販売していない(笑)。その理由も不明(笑)。」
家内「想像するに(笑)、名門故にネゴスに手を染めていることを隠すのかな(笑)?」
私「別に隠すようなことではないと思いますが(笑)。」
「そーですよね(笑)。ノン・ヴィンテージだって美味しければ良い!」
私「格は下がるが、クオリティーが高い方が良いと思うのですが…。ケチなマスキューには理解不能でございます(笑)。」

〇ラ・ヴィ・ピノ・グリージョ 2021年 ドメニイレ・サハテニ ルーマニア 白 デアル・マーレ・ムンテニアI.G. 750ml 1602円税込み
「おっ!マスキューさん定番のラヴィですね(笑)。ピノ・ノワールとロゼ沢山飲んでますよ(笑)。」
「ええと、これは白のピノ・グリージョですね。ピノ・ノワール→ピノ・ブラン→ピノ・グリージョの順番で変異したんですよね(笑)。」
家内「はい(笑)。ピノ・ブランの表皮が
灰色がかったのがピノ・グリージョです。ワインに若干色がつきます。味わいはピノ・ブランかな。」
「葡萄って変異しやすい。それが在地化して品種として確立するから面白いですよね(笑)。」
「あー。コクがあって美味しい!」
「香りは花…、白い花。旨味が凄い。最初のガロフォリも旨味たっぷりだったけど、それ以上。旨味がとろみになっている(笑)。」
「品が良い。飲み込んだ後まで美しい。」
「余韻が素晴らしい!長くて綺麗。ハニーでナッツィーなニュアンスが余韻の後半に出てくる。切れに繋がるし、その様は美しい(笑)。」
「全体にエキゾチックではなく、とても日本人好み(笑)。」
家内「バック・ラベルにsushiに合うと記載されてます(笑)。」
「へぇー!お寿司はグローバルだもんね(笑)。」
「酢飯にワインの酸が合うことを熟知してるんですな(笑)。さすが!」
私「スペインのリアス・バイシャスに似てます(笑)。あと日本産の高級ワインが目指す味わいですね(笑)。」
「私、ピノ・グリージョやブランが好きなのですが、後味が苦いものが多いのです。特に高級なドイツ産など…。どうしてでしょうね?」
私「高級なピノ・グリージョやブランは新樽で発酵・熟成させたりします。ちょっと樽の香りが過剰になると苦味となる場合がよく見受けられます。」
家内「リアス・バイシャスもとても高いランクのものは同様に新樽を使います。向いていないのですが(笑)。」
「葡萄の純粋なアロマを楽しむべき品種ですよね(笑)。賛成だな(笑)。」
「このワインの旨味ってちょっと麹っぽい。日本酒にも似てる。ワインだけでも楽しめるね(笑)。」
私「そーですよね(笑)。そうするとやはり味噌!白味噌に麹味噌の合わせ味噌→鍋
この方程式は鉄板(笑)。」
「牛タンに岩塩をふる、そしてたっぷりネギを乗せてレモンを搾ってかける。さっと炭火で焙ってこのワインを流し込みながら食す!コレでしょ!コレ!」
「このワイン、ペーストになった酒粕とはバリエーション豊かな楽しみ方がありますね。」
私「K先生!先日いただいた山形の大吟醸の酒粕こそそれです!」
家内「味噌仕立ての鍋に銀だら入れた日には倒れそうになりました(笑)。粕漬けにしても良さそう(笑)。銀だらを粕漬けにして下味をつけておけば完璧かな(笑)。」
K先生「そうそう(笑)。あれにアフガン・サフランで売っている干し葡萄を入れて好みで味醂や蜂蜜で味を整えるとレーズンバターみたいで美味しいですよ(笑)。バゲットに塗っても良いし。このワインとは合いますね。」
K先生「アフガンサフランの干し葡萄は油を使っていないから熱湯で洗う必要がない。美味しいですよ(笑)。」
私「よくご存知で!恐るべしK先生(笑)。
身近に達人発見です(笑)。」

※K先生は近所の歯科医院。マスキューでは4代に亘りお世話になっております(笑)。我が町の名医です。

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さあ、明日明後日はマスキュー試飲会です。

Jan 25, 2024 by weblogland |
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今日お客様がご来店くださいました。
お客様「マスキューさん、明日明後日は試飲会ですよね(笑)。ところで最後の2本はどうですか?気になりまして(笑)。」
私「ありがとうございます!ブログではあまり触れてませんが(笑)、『お・い・し・い』です(笑)。」
お客様「やはり、『お・い・し・い』ですか(笑)。グリニャンの方は練っとりしていて葡萄を噛ったような感じです。物凄くコスパが宜しいかと(笑)。」
お客様「ほっ、ほぉ~。で、スペインの2004年は?」
私「『お・い・ち・い』です(笑)。まだ古酒になってはいませんが、その手前。美しくいとおしい味わいです。リコルクもしてありパーフェクトです。」
お客様「『お・い・し・い』と『お・い・ち・い 』かぁ(笑)。試飲会の前ですが、それ両方ください(笑)。」
私「ありがとうございました!」

明日26日(金)は17~20時、明後日26日(土)は11~20時、いつも通りのスケジュールでございます。
ご来店お待ち申し上げます!

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今週末1月26日(金)、27日(土)のマスキュー試飲会のラインナップ並びました!

Jan 23, 2024 by weblogland |
昨日の晩に一気に作業終了(笑)。

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早速会議です(笑)。

私「今回はコスパに優れたラインナップになったね(笑)。何が足りなくなるかな?」
家内「う~ん。白かな?なかなかの自信作(笑)。2アイテムだけど甲乙つけがたい。」
私「最初のガロフォリの白はノン・ヴィンテージでしかもネゴス。でも異常に美味しいんだよね(笑)。しかも昔と変わらない味には驚かされた!」
家内「ガロフォリ自体元詰めにこだわる格の高い名門。きっと、特別な事情で作られているんだろうね。」
私「そーだよね。いろいろな絡みがあるんだろうね。あと、ラヴィのピノ・グリージョはいかにも冬向き。鍋にはぴったり(笑)。旨味たっぷりだから日本の冬の食卓には合うはず。心が暖まる(笑)。」
家内「サハティニってクオリティー高いよね(笑)。マスキューでは扱いは今回で4アイテム。」
私「へそ曲がりのマスキューが1生産者のワインを4アイテムも扱うのは異例(笑)。でもさあ、ピノ・グリージョの後のカベルネ・ソーヴィニヨンは難易度高いかも(笑)。」
家内「ちょっと経験したことのないカベルネだよね(笑)。」
私「味わいも、折り合いのつけ方も斬新。
逆に新奇過ぎて売れないかも(笑)?」
家内「それはそれで仕方ない(笑)。マスキューらしくてイイんじゃない(笑)。」
私「そっ、そっ。みんな驚くには違いないから、それが楽しみ(笑)。好き嫌いは別にして、売れる売れないも別にして、世界が広がるワインだよね(笑)。」
私・家内「ふふふ(笑)。」

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桝久 マスキュー試飲会のラインナップ決まりました!

Jan 23, 2024 by weblogland |
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アンティカ オステリア N.V.  ビアンコ ガロフォリ イタリア マルケV.D.T. 白 750ml 1414円税込み

久しぶりのアンティカ・オステリア・ビアンコの入荷です。ちょっと調べたのですが、10年以上前に扱っていたような(笑)。近年質の高いデイリー・ワインが無く、またまたカタログを物色した際、このワインを発見思い出しました(笑)。どんなものだかサンプルを取り寄せると、10年以上前の味わいを彷彿(笑)。昨日の晩御飯何を食べたか忘れる私でございますが(笑)、不思議とワインに関しては覚えています(笑)。あの当時と比べるとさすがにお値段はちょっと上がりましたが、質実な味わいは変わりません。ガロフォリの矜持を垣間見るおもいでございます
(笑)。
セパージュはヴェルデッキオ50%、パッセリーナ約25%、トレビアーノ約25%と、かつてから若干変わってはおりますが、綿飴のようなふっくらした甘いニュアンスは変わらないヴェルデッキオの特徴。暖かい産地にありがちな緩さは無く
引き締まった大きさがあります。力があって濃くてクリア。ハニーでナッツィな後口は自然で心地よい。しかもアルコール分が12%で仕上がっているのは、さすが『神ガロフォリ』。
でもですね(笑)、このワイン少し曰くがありまして、ラベルにガロフォリの名前がありません(笑)。生産者の名前はバック・ラベルに小さく『カンティーナ・ディ・カステルフィダルド』と書いてあります。ガロフォリのホームページのラインナップにも載っていません(笑)。実際には買い酒で作っているものとか。名門ガロフォリの名前が出せない諸般の理由がありそうです(笑)。とはいえこの変わらぬクオリティーですから、単純な私には理解出来ません(笑)。ノン・ヴィンテージの買い酒のテーブル・ワインを作ることは内緒内緒のようです(笑)。





かつての記述

『神』ガロフォリが造るデイリー・ユースのテーブル・ワインです。

以前『Gビアンコ銘柄』でリリースしていたもののリニューアル(笑)。

ノン・ヴィンテージですし、味は普通な第一印象(笑)。でもですね(笑)、抜栓してから徐々に旨くなる。この点、赤と共通してますね(笑)。最初少し苦みを感じますが、何時のまにやらその苦みは消失(笑)。トレビアーノ85%、ヴェルディッキオ15%のセパージュ。ヴェルディッキオの比率を抑えることで癖のない万人受けするスタイルを意図したのかな(笑)。あとコストも抑えたのかな(笑)。ワインに本来的な厚みがありますから、口中の満足感は高く。オリーブオイルやトマト等との相性もバッチリ。コスト・パフォーマンス高し!

よく見かけるシャバ、シャバなデイリーの白とは違うことは受け合いますが(笑)、期待し過ぎないようお願いいたします(笑)。何てったってこの価格(笑)。

アンティカ オステリア N.V.  ロッソ ガロフォリ イタリア マルケV.D.T. 赤 750ml 1414円税込み

久しぶりのアンティカ・オステリア・ロッソの入荷です。ちょっと調べたのですが、10年以上前に扱っていたような(笑)。
近年質の高いデイリー・ワインが無く、またまたカタログを物色した際、このワインを発見思い出しました(笑)。どんなものだかサンプルを取り寄せると
、10年以上前の味わいを彷彿(笑)。昨日の晩御飯何を食べたか忘れる私でございますが(笑)、不思議とワインに関しては覚えています(笑)。あの当時と比べるとさすがにお値段はちょっと上がりましたが、質実な味わいは変わりません。ガロフォリの矜持を垣間見るおもいでございます
(笑)。
セパージュはモンテプルチアーノ75%、サンジョヴェーゼ25%。基本変わらない
組み合わせです(笑)。モンテプルチアーノの比率が少し増したかな。以前より飲みやすくなった印象です。
アルコール分は13%とマルケの赤としては控え目なのですが、このワインとしては最適。品の良い飲みやすさは相変わらず(笑)。張りがあり明るくクリアでキメ細やか。マルケのモンテプルチアーノらしいストロベリーと、サンジョヴェーゼのオレンジのニュアンスがしっかり。口中いっぱいに広がります(笑)。サンジョヴェーゼの硬質感を残すのはガロフォリの変わらぬ流儀。
う~ん。
さすがです。
抜栓後時間が経過してからの伸びを知ると品質の高さ、ガロフォリの力量が解ります(笑)。

でもですね(笑)、このワイン少し曰くがありまして、ラベルにガロフォリの名前がありません(笑)。生産者の名前はバック・ラベルに小さく『カンティーナ・ディ・カステルフィダルド』と書いてあります。ガロフォリのホームページのラインナップにも載っていません(笑)。実際には買い酒で作っているものとか。名門ガロフォリの名前が出せない諸般の理由がありそうです(笑)。とはいえこの変わらぬクオリティーですから、単純な私には理解出来ません(笑)。ノン・ヴィンテージの買い酒のテーブル・ワインを作ることは内緒内緒のようです(笑)。


ラ・ヴィ・ピノ・グリージョ 2021年 ドメニイレ・サハテニ ルーマニア 白 デアル・マーレ・ムンテニアI.G. 750ml 1602円税込み

国土のほとんどでワイン生産が行われているルーマニアは大きく7の生産地方に別れます。そのなかに37のD.O.C. (EU 法のA.O.C.)と12のI.G. (EU 法のI.G.P. )が制定されています。

このドメニイレ・サハテニ(インポーターさんの資料ですとドメーニレ・サハティーニですがヒュー・ジョンソンの『ポケット・ワイン・ブック』の表記を優先します)は2003年に女性醸造家アウレリア・ヴィシネスクさんにより創業。

ワインナリーはブカレストの北ムンテニア地方のデアル・マーレ地域のミジル村にあります。畑はカルパティア山脈の南の緩傾斜の平原。いかにも日照に恵まれ、水捌けの良い好立地。実際、緯度はフランスのローヌと同じ、気候はブルゴーニュに似ているとか。

マスキューの定番はピノ・ノワールとロゼ。品質が高くロング・セラーとなっております。香りの抽出と葡萄自体の良さが伺えるものとして好評いただいております。
これはデアル・マーレ地区の7ヘクタールの畑で栽培しているピノ・グリージョで作った白。若干ピンクがかっており気持ちが春めく(笑)。
香りは白い花を連想する爽やかなもの。フローラルで厚みがあり出汁のような旨味がたっぷり感じられます。チャーミングな酸が心地好く満足のいく上質なフレンドリーさ。サハテニ共通のスタイルですね(笑)。
ライムや桃などの柑橘類はあくまでも明瞭ででしゃばらない。しっかりとしたボディとの折り合いが良く、心地よい粘り・トロミは果実の凝縮感由来。甘味に旨味が伴っており飲むと引き込まれます(笑)。後味のハニーでアーモンドのようなニュアンスは余韻が美しく切れていく様
を演出しています。

あと、バック・ラベルに英語でsushiに合うと記載されています(笑)。
参った!
1本取られました(笑)。

時代は確実に変わってゆくのを実感しました(笑)。


ラ・ヴィ カベルネ・ソーヴィニヨン 2019年 ドメニイレ・サハテニ I.G.デアル・マーレ・ムンテニア 750ml 1602円税込み

これはなんとカベルネ・ソーヴィニヨン
。10月上旬に収穫された葡萄をステンレスタンク内で、27-28度の温度で7日間発酵させます。マロラクティック発酵もステンレスタンクで実施。フランス産オークで2ヶ月間熟成させてからボトリングされます。
味わいはオリジナリティ溢れるカベルネ・ソーヴィニヨン(笑)。
フレッシュで明瞭なブラック・チェリー!赤さ明るさも伴うもの。カベルネ・ソーヴィニヨンが一般にイメージされるカシスの黒い味わいとは一風変わっています。とはいえ紛れもないカベルネ・ソーヴィニヨン(笑)。中近東を思い浮かべるエキゾチックなスパイスのニュアンスはワインに良いアクセントを与えています。
ちょっと驚きました。
液体自体無理な抽出もしていませんし、実際醸しの期間は7日と極めて短いのですが、旨味とタンニンのバランスが良い。軽めの抽出なのですが、それがこのワインの肝ですね(笑)。ブルゴーニュのピノ・ノワールだって2週間ほどは醸します。カベルネ・ソーヴィニヨンの明瞭な果実味を表現したかった?通例カベルネ・ソーヴィニヨンは3~4週間の醸しをして濃さをしっかり出します。ですからこのカベルネ・ソーヴィニヨンは従来のカベルネ・ソーヴィニヨンのワインとはアプローチが違います!あとサハティニのワインはアルコール分は押さえ目で大体12.5%位なのですが、このワインは14%と異例。しかもアルコール感を感じません。本来晩熟成のカベルネ・ソーヴィニヨンらしい酸があるので、軽い抽出でもしっかりしている訳です(
笑)。2019年ヴィンテージでも全然落ちないのはそれゆえ。ユニークで実直な意思を感じます。


グリニャン・レ・ザデマール キュヴェ『エミリアーヌ』2018年 ドメーヌ・サン・リュック 赤 フランス ローヌ グリニャン・レ・ザデマールA.C. 750ml 2168円税込み

マスキューの定番のローヌ、ドメーヌ・サン・リュックの最上位銘柄キュヴェ『エミリアーヌ』2018年です。
最上位と言っても通常の『トラディション』のもっとも良いパーセルのみで作ったもの。セパージュも醸造法も『トラディション』とは同じですが、不思議なことにより美味しい(笑)。全体に一回り以上美味しく深くパワフル。タンニンと旨味が高濃度でシンクロしてますから、飲みやすい(笑)。果実味は黒いには黒いけれど明るさがある。ローヌの優良なグルナッシュの雰囲気なのです。葡萄を噛っているような旨さがあるのです(笑)。濃さ故かトリュフや醤油のようなニュアンスに程好いスパイシーさが加わります。ワイン自体が磨かれていて濁りを感じません。上物のローヌ・ヴィラージュでございます(笑)。

作りの過程で、熟成期間が1年ほど長いのが違う点。セメント・タンクで2年間熟成させてから瓶詰めしています。
スタンダードの『トラディション』はこの価格帯では異例のフル・ボディの人気アイテムですから、このキュヴェ『エミリアーヌ』は出色の出来映えと出色のコスト・パフォーマンスとなっております(笑)。




『トラディション』2021年の記述

皆さん!

この原産地名グリニャン・レ・ザデマールA.C.ご存知でしたか?

実はもともとコトー・デュ・トリカスタンと呼ばれたA.O.C.です。2008~2009年にかけて近隣の原発で事故があり風評被害を受けました。そのため原産地名を変更いたしました。

日本の福島を思い起こされます。ちょっと悲しくなります。

生産者は風評被害をはねのけるために品質と安全に尽力するしかありません。そしてこのワインにはそれがあります。基本セパージュはシラー60%、グルナッシュ40%の王道のコート・デュ・ローヌなのですが、とても充実した味わい。ワイン濃度由来の甘さは優しく伸びやか、ローヌらしいガリーク由来のハーブやスパイスの香りは食欲を誘います(笑)。グルナッシュ由来のチョコレートの香りは心地よく。シラー由来の赤や黒のベリーの果実味はリッチ。あまり余計なことをしないで作られた自然な折り合いの良い味わい。葡萄もともとの濃さでバランスを取るクラシックなスタイル。木樽は全く使いませんから誤魔化しがないのです。

このドメーヌは設立が古くはありませんが、優良ドメーヌとして常にアペラシオンのトップ生産者として注目され続けています。原発事故がなければ確たる名声を獲得し不動のスター生産者となっていたはずです。ワイナリーが何度も転売されることもなかったと思います。そんな困難な中、高く品質を評価され続ける努力には頭が下がります。

かつてこの地のワインは元詰め品が少なくネゴシアンものが多かったのですが、20年ほど前にこのサン・リュックのワインを飲んだ時の印象を思い出しました(笑)。変わらず美味しいのです(笑)。ワン・ランク上の味わいなのです。


以下インポーターさん資料より(一部岡本補追)

ドメーヌ・サン・リュックは、ローヌ川の左岸に広がる南ローヌ最北端のAOCグリニャン・レ・ザデマール内のラ・ボーム・ド・トランシ村にあります。ここはグルナッシュが栽培できる北限といわれ、気候的にはよりシラーに向くといわれています。強いミストラル(南仏独特の北風)の影響で雲が少なく、空気が乾燥するため病気のリスクも少なく、自然な葡萄栽培には理想的な環境です。 ドメーヌ・サン・リュックは1977年にコルニヨン家によって創業され最初の葡萄が植えられました。コルニヨン家では後継者がいなかったため2006年にアニスリキュールで有名なペルノ・ディスティラリ家出身のエノロジストであるステファン・エマール氏がワイナリーを取得。しかしステファン氏も2016年、後継者問題でドメーヌの売却を決意。2016年7月
よりパスティスで有名なジャノ・ディスティラリ(Janot)を所有するムニエ家のオリヴィエ氏によって引き継がれました。オリヴィエ氏もエノロジストで2016年ヴィンテージまではステファン氏と共に醸造する予定です。 現在はグリニャン・レ・ザデマールに13ha、コート・デュ・ローヌに12haで計25haを所有します。葡萄栽培に農薬は使わず、皮付きの野生酵母にて自然発酵させます。

大きな石が覆う砂質粘土の5.6haの畑。ギヨーで仕立てられた葡萄樹は樹齢約45年で40hl/haの低収穫。収穫後除梗、破砕しセメントタンクで自然発酵させます。発酵温度27~29℃で約15日程度の醸しを行い、セメントタンクで約1年熟成後瓶詰をします。

フルボディで濃厚、驚くほど果実味にあふれていてボリュームあるワインです


●エルミータ・デ・サン・ロレンソ グラン・レゼルバ アルティーガ・フステル 2004年 赤 スペイン カンポ・デ・ボルハD.O. 750ml 2828円税込み

ニューヨークの高級レストラン「オレオール」でチーフ・ソムリエを努めたスペイン人、マルティー・ケール氏が、「飲む人のニーズに合ったリーズナブルで高品質なワイン造り」を目指して2002年に設立したワイナリー。マスキューの定番のエルミータ・デ・サン・ロレンツォとティエラ・セレナの供給元と言えばご安心かと(笑)。


このワイン スペイン アラゴンのカンポ・デ・ボルハD.O.のワイン。地図で見るとナバラのすぐ南端にありますが、ナバラとは違う生産地域です。

セパージュはガルナッチャ60%、カベルネ・ソーヴィニヨン40%。ステンレス・タンクでマロラクティック醗酵まで完了した後、オーク樽熟成60カ月(225L、新樽50%、フレンチオーク75%、アメリカンオーク25%)、そして瓶熟156カ月以上してからリリース。
いつもならバリック→大樽の熟成→瓶熟成のパターンですが、バリック→瓶熟成のパターン。この2004年はバリックのみの樽熟成していますから通常のヴィンテージのものよりパワーがありますね(笑)。しかも新樽比率は50%とはいえ5年バリックで熟成させるとは!
絶句しました(笑)。だってボルドーでも最長2年程度のバリック樽熟成ですからね。気が狂ったか?耳を疑いました(笑)。

まず抜栓直後はバリックの香り(笑)。でもですね、中から果実味がじわりじわりと出てきて樽香を圧倒(笑)。ワインの色は古さがなくグラスのエッジを見てもそう。見た目から2004年ヴィンテージとは思えません。古酒らしさは微塵もない(笑)。とはいえ完全に一度目のピークに入っています。ワイン自体の過剰なタンニンは無く強く美しいタンニンとプラム系のみっちりした果実味のハーモニーに陶酔してしまいます。このワインは基本ミディアム・ボディと称されますが、2004年は完全にフル・ボディ。いつものように熟成に大樽とバリックを併用しないバリック熟成のみの熟成が可能な特殊なヴィンテージなのですね。生産者の先を見る力量に驚かされます(笑)。あと長い瓶熟成期間。通例樽熟成より瓶熟成の方が熟成スピードは早い。こ
のワインは156ヶ月 13年もの時間をかけています。かつてのスペイン・ワインにはセラーで忘れちゃったようなワインがありましたが(笑)、それを思い出しました。もちろんこの2004年ヴィンテージは定期的にワインを確認しながら熟成させた結果13年の熟成を要した訳ですが。今まで飲んだエルミタのグラン・レゼルバの中でも出色の出来映えだと思います。

しかも出荷前にリコルクする念の入れよう!それゆえか還元臭も気になりませんし澱もほとんどありません。あと数年セラーに寝かせてみるも良しなのです(笑)。

手の届く価格でこんなワインを飲めることに感謝(笑)!

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1月のマスキュー試飲会は1月26日(金)、27日(土)

Jan 17, 2024 by weblogland |
今月1月のマスキュー試飲会は1月26日(金)、27日(土)となります。
でもですね、まだラインナップが決まっていません!
今日からサンプルが届き始めましたが、焦る(笑)。何本か候補があったのでスローペース。ところが候補が数不足になったりしたので慌てております(笑)。
まあ、いつものことですが(笑)、試飲するにしてもじっくり1本丸々飲まなければそのワインのことは解りません。嬉し、苦しい週末を過ごすこと確定でございます(笑)。とりあえず今晩の我が家の食卓では、4本のワインを開けることになっております。
あ~あ、辛い(笑)。と言っても誰も信用はしてくれないかな(笑)?もっとも不味いワインが食卓に10本も並んだ日にはホント辛いんですよ(笑)。

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試飲会でジュ・ド・レザン2023年は出さないのですか?

Dec 20, 2023 by weblogland |
「マスキューさん!今度の試飲会でジュ・ド・レザン2023年は出さないのですか?」

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私「左様で…。ちょっと数に余裕がなくなりそうなものでして…。」

「それは残念!今年はどんな味ですか?」

私「甘いには甘いのですが、甘さが突出しないバランスの取れた作柄かと。温暖化が進む昨今、ジュ・ド・レザンも例外なく甘さが増しておりますが、輸入当初の味わいを思い出しました(笑)。」

家内「涼しかったと言うより、バランスが良い感じです。いつもよりさらっとしたイメージかな?もちろん甘いには甘いのですが(笑)。」

私「強すぎないのかな。」

家内「お子さんには強すぎて飲みにくい作柄の年とはちょっと違うかな。」

「わっかりました(笑)!」

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ラインナップ並びました!

Dec 20, 2023 by weblogland |
今年最後のマスキュー試飲会のラインナップ並びました!

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今週末22日(金)・23日(土)ですから通常より1週間早いので、いつも以上にバタバタでした(笑)。
でもまあ、どうにかこうにか並びました!
家内と作戦会議です(笑)。
私「今回問題は2、3番手のロス・コンドスの赤と白だよね。どっちを先にすべきか?」
家内「本来は白→赤の順番なんだけど…。そのあとの4番手からが強烈(笑)。初っぱなのアプリコット・ジュースもかなりしっかりしてるから、後のワインが生半可だとワインが霞むしね(笑)。」
私「4番手のアエリスからいきなりギア・アップだからね(笑)。かといってロス・コンドスの赤を4番手にして最後赤3本にするのは簡単なんだけどね…。」
家内「アエリスとヴィオレットの間にロス・コンドスの赤をいれるとギャップは出来るしねぇ。どうしたもんだか…。」
私「アエリスの前にロス・コンドスの白を入れるのが一番自然な流れかな?」

悩みは尽きない(笑)。

ひょっとして当日変更があるかも?

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今年最後12月のマスキュー試飲会のラインナップ決まりました!

Dec 16, 2023 by weblogland |
今年最後12月のマスキュー試飲会のラインナップ決まりました!

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今月はいつもの最終週の(金)(土)ではなく
、22日(金)・23日(土)に執り行います!だって最終週だと29・30日、ちょっと無理(笑)。
お時間はいつも通り
12月22日(金) 17~20時
12月23日(土) 11~20時
土曜日のお昼前後はすいていますが、日が沈んでから夕方は混雑の予感でございます。行き届かない折はお許しを!

◎ネクター・ダブリコ 2023年 フィディーヌ・フルーツ社 フランス ローヌ アプリコット・ジュース 1000ml 1,805円税込み

マスキューの定番アイテムとしてご好評いただいておりますネクター・ダブリコの入荷です!

ローヌ渓谷の斜面に1942年に設立された家族経営の小さな果樹園。現当主マリオン・シルーズさんにより2010年にフィディーヌ・フルーツ社と会社組織になりました。
基本添加物のない自然なものでH.V.E認証レベル3の環境に配慮した工程で作られたもの。ベルジュバル種の健全なアプリコットに加えられるのは水と果汁同等の糖分のみ。酸化防止剤や保存料などは一切加えておりません。


アプリコット自体が濃いため100%で造るとペーストになってしまいますので、ジュースにするには加工が必要です。水と砂糖を加える必要があります。水を加え飲みやすい濃度にして、酸味が突出しない程度に砂糖を加えます。加工は衛生認可を持つ専業業者に委託しますから、変に経済性を優先して過剰な加工を加えていない点にこのネクター・ダブリコの良さがあります。濃さと飲みやすさの融和点が非常に高いのです。

ジュース1本あたり600~700グラムのアプリコットが使われている自然な味わいに驚くのみなのです。通常のアプリコットジュースとは味わいも違うし、そもそも造る思想が違うような気がします。

単に渇きを癒すジュースと言うより、エネルギーを補給するために飲むジュースなのです。

近い味わいのものを思い浮かべるなら『狼の桃』。北海道で造られる稀少なトマトジュースです。あれのアプリコット版かな(笑)。

家内に言わせると、「少し青臭さがあってとても自然。料理に使える。まず香りの素晴らしさにビックリ(笑)。特別甘くもなく酸っぱくもなくバランスが完璧。いかにも体に良さそう(笑)。病み上がりの方にお見舞いで持って行きたいね(笑)。」

※ほとんど濾過もしていませんから、果肉の繊維質が沈澱しますので良く瓶を振ってからお飲みください。


〇ロス・コンデス 2022年 ラモン・ロケッタ

スペイン カタルーニャD.O. 白 750ml

スペイン、カタロニアの白。造り手は定評のあるラモン・ロケッタ。『ロス・コンデス』という銘柄なのですが、日本の某有名スペイン・レストラン専用のものです(笑)。マカベオ・シャルドネ半々の組み合わせです。。某レストランのハウス・ワインとして扱うだけあって、誰が飲んでも文句は出ない安全運転な味わい(笑)。でもですね(笑)、ラモン・ロケッタの得意技マカベオとシャルドネのハーフ・ハーフ。2020年ヴィンテージとまだ若いのですが、コクとフレッシュさでバランスをとっています。レストランがどういう意図でハウス・ワインとして採用したかに思い至るお勉強のワインでございます(笑)。
ただ入荷当初はまだ開いておらず、飲みやすさ優先と思っておりましたところ(笑)、最近ちょっとディテイルがハッキリしてきました。シャルドネのバターのニュアンスとマカベオのコクが上手くマッチング(笑)。
さすがラモン・ロケッタ!
以前飲んだマカベオ・シャルドネをちょっと思い出しましたのでその時の感想を
引っ張り出しました(笑)。あの時ほどの濃さではないかな(笑)?


2008年12月のマスキュー・ブログより

在来種マカベオとシャルドネ半々の割合でつくられたこの割合に意味があるのです。
上等なシャルドネにあるバターのような香り、柑橘類の爽やかな香りとがエキゾチックでありながら、深いのです。
そして、酸が十分にありミネラル感があるので全体の構成がしっかりがっちりしています。(ちょっとカナイリに似ていますか?)
ニンニクやバターを使ったソースには抜群に相性がいいです。
エスカルゴバターや雲丹やからすみなどに最適ですね。
まるで食べ物とのマリアージュまで計算してつくったかのようなワインです。
いままでのスペインワインとは明らかに設計図が違っているかのようです。
ましてやこの価格ですから、是非お試しを!


●ロス・コンデス 赤 2022年 ラモン・ロケッタ スペイン カタルーニャD.O. 赤 750ml 1130円税込み

スペイン、カタロニアの赤。造り手は定評のあるラモン・ロケッタ。『ロス・コンデス』という銘柄なのですが、日本の某有名スペイン・レストラン専用のものです(笑)。テンプラリーニョ100%の直球勝負(笑)。ベリー系の赤い果実がとてもフレッシュでチャーミング。杏子やプラム等の中粒の赤い果実のニュアンスです。
某レストランのハウス・ワインとして扱うだけあって、誰が飲んでも文句は出ない安全運転な味わい(笑)。フレンドリーな味わいはいかにもスペイン(笑)。明るくて健全、ちょっとワインを知ってるかたなら『テンプラリーニョって良いよね(笑)。』と言うはず!

マスキューはラモン・ロケッタのファンでして(笑)、特にシャルドネとマカベオ半々の白が大好き(笑)。オリジナリティーと品質の高さに魅了されておりました(笑)。
これは赤、ワイン価格が高騰する昨今、美味しいデイリーな味わいは貴重でございます(笑)。そんなこんなで今回マスキュー試飲会で満を持してのデビューとなりました(笑)。
リリースしたばかりなのですが、すぐに全開(笑)。当初はとても軽く感じますが、時間の経過とともに本来的な質感が増します。タンニンをしっかり感じられますから、やはりもともとの良さがあります。
ラモン・ロケッタはバルセロナが本拠地ですが、それだけでは足りず(笑)カタルーニャに広く畑を所有しております。それゆえかこのワインはカタルーニャD.O.となっております。ただしそれは自社畑にこだわるからです。大きくなればなるほどネゴス色が強くなるワイン業界ですが(笑)、あくまで自社畑にこだわる理由が飲むと解るのです。単なる買い酒の安物ワインとは違うのです(笑)。


〇コート・デュ・ローヌ・ブラン 『アエリス』 2022年 シャトー・ド・バスケ
南フランス 白 750ml 2,042円税込み

ふっくらしていて美味しい!
桃や梨、メロン、トロピカル・フルーツ等の果実が綺麗にしかも塩梅良く充実(笑)。とてもフレンドリーで品が良い。セパージュの性格の折り合いがとても良いのです。南フランスの白は濃度感を上げるとセパージュの癖が出やすいのですが、それがない。インポーターさんの資料を見て納得(笑)。収量の低いクローンの採用と混醸が秘訣のようです(笑)。ただルーサンヌ、マルサンヌだけならともかくヴィオニエも均等の量で混醸することはちょっと特殊。おそらくヴィオニエの完熟に合わせて他の品種を収穫していると思います。アルコール分が13%で収まっているのにも好感(笑)。きっと特殊なテロワールがあるのでしょう。
パワーに頼らない自然な仕上がりは心に届きます。美しい余韻に惹かれます。



以下インポーターさん資料より

ドメーヌ・ド・バステは南ローヌ、シャトーヌフデュパプより約北西に10kmほどのところにあるサブラン(Sabran)村にあります。シャトー・バステ自体は17世紀頃から設立され、他家により養蚕農業そして酪農業として営まれていました。ワイナリーとしては現当主のジュリー・オーベール氏(4代目)の曾祖父で当時リヨンでレストラン業を営んでいたジャン・オーベール氏により1930年代に買われ、ドメーヌ・ド・バステとして設立。 現当主のジュリー氏のパートナーのニコラ・リシャルム氏の父はコルシカ島でビオディナミ栽培のワインを造ってきた経験もあり、1997年から20年以上にわたりその経験則を活かしビオディナミ栽培を実践し、収量の少ないクローン種に切り替え、自分たちの土地に合う方法を採用する研究を重ねてきました。現在
の畑の面積は62ヘクタールを所有するに至ります。

「風」を意味する「アエリス」。いつまでも続く心地良さと余韻が印象的な白ワイン
土壌は粘土とシリス(珪砂・主に石英粒からなる砂)。完熟したマルサンヌ、ルーサンヌ、ヴィオニエを摘み取り、除梗して同じステンレスタンクで温度調整をしながら20日間発酵します(混醸)。マンゴーの香りが印象的で、余韻にミネラルを感じながら香りがいつまでも残ります。アッサンブラージュではなく、3種類の品種を同時に最初から醸しているので、まとまりとバランスが取れた味わいです。

南国系果実と柑橘の香りで、口に含むといつまでも長い余韻が感じられます。混醸のため、全体的にしっかり馴染んだ味わいです。



●キュヴェ・ヴィオレット 2020年 ル・ヴァン・ド・ブレーズ フランス コート・デュ・ローヌA.O.P. 赤 750ml 3300円税込み

このワイン、『ヴァン・メソッド・ナチュール』の認証を受けたもの。飲んだ第一印象はドメーヌ・ザコルの『ランデヴー』に似ている(笑)!とても香り高く、いつまでも赤いベリー系の香りに魅了されます。ピノ・ノワール的でもある。しかも旨味は膨大、タンニンも膨大なのですが、ワイン自体は『酸』が優先しており、揺るがない香りが秀でているスタイル。丁寧で無理を感じないけれど、最大限の尽力を感じます。
セパージュはグルナッシュ40%、サンソー30%、カリニャン30%。いわゆるローヌ・ブレンドではなく、サンソー、カリニャンの明瞭な赤い果実味を意識してますね(笑)。とはいえとても折り合いが良くすべてが渾然一体でとても個性的で癒されます。とても美しいのです(笑)。混植・混醸と聞いて納得(笑)。しかも収量はグラン・クリュ並みのようです。唸ってしまいました(笑)。
畑は地元サン・セシル・レ・ヴィーニュ村の粘土質土壌の1ha。1958年植樹ですから、私より1歳年上の御年65歳(笑)。やはり年を重ねることで葡萄樹は良くなる。あやかりたいものです(笑)。
第一印象は、このワイン全房発酵かと思いました。調べると70%除梗してるとか。
う~ん。
いわゆる、今風の酸のないワインを一部全房発酵することでP.H.を下げて酸度をあげる発想ではなく、強い酸を鎮めるために除梗してバランスを取る発想かと(笑)。
あと、プレスを感じないほど緩いプレスなのと相まって、早く飲める仕上がりとなっているようです。アルコール分は13.5%と無理に遅摘みしないのも意図。
明瞭な果実味をいかに抽出するか。これが眼目のワインかと。
ステンレスタンクで発酵後、9ヶ月間熟成。木樽は使いません。ビン詰め時にのみ極少量のSO2を使用。基本自然に任せるワイン作りを達成。葡萄自体の収量を落とすことで根元的な生命力を獲得した訳です。
さすが『ヴァン・メソッド・ナチュール』!しかもビオ・ビオしてないところに感嘆!
ちなみにこの2020年ヴィンテージは1790本のみの生産となっております。

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以下インポーターさん資料より(一部岡本加筆)

コート・デュ・ローヌ地方、ケランヌ村の西に接するサント・セシル・レ・ヴィーニュ村に1910年から続くぶどう栽培家の家系です。長らく協同組合に加盟していましたが、2014年に5代目ステファニー・ルーニョンが脱退して自家ドメーヌを興し、自社ビン詰めを開始しました。同2014年から直ちにビオロジック栽培を開始し、2021年にビオディナミに移行しました。
 「昔から環境保全に関心を持っており、食べるものもナチュナルなものを志向していましたので、自然にビオロジック栽培をはじめました。数年後のある秋の日、いつものように収穫前のぶどうを食べたところ、あまりの美味しさに感動して泣いてしまい、この美味しさをそのまま伝えたいと思ったことがヴァン・ナチュールを造るきっかけになりました」。
 2021年には、フランス農務省やINAO等のフランス当局が10年の歳月を経てヴァン・ナチュールを公式に定義・認可した「Vin méthode Nature」にも加盟しました。「ビオロジック栽培やビオディナミは良い畑の証明書。「VmN」は良い醸造の証明書と感じたので加盟しました」。
 癒されるようにやわらかく、フルーティーでジューシーな果実味に溢れた彼女の作品はとりわけ欧米各国のレストランで愛されており、サステナブルな美食を提唱してガストロノミー界に大きな影響を与え続けているシモン・ローガンが運営するイギリス・ミシュラン3つ星「l’Enclume」などのワインリストを飾っています。
 「ラベルの男性は、私のひいひいおじいちゃんのブレーズ・グラニエです。(不良のあんちゃんではありません。)1851年に生まれた彼は、20歳の時パリに出てワイン商になりました。1904年に、トマトやメロン、オリーブ、養蚕などの園芸農業を営んでいた父親が逝去したため村に戻って跡を継ぎました。そして1910年、はじめてのぶどう樹を植えました。ひいひいおじいちゃんは、今日ぶどう栽培家として生きている私たちのルーツであり、いつも誇りに思っています。右手に持っている鍵で、子孫にぶどう栽培の扉を開けてくれたことに深く感謝して、ドメーヌ名も「ル・ヴァン・ド・ブレーズ(ブレーズのワイン)」と名付けました。このぶどう畑を今は私が大事に運営して、子供たちやその子供たちに紡いでいきます」。

ちなみに私のひいひいおじいちゃんは善蔵さん。天保年間に綱島で生まれたお百姓。裏山に氷室を作って夏場江戸に売りに行ったそうな(笑)。



●ヴィーノ・ノビレ・ディ・モンテプルチアーノ 2014年 アジェンダ・カサーレ・ダヴィッディ イタリア トスカーナ 赤 D.O.C.G. 750ml 3,980円税込み

美しい!

このアジェンダ・カサーレ・ダヴィッディは19世紀初頭に設立され、モンテプルチアーノのグラッチャノ村、ヴァリアノ村、アッバディーア村、アクアヴィーヴァ村に計20ヘクタールの畑を所有しています。メインはもちろんヴィーノ・ノビレ(笑)。それと重なるキャンティ・コッリ・セネージ。(笑)。

以前マスキューで大人気を博したイル・ボスコ2015年の親玉と言えば皆さんピンとくるかな(笑)。あれはそれらの若木で造ったもの。プライドがありますからヴィーノ・ロッソでリリースしていましたね(笑)。

美味しさに美しさがあるのがヴィーノ・ノビレの証。ひたすらエレガント。飲むと時間を忘れるほどなのです。ヴィンテージ的にもちょうど飲み頃に入ったところですから、堪能できます(笑)。ブルネッロと同じ品種ながら違う顔。不思議と言えば不思議ですね(笑)。
在庫限りの限定特価での販売となります!



以上6本!
他、サブリミナル数本(笑)。

皆様のお越しお待ち申し上げます。

桝久商店 岡本利秋・昭子

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ちょっとマスキューには高級過ぎました

Dec 06, 2023 by weblogland |
昨日の試飲会は適当なものがありませんでした。ちょっとマスキューには高級過ぎました(笑)。残念!
そんなこんなで今日取り寄せたサンプル15本のティスティング。数打てば当たるはず(笑)!もちろん狙いを定めて取り寄せたサンプル。お金もかかっておりますから、ここはなんとか決めたいところが本音です(笑)。でもですね、あえなく轟沈(笑)。壊滅しました。笑ってますが笑えません(笑)。
家内「『良いワインは一口飲めば解る!ワインの良いところを探しているようではダメ!』、『良いプレーヤーは一目見て分かる。』エースを狙えのパクり(笑)。」
私「最近冴えてるから何かあったのかと心配してたんだけど(笑)、そんな必要なかったかな(笑)。」
Kさん「確かに美味しいワインって一口飲んだだけ 香りを嗅いだだけで引き込まれますな(笑)。考えることなく引き込まる(笑)。」
私「先日のアレ良かったでしょう(笑)?」
Kさん「うん(笑)。アレ良かった。引き込まれました(笑)。」

アレ以外どうしましょう(笑)?

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12月のマスキュー試飲会は22、23日

Dec 06, 2023 by weblogland |
今月12月のマスキュー試飲会は22、23日といつもよりちょっと早い(笑)。だって最終の金、土曜日は29、30日。そりゃ無理です(笑)。ですから今、試飲会のラインナップ探しにやっきになっています。ちなみに我が家の食卓には飲みかけのワインが10本並んでいます(笑)。でもですね(笑)、決まったのは1本だけ(笑)。
家内「すぐに決まるワインって第一印象…。良いところを探しているようなワインじゃダメなんだよね(笑)。」
私「おっ!冴えてるね(笑)。良いこと言う(笑)。どうしたの(笑)?」
家内「確かに欠点や癖はあっても、良さは
それを吹きとばすもんね(笑)。」
私「そうそう。言い訳探すようなワインじゃダメだよね(笑)。インポーターさんの試飲会行って思わずゴックンしちゃうような美味しさが必要。まあ、200本ティスティングして1本あればラッキーかな(笑)。」
家内「インポーターさんの試飲会に行くのも必要だけど、狙いを定めてサンプル取り寄せる方が確率高いよね(笑)。」
私「インポーターさんの担当者も我々の好みを知っているから。一本釣りの方が確率高い(笑)。」
家内「良くてもどっちみちサンプルは取り寄せて丸々1本は飲むわけだしね(笑)。」
私「それでもダメだったら断らばよいだけ。意地汚く只でサンプルおねだりしたら断れない(笑)。」
家内「明日の試飲会社、良いのがあればいいね(笑)。」
私「明日はちょっと期待してるんだよね。」

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試飲会:24日(金)は17~20時、25日(土)は11~20時

Nov 23, 2023 by weblogland |
ようやく完成。ビシッと並びました。

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先ほどレイモン・ジュリアンの『ル・グラン・パンシャン2019年』が届き、これで試飲会アイテムがコンプリート(笑)。
やはり6アイテム並ぶと量感があってよろしい(笑)。前半の色とりどりのキャップから後半3本は黒。見ていて楽しめます(笑)。

そうそう、サブリミナルの仕込みもバッチリ(笑)。

ザコルのミオセヌ2016年とコート・ド・ローヌの白アエリス2022年。どちらも試飲会に出すには数がなく断腸の想いで断念したワインです(笑)。さて、見つかりましたか(笑)?

24日(金)は17~20時、25日(土)は11~20時までいつも通りのスケジュールでございます。そうそう、前日の23日は『勤労感謝の日』でマスキューお休みですので悪しからず。
ご来店お待ち申し上げます!

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今月末11月24日(金)、25日(土)のマスキュー試飲会のラインナップほぼ並びました。

Nov 21, 2023 by weblogland |
ふふふ(笑)。
今月末11月24日(金)、25日(土)のマスキュー試飲会のラインナップほぼ並びました。

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1本しか並んでないのはレイモン・ジュリアンの『ル・グラン・パンシャン2019年
』でもご安心あれ(笑)、明日に届きますから。これ、実は日本に180本しか来なかった貴重なバック・ヴィンテージです。とは言え定番の『ラゼロール』も同じ2019年?まあ、物凄く美味しいのでオッケーかな(笑)。セパージュはシラー・グルナッシュなのですが、レイモン・ジュリアンらしい旨味とラゼロール以上に大量のタンニンを含むもの。サンプルを取り寄せて感動。すぐさまマスキュー試飲会に間に合うように予約発注しました。
インポーターの担当者が手配を忘れていない限り大丈夫(笑)。
明日の朝確認の電話入れようかな(笑)?

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マスキュー試飲会のラインナップ並びました!

Oct 24, 2023 by weblogland |
ふふふ(笑)。
今月末10月27日(金)、28日(土)のマスキュー試飲会のラインナップ並びました!

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なかなか落ち着いた良い眺めですね(笑)。そのなかでも真ん中のカンティーナ・オルソーヤのペコリーノの白、ギラギラ光輝いて一際目立つ(笑)。見るからに凝縮感を感じます。その様は驚くほどですし、飲んでも驚くはずです(笑)。

家内「オルソーヤのペコリーノ、見るからに凄い(笑)。黄金色に輝いてる(笑)。」
私「丸っきりのオレンジ・ワインじゃないけど、果皮とは三日ほど一緒にマセラシオンしてるってさ。でも、外観からするとオレンジ・ワインって言ってもよいくらいだよね。」
家内「実際のマルヴァジアで作られたオレンジ・ワインもあったけど、一緒に出したかったね(笑)。」
私「あれ飲んだらひっくり返る人がいるかも(笑)?」
家内「そうそう、コンテッセのフリザンテがもうない。そう思うと並べながら泣けてくる。」
私「そーだよね。マスキューにとっても痛手。あなたは白のヴェルドゥッツオ、僕はピニャ・ネロのロゼが大好物だからね。」
家内「ワイナリーのラインナップ再編に伴っての生産終了だから仕方ないけど、またの復活を願う声はあるはず!私も声をあげる!」
私「届くと良いね(笑)。インポーターさんに文句を言って八つ当たりする(笑)?」
私「トリの『グリフ』見るからに格好良いね(笑)。ラベルの赤い線は葡萄畑かな?」
家内「そうかも。黒線は山の稜線みたいだもんね。ごちゃごちゃしてないデザインは素敵(笑)。」
私「ル・カブは試飲会で扱ったから、グリフを経験すればドメーヌ・ザコルの良さが解るよね(笑)。グリフ飲んでコンプリートかな(笑)?感動がある!」
家内「グリフはいつも数がなくてマスキュー試飲会に出せなかったからね。ようやく。三年越しかぁ(笑)。しかもパーフェクト・ヴィンテージの2019年!」


27日(金)は17~20時
28日(土)は11~20時
いつも通りのスケジュールでございます!

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今月末10月27日(金)、28日(土)のマスキュー試飲会のラインナップ決まりました!

Oct 21, 2023 by weblogland |
今月末10月27日(金)、28日(土)のマスキュー試飲会のラインナップ決まりました!

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マスキューの大定番のコンテッセのフリザンテが生産終了!
ガーン、ショック!
なんでもプロセッコの生産に原料を回すためとか。とりあえず分けていただける分を確保しました。
日本人好みの味わいを楽しめるのも在庫限りとなります。

◎ヴェルドゥッツォ フリザンテ N.V. レ・コンテッセ 微発泡 白 I.G.T.
イタリア マルカ・トレヴィジャーノ 750ml 1697円税込み スクリュー・キャップ

イタリア ヴェネト プロセッコの優良生産地区コネリアーノに本拠を構えるプロセッコのスペシャリスト レ・コンテッセが造る白のフリザンテです。マスキユー定番のプロセッコの生産者が造る白のフリザンテです。今まで定番でロゼ・フリザンテを扱っていましたから、これで白、ロゼの揃い踏みとなります(笑)。ちなみにプロセッコには品種の指定がありヴェルドゥッツォだとI.G.T. となります(笑)。

このヴェルドゥッツォはイタリア北東部ヴェネト州、フリウリ・ヴェネツィア・ジューリア州で栽培されている地場品種。透明感のある淡い青みがかった黄金色。繊細な泡が弾けて涼しげ。香りは強め、青リンゴ、レモン、ライムにメロン、柚子、桃、ハーブなどが加わりかなり複雑。面白いのが果実に完熟感があまりなく、押しつけがましくない点。それゆえ植物的なニュアンスが全体のバランスに貢献しています。暑苦しくないのです(笑)。コンテッセの意図を感じますね(笑)。いわば、さりげなく美味しい!しかも品がある(笑)。

食べ物との相性は良く、特に生姜・ミョウガなどを使った和食など間違いなく合います。ワイン自体に塩辛さがありますから、単純に天ぷらなどもグッド(笑)。イタリアンにこだわる必要なしですね(笑)。

◎ピノ・ロゼ フリザンテ N.V. レ・コンテッセ I.G.T. マルカ・トレヴィジャーノ 750ml 1697円税込み スクリュー・キャップ

イタリア ヴェネト プロセッコの優良生産地区コネリアーノに本拠を構えるプロセッコのスペシャリスト レ・コンテッセが造るロゼのフリザンテです。マスキユー定番のプロセッコの生産者が造るロゼのフリザンテです。ちなみにプロセッコにはロゼの指定がありませんので、I.G.T. となります(笑)。
  
このフリザンテ、ピノ・ネロ70%、ピノ・ビアンコ30%。圧力式ステンレス・タンクで10~15日間16~20℃で発酵したのち30~40日熟成させてから瓶詰め。アルコール分11%で残糖分が11.6g / L。総アルコール分は12%弱ですからプロセッコ同様酸を残すスタイルです。ですからフリザンテにしては少ない残糖分でドライに感じる仕上がりです。計算され尽くしてますね(笑)。
 
ストロベリーやラズベリーのニュアンスが美しく、ひたすらフルーティー。また、味わいに質感がありますから飲み応えがあります。泡持ちが良くスクリュー・キャップを閉めておけば翌日も十分楽しめます。
 
質感のある軽やかな美しさ。
 
さすがスペシャリスト!


〇『スピリタス』 テッレ・アブルッツォ・ペコリーノ 2021年 カンティーナ・オルソーヤ イタリア アブルッツォ 白 アブルッツォ・ペコリーノD.O.P. 750ml 2734円税込み

まず強烈なファースト・アタックにびっくり(笑)!
香りは明瞭ではありませんが、甘夏の内側の綿のような柔らかな苦味が特徴。口中ではどこまでも広がり、余韻の長さは計り知れないほど(笑)。カタログに「白衣をまとった赤ワイン。」って書いてあり、最初は何のこっちゃ(笑)?と思っておりましたが、表現の意図は解りました(笑)。
ペコリーノ由来の穀物っぽさは微動だにしない頑強さ。練っとりとした舌触りには硬質なミネラルがたっぷり。しかもキレキレのドライな仕上がり(笑)。日向のような香りはちょっと糀にも似たニュアンス。とはいえそれらはあくまでも特徴で癖ではないはず。
う~ん。
こんな凄い白ワインがあるとは!
思わず絶句(笑)。人が作ったとは思えない領域です(笑)。
食べ合わせでまず浮かんだのが、ニンニクと唐辛子(笑)。ペコリーノらしく羊乳のチーズ。スカンピ等を使った料理も良さそうですね。土地柄川海老かな(笑)?
あと強さだけではなく水っぽさがなく隙が無い旨味の塊でもありますから、高級割烹の味噌汁をすすりながらこのワインを飲んでみたくもなります(笑)。

※尚、もともと瓶口にキャップ・シールが着いておりません。温度の急激な変化を受けるとコルクが浮いたり沈んだりします。それを見た目で解るためでしょうか?あとコルクはDIAM5を使用。

カンティーナ・オルソーニャは、アブルッツォ地方にあるコーペラティブで、1964年に設立されました。中部イタリア アブルッツォ州の北部の山間部アペニン山脈に連なる丘陵、マイェッラ国立公園に隣接した何もないど田舎(ごめんなさい。)。畑も傾斜地が多く作業は大変そうです。植樹率は1500本/1ヘクタールですから効率も良くなさそうです。

カンティーナ・オルソーヤは現在、ヨーロッパ最大のオーガニックワイン生産者のひとつで、今年で1400ヘクタール(2023年春には2000ヘクタールになる予定)の畑を持ち、100%有機栽培でワインを作っています。カンティーナ・オルソーヤのワインは、基本オーガニックとヴィーガンの認定を受けています。 さらに、生産量の45%はデメターによるバイオダイナミック認証を取得しています。これって共同組合レベルではあり得ない比率です。通常共同組合ですと、特別に一つ二つの区画でビオ・ディナミのワインを作る程度が常識的な限度であり、基本個人の生産者にビオ・ディナミは親和性の高い農法です。間違うと収穫が無くなる恐れがあります。いきなりベンチャーでビオ・ディナミのワインに挑戦して全てを失って撤退と言う話は
多々あります。それを共同組合レベルで実現することは奇跡的です。

また、サンフランシスコ(米国)で開催された2018年の国際ビオ・ディナミワイン会議では、カンティーナ・オルソーニャが世界最大のデメター認定バイオダイナミックぶどう生産農家として表彰されております。 さらには、このワイナリーは妥協のない魅力的な自然派ワインを作るために、人を大切にし、努力している数少ないワイナリーであります。 女性や子供たちを支援するために様々なプロジェクトにも関わっております。地域と人に根差した確たる意思と優しい意図があるのです。

もともと貧しい彼の地、生産されるワインはほとんど北部のネゴシアンに安く買い取られ、いわば搾取されていた地域。そこで共同組合として結束することで一大奮起したわけです。自然農法はお金を使わない知恵。ビオ・ディナミは貧者の武器(またまたごめんなさい)、でもこれは一面真実。ケチなマスキューとも親和性が高い(笑)。1962年に出版されたレイチェル・カールソンの『沈黙の春』は世界の自然農法潮流の始点。この共同組合の在り方と時間的にも重なりますね。生き残るための自然農法が進化した奇跡的な共同組合と言えます。

●『スピリタス』テッレ・モンテプルチアーノ・ダブルッツォ 2021年 カンティーナ・オルソーヤ イタリア アブルッツォ 赤 モンテプルチアーノ・ダブルッツォ D.O.P. 750ml 2734円税込み

圧倒的!
タンニン、旨味、甘味が高濃度で凝縮されています。しかも押し付けがましくないエレガンス。甘苦い漢方薬やホワイト・ミントのようなスパイシーさは時間が経つと増してきます。ガッツリしたフル・ボディー。抜栓してからワインはどんどん膨らみを増します。しかもそれは密度感を増しながら膨らみます。その様は圧巻(笑)。基本香りはストロベリーなのですが、エミィディオ・ペペやコルナッキアのように鮮烈で明瞭なものではなく、香りというより味わいに肝があります。やはり海岸に近いテラ・マーネとは違う北部の山間部の産地だからこその特徴のような気がします。樽熟成はしなく、コンクリート・タンクだけを使用しているので、基本ニュートラル。ワイン自体にも無理がなく、葡萄本来の良さだけで勝負してますね(笑)

いわゆるビオ臭はなく、透明度も備えた
美しさも見落とせません(笑)。低収量と徹底的な衛生管理、すべてにわたる尽力なしには達することはない領域のワインでございます(笑)。
※尚、もともと瓶口にキャップ・シールが着いておりません。温度の急激な変化を受けるとコルクが浮いたり沈んだりします。それを見た目で解るためでしょうか?あとコルクはDIAM5を使用。

●グリフ 2019年 ドメーヌ・デ・ザコル フランス ローヌ V.D.F. 赤 750ml 4557円税込み

なんと!
2019年ヴィンテージのグリフが限定入荷しました!
個人的にグリフが傑出したグレート・ワインとなったのは2018年ヴィンテージ以降だと思っています。それまではコスト・パフォーマンスに優れた上位のクラスだと思い特別追いかけていませんでした(ごめんなさい)。もちろん良いワインではあるのですが、数も少なくマスキューに回って来なかったやっかみかな(笑)。
ところが2018年をティスティングしてから、絶対に扱いたいアイテムとなりました。深み、大きさがあるエレガントなグレート・ワインに変貌。やはり、ドメーヌ設立から10年以上経たないと完成しないのですね。10年ほど前からこのインポーターさんの扱いになり、当時は良いワインなんだけどマスキューにはちょっと高級かな?なんて思っておりましたが、この数年価格を越える品質になったと思い扱いに熱心になりました(笑)。
今年の春のマスキュー試飲会で2020年をお出ししようと思っておりましたが、数がなく断念。その下のランクの『ル・カブ』を出して好評いただきました(笑)。そんな折、パーフェクト・バランスを兼ね備えた2019年の思いがけない入荷!
驚きました(笑)。
なんでも来日されたオーナーのルリッシュさんが日本を気に入られ、ストック分を特別に回してくださったようです。
ラッキー!でございます(笑)。
蛇足ではございますが、2019年ヴィンテージはアルコール分が13%。無理に遅く収穫してアルコール分を高くしていません。また、全房発酵しております。パーフェクト・バランスの作柄ですね(笑)。

基本、愛するボジョレーのモリエール同様のスタイルでございますが、『グリフ』の方が洗練されているかな(笑)。




以下2020年ヴィンテージでの記載
私の大好きなグリフ2020年でございます(笑)。
常々、とことん尽力して作られたカリニャンはピノ・ノワールに匹敵する美味しさと公言して憚らない私ですが(笑)、このグリフがまさにそれ(笑)。
ブルゴーニュのグラン・クリュ並みの低収量(1本の葡萄樹からハーフボトル1本程度)、それも樹齢の高い葡萄だと自然に収量が落ちる。わざわざグリーンハーベストする必要がなくなります。それ故か独特の慈味深い味わいとなる。
そこで得た葡萄を比較的低温で発酵させプレスすることのないフリー・ラン・ジュースのみで作ったワインこそグレートワインとなります。それはブルゴーニュのピノ・ノワールのグラン・クリュのみが成し得るのではなく、カリニャンも同様かと(笑)。
カリニャン独特のスモモの香りは薔薇の香りも伴い、旨味溢れる深く大きな香りと味わいは飲み手を忘我の境地に誘います。心奪われるワインでございます(笑)。

樹齢60年以上のカリニャンを30%除梗し
発酵後、古い樽(おそらく500L位の樽)60%、エナメルコーティングしたタンク40%で約2年間熟成させたのちブレンドし落ち着いてから瓶詰め出荷したもの。余分な香りを着けないように腐心。もちろんその過程で余計なことはしない。
美しい果実味と収斂性のまるでないかといって質感のある舌触りのタンニンとのハーモニーは超絶。落ち着いたエレガンスの極致。やはりドメーヌ・ド・ラルロの血を引く渾身のもの。


以上5アイテムとなります!

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大変ありがとうございました。

Oct 01, 2023 by weblogland |
はぁ、今土曜日の9時です。ようやく試飲会の片付けが終わりました。
ご来店ありがとうございました!
ところで取り急ぎのお知らせでございます。今回トップバッターのアウトレットの赤 ●限定品 カスターニョ・エコロジコ・モナストレル 2021年 ボデーガス・カスターニョ スペイン イエクラD.O. 赤 750ml 850円税込み 完売いたしました。それに伴い『9月の試飲会セット』も完売となります!
やはり恐れていた通りになってしまいました。
大変申し訳ありません。
大変ありがとうございました。
でございます。

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さあ、明日明後日はマスキュー試飲会です。

Sep 28, 2023 by weblogland |
さあ、明日明後日はマスキュー試飲会です。
予想最高気温は29℃でしたっけ。夏ですよね(笑)。でもですね、もう待てない(笑)
。そんなわけで今回は赤4本と赤が多め。
実はトップ・バッターのモナストレルが
予想を上回る売れ行きです。そんな大層なワインでは有りませんが(笑)、コスパが良いのでおそらく試飲会で完売するかと。早い者勝ちと言うことで、その節はお許しくださいませ。
明日29日(金)は17~20時、30日(土)は11~20時までのいつも通りのスケジュールでございます。
暑い中のお越し、お待ちしておりまする(笑)。

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ラインナップ

Sep 26, 2023 by weblogland |
ふふふ(笑)。
今月末の試飲会のラインナップ並びました(笑)!

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今回はボリューム感ありますね。棚の上も中もびっしり。やはり5種類と6種類では違いますね。あと向かって右から2、3番目のヘレラーのワインが妙にデカイ(笑)。ともに1L入りの瓶だけあって堂々としてます。そのせいでトリの左端のルケが肩身狭そう(笑)。
そうそう。気がついたのですが今回同じ生産者の赤白のコンビが二つ。オーストリアのヘレラーとボルドーのシャトー・ムーラン・ド・リクリュー。ともに白が定番ですが今回赤が加わりました。美味しいことは間違いなしなのですが(笑)、
赤と白でも作り手の共通した気風があると思います。真夏だと感じることが出来ませんが(笑)、冷静にワインを飲むことが出来る季節でこそ味わえる!
そんなこんなでございます(笑)。

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桝久 試飲会のラインナップ決まりました!

Sep 23, 2023 by weblogland |
今月末9月29(金)、30日(土)のマスキュー試飲会のラインナップ決まりました!

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●限定品 カスターニョ・エコロジコ・モナストレル 2021年 ボデーガス・カスターニョ スペイン イエクラD.O. 赤 750ml 850円税込み

ヘクラでお馴染みのスペイン・ムルシア州のボデーガス・カスターニョの限定特売品となります。どうやら荷崩れしたようでラベルにワインがかかったりしたアウトレット。中身には問題ありません。
味わいはミディアム。濃くてタニックな従来のスタイルとは違います。エレガントですらあり、飲み口スイスイ(笑)。でもしっかりとしたモナストレルらしい安定感があります。翌日になるとより美味しくなっています(笑)。
オーガニック認証をとったり、ヴィーガン認証を目指すなど、更なる進化を目指してのイノヴェーションかな(笑)。ラベル・デザインも洒落ていて格好いい(笑)


●『ツヴァイゲルト』2013年 ヴァイングート・アロイス・ヘレラー オーストリア ニーダーエスタライヒ州 カンプタール 赤 1L 1885円税込み

オーストリア カンプタールで造られるツヴァイゲルト100%の赤ワインです。造り手は『グリューナー・ヴェリトリーナー』と同じヘレラー家です。
この赤ワインも『グリューナー・ヴェルトリーナー』同様にレベルが高い!

ツヴァイゲルトはオーストリアにおいてメジャーな赤ワイン品種として有名です。昔飲んだ印象ではフランスのガメイに良く似た品種だと。ランクとしたなら、クリュ・ボジョレーの良品クラスの出来。あと驚くべきは柔らかさと雑味の無さです。ガメイのような華やかなベリー系の香りはあくまでも伸びやか、それでいて有りがちな酸やタンニンの収斂性がありません。まとまりが良く欠点が見当たりません。

うーん。

白の『グリューナー・ヴェルトリーナー』同様エレガントなスタイルなのです。

もちろん同様に収穫は手摘み、オークの大樽とアカシアの樽で14ヶ月熟成後瓶詰されます。この辺りに秘密が隠されているかもしれませんね。

これまた同様の1リットル瓶のスクリューキャップにての登場です(笑)。ちょっと冷やして美味しさが冴える、嬉しいハイコストパフォーマンスの赤なのです。

〇『グリューナー・ヴェルトリーナー』 2022年 ヴァイングート・アロイス・ヘレラー オーストリア ニーダーエスタライヒ州 カンプタール 白 1L 1885円税込み

上品で風味豊か!カンプタールの『グリューナー・ヴェルトリーナー』です。
大河ドナウ川に流れ込むカンプ川から名付けられた葡萄産地カンプタール。ハンガリーに通じるパノニア平原にあり、山塊からの冷気と平原の熱気により寒暖差により、酸のある風味豊かなワインがつくられます。

生産者のヘレラー家は200年以上続く古い家族経営のワイナリー、ワイナリーを切り盛りするアロイス・ヘレラーさんはクロスターノイブルグ・ワイン・アカデミーを卒業後、南アフリカとドイツで修業し、1998年よりワイナリーを任されるようになりました。

このワインまず一番に感じたのは、酸のキメ細やかさです。飛び抜けたフローラルさはありませんが、柑橘系の爽やかな香りはまとまりが良く、舌を刺激するものがありません。綺麗に角の取れた丸い酸が密にしかも統率のとれた形を成しています。ヴェリトリナーらしい白胡椒のようなスパイスの香りが全体のアクセントとなり、完成度を高く演出しています。

雑味もなく、栽培、選果、醸造にアラがありません(笑)。すべてに手を抜いていません。面白いのは熟成にステンレスタンクと若干の大樽を使っています。きっとネオ・クラシックな造りなのですね。経験とセンスの良さを感じます。

1リットル瓶入りのデイリーユースなワインとして提供されていますが、そのレベルの高さにはビックリのハイコストパフォーマンスワインの出現です(笑)。

癒されます。

〇シャトー ムーラン・ド・リュクリュー 2021年 フランス ボルドー 白 (コート・ド・ブライ)A.C. 750ml 2357円税込み

皆さん!

ソーヴィニヨン・グリ100%のボルドー・セックを飲んだことありますか?
私は飲んだことがありませんでした(笑)。

飲んでビックリ!
桃、桃なのです(笑)。

たしかにサンセールなどのソーヴィニヨン・ブランを使ったコテコテの白ワインは桃の香りが強く出ますが、このワインのセパージュはソーヴィニヨン・グリ。
ソーヴィニヨン・ブランにみられる独特の臭みはありますが、それを凌ぎ折り合いをつける大きさを持っておりその桃の香りは圧巻。飲んだ瞬間思わず絶句しました(笑)。供出温度が高いと白桃、黄桃 いわゆる桃(笑)。供出温度が低いと缶詰の白桃!もちろん桃の香りには麝香やマンゴー、パイナップルのトロピカル・フルーツやスパイスのニュアンスは付随するのですが、桃なのです(笑)。
ほんと驚かされました(笑)。もちろん辛口です。それも残糖分は1L中なんと0.5g
!とんでもない辛口です。それでも総酸が3.95gと低めなので甘く感じるマジックが成立してるようです。
あまりにも斬新でユニーク!
醸造・熟成過程で木樽は使っておらず低温で管理。マロラクティック発酵をコントロールしていますから、ソーヴィニヨン・グリの特性を熟知した作り手であることは明らか。完全な確信犯ですね(笑)
。ただ、インポーターさんに聞くと2019年のメイクはこれほど桃の香りが顕著ではなかったとのこと。

う~ん。

この2020年がフロックなのか?たまたまなのか?奇跡なのか?判断するにはまだ時間がかかりそうです(笑)。
それにしてもボルドーの白を飲んで驚かされたのは何十年ぶり。初めてR・ド・リューセックを飲んだ時以来かな(笑)。

●シャトー ムーラン・ド・リュクリュー 2019年 フランス ボルドー赤 ブライ コート・ド・ブライA.C. 750ml 2545円税込み

シャトー・ムーラン・ドゥ・リュクリューは、17世紀から続く地所。その昔風車(ムーラン)があったことからその名前が付けられています。現地に行くと、風車の面影が残る塔を見ることが出来ます。1980年から現オーナーの父親の代になり、本格的にワイン造りを始めました。シャトーはコート・ド・ブライ内にありますが、数キロメートル先はコート・ト・ブールのエリアになる為、ブライに12ha,ブールに10ha、合計22haを所有しています。オーナーのギヨーム氏は2006年~2009年スパグロ(国立農業科学高校)卒業後、2011年にはランゴンのワイナリーにて醸造長を務めた経歴の持ち主です。2013年にビオの畑を購入し、それ以降徐々に転換しています。
2014年にファースト・ヴィンテージをリリース。マスキューではソーヴィニヨン・グリの白2020年から扱い開始。サンセールのような桃の香りで大人気(笑)。いわゆるボルドー・セックとしては異例のスタイル、出来映えでした。
今回の赤は2019年にてマスキューデビュー(笑)。セパージュはメルロー95%、マルベック5%。セメント・タンクとステンレス・タンクで熟成したもの。ティスティングするとわずかに木樽のニュアンスも感じます。(ひょっとしたら裏技があるかもしれませんね(笑))キメ細やかでディテールがはっきりしており、集中力がありとても緻密。生命力に通じる伸びやかさに心奪われます(笑)。ちゃんとしたビオ系ですね。
最初ブラインドでティスティングしたおり、メルロー90%とカベルネ・フラン10%ほどをブレンドしたものと判断。でも蓋を開けるとメルロー95%になんとマルベック5%(笑)。う~ん。赤い鮮烈な小粒の果実のニュアンスはマルベックでした。ただし、5%ほどでこれほど強烈な印象を与えるとは!ちょっと驚きました。
基本マルベックだけでなくメルローも同様の尽力を払ったもののはず。低収量由来の締まった感じはとても好感が持てます。しっかり撰果されており、作り手の実直さが伝わってくる今時珍しいボルドー・ワインしかも斬新なのでございます(笑)。


●ルケ・ディ・カルターニョ・モンフェラート・クラシック 2017年 ルカ・フェラリス イタリア ピエモンテ 赤 ルケ・ディ・カルターニョ・モンフェラートD.O.C.G. 750ml 3300円税込み
マスキューの愛するモンフェラートのルケ。その中でもっともトラディショナルなのがこのクラシック。
今回2017年のバック・ヴィンテージが限定入荷いたしました(笑)!
簡単にすぐに手の内を見せない頑固なルケ。2022年5月のます試飲会では解りやすい『ブリック・ド・ビアンク2019年』を弟、『ルケ・ディ・カルターニョ・モンフェラート・クラシック2019年』を兄貴として紹介させていたしました(笑)。思い出していただけましたか?
ようやく飲み頃に入りました(笑)。果実味は熟した山桃、スグリ、オレンジ系に香木やリコリス、キノコ等の山の湿った香り。その一方でなめし革やエスニックなスパイス等の乾いた香り。それらが折り重なり、香りだけでも壮麗。もちろんアルコール分は15%の限界値(笑)、それに伴った膨大なタンニンやエキス分との折り合いは抜群で無理がない高次元な姿。
ユニークなグレート・ワインでございます。
この2017年ヴィンテージを飲んで、ようやくルケが解ったような気がします(笑)。きっとこれでも、かつてより解りやすく作られているような気がしました(笑)。10年くらいを目安に作っているのかな?




以下2019年ヴィンテージの記載

皆さんこの ルケ・ディ・カルターニョ・モンフェラートD.O.C.G 知っていましたか(笑)?
2010年にピエモンテで新たに昇格したD.O.C.Gで、アスティのすぐ北東部の狭い範囲のものです。在来品種ルケ種を90%以上使ったワインです。
ルケをちょっと調べるとかるくて飲みやすい品種とありましたが、実際に飲むととんでもない(笑)。経験したことのない迫り来る個性でございました(笑)。野性味満々(笑)。果実味は鮮烈な赤や黒のスグリやリコリス、ワイルド・ベリー。ちょっと経験したことのないもの。それにハーブや漢方薬や甘草のニュアンスが伴う。しかもアルコール分は15%のフル・プルーフですから圧巻なのです(笑)。とは言えアルコリックでない折り合い。残糖分を感じさせないタンニンと酸とアルコールの高度な折り合いの良さは特筆もの。小粒の巻き貝の肝や熊の肝、完熟葡萄の種由来のフェノールは複雑で深みを与えています。マスキュー扱いの個性派ワイン『ペラベルガ』が似たような立ち位置のワイン。同じピエモンテの赤ワインです。家内曰く「熊
の匂いのするワイン」でございます(笑)。

あとワイン自体がとてもしっかりしており抜栓から1週間ほど変化を楽しみながら飲めました。さすがトレ・ヴィッキオリを取ったワインでございます(笑)。

以上久しぶりの6本となります!

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今マスキューは今月末の試飲会のラインナップを決める佳境です

Sep 21, 2023 by weblogland |
明日の木曜日は最高気温が30℃を下回るようですね(笑)。やっとですね(笑)。
ところで今マスキューは今月末の試飲会のラインナップを決める佳境です(笑)。
試飲会は9月29、30日ですから、明日には決めたいところです。今晩、今日取り寄せたボルドーの赤を飲んでみて決まれば嬉しい(笑)。
気温が30℃を下回るようになると試飲会のワイン選びの選択肢が増えます。コテコテの赤ワインを酷暑の中お出ししてもミスマッチですもんね。どうしても爽やか系を選び勝ち。今月末こそはしっかりとした赤も出したいところです。今月末って、もう10月のちょっと前ですもんね(笑)。10月にはリリースの早いヌーボーが届き始めます。
でもですね(笑)、長期予報だと10月も30℃を越す残暑の日々が多々あるとか。
秋を待っていられないマスキューでございます(笑)。

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サンプル第一陣届きました!

Sep 08, 2023 by weblogland |
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今日マスキューが日頃お世話になっているインポーターのアズマさんと稲葉さんから取り寄せたサンプル来ました!
なかなか1,000円代のワインが少なくはなりましたが、コストパフォーマンスが良ければ問題なし!かな(笑)?
そんな訳でこれ飲んでみたい!ワイン中心で取り寄せました(笑)。当然今まで扱った生産者のものもありますので、外すことはないだろう(笑)。きっと美味しいに違いない!絶対に美味しいに決まってる!
となればイイなぁ(笑)。

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試飲会のラインナップ全部並びました

Aug 24, 2023 by weblogland |
今週末25日(金)17~20時、26日(土)11~20時のマスキュー試飲会のラインナップ全部並びました(笑)。

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えへへ(笑)。

今回は暑さ凌ぎの必殺技のロゼが2本、暑くても楽しめる赤2本、そして超絶の白の計5本です。サブリミナルの仕込みはこれからですが(笑)。カウンターの上はイタリア・エミリオ・ロマーニヤのモンテチーノ・ロッソを並べました(笑)。家内共々好きなんですよ(笑)。
だいぶ格好ついたかな(笑)?

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マスキュー試飲会のラインナップ

Aug 22, 2023 by weblogland |
今月末8月25日(金)、26日(土)のマスキュー試飲会のラインナップ半分並びました(笑)。

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明日には残りの赤2アイテムが到着時しますが、半分の並びは眺めるだけでちょっと寂しい(笑)。
それから今回オーストリアのミューラー・グロースマンのロゼと白が出ます。ロゼはお馴染みのツヴァイゲルトのロゼ。そして白はトリ、渾身のビー・ナチュラル。かなり衝撃的な白(笑)。このワイナリーの進化と目指すところがようやく解った感かな?あともうひとつ衝撃的なのはどちらも瓶の背が高い。お陰で立てて棚に収納出来ません(笑)。ありゃりゃ(笑)!まあ、味わいはお楽しみ出来ることは請け合いですから問題なし(笑)。マスキュー的にちょっと困る話(笑)。
さて、あとサブリミナルは何を入れましょうか(笑)?

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う~ん。 今、今月の試飲会のラインナップ探しをしていますが、無い!1,000円くらいで売れる美味しいワインが無い!

Aug 10, 2023 by weblogland |
う~ん。
今、今月の試飲会のラインナップ探しをしていますが、無い!1,000円くらいで売れる美味しいワインが無い!
そりゃ安く売れるワインはありますが(笑)、安いだけのワインを売るわけにはいきませんから難しい。
かといって、インポーターさんの余剰在庫を漁る得意技もなかなかヒットしません(笑)。1,500円から上ならなんとか無くはないのでクオリティーを高めるしかないようですね。そんなご時世ですから、たまにヒットが出ればそれはそれでありがたみが増すから良いのかしら(笑)?
まあ、飲んでみて決めるのはお客様ですから、『不味いな!』と思われないワインを地道に探すしかありませんね。,000円くらいで売れる美味しいワインが無い!
そりゃ安く売れるワインはありますが(笑)、安いだけのワインを売るわけにはいきませんから難しい。
かといって、インポーターさんの余剰在庫を漁る得意技もなかなかヒットしません(笑)。1,500円から上ならなんとか無くはないのでクオリティーを高めるしかないようですね。そんなご時世ですから、たまにヒットが出ればそれはそれでありがたみが増すから良いのかしら(笑)?
まあ、飲んでみて決めるのはお客様ですから、『不味いな!』と思われないワインを地道に探すしかありませんね。

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