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シャトー・ド・フェルのようなワインを飲むとホッとします
Oct 28, 2009 by toshiaki |あれほど濃厚でありながらアルコール分を感じないところです。
ここ10年位のトレンドなのですが、収穫を遅らせてワインを濃く造る風潮が主流です。
収穫を遅らせれば、果汁の糖度は高くなりますから、出来上がるワインも高いアルコール分になります。なかには15パーセントを越えるほどのワインも見受けられるほどです。とくに日照に恵まれるニューワールドのワインに顕著です。
でも大概アルコール分の高いワインは香りにアルコールの刺激があり、口に入れると円やかさに欠けます。雑な感じがする場合が多いのです。
フランスワインでも20年位前は12.5%ほどのアルコール分があれば立派だったような気がします(笑)。
温暖化の影響もあると思いますが、濃く造ることでワインが似通ってしまったような気もします。
話を元に戻すと、フランスでも南部以外は14%以上のワインはあまり見受けられません。無理にアルコール分を上げなくても、濃密さ、甘さ、タンニン、酸のバランスの良いワインができます。このシャトー・ド・フェルのようなワインを飲むとホッとします(笑)。
無理な作為がないのです。
濃くてエレガントなのです。
浸れるんです(笑)。
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ソムリエ協会の認定試験の結果発表
Oct 10, 2009 by toshiaki |そういえば昨日ソムリエ協会の認定試験の結果発表でしたね。
努力が報われた方、心より拍手いたします。
当店のお客様の中、57歳でエキスパート試験に挑戦したKさん。見事合格されました!
さすが!
やはり取組みが真剣でした。見習わなくてはいけません。
残念にも合格に届かなかった方、諦めないで続けてチャレンジしてください。
特に職業として資格にチャレンジした方は、一生にかかわると思って諦めないで下さい。
普段遅くまで仕事していますし、大変だとは思いますが、御自身のために必ずなります。
諦めずにチャレンジする姿勢こそ、サービス業にたずさわる人間に一番大事なことです。
全てはお客様の為です。その為に努力を続けることは、使命なのです。
今大変でも、きっと後々自分にかえってくるはずです。
頑張れ!
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スペインワイン
Oct 05, 2009 by toshiaki |このワイン、ペネデス産でセパージュがパレリャーダ、チャレロ、マカベオのスペイン在来品種の三銃士(笑)だけでつくられてます。
最近のスペイン白ワインはこれら在来品種にフランス品種を混ぜたりするスタイルが主流であったり、単一もしくは二つくらいの品種を混醸するのが伝統的なスタイルです。
このワイン旨いには旨いのですが、今風のバランスのとれた白ワインになれた私には、ちょっとクドク感じられました。濃さだけが目立ってしまいます。
うーん。
このワイン旨いとは言えない何かがある?単なるやり過ぎ?
かと言って、不味いと簡単に言えない良さもある。
かと言って店頭に並べて、皆さんを納得させられるとは思えません。
そんな訳でラインナップには加えませんが、良い勉強が出来ました(笑)。
知らないところでいろいろな生産者が様々な試みをしているのですね。
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2007年ヴィンテージのワイン
Oct 02, 2009 by toshiaki |ボルドーはまだあまり飲んでいませんが、なんとなくヴィンテージの輪郭が見えてきました。
ブルゴーニュなのですが、全体にあまり良くありません。アルコール分はあるようですが、力強い凝縮感に欠けるきらいがあります。夏場に問題があった感じです。日照量や低温の影響だと思われます。ただし生産者によっては成功していますから、ひどいヴィンテージという訳でもありません。生産者を選んでワインを捜す必要があると思います。
ボジョレーまで含めた地域で共通のようです。
ただしシャブリは例外みたいです。中には2005年を凌ごうかというほどのワインがあります。
南フランスのローヌは素晴らしい出来のようです。まだワインの旨さとなっていませんが、長期熟成が望めるワインが生産されたようです。ここ何年か素晴らしいヴィンテージが続いてます。
2007年のローヌはスケールが大きく2005年を凌ぐ年と言えそうです。
あと北のロワールですが、非常にバランスが良くすべてを健全に過ごしたヴィンテージの感です。ワインに無理が無い上、酸がしっかりしていますから、早くからでも飲めますし、熟成にも耐える品質のヴィンテージですね。
ボルドーが気になります。
どうなんでしょうかね?
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昨日の試飲会は面白かったです
Sep 03, 2009 by toshiaki |アメリカのオレゴンとワシントンのワインが中心だったのですが、なんと!ボルドーの第3級格付けシャトー、ランゴア・バルトンの1998、1997、1994、1992年と第2級格付けシャトー、レオヴィル・バルトンの1998、1994年を試飲しちゃいました(笑)。
ラッキーでした。
インポーターさんの話ですと、所有者が同じであることや地所がくっついていることなどで両者は同じとのことでした。ですからセカンドワインも共通でレディー・ランゴアとなっているそうです。
くっついているのなら、生産設備をそれぞれ別に持つことは非効率ですから当然と言えば当然です。ようはブランドの問題なのですね。
新しい情報を仕入れちゃいました(笑)。
テイスティングした印象なのですが1998は素晴らしい出来です。ワインそれぞれの要素が凄いスケールです。少なくともあと10年くらい後に一度飲みさらに10年後にも飲んでみたいレベルのワインです。
1997年は今一度目のピークに入ったところです。全体的に整ったワインでエレガントさがあります。
1994年は一度目のピークが過ぎ少し落ちている感じです。ただし数年後には上昇するはずです。このままでは終わらない血統の良さがあります。
1992年は今まさに古酒になる寸前です。おそらく近いうちに変身しますね(笑)。どんなブーケを出すのか楽しみです。ここで気が付いたのですが、このワイン、シャトー・レ・ゾード・ポンテの1992年にそっくりなのです!
そんな訳でシャトー・レ・ゾード・ポンテ1992の良さを確信しました。値段は半分以下ですからお買い得です。
まだ在庫あります(笑)。
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1500円くらいのトスカーナワインがありません!
Aug 21, 2009 by toshiaki |今度の29日の試飲会のラインナップです。
トスカーナと決めたのは良いのですが、1500円くらいのトスカーナワインがありません!
うーん。
困った!
どうしても2000円前後の価格帯に集中してしまいます。
安いトスカーナワインはなくはないのですが、味わいがイマイチなのです。
安くてマズいワインじゃ皆さんに飲んでいただく訳にはいきません。
かと言って普段飲んで楽しめなくては実用的とは言えません。
今週中には見つけなくては!
今日も家内と会議(笑)です。
「1500円以下で美味しいトスカーナワインてないかなぁ?」
「~なんてどう?」
「感動がないんだよね。」
「じゃあ、~は?」
「あー、あれは美味しいんだけど、前の試飲会で使ったしなぁ。」
「必殺技が欲しいよね(笑)。」
「インパクトのあるワイン欲しいよね。」
こうして延々、あーでもないこーでもないとやってます。
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私はやはりブルゴーニュが好きです
Jul 29, 2009 by toshiaki |ピノ・ノアールってイイですよね。
基本的に美しいですよね。とくにあのかぐわしい香りと味わいは魅力的です。
繊細でありながら芯が通っていて、深みがありながら軽やかさを備えています。
単に強さだけを訴求しないブドウ品種ですね。
たしかにワインは濃ければ濃いほど、凝縮感が増して価値が高くなるのは真実です。もちろんピノ・ノアールも同様なのですが、ピノ・ノアールの絶対的な価値はテロワールとつくり手が関わっているとしか思えないことがあります。
ブルゴーニュのテロワール至上主義みたいで嫌なのですが(笑)、そうではなくてブドウ果実から多くを抽出しようとする昨今の醸造技術ではなくとも、個性のある素晴らしいワインが出来ることを考えると、ピノ・ノアールの偉大さが再認識されます。
ドメーヌ・ド・ラ・プーレットのワインを飲むとそんな感じがします。
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ウィマーラのピノ・ノアール
Jul 09, 2009 by toshiaki |あのオーストラリア、オレンジ地区でローガンさんがつくってるワインです。
相変わらず酸と濃さがあり、コストパフォーマンスは高いです。あと、青臭さではないのです、ちょっと植物のニュアンスがあり、森の中みたいなミネラル感がありました。
ほうー。
なかなか良いですね。
オーストラリアっぽくない出来です。
複雑味があり、ブルゴーニュのニュイ・サンジョルジュのモレ・サン・ドニみたいなスタイルです。(2007年もモレ・サン・ドニのように感じましたが、更にミネラル感が増したような気がしました。)
あと、翌日の状態が明らかに2007年より安定してます。
2007年を翌日飲んだ時は明らかに灌漑したワインの欠点が伺えましたが、2008年はかなり改善されています。
もともと気候が安定していますし、オーストラリアでも最も冷涼な地区ですから、やはりピノ・ノアールの栽培には適しているのですね。
ローガンさんが更に努力、工夫を重ねているのでしょうね。
どんな技を使ったんでしょうね(笑)?
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また変なワイン見つけちゃいました(笑)。これが楽しい
Jun 26, 2009 by toshiaki |我が家は大河ドラマのファンで毎週日曜日は欠かさず観るようにしてます。見損なった時は土曜日の昼の再放送で観ます(笑)。
ところでフランスワインに『天地人』と漢字で書いたワインがありました!
『怪しい匂いがプンプンするなぁ(笑)。』
良く調べますと日本人の仲田さんと言う方がブルゴーニュで2000年からネゴシアンを始たそうなのです。
彼の、日本やアジアとフランスをワインで結ぶ夢の言葉として『天地人』を使い始めたそうです。面白い方がいます!
彼はもともとが醸造家なのですが、クルティエ(仲買人)の資格をもっています。
そこで良く知るブルゴーニュワインを自身で醸造したり(ブドウを購入)、樽や瓶詰めしたワインを上手に選び日本に輸出しています。
ラインナップはいわゆる超有名な生産者のワインではなく、新進気鋭のニューフェイスの小規模生産者のワインを極めてリーズナブルな価格で捜してきます。
日本のワイン市場が成熟したことの証ですね。
いままでこのような方はほとんどいませんでした。いたとしても大手インポーターの紐付きですから、あまり味わいの信用出来ない場合がほとんどでした。
今、彼のワインを幾つかサンプルで取り寄せました。(もちろん有料です(笑))
味わいが良ければ取り扱いたいですね。
また変なワイン見つけちゃいました(笑)。これが楽しいのです!
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ワインは30度以上の熱を受けると一気に劣化します
Jun 23, 2009 by toshiaki |湿度が凄いです。
ちなみに当店のワインセラーは加湿しない状態で湿度73パーセントです。
当店のワインセラーはガラス部分が広いので外側は結露でびっしょりです。(もちろん店内は冷房入ってます。)
こんな時期にエアコンが壊れたら大変なことになります。
考えただけでゾッとします。
ワインは30度以上の熱を受けると一気に劣化します。また、熱を受けた劣化は回復しません。
ですから夏場は我々にとっては鬼門なのです。
これから30度を超える日が頻繁にあります。
ちなみに明日は30度を超えるそうです。
心せねば!
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オレゴンやらワシントンなどの産地の勉強をしています
Jun 16, 2009 by toshiaki |ここのところオレゴンやらワシントンなどの産地の勉強をしています。
同じアメリカですけどカリフォルニアとは違いますし、それぞれに違いがあり面白いですね。
カリフォルニア、オレゴン、ワシントンと西海岸の地続きなのですが緯度で5度くらい違いますから、ヨーロッパでいうと冷涼なドイツから温暖な地中海までの範囲に収まるくらいです。
そうすると簡単にアメリカのワインと一括りで片付けられません。
もちろんワインつくりの歴史の浅さは共通ですが、それでも先行したカリフォルニア二番手のオレゴンとそれに連なるワシントンとそれぞれにワイン産業の経緯があり、そこらへんの事情がワインつくりにも影響しているようです。
アメリカって面白い国だと思います。
もう少し勉強してからリポートしますので。
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当店で一番古い1959年のワイン
Jun 13, 2009 by toshiaki |半袖がちょうど良いくらいです。
最近よくオールドヴィンテージワインの問い合わせがあります。
ヴィンテージから推測すると親しい方へのプレゼントのようです。
単純に貰った方は喜びますよね。
当店でも状態の良いもので、比較的安いオールドヴィンテージワインを見つけた時は仕入れることにしています。
10年ほど前のものでしたら、安心していれられますが、20年以上前のワインですとかなり真剣に注意を払います。
コルク自体20年くらいが限界なのです。良いコルクは30年くらい保つものもありますが、それを信頼するより疑ってかかるべきです。
なんたって飲んでみないと分りませんから、取扱う方も冷や汗ものです。
当店では生産者の蔵出しのオールドヴィンテージワインが中心となります。
このワインは生産者が自身のセラーに眠らしておいたワインを状態確認後コルクを打ち直して出荷したものです。もちろん数は限られていますから、普段から付き合いのある生産者から好意的に若干回ってくる程度です。継続的な付き合いをしていないと割り当ててもらえないワインです。
まあ、お金に糸目をつけずに高い有名ワインのオールドヴィンテージを手に入れようとする方もおられますが、ワインの出所を確認しないと失敗しますからご注意を!
急いでオールドヴィンテージワインを捜すと失敗する場合があります。前もってご依頼があれば、十分注意して見つかることもあります。
普段から『~年のヴィンテージのワインあったら捜しといて。』と声をかけていただければ、良いものが見つかる可能性も高いです。
でも、家内から『私のバースデーヴィンテージのワインが無いのよね。』と言われました。
『うーん。あんまり恵まれたヴィンテージじゃないし、そのくらい古いものはチョット無理なんじゃない(小声で)』『でもマディラかポートか貴腐ワインだっらあるかも?』
いまだに見つかりません(スミマセン)
見つかったらラッキーくらいにお考え下さい(笑)。
※写真は当店で一番古い1959年のワインです。
ちなみに蔵出しです。
もうひとつついでに私のバースデーヴィンテージワインです。ゴメンなさい(笑)。
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すっぱいワインありませんか?
Jun 01, 2009 by toshiaki |「すっぱいワインありませんか?例えば昔のシャブリみたいなワイン。」うーん。
ドメーヌ・マルタンのミュスカデ・シュール・リーは御飲みになってますし、ソーヴィニヨン・サンブリは売れ切れちゃいましたし…。
「ありませんですね。」たしかに白ワインを仕入れる際に気にすることは、豊かさと柔らか味が第一で選びます。
昔よくあったぶっきらぼうだけど素朴な白ワインはあまりみかけなくなりました。
市場でもすっぱさが目立たないスタイルがほとんどなのです。
うーん。
夏場の暑い日の夜のむにはすっぱい白ワインは必要です!
鯵の刺身を食べながらすっぱい白ワイン飲むと癒されます。
早速捜さねば!
すっぱさとちょっと塩辛さのあるグロ・プランなんか良いですね。
もちろんサン・ブリももう一度あたってみましょう。
まるっきりドライスタイルのリースリングなんかあったらベストかも?
今私は涎を出しながら想像しています(笑)。
結構真剣なのです。(笑)
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ポルトガルのワイン産地
Apr 24, 2009 by akiko |ポルトガルの赤も 試飲していただく予定。
もうちょっと ポルトガルのワインについて
頭に入れておこう と、昨日ウチにあるワインアトラスで
アレンテージョあたりを眺めていました。
標高は200~400mくらい、等高線をたどっていくと
意外と平ら。ところどころに 丘があるようですが。
これなら たっぷりの日照があるでしょう。
内陸ですから、雨も それほど多くはないはず。
ボリュームのある 味わいが うまれるに違いない。
そのうえ、酸もしっかりあって エレガントだし、
伸びやかなバランス。 気温 特に 日中と夜間の
温度差が気になります。
注目すべきワイナリーも いくつかあるようです。
具体的に どんな 醸造法を とっているのか
ウチにある資料では わからないのが残念。
時間が出来たら ネット で調べられるでしょうか。
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ピノ・ノアールって難しいですね
Apr 20, 2009 by toshiaki |ですからどうしてもコストが高くなります。なかなか安くて美味しいピノ・ノアールはないのが現実です。
また、ピノ・ノアールの国際基準、いうならば目標とすべきがブルゴーニュですから価格もブルゴーニュに比べることになります。この点でもハードルは勢い高くなります(笑)。
実はここのところずっとブルゴーニュ以外のピノ・ノアールを捜していました。
ワインのつくり手にはブルゴーニュを出し抜いてやろうと本気で考え努力している人がかなりの数います。
ここ20年ほどのテクノロジーの進歩とデータの蓄積から、そろそろニュースターが現れても良い頃です。
そんな訳でオーストラリアのローガン・ワイナリーやアメリカ、オレゴンのドメーヌ・セリーヌ、トリイ・モア、ウィラメット・ヴァレー ヴィンヤードなど幾つか見つかりました。
まだまだブルゴーニュが平伏すほどのレベルではありませんが、比べ方によれば価値のあるワインだとおもいます。
こんどはオーストラリアあたりのピノ・ノアールを捜してみようと思っています。
なんかありそうな気がしませんか?
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遂に入荷!ドメーヌ・セリーヌの赤ワイン。
Apr 17, 2009 by toshiaki |オレゴン州のワインづくりの歴史は1966年以来40年ほどしかありません。しかしブルゴーニューレベルののピノ・ノアールを作り出した聖地なのです。しかもオレゴン ピノ・ノアールのトップ生産者ドメーヌ・セリーヌのワインです。
うーん。
簡単に言ってしまうとあのロマネ・コンティなどの名だたるピノ・ノアールなどと3度にわたるブラインドティスティングで完勝した伝説のワイン生産者なのです。(ミネラル感がもう少しあれば良いような気もしますが。)
オレゴン州自体緯度は45度でブルゴーニュやアルザスなどと同じで恵まれた日照があります。そしてなによりもカリフォルニアなどと違い灌漑をする必要がありません。そのためフィロキセラの害も少なく、余分なコストもかかりません。環境に負荷を与えない条件なのです。
とくに1000メートル級の海岸沿いの山地とカスケード山脈にはさまれた州の北側のA.V.Aウィラメット・ヴァレーの地は海岸から流れる湿気が年間1100mmほどの適度な雨をもたらし、その夏場にはほとんど降水がなく、凝縮したブドウ果づくりには最適の環境なのです。
また、内陸部の高地ですから昼間と夜間の寒暖差がありブドウ果の酸も十分に生成できます。
ブルゴーニュレベルのピノ・ノアール栽培地と言えるのです。
パワーだけのマッチョなワインとは訳が違います。ピノ・ノアールの麗しさがあります。
余韻の長さと美しさは飲み手を魅了します。
抜栓後ワインが向上するスタイルはカリフォルニアワインとは違う質のワインであることの証なのです。
灌漑しないでブドウを栽培できますから、ワインの構造がしっかりしますので、無駄にワインを濃くする必要がありません。
ドメーヌ・セリーヌはブドウ樹の密植と徹底的な管理、栽培を行うことで世界でもっとも凝縮感のある美しいピノ・ノアールを作り出しました。恵まれた環境と努力をもってすれば決してフロックではないのです。
ただしドメーヌ・セリーヌ自体が設立されてから20年ほどの歴史しかありませんから、作り出すワインの熟成能力はまだ検証できません。(笑)
数百年の歴史をもつブルゴーニュのグラン・クリュの、神秘と言えるような熟成する生命をも凌ぐこととは別だとは思いますが。
生きてるうちに見届けたいですね(笑)。
そんな期待すら抱かせてくれる素晴らしいワインです!
少なくとも現時点ではアメリカ最良のピノ・ノアールです(笑)。
■ドメーヌ・セリーヌの赤ワイン
>> ピノ・ノアール エヴァンスタッド・リザーブ 2005年
>> ピノ・ノアール ヤムヒル・キュヴェ 2006年
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ソムリエ協会の雑誌
Mar 24, 2009 by toshiaki |ワインビジネスに携わる人間はちょっと気になる話です。
2007年の時点でのワイン総消費量の国別ランキングはイタリア、フランス、アメリカの順となっています。それが2012年になるとアメリカ、イタリア、フランスの順に変わるそうです。
アメリカは市場としては凄いのですね。(生産量でも2007年では4位です。)そして総消費量でずば抜けた伸びが考えられているのが、中国とロシアです。やはり人口の多い国の伸びは侮れませんね。
ちなみに日本は生産量、消費量ともにトップ10外ですが、国別消費金額では10位となるそうです。更にちょっとややこしいのですが、2007年の輸入金額ではイギリス、ドイツ、アメリカの順ですが日本はなんと6位です。地理的にはヨーロッパからは極東の辺境の地ですが、たいしたものです。
ある意味ワイン文化が爛熟しつつあるようにヨーロッパからは見えるはずです。
人口も少なく一人当たりの消費量も少ない日本ですが、更にワイン消費は確実に伸びます。なんといっても2007年では飲酒人口に換算すると、一人当たり年間2Lしかワインは飲まれていませんから。
ちゃんとした良いワイン選びこそ必要です!
頑張らなくては!
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マストロ
Mar 02, 2009 by toshiaki |やはり旨いです。
この価格帯のアリアニコですから、ヘビー級の作りではないのですが。
一般にアリアニコはとことんヘビー級に作らないと、あの柔らかで豊かな味わいになりません。
難しい品種なのです。
ここ数年イタリアは地場品種が見直され在来のアリアニコ種などを使ったワインが増えました。I.G.T.に良くあるカベルネ・ソーヴィニヨンなどのフランス品種の流行に対する反動です。
とはいえもともと土地にあった品種ですから、フランス品種より成果が出て当たり前なのです。ただカベルネ・ソーヴィニヨンだと高く売れるだけなのです(笑)。
話がそれてしまいました。そんなこんなで私にとってマストロは待望のアリアニコなのです。
その良さは一言でいうなら、「幸せになれる。」ワインなのです。
アリアニコのタンニンの優しさは比類がありません。
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山梨のワイン用ブドウの甲州種が足りないそうです
Jan 19, 2009 by toshiaki |新聞に載っていました。なんでも山梨のワイン用ブドウの甲州種が足りないそうです。
栽培農家が買取価格が低いため巨峰などの高く売れる食用品種に転作したためらしいです。
なんでも25円くらいだったのが75円ほどに高騰しているらしいです。
だいたい1kgのブドウからワインは1本弱できますから…
原料コストの事を我々が云々するのはあまり良い事ではありませんから控えることにします。
ただ問題は日本国産ワインが自社の自造ブドウだけで成り立たない現状だと思います。
基本的にブドウ生産者とワインナリーは同じものであることが望ましいですから、ワイナリー経営とブドウ生産が同じ人間で行われるような施策を誘導する必要があります。
それがあってこそ品質の真の向上があるはずです。
やはり良い優れたブドウは自分でつくらなくては良いワインになかなかなりません。
日本酒の酒蔵とは同じ物差しで考える訳にいきません。(日本酒のんでも米の品種の特徴は分かりませんから。)
日本酒と同じ酒税法でワインを扱うことには無理があります。ワイン法をつくる必要がありますよね。
それがすぐに叶わないなら100パーセント自家栽培自家醸造のワイナリーを株式会社で運営できれば可能だと思うのですが…。
既存の目に見えない障壁があります。
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侮れませんでした。
Jan 18, 2009 by toshiaki |2008年のイタリア、プーリアのノヴェロ・サレントです。あのコンティ・ゼッカがつくったワインです。(ラベルにヒバリの絵が描いてあるワインです。)
去年の暮れには完売になったワインです。
じつは1本だけ隠し持っていたのです(笑)。
2008年は例年に比べてやや線が細いような気がしてたので、少し間を置いて落ち着いてから試してみようと思ったのです。すこしたてば線の細さはすぐに分かりますから。
侮ってました。
もともと木樽は使っていませんから、隠しようがないスタイルなのですが、抜栓後5日経ってもまだ旨い!
おー!
計り知れない強靱な酸があったのです。
というよりは抜栓することで未完成のワインが出来上がったワインになったとでも考えた方が良いほどです。
安直な媚びたワインづくりをしてないのですね。さすがコンティ・ゼッカ!
ノヴェロとヌーボの違いが分かったような気がしました。
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お客様の指向はブランドよりもバリュー フォー プライス
Dec 29, 2008 by toshiaki |ところで、今年思ったのですが、お客様の指向がブランドよりもバリュー フォー プライスに向っています。景気が悪いことも原因なのでしょうが、とても良い事だと思います。日本のワイン市場も成熟に向っているようです。
来年になるとインポーターさんも新しい商品に入れ替わりますから、円高の恩恵にあずかれそうです。とはいえ、名前だけの高いワインが売れるとは考えられません。
名前だけの高いワインを飲んで失敗した方が多いからです。
いよいよ我々の出番か(笑)?
まあ、当店の場合かなり扱いアイテムがマイナーな上、偏りがありますから変な期待は持たない方が良いでしょう(笑)。
来年も相変わらずのスタイルでやって行くつもりですので、よろしくお願いいたします。
いけない、いけない!まだ31日まで営業しておりますので、ワインが足りない方の御来店おまちしております。
今年の正月は長いですから(笑)。
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評論家の加藤周一さん
Dec 06, 2008 by toshiaki |冷静で格調高いですよね。「あまりにも格調高く知識についていけないのがたまにキズですが(笑)」
そうそう、新聞で知ったのですが、加藤周一さんはフランスのレジオン・ドヌール勲章を受賞していたのです。
私の知る受勲者はナポレオンとロバート・パーカーだけですが(笑)、凄い人だったのですね。
日本の知識人の中でヨーロッパで通用する数少ない人だったんですね。
ただあのロバート・パーカーもレジオン・ドヌール勲章を貰っていることが引っ掛かりますが(笑)?
まあ、細かいことにこだわってもしょうがないですかね。
そんな訳で今日はちょっと悲しいです。
モーツァルトのレクイエムを聞きながら、ワインを飲みたい気分です。
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ドメーヌ ジョルジュ・リニエ フランス ブルゴーニュ
Nov 06, 2008 by toshiaki |つくるワインはクラシックという言葉がそのままあてはまります。化学肥料をまったく使わず、農薬の使用も極力避け、自然の状態を大事にする昔ながらのスタイルを守っています。
あざとくなく素直でいて、驚くほどの力を秘めたワインをつくります。
玄人うけするワインでもあります。
所有する畑もモレ・サン・ドニの特級畑を筆頭にジュヴレイ・シャンベルタンの素晴らしい地所ばかりです。
私の大好きなドメーヌです。
前にクロ・デ・ゾルムの2000年ヴィンテージを紹介いたしましたが、それ以外の2000年ヴィンテージも飲み頃となってきましたので、皆さんにご紹介いたします。現品のみですので欠品の際にはご容赦ください。
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このドメーヌのワイン
・ジュヴレイ・シャンベルタン 1級 レ・コンボット 2000年
・クロ・サン・ドニ グランクリュ 2000年
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ドメーヌ・サン・ジャック フランス ブルゴーニュ リュリー村
Nov 06, 2008 by toshiaki |そうなのです。
このドメーヌはかつては巡礼地サンジャック・ド・コンポステルへと続く長い旅程にある宿泊施設でした。ですから、建物も非常に古くアーチ状の柱に支えられたセラーは13世紀につくられたものです。
ドメーヌとしての歴史は1955年にクリストフ・グランモーガンが手に入れたことから始まります。しかしクリストフが1979年に早々と引退したことから、その息子が一人前になるまで畑は近所の生産者に貸借されました。
その後1991年に貸借契約が切れ現当主クリストフがドメーヌを再興しました。彼は農薬まみれだった畑を自然の状態に戻し2000年に有機栽培ワインのドメーヌとしてファースト・ヴィンテージをリリースしました。雌伏10年です。
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このドメーヌのワイン:リュリー 1級ラ・フォッス ドメーヌ・サン・ジャック2006年フランス シャロネーズ
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スペインの醸造家ミゲーレ・トーレス
Oct 28, 2008 by toshiaki |いままで標高が高すぎて冷涼なため栽培不能だったのが、温暖化のため栽培ができるようになったとのことでした。
また、強烈過ぎる日差しを和らげるためアルミ製の特殊な板でブドウの樹上に日笠のようにかぶせる工夫がされていました。
テロワール重視のフランス人からは疑問の声が上がりそうですね。
たしかフランスのワイン法では自然環境を人為的に手を加えることを禁止しています。
ただそれでもつくることは自由ですから可能なのですが、その畑がもつ正当な格付けを名乗ることが出来なくなります。
ブドウ栽培地図が変わろうとしている昨今いわゆる宗主国フランスも変って行くのでしょうか?
自然には逆らえませんからね。
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地球温暖化に伴いイギリス北部でもワイン
Oct 27, 2008 by toshiaki |ここのところ新聞で毎日のようにワインの記事が書かれています。
内容もかなり充実しており、勉強になります。
今朝の朝日新聞には地球温暖化に伴いイギリス北部でもワインがつくられるようになる話でした。もともとイギリスはワインをつくっていましたし、ブルゴーニュの石灰岩盤はドーバー海峡を越えてイギリス本土で再露出します。何百年前の気候変動によりワインが栽培されなくなっただけなのです。
ですからワインに対する希求はかなり根深いものがあります。かつてフランスのボルドーがイギリス領だったほどですから。
イギリスがスパーリングワインをつくってそれが本家フランスを凌ぐ品質になることはやぶさかではありません。温暖化の影響は大きいですが、現在の辛口シャンパンを作り出したのは紛れもなくイギリス人だからです。畑はフランスですが、消費、購入、流行させたのはイギリス人だからです。
ワインって特殊ですね。グローバリゼーションのさきがけといってもいいかもしれません。
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弊社で仕入れるヌーボは、ここが違う
Oct 24, 2008 by toshiaki |ところで今年はボジョレーは収穫期に雨にやられたらしいです。
ヌーボの場合は解禁日までのスケジュールが決まってますから、収穫期が短期になります。雨を受けたら収穫を遅らせてブドウ果の糖度回復を図ることが難しいのです。
うーん。
ボジョレーといっても広いですから、当店に到着するワインが雨にやられてないことを祈るばかりです。
あとこのような年は生産者の力量の差もはっきり出ます。
ただでさえ薄いワインしかつくっていない生産者のワインは更に薄さが増しただのスッパイだけの水になります。
逆にもともと濃いワインをつくる生産者は軽くとも飲みやすいワインとなります。
ちなみに当店がボジョレーヌーボーはヴィラージュしか売らない訳はここにあります。
ましてやカンソン社は常にワンランク上の中身を入れてくれますから、いままで失敗はありませんでした。
コンビニで売っている高いヌーボと当店のものを比べてみてください。
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今週の週間新潮いま読みました
Oct 23, 2008 by toshiaki |嘆かわしいです。
書いたのはノンフィクションジャーナリストの河合香織さんと言う方でした。
ただその原因を酒造法(ワイン法)がないためと結論づけています。まさにその通りなのですが、もう少し踏み込んだリポートが欲しかったです。朝日新聞の記事をそのままなぞっただけの記述ですから。
なんであんなへんてこりんな表示しか出来ないのか?その真相まで掘り下げて欲しかったです。
ワインの品質表示を国際基準にすると日本酒にも同等な基準が課されます。それを酒造業界が嫌っているのが真相なのです。
そこまで書いて欲しかったですね。もう少し勉強してから書いて欲しかったです。
そうするとワインジャーナリストには期待できませんかね?
事情は分かっていると思うのですが…
みんな宣伝が仕事だから無理ですかね?
だったらジャーナリスト名乗らないで欲しいですね。
ただのワイン芸者ですね。
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変わったワイン飲みました!
Sep 11, 2008 by toshiaki |最期に飲んだワインがボンヌゾーでした。
ロワールの甘口デザートワインでシュナン・ブラン種からつくられます。複雑味があり、切れもあり、私も結構好きなワインです。
家内は潜在的に香の強い甘いワインはあまり好きではないようなので(笑)、私が試飲しました。
フルーティーで切れが良くべたつかなく美味しかったです。
でも!
最期のフィニッシュの時、なんと「わさび」のニュアンスがあるのです。『え!』
ビックリこきました。
SO2ではないですし、過熟した種の影響なんでしょうか?
家内に聞いたところ「気のせいじゃない?」飲みもせずに相手にしてくれません。
うーん。
確かに「わさび」だったよなぁ。…
謎です。
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スペインワインが面白い
Sep 05, 2008 by toshiaki |まだまだ未知の生産地や高いポテンシャルを生かし切れない産地が多いのが魅力です。
全体に無名な産地が多いので価格が安くていいです。
EUの経済共同化のおかげでスペインワインは劇的な変革をしています。フランスなどの最新の技術をとりいれて品質さえ向上すれば、ヨーロッパ市場ひいては世界に容易に打って出ることができますから。
やはりEUの政治家の発想と実行力は凄いですね。
それはもちろん長い歴史が生かされた結果なんでしょう。
民族、国家の違いを超えた共通の価値観があるのですね。
もちろんキリスト教的な価値観が基本なのでしょうが、イスラムも巻込む勢いです。
時間がさらにかかりそうですが…
安くて美味しいスペインワインが、高騰を続けるワイン市場の安定化にも一役果たすほど売れたらいいですね。
良いワインさえつくれば可能です。
頑張れ スペインワイン!
鍵はつくり手の志です!
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