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Written on 2010 01

ドメーヌ・カミュ

Jan 25, 2010 by toshiaki |
ドメーヌ・カミュのワインのドメーヌ在庫の受注リストが来ました。
ブルゴーニュのシャンベルダン村の著名ドメーヌです。
ラインナップはシャンベルダン、ラトリシエール・シャンベルダン、シャルム・シャンベルダンすべて揃ってます。しかもバックヴィンテージも15年ほどさかのぼってます。

おー!
こりゃ凄い!

カミュのワインはとてもクラシックで私は好きです。醸しの期間が短いので、色が薄く軽いのですが、驚くほど香りが出ます。今時の黒いほど濃いブルゴーニュとは異質のワインなのです。ですから「薄くて軽い!」と誤解されます(笑)。
じつは究極の薄旨ブルゴーニュなのです(笑)。私はカミュの一番好きなワインはシャルム・シャンベルダンです。もともと果実味のまとまりが良く、エレガントさが身上のグランクリュ。この畑こそカミュの良さが一番現れると思っています。
エレガントの極み!

すかさず発注しましたが、取れますかね?

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乾燥・コルク・耐久性

Jan 23, 2010 by toshiaki |
ここのところ暖かくなったり、寒かったり天候が安定しませんね。

この間知ったのですが、『乾燥注意報』って火事に注意するように発令されるのですね。単に湿度が上がっても建物の木材はすぐに湿気を吸わないため雨の翌日でも『乾燥注意報』は簡単に解除されないらしいです。完全に乾燥した木材は水をかけたくらいでは湿気を吸わないらしいです。湿った陽気が続かないと解除されないのです。

当店のワインセラーもこの時期常に加湿器が回ってます。タイマーをつけて加湿量は調節しますが、毎日一度水の補充をしなくてはなりません。梅雨時は放っておいても80%近い湿度になりますが、この時期は加湿器の水が切れたりするとすぐに20%にもなりますから毎日水の補充をします。

短期的には湿度が多少変わってもワインに影響ないでしょうが、長い熟成する場合にはコルクの寿命に関わるようです。

あまり乾燥するとコルクが固まり弾力を失い、蓋の役割を果さなくなります。

コルク以上に耐久性に優れた材質の蓋が開発されるのはいつ頃でしょうか?スクリューキャップもかなり進歩したようですし、合成や樹脂コルクもだいぶ見かけますし。
じつはもうすでに出来ていたりして(笑)、我々が気付いていないだけだったり。すでに使う方(消費者)の慣れの問題だけだったりして?
コルク栓の長い歴史は使う側にも染み付いていますから、取って代わる材質があっても、実際それがコルク栓の変わりになるには時間がかかりそうです。いつの間にコルク栓が無くなっていた!こんな日がもう間近だったりするものです。

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マコン、ヴィレ・クレッセの至宝

Jan 13, 2010 by toshiaki |
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ふふふ。
サンプル取り寄せちゃいました(笑)。
ちょっと高いんですが。
マコン、ヴィレ・クレッセの至宝と呼ばれるドメーヌ・アンドレ・ボノームの最高キュヴェとクレマン・ド・ブルゴーニュです。
クレマン・ド・ブルゴーニュが10年振りにリリースされたと聞いて、いてもたってもいられず、取りあえず1本取り寄せちゃいました。10年前に飲み損なったクレマンなのです。2006年から、マコン・ヴィラージュの畑をクレマン用に樹を選定して転用したそうです。(このためマコン・ヴィラージュはラインナップから消えたようです。)
シャルドネだけのブラン・ドゥ・ブランなのですが、ストロベリーやフランボアーズの香りがするという、お化けなワインなのです?
ピノ・ノアールでつくられるブラン・ドゥ・ノアールならいざ知らず、シャルドネで赤いベリー系の香りがするはずありません!
嘘か?お化けか?確かめる必要があります。ワインの考え方が変わるかも知れません。

それにしても瓶からしてカッコいいですね(笑)。

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20年前と比べる技術の進歩

Jan 11, 2010 by toshiaki |
久し振りにブルゴーニュ ラ・コルヴェ・オ・プレートレ2006年赤を飲みました。

このワイン、色はとても薄いのですが、味わいが深くとても旨いのです。私がワインの勉強を始めた頃『ブルゴーニュはボルドーと比べると色が薄い、なぜかと言うと果皮の醸しの期間が短いからである。』と教わった頃を思い出します。20年以上前の話ですかね。

今、そんな風には教えないでしょうね。ブルゴーニュもボルドーと変わらない濃さのワインがほとんどです(笑)。いかに果皮から色素やアントシアニンを多量に抽出するかが、技術の常識となっています。意地悪く言えば、もともと薄い果汁からいかに濃い色のワインを造る技術に傾斜することにもなります。濃縮果汁機の登場普及でヴィンテージに左右されないほどの技術が確立されたと言えます。

うーん。

技術の進歩は大事なことですが、飲み手に還元されてないような気がします(笑)。まあ、ボルドーよりはましですか?

そんなことより、今年もコストパフォーマンスに優れたレアなワインを見つけることです。

マスキューの使命です!

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ポール・ガロデのワインがここのところ気になります。

Jan 07, 2010 by toshiaki |
2005年から2~3年使用のバリックで樽発酵・熟成を50パーセント、残りの50パーセントはステンレスタンク発酵・熟成し、両者をアッサンブラージュする今のスタイルになったそうです。2005年以前はすべてバリックの2~3年樽で発酵・熟成していたようです。

たしか酒商タルデュ・ローラーンがバリックの新樽発酵後新たなバリック新樽で熟成し『新樽20パーセントのワイン』として一世を風靡したのは今から10年ちょっと前でしたか?
ピュリニー・モンラッシェの大御所は昔からバリックによる樽発酵をやっていたところもあり、バリックによる発酵はもともとある技法なのですね。そこで贅沢に新樽を使うことはバリエーションの一つと考えた方が良さそうです。

元来発酵槽にステンレスタンクを使うようになったのは1980年代になってからですから。
1000リットル位の容量のステンレスタンクは数百万円しますから、ワインの醸造設備としてはかなり高価なものです。バリックの古樽を使えば安上がりですし、ワインに良い風味を与えることも可能ですから、一石二鳥なんですね(笑)。
ただし使い方の塩梅が難しいのでしょう。新しいバリック樽を使用すると過剰な樽風味が付き、ワイン本来の果実味を台無しにしてしまいます。樽風味に負けない果実味があるブドウを栽培しなくてはいけません。
そして、なにも新樽でなくてはならない必要はありません。
新樽を購入すると10万円として、入るワインは225リットルということは、750ml瓶に換算すると300本ですから、ワイン1本333円位のコストがかかることになります。
それでも新樽を使うことでワインが高く売れた時代には、1000円でしか売れないワインが3000円位でも売れましたから(特にアメリカ人がこの新樽風味を好みました。)やたらと新樽風味のブルゴーニュワインが流行ったことがありましたね(笑)。

話がそれました。バリックなどの古樽を使って発酵させることは資本力に乏しい小規模生産者や新規参入した生産者には福音であり、ワイン生産が初源的な農産物であることの証だと思います。
こうでなくては夢がありません(笑)。
アッと驚かすニュースターが現れるから面白いのです。ワイン造りは本来つまらない量産品を生み出す装置産業ではありません。(可能ですし、その様につくられているワインのほうが量的には多いですが。)
ロマネ・コンティも1本500円のワインも畑から取れる農産物という意味においては同じものです。(さすがに500円だと美味しいワインはありませんが。)

飲めば飲むほど勉強することが増えます(笑)。
だからこそ楽しいのです(笑)。
酔うためだけに飲むものでないのがワインですね。

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ムルソー1996年ヴィエイュ・ヴィーニュ

Jan 06, 2010 by toshiaki |
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昨日の続きなんですが、今ポール・ガロデのムルソー1996年ヴィエイュ・ヴィーニュをあけました。キャップシールをとると漏れもなく、コルクもしっかりしています。抜栓してもコルクは脆さがありません。かなり良いコルクを使っています。
色は想像通りの輝くゴールドです。
香りは…
やはり、シェリー香がします。熱のダメージを受けていましたね。
飲むとまるっきりドライシェリーです。
ただし酸があり、なかなか本場のドライシェリーでも味わえない濃厚さです(笑)。
こりゃ旨い!?
良い白ワインは酸化するとシェリーみたいになるのです。たしかに白ワインとしての寿命は終わってますが、なかなかこれが旨い。

うーん。

やはり酸のありようは、昔から変わらずにボリュームがありました。ただし、2007年のようにバリックによる樽発酵・熟成をやっていたかは判断できません。完全に樽香が溶け込んでいます。それにしても香りが良く立ちます。
シェリーとしても立派なものです(笑)。

良い勉強ができました。

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