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Written on 2010 02

梅といえばメルロ!

Feb 24, 2010 by toshiaki |
だいぶ暖かくなりましたね。
梅の花も満開になりそうですね。今年はまだ腰を据えて梅見をしてません。梅林で梅の香りに包まれると幸せな気分になりますよね。色よし、香りよし、姿よしの三拍子揃ったのは梅ですね。香りの割に花が控え目なところも良いのです。こうして考えると桜より風情があるかもしれません。まあ、どちらも楽しみには違いありませんが(笑)。
そうそう、梅といえばメルロ!(毎年いってますね。)メルロ種のあじわいってプラム―梅ですよね。日本食で梅肉を使った料理が多いですから、どうにかしてメルロとあわせてみたいです。比較的あっさり目の料理が多いですから、ボルドーのメルロではなく、もっと軽くフルーティーなメルロが良いですね。
うーん。
南フランスに薄いメルロはありますが、フルーティーさに欠けることが多いですね。ロワールのメルロはちょっと土臭いですよね。以外と和食の梅に合うメルロが頭に浮かびません。フランス以外の北イタリアなんか良いかも!もともと濃厚なスタイルではありませんし、果実味がピュアですから、良いかも!
少し捜してみます。

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ジロラートの2005年

Feb 14, 2010 by toshiaki |
ふふふ。
見つけました。

なにがって?

ジロラートの2005年です!

あのシャトー・モン・ペラで有名なデスパーニュさんがつくる最上級銘柄です。新樽の中に選りすぐったブドウ粒を投入して、回転させながら発酵させ、その後また新たな新樽で熟成させるという常軌を逸脱したモンスターワインです。たしか2001年にファーストリリースされてからボルドーのカルトワイン(ガレージワインですね。)になりました(笑)。高いことは高いのですが、コストを考えると安いワインです。デスパーニュさんもジロラート単体だと赤字だと言ってましたね。

実はあるインポーターさんの受注輸入のリストで見つけました。もちろん海外在庫ですし、数も少なかったので確保することは難しいと思っていましたが、12本だけ確保できました(笑)!
やったぁ!
デスパーニュファンの私からしますと、彼の年齢を考えても2005年のようなビッグヴィンテージに、デスパーニュさんが巡り逢うことはもうないはずです。実際にもう引退しているか、引退間際です。

4月の入荷が楽しみです(笑)。

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ブドウの樹も今は我慢のしどころ?

Feb 13, 2010 by toshiaki |
昨日、今日と寒いですね。昼間オートバイに乗る気がしません(笑)。

ブドウの樹も今は我慢のしどころなんでしょうか?このあと3月になれば芽吹きますが、それまではしっかりと休眠するようにDNAに刻まれている訳です。単純に実をならす植物ですから、休眠期間が必要なんですかね?ちゃんと一年サイクルで繰り返しますから、不思議です。我々の季節感と同じです。しかも手入れと剪定を上手くすれば100年以上生きますから、スゴい!まるで人間と一緒です。ちなみに剪定せずに生やし放題にして、とことん限界までブドウを大量に成らすと、10年もたないで枯れてしまうそうです。人間も無理し過ぎると寿命が短くなりますから同じですね。
すべての生き物に共通する法則のような気がします。
我が身の不摂生を反省しなければいけません。やはり出来ればまっとうしたいですよね(笑)。

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人のハードワークによって貴腐ワインはできます

Feb 05, 2010 by toshiaki |
いやー、良かったです!
シャトー・ド・フェルのボンヌゾー2005年375ml再入荷しました(笑)。
試飲会で大好評いただいたロワールの貴腐ワインです。
やっぱり本物の貴腐ワインは飲み手を選びません。試飲会では皆さん感激してくださいました。

ちょうどテレビで見たのですが人間の甘さに対する欲求は何百万年にもさかのぼる古いものらしいです。DNAに刻み込まれているのですね。

このワインはもちろんとっても甘いのですが、糖分以外の酸やグリセリンなどが多量に溶け込んでいますから飲み飽きしません。
砂糖菓子のようなベタとした後口ではなく、果実の香りがすーっと引くように、しかも長い余韻となっていつまでも口の中に残ります。
美しいのです。
貴腐ワインこそ甘美の世界遺産だと考えている私は変でしょうか(笑)?

ただし、現実には甘いだけの貴腐ワインもどきがかなり流通してますからご注意を!

ワインを凍らしたり、単に畑に放っぽらかしたり、機械的に濃縮したり、甘いだけのワインをつくることは容易です。
限られた畑で天候の奇跡に恵まれた時にのみ、人のハードワークによって貴腐ワインはできます。ですからあまりにも安い貴腐ワインには手を出さない方が賢明だと思います。

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カルチェロ

Feb 05, 2010 by toshiaki |
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カルチェロなかなか良いです。
スペイン、フミーリアのワインです。
モナストレルの比率は40%ですが、モナストレルの良さがとても良く出ています。本来モナストレルは何十年も熟成が可能な長期熟成向きの品種です。また独特の風味があるため単一でワインになることが多いです。とはいえ早飲みに造ってしまえば経済効率は良いですから、薄く造って製品化されることもありますが、薄く造ると台無しになる気難しい品種でもあります。
ちょっとややこしくなりましたが、要は濃くて旨いのですが、旨くなるまでに時間がかかる品種なのです。

モナストレルはフランスでムールヴェドルとよばれバンドールの主要品種として有名です。どちらも私は好きですが、バンドールの滑らかなフローラルさとフミーリアの飲み応えがある特徴は拮抗してますね。ただ寿命はフミーリアに軍配が上がりますか、フローラルさはバンドールですか。
まあ、いずれにせよ大好きなワインなのです(笑)。
カルチェロは他の品種とアッサンブラージュすることでモナストレルの良さを表現した新しいスタイルです。そこには低収量と畑でのハードワークが欠かせませんが、恐らくミクロ・オキシダシオンなどの新技術も導入されていると思います。

それにしても良く出来ています!

ラベルもカッコいい(笑)!

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