前月   October 2010   翌月
Mo.Tu.We.Th.Fr.Sa.Su.
    123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

Menu:

More info:

リンク:

ワインの桝久商店
関内のバー[タウザー]
横浜のバー時代屋
FULホスティング サービス
ホームページ制作

:
:



Written on 2010 10

台風の中お越し下さいまして、まことにありがとうございました。

Oct 31, 2010 by toshiaki |
昨日は台風の中、お越し下さいまして、まことにありがとうございました。
お客様も台風がひどくなる前に早々とご来店された方と、台風は気にしない(笑)方に別れたようです(笑)。また、わざわざ行けない故ご連絡くださる方など、マスキューが愛されていると実感いたしました。昨日は本当にありがとうございました。

まず、最初のボルドー赤の2009年二種。ボルドーACのシャトー・オームリナとボルドー・スペリゥールACのシャトー・ラモテ・カステラです。
私曰く『2009年はワインにストレスがなく、良い作柄だったようです。』
『どっちも飲みやすいですね。どちらかというとラモテの方が甘くてイイかな。ところでワインにストレスがないってどういうことですか?』
私曰く『味わいでは水っぽさがない。妙に酸っぱくない。刺すような苦みやアルコール感がない。などですか。それは天候の影響で、収穫期に雨が降ったり、夏の日照が足りなかったり、夏が暑すぎたり、などのイレギュラーな天候の結果がワインの味わいとして反映されます。』
『なるほど!そうすると2009年のワインは良いと。』
『ボルドーでも、今飲んでいただいているアントゥル・ドゥ・メールは間違いなく良いと思いますが、まだ右岸左岸の大物はリリースされていませんから、ボルドー全体は分かりません。でも期待は出来そうです(笑)。』
『それではアントゥル・ドゥ・メールに限ると2005年を上回る出来ですか?』
かなり鋭い(笑)。
私曰く『そこまでの凝縮感はありませんね。2000、1996年に近いですか。生産量も多そうですね。』
ところでラモテの味わいなのですが、甘さがありタップリして柔らか。いかにもメルロらしい味わいなのですが、実はカベルネ・ソーヴィニヨンが80%なのです。これには皆さんビックリ!
『えっ!カベルネが80%も入っているんですか!まるっきりメルロの味ですよ(笑)!』
私曰く『そーなんです(笑)。やはりカベルネらしいカシスの味わいは限られたあの地域しか出ないようです。』
『そーだよね。オーパス・ワンなんかカベルネの味しないもんね(笑)。』
さすが良く飲んでいらっしゃる!
『私はオー・ムリナの渋いタンニンが好きなのですが…。』
私曰く『確かにタンニンの質感は良いですよね。こっちの方がカベルネが入っている感じがしますね。』
好みもちょっと別れましたが、皆さん共通して2009年には好印象を持たれたようです。

さていよいよシャトー・モン・ペラの2007年と2008年の比較です。抜栓直後は2008年の甘さが2007年を圧倒します。
『こんなにも違うんですね!2008年は甘くて飲みやすいですが、2007年は苦い(笑)味だけじやなくて香りも苦い。なぜですか?』
私曰く『木樽由来のタンニンが葡萄由来のタンニンに勝っているからです。あまり心地好いものではありません。』
ところが抜栓後4時間ほど経つと2007年がバランスを取り戻してきます。
『今飲むのなら、2007年の方がイイんじゃない。ボルドーらしくて好きだよね。2008年は甘くて飲みすぎちゃうな(笑)。』
ワインのポテンシャルからすると2008年の方が上ですが、すぐ飲むには2007年とするべきなのですね。ワインの価値は一通りではないのです。

さてピックプール・ドゥ・ピネです。
『酸っぱいけど、爽やかで華やか!イイなぁ。まさに女子向け(笑)。』
『初めて飲む品種。ピックプールなんて名前も可愛い。』
女性に大人気(笑)。
ロワールだとミュスカデやグロ・プランで大西洋のカキを食べますが、南フランスではピックプールで地中海のカキを食べるのがベストかも知れません(笑)。
『そーいえばこのまえ「そごう」のオイスターバー行ったけど、色んな産地のカキがありましたね。ちなみに北海道のカキにはミュスカデとピックプールのどちらが合いますかね?』さすが食通!
私曰く『北海道は寒いですからロワールのミュスカデの方があいますかね?』
私曰く『でもピックプールは明日になると別のワインのようになります。酸っぱさよりもふくよかさが全面に出ます。ですから今の状態でしたら冷やした方が良いですが、明日に飲むなら常温くらいが良いかもしれません。不思議なワインです(笑)。』

さて今日のトリは『マッカニャーノ』白ワインです。計り知れない力を知るため抜栓後まる5日たった同じワインと飲み比べていただきました(笑)。
私曰く『このワイン、ヴェルディッキオ・ディ・マテリカといいまして2010年からDOCGに昇格しましたが、産地は小さく生産量も少なく日本へはほとんど入ってきませんでした。古代から伝わる品種で、造りもプリミティブ。このマッカニャーノは特醸品で良い年だけ造られます。』
『うわっ!凄い!でもフランスワインみたいに樽の香りしませんね?バランスもイイ。
五日後は?凄い複雑!旨い!』
『想像を越えてますな。いままで経験したことのないワインです。』
私曰く『そーなんです。私も初めての経験です(笑)。ですからこのワインの凄さを伝えるために五日後のワインと合わせて飲んでいただくことにしました(笑)。』
『なんで五日後にはこうなるんですか?これは極上の和食レストランでいただきたいですね。』
『五日後になると漢方薬やらスパイスやら杏やアーモンドの香り。八角なんかも。』
『中華料理にも合いますね!』
五日たってもまだ底が見えない凄さに、一同ビックリのワインでした。
イタリア恐るべし!

台風の中、どうもありがとうございました。重ねて御礼申し上げます。

ここを↓クリックして頂けると励みになります。ブログランキング参加中。ご協力お願いします。


人気ブログランキングへ

さあ、明日は試飲会です。

Oct 29, 2010 by toshiaki |
さあ、明日は試飲会です。でも台風で天気悪そうです(シクシク)。
まあこればかりは仕方ないですね。無理してご来店いただいて、途中で怪我したり、雨に濡れて風邪でもひいたら一大事です。
お待ちしておりますが(笑)。

ところで、今週の火曜日に開けた『マッカニャーノ』なのですが、不朽ですね(笑)。これほどアロマが落ちないのも珍しいです。まだまだベースの香りにたどり着きません。酸のフレッシュ感とボリュームは抜栓後まる三日しても、減りません(笑)。凄いポテンシャルです。
イタリア、マルケ州の山の中にある小さな産地のワインなのですが、侮れません。今年からDOCGに昇格したようですが、まだまだ日本での知名度は低く、知らない人の方が多いマイナー産地です。今日たまたま、あるお客様から「カチャトラ」に合わせるワインということでお勧めしました。美味しいでしょうね。考えるとヨダレが出ます(笑)。トマトの凝縮した旨味にワインの酸がぴったり合うはずです。
あータマラン(笑)。

ここを↓クリックして頂けると励みになります。ブログランキング参加中。ご協力お願いします。


人気ブログランキングへ

10月30日 桝久店内にて試飲会を行います

Oct 26, 2010 by toshiaki |
今月10月30日(土曜日)14時から20時30分までの間、桝久店内にて試飲会を行います。ご都合の良い時間にお越し下さいませ。

まずは注目の2009年ヴィンテージのボルドーワインです。まあ今回ご紹介するワインはどちらも早呑み込みのスタイルのワインですが、ストレスを感じない良い出来かと。
シャトー・オー・ムリナ2009年 赤 ボルドーAC 750ml 990円税込み
このワインまとまりが良いのです。特別にインパクトがあるわけではありませんが、とてもフレッシュ感があり、赤いベリー系の香りがチャーミングなのです。気がつくと一本空いてしまっている気安さに好感がもてます。

シャトー・ラモテ・カステラ2009年 赤 ボルドー・スペリゥールAC 750ml 1470円税込み
これも最初のシャトー・オー・ムリナと同じアントゥル・ドゥ・メール産のワインですが、ランクはちょっと上です。基本的なスタイルは同じようですが、木樽熟成しており複雑さがあります。もちろん新樽は使っていませんから、コーヒーやスパイスなどのニュアンスがワインに加わり、いかにも良いボルドーワイン(笑)。
まだまだ2009年は大物は登場しませんが、何となく想像がつきませんか?

さて続きはシャトー・モン・ペラの2007年と2008年の垂直試飲です。価格はおなじ2700円なのですが、味わいの差は?ヴィンテージの差は?楽しみです(笑)。
シャトー・モン・ペラ2007年・2008年 フランス ボルドー プルミエ・コート・ド・ボルドーAC 750ml 2700円税込み
ちなみに最初の2本のアントゥル・ドゥ・メールと地続きのプルミエ・コート・ド・ボルドーのアペラシオンにシャトー・モン・ペラは属します。アペラシオンの違いも楽しめようかと。

そして後半戦は白ワインです。
〇サン‐ペラ ピックプール‐ド‐ピネ コトー・デュ・ラングドックAC 2009年 フランス 白
750ml 1470円税込み
珍品入荷です(笑)。『ピックプール‐ド‐ピネ』変わった名前ですよね。在来の品種で酸に特徴があります。なんでもコトー・デュ・ラングドックのAOCで新しく品種のAOCとして認められたそうです。どんな料理に合うか?皆さんのアイデアを期待しています(笑)。
そしてトリは『マッカニャーノ』です。

ヴェルデッキオ ディ マテリカDOC 『マッカニャーノ』2008年ガリアルディ イタリア マルケ州 白 750ml 2680円税込み
これだけ強いと最期にしなくてはなりません(笑)。イタリアの奥深さを教えてくれます。まさに怒涛の白ワイン!

皆様のお越しお待ちしております。

ここを↓クリックして頂けると励みになります。ブログランキング参加中。ご協力お願いします。


人気ブログランキングへ

試飲会の隠し玉になるか?

Oct 24, 2010 by toshiaki |
null
来週の土曜日にはマスキューの試飲会です。一ヶ月あっという間ですね(笑)。


今回は新着ワインがメインとなりそうですが、この期に及んでまだ、ワインを探しています(笑)。やっぱり来ていただいた方が『あっ』というワインを一本でも多く出したいのです。


実は今日ちょっと聞き慣れないワインが到着しました。南フランスのコトー・デュ・ラングドック  ピックプール‐ド‐ピレというアペラシオンの白ワインです。あんまり聞いたことありませんよね(笑)。コトー・デュ・ラングドックに新たに加わった品種名のアペラシオンです。
このワイン、ピックプール‐ド‐ピレという在来品種から作られた白ワインです。品種の意味は『舌を刺す』ということで、酸味が強いようです(笑)。


どんな味だか楽しみです。今まで経験したことのない味わいかも?ワクワクします。今、瓶を前に調べ物をしながら、どんなワインだか妄想に浸っています(笑)。


このひと時はかなり楽しい!


試飲会の隠し玉になるか(笑)?

ここを↓クリックして頂けると励みになります。ブログランキング参加中。ご協力お願いします。


人気ブログランキングへ

今日は気持ちの良い天気ですね(笑)。

Oct 06, 2010 by toshiaki |
これから青山に試飲会です。お目当てはブルゴーニューワインとリコルタン・マニュピュラントのシャンパンです。
マイナーですが、優良な生産者のワインを輸入することで定評があるヌーベル・セレクションさんの試飲会です。やはりワインを仕入れるには飲んでみないことには判断がつきません。べつにインポーターさんのセレクションを疑う訳ではありません。選びに選んだ結果輸入したワインに違いないと思います。とはいえマスキューの売りたいワインや実際売りやすいワインにすべてが該当する訳ではありません。我々のような業者がワインを売るには、売っているワインに惚れ込まなくては売れません。あと価格帯です。いくら美味しくても、現実離れしたワインではダメです。
さあ、今日はどんなワインに当たりますか(笑)?

ここを↓クリックして頂けると励みになります。ブログランキング参加中。ご協力お願いします。


人気ブログランキングへ