イタリアの2010年の作柄も大分わかってきました。
北イタリアは7月に雨がかなり降ったようで、一部で腐敗病が発生したようです。このためなかには30%ほど収穫を落とした生産者もいるとか。冷夏と雨の影響を受けたようです。このため収穫は2週間ほど遅れたようです。ただし9月に入り晴天が続いたようですから、糖度は戻ったようです。ただノベロは、収穫を待ったところと待ちきれなかったところで、差が出たようです。ノベロは解禁日が決まってますから、なかなか収穫を遅らすことは難しいのです。
北イタリアの大御所ネビオーロなどは収穫が10月に入ってからですが、これはこれでどんな塩梅か心配になります。
あと南イタリアは大丈夫(笑)。やはり安定した地中海性気候は強い?
なんと6月から8月まで雨が一滴も降らなかったようです。でも冬から春先には雨がかなり降ったようですから、地中には水分がタップリあります。こうなると期待が増します(笑)。
あと中部イタリアが知りたいですね。
Written on 2010 10
イタリアの2010年の作柄
Oct 17, 2010 by toshiaki |ここを↓クリックして頂けると励みになります。ブログランキング参加中。ご協力お願いします。
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桝久 ボジョレー作柄情報
Oct 14, 2010 by toshiaki |ここのところようやくボジョレーの作柄が確定したようです。
今年2010年は6月の開花期が天候不良で日照・気温が不足していたようです。このため結実不良の被害をうけました。ぶどう果粒が成長せずに青い小粒のままになります。それを取らずに醸造すると、ワインとなった時に雑味やエグ味となります。
そして7月に入ると雹に見舞われたそうです。雹によってぶどう果が傷つき、ダメになります。
この7月の時点で収穫量の減産が確定したようです。
そしてそれ以降は天候に恵まれ、ぶどうの糖度はあがり通年以上のものになり、収穫を迎えたようです。
こうした成育の経緯を考えると、しっかり畑仕事をして、摘房・摘果を行わなければ良いワインは出来ません。そして醸造前の撰果もしっかりしなくてはなりません。
2009年のような、誰が作っても失敗しないような恵まれた作柄ではないようです(笑)。生産者による差が出ますね。
ボジョレー・ヴィラージュやクリュ・ボジョレーのちゃんとした生産者のワインは賞味に値しそうです。逆に大量生産される安いワインには要注意かもしれません。
ご注意を!
今年2010年は6月の開花期が天候不良で日照・気温が不足していたようです。このため結実不良の被害をうけました。ぶどう果粒が成長せずに青い小粒のままになります。それを取らずに醸造すると、ワインとなった時に雑味やエグ味となります。
そして7月に入ると雹に見舞われたそうです。雹によってぶどう果が傷つき、ダメになります。
この7月の時点で収穫量の減産が確定したようです。
そしてそれ以降は天候に恵まれ、ぶどうの糖度はあがり通年以上のものになり、収穫を迎えたようです。
こうした成育の経緯を考えると、しっかり畑仕事をして、摘房・摘果を行わなければ良いワインは出来ません。そして醸造前の撰果もしっかりしなくてはなりません。
2009年のような、誰が作っても失敗しないような恵まれた作柄ではないようです(笑)。生産者による差が出ますね。
ボジョレー・ヴィラージュやクリュ・ボジョレーのちゃんとした生産者のワインは賞味に値しそうです。逆に大量生産される安いワインには要注意かもしれません。
ご注意を!
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1987年のシャトー・マルティナン
Oct 09, 2010 by toshiaki |今日は一日中雨でしたね。秋雨って季節がどんどん寒くなってゆく、バロメーターのようです。寒い冬に向かって季節が変わります。こんな季節の変わり目になると膝やら腰やら痛みがでます(トホホ)。昔の怪我や無理からきてますから、ここはだましだましやり過ごすしかありません。
昔といえば先日87年のボルドーワインを発見しました。1987年のシャトー・マルティナンです。マルゴーACのワインです。たしか昔販売していたワインです。1987年はいわゆるオフのヴィンテージなのですが、このワイン割と良く、たしかどのくらい持つか知るためにセラーの奧隅に隠して置いたワインです(笑)。もうそろそろ良いでしょう。常識的には恐らく飲めない状態だと思いますが、果たしていかに!
期待通りに生きながらえているか?
はたまた時の藻屑となっているか?
結果はどうあれ判断の基準にはなります。何事も経験です(笑)。ただワインを判断するには時間がかかります。一人前のテイスターになれるには、どれほど時間がかかるのでしょうね(笑)。
昔といえば先日87年のボルドーワインを発見しました。1987年のシャトー・マルティナンです。マルゴーACのワインです。たしか昔販売していたワインです。1987年はいわゆるオフのヴィンテージなのですが、このワイン割と良く、たしかどのくらい持つか知るためにセラーの奧隅に隠して置いたワインです(笑)。もうそろそろ良いでしょう。常識的には恐らく飲めない状態だと思いますが、果たしていかに!
期待通りに生きながらえているか?
はたまた時の藻屑となっているか?
結果はどうあれ判断の基準にはなります。何事も経験です(笑)。ただワインを判断するには時間がかかります。一人前のテイスターになれるには、どれほど時間がかかるのでしょうね(笑)。
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アリアニコ・デル・ヴルトレ『アケルン』
Oct 09, 2010 by toshiaki |アリアニコ・デル・ヴルトレ『アケルン』2005年の輸入元在庫が切れたようです。
あのバジリウムの忘れ形見です。
やっぱり良いワインですから、しょうがありませんね。マスキューでもイチ押しのイタリアワインですから、まだ飲まれていない方は、あるうちに是非お試しください。
それというのも、今日このワインを輸入しているインポーターさんのマスキュー担当者が、見えました。なんでも新卒の新人ということでわざわざ足を運んで下さったようです。しばらく、話をして気がついたのですが、我が家の娘と同じ歳です。
うーん。
普通に話をしながらも、ちょっと変な感じでした(笑)。
『家の子もこんな風に社会人やってんのかな?』彼は良く勉強してるようですし、話も良く解るのですが、娘の同級生と商談してると思うと、なんか変な感じです(笑)。
まあたしかに、我々が歳をとったということなんでしょう。まさか自分がこんなことで苦笑するとは、普段は気づかないのでしょうが、確実に歳をとっていることを実感しました(笑)。
あのバジリウムの忘れ形見です。
やっぱり良いワインですから、しょうがありませんね。マスキューでもイチ押しのイタリアワインですから、まだ飲まれていない方は、あるうちに是非お試しください。
それというのも、今日このワインを輸入しているインポーターさんのマスキュー担当者が、見えました。なんでも新卒の新人ということでわざわざ足を運んで下さったようです。しばらく、話をして気がついたのですが、我が家の娘と同じ歳です。
うーん。
普通に話をしながらも、ちょっと変な感じでした(笑)。
『家の子もこんな風に社会人やってんのかな?』彼は良く勉強してるようですし、話も良く解るのですが、娘の同級生と商談してると思うと、なんか変な感じです(笑)。
まあたしかに、我々が歳をとったということなんでしょう。まさか自分がこんなことで苦笑するとは、普段は気づかないのでしょうが、確実に歳をとっていることを実感しました(笑)。
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一昨日収穫したばかりのメルロ
Oct 05, 2010 by toshiaki |頂き物しちゃいました。
何をって?
一昨日収穫したばかりのメルロです(笑)。
じつは筋金入りのワインエキスパートのKさんが持ってきてくださいました。Kさんは毎月一度山梨の三澤ワイナリーに行って畑仕事に参加されていて、一昨日は収穫してきたとのこと。7月にメルロの結実したばかりの果をいただきました。あの時のりんごの皮のような味わいの粒のような果が、立派な葡萄果に成長した訳です(笑)。
大体長さが15cm位で重さが180gほどです。甘くとても美味しいですね。完熟しているもので、すぐに破砕機にかけられるのを持ってきて下さいました。種も苦みを感じません。種のタンニンも完熟しているのでしょう。
写真の右側の茶色の葡萄は甲州種でまだ収穫まで10日ほどかかるとのこと。食べると酸っぱくて、苦いですね。ただメルロも甲州も出来上がったワインとは違った味わいです。醸造を経てあの特徴がでるのですね。思わぬ勉強が出来ました(笑)。
ありがとうございました。
何をって?
一昨日収穫したばかりのメルロです(笑)。
じつは筋金入りのワインエキスパートのKさんが持ってきてくださいました。Kさんは毎月一度山梨の三澤ワイナリーに行って畑仕事に参加されていて、一昨日は収穫してきたとのこと。7月にメルロの結実したばかりの果をいただきました。あの時のりんごの皮のような味わいの粒のような果が、立派な葡萄果に成長した訳です(笑)。
大体長さが15cm位で重さが180gほどです。甘くとても美味しいですね。完熟しているもので、すぐに破砕機にかけられるのを持ってきて下さいました。種も苦みを感じません。種のタンニンも完熟しているのでしょう。
写真の右側の茶色の葡萄は甲州種でまだ収穫まで10日ほどかかるとのこと。食べると酸っぱくて、苦いですね。ただメルロも甲州も出来上がったワインとは違った味わいです。醸造を経てあの特徴がでるのですね。思わぬ勉強が出来ました(笑)。
ありがとうございました。
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ローヌ・ヴィラージュの雄
Oct 02, 2010 by toshiaki |ガントランディー頑張りましたね(笑)。
ローヌ・ヴィラージュの雄ドメーヌ・ガントランディーです。
あれ?
ドメーヌ・ロッシュ‐オードランも雄って言ってなかったっけ?
そーなんです。私のローヌ・ヴィラージュの雄は二人いるのです(笑)。
昨日一昨日と2008年の『ル・デヴェス』を飲みました。2008年のローヌは悲惨だったようで、オードランに到っては赤ワインを作らなかったほどです。ローヌ・ヴィラージュ最良のヴィサン村の極上の畑『ル・デヴェス』も例外ではなかったようです。
うーん。
味わいに雑味があり、ブドウ果に問題があったようです。悪天候のため、ちょこっとしか残らなかったブドウ果から、必死にワインを作ったかのようです。そして出来上がったワインは『ル・デヴェス』のプライドにかけて、少しでもバランスを取ろうと力を振り絞っているかのよう…。
泣けてきます。
天候のちょっとした気まぐれで、生産ゼロのリスクを生産者は背負います。
富豪のような生産者ならいざしらず、小さい農家では死活問題になります。
頑張れ!
気に入りの生産者でしたら2008年のワインを売ってあげなくては!
悪いワインはありませんから。
ローヌ・ヴィラージュの雄ドメーヌ・ガントランディーです。
あれ?
ドメーヌ・ロッシュ‐オードランも雄って言ってなかったっけ?
そーなんです。私のローヌ・ヴィラージュの雄は二人いるのです(笑)。
昨日一昨日と2008年の『ル・デヴェス』を飲みました。2008年のローヌは悲惨だったようで、オードランに到っては赤ワインを作らなかったほどです。ローヌ・ヴィラージュ最良のヴィサン村の極上の畑『ル・デヴェス』も例外ではなかったようです。
うーん。
味わいに雑味があり、ブドウ果に問題があったようです。悪天候のため、ちょこっとしか残らなかったブドウ果から、必死にワインを作ったかのようです。そして出来上がったワインは『ル・デヴェス』のプライドにかけて、少しでもバランスを取ろうと力を振り絞っているかのよう…。
泣けてきます。
天候のちょっとした気まぐれで、生産ゼロのリスクを生産者は背負います。
富豪のような生産者ならいざしらず、小さい農家では死活問題になります。
頑張れ!
気に入りの生産者でしたら2008年のワインを売ってあげなくては!
悪いワインはありませんから。
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エル・マセット2008年,ボトルショックからだいぶ立ち直っています
Oct 01, 2010 by toshiaki |先日エル・マセット2008年を飲みました。
あの敬愛するドメーヌ・ラファージュの赤ワインです(笑)。
たしか7月の頭頃入荷直後に飲みましたね。そろそろ調子が出だす頃と思い、また飲んでみました。
うーん。
ボトルショックからだいぶ立ち直っていますね。まとまりが出てきました。例年よりタンニンがちょっと硬質な感じがしますが、緩さが無くて良いかと。例年よりタイトな感じがあります。まだまだ伸びしろがありますね。
2008年のフランスワインは全体に低調ですが、南フランスは例外みたいですね。いくらラファージュさんが天才でも天候の影響からは逃れられません(笑)。平気にアルコール分が14%以上上がる産地ですが、2008年は13.5%と良い塩梅です。このくらいのアルコール分だと飲んでて辛くありません。いくら濃いワインが評価されるといっても、それはコンクールだけでのことです。実際普段飲むには、このアペラシオンだと13.5からせいぜい14%くらいがベストかと思います。
過ぎたるは及ばざるが如し。
ワインにも言えそうです。
あの敬愛するドメーヌ・ラファージュの赤ワインです(笑)。
たしか7月の頭頃入荷直後に飲みましたね。そろそろ調子が出だす頃と思い、また飲んでみました。
うーん。
ボトルショックからだいぶ立ち直っていますね。まとまりが出てきました。例年よりタンニンがちょっと硬質な感じがしますが、緩さが無くて良いかと。例年よりタイトな感じがあります。まだまだ伸びしろがありますね。
2008年のフランスワインは全体に低調ですが、南フランスは例外みたいですね。いくらラファージュさんが天才でも天候の影響からは逃れられません(笑)。平気にアルコール分が14%以上上がる産地ですが、2008年は13.5%と良い塩梅です。このくらいのアルコール分だと飲んでて辛くありません。いくら濃いワインが評価されるといっても、それはコンクールだけでのことです。実際普段飲むには、このアペラシオンだと13.5からせいぜい14%くらいがベストかと思います。
過ぎたるは及ばざるが如し。
ワインにも言えそうです。
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