ここのところようやくボジョレーの作柄が確定したようです。
今年2010年は6月の開花期が天候不良で日照・気温が不足していたようです。このため結実不良の被害をうけました。ぶどう果粒が成長せずに青い小粒のままになります。それを取らずに醸造すると、ワインとなった時に雑味やエグ味となります。
そして7月に入ると雹に見舞われたそうです。雹によってぶどう果が傷つき、ダメになります。
この7月の時点で収穫量の減産が確定したようです。
そしてそれ以降は天候に恵まれ、ぶどうの糖度はあがり通年以上のものになり、収穫を迎えたようです。
こうした成育の経緯を考えると、しっかり畑仕事をして、摘房・摘果を行わなければ良いワインは出来ません。そして醸造前の撰果もしっかりしなくてはなりません。
2009年のような、誰が作っても失敗しないような恵まれた作柄ではないようです(笑)。生産者による差が出ますね。
ボジョレー・ヴィラージュやクリュ・ボジョレーのちゃんとした生産者のワインは賞味に値しそうです。逆に大量生産される安いワインには要注意かもしれません。
ご注意を!
Written on 2010 10 14
桝久 ボジョレー作柄情報
Oct 14, 2010 by toshiaki |ここを↓クリックして頂けると励みになります。ブログランキング参加中。ご協力お願いします。
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