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Written on 2011 01

ル・デヴェス

Jan 31, 2011 by toshiaki |
寒いですね。今月も今日でおしまい。明日から2月ですから、節分の声をきいて多少寒さが緩むと良いですね。
土曜日の続きです(笑)。昨日日曜日の晩は、土曜日の試飲会の残りを飲んでおさらいです。
やはりガントランディの『ル・デヴェス』2008年は正真正銘のワインでしたね。全く崩れません。ベリーの赤い果実の香りは、さらに明瞭さを増したかのよう。もちろん抜けの良さ、広がりの大きさは衰えません。

うーん。

圧倒的な巨大さはもともとありませんが、香りの強さとまとまりの良さは素晴らしいです。あまり恵まれたヴィンテージではないはずですが、『ル・デヴェス』畑は糖度・酸度とも十分にあがるようです。そこが最良の畑と言われる所以なのですね。もちろん畑では何百年にもわたり、植え付ける品種や栽培法などが試行錯誤されたに違いありません。そしてそれが唯一無二のテロワールとして出来上がったのでしょう。
私はテロワール実在主義ですが、自然が造った絶対のものとは考えていません。そこで長きにわたり人智と労力が注がれて、自然とともに造り上げたものがテロワールだと考えます。けっしてテロワール至上主義者ではありません(笑)。
ワインの品質決定要因は造り手と飲み手なのです。いくら造り手が素晴らしいワインを造っても、共鳴する飲み手がいなくては意味がありません。
美味しく飲まれてナンボの世界です。

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2007年のファミーユは実にアンニュイな貴婦人!

Jan 12, 2011 by toshiaki |
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今日も寒いですね。ここのところ車のエアコンは強風にセットです。

でもこれくらいが冬らしくて良いかも。とはいえバイクに乗ると震えが止まらなくなりますが(笑)。

我が家ではお正月から、ワインの消費量は全開です。10リットル以上はいってます(笑)。ただ今年は白ワインをかなり飲んでいます。スペイン、ガリシアの『ゴデーリョ』、ルエダの『ヴェルデホ』、何度飲んでも美味しいですよね。あとボルドーのミラード社がつくるシャトー・ルクーニェ レゼルヴ・ド・ラ・ファミーユ2007年を久しぶりに飲みました。

実は去年インポーターさんから販売終了の連絡を受けました。

「ガーン!」

ショックでした。

なんたって私が一番好きなボルドー・セックですから…。

悲しい気持ちになりながら飲みますと、2007年のファミーユは実にアンニュイな貴婦人!ピークを迎え、その風情と言ったら…。
遅摘みのハニーで豊潤な肢体、整ったプロポーション。

「きっ、君が居なくなるなんて!」

妄想と悲しみが止まりません!

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ジュ・ド・レザン2010年好評です。

Jan 07, 2011 by toshiaki |
ポール・ジローのジュ・ド・レザン2010年好評です。

フランス、コニャックの中心地グラン・シャンパーニュで造られる葡萄ジュースです。

マスキューではジャパン・インポートさんが輸入を始めてからずっと続けています。最初の頃は2ダースもあったら、翌年の新入荷まで残っていました(笑)。なぜ続けたかというと、まず美味しいからです。そしてビジネススタイルに共鳴したからです。
それというのも、コニャック造りは製品が出荷するまでに何年も時間がかかります。生産者はブランデーとして出荷出来るまで収入になりません。皆さんご存知のようにブランデーは木樽に入れて何年も寝かせて、ようやく製品となります。ですから、コニャックの生産者というと大手のレミーマルタンやヘネシーなどの大資本の会社の寡占となります。ブルゴーニュのドメーヌのような小規模な生産者が栽培から製品化まで一貫して行うことは稀になります。そんな状況の中ポール・ジローは稀な小規模生産者なのです。個性のないコニャックが多い中、テロワールを感じる素晴らしい味わいのコニャックを造ります。
コニャック地方にあって葡萄農家は葡萄栽培や原料ワイン製造にしかかかわれない現実において、ポール・ジローは守るべき小規模生産者なのです。ですから、収穫したばかりの葡萄がすぐに売れるジュース販売は、ポール・ジローの会社のフローを良くします。それが経営の安定と品質の向上につながります。
コニャックで消してはならない『灯』ポール・ジロー。その一助になればと思い、売れなくとも続けてきました。

ですから、ジュ・ド・レザンが普通に売れるようになって、嬉しさは我がことなのです(笑)。ポール・ジローが味をしめて、ジュースばかりつくることはないと思いますが(笑)、また我々も増産を声高に言ってはいけないかもしれません(笑)。ほどほどで良しとすべき商品です。

在庫もあとわずかです。品切れの節はお許しを。

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今日から店舗の営業が始まりました

Jan 04, 2011 by toshiaki |
マスキューは今日から店舗の営業が始まりました。

あるお客様が来店されました。仮にAさんといたしましょうか。
Aさん「こんにちは。暮れに買ったイタリアの白、美味しかっですよ(笑)。ヴェルディッキオ・ディ・マテリカでしたっけ」
暮れにインターネットを見てお越しくださった折、私の好みの白ワインをお勧めしたお客様です。
私「どうもありがとうございます(笑)。あー、お口に合って良かったです。私が去年一番感動した白ワインです(笑)。」
愛する『マッカニャーノ』を褒めていただき、私は鼻たかだか(笑)。
Aさん「とにかく巨大(笑)。経験したことがありませんね。」
きっとワインに知的好奇心があり、味に変なこだわりのない方です。
私「わざわざ、遠路お越し下さりありがとうございます。今日はいかがいたしましょうか?」
Aさん「実はインターネットの記事を読んできましたから、今日は決まってます(笑)。」

こんな時、この仕事をしていて良かったと素直に嬉しいのです。
今年も頑張らなくては!

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エギュベル  ベルモット

Jan 04, 2011 by akiko |
12月末は マスキューの 決算なので、年始にかけて たな卸しです。
細かい作業なので 骨が折れますが、仕方ないですね~。

そんな作業の中、古い在庫の エギュベル ベルモットが 何故か 光って見えました。
呼びかけているんですよね~。 Drink Me!  不思議の国のアリス じゃないけど・・・。
ほこりをかぶっているんだけど やっぱり 光って見える。
これは 飲むしかない!!

スクリューキャップが プチッと 開いたとたん 店内に 広がる 強い香り。
驚きですね。
エキゾチックで深い。大人の飲み物。
舌に乗せると 極めて まろやか。
とても 上等の オロロソかアモンティリャードか。あるいは 甘くない リキュールか。
とにかく 凄い。 
若者には 飲ませたくない。渋さを判っている 大人の飲み物ですね、まさに。
・・・熟成するんですね~。こんなに 深く。

たな卸し、大変だけど こんな楽しみも あったんですね。

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