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Written on 2011 05

濃いワイン-エステート・バルベーラ

May 26, 2011 by toshiaki |
先日オーパス・ワン好きの友達に会いました。中学時代からの古い友人で、たまたま会う機会がありました。

友人「君は酒屋でソムリエなんだって?すごいじゃん。ところでオーパス・ワンの安いのない?」

私「だめだよ。お金にあかしてそんなのばっかり飲んじゃ(笑)。濃いワインが好きなら、もっと安くてイイのあるよ。こんどもってくるよ(笑)。」

後日、彼に『エステート・バルベーラ 2008年 ウッドワード・キャニオン・ワイナリー ワシントン ワラ・ワラ・ヴァレー 』を送ってあげました。あのラベルの牛が可愛いワインです。

友人「おいおい!あのワインめちゃくちゃ旨かったよ。いくらするの?」
私「オーパスの1/6くらいかな(笑)。良かったでしょ(笑)。」
友人「オーパスより全然濃い!オーパスと一緒に飲んだんだけど、オーパスが薄く感じた。」
私「濃いだけじゃなくて、果実味も割としっかりしてるんだよね。」
友人「俺、こんどからあれにするわ(笑)。お金払うから送ってね(笑)。」
お互い古くからの知り合いですから、気取ることなく話せるのは有り難いことです(笑)。
こうしてまた一人マスキューのワインにはめました(笑)。

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いろんな顔があって面白いよ

May 17, 2011 by weblogland |
先日ボルドー好きのOさんからお電話いただきました。

Oさん「こないだの試飲会のシャトー・オー・サン・マルタン2003年まだある?結構気にいったんだよね。」

Oさんは筋金入りのボルドー好きです。飲んでるボルドーワインは私よりきっと多いですね。しかも古いものもビッグシャトーも飲んでます。
選ぶワインは基本的にエレガントなもの。いわゆるイギリス人好みのボルドーワインがお好きなようです。

私「自分もサンマルタン2003年好きなんですよ。でも試飲会では周りのワインが個性的なものばかりでしたから、埋もれちゃいました(笑)。」

Oさん「あのワイン、家でゆっくり飲んだんだけど、いろんな顔があって面白いよ。あんなワインがポロッとあるところはボルドーの奥深さだよね。」

私「ありがとうございます。まあ、大物の4番バッターじゃありませんけど(笑)。捜すの大変だったんですよ(笑)。」

やはり経験と価値観のある方は見逃しません。

選んだワインが褒められると嬉しいですね。冥利に尽きます。

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ミュスカデ・ゼヴル・エ・メーヌ・シェル・リー VV 2009 B&D マルタン

May 17, 2011 by weblogland |
昨日は久しぶりにミュスカデ飲みました。
あのドメーヌ・マルタンのシュール・リー2009年です。

フレッシュで切れが良くしっかりしてますから、危うさや細さを感じません。すっぱいだけのミュスカデではありません(笑)。

なんのためにシュール・リーをしているのか実感出来ますね。あと、もともとの葡萄果の濃さと栽培の健全さを感じます。薄いワインをいくらシュール・リーしても所詮なのです。バランスが伴いません。

あと、ロワールも2009年は良かったようですね。ワインの全体的なスケールが大きく感じました。すくなくともマルタンに関しては2008より天候に恵まれたようです。マルタンは比較的ヴィンテージに左右されない名手ですが、これまで飲んだ中でマルタンの2009年は一番の出来だと思います。じつは昨日このワイン常温で飲みました(笑)。ミュスカデはりんご酸が多いですから、常温ですと味わいがボケがちだったりバランスが崩れたりします。ところがこのワイン馬脚がでません(笑)。かなり良いと思います。

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春らしくサンセール

May 13, 2011 by weblogland |
今日は暖かかったですね。外でちょっと動いたら汗かいちゃいました(笑)。
ここのところ疲れが溜まったのか、首と肩がパンパンです。たいして働いてないんですが(笑)。ストレッチをすると気持ちイイこと。あー、すっきりした。

そうそう、昨日は取り寄せたサンプルを飲みました。春らしくサンセールです。アロマチックで生き生きとして、飲むと元気が出ます(笑)。でも最近は高くなったので、マスキューのラインナップから外れています。(コタはありますが、あれは別格。)気軽に飲めるサンセールを探しています。

昨日飲んだのは、クラシックスタイルの懐かしいワインでした。グラマラスではなく、タイトでフレッシュ。酸のボリュームがあり、アルコール分は12.5%とベストです。2009年のサンセールは良さそうですね。ちょっと置くと本領を発揮しそうです。私は好きなタイプですが、あまり一般受けはしないかも(笑)。

うーん。

難しいですね。

また、今晩飲んでみます。

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『ドモワゼル・クレア』 2009年

May 05, 2011 by toshiaki |
ここ3日ばかりかけて『ドモアゼル・クレア』2009年を飲みました。
フランスの変わったA.O.C.カバルデスのワインです。去年入荷したワインですが、そろそろ落ち着きが出てきたかも?と試してみました。

初日は相変わらずの圧倒的な果実味。木樽を浸かっていませんから隠しようがありませんね(笑)。でもバランスは良くなっています。シラーとメルロでも上手く溶け合ってますね。でも、不思議なことに翌日飲みますと、ちょっとくぐもった感じです。中にあるものがぐずぐずしているような?
「あれ?このまましぼんじゃうのかな?」
とりあえず全部飲まないで、さらに翌日また飲むことにしました。

そして抜栓後3日目。
「こりゃ旨い!」
ようやく酸が表に出てきました。凄いポテンシャルです。モンスター級です。スパイシーなベリー系の香りが口の中一杯に広がり、言葉を失います。多量のタンニンはしなやかさを纏っていますから圧倒的です。

やはりドメーヌ・ド・カザバンはただ者ではありませんでした。ニュー・スターと持ち上げられるのもわかります。ただフランスではニュー・スターと評価されて入手しにくくとも、馬鹿に高い価格が付かないのがうれしいですね(笑)。アメリカのマスコミとぐるになったマッチ・ポンプ型ビジネスではなく、長い目で生産者を育てるワイン市場があります。
ホッとしますね(笑)。
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シャトー・オー・サン・マルタン

May 04, 2011 by toshiaki |
シャトー・オー・サン・マルタン2003年思った以上に良いです。

この前の試飲会でご好評いただいたボルドー右岸のワインです。翌日の晩、残りを再び飲んだのですが、しなやかな厚みが出ていました!ワインの格はボルドー・シュペリュゥール級ですし、価格も1280円と格安でした。試飲会での状態も完全に出来上がった古酒の佇まいがありましたから、これ以上の伸びは期待していませんでした。ところが、翌日の方が厚みがあり、果実味としっとりとしたタンニンの調和がエクセレント!
もともとインパクトのあるワインではありませんが、香り味わいが出てくる出てくる(笑)。単に濃ければ良い訳ではないのですね。良い状態で熟成することで本領を発揮するクラシックボルドーでした。
特に、2003年は暑い夏でしたので、シャトーによっては酸のない濃いだけのスカスカなワインもありました。何万円もするグラン・ヴァンすら例外ではありません。
うーん。
奥が深い!
勉強の1本でした。
休みが空けたら早速追加注文をしなくては!
まだあるかなぁ?

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試飲会 リポート

May 01, 2011 by toshiaki |
昨日はありがとうございました。

2時からのスタートでしたが、最初は誰も来ず3時になってからお客様が来はじめました。家内ともども一時はどうなることかと案じましたが(笑)、途中グラスが足りなくなるほどでした。また、グラスを買い足しますのでお許しを。

まずトップバッターはアリバーナ・ディ・ロマーニャです。
「おっ、これイイね。真っ昼間にパスタ茹でて、このワイン飲んだら最高だね(笑)。」
「生ハムのサンドイッチもイイね。」
「カロリー高くて太りそう(笑)」
「旨いものはカロリー高くてもイイんだよ(爆笑)。」
皆さん抵抗無く、このワインを受け入れて下さいました。
「マスキューさん、なんでアルバーナ・ディ・ロマーニャいままで取り扱わなかったんですか?」
私「美食の地エミリア・ロマーニャの白ワインですから、すごく美味しいワインも沢山あるのですが、ビックリするほど高くてディリーワインと呼ぶにはちょっと無理でした。かといって価格の安いお手頃なワインも沢山あるのですが、旨いものが見つかりません。安くて美味しいワインは地元で優先的に消費されるようです(笑)。そんな訳でなかなか売れるワインに当たりませんでした。」
「なるほど。このワイン飲みやすくてフルーティーだけど、厚みがありますもんね。」
私「そーなんです。明日になると厚みがさらに増します(笑)。」
「オリーヴ・オイルには合いますねぇ。」
「塩辛さにも合う訳だ。」
大人気のうちピッタリ完売してしまいました。インポーターさんはまだ在庫がありますので、月曜日に発注をかけますからご安心を。

さて、つぎのシャトー・オー・サン・マルタン2003年です。
「かわいい!花みたい。」
私「ラズベリーみたいですよね。右岸のメルロの特徴です(笑)。一般的なプラムのニュアンスとはちょっと違います。あと、熟成の状態がかなり良かったように感じられます。」
とはいえ実は、最初にお越しくださった筋金入りのワインエキスパートのKさんとボルドーラヴァーのOさんとワインの並び順で相談していただきました(笑)。はじめシャトー・オー・サン・マルタン2003年は後のシャトー・ラコンブの前でした。マズールのローヌ、ステファンのオート・コート・ド・ニュイの後でした。前の2本が強いですから、オー・サン・マルタンの繊細なニュアンスが伝わらないのではと?
私「オー・サン・マルタン2003年とても良いと思うのですが、いかがでしょう?」
Kさん「確かに、らしい良いワインですよね。でも回りが主張の強いワインばかりだから、見落としちゃうな(笑)。」
Oさん「私はすごく好きなワイン。実に良くできてる。うーん。でもこの順番はちょっと可哀相かも(笑)。」
そんな訳で急遽オー・サン・マルタンを赤ワインの一番目に並べました(笑)。
抜栓直後はまだ還元臭が強く果実味が隠れていますが、2時間も経つと絶好調。熟成により、ピノ・ノアール的な味わいとなっています。
「このワイン安くないですか?なんでこんなに安いの?」
「2003年って良い年だったんですよね?」
私「今、ボルドーワインは高いイメージが定着してますが、有名どころ以外にはまだまだ掘り出し物があるようです(笑)。お褒めいただきありがとうございます。」

さて、久しぶりのマズールのコート・デュ・ローヌ2000年、素晴らしい熟成状態です。
「うわっ!あま~い!でもこれグルナッシュですか?独特の嫌な感じがない(笑)。」
私「グルナッシュ70%、シラー30%です。雑味がないのです。栽培から仕込みまでの管理が完璧だったようです。」
「そうそう、雑味がない!」
「うーん。ハーモニーが素晴らしい!単一品種で造ったみたいだよね。これって熟成しているからですか?」
私「やはりこうした形で古酒を市場に出せるマズールは大したものです。」
説得力十分でした(笑)。

次はお待ちかねのブルゴーニュのピノ・ノアールです(笑)。今やシャブリの一流生産者となったブロカール家の長男ステファン・ブロカールが立ち上げたネゴシアン、『クロズリー・デ・アリズィエ』のオート・コート・ド・ニュイ2009年です。
「ピノ・ノアールらしいなぁ(笑)。酸がしっかりしていて、飲むと元気がでるね(笑)。」
私「通常のブルゴーニュが造られるところより高台に畑がありますから、その分、酸が強くなります。でも泥のついたフランボアーズのような香りもしっかり出ています(笑)。アペラシオンの特徴がとても良く表現されています。」
「2009年って良いヴィンテージみたいですよね?」
私「はい。少なくとも2007、2008年より良さそうですね。」
「オート・コートって悪い年はまずさが目立つ(大爆笑)。」
「私、ネゴシアン物ってあまり信用してないんですが(笑)、このワイン旨いですね(笑)。」
「安いピノ・ノアールってあるにはあるけど、かなりまずいよね(笑)。」
皆さんのご不満解消できましたか?さすがステファン、育ちが良い!

そして久しぶりのシャトー・ラコンブ2005年。
「うわっ!旨いなこのワイン!香りが凄い。」
「濃いんだけど、くどくない(笑)。」
私「マスキューでは1990年ヴィンテージ頃から扱ってますが、2005年はまさに1990年を彷彿させる出来栄えです。」
「確かに何度もマスキューさんで買った(笑)。いつも変わらない旨さだよね。確か昔は2000円しなかったですよね(笑)。」
私「ドッヒャー!良く覚えてらっしゃる。お許しを!」
「でも2005年は香りのボリューム感が凄いですね。まだまだ寝かしていた方が良さそうですね。」
「ところでラベルに書いてある『ボルドー・オー・ベナージュ』ってなんですか?ラコンブのアペラシオンはボルドーA.C.ですよね?』
家内「ラコンブのあるところはアントゥル・ドゥー・メールの真ん中で、白の『ボルドー・オー・ベナージュ』という比較的有名なアペラシオンです。逆にいくら良い赤ワインをつくってもこの地ではボルドーA.C.しか名乗れません。」
私「オー・サン・マルタンはボルドー・シュペリュゥールA.C.ですからこれより格が落ちる訳です。まあ、法律上の話ですが。」
家内「それが許せないんでしょう。でもややこしいですね(笑)。」

トリはマスキューの隠れ定番『フィトゥ』つくるは名手シャトー・ド・ヌーヴェル。
「うわっ!濃い!旨味が詰まってる!」
私「ここまで濃厚だとリキュールに近いですよね。」
「前のラコンブは香りでしたが、これは味わいですねぇ。」
私「さすが!地中海系の葡萄だと香りより味わいに特徴が出ます。」
「でも、ハーブみたいな香草の味わいもして複雑!」
家内「ここのワインは毎年変わらずに安定してて、ハズレがないんです。でもいつの間にか瓶形が変わりましたが(笑)。」
私「非常に良い状態になってからリリースしますから、安心して飲めます。」
「お腹が一杯になりそうなワインですね(笑)。」
私「個人的にはカリニャンが嫌いなのですが(笑)、このシャトー・ド・ヌーヴェルのワインだけは別です。あのチープな感じがありません。不思議なのです。」
圧巻でした。


ここのところの自粛で皆さんも我々もストレスが溜まっていたようで、盛会となりました。ワインは飲み手の心を動かすもの。酔うためだけの酒ではありません。楽しく好奇心を刺激し、心を揺り動かすものと、改めて実感いたしました。単なる加工食品でもあるワインに生命力や自然を感じられる感性の素晴らしさ、豊かさ。そしてそれは、ワインが無い人生、生活があまりに無味乾燥なものと強く思いました。
どうもありがとうございました。

それから、レコールNo.41からいただいたチャリティ・ワインも無事完売いたしました。また改めてご報告いたしますが、取り急ぎ御礼申し上げます。

昨日はどうもありがとうございました。重ねて御礼申し上げます。

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