ここ3日ばかりかけて『ドモアゼル・クレア』2009年を飲みました。
フランスの変わったA.O.C.カバルデスのワインです。去年入荷したワインですが、そろそろ落ち着きが出てきたかも?と試してみました。
初日は相変わらずの圧倒的な果実味。木樽を浸かっていませんから隠しようがありませんね(笑)。でもバランスは良くなっています。シラーとメルロでも上手く溶け合ってますね。でも、不思議なことに翌日飲みますと、ちょっとくぐもった感じです。中にあるものがぐずぐずしているような?
「あれ?このまましぼんじゃうのかな?」
とりあえず全部飲まないで、さらに翌日また飲むことにしました。
そして抜栓後3日目。
「こりゃ旨い!」
ようやく酸が表に出てきました。凄いポテンシャルです。モンスター級です。スパイシーなベリー系の香りが口の中一杯に広がり、言葉を失います。多量のタンニンはしなやかさを纏っていますから圧倒的です。
やはりドメーヌ・ド・カザバンはただ者ではありませんでした。ニュー・スターと持ち上げられるのもわかります。ただフランスではニュー・スターと評価されて入手しにくくとも、馬鹿に高い価格が付かないのがうれしいですね(笑)。アメリカのマスコミとぐるになったマッチ・ポンプ型ビジネスではなく、長い目で生産者を育てるワイン市場があります。
ホッとしますね(笑)。
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Written on 2011 05 05
『ドモワゼル・クレア』 2009年
May 05, 2011 by toshiaki |ここを↓クリックして頂けると励みになります。ブログランキング参加中。ご協力お願いします。
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