先日ソムリエ志願のF君から質問されました。
F君「マスキューさんはデカンタージュをどう思いますか?」
私「基本的にはしません。」
F君「澱が沢山あるオールド・ヴィンテージなんかデカンタージュした方が良いと思いますが?」
私「たしかにあの微粒な澱はワインの味わいを悪くしますよね。でも、オールド・ヴィンテージのワインをいきなりデカンタージュすることでワインを壊すことの方がリスクが高いと思います。」
F君「壊れちゃいますか?」
私「それより立てて置いて、ゆっくりサーヴィスした方が確実ですよ。」
F君「でも、お店でいきなりオーダーが入ったら、前もって立てて置けないじゃないですよね?」
私「そうですよね。前もって何日か前から出すワインが解っていれば良いのですが、現実にはそんなお客様は少ない(笑)。そんな時はとにかくワインを揺らさないように、澱を極力立てないようにサーヴィスするしかないですよね。」
F君「デカンタージュはお客様の意思にお任せするのがベストという事ですね。」
私「そうです。あくまでお客様次第ですから。」
F君「じゃあ、まだ若いワインを出す場合にはデカンタージュした方が良いのですか?」
私「カラフェですね。これも判断が難しいですね。基本的にはデカンタージュせずにゆっくり召し上がっていただくのがベストかと。大きめなグラスでゆっくり飲めば同じですから。いきなりデカンタージュするとバランスを崩すことがあります。」
F君「そうするとソムリエの仕事が無くなる(笑)。」
私「お客様のデカンタージュの意思があればするべきですし、お店によってはデカンタージュの前にグラスに一杯注いでおき、デカンタージュしたワインとの違いをお客様に楽しんでもらうサーヴィスの仕方をするお店もありますよ(笑)。」
F君「へぇー。それ楽しそうですね(笑)。」
私「間違っても『まだ若すぎるから飲めません!』などと言ってはダメですよ(笑)。」
Written on 2012 11
デカンタージュをどう思いますか
Nov 30, 2012 by weblogland |ここを↓クリックして頂けると励みになります。ブログランキング参加中。ご協力お願いします。
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ワインを理解する近道
Nov 29, 2012 by weblogland |マスキューの1リットル シリーズです(笑)。
写真向かって右から
●『ツヴァイゲルト』2010年 ヴァイングート・アロイス・ヘレラー販売価格(税込):
1,430円
〇『グリューナー・ヴェルトリーナー』 2011年 ヴァイングート・アロイス・ヘレラー販売価格(税込):
1,430円
〇リースリング トロッケン 2011年 ヴァインホフ・ショイ販売価格(税込):
1,695円
こうして1リットル瓶のワインを並べるとなかなか可愛い(笑)?
今この3種類の1リットルワインがありますが、奇しくももドイツ語圏。
輸入元も同じ(笑)。
でもたまたまそうなっただけですから、深読みはしないでくださいね(笑)。
赤のツヴァイゲルトは優しくて上質なボジョレーのよう。白のグリューナー・ヴェルトリーナーは中華料理にぴったり。あと最近の扱いのリースリングは日本人の味覚に寄り添う可愛いヤツ(笑)。
私、この3種類だけしかワインの選択肢がなくとも、一年は耐える自信があります(笑)。
うーん。
白がなくても赤のツヴァイゲルトだけでも大丈夫ですね(笑)。
飽きのこない良いワインなのです。
資格試験を目指す方には特にオススメ。様々なワインを飲むことも大事ですが、ちゃんと造られた良いワインを飲みつづけることが、ワインを理解する近道なのです。
写真向かって右から
●『ツヴァイゲルト』2010年 ヴァイングート・アロイス・ヘレラー販売価格(税込):
1,430円
〇『グリューナー・ヴェルトリーナー』 2011年 ヴァイングート・アロイス・ヘレラー販売価格(税込):
1,430円
〇リースリング トロッケン 2011年 ヴァインホフ・ショイ販売価格(税込):
1,695円
こうして1リットル瓶のワインを並べるとなかなか可愛い(笑)?
今この3種類の1リットルワインがありますが、奇しくももドイツ語圏。
輸入元も同じ(笑)。
でもたまたまそうなっただけですから、深読みはしないでくださいね(笑)。
赤のツヴァイゲルトは優しくて上質なボジョレーのよう。白のグリューナー・ヴェルトリーナーは中華料理にぴったり。あと最近の扱いのリースリングは日本人の味覚に寄り添う可愛いヤツ(笑)。
私、この3種類だけしかワインの選択肢がなくとも、一年は耐える自信があります(笑)。
うーん。
白がなくても赤のツヴァイゲルトだけでも大丈夫ですね(笑)。
飽きのこない良いワインなのです。
資格試験を目指す方には特にオススメ。様々なワインを飲むことも大事ですが、ちゃんと造られた良いワインを飲みつづけることが、ワインを理解する近道なのです。
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ソムリエの勉強、マスキューの試飲会で味を覚える
Nov 22, 2012 by toshiaki |今日珍しいお客様が来店されました(笑)。
「ごめんください。ご無沙汰しております(笑)。」
私「あっ!O君!久しぶりですね。今どうしているの?」
O君「あのレストランにまだいます(笑)。就職祝いで頂いた『ドンナルーチェ』が忘れられなくて買いにきました。」
私「それはそれは良かった(笑)。ありがとうございます。」
実は以前勤めたお店を移った時、O君はわざわざ挨拶に来てくれました。今度はイタリア・レストランに勤めると聞いて、お祝いに『ドンナルーチェ』を差し上げました。
O君「『ドンナルーチェ』って美味しいですよね。甘いんですが砂糖の甘さじゃなくて…。上手く言えませんが(笑)。ところでどうすればソムリエの資格取れますか?先々のことを考えたら金バッチが必要だと思うのです。」
私「ソムリエの資格を真剣に必要だと思うことが一番大事です。ですからO君は大丈夫ですよ(笑)。」
O君「勉強の仕方も解らないし、どんなワインが美味しいのかも解りません。」
私「でも『ドンナルーチェ』を美味しいと思ったんでしょ(笑)?解るじゃないですか(笑)。」
O君「そう言われればそうですが(笑)…。」
私「マスキューの試飲会に毎月来れば味わいは覚えられますよ。タダだし(笑)。」
O君「でも、勉強がかなり大変そうですよね?」
私「そりゃあ、すべて完璧に覚えるの大変です。でも一次試験は70点でも100点でも合格ですから、70点で合格できる勉強の仕方があります。とりあえず教本を買って、熟読してみてください。覚えようとしなくて良いですから。」
O君「でも、その後の二次試験の実技が…。」
私「一次が受かったら特訓してあげます(笑)。」
「ごめんください。ご無沙汰しております(笑)。」
私「あっ!O君!久しぶりですね。今どうしているの?」
O君「あのレストランにまだいます(笑)。就職祝いで頂いた『ドンナルーチェ』が忘れられなくて買いにきました。」
私「それはそれは良かった(笑)。ありがとうございます。」
実は以前勤めたお店を移った時、O君はわざわざ挨拶に来てくれました。今度はイタリア・レストランに勤めると聞いて、お祝いに『ドンナルーチェ』を差し上げました。
O君「『ドンナルーチェ』って美味しいですよね。甘いんですが砂糖の甘さじゃなくて…。上手く言えませんが(笑)。ところでどうすればソムリエの資格取れますか?先々のことを考えたら金バッチが必要だと思うのです。」
私「ソムリエの資格を真剣に必要だと思うことが一番大事です。ですからO君は大丈夫ですよ(笑)。」
O君「勉強の仕方も解らないし、どんなワインが美味しいのかも解りません。」
私「でも『ドンナルーチェ』を美味しいと思ったんでしょ(笑)?解るじゃないですか(笑)。」
O君「そう言われればそうですが(笑)…。」
私「マスキューの試飲会に毎月来れば味わいは覚えられますよ。タダだし(笑)。」
O君「でも、勉強がかなり大変そうですよね?」
私「そりゃあ、すべて完璧に覚えるの大変です。でも一次試験は70点でも100点でも合格ですから、70点で合格できる勉強の仕方があります。とりあえず教本を買って、熟読してみてください。覚えようとしなくて良いですから。」
O君「でも、その後の二次試験の実技が…。」
私「一次が受かったら特訓してあげます(笑)。」
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