ソムリエ志願のF君が来られました。
F君「こないだはデカンタージュの話ありがとうございました。マスキューさんはデカンタージュもカラフェも否定的でしたが、やっぱりしない方が良いんですか?知り合いのソムリエはやるのが当たり前みたいですが…。」
私「そうですね。レストランでは食事にかける時間が決まってますから、若いワインはやった方が良いかましれませんよね。」
F君「やるとしたらどんなワインですか?」
私「極端に言えばシャトー・ラツールの2008年とか、マスキューのラインナップで言えばエマニュエル・ダルノーのクローズ・エルミタージュ2010年、あとシャトー・ファゲェロールのシャトーヌフ・デュ・パフ キュヴェ・セレクション『アントナン』2010年なんかはカラフェした方が良いかもしれません。」
F君「古いワインはしない方が良いですか?」
私「そうですね。パニエで寝かせたまま抜栓するのが無難だと思います。まあ、お客様のご要望次第ですが…。」
私「あとデカンタージュにしろカラフェにしろ、やるときはワインをじょぼじょぼ入れないで、ユックリ器壁を伝うようにした方が良いですよ。あと入れ終わってからぐるぐる回しちゃダメですよ。ワインが壊れますから。」
F君「そーなんですか?良く見る光景ですが…。」
私「一気に香りが出ちゃいますから、グラスに入れて飲む時には香りが無くなっていたり、バランスを崩したりします。」
F君「そーなんですか。」
私「今度機会があったら実験してみましょうか(笑)。」
Written on 2012 12 04
デカンタージュ, ユックリ器壁を伝うように
Dec 04, 2012 by weblogland |ここを↓クリックして頂けると励みになります。ブログランキング参加中。ご協力お願いします。
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