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Written on 2013 04

私の妄想通りの造りのワインです

Apr 26, 2013 by weblogland |
またサンプル取り寄せちゃいました(笑)。

もちろんまだ一度も飲んだことのないワインですが…。
当たりそうな予感がします(笑)。

ここのところ捜している南フランスの薄旨いワインです。
ミネルヴァのビオ系生産者のワインです。うんと低収量で栽培した葡萄を、短い醸しでマセラシオン・カルボニックをかけたりしながら造っているようです。
あった!
私の妄想通りの造りのワインです(笑)。
ただグルナッシュの比率が50%位と、ちょっと低いかもしれません。
農薬もほとんど使ってないようですし、SO2の使用も瓶詰時にわずか20ppmほど。香りの広がり、余韻の美しさが期待できますね(笑)。
この薄旨い可能性の高いワインと、その上の上級キュヴェも一緒に取り寄せました。

試飲会に行かないでも、想いのワインに当たることは良くあります。良いワインは宣伝しなくても売れる!
あと、インポーターさんがブルゴーニュ好きのスタッフが多いのも、好材料です。このインポーターさんは輸入を決定する際、スタッフ全員で決めるそうです(笑)。
訳の解らないクルティエの、言うがままワインを輸入したりしません。私の信頼度は高いインポーターさんなのです。

あー。
楽しみです(笑)。

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右岸のコート・ド・カスティヨンのワイン

Apr 18, 2013 by weblogland |
ここのところボルドーで新しい発見がありました。
家内が試飲会に行った後サンプルで取り寄せたワインです。
右岸のコート・ド・カスティヨンのワインです(笑)。
もともと家内共々好きなアペラシオンなのですが、2009年からあの辺りのマイナーアペラシオンがコート・ド・ボルドーというアペラシオンに変わりました。格下げに近い扱いとなってしまいました(トホホ)。たしかに、華が無く、決して飲みやすい万人受けするアペラシオンではありませんから、仕方ないのですかね。正直売りやすいワインではありません(笑)。
だって一言で言えば「墨汁のようなワイン」ですから(笑)、致し方ないかも?
でも、好きなんです!
今回見つけたカスティヨンのワインはクラシックなスタイルを残した斬新なワインです。重厚なタンニンにクリアネスがある今までのカスティヨンにないスタイルです。造りにイノヴェーションが伺える優良なワインです。
もちろん、今月の試飲会に出す予定ですが、インポーターさんの輸入予定が試飲会に間に合うかどうか微妙な日程です。
間に合えば良いのですが…。
ちょっとハラハラしています(笑)。

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カリニャンって難しいですね。

Apr 13, 2013 by weblogland |
うーん。
カリニャンって難しいですね。
主に南フランスで栽培される葡萄品種です。基本的に補助品種ですし、経験上あまり良い印象がありません(笑)。多産性ですから、安いワインにブレンドされがちです(笑)。ちょっと鉄っぽくてチープな印象がします。
でも、南フランスのフィトウなどは驚くべき深みを発揮しますから、きっと高級な造りをすれば隠れたポテンシャルを発揮するかも?
昨日、家内とカリニャンを飲みました。
私「これ、力いっぱいカリニャンだなぁ(笑)。」
家内「でも、チープな感じじゃなく、独特の個性があると言うべきかな(笑)。」
私「この感じ何が合うかな?」
家内「生姜なんて合うよ(笑)。今食べてる油揚生姜味だから、とても合うよ(笑)。」
私「おー!これだったらイイね(笑)。あの独特の香りは生姜に合うんだね。」
家内「生姜をつなぎにすれば和食でも肉でも幅広く使えるよね(笑)。」

目から鱗の食べ合わせでした(笑)。やらなきゃ解りませんね。

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コート・ド・カスティヨンのワイン

Apr 11, 2013 by weblogland |
先日久しぶりにボルドーワインのサンプルを取り寄せました。

コート・ド・カスティヨンのワインです(笑)。右岸のアペラシオンでマイナーですが、なかなか良いワインができます。派手さはありませんが、色の濃さから「墨汁のようなワイン」(笑)、「泥臭いワイン」などのイメージがあります。もちろんカスティヨンも品質のイノヴェーションは著しく、昔ながらのワインより都会的な洗練されたワインへと変わっています。

話しがそれて行きました(笑)。
取り寄せたサンプル面白かったでした。
所有者の同じ二つのプチシャトーなんですが、片方はクラシックな、いかにも優良なカスティヨンのワイン。もう片方は、まるでローヌ(笑)。

うーん?

ヴィンテージは同じ2009年です。アルコール分もほぼ同じ、もちろん造り手も同じです。

皮肉ではなく、ボルドーでもローヌワインが造れるんですね(笑)。もちろんセパージュはボルドー品種です。
ちょっと昔、ボルドー左岸のオー・メドックのシャトー・ボーヴィラージュがローヌ味だったことを思い出しました。たしかローヌの生産者ジャン・リュック・コロンボがエノロゴをして、あんな味になってました(笑)。ただ、旨いには旨い(笑)。解りやすくインパクトはあります。収穫量はかなり制限していました。でもビックリしたなぁ(笑)。

私の妄想癖に火がつきました(笑)。
一体どんなコンセプトで、どうやって造ったか、詳しく知りたくなりました。
知りたいことが多くて困ります(笑)。

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ヨーロッパの葡萄の成育状態はどうでしょうね

Apr 09, 2013 by weblogland |
春の嵐もおさまりましたね。皆さん被害はありませんでしたか?
嵐がおさまり木々に目をやると、ソメイヨシノは新緑がしっかり芽吹いてました。多少花芽は残ってますが、あのはかない桜の面影はありません。夏に向かい力を伸ばす意欲が伝わるかのようですね(笑)。
あんな激しい嵐があってもスケジュール通りに命を繋ぐ準備をしますから、植物は凄い!と素直に思えます。

ところで、ヨーロッパの葡萄の成育状態はどうでしょうね?もちろん芽を伸ばし、これから一生懸命伸展に力を注ぐ時期です。開花まで葉を出来る限り広げるため、もの凄い成長をする時期です。
こんな時、遅霜などの冷害に合うとダメージを受けて収穫量が少なくなったり、雨にたたられると病害で葡萄が成らなかったり、心配事はこと欠きません。
ただ、現在は天気予報の精度が高いですから、来るべきリスクに対処する余裕があります。被害を最小限にくいとどめるのは、人力。我々日本人も先の震災で実感・実体験しました。動けない植物とは違った生き残り戦略があります。

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スパーリングの氷割りは本当でしたよ!

Apr 06, 2013 by weblogland |
「マスキューさん。ありました!」
私「えっ。何がですか?」
常連のお客様のAさんです。Aさんは飲食業界に詳しい半ばプロ。先日私がブログでハイボールの次はスパーリングの氷割りが流行ると冗談半分に書きました。
Aさん「やっぱりハイボールの次はスパーリングの氷割りは本当でしたよ!」
私「ホントですか(笑)?」
Aさん「あるお店ではスパーリングワインを氷を入れたジョッキに注いでバカ売れしてますよ。」
私「きっとカーヴァやチリの軽いスタイルのスパーリングでしょうね。ガバガバ飲めるはず(笑)。」
Aさん「そうすると次は何が流行りますか?」
私「調子に乗っちゃいますか(笑)。」
私「型式学的には(笑)スパーリングのつぎは白ワイン、そして赤ワインへの流れが予想されます。ただし、白、赤ともにそのまま飲むのが一番美味しいですから、なんらかの加工が必要かと。サングリアやカクテル系の形をとるかと。バーでワインを使ったカクテルが伸びるはず。」
Aさん「なるほど!やはりウイスキーからワインへの流れはあるんですね。」
私「日本人はウイスキーを水割りで食中酒として飲む特殊性がありますから、アルコール分が10%前後の酒類が売れて然るべきかと。」
Aさん「それは、ウイスキーの水割りがアルコール分10%としたら、同じアルコール分のスパーリングワインのロックの方が旨いに決まってますからですね。」
私「ストレートで飲むウイスキーの、強烈なアルコールのパワーでデフォルメされた香りはそれだけで存在価値はありますが、水割りでアルコール分を10%位まで下げると哀れになります。仮に、同じアルコール分のワインより遥かに薄く感じます。」
Aさん「なるほど。マスキューさん変なこと考えてるんですね(笑)。」
私「なんで美味しいのか、考えるのが楽しいんですよ(笑)。」

こうして話は盛り上がります(笑)。

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『王様のワイン』大人気

Apr 03, 2013 by weblogland |
ここのところ『王様のワイン』大人気です。あのスペイン ラ・マンチャでレアル・コンバニーア・デ・ヴィノスが造る赤と白です。
あるインポーターさんのカタログを見ていたら、美味しそうな気がして、まず赤を取り寄せ販売を始めました(笑)。不思議なものです。普通試飲会で100~200本飲んでも手ぶらで帰ることが多いのですが(笑)。
その後インポーターさんから連絡が入りました。
インポーターさん「もしもし、いつもお世話になっております。この度はレアル・コンバニーア・デ・ヴィノスの赤、気に入っていただきありがとうございます。マスキューさん、白も売りませんか(笑)?」
私「何言ってんだよ(笑)。」
インポーターさん「いやいや、冗談じゃなく。じつは輸入を決める際、白が素晴らしいことで弊社は輸入を始めたんです。白かなり良いですよ!」
私「へぇー、そうなんだ。あの辺りの白って酸がなくてくどいイメージがあるんだけど…。」
インポーターさん「いやいや、そうじゃないんですよ!酸もありバランスも良く、一言で言えば斬新なんですよ。」
この言葉を信じて取り寄せました(笑)。
その後は皆さんご存知かと。

たまにはインポーターさんの言うことも当たります(笑)。ごめんなさい。決してあなたを嘘つきと言ってる訳じゃないんですよ(笑)。立場の違いです立場の(笑)。
お世話になっております。

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おさらい

Apr 01, 2013 by weblogland |
一昨日の試飲会のおさらいです(笑)。
まず『チフラ』(笑)。土曜日の残りは日曜日に飲んじゃいました(笑)。本当、タンニンに質感と複雑さがありますね。よく飲むローヌのカベルネ・フランとはこの点違いますね。でもローヌのカベルネ・フランはほとんどが除梗するスタイルのワインです。あの私の愛するクロード・ネルの 「アンジュ・ルージュ カベルネ・フラン2003年」と比べてもタンニンのニュアンスが違います。ネルの方が洗練されているような気がします。ネルはひたすら美しく純粋なタンニン勝負(笑)。もちろん完全に除梗しています。
でも、複雑さ面白さの点『チフラ』にも惹かれます。双方ともビオ系生産者のトップランナーですが、産地の差以外に造りに差があるような気がします。
やはり『チフラ』は除梗しない?
同じトスカーナのクーポレは完全に除梗しますから、カベルネ・フランは明らかにスタイルが違います。
気になって仕方なく、今朝一番でインポーターさんに『チフラ』のテクニカル・シートを送ってもらいました。でも書いてない(笑)。
そこで、再び電話しました。
私「もしもし、先ほどはファクスありがとうございました。質問なのですが、『チフラ』は除梗してますか?」
インポーターさん「えーと。解りません。ちょっと調べてみます。」
しばらくしてインポーターさんから「先ほどは失礼しました。社内で知っている者はいませんでした(笑)。ドゥエマーニに問い合わせてみます。」
私「ありがとうございます。勉強になり助かります。」
こんな次第で果たして『チフラ』は除梗しているか?
してないと思うんですが…。

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