昨日は暑い中、ご来店ありがとうございました。
暑い暑い時にはまず体をクールダウンしていただきます。いきなり試飲しろなんて酷な話です(笑)。
そんな訳で、ご来店いただいた方のグラスにはタップリと注ぎました(笑)。
〇ヴァルディヴィエソ ブリュット N.V.チリ 発泡性 白 750ml 900円税込み
「うーん。旨い!」
「水分が補給されるね(笑)。」
「私、泡大好きなんですよ(笑)。もちろんシャンパンが一番ですが、こんな暑い時は気軽に爽やかに楽しめる奴が良い(笑)。シャンパンじゃぐびぐび飲むのもったいない(笑)。」
「かと言ってビールも良いけど、ちょっと違うんだよね。」
私「ビールを飲む時とスパーリングワインを飲むのとでは満足する部分が違いますよね(笑)。」
「そうそう。脳の反応するところが違う(笑)。」
「このスパーリング、泡がキメ細かいですよね。注いでから一度液面が落ち着いて、じっくり観察すると液体の中から泡が立ち上ってきてますよね。」
私「ありがとうございます。この価格帯のスパーリングは一度泡が落ち着くと中から泡が立ちのぼることはないかと。技術が高い証かと。」
「うんうん。泡が意地悪じゃないよね。喉が痛くならない(笑)。」
家内「そんなに長くは続きませんが(笑)。まあ、明日まで取っておくほどではありませんが(笑)。」
「何故、優しく感じるんですか?たしかに泡は優しいんですが。」
私「残留糖分の塩梅かと。甘く感じないけど柔らかく感じる程度の残糖の塩梅かと。センス良いですよね。」
「スパーリングって残糖の量で違うんですか?」
私「はい。残糖分が多いと厚みを感じます。あと、どの程度冷やすかによっても感じ方が違います。今かなり温度は下げています。ここまで下げると糖分は感じ難くなります。」
「マスキューさんの計算づくですね(笑)。もう一杯いただいてもよろしいですか(笑)?」
「これを大振りのグラスにタップリ入れて氷浮かべて飲みたいな(笑)。」
私「それもありかも(笑)。」
大好評のうち、なっ、なんと。本日このスパーリング3本空きました!
試飲会の使用本数単独1位の記録達成です(トホホ)。
T.P.O.の大事さを実感しました(笑)。
さて、続いてはオーストリアの混植混醸 ゲミシュター・サッツの登場です。未体験ゾーンに突入!
〇『メフォファー』 アルター・ヴァインガルテン ゲミシュター・サッツ 2011年 ヴァイングート メフォファー-ヌーデゲルホーフ オーストリア 白 クヴァリテーツワイン トロッケン ニーダーエスタライヒ州 ヴァグラム地域 750ml 2105円税込み スクリュー・キャップ
「うわっ。優しいなぁ。」
「深いし広がりもあるし、優しい。複雑だけど品種が混ざっている感がない(笑)。これが混植混醸か!」
「植物やミネラルの感じもするね。あとハニーだね。」
私「ハニーな感じは遅摘みに由来しているようです。」
「マスキューさん。混植しているから、収穫を遅くすることで品種固有の収穫期のバラツキに折り合いを付けているんですか?」
私「その発想は合理的ですよね。聞くところによると混植するうちに自然と収穫期が一致するようです。考えてみると畑の花粉は入り混じっている訳ですから、授粉果が純粋な品種となりません。もともと変異しやすい葡萄にはセレクションより混ぜることで逆に最適化するのかもしれませんね。」
「ゲミシュター・サッツは寒波などで葡萄が全部枯れることを避けるリスト回避の工夫のようですが、ボルドーのように植えるパーセルを分ける方が効率的だと思いますが。どうなんですか?」
私「おっしゃる通り、ゲミシュター・サッツを進化させたのがボルドーの作付け法かと。『メフォファー』の場合葡萄園は単一畑ですし、ボルドーほどの規模がありませんから、古い形態の方が効果的なのかもしれません。あと、味わいの点も明らかに面白いワインになっているかと。」
「そうそう。このワイン『ドンナルーチェ』に似てますよね(笑)。」
家内「スタイルは共通してますよね(笑)。遅摘みしてますし、酸はタップリあるし。」
「アルザスのワインに近いかも?」
家内「そうですよね。アルザスの伝統的なアルザス・コキアージュに意識は共通しているかも。単一品種じゅなく様々な品種をアッサンブラージュしますから。」
「この大物感はアルザス・グラン・クリュに匹敵するかも(笑)。」
私「このワイン溶け込みが良くて飲みやすいので見過ごされがちですが、とても強いワインです。グレートワインの部類かと。レギュレーションでは残糖分は1リットルで9グラム以下ですが、このワインは残糖分が5グラムです。レベルはかなり高いです。」
「なるほど、つまらないアルザスは飲んだあと舌がべたつく。このワインはそれがないし、バランスが良い。」
「旨さの裏に力強さが隠れているんだ(笑)。」
好奇心を刺激するワインでした(笑)。
さて、次も好奇心を刺激するキック・インサイドの一撃です(笑)。
〇イェマヌエヴァ アイレイン 2011年 ボデガス・ラ・テルシア スペイン 白 ラ・マンチャ 750ml 1340円税込み
「うわっ!鮮烈!圧倒的!突き抜ける(笑)。」
「普通ラ・マンチャのワインってモサッとしてるよね(笑)。このワインは本当にラ・マンチャのワインですか(笑)?」
「洋梨やグリーンのニュアンスが凄いクリア。もっと冷やした方が良いね。」
私「明日になると洋梨のニュアンスがもっと強く出ますよ。」
「メロンや瓜系のグリーンが苦手の人はきついかも?」
私「たしかに。緑の妖精の世界に通じます。」
「『アイレイン』ってスペインでは最も沢山造られる葡萄ですよね。でも『アイレイン』だけで飲むのは初めて(笑)。こんな味なんですね。」
家内・私「我々も『アイレイン』100%のワインは初めてです(笑)。」
家内「『アイレイン』って良い印象がない(笑)。」
私「良いも悪いも印象がない(大笑)。」
家内「でもこのワイン印象的(笑)。」
「斬新。しかもしっかりしてる。酸があるし。でも、どこのワインと聞かれたら答られない(笑)。」
私「誰も分からないでしょうね(笑)。」
家内「でも継続して評価されるとラ・マンチャ『アイレイン』D.O.なんて出来るかもしれませんよ(笑)。」
「ロバート・パーカーなんかに高く評価されたりすると、一気にそんな流れになったりする(笑)。」
私「それってテロワールの本質ですよね(笑)。良いことですけど。」
「このワイン ラベル表記は英語ですけど…。アメリカ市場を意識してますよね?」
家内「はい。この後のヴィーニャ・セロン同様アメリカ市場に打って出ています(笑)。まず何百ヘクタールの畑を持つ大規模ワイナリーがアメリカ市場に進出し、今は中小の家族経営のワイナリーがチャレンジしています。スケールでは勝てませんから、個性と品質で勝負するしかありません。マスキューも目を離せません(笑)。」
そんな訳でスペイン ラ・マンチャの白が続きます。
〇『レモルディミエント』 オーガニック・ホワイト・ワイン・バレル 2011年 ヴィーニャ・セロン スペイン カスティーリャ・ラ・マンチャV.D.T.750ml 1530円税込み
「色が濃く輝いてますね(笑)。見るからに濃厚そう(笑)。」
家内「新樽のニュアンスは強いんですが…。如何ですか?」
「うん。うん。たしかに新樽らしい(笑)。でもくどくない(笑)。」
「果実らしさもしっかりあるよね。」
家内「明日飲んでも崩れませんよ(笑)。しっかりしたワインです。」
「色ほど重くないよね(笑)。この点ニューワールドとはちょっと違うかな?」
「イメージしていたシャルドネとは違うかな?」
私「そーなんです。暑いところで造ったシャルドネとはちょっと違うんですよね。香りの幅が広いんですよね。」
「ラ・マンチャにしてはアルコール分高くないよね。」
私「さすが良くお気づきで(笑)!さて、ここで問題です。今までに飲んでいただいたゲミシュター・サッツとイェマヌエヴァの アイレインとこのヴィーニャ・セロンのシャルドネでは、どれが一番アルコール分が高いでしょうか?」
「マスキューさん、難易度高いですよ(笑)。」
そうおっしゃいながら、正解率は4割。皆さん大したものです(笑)。レベル高いです!
私「正解はゲミシュター・サッツの14%です!ちなみにラ・マンチャは共に12%です。」
「おー!マスキューさん、これマニアック過ぎる(笑)!」
「でも、ワインの何たるが分かりますよね(笑)。」
家内「あと供出温度が難しいので、温度を間違うと当たりませんから、ご注意を(笑)。」
「マスキューさん、こんなことばかり考えてるんですか(笑)?」
私「そーなんです。お恥ずかしい(笑)。勉強、トレーニングの一環なんです(笑)。」
私「ちなみに酸が一番あるのは、どれでしょう(笑)?」
「ゲミシュター・サッツ!」
私「皆さん正解です(笑)。多分。8グラム位は総酸があると思います。」
家内「外れることもあります(笑)。」
さて次はヴィーニャ・セロンの赤。スタンダード・キュヴェです。
●『レモルディミエント』オーガニック・レッド・ワイン・バレル 2011年 ヴィーニャ・セロン スペイン 赤 カスティーリャ・ラ・マンチャV.D.T.750ml 1530円税込み
「これは白ほど樽のニュアンスが強くないですよね。樽使ってますか?」
私「はい。白同様にマロラクティック醗酵時にオーク樽使っています。」
家内「樽の使い方が上手いですよね。過剰になっていません。」
「このワインの土の香り…、なんか経験したような…、八角や甘草なんかのニュアンスが…。」
私「アーティチョークっぽさありますよね。ローヌの古いワインに有りがちな。マズールなんかにもありますよね。柏餅っぽい感じかな(笑)。」
「セパージュは雑多ですよね(笑)。その性ですか?ラ・マンチャっぽくないですよね…。」
家内「ビオ系のワインみたいな優しい感じ、広がりがありますよね。」
私「ラ・マンチャっぽい力強さは目立ちませんよね。もっと柔らかさや旨味が出たら凄いワインになりますね。」
さて、本日のメインイベント(笑)。プティ・ヴェルド100%の登場です(笑)。
●『ラビア』オーガニック・レッド・ワイン・バレル 2009年 ヴィーニャ・セロン スペイン 赤 カスティーリャ・ラ・マンチャV.D.T.750ml 2970円税込み
「もの凄い!」
「圧倒的!濃度が桁外れだな。」
「凄い凝縮感だけど滑らかさもあるね(笑)!」
「プティ・ヴェルドってボルドーじゃ補助品種だし…。色を出すために若干使われるだけですよね?こんな味するんだ(笑)。」
私「私も初体験です(笑)。でも有りがちな真っ黒いワインになってないところが斬新かと。赤いベリーのニュアンスがはっきり感じられます。」
家内「あとかなりスパイシーですよね。」
「熟した感じのミントっぽさもあるね。」
「巨大だね(笑)。」
「どの位持ちます?」
私「あと5年位したらピークに入りそうですね。除梗してますから、基本的には早飲みです。」
「早飲みの時間のスパンが違いますね(笑)。」
説得力十分なグレートワインでした。
昨日はありがとうございました。
夕方ご来店が集中しまして、行き届かず失礼いたしました。
重ねてお詫び申し上げます。
桝久商店 岡本利秋・昭子
Written on 2013 07
桝久 試飲会リポート2013July
Jul 29, 2013 by weblogland |ここを↓クリックして頂けると励みになります。ブログランキング参加中。ご協力お願いします。
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コメント - オート・コート・ド・ニュイ 2011年 クロズリー・デ・アリズィエ
Jul 16, 2013 by weblogland |bauhaus様からいただいた、オート・コート・ド・ニュイ 2011年 クロズリー・デ・アリズィエに対するコメントを紹介します。
bauhaus様、コメントのご寄稿、ありがとうございました。
おすすめレベル:★★★★★
小さい頃の古い記憶を突っつかれるような、何ともたまらない香りに、すっかりやられてしまいました。
あっという間に身体の隅々にまで沁み渡るような感じで、まるでポカリ◯◯ットのようです。
本当に素晴らしいワインです。
この一本に出逢えて良かった。
bauhaus様、コメントのご寄稿、ありがとうございました。
おすすめレベル:★★★★★
小さい頃の古い記憶を突っつかれるような、何ともたまらない香りに、すっかりやられてしまいました。
あっという間に身体の隅々にまで沁み渡るような感じで、まるでポカリ◯◯ットのようです。
本当に素晴らしいワインです。
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試飲会のおさらい
Jul 02, 2013 by weblogland |一昨日の試飲会のおさらいです(笑)。
やはりブルゴーニュのピノ・ノワールは人気ありますね。ジェラール・セガンの『シャンタル』と『ジェラール』の2010年です。本数があまり無かったもので、当初1本だけ開ける予定でした。でも夕方になると、足りなくなりました。
うーん。
どうしよう?
お世話になっている常連の皆さんに一口も飲んでいただけないのは申し訳ありません。
そんな訳で昨日はすべてのワインが2本目に突入(トホホ)!
Aさん「マスキューさん、シャンボール・ミュズィニーとジュヴレイ・シャンベルタンの違いが良く解りました。テロワールってあるんですね。」
私「科学的には解明されてはいませんが、テロワールはあるとしか言いようがありませんよね。」
Aさん「このワイン、ライムみたいな香りがしますよね?」
私「はい。ブルゴーニュの赤ワインは基本的にりんご酸を残します。それ由縁かと。ただ、今風ではありませんよね(笑)。クラシックなスタイルです。熟成に繋がると思います。」
Aさん「クラシックということは、昔は若いブルゴーニュのピノ・ノワールって、ライム香がつきものだったんですか?」
私「はい。固くて飲みにくいんですが…。熟成するワインには必然かと。」
Aさん「今のブルゴーニュって若くともライム香があまりしませんよね。それって熟成しないんですか?」
私「おそらく。最初から出来上がったスタイルかと。ただし向上はしません。」
Aさん「高いブルゴーニュで熟成しないと頭にきますね(笑)。でも、早く飲んじゃうから、しょうがないか(笑)?」
私「飲んだ方が、熟成を待たず早く飲んでも美味しく満足できれば、それは良し(笑)!20年以上の時間を経てたどり着く熟成の味わいを求めるなら、今風では無理かと。」
Aさん「お財布と相談しなきゃいけませんね(笑)。でも、若いワインを飲んでみて、その味わいを気に入り、成長の行く果てを追いかけてみたいですよね。」
私「それって醍醐味ですよね(笑)。仮に裏切られたとしても、怒りに繋がらない程度の価格のワインを買うのがコツかと(笑)。」
Aさん「安いワインが熟成して変貌を遂げることってありますか?」
私「あまり安いワインでは有り得ませんが、相対的に安いワインで楽しめることは多々あります。マスキューの狙い目でもあります(笑)。」
でも、確実な判断は出来ません。
「このワインがこんな風になるんだ!?」
なんていうことがザラです(笑)。ただし元がダメなものはダメです。念のため(笑)。
やはりブルゴーニュのピノ・ノワールは人気ありますね。ジェラール・セガンの『シャンタル』と『ジェラール』の2010年です。本数があまり無かったもので、当初1本だけ開ける予定でした。でも夕方になると、足りなくなりました。
うーん。
どうしよう?
お世話になっている常連の皆さんに一口も飲んでいただけないのは申し訳ありません。
そんな訳で昨日はすべてのワインが2本目に突入(トホホ)!
Aさん「マスキューさん、シャンボール・ミュズィニーとジュヴレイ・シャンベルタンの違いが良く解りました。テロワールってあるんですね。」
私「科学的には解明されてはいませんが、テロワールはあるとしか言いようがありませんよね。」
Aさん「このワイン、ライムみたいな香りがしますよね?」
私「はい。ブルゴーニュの赤ワインは基本的にりんご酸を残します。それ由縁かと。ただ、今風ではありませんよね(笑)。クラシックなスタイルです。熟成に繋がると思います。」
Aさん「クラシックということは、昔は若いブルゴーニュのピノ・ノワールって、ライム香がつきものだったんですか?」
私「はい。固くて飲みにくいんですが…。熟成するワインには必然かと。」
Aさん「今のブルゴーニュって若くともライム香があまりしませんよね。それって熟成しないんですか?」
私「おそらく。最初から出来上がったスタイルかと。ただし向上はしません。」
Aさん「高いブルゴーニュで熟成しないと頭にきますね(笑)。でも、早く飲んじゃうから、しょうがないか(笑)?」
私「飲んだ方が、熟成を待たず早く飲んでも美味しく満足できれば、それは良し(笑)!20年以上の時間を経てたどり着く熟成の味わいを求めるなら、今風では無理かと。」
Aさん「お財布と相談しなきゃいけませんね(笑)。でも、若いワインを飲んでみて、その味わいを気に入り、成長の行く果てを追いかけてみたいですよね。」
私「それって醍醐味ですよね(笑)。仮に裏切られたとしても、怒りに繋がらない程度の価格のワインを買うのがコツかと(笑)。」
Aさん「安いワインが熟成して変貌を遂げることってありますか?」
私「あまり安いワインでは有り得ませんが、相対的に安いワインで楽しめることは多々あります。マスキューの狙い目でもあります(笑)。」
でも、確実な判断は出来ません。
「このワインがこんな風になるんだ!?」
なんていうことがザラです(笑)。ただし元がダメなものはダメです。念のため(笑)。
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桝久 試飲会リポート
Jul 01, 2013 by weblogland |昨日は大勢のお越しありがとうございました。
一時ぐちゃぐちゃになり、ご迷惑をおかけしました。お許しくださいませ。
まず、暑い中お越し下さった方、泡でウェルカムです(笑)。
〇グラン・キュヴェ・ブリュット N.V.ケットマイアー イタリア 発泡性 白 アルト・アディジェD.O.C.750ml 1650円税込み
「ぷはー!旨い!一息つくねぇ(笑)。」
「半分喉越し感覚(笑)。汗引くよね。」
「酸の広がりがあるし、爽やかな味わいだから旨く感じる(笑)。」
「そうそう。T.P.O.って大事だよね。」
「たしかに、そりゃシャンパンの方が上等だけど、まず体をクールダウンさせるにはシャンパンじゃダメだよね(笑)。」
「泡がこれくらいハチハチしていた方が良いね(笑)。」
私「ありがとうございます(笑)。このグラン・キュヴェ・ブリュットはシャルマ方式で造られています。タンクを密閉して二次醗酵して泡を得ます。シャンパンの瓶内二次醗酵ほど泡がキメ細かにはなりません。その分安くは出来ますが(笑)。」
「なるほどね。でもこのくらいの泡立ちの方が清涼感があってイイですね(笑)。ドライで大人の清涼ドリンク(笑)。」
「でも、グラン・キュヴェ・ブリュットって、広がりが凄いですよね。単なる安スパーリングじゃないですよ。」
家内「ありがとうございます。これほど広がりがあるのは冷涼な北イタリアの産地とケットマイアーの尽力かと。」
「セパージュはピノ・ビアンコでしたっけ?ピノ・ブランですよね?目立たないマイナーな品種ですよね(笑)。グラン・キュヴェ・ブリュットみたいに目の覚めるような印象はありませんよね(笑)。」
家内「ブルゴーニュで細々と造られてますが、マイナーですよね(笑)。」
私「ブルゴーニュのピノ・ブランはシャルドネの骨格を補強するような使われ方ですよね。」
「ピノ・ブランも使い方では一人立ちが出来るということなんですな。」
こうなるとケットマイアーの白を飲んで見たくなるのがワイン・ラヴァーの心情(笑)。そこで引き続き
〇ピノ・グリージョ 2012年 ケットマイアー イタリア白 アルト・アディジェ‐シュッドチロルD.O.C.750ml 1500円税込み
「あっ!これ凄い!」
「力あるなぁ。でもパワーだけじゃない。」
「しっかりしてるし、緻密。」
「やはりピノ・グリージョってポテンシャル高いですよね(笑)。」
私「ケットマイアーの白はどれも美味しいんですが、特に私はピノ・グリージョが好きでして(笑)…。」
家内「リースリングなんかも素晴らしいですよ。まるで王様みたい(笑)。」
「解った!旦那さんはピノ・グリージョ派で奥さんはリースリング派なんですね(笑)?」
私・家内「読まれてますね(笑)。」
「ところでこのワインはどんな食べ物に合いますか?」
私「ハードタイプのチーズかな?シェーブルのナチュラルタイプのちょっと酸っぱいのなんかどうでしょう?」
家内「うーん。ハードタイプが無難かな。」
私「フォンデューなんか鉄板かな(笑)。」
家内「植物っぽさがあるから、アスパラなんかのサラダ、ジーザースサラダも合うはず。」
私「あと、このピノ・グリージョは液温が上がるとトロミが出てきます。グラスを手で温めてお試しください。」
「あっ、ホントだ!違うワインみたい?」
「不思議?でも美味しい。」
「香りに洋梨っぽさが出てきた!」
私「洋梨もトロピカルな感じじゃなくて、寒い感じ(笑)。ノルマンディーみたいに葡萄が寒くて造れない場所でつくったような洋梨のニュアンスがあるかと。」
「マスキューさん。このワインってかなり凄いワインじゃないですか?」
私「ありがとうございます。普通、いい加減に造ったワインですと、温度変化についてこれずにバランスを崩します。ケットマイアーの実力の高さを証明しているかと。」
「ところで、赤の『ラグレイン』はどうですか?」
さすが筋金入りのワイン・ラヴァーは核心をついてきます(笑)。
私「とにかくまだ飲むには早いです。先々、もの凄い熟成を遂げるとは思いますが、具体的に何時どうなるか私には解りません。」
家内「実は自分達用です(笑)。」
さてこれからは衝撃のロゼの登場です(笑)。
〇アマルテア・ロサード 2011年 ロシャレル スペイン ロゼ ペネデスD.O.750ml 1560円税込み
●アマルテア・ティント2010年 ロシャレル スペイン カタルーニャ 赤 750ml 1560円税込み
「マスキューさん、例の山羊に葉っぱ食べさせるですね(笑)。ロゼもあったんですね。」
「えっ!山羊は葡萄果食べないんですか?」
私「実は山羊使いが上手く山羊を誘導して葡萄の余分な葉っぱだけを食べさせているとのことでしたが、それは冗談でした(笑)。ちょうど開花のあとでまだ葡萄果が美味しくないので山羊は葡萄果を食べないようです。」
「ほっほっー。これが例のラベルですな(笑)。」
「赤とロゼが同じラベルですね(笑)。」
「ロゼのラベルの説明書が赤と同じ。ホントにこんなことあるんですね(笑)。」
私「驚くことにありました(笑)。参っちゃいます。」
「そーだよね。普通日本じゃ考えられないですよね(笑)。」
「ロゼのヴィンテージの直し方が可愛い(笑)。いかにも手作業(笑)。」
さて肝心の味わいは?
「うわっ、イチゴ丸ごと入ってる!」
「こんなに明瞭で突き抜けたロゼあるんですね!」
「これは旨い!イチゴだけじゃなくて赤いベリーのニュアンスが詰まっている。
「私、ロシャレルの赤が大好きなんですが、ロゼはスタイルが全く違う。何故?セパージュは違うんですか?」
家内「赤はカベルネ・ソーヴィニヨンとメルロ。ロゼはシラー、メルロ、ピノ・ノワールです。」
「赤のカベルネとメルロは理解できますが、ロゼはシラー、メルロ、ピノ・ノワールなんですか?なんという組み合わせ!?」
私「絶句しちゃいますよね(笑)。シラー、メルロ、ピノ・ノワールの組み合わせなんか誰も思いつきませんよね。」
家内「ミスマッチも甚だしい(笑)。」
「不思議なことにワインとしてのまとまりがとても良いですよね?これだけフルーティーさがありながらバラバラな感じがしませんよね。」
「でも、今まで経験したことないほど美味しい!何故?」
私「このロゼ造りが変わってます(笑)。収穫してすぐに10℃の低温で15時間寝かされます。そして搾って14℃の温度で5週間もの長期間醗酵し、マロラクティック醗酵せずにアッサンブラージュして瓶詰め出荷するそうです。」
「混醸しないんですね?」
私「はい。当初、醗酵期間が長いので混醸することで葡萄品種のミスマッチを解消しているのかと思っていたのですが、違いました(笑)。」
「それにしても、天使のように繊細で、悪魔のように大胆(笑)。」
「味わい深くてどちらかと言えば内向的な赤を造る一方で、爆発的なロゼも造るんですね。赤とロゼは繋がりませんよね(笑)。同じ生産者が造っているとは思えませんよね。」
「スペイン人て独創的ですよね。細かいところはアバウトだけと(笑)。ラベルのアバウトさを吹き飛ばす斬新なロゼだよね。」
私「そう言ってくださると助かります。」
「マスキューさんが何故『大日本ロゼワイン普及協会』を造ったか?ロシャレルのロゼ飲んで解りましたよ(笑)。ところで役職はまだ空いてますか?」
私「ご賛同ありがとうございます。会頭にしましょうか(笑)?」
「いやいや、それは畏れ多いのでC.E.O.ということで(笑)。」
『大日本ロゼワイン普及協会』C.E.O.に狛江のKさん決定いたしました!
ちなみに相談役はリアル相談役の横須賀のKさんにお願いしましょう(笑)。
最後は皆さんお待ちかねのブルゴーニュ。ドメーヌ・ジェラール・セガンの同一ヴィンテージの比較です!
●『キュヴェ・シャンタル』2010年ドメーヌ・ジェラール・セガン フランス ブルゴーニュ 赤 750ml 2685円税込み
●『キュヴェ・ジェラール』2010年ドメーヌ・ジェラール・セガン フランス ブルゴーニュ 赤 750ml 2685円税込み
「『シャンタルさん』と『ジェラール君』ですね(笑)。良く飲んだなぁ(笑)。いつも変わらない出来栄えのドメーヌですよね。」
私「はい。マスキューの定番としてお世話になっております(笑)。今回は珍しくヴィンテージが揃いましたので、比較試飲の運びとなりました。」
家内「いつもは何故だかヴィンテージがずれるんですよね(笑)。」
「えーと『シャンタル』がシャンボール・ミュズィニーで『ジェラール』がジュヴレイ・シャンベルタンでしたっけ?うーん。たしかに違う!」
「『シャンタル』は膨らみがある。『ジェラール』の方は広がりが凄いね(笑)。」
「似てるけど違うなぁ。香りの出方も違うような気がします?」
「これってどちらもブルゴーニュA.C.ですよね。なんで村名名乗らないんですか?」
私「本人に聞くと、『だって村名より安いからいいじゃん。』なんでそんなこと聞くの?みたいに言ってました(笑)。」
家内「最近は息子さんがドメーヌを手伝っています。そのためか、どんどん品質は上がってきてます。暑い2010年でもワインのアルコール分は12.5%で納めています。収穫のタイミングを完璧に把握してます。」
「ワインのアルコール分って高いほど良いんじゃないんですか?」
私「寒いとアルコール分は上がりませんから、暖かいに越したことはありませんが、あまり暑いと酸が無くなりぶっきらぼうなワインになります。必要な糖度に達した時に収穫するのがベストです。そのためには毎日畑に出て葡萄の糖度を計らなくてはなりません。」
「そうすると畑が広すぎると大変になるんですね(笑)。」
私「今、ドメーヌ・ジェラール・セガンは広さを含めてちょうど良い塩梅かと(笑)。」
家内「あと、息子がお父さんに負けまいと努力しますから、相乗効果があります(笑)。」
私「でも、お父さんが死んだり引退するとダメになったり(笑)。一般論ですか(笑)。」
「どことは言えないけど、そんなドメーヌありますね(笑)。」
ジェラールさんとシヤンタル君の好みは、それぞれですね(笑)。
ありがとうございました。
一時ぐちゃぐちゃになり、ご迷惑をおかけしました。お許しくださいませ。
まず、暑い中お越し下さった方、泡でウェルカムです(笑)。
〇グラン・キュヴェ・ブリュット N.V.ケットマイアー イタリア 発泡性 白 アルト・アディジェD.O.C.750ml 1650円税込み
「ぷはー!旨い!一息つくねぇ(笑)。」
「半分喉越し感覚(笑)。汗引くよね。」
「酸の広がりがあるし、爽やかな味わいだから旨く感じる(笑)。」
「そうそう。T.P.O.って大事だよね。」
「たしかに、そりゃシャンパンの方が上等だけど、まず体をクールダウンさせるにはシャンパンじゃダメだよね(笑)。」
「泡がこれくらいハチハチしていた方が良いね(笑)。」
私「ありがとうございます(笑)。このグラン・キュヴェ・ブリュットはシャルマ方式で造られています。タンクを密閉して二次醗酵して泡を得ます。シャンパンの瓶内二次醗酵ほど泡がキメ細かにはなりません。その分安くは出来ますが(笑)。」
「なるほどね。でもこのくらいの泡立ちの方が清涼感があってイイですね(笑)。ドライで大人の清涼ドリンク(笑)。」
「でも、グラン・キュヴェ・ブリュットって、広がりが凄いですよね。単なる安スパーリングじゃないですよ。」
家内「ありがとうございます。これほど広がりがあるのは冷涼な北イタリアの産地とケットマイアーの尽力かと。」
「セパージュはピノ・ビアンコでしたっけ?ピノ・ブランですよね?目立たないマイナーな品種ですよね(笑)。グラン・キュヴェ・ブリュットみたいに目の覚めるような印象はありませんよね(笑)。」
家内「ブルゴーニュで細々と造られてますが、マイナーですよね(笑)。」
私「ブルゴーニュのピノ・ブランはシャルドネの骨格を補強するような使われ方ですよね。」
「ピノ・ブランも使い方では一人立ちが出来るということなんですな。」
こうなるとケットマイアーの白を飲んで見たくなるのがワイン・ラヴァーの心情(笑)。そこで引き続き
〇ピノ・グリージョ 2012年 ケットマイアー イタリア白 アルト・アディジェ‐シュッドチロルD.O.C.750ml 1500円税込み
「あっ!これ凄い!」
「力あるなぁ。でもパワーだけじゃない。」
「しっかりしてるし、緻密。」
「やはりピノ・グリージョってポテンシャル高いですよね(笑)。」
私「ケットマイアーの白はどれも美味しいんですが、特に私はピノ・グリージョが好きでして(笑)…。」
家内「リースリングなんかも素晴らしいですよ。まるで王様みたい(笑)。」
「解った!旦那さんはピノ・グリージョ派で奥さんはリースリング派なんですね(笑)?」
私・家内「読まれてますね(笑)。」
「ところでこのワインはどんな食べ物に合いますか?」
私「ハードタイプのチーズかな?シェーブルのナチュラルタイプのちょっと酸っぱいのなんかどうでしょう?」
家内「うーん。ハードタイプが無難かな。」
私「フォンデューなんか鉄板かな(笑)。」
家内「植物っぽさがあるから、アスパラなんかのサラダ、ジーザースサラダも合うはず。」
私「あと、このピノ・グリージョは液温が上がるとトロミが出てきます。グラスを手で温めてお試しください。」
「あっ、ホントだ!違うワインみたい?」
「不思議?でも美味しい。」
「香りに洋梨っぽさが出てきた!」
私「洋梨もトロピカルな感じじゃなくて、寒い感じ(笑)。ノルマンディーみたいに葡萄が寒くて造れない場所でつくったような洋梨のニュアンスがあるかと。」
「マスキューさん。このワインってかなり凄いワインじゃないですか?」
私「ありがとうございます。普通、いい加減に造ったワインですと、温度変化についてこれずにバランスを崩します。ケットマイアーの実力の高さを証明しているかと。」
「ところで、赤の『ラグレイン』はどうですか?」
さすが筋金入りのワイン・ラヴァーは核心をついてきます(笑)。
私「とにかくまだ飲むには早いです。先々、もの凄い熟成を遂げるとは思いますが、具体的に何時どうなるか私には解りません。」
家内「実は自分達用です(笑)。」
さてこれからは衝撃のロゼの登場です(笑)。
〇アマルテア・ロサード 2011年 ロシャレル スペイン ロゼ ペネデスD.O.750ml 1560円税込み
●アマルテア・ティント2010年 ロシャレル スペイン カタルーニャ 赤 750ml 1560円税込み
「マスキューさん、例の山羊に葉っぱ食べさせるですね(笑)。ロゼもあったんですね。」
「えっ!山羊は葡萄果食べないんですか?」
私「実は山羊使いが上手く山羊を誘導して葡萄の余分な葉っぱだけを食べさせているとのことでしたが、それは冗談でした(笑)。ちょうど開花のあとでまだ葡萄果が美味しくないので山羊は葡萄果を食べないようです。」
「ほっほっー。これが例のラベルですな(笑)。」
「赤とロゼが同じラベルですね(笑)。」
「ロゼのラベルの説明書が赤と同じ。ホントにこんなことあるんですね(笑)。」
私「驚くことにありました(笑)。参っちゃいます。」
「そーだよね。普通日本じゃ考えられないですよね(笑)。」
「ロゼのヴィンテージの直し方が可愛い(笑)。いかにも手作業(笑)。」
さて肝心の味わいは?
「うわっ、イチゴ丸ごと入ってる!」
「こんなに明瞭で突き抜けたロゼあるんですね!」
「これは旨い!イチゴだけじゃなくて赤いベリーのニュアンスが詰まっている。
「私、ロシャレルの赤が大好きなんですが、ロゼはスタイルが全く違う。何故?セパージュは違うんですか?」
家内「赤はカベルネ・ソーヴィニヨンとメルロ。ロゼはシラー、メルロ、ピノ・ノワールです。」
「赤のカベルネとメルロは理解できますが、ロゼはシラー、メルロ、ピノ・ノワールなんですか?なんという組み合わせ!?」
私「絶句しちゃいますよね(笑)。シラー、メルロ、ピノ・ノワールの組み合わせなんか誰も思いつきませんよね。」
家内「ミスマッチも甚だしい(笑)。」
「不思議なことにワインとしてのまとまりがとても良いですよね?これだけフルーティーさがありながらバラバラな感じがしませんよね。」
「でも、今まで経験したことないほど美味しい!何故?」
私「このロゼ造りが変わってます(笑)。収穫してすぐに10℃の低温で15時間寝かされます。そして搾って14℃の温度で5週間もの長期間醗酵し、マロラクティック醗酵せずにアッサンブラージュして瓶詰め出荷するそうです。」
「混醸しないんですね?」
私「はい。当初、醗酵期間が長いので混醸することで葡萄品種のミスマッチを解消しているのかと思っていたのですが、違いました(笑)。」
「それにしても、天使のように繊細で、悪魔のように大胆(笑)。」
「味わい深くてどちらかと言えば内向的な赤を造る一方で、爆発的なロゼも造るんですね。赤とロゼは繋がりませんよね(笑)。同じ生産者が造っているとは思えませんよね。」
「スペイン人て独創的ですよね。細かいところはアバウトだけと(笑)。ラベルのアバウトさを吹き飛ばす斬新なロゼだよね。」
私「そう言ってくださると助かります。」
「マスキューさんが何故『大日本ロゼワイン普及協会』を造ったか?ロシャレルのロゼ飲んで解りましたよ(笑)。ところで役職はまだ空いてますか?」
私「ご賛同ありがとうございます。会頭にしましょうか(笑)?」
「いやいや、それは畏れ多いのでC.E.O.ということで(笑)。」
『大日本ロゼワイン普及協会』C.E.O.に狛江のKさん決定いたしました!
ちなみに相談役はリアル相談役の横須賀のKさんにお願いしましょう(笑)。
最後は皆さんお待ちかねのブルゴーニュ。ドメーヌ・ジェラール・セガンの同一ヴィンテージの比較です!
●『キュヴェ・シャンタル』2010年ドメーヌ・ジェラール・セガン フランス ブルゴーニュ 赤 750ml 2685円税込み
●『キュヴェ・ジェラール』2010年ドメーヌ・ジェラール・セガン フランス ブルゴーニュ 赤 750ml 2685円税込み
「『シャンタルさん』と『ジェラール君』ですね(笑)。良く飲んだなぁ(笑)。いつも変わらない出来栄えのドメーヌですよね。」
私「はい。マスキューの定番としてお世話になっております(笑)。今回は珍しくヴィンテージが揃いましたので、比較試飲の運びとなりました。」
家内「いつもは何故だかヴィンテージがずれるんですよね(笑)。」
「えーと『シャンタル』がシャンボール・ミュズィニーで『ジェラール』がジュヴレイ・シャンベルタンでしたっけ?うーん。たしかに違う!」
「『シャンタル』は膨らみがある。『ジェラール』の方は広がりが凄いね(笑)。」
「似てるけど違うなぁ。香りの出方も違うような気がします?」
「これってどちらもブルゴーニュA.C.ですよね。なんで村名名乗らないんですか?」
私「本人に聞くと、『だって村名より安いからいいじゃん。』なんでそんなこと聞くの?みたいに言ってました(笑)。」
家内「最近は息子さんがドメーヌを手伝っています。そのためか、どんどん品質は上がってきてます。暑い2010年でもワインのアルコール分は12.5%で納めています。収穫のタイミングを完璧に把握してます。」
「ワインのアルコール分って高いほど良いんじゃないんですか?」
私「寒いとアルコール分は上がりませんから、暖かいに越したことはありませんが、あまり暑いと酸が無くなりぶっきらぼうなワインになります。必要な糖度に達した時に収穫するのがベストです。そのためには毎日畑に出て葡萄の糖度を計らなくてはなりません。」
「そうすると畑が広すぎると大変になるんですね(笑)。」
私「今、ドメーヌ・ジェラール・セガンは広さを含めてちょうど良い塩梅かと(笑)。」
家内「あと、息子がお父さんに負けまいと努力しますから、相乗効果があります(笑)。」
私「でも、お父さんが死んだり引退するとダメになったり(笑)。一般論ですか(笑)。」
「どことは言えないけど、そんなドメーヌありますね(笑)。」
ジェラールさんとシヤンタル君の好みは、それぞれですね(笑)。
ありがとうございました。
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