いやー、ヴーヴ・アンバルのクレマン売れてしまいました。もちろん試飲会で足りなくなってすぐに追加しましたが追いつかなかったです。でも4月1日にはまたきますからご安心くださいね(笑)。
やはり、あの味わい・コストパフォーマンスの高さは衝撃的でしたね(笑)。
特にブラン・ドゥ・ノアール好きのベテランの評価は高かったでした。
家は私がブラン・ドゥ・ノアール派で家内はブラン・ドゥ・ブラン派です(笑)。でもそれはあくまで好みで、テイスティングと評価には影響なしのはず(笑)。一応プロですから(笑)。
Written on 2016 03
あの味わい・コストパフォーマンスの高さは衝撃的
Mar 31, 2016 by weblogland |ここを↓クリックして頂けると励みになります。ブログランキング参加中。ご協力お願いします。
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桝久 試飲会リポート 後半 201603
Mar 29, 2016 by weblogland |●パパ・プロヴァンサル ラ・キュヴェ・ルージュ 2014年 南フランス V .D .F. 赤 750ml 1480円税込み スクリュー・キャップ
「これ飲みやすいね(笑)。こくもあるし、フルーティー。」
「ぐびぐび飲めるけとぐびぐび飲むのはもったいない(笑)。」
家内「プロデューサーのジェイムスさんの意図どうりの味わいです。ワイン造りにも精通したインポーターの強みですね(笑)。」
私「セパージュはグルナッシュ80%、シラー20%。この割合が物語ってますよね。」
「一般にローヌだとグルナッシュとシラーの比率が50:50前後だけどグルナッシュを多くしてるのがミソかな?」
「グルナッシュが多くても深みや強さはあるよね。グルナッシュが良いワインなんだろうね。」
私「さすが!同感です(笑)。古樹でしかも低収量のグルナッシュなんでしょうね。若いグルナッシュだとこんなにしっとりしていません。でしゃばります(笑)。」
「あー、乱暴な若いローヌによくありますよね(笑)。甘さは強いけどバタバタしてるヤツ(笑)。」
「これがブログでかいてあったVラベルですね(笑)。意表はつかれますな(笑)。」
私「直接的ですよね(笑)。」
「味わいもダイレクトだから分かりやすくてイイんじゃない(笑)。」
「マスキユーさん。これも白同様に早く飲んだ方がいいのですか?すごく長持ちしそうな気がしますけど?」
私「ありがとうございます。基本的にしっかりできています。ただコンセプトは早く飲める赤ワインだと思います。これも白同様に2014年で出来上がっています。」
「ジックリ飲むとガリークですか?植物っぽさが出てきますよね。あとミネラルかな。いかにも南フランスらしい(笑)。」
「植物っぽさも爽やか系かな?乾いた感じがしますよね。」
●コート・デュ・ローヌ・ヴィラージュ『ヴァルレアス』2013年 ドメーヌ・ラ・グルンドベラーヌ フランス ローヌ・ヴィラージュA.C. 750ml 2468円税込み
「おっ!これいかにもローヌらしい味。タイトで強い。シラーですよね?」
「力づよいなぁ(笑)」
「ペパーミントのスパイシーさがシラーらしいね。」
家内「あと海草みたいなヨードのニュアンスはリキュールっぽいですよね。」
「最初に玉子みたいな香りがしますが、これはSO 2 ですか?」
私「還元臭だと思います。すぐに抜けるのと、刺激的でなくふっくらしています。」
私「実はこのワイン、SO 2 は未検出なんです。」
「それって使っていないということですか?」
私「はい。あと瓶内やタンク内で酵母が自己溶解する過程でSO 2 を発生するのが常ですが、特殊な酵母を使うことによりSO 2 を発生
しないらしいです。」
「それってビオなんですか?」
私「ビオの認証はとってますね。」
「へえー。発酵の行程で自然に酵母はセレクトされるし、自家で培養することは自然なテクニックでもありますよね。温度を変えたりすることもある意味培養ですからね。」
「ビオの原理主義者からしたら、逆にSO 2 がまったく検出されないのは間違いだよね(笑)。」
私「私はビオってよくわからないのでなんとも言い難いのですが(笑)、面白いアプローチをしているのは確かかと(笑)。」
「味わいもビオらしくないよね。ある意味普通(笑)。でも広がる力は似てるかな。」
「これって長命なんですか?」
私「今の状態はまだワインが出来上がってない感じがします。まだ時間を要すると思います。」
家内「明日になると甘さ、ふっくら感が増します。バランスがとれてきます。」
私「まだまだ解らないことが多いワインなのですが、ただ者ではないのは確かかと(笑)。」
私「コルクにdiam 5を使っていますからある程度の熟成は必要なんでしょうね。」
「マスキユーさん。このワインは強いですけど除梗しているのですか?」
私「考えあぐねています(笑)。ビオ系の生産者は汚染のリスクを避けて除梗する生産者が多いのですが、このワインの強さからは100%除梗しているとは思えません。何割かは全房もしくは果梗だけ残しているのかも?」
「難易度高いワインですね(笑)。」
さて、散々順番で悩まされた本日のトリ。
○『ポール・ロバン』ブリュット クレマン・ド・ブルゴーニュ ヴーヴ・アンバル フランス 発泡性 白 750ml 2128円税込み
「ホッホッー。これですな、良すぎるクレマンは(笑)。」
「おっー!圧倒的ですね(笑)。最後にした訳が解りましたよ(笑)。」
「あの強い赤ワインの後でもどうってことないね(笑)。」
「鮮烈だし複雑。しかも深い。」
「色合いも濃いかな。黒ブドウのせいだな。」
私「シャルドネ、ピノ・ノアール、ガメイにアリゴテ。全品種入ってますね(笑)。」
「マスキュウさん、ブルゴーニュ・オールスターズと名付けましょう(笑)。」
「このあいだMのシャンパン飲んだけど薄かった(笑)。こっちの方が倍くらい濃い(笑)。とても高級なシャンパンみたいですよ!」
「シャンパーニュでなくてもこと足りるんだよね。」
「まあ、シャンパーニュじゃなきゃ駄目なことはあるけど、それってTPO だったり極上の痺れるくらいのシャンパンだったりだよね。普段ジェネリックのシャンパンをこだわって飲むのは意味ないな。」
「普通のシャンパン1本飲むよりこれ2本飲んだ方が我が家は幸せになれる(笑)。」
私「まずこのクレマン飲んで驚いたのは、詳しい比率は解りませんがガメイが入ることでした。しかも違和感がない。ピノ・ムニエ入れるよりまし(笑)!」
「マスキユーさんピノ・ムニエって駄目なんですか(笑)?」
私「失礼(笑)。うんと濃く造ったピノ・ムニエはクリームみたいな滑らかさが出て独特の良さはありますが、普通の場合はピノやシャルドネより安いのでコスト面で使われることが多いです。香りもあまり立ちませんが、基本はプラムのニュアンスですからあまり高貴ではありません。」
私「あと見事な熟成感です。クレマンの法定熟成期間はたしか9ヶ月ですがそれ以上の熟成感が出ています。赤い果実を感じる甘い酸すら感じられます。」
家内「かなりの長い熟成期間を経たワインにしか現れません。このランクのワインでは初めての経験です。リザーブワインをシュール・リーしてるかも?」
「マスキユーさん。フリザンテは常温ですが、これはかなり冷やしてますよね?」
家内「バレましたか(笑)。小技を労しました(笑)。このクレマンはリンゴ酸がしっかりあるのでより冷やした方が引き立ちます。」
私「マロラクティックが起こらないように低温で管理したのかと。」
「それにしてもよく捜しましたね(笑)。」
皆さん大絶賛のワインとなりました(笑)。
当日はワインが足りなくなり大変ご迷惑をおかけしました。お許しくださいませ。
ありがとうございました。
桝久商店 岡本利秋・昭子
「これ飲みやすいね(笑)。こくもあるし、フルーティー。」
「ぐびぐび飲めるけとぐびぐび飲むのはもったいない(笑)。」
家内「プロデューサーのジェイムスさんの意図どうりの味わいです。ワイン造りにも精通したインポーターの強みですね(笑)。」
私「セパージュはグルナッシュ80%、シラー20%。この割合が物語ってますよね。」
「一般にローヌだとグルナッシュとシラーの比率が50:50前後だけどグルナッシュを多くしてるのがミソかな?」
「グルナッシュが多くても深みや強さはあるよね。グルナッシュが良いワインなんだろうね。」
私「さすが!同感です(笑)。古樹でしかも低収量のグルナッシュなんでしょうね。若いグルナッシュだとこんなにしっとりしていません。でしゃばります(笑)。」
「あー、乱暴な若いローヌによくありますよね(笑)。甘さは強いけどバタバタしてるヤツ(笑)。」
「これがブログでかいてあったVラベルですね(笑)。意表はつかれますな(笑)。」
私「直接的ですよね(笑)。」
「味わいもダイレクトだから分かりやすくてイイんじゃない(笑)。」
「マスキユーさん。これも白同様に早く飲んだ方がいいのですか?すごく長持ちしそうな気がしますけど?」
私「ありがとうございます。基本的にしっかりできています。ただコンセプトは早く飲める赤ワインだと思います。これも白同様に2014年で出来上がっています。」
「ジックリ飲むとガリークですか?植物っぽさが出てきますよね。あとミネラルかな。いかにも南フランスらしい(笑)。」
「植物っぽさも爽やか系かな?乾いた感じがしますよね。」
●コート・デュ・ローヌ・ヴィラージュ『ヴァルレアス』2013年 ドメーヌ・ラ・グルンドベラーヌ フランス ローヌ・ヴィラージュA.C. 750ml 2468円税込み
「おっ!これいかにもローヌらしい味。タイトで強い。シラーですよね?」
「力づよいなぁ(笑)」
「ペパーミントのスパイシーさがシラーらしいね。」
家内「あと海草みたいなヨードのニュアンスはリキュールっぽいですよね。」
「最初に玉子みたいな香りがしますが、これはSO 2 ですか?」
私「還元臭だと思います。すぐに抜けるのと、刺激的でなくふっくらしています。」
私「実はこのワイン、SO 2 は未検出なんです。」
「それって使っていないということですか?」
私「はい。あと瓶内やタンク内で酵母が自己溶解する過程でSO 2 を発生するのが常ですが、特殊な酵母を使うことによりSO 2 を発生
しないらしいです。」
「それってビオなんですか?」
私「ビオの認証はとってますね。」
「へえー。発酵の行程で自然に酵母はセレクトされるし、自家で培養することは自然なテクニックでもありますよね。温度を変えたりすることもある意味培養ですからね。」
「ビオの原理主義者からしたら、逆にSO 2 がまったく検出されないのは間違いだよね(笑)。」
私「私はビオってよくわからないのでなんとも言い難いのですが(笑)、面白いアプローチをしているのは確かかと(笑)。」
「味わいもビオらしくないよね。ある意味普通(笑)。でも広がる力は似てるかな。」
「これって長命なんですか?」
私「今の状態はまだワインが出来上がってない感じがします。まだ時間を要すると思います。」
家内「明日になると甘さ、ふっくら感が増します。バランスがとれてきます。」
私「まだまだ解らないことが多いワインなのですが、ただ者ではないのは確かかと(笑)。」
私「コルクにdiam 5を使っていますからある程度の熟成は必要なんでしょうね。」
「マスキユーさん。このワインは強いですけど除梗しているのですか?」
私「考えあぐねています(笑)。ビオ系の生産者は汚染のリスクを避けて除梗する生産者が多いのですが、このワインの強さからは100%除梗しているとは思えません。何割かは全房もしくは果梗だけ残しているのかも?」
「難易度高いワインですね(笑)。」
さて、散々順番で悩まされた本日のトリ。
○『ポール・ロバン』ブリュット クレマン・ド・ブルゴーニュ ヴーヴ・アンバル フランス 発泡性 白 750ml 2128円税込み
「ホッホッー。これですな、良すぎるクレマンは(笑)。」
「おっー!圧倒的ですね(笑)。最後にした訳が解りましたよ(笑)。」
「あの強い赤ワインの後でもどうってことないね(笑)。」
「鮮烈だし複雑。しかも深い。」
「色合いも濃いかな。黒ブドウのせいだな。」
私「シャルドネ、ピノ・ノアール、ガメイにアリゴテ。全品種入ってますね(笑)。」
「マスキュウさん、ブルゴーニュ・オールスターズと名付けましょう(笑)。」
「このあいだMのシャンパン飲んだけど薄かった(笑)。こっちの方が倍くらい濃い(笑)。とても高級なシャンパンみたいですよ!」
「シャンパーニュでなくてもこと足りるんだよね。」
「まあ、シャンパーニュじゃなきゃ駄目なことはあるけど、それってTPO だったり極上の痺れるくらいのシャンパンだったりだよね。普段ジェネリックのシャンパンをこだわって飲むのは意味ないな。」
「普通のシャンパン1本飲むよりこれ2本飲んだ方が我が家は幸せになれる(笑)。」
私「まずこのクレマン飲んで驚いたのは、詳しい比率は解りませんがガメイが入ることでした。しかも違和感がない。ピノ・ムニエ入れるよりまし(笑)!」
「マスキユーさんピノ・ムニエって駄目なんですか(笑)?」
私「失礼(笑)。うんと濃く造ったピノ・ムニエはクリームみたいな滑らかさが出て独特の良さはありますが、普通の場合はピノやシャルドネより安いのでコスト面で使われることが多いです。香りもあまり立ちませんが、基本はプラムのニュアンスですからあまり高貴ではありません。」
私「あと見事な熟成感です。クレマンの法定熟成期間はたしか9ヶ月ですがそれ以上の熟成感が出ています。赤い果実を感じる甘い酸すら感じられます。」
家内「かなりの長い熟成期間を経たワインにしか現れません。このランクのワインでは初めての経験です。リザーブワインをシュール・リーしてるかも?」
「マスキユーさん。フリザンテは常温ですが、これはかなり冷やしてますよね?」
家内「バレましたか(笑)。小技を労しました(笑)。このクレマンはリンゴ酸がしっかりあるのでより冷やした方が引き立ちます。」
私「マロラクティックが起こらないように低温で管理したのかと。」
「それにしてもよく捜しましたね(笑)。」
皆さん大絶賛のワインとなりました(笑)。
当日はワインが足りなくなり大変ご迷惑をおかけしました。お許しくださいませ。
ありがとうございました。
桝久商店 岡本利秋・昭子
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桝久 試飲会リポート 前半 201603
Mar 28, 2016 by weblogland |昨日、一昨日とご来店ありがとうございました!
まずは白からです!
○パパ・プロヴァンサル ラ・キュヴェ・ブラン 2014年 南フランス V .D .F. 白
750ml 1480円税込み スクリュー・キャップ
「爽やか、ふっくら。イイですね。これ(笑)。」
「リンゴっぽい酸っぱさ、桃みたいなふくよかさ。バランスがイイね。」
「調和してるよね。ほんとにひとつのものを飲んでる感じ(笑)。」
「マスキユーさんがよく言う『折り合いの良い。」ってことですな(笑)。」
私「はい。ありがとうございます(笑)。」
「後ハーブのニュアンスもあるよね。草っぼさ?」
家内「ミントなんかの爽やか系かな。」
「香りが球体で表面に膜があるような…。上手く言えないんですが(笑)、ひとつの構造体みたいな感じかな。」
「ジックリ飲むとディテイルは複雑でしっかりしてる。明日になるとどうなりますか?」
家内「もっと美味しくなりますよ(笑)。」
「マスキユーさん。このワインは単一品種じゃなくて幾つかの品種で造られてますよね。」
私「はい。クレレットとグルナッシュ・ブランとロールが少しです。」
「これって混醸してるんですか?」
私「全体の溶け込みは良いですよね。勘に近いのですが(笑)、恐らく混醸はしていないと思います。飲んだ印象だとそれぞれの品種の特性が綺麗に出ていますので、アッサンブラージュが上手いのだと思います。」
「スクリュー・キャップで重宝ですが、このワインはあとどのくらいの寿命があるのですか?」
私「う~ん。現行のヴィンテージは2014年でワイン自体は出来上がっていますから、基本的に早く飲めるように造っています。ですから5年後どうなっているか?というようなワインではないと思います。早くフレッシュなうちに飲むワインだと思います。」
「このワインちょっとチーズっぽさがありますよね。しっかりもしてるからチーズにもあわせてみたいな(笑)?」
家内「ロック・フォールなんか鉄板かな(笑)?」
「ハードタイプのパルメザンやミモレットも大丈夫そうですな。」
「試してみなきゃ。」
「外で飲むにも向いてそうだね(笑)。お花見用だな(笑)。」
そしてもっともお花見に適したフリザンテの登場です(笑)。
◎ピノ・ロゼ フリザンテ N.V. レ・コンテッセ イタリア ヴェネト ロゼ 微発泡 I.G.T. マルカ・トレヴィジャーノ 750ml 1388円税込み スクリュー・キャップ
「マスキユウさん。これは見るからにお花見ですな(笑)。」
「味もぴったり(笑)。さくらんぼ、いちごがばっちり(笑)。」
「いちご食べながら飲みたいね(笑)。」
家内「大日本ロゼ・ワイン普及協会会長の私の一押しでございます(笑)。」
「果実味がきれいだなぁ。葉っぱぽさもあるし旨い!いちごをヘタのついたまま食べてるみたい(笑)。」
「ありがちな甘さがないから食べ物に合わせ易そう(笑)。」
「これだったらランブルスコ的に使えるかな(笑)。」
「生ハム!ローストビーフ!」
「花見しながらこれ飲んでローストビーフでも食った日にゃ、そのまま死んでもイイ(笑)!」
「それは命が安い(大爆笑)。」
「このフリザンテはすごく品が良いですよね。甘く感じないし。それでいてしっかりもしているし。」
「そーだよね。大人の味わい。」
「そうすると花見でばか騒ぎしながら飲むワインじゃないな(笑)。ばか騒ぎに加わらずにひっそり桜にうっとりしながらやりたいね(笑)。」
「美味しいもの食べながらね。」
私「実はこのフリザンテ残糖分は1リットル中11.5グラムあります。」
「へえー。思ったよりあるんだ!ドイツワインで言ったらやや辛口くらいですよね。」
私「はい。ブラインドでテイスティングした時間違えました(笑)。思った以上に酸があるので甘さがマスキングされています。」
「それでしっかりしていると感じたんですね。」
私「ご名答!そんな訳で冷やさずにお試しいただきました(笑)。」
「なるほど!マスキユーさん技がありますね(笑)。」
私「へっへっへっ(笑)。」
家内「プロセッコの名手ですから低めのアルコール分の泡造りは上手です(笑)。」
「そっかぁ!なるほどね(笑)。」
「ありがちな甘いやつとはそれで違うんだ!」
私・家内「ありがとうございます(笑)。」
「マスキユーさん。日本のワインでもやれそうですよね。実際は甘い泡が目立ちますが。」
私「個人的には余市のケルナーなんかでやったらすごく良いワインが出来ると思うんですが。」
「日本のワインはアルコール分がもともと上がらないから逆にイイかもね(笑)。」
私「シャンパーニュなんか冷涼過ぎてまともにワインが出来ないからああした行き方をしました。ですから、日本でも可能性はありますよね。」
「そうした行き方がブランドとなるにはものすごい努力と時間が必要とするわけですから、フランス人ってすごいですよね。」
私「はい。その基盤となっている原産地法がありますが、それも生産者自分達のものにしている点がフランスのすごさ強さなんでしょうね。日本だと法律は所詮お上のものという感覚ですよね。」
「大事なのは自立ですね!」
「そーだよね‼税金払ってるだけじゃだめだよね。使い方や法の方向性に主張しなきゃ!」
「金とられてるだけの意識は時代遅れ❗文句言わなきゃ(笑)。」
「でもさ、聞いてくれないよね(笑)。」
「自分で飲むためだけにワインやお酒造ったら駄目なのかな?」
私「日本だと駄目です。」
「それって人間の日本人の根元的な権利と自由を奪ってるよね。退化するよね。」
私「お酒って元来は民族のルーツに由来するものですから、今の酒税法の規制は時代遅れですし新しいものを生む障害になっています。」
なんだか話しは飛躍し盛り上がる(笑)。
●バレンティン・デュック・ムーラン 2012年 カーブ・ド・シスト・イン・ロランス 南フランス フォジェールA.C. 赤 750ml 1110円税込み
「マスキユーさん。これ前月の試飲会で出たシャトー・ラ・バスティードに似てませんか?」
私「さすが!ご近所です(笑)。」
「でもバスティードの方が濃いかな(笑)。これは程よい(笑)。薄くないけど濃くもない(笑)。でも素直に入ってくる(笑)。しかも複雑なんだよね。」
「コーヒー豆みたいな…、スミレっぽいチャーミングっぼさまあるし。」
「植物、大豆みたいな…、ガリークなのかな?」
「赤紫蘇?」
「ミルキー、牡蛎みたいなニュアンスありますよね。」
「複雑さと手軽な飲みやすさがありますよね。しかも安い(笑)。コストパフォーマンス高いね(笑)。」
私「使用品種の中のカリニャンだけをM.C. かけているようです。」
「それって?」
私「マセラシオン・カルボニックの略なのですが。古典的な醸造法で房ごと発酵させますが、あまり手を加えませんから旨味と華やかな果実味が出ます。」
「ボジョレーなんかでよく使われる醸造法ですね。」
私「はい。果実味に赤い果実を感じるのはこのせいかと。」
家内「特殊なアペラシオンノ規制なのでまだ評価は定まっていませんが、お得に感じるのは確かだと思います(笑)。」
「誰もがびっくりするようなワインが出来れば高い価格になるかも(笑)。」
私「そーなんです(笑)。先行しているサン・シニアンに追い付くには安いだけでは駄目てすよね(笑)。」
家内「比べることのできないようなワインを1件でも造ったら状況が変わるでしょうね。」
「まだまだお買い得が続く訳ですね(笑)。」
家内「まだ6割くらいが協同組合としてワインを造っていますが、これからニュースターが現れるかも知れませんね(笑)。」
まずは白からです!
○パパ・プロヴァンサル ラ・キュヴェ・ブラン 2014年 南フランス V .D .F. 白
750ml 1480円税込み スクリュー・キャップ
「爽やか、ふっくら。イイですね。これ(笑)。」
「リンゴっぽい酸っぱさ、桃みたいなふくよかさ。バランスがイイね。」
「調和してるよね。ほんとにひとつのものを飲んでる感じ(笑)。」
「マスキユーさんがよく言う『折り合いの良い。」ってことですな(笑)。」
私「はい。ありがとうございます(笑)。」
「後ハーブのニュアンスもあるよね。草っぼさ?」
家内「ミントなんかの爽やか系かな。」
「香りが球体で表面に膜があるような…。上手く言えないんですが(笑)、ひとつの構造体みたいな感じかな。」
「ジックリ飲むとディテイルは複雑でしっかりしてる。明日になるとどうなりますか?」
家内「もっと美味しくなりますよ(笑)。」
「マスキユーさん。このワインは単一品種じゃなくて幾つかの品種で造られてますよね。」
私「はい。クレレットとグルナッシュ・ブランとロールが少しです。」
「これって混醸してるんですか?」
私「全体の溶け込みは良いですよね。勘に近いのですが(笑)、恐らく混醸はしていないと思います。飲んだ印象だとそれぞれの品種の特性が綺麗に出ていますので、アッサンブラージュが上手いのだと思います。」
「スクリュー・キャップで重宝ですが、このワインはあとどのくらいの寿命があるのですか?」
私「う~ん。現行のヴィンテージは2014年でワイン自体は出来上がっていますから、基本的に早く飲めるように造っています。ですから5年後どうなっているか?というようなワインではないと思います。早くフレッシュなうちに飲むワインだと思います。」
「このワインちょっとチーズっぽさがありますよね。しっかりもしてるからチーズにもあわせてみたいな(笑)?」
家内「ロック・フォールなんか鉄板かな(笑)?」
「ハードタイプのパルメザンやミモレットも大丈夫そうですな。」
「試してみなきゃ。」
「外で飲むにも向いてそうだね(笑)。お花見用だな(笑)。」
そしてもっともお花見に適したフリザンテの登場です(笑)。
◎ピノ・ロゼ フリザンテ N.V. レ・コンテッセ イタリア ヴェネト ロゼ 微発泡 I.G.T. マルカ・トレヴィジャーノ 750ml 1388円税込み スクリュー・キャップ
「マスキユウさん。これは見るからにお花見ですな(笑)。」
「味もぴったり(笑)。さくらんぼ、いちごがばっちり(笑)。」
「いちご食べながら飲みたいね(笑)。」
家内「大日本ロゼ・ワイン普及協会会長の私の一押しでございます(笑)。」
「果実味がきれいだなぁ。葉っぱぽさもあるし旨い!いちごをヘタのついたまま食べてるみたい(笑)。」
「ありがちな甘さがないから食べ物に合わせ易そう(笑)。」
「これだったらランブルスコ的に使えるかな(笑)。」
「生ハム!ローストビーフ!」
「花見しながらこれ飲んでローストビーフでも食った日にゃ、そのまま死んでもイイ(笑)!」
「それは命が安い(大爆笑)。」
「このフリザンテはすごく品が良いですよね。甘く感じないし。それでいてしっかりもしているし。」
「そーだよね。大人の味わい。」
「そうすると花見でばか騒ぎしながら飲むワインじゃないな(笑)。ばか騒ぎに加わらずにひっそり桜にうっとりしながらやりたいね(笑)。」
「美味しいもの食べながらね。」
私「実はこのフリザンテ残糖分は1リットル中11.5グラムあります。」
「へえー。思ったよりあるんだ!ドイツワインで言ったらやや辛口くらいですよね。」
私「はい。ブラインドでテイスティングした時間違えました(笑)。思った以上に酸があるので甘さがマスキングされています。」
「それでしっかりしていると感じたんですね。」
私「ご名答!そんな訳で冷やさずにお試しいただきました(笑)。」
「なるほど!マスキユーさん技がありますね(笑)。」
私「へっへっへっ(笑)。」
家内「プロセッコの名手ですから低めのアルコール分の泡造りは上手です(笑)。」
「そっかぁ!なるほどね(笑)。」
「ありがちな甘いやつとはそれで違うんだ!」
私・家内「ありがとうございます(笑)。」
「マスキユーさん。日本のワインでもやれそうですよね。実際は甘い泡が目立ちますが。」
私「個人的には余市のケルナーなんかでやったらすごく良いワインが出来ると思うんですが。」
「日本のワインはアルコール分がもともと上がらないから逆にイイかもね(笑)。」
私「シャンパーニュなんか冷涼過ぎてまともにワインが出来ないからああした行き方をしました。ですから、日本でも可能性はありますよね。」
「そうした行き方がブランドとなるにはものすごい努力と時間が必要とするわけですから、フランス人ってすごいですよね。」
私「はい。その基盤となっている原産地法がありますが、それも生産者自分達のものにしている点がフランスのすごさ強さなんでしょうね。日本だと法律は所詮お上のものという感覚ですよね。」
「大事なのは自立ですね!」
「そーだよね‼税金払ってるだけじゃだめだよね。使い方や法の方向性に主張しなきゃ!」
「金とられてるだけの意識は時代遅れ❗文句言わなきゃ(笑)。」
「でもさ、聞いてくれないよね(笑)。」
「自分で飲むためだけにワインやお酒造ったら駄目なのかな?」
私「日本だと駄目です。」
「それって人間の日本人の根元的な権利と自由を奪ってるよね。退化するよね。」
私「お酒って元来は民族のルーツに由来するものですから、今の酒税法の規制は時代遅れですし新しいものを生む障害になっています。」
なんだか話しは飛躍し盛り上がる(笑)。
●バレンティン・デュック・ムーラン 2012年 カーブ・ド・シスト・イン・ロランス 南フランス フォジェールA.C. 赤 750ml 1110円税込み
「マスキユーさん。これ前月の試飲会で出たシャトー・ラ・バスティードに似てませんか?」
私「さすが!ご近所です(笑)。」
「でもバスティードの方が濃いかな(笑)。これは程よい(笑)。薄くないけど濃くもない(笑)。でも素直に入ってくる(笑)。しかも複雑なんだよね。」
「コーヒー豆みたいな…、スミレっぽいチャーミングっぼさまあるし。」
「植物、大豆みたいな…、ガリークなのかな?」
「赤紫蘇?」
「ミルキー、牡蛎みたいなニュアンスありますよね。」
「複雑さと手軽な飲みやすさがありますよね。しかも安い(笑)。コストパフォーマンス高いね(笑)。」
私「使用品種の中のカリニャンだけをM.C. かけているようです。」
「それって?」
私「マセラシオン・カルボニックの略なのですが。古典的な醸造法で房ごと発酵させますが、あまり手を加えませんから旨味と華やかな果実味が出ます。」
「ボジョレーなんかでよく使われる醸造法ですね。」
私「はい。果実味に赤い果実を感じるのはこのせいかと。」
家内「特殊なアペラシオンノ規制なのでまだ評価は定まっていませんが、お得に感じるのは確かだと思います(笑)。」
「誰もがびっくりするようなワインが出来れば高い価格になるかも(笑)。」
私「そーなんです(笑)。先行しているサン・シニアンに追い付くには安いだけでは駄目てすよね(笑)。」
家内「比べることのできないようなワインを1件でも造ったら状況が変わるでしょうね。」
「まだまだお買い得が続く訳ですね(笑)。」
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明日もう一度飲んでから決めるつもりでいます
Mar 19, 2016 by weblogland |来週の週末はマスキユーの試飲会です。でも最後の赤ワインがまだ決まっていません(笑)。そんな訳で最後のサンプル取り寄せです。例の春らしい赤ワイン探しです(笑)。
今日試飲したのは5本。ローヌのワインが1本、オーヴェルニュのワインが4本です。オーヴェルニュというとフランスのまん中 あのミネラル・ウォーター ヴォルビックの産地です。今まであまり日本に輸入されていませんが、ガメイやピノ・ノアールが良いとか。飲んでみるとブルゴーニュのガメイとはちょっと変わってますが、強さがあり中々の出来。期待が持てます。まあ、明日もう一度飲んでから決めるつもりでいます。決まるとよいのですが(笑)。
今日試飲したのは5本。ローヌのワインが1本、オーヴェルニュのワインが4本です。オーヴェルニュというとフランスのまん中 あのミネラル・ウォーター ヴォルビックの産地です。今まであまり日本に輸入されていませんが、ガメイやピノ・ノアールが良いとか。飲んでみるとブルゴーニュのガメイとはちょっと変わってますが、強さがあり中々の出来。期待が持てます。まあ、明日もう一度飲んでから決めるつもりでいます。決まるとよいのですが(笑)。
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桝久 試飲会リポート 後半 201602
Mar 01, 2016 by weblogland |さて、後半さは白ワイン3連発です。
○アマルテア・ブランコ 2014年 ロシャレル
「山羊の白ワインですね(笑)。癒されるなぁ。この点、赤ワイン同様だね。同じ意思を感じるよね(笑)。」
「ふっくらした柔らかさがイイね(笑)。」
「スペインワインらしくない良さがありますよね(笑)。酸がしっかりあるんだけどでしゃばらない。」
私「溶け込みがよろしいかと(笑)。あとアルコール分が12.5%でワインが折り合っています。」
「低めですよね(笑)。いつもこんなに低いのですか?」
私「おそらくヴィンテージのせいかと。」
家内「ただ、あまりアルコール分を高くしないでもワインを造ろうとする意識を感じます。」
「アルコール分が高ければイイって訳じゃないんだよね(笑)。酸とのバランスが大事だよね。」
「このワイン香りをはっきり表現できないんですけど(笑)。う~ん。柔らかさふくよかな優しさはたしかに感じるんですが…。ネクターっぽいのかな?」
私「おっしゃる通りです!柑橘系の香りではありますが、明瞭ではありません。この点スペインらしくないかも知れません。」
家内「翌日になると洋梨の香りがしっかり出ます。いかにもチャレロ(笑)。」
私「厚みにディテイルが隠れますね。」
「チャーミングだよね(笑)。」
「ロシャレルのワインって赤も白も酸がチャーミングな所が共通してますよね(笑)。酸が可愛らしくまとまっているとでも言えばいいのかな。」
家内「ロシャレルの特徴は葡萄畑が斜面にあることです。畑の高度により植える品種を変えています。こうすることで収穫期をずらしたり重ねたりすることが可能となるようです。」
私「例えばロシャレルのロゼワインはピノ・ノアールとメルロから造ります。しかも混醸で造られます。」
「えっ!ピノとメルロですか?メルロとピノは収穫期がだいぶ違いますよ?」
私「はい。ピノは晩熟でメルロは収穫が早いです。」
家内「ロシャレルではピノを標高の低い所に植え、メルロを標高の高いところに植えることで収穫期を同じに出来るようです。そしてそれらを混醸します。」
私「オーストリアなどでよく見られる混植混醸とは違う行き方です。斬新ですよね(笑)。」
「合理的と言えば合理的ですね(笑)。山羊だけじゃなくこな辺りにワイン造りの秘訣があるんですな(笑)。」
「ところで畑の除葉に山羊を利用すると言ってましたが、葡萄を食べたりしないんですか?」
私「まだ葡萄果が未熟な時期なので、不味くて山羊も食べないようです(笑)。」
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○アマルテア・ブランコ 2014年 ロシャレル
「山羊の白ワインですね(笑)。癒されるなぁ。この点、赤ワイン同様だね。同じ意思を感じるよね(笑)。」
「ふっくらした柔らかさがイイね(笑)。」
「スペインワインらしくない良さがありますよね(笑)。酸がしっかりあるんだけどでしゃばらない。」
私「溶け込みがよろしいかと(笑)。あとアルコール分が12.5%でワインが折り合っています。」
「低めですよね(笑)。いつもこんなに低いのですか?」
私「おそらくヴィンテージのせいかと。」
家内「ただ、あまりアルコール分を高くしないでもワインを造ろうとする意識を感じます。」
「アルコール分が高ければイイって訳じゃないんだよね(笑)。酸とのバランスが大事だよね。」
「このワイン香りをはっきり表現できないんですけど(笑)。う~ん。柔らかさふくよかな優しさはたしかに感じるんですが…。ネクターっぽいのかな?」
私「おっしゃる通りです!柑橘系の香りではありますが、明瞭ではありません。この点スペインらしくないかも知れません。」
家内「翌日になると洋梨の香りがしっかり出ます。いかにもチャレロ(笑)。」
私「厚みにディテイルが隠れますね。」
「チャーミングだよね(笑)。」
「ロシャレルのワインって赤も白も酸がチャーミングな所が共通してますよね(笑)。酸が可愛らしくまとまっているとでも言えばいいのかな。」
家内「ロシャレルの特徴は葡萄畑が斜面にあることです。畑の高度により植える品種を変えています。こうすることで収穫期をずらしたり重ねたりすることが可能となるようです。」
私「例えばロシャレルのロゼワインはピノ・ノアールとメルロから造ります。しかも混醸で造られます。」
「えっ!ピノとメルロですか?メルロとピノは収穫期がだいぶ違いますよ?」
私「はい。ピノは晩熟でメルロは収穫が早いです。」
家内「ロシャレルではピノを標高の低い所に植え、メルロを標高の高いところに植えることで収穫期を同じに出来るようです。そしてそれらを混醸します。」
私「オーストリアなどでよく見られる混植混醸とは違う行き方です。斬新ですよね(笑)。」
「合理的と言えば合理的ですね(笑)。山羊だけじゃなくこな辺りにワイン造りの秘訣があるんですな(笑)。」
「ところで畑の除葉に山羊を利用すると言ってましたが、葡萄を食べたりしないんですか?」
私「まだ葡萄果が未熟な時期なので、不味くて山羊も食べないようです(笑)。」
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