ふぅー。
試飲会用のワイン並びました(笑)。
ざっと棚の上に並んだワインの数をかぞえましたが、131本ありました。このくらいだと量感があってイイかな(笑)?下の棚で空いているところには、金曜日に届く追加分を並べてちょうど収まる予定です。
今回は380ヘクタールもの畑を所有するコンティ・ゼッカと3ヘクタールほどの畑を家族で耕すロ・ゼルボーネとの比較試飲です!
さてさてどうなることやら(笑)。
どっちが良くて、どっちが悪いと言う意図はありません(笑)。それぞれの良さが伝われば嬉しい限りです。
皆さんの感想が楽しみです(笑)。
Written on 2016 09
試飲会用のワイン並びました
Sep 22, 2016 by weblogland |ここを↓クリックして頂けると励みになります。ブログランキング参加中。ご協力お願いします。
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マスキュー試飲会のラインナップ201609
Sep 22, 2016 by weblogland |今月9月23(金)、24(土)日のマスキュー試飲会のラインナップ決まりました!
今月はスタイルの全く違うイタリアワインです(笑)。
かたや、大規模で効率的かつ斬新で品質の高いプーリアのコンティ・ゼッカ。そしてかたや、ピエモンテの端で夫婦二人で3ヘクタールほどの畑で造る渾身の自然派ロ・ゼルボーネ。
どちらも違った良さがあります(笑)。
○ドンナ・マルツィア シャルドネ バリック 2015年 コンティ・ゼッカ イタリア プーリア 白 サレントI.G.T. 750ml 1110円税込み
プーリアの巨人コンティ・ゼッカが造るスーパー・デイリーな白ワインです(笑)。
シャルドネ85%、マルヴァジア15%のセパージュ。マロラクティック発酵をブロックして新樽比率50%で2ヶ月ほどバリックで熟成させたものです。
シャルドネの比率は高いのですが、香りはマルヴァジア(笑)。シャルドネは厚みのあるボディーとして作用しています。特筆すべきは樽のニュアンスとワインとの折り合いが素晴らしいこと。
実に上手!
樽香がくどかったり、時間の経過により崩れたりしません。全体に無理がなく、ワインとして完成してます(笑)。
この価格でこの出来映えは立派の一言。
周到に計算されて造られたに違いありませんが、あざとさがないのが秀逸です。さすがコンティ・ゼッカなのです(笑)。
●トレ・グラッポリ 2015年 コンティ・ゼッカ イタリア プーリア 赤 プーリアI.G.T. 750ml 1157円税込み
この赤ワイン、プーリアの巨人コンティ・ゼッカの造るスーパー・デイリーなワインです(笑)。
セパージュはネグロ・アマーロ45%、プリミィティーヴォ45、カベルネ・ソーヴィニヨン10%。
味わいは実にジューシー(笑)。
放っておいても濃いワインが出来る彼の地。出来上がるワインもぶっきらぼうになりがち。こなれるまで時間が必要。そんな常識をブレークしましたね(笑)。
あと、カベルネ・ソーヴィニヨンを入れていることにミソがありそうです。
甘くしなやかなネグロ・アマーロとプリミィティーヴォ自体のクリーンな出来映えに、ハーブっぽいアクセントをつけていますね。そして果実味が真っ黒になっていないのは管理の良さにつきます。巨大ワイナリーでありながら基本的な品質の高さをあわせ持つことは驚きでもあります。
500年ほども続く老舗たる由縁を垣間見た想いです。常に前を見て努力を怠らないD.N.A.があるのです。お金持ちだから等とひがんではいけませんね(笑)。
○『レ・ギャーレ』ビアンコ 2014年 ロ・ゼルボーネ イタリア ピエモンテ ヴィーノ・ビアンコ 白 750ml 1944円税込み
ロ・ゼルボーネは2003年にファビオ・ソマッツィさんが設立しました。リグーリアとピエモンテの州境にあるロッカ・グルマルダ村。バローロのあるアルバの東と言えば分かりやすいかな(笑)。D.O.C. ドルチェット・ディ・オヴァーダの中心地にある3ヘクタールのワイナリーを取得しました。
畑は標高130~170m の南東向き斜面で風通しも良く、土壌は火山と砂質の混成土壌で水捌けも良く、下草が生えにくいことに着眼。有機栽培を始めました。2010年にはイタリアの公的有機認証機関BIOSの認証を取得。その後SO2無添加のワイン生産を目指しています。手法は所謂ビオロジックですから、割りとフレキシブルで現実的(笑)。発酵にはステンレス・タンクのみ使用。ビオデナミほど原理主義的ではありません(笑)。状況に応じたワイン造りは、すべて葡萄本来の味わいを出すため。場合によっては自然酵母に一部培養酵母を混ぜたり、最小限のSO 2 添加もします。とは言え残留SO 2 が30mg /L以下を達成していますから立派(笑)!多大な尽力を感じる将来性のある生産者なのです。収穫量もすべてのキュヴェが1本の葡萄樹からワイン1本以下で
あることは想像にかたくありません。
この白ワインはコルテーゼ100%で造られます。ピエモンテを代表する白ワイン、ガヴィの品種です。手摘みで収穫し撰果後すぐプレス。2週間10℃で果皮浸漬したのち、15℃で天然酵母により6日間のアルコール発酵をおこないます。その後ステンレス・タンクで9ヶ月熟成して瓶詰め。この間マロラクティック発酵は自然と行われているようです。
まず、色にビックリ(笑)。オレンジです(笑)。SO 2 使ってませんね。調べると残留SO 2 は19mg / L 。
香りは驚くほどの濃密さ。わずかにシェリーのような酸化臭はありますが、濃厚さにより気になりません。
桃というよりネクタリンの巨大な果実味は圧倒的と言うべき複雑さ。腐葉土、ミントやセージ等のハーブ、スパイス、洋梨、レモン、グレープフレーツ、蜂蜜。口中に含むと膨らみは柔らかく強烈。いつまでも続く余韻。経験したことのない味わいです。
スタンダードを越えた驚きと感動があり、それが飲み手の喜びになるワインです。ただあまりの凄さに理解が及ばないこともありうるかも(笑)
?飲み手次第かな(笑)?
◎キアレット 2013年 ロ・ゼルボーネ イタリア ピエモンテ ロゼ ヴィーノ・ロサート 750ml 1573円税込み
このワイン、ドルチェット100%で造られたキアレットです。
手摘みで収穫し撰果後プレスし果皮を取り除き、15℃の低温でステンレス・タンクにて6日間アルコール発酵します。そしてそのままマロラクティック発酵をし、最長12ヶ月熟成させて瓶詰め。
キアレットというと黒葡萄をすぐに圧搾することで出来る淡いロゼ・ワインですが、これは色が濃い(笑)。ボジョレー位のルビー色です。やや暗めかな。もともと栽培されたドルチェット自体の果皮の色素が相当濃いことが予想されますね。
まずSO 2 無添加らしいビオ臭がしますが徐々に薄れ、口に含むとプラムやベリーの凝縮された酸っぱいほどの果実がたっぷり感じられます。ドルチェットらしい果実味だけを取り出したかのようです。柔らかながら、広がり奥行きは果てしないほど。そしてそれが強靭さの裏返しだと気づかされます。
こんなに力があるロゼ・ワインは初めてです。
残留SO 2 は23mg / L 、アルコール分は14%。赤ワインにするには出来の足りない葡萄から造ったロゼでないことは確かです。渾身のロゼ・ワインなのです。
●『レ・ぺルゴーレ』2013年 ロ・ゼルボーネ イタリア ピエモンテ ヴィーノ・ロッソ 赤 750ml 1851円税込み
このワイン、ドルチェット100%で造った赤ワインです。
手摘みで収穫したのち撰果、圧搾・破砕して15℃の低温でステンレス・タンクにて6日間発酵します。そして密閉式のステンレス・タンクでマセラシオン・カルボニック発酵をし、発酵終了後ステンレス・タンクで12ヶ月熟成させます。SO 2 残留量は34mg / L ですから、恐らく瓶詰め時わずかに添加するだけだと思います。
味わいはマセラシオン・カルボニックらしいキャンディーやバナナの香りとドルチェット由来のブラムやベリーの香り。柔らかで濃密なタンニンは全体の品質の高さを演出しています。こんな比べ方をするのは何ですが、クリュ・ボジョレーの上物レベルは確約できます。そうするとコストパフォーマンスの高さは驚きでもあります(笑)。
●ドルチェット・ディーオヴァーダ 2005年 ロ・ゼルボーネ イタリア ピエモンテ 赤 ドルチェット・ディ・オヴァ-ダ
D.O.C. 750ml 2314円税込み
このワイン、なんと2005年のオールド・ヴィンテージ!ゼルボーネの真実なのです(笑)!
手摘みで収穫したのち除梗破砕し20日間のマセラシオン。24℃の温度を保ちながら天然酵母で発酵させます。マロラクティック発酵が終了したのちタンクで2年以上の熟成を経て瓶詰め。もちろん濾過はせずに若干のSO 2 を添加するだけです。ちなみに残留SO 2 は39mg / L と長熟タイプの赤ワインとしては異例の低さです。本物の証ですね(笑)。
ハリがあり、しかも深みもあるタンニンは心を揺さぶります。バラやダークチェリーやブラム、腐葉土、ハーブ等の溶け込んだ様は圧巻の旨さ。
以上6本、9月23日(金)は17~20時30分 24日(土)は11~20時30分まで開催しております。会場はマスキュー店内です。
皆様のご来店お待ち申し上げます!
桝久商店 岡本利秋・昭子
今月はスタイルの全く違うイタリアワインです(笑)。
かたや、大規模で効率的かつ斬新で品質の高いプーリアのコンティ・ゼッカ。そしてかたや、ピエモンテの端で夫婦二人で3ヘクタールほどの畑で造る渾身の自然派ロ・ゼルボーネ。
どちらも違った良さがあります(笑)。
○ドンナ・マルツィア シャルドネ バリック 2015年 コンティ・ゼッカ イタリア プーリア 白 サレントI.G.T. 750ml 1110円税込み
プーリアの巨人コンティ・ゼッカが造るスーパー・デイリーな白ワインです(笑)。
シャルドネ85%、マルヴァジア15%のセパージュ。マロラクティック発酵をブロックして新樽比率50%で2ヶ月ほどバリックで熟成させたものです。
シャルドネの比率は高いのですが、香りはマルヴァジア(笑)。シャルドネは厚みのあるボディーとして作用しています。特筆すべきは樽のニュアンスとワインとの折り合いが素晴らしいこと。
実に上手!
樽香がくどかったり、時間の経過により崩れたりしません。全体に無理がなく、ワインとして完成してます(笑)。
この価格でこの出来映えは立派の一言。
周到に計算されて造られたに違いありませんが、あざとさがないのが秀逸です。さすがコンティ・ゼッカなのです(笑)。
●トレ・グラッポリ 2015年 コンティ・ゼッカ イタリア プーリア 赤 プーリアI.G.T. 750ml 1157円税込み
この赤ワイン、プーリアの巨人コンティ・ゼッカの造るスーパー・デイリーなワインです(笑)。
セパージュはネグロ・アマーロ45%、プリミィティーヴォ45、カベルネ・ソーヴィニヨン10%。
味わいは実にジューシー(笑)。
放っておいても濃いワインが出来る彼の地。出来上がるワインもぶっきらぼうになりがち。こなれるまで時間が必要。そんな常識をブレークしましたね(笑)。
あと、カベルネ・ソーヴィニヨンを入れていることにミソがありそうです。
甘くしなやかなネグロ・アマーロとプリミィティーヴォ自体のクリーンな出来映えに、ハーブっぽいアクセントをつけていますね。そして果実味が真っ黒になっていないのは管理の良さにつきます。巨大ワイナリーでありながら基本的な品質の高さをあわせ持つことは驚きでもあります。
500年ほども続く老舗たる由縁を垣間見た想いです。常に前を見て努力を怠らないD.N.A.があるのです。お金持ちだから等とひがんではいけませんね(笑)。
○『レ・ギャーレ』ビアンコ 2014年 ロ・ゼルボーネ イタリア ピエモンテ ヴィーノ・ビアンコ 白 750ml 1944円税込み
ロ・ゼルボーネは2003年にファビオ・ソマッツィさんが設立しました。リグーリアとピエモンテの州境にあるロッカ・グルマルダ村。バローロのあるアルバの東と言えば分かりやすいかな(笑)。D.O.C. ドルチェット・ディ・オヴァーダの中心地にある3ヘクタールのワイナリーを取得しました。
畑は標高130~170m の南東向き斜面で風通しも良く、土壌は火山と砂質の混成土壌で水捌けも良く、下草が生えにくいことに着眼。有機栽培を始めました。2010年にはイタリアの公的有機認証機関BIOSの認証を取得。その後SO2無添加のワイン生産を目指しています。手法は所謂ビオロジックですから、割りとフレキシブルで現実的(笑)。発酵にはステンレス・タンクのみ使用。ビオデナミほど原理主義的ではありません(笑)。状況に応じたワイン造りは、すべて葡萄本来の味わいを出すため。場合によっては自然酵母に一部培養酵母を混ぜたり、最小限のSO 2 添加もします。とは言え残留SO 2 が30mg /L以下を達成していますから立派(笑)!多大な尽力を感じる将来性のある生産者なのです。収穫量もすべてのキュヴェが1本の葡萄樹からワイン1本以下で
あることは想像にかたくありません。
この白ワインはコルテーゼ100%で造られます。ピエモンテを代表する白ワイン、ガヴィの品種です。手摘みで収穫し撰果後すぐプレス。2週間10℃で果皮浸漬したのち、15℃で天然酵母により6日間のアルコール発酵をおこないます。その後ステンレス・タンクで9ヶ月熟成して瓶詰め。この間マロラクティック発酵は自然と行われているようです。
まず、色にビックリ(笑)。オレンジです(笑)。SO 2 使ってませんね。調べると残留SO 2 は19mg / L 。
香りは驚くほどの濃密さ。わずかにシェリーのような酸化臭はありますが、濃厚さにより気になりません。
桃というよりネクタリンの巨大な果実味は圧倒的と言うべき複雑さ。腐葉土、ミントやセージ等のハーブ、スパイス、洋梨、レモン、グレープフレーツ、蜂蜜。口中に含むと膨らみは柔らかく強烈。いつまでも続く余韻。経験したことのない味わいです。
スタンダードを越えた驚きと感動があり、それが飲み手の喜びになるワインです。ただあまりの凄さに理解が及ばないこともありうるかも(笑)
?飲み手次第かな(笑)?
◎キアレット 2013年 ロ・ゼルボーネ イタリア ピエモンテ ロゼ ヴィーノ・ロサート 750ml 1573円税込み
このワイン、ドルチェット100%で造られたキアレットです。
手摘みで収穫し撰果後プレスし果皮を取り除き、15℃の低温でステンレス・タンクにて6日間アルコール発酵します。そしてそのままマロラクティック発酵をし、最長12ヶ月熟成させて瓶詰め。
キアレットというと黒葡萄をすぐに圧搾することで出来る淡いロゼ・ワインですが、これは色が濃い(笑)。ボジョレー位のルビー色です。やや暗めかな。もともと栽培されたドルチェット自体の果皮の色素が相当濃いことが予想されますね。
まずSO 2 無添加らしいビオ臭がしますが徐々に薄れ、口に含むとプラムやベリーの凝縮された酸っぱいほどの果実がたっぷり感じられます。ドルチェットらしい果実味だけを取り出したかのようです。柔らかながら、広がり奥行きは果てしないほど。そしてそれが強靭さの裏返しだと気づかされます。
こんなに力があるロゼ・ワインは初めてです。
残留SO 2 は23mg / L 、アルコール分は14%。赤ワインにするには出来の足りない葡萄から造ったロゼでないことは確かです。渾身のロゼ・ワインなのです。
●『レ・ぺルゴーレ』2013年 ロ・ゼルボーネ イタリア ピエモンテ ヴィーノ・ロッソ 赤 750ml 1851円税込み
このワイン、ドルチェット100%で造った赤ワインです。
手摘みで収穫したのち撰果、圧搾・破砕して15℃の低温でステンレス・タンクにて6日間発酵します。そして密閉式のステンレス・タンクでマセラシオン・カルボニック発酵をし、発酵終了後ステンレス・タンクで12ヶ月熟成させます。SO 2 残留量は34mg / L ですから、恐らく瓶詰め時わずかに添加するだけだと思います。
味わいはマセラシオン・カルボニックらしいキャンディーやバナナの香りとドルチェット由来のブラムやベリーの香り。柔らかで濃密なタンニンは全体の品質の高さを演出しています。こんな比べ方をするのは何ですが、クリュ・ボジョレーの上物レベルは確約できます。そうするとコストパフォーマンスの高さは驚きでもあります(笑)。
●ドルチェット・ディーオヴァーダ 2005年 ロ・ゼルボーネ イタリア ピエモンテ 赤 ドルチェット・ディ・オヴァ-ダ
D.O.C. 750ml 2314円税込み
このワイン、なんと2005年のオールド・ヴィンテージ!ゼルボーネの真実なのです(笑)!
手摘みで収穫したのち除梗破砕し20日間のマセラシオン。24℃の温度を保ちながら天然酵母で発酵させます。マロラクティック発酵が終了したのちタンクで2年以上の熟成を経て瓶詰め。もちろん濾過はせずに若干のSO 2 を添加するだけです。ちなみに残留SO 2 は39mg / L と長熟タイプの赤ワインとしては異例の低さです。本物の証ですね(笑)。
ハリがあり、しかも深みもあるタンニンは心を揺さぶります。バラやダークチェリーやブラム、腐葉土、ハーブ等の溶け込んだ様は圧巻の旨さ。
以上6本、9月23日(金)は17~20時30分 24日(土)は11~20時30分まで開催しております。会場はマスキュー店内です。
皆様のご来店お待ち申し上げます!
桝久商店 岡本利秋・昭子
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