△キアレット 2013年 ロ・ゼルボーネ
イタリア ピエモンテ ロゼ ヴィーノ・ロサート 750ml 1573円税込み
「おー!久しぶり!以前の試飲会ではすぐに無くなったんだよね。あの時買ったストックを先日飲みましたよ(笑)。美味しかったな(笑)。」
家内「今年の1月の試飲会で紹介しました。かなり癖もありますが、たまらない味わいです。」
「同じヴィンテージなんだ。色は若干熟成が進んだようですね。」
私「当主のファビオさんの体調も良くなりまたワイン生産を続けるようです。ほっとしました(笑)。このところキアレットは蔵に残っていたもの。10ケースちょっと、すべてインポーターさんが輸入してくれました。」
「ビオっぽい香りがするけど、香りに重さがある。滑らかだけど強い味わい。」
「エスエル香も強い。一緒にワインの香りも大量に立ち上がるね(笑)。凄いねこれ(笑)。」
私「アルコール分が14%もありますし、それに伴った様々な要素は圧巻でもあります。」
「プラムというよりはウメ(笑)!でもかなり強い。圧倒的。」
家内「チェリーっぽさもあるし、ミネラルもしっかり、大自然の大きさ感じるな(笑)。」
家内「ちょっと取っつきにくさまありますが、飲めば飲むほど美味しくなる不思議なワインです(笑)。」
私「もう少し時間がたつとオレンジっぽさも出てきます。開けてから2時関くらいたつと本領発揮します(笑)。気長にじっくり飲むことで、何か解ったような気になります(笑)。」
「会長オススメのロゼですね(笑)。」
「これって品種は何ですか?」
私「ドルチェット100%です。ここの家の赤はすべてドルチェット。これは赤ワインを造る過程ですぐに搾ることで造られたロゼです。いわゆるキアレット。赤ワインもとんでもない生命力を持ちます。」
「澱もたくさんあるんですね。」
私「はい。余計なことは全くしない造りです(笑)。プリミィティブなんですよ(笑)。」
「私の造るワインと同じ あはははは(笑)。」
私「Aさん!今年はどのくらいのワイン造ったんですか?」(このAさんリタイア後、バイク、菜園、料理、などで人生大爆進(笑)。なんとワインまで造っちゃいます!)
Aさん「今年は5リットルくらい。」
私「天気悪かったけど収穫出来たんですか?」
Aさん「ぜんぜんダメ。カベルネが一握り。だから買い葡萄!あははは(大爆笑)。」
●クローズ・エルミタージュ キュヴェ レ・トロア・シェーヌ 2014ドメーヌ・エマニュエル・ダルノー フランス ローヌ 赤 750ml 3471円税込み
「おっ、定番のクローズ・エルミタージュですな(笑)。このワイン、毎年飲んでるよ(笑)。」
私「ありがとうございます(笑)。去年販売した2013年が初のイマイチの売れ行き(笑)。スタイルが変わったか?天候の性だったか?2014年を飲めば判断がつくかと(笑)…。」
「ぐんっと甘い!これこれ(笑)。こんな感じなんだよね。」
「飲みやすい!」
「大物(笑)。かなり高級そう(笑)。」
「余韻や広がり すべてが大きい。しかも飲みやすい!」
「シラーらしいスパイシーさやベリーのニュアンスが沢山隠れてる感じ。」
「マスキューさん。2014年は作柄悪くなかったんですか?」
私「春に低温障害で葡萄樹が枯れる被害があり、7月の結実期に天候不良で結実不良。ただ真夏から収穫までは天候に恵まれました。このため、全体の収穫量は少なく不作となりましたが、出来たワインは凝縮感のあるものとなりました。」
「はっはぁー、なるほどね。」
「マスキュウさん、2013年はわりと酸が立つワインのように記憶力してますが、その差は?」
私「2013年は夏場の日照が足りなかったか、雨に降られたような感じです。ただ最終的に糖度は2014年と同じくらいには上がりました。また、単純に2013年がダメとは言えないのは、ひょっとして熟成能力が2014年よりあるかもしれないところです。少なくとも、今飲むのなら2014年の方が良いのはたしかです。」
〇コート・デュ・ジュラ シャルドネ 2014年 クールベ フランス 白 ジュラA.C. 750ml 2970円税込み
「おっ!これですな。マスキューさんの作戦だは、大物のクローズ・エルミタージュのあとでも大丈夫なんでしょ(笑)。」
私「読まれてますね(笑)。まっ、まっ、どうぞお飲みください(笑)。」
「おー!これスゴい!」
「そそり立っちゃってる(笑)。」
「もの凄い酸。店長!これマロラクティックやっててもこんなに酸があるんですね。こりゃ凄い(笑)。」
「バランスも良いから、しかも飲みやすい。」
「樽のニュアンスも強いけど気にならないし、逆に樽の香りがあった方がイイ(笑)。」
「シャルドネとは思えない。以前飲ませてもらったサヴァニャンに近い(笑)。」
「栗っぽさもある。ほっくりした豊かな感じもする。あとチーズっぽさ。かなり複雑。」
私「栗っぽさはバシュレのアリゴテみたいですよね(笑)。でも、これはシャルドネ
(笑)。こんなワインを飲むと、品種をどうのこうの言うことに意味がないんじゃないかって思っちゃいますよ(笑)。」
「マスキュウさん。これかなり複雑ですよね?」
私「赤い花や小さい赤い果実のニュアンスも感じます。これは木樽熟成する前にシュール・リーしているかとかと。厚みと複雑さを増しています。」
「そういう技を使ってるんだ(笑)!」
私「葡萄栽培から醸造・熟成まで最大限の尽力をしたグレート・ワインかと。」
「これって食べ物は何に合わせますか?家庭料理じゃ無理ですよね(笑)?」
「チーズかな?それもかなり強いやつ(笑)。」
家内「コンテやスモーク系のハードなもの。ブルーチーズもイイかな。クリームを使うんだったらダブル、トリプルクリームくらいのこってりしたものが良いはず。」
Aさん「今、スモークにも凝っていて、鹿や魚介類のスモークしたものがあるから早速試すかな(笑)?」
私「恐れ入りました(笑)!」
悪天候の中ご来店ありがとうございました!
桝久商店 岡本利秋・昭子
Written on 2017 10
桝久 試飲会リポート 後半 201710
Oct 31, 2017 by weblogland |ここを↓クリックして頂けると励みになります。ブログランキング参加中。ご協力お願いします。
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桝久 試飲会リポート 前半 201710
Oct 30, 2017 by weblogland |昨日、一昨日とご来店ありがとうございました!
前半戦はイタリア ヴェネトのレ・コンテッセの白、赤、泡の3連発です(笑)!
〇I.G.T. マルカ・トレヴィジアーナ ピノ・グリージョ 2014年 レ・コンテッセ イタリア ヴェネト 白 750ml 1416円税込み
「あっ、美味しい(笑)。親しみやすいね(笑)。」
「柑橘系が爽やか。ドイツワインみたいに突き刺さるような感じじゃないけど(笑)、ほどよく心地好い(笑)。」
「うんうん。グビグビいけちゃう(笑)。でも薄くはない。冷蔵庫にいつもストックしたいね(笑)。」
「実は割りと濃いのかも(笑)?」
家内「開けてからの持ちも良いですよ。」
「ちょっとラムネっぽくもある。親しみやすい爽やかさ。」
「なるほど、そう言えばそうだね。日本人のおじさん好みだね(笑)。」
「わりと濃いよね(笑)。」
「ピノ・グリージョにしては香りがはっきりしてる。良いピノ・グリージョですね(笑)。旨味とのバランスが心地好い良いですな。マスキュウさんがよく言う 折り合いが良い。 ってことですね(笑)。」
私「読まれてますねぇ(笑)。」
「あと、ベースにお芋っぽさもありますね。イタリアらしさはちゃんとある。」
私「さすが!」
「うーん。わたしは後に出てくるプロセッコの大ファンなんですが(笑)、この白を飲むと共通したものを感じますね(笑)。」
「なるほど、それがテーマなんですね(笑)
。」
私「ご名答でございます。またまた読まれました(笑)。ヒョェー!」
「すごく飲みやすいんだけど、しっかりしてる。食事に合わせやすいよね。特別献立考えなくたってイイかな(笑)。」
「マスキュウさん。これってアルコール分は幾つですか?」
私「12%です。」
「そんな高くもなく低くもない(笑)?」
「店長!でもハニーなところがありますよね。このハニーなニュアンスは葡萄果が過熟すると出てくるニュアンスです。あとナッツっぽさもそうですよね?」
私「仰る通り!さすがですね(笑)。この辺りにこの生産者の特殊性、畑の独自性があるような気がします。」
家内「あまりアルコール分を高くしなくても、ワインが上手く出来上がる畑のようです。」
「どういうことですか?」
家内「コンテッセの畑は斜面にあり、わりと他より冷涼なためだと思います。畑自体も歴史が古くもともとの所有者はヴェネトの領主的な存在でしたから、いちばん恵まれた畑なのは確実。他の平地の畑のワインとは一線を画しています。」
私「あと、葡萄果が熟す前後の時間が長いよあな気がします。かなりゆっくりと葡萄果が熟すテロワールだと思います。」
「畑の葡萄も特殊なのかな?」
私「その可能性もあります。今度葡萄樹の来歴や特性を聞いておきますね(笑)。」
●I.G.T. マルカ・トレヴィジアーナ カベルネ 2015年 レ・コンテッセ イタリア ヴェネト 赤 750ml 1416円税込み
「これも同じコンテッセのワインなんですね。カベルネ・ソーヴィニヨンですか?」
家内「はい。これはカベルネといっても、カベルネ・ソーヴィニヨンとカベルネ・フランが半々です。こんな割合のワインは初めてです(笑)。」
「そーだよね(笑)。ボルドーだとフランは補助的だし、ロワールだとカベルネ・ソーヴィニヨンが補助的だよね(笑)。」
「おっ!これ、味がもろにカベルネ・フランじぁあーりませんか(笑)。」
私「ラズベリーの塊(笑)!」
「そうそう(笑)。でもロワールとは違うし
、ボルドーでもない。トスカーナとも違う(笑)。」
「ロワールだともっと濃くてジャムっぽいよね(笑)。これって飲んでもあんまりタンニン感じないですよね(笑)?」
家内「ボルドーやロワールの濃いワインは発酵期間が長く場合によっては1ヶ月もします。これはその半分以下の期間でアルコール発酵を終わらせます。」
「発酵期間が短いと軽めに仕上がるということですか?」
家内「はい。ただし薄い果汁の葡萄果ですと薄くて軽いだけのワインになってしまいます(笑)。」
「なるほど、このワインはもともとの葡萄
は濃く造ってるんですね。」
「飲み口は軽いけど、強さがあるんだよね
。」
私「そーなんです(笑)。カベルネ系のこんなスタイルのワインは経験したことがありません。」
「だからフランの香りがより引き立つんだな(笑)。」
私「きっとそれを意図してますよね(笑)。
それと同時にハーブやらミネラルを強く感じます。」
「爽やかなハーブのニュアンスがカベルネ・ソーヴィニヨンなのかな?」
「カベルネ・ソーヴィニヨンのカシスのような香りは感じないんですよね(笑)。」
「だったらフラン100%で造ったってよさそうなもんだけど…?」
家内「今度インポーターさんに何故か聞いてみますね(笑)。」
「余韻が綺麗だよね。ずーっと広がっていく。すごくクリアなんだよね。」
「たしかに高いワインは濃いのが常だけど
、これは違う価値観のワインだね。」
「濃いワインは美味しいし好きだけど、毎日飲むには体とお財布に厳しい(笑)。これはデイリーに飲めてイイね。」
家内「醤油やお味噌にも合わせやすいと思います。」
私「白ともどもデイリーなんだけど、共通した意識を感じます。」
「マスキューさんの今回のテーマですな(笑)!」
私「あ、あ、また読まれてる(笑)。」
私「私の意図はバレバレなのですが、更にだめ押しのワインがお次のプロセッコでございます。」
◎プロ・セッコ 『トレヴィソ』 エキストラ・ドライ レ・コンテッセ イタリア ヴェネト 発泡性 白 750ml 2000円税込み
「おっ!これ大好きなんですよね(笑)。」
「イタリアン・レストラン行った時、プロセッコを注文するとワインを知ってる客だと思われるよ(笑)。」
「色々プロセッコ飲んだけどコンテッセが一番イイね(笑)。」
「これラベル表記が英語ですよね。アメリカ向けですか?」
家内「プロセッコはアメリカで大人気だったので、その名残かと(笑)。」
「でもさあ、プロセッコって銘柄がたくさんあるし、甘いだけのとんでもないのが多いんだよね(笑)。これとは別物だよ(笑)。」
私「大人のラムネでございます(笑)。」
「マスキューさんこれって品種はプロセッコ種ですよね。」
私「はい。今はグラーレと呼びます。」
「一番最初な飲んだピノ・グリージョと似てますよね。」
家内「共通したニュアンスありますね(笑)。」
「それって何故ですか?」
私「どちらもあまりアルコール分が高くなくても、ワインが造れるようです。特にプロセッコはアルコール分が11%とかなり低い。」
家内「コンテッセのプロセッコは『トレヴィソ』という最良の区画です。かなり低い糖度でも葡萄が熟すテロワールのようです。」
私「収穫も完熟前に早く摘むようです。」
「店長!通例葡萄は完熟を待たないと青臭くなったりしますよね?」
私「はい。まず糖度が完熟し、そのあと2~3日してからタンニンが完熟します。通常このタンニンの完熟を待ってから収穫されます。」
家内「タンニンの完熟を待たないと赤ワインなどはピーマンみたいな青臭さが出てしまいます。」
「昔のロワールなんかそうだよね。最近はそんなのあまり見ないけど。」
「でもこれは白葡萄ですよね?」
私「はい。白葡萄だとリンゴ酸がより多く残ることは想像されます。」
「それでも美味しく出来るのが特性なんですね?」
私「コンテッセ自体がそのような特徴があるように感じます。」
「これがテーマですな(笑)。」
私「ご察しの通りでございます(笑)。」
「多いリンゴ酸がラムネみたいに感じるのが特徴なんだ。」
「あと、このプロセッコ、アルコール分が低いわりに濃いんだよね。でも、無理な濃さじゃないから飲み疲れしない。」
「旨味が強いから飲みやすいのかな?」
「プロセッコって高級じゃないけど、肩肘張らずに楽しめるからイイよね(笑)。こんなの毎日飲めたらしあわせだよね(笑)。」
前半戦はイタリア ヴェネトのレ・コンテッセの白、赤、泡の3連発です(笑)!
〇I.G.T. マルカ・トレヴィジアーナ ピノ・グリージョ 2014年 レ・コンテッセ イタリア ヴェネト 白 750ml 1416円税込み
「あっ、美味しい(笑)。親しみやすいね(笑)。」
「柑橘系が爽やか。ドイツワインみたいに突き刺さるような感じじゃないけど(笑)、ほどよく心地好い(笑)。」
「うんうん。グビグビいけちゃう(笑)。でも薄くはない。冷蔵庫にいつもストックしたいね(笑)。」
「実は割りと濃いのかも(笑)?」
家内「開けてからの持ちも良いですよ。」
「ちょっとラムネっぽくもある。親しみやすい爽やかさ。」
「なるほど、そう言えばそうだね。日本人のおじさん好みだね(笑)。」
「わりと濃いよね(笑)。」
「ピノ・グリージョにしては香りがはっきりしてる。良いピノ・グリージョですね(笑)。旨味とのバランスが心地好い良いですな。マスキュウさんがよく言う 折り合いが良い。 ってことですね(笑)。」
私「読まれてますねぇ(笑)。」
「あと、ベースにお芋っぽさもありますね。イタリアらしさはちゃんとある。」
私「さすが!」
「うーん。わたしは後に出てくるプロセッコの大ファンなんですが(笑)、この白を飲むと共通したものを感じますね(笑)。」
「なるほど、それがテーマなんですね(笑)
。」
私「ご名答でございます。またまた読まれました(笑)。ヒョェー!」
「すごく飲みやすいんだけど、しっかりしてる。食事に合わせやすいよね。特別献立考えなくたってイイかな(笑)。」
「マスキュウさん。これってアルコール分は幾つですか?」
私「12%です。」
「そんな高くもなく低くもない(笑)?」
「店長!でもハニーなところがありますよね。このハニーなニュアンスは葡萄果が過熟すると出てくるニュアンスです。あとナッツっぽさもそうですよね?」
私「仰る通り!さすがですね(笑)。この辺りにこの生産者の特殊性、畑の独自性があるような気がします。」
家内「あまりアルコール分を高くしなくても、ワインが上手く出来上がる畑のようです。」
「どういうことですか?」
家内「コンテッセの畑は斜面にあり、わりと他より冷涼なためだと思います。畑自体も歴史が古くもともとの所有者はヴェネトの領主的な存在でしたから、いちばん恵まれた畑なのは確実。他の平地の畑のワインとは一線を画しています。」
私「あと、葡萄果が熟す前後の時間が長いよあな気がします。かなりゆっくりと葡萄果が熟すテロワールだと思います。」
「畑の葡萄も特殊なのかな?」
私「その可能性もあります。今度葡萄樹の来歴や特性を聞いておきますね(笑)。」
●I.G.T. マルカ・トレヴィジアーナ カベルネ 2015年 レ・コンテッセ イタリア ヴェネト 赤 750ml 1416円税込み
「これも同じコンテッセのワインなんですね。カベルネ・ソーヴィニヨンですか?」
家内「はい。これはカベルネといっても、カベルネ・ソーヴィニヨンとカベルネ・フランが半々です。こんな割合のワインは初めてです(笑)。」
「そーだよね(笑)。ボルドーだとフランは補助的だし、ロワールだとカベルネ・ソーヴィニヨンが補助的だよね(笑)。」
「おっ!これ、味がもろにカベルネ・フランじぁあーりませんか(笑)。」
私「ラズベリーの塊(笑)!」
「そうそう(笑)。でもロワールとは違うし
、ボルドーでもない。トスカーナとも違う(笑)。」
「ロワールだともっと濃くてジャムっぽいよね(笑)。これって飲んでもあんまりタンニン感じないですよね(笑)?」
家内「ボルドーやロワールの濃いワインは発酵期間が長く場合によっては1ヶ月もします。これはその半分以下の期間でアルコール発酵を終わらせます。」
「発酵期間が短いと軽めに仕上がるということですか?」
家内「はい。ただし薄い果汁の葡萄果ですと薄くて軽いだけのワインになってしまいます(笑)。」
「なるほど、このワインはもともとの葡萄
は濃く造ってるんですね。」
「飲み口は軽いけど、強さがあるんだよね
。」
私「そーなんです(笑)。カベルネ系のこんなスタイルのワインは経験したことがありません。」
「だからフランの香りがより引き立つんだな(笑)。」
私「きっとそれを意図してますよね(笑)。
それと同時にハーブやらミネラルを強く感じます。」
「爽やかなハーブのニュアンスがカベルネ・ソーヴィニヨンなのかな?」
「カベルネ・ソーヴィニヨンのカシスのような香りは感じないんですよね(笑)。」
「だったらフラン100%で造ったってよさそうなもんだけど…?」
家内「今度インポーターさんに何故か聞いてみますね(笑)。」
「余韻が綺麗だよね。ずーっと広がっていく。すごくクリアなんだよね。」
「たしかに高いワインは濃いのが常だけど
、これは違う価値観のワインだね。」
「濃いワインは美味しいし好きだけど、毎日飲むには体とお財布に厳しい(笑)。これはデイリーに飲めてイイね。」
家内「醤油やお味噌にも合わせやすいと思います。」
私「白ともどもデイリーなんだけど、共通した意識を感じます。」
「マスキューさんの今回のテーマですな(笑)!」
私「あ、あ、また読まれてる(笑)。」
私「私の意図はバレバレなのですが、更にだめ押しのワインがお次のプロセッコでございます。」
◎プロ・セッコ 『トレヴィソ』 エキストラ・ドライ レ・コンテッセ イタリア ヴェネト 発泡性 白 750ml 2000円税込み
「おっ!これ大好きなんですよね(笑)。」
「イタリアン・レストラン行った時、プロセッコを注文するとワインを知ってる客だと思われるよ(笑)。」
「色々プロセッコ飲んだけどコンテッセが一番イイね(笑)。」
「これラベル表記が英語ですよね。アメリカ向けですか?」
家内「プロセッコはアメリカで大人気だったので、その名残かと(笑)。」
「でもさあ、プロセッコって銘柄がたくさんあるし、甘いだけのとんでもないのが多いんだよね(笑)。これとは別物だよ(笑)。」
私「大人のラムネでございます(笑)。」
「マスキューさんこれって品種はプロセッコ種ですよね。」
私「はい。今はグラーレと呼びます。」
「一番最初な飲んだピノ・グリージョと似てますよね。」
家内「共通したニュアンスありますね(笑)。」
「それって何故ですか?」
私「どちらもあまりアルコール分が高くなくても、ワインが造れるようです。特にプロセッコはアルコール分が11%とかなり低い。」
家内「コンテッセのプロセッコは『トレヴィソ』という最良の区画です。かなり低い糖度でも葡萄が熟すテロワールのようです。」
私「収穫も完熟前に早く摘むようです。」
「店長!通例葡萄は完熟を待たないと青臭くなったりしますよね?」
私「はい。まず糖度が完熟し、そのあと2~3日してからタンニンが完熟します。通常このタンニンの完熟を待ってから収穫されます。」
家内「タンニンの完熟を待たないと赤ワインなどはピーマンみたいな青臭さが出てしまいます。」
「昔のロワールなんかそうだよね。最近はそんなのあまり見ないけど。」
「でもこれは白葡萄ですよね?」
私「はい。白葡萄だとリンゴ酸がより多く残ることは想像されます。」
「それでも美味しく出来るのが特性なんですね?」
私「コンテッセ自体がそのような特徴があるように感じます。」
「これがテーマですな(笑)。」
私「ご察しの通りでございます(笑)。」
「多いリンゴ酸がラムネみたいに感じるのが特徴なんだ。」
「あと、このプロセッコ、アルコール分が低いわりに濃いんだよね。でも、無理な濃さじゃないから飲み疲れしない。」
「旨味が強いから飲みやすいのかな?」
「プロセッコって高級じゃないけど、肩肘張らずに楽しめるからイイよね(笑)。こんなの毎日飲めたらしあわせだよね(笑)。」
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今日27日イタリアのノヴェッロが届きました!
Oct 28, 2017 by weblogland |でもですね、今日は試飲会の当日。この忙しいときに…トホホ(笑)。
とりあえずアルコール分チェックです。
まず、ノヴェッロ・トスカーノ2017年 グラヴェペーザ は12.5%。去年と同じですね。それから、ノヴェッロ・サレント2017年 コンティ・ゼッカ は13%。これも去年と同じです。まあまあかな(笑)。
そして、ティニ・マルケ IGT 2017年 ガロフォリ は13%。おっ、去年より0.5%高いですね。13%まで糖分が上がるのは久しぶりですね(笑)。ちょっと思い出せないくらいです。2017年のマルケは期待大かな(笑)。
とりあえずあまり前評判の良くない2017年ですが、イタリアは大丈夫そう。
あー、良かった(笑)。
でも、まだ見ただけですから(笑)、私の言うことを信じないように(笑)。
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テイスティング記録 - アリアニコ 2013年 ヴィニコラ・デル・サンニオ
Oct 08, 2017 by weblogland |昨日ご紹介したアリアニコ好評です(笑)。
「昨日マスキューさんのブログ見てたらワインの試飲が出来るって書いてあったから来ましたよ(笑)。」
私「それはそれはありがとうございます(笑)。今、おつぎしますね。」
お客様「私これ飲んだことないんですよ。オレンジのハートマークが印象的だから飲んだか飲まないか忘れた訳じゃありませんよ(笑)。さてさて、おっ、飲みやすいですね!抵抗なく飲めちゃう(笑)。これって飲みやすくなったんですか?」
家内「はい(笑)。来たときはまだ酸が落ち着いていませんでした。」
私「今飲むと酸とタンニンのバランスが良いですよね。一般的なアリアニコとは違うスタイルですが(笑)。」
お客様「アリアニコってもっと濃いよね。
このワインは南イタリアっぽくないよね(笑)。」
私「タンニンが目立ちませんよね。」
お客様「チョコレートやコーヒーっぽくないし。ずっしりはしてない。かといって薄い訳じゃない。旨味が心地イイね(笑)。」
私「夏を越してからバランスが取れてきました。果実味も綺麗に表れています。」
「マスキューさん。夏過ぎるとこうなると知っていたんですか?」
私「どうなるかは解りませんでしたが(笑)、よくなるはずだとは思っていました。」
家内「経験的な勘かな(笑)。」
お客様「マスキューさんはこのワインを何度も飲んでいるんですよね?」
私「はい。ヴェリー・オーフン(笑)。」
家内「私は好きなワインですからヴェリー・ヴェリー・オーフンです(笑)。」
「昨日マスキューさんのブログ見てたらワインの試飲が出来るって書いてあったから来ましたよ(笑)。」
私「それはそれはありがとうございます(笑)。今、おつぎしますね。」
お客様「私これ飲んだことないんですよ。オレンジのハートマークが印象的だから飲んだか飲まないか忘れた訳じゃありませんよ(笑)。さてさて、おっ、飲みやすいですね!抵抗なく飲めちゃう(笑)。これって飲みやすくなったんですか?」
家内「はい(笑)。来たときはまだ酸が落ち着いていませんでした。」
私「今飲むと酸とタンニンのバランスが良いですよね。一般的なアリアニコとは違うスタイルですが(笑)。」
お客様「アリアニコってもっと濃いよね。
このワインは南イタリアっぽくないよね(笑)。」
私「タンニンが目立ちませんよね。」
お客様「チョコレートやコーヒーっぽくないし。ずっしりはしてない。かといって薄い訳じゃない。旨味が心地イイね(笑)。」
私「夏を越してからバランスが取れてきました。果実味も綺麗に表れています。」
「マスキューさん。夏過ぎるとこうなると知っていたんですか?」
私「どうなるかは解りませんでしたが(笑)、よくなるはずだとは思っていました。」
家内「経験的な勘かな(笑)。」
お客様「マスキューさんはこのワインを何度も飲んでいるんですよね?」
私「はい。ヴェリー・オーフン(笑)。」
家内「私は好きなワインですからヴェリー・ヴェリー・オーフンです(笑)。」
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アルザス シルヴァネール 1996年 ジャン・ベッケー
Oct 06, 2017 by weblogland |へへへ(笑)。
こんなの見つけちゃいました。
アルザス シルヴァネール 1996年 ジャン・ベッケー
忘れていた訳じゃなかったんですが、倉庫の中にずっーとありました。もちろん常温で置いてあったものですから飲めるはずはなく、資格試験の練習材料にしようと思い引っ張り出しました。まあ、その前に1本開けて中身の確認(笑)。合成コルクはまだ効いてまさ。グラスに注ぐと色も大丈夫。匂いも異臭は無し。恐る恐る飲んでみると、旨い!
うーん。
まさか飲めるとは!?
酸が生き生きして素晴らしい広がり、リースリングほど華やかではないものの、実に旨い。しかも、まだまだ熟成のピークには入ってません。20年経っているとは思えません。
ジャン・ベッケー恐るべし!
シルヴァネール恐るべし!
総酸が1リットル中10g近くあるはず。ラインガウのリースリングのような強靭さ。残糖分も感じられないほどです。
また一つワインのことが解った気がしました(笑)。マスキューにありますからお立ち寄りくださいね(笑)。
こんなの見つけちゃいました。
アルザス シルヴァネール 1996年 ジャン・ベッケー
忘れていた訳じゃなかったんですが、倉庫の中にずっーとありました。もちろん常温で置いてあったものですから飲めるはずはなく、資格試験の練習材料にしようと思い引っ張り出しました。まあ、その前に1本開けて中身の確認(笑)。合成コルクはまだ効いてまさ。グラスに注ぐと色も大丈夫。匂いも異臭は無し。恐る恐る飲んでみると、旨い!
うーん。
まさか飲めるとは!?
酸が生き生きして素晴らしい広がり、リースリングほど華やかではないものの、実に旨い。しかも、まだまだ熟成のピークには入ってません。20年経っているとは思えません。
ジャン・ベッケー恐るべし!
シルヴァネール恐るべし!
総酸が1リットル中10g近くあるはず。ラインガウのリースリングのような強靭さ。残糖分も感じられないほどです。
また一つワインのことが解った気がしました(笑)。マスキューにありますからお立ち寄りくださいね(笑)。
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桝久 試飲会リポート 後半 201709
Oct 03, 2017 by weblogland |●シラー 2014年 カーヴ・ド・タン
フランス 赤 コリーネ・ローダニエンヌI.G.T. 750ml 1388円税込み
「あれ?これ前に飲んだことあるかな(笑)?」
家内「へへへ(笑)。一年半位前の試飲会でご紹介いたしました。とても美味しくなったので再登場です(笑)」
私「へへへ(笑)。我が家の定番アイテムです(笑)。お試しくださいませ。」
「前に飲んだ時よりふっくらしてる(笑)。」
「酸とのバランスが良くなった?」
「いかにも北ローヌのシラーだよね。シラーというとファットなスタイルが多いけど、これ香りがすごく綺麗(笑)。」
「ベリー系や薔薇の香りがする。」
「そういえば昔資格試験受けた時にシラーをピノ・ノワールと間違えました(笑)。あの時に出たシラーを思い出しました(笑)。」
私「シンメトリーでふくよか。典型的な北ローヌのシラーかと。仰る通り試験に出して欲しいシラーです。」
「オーストラリアのシラーズや南フランスのシラーなんか肉付きが良くて飲みやすいので好きなんですが(笑)、これがシラーの味わいなんですね。」
「特に南フランスのシラーなんて濃くてスパイシーなだけ(笑)。濃ければイイ訳じゃないんだよね(笑)。」
私「あれはあれで飲みやすくてイイんですが、エレガントさに欠けます。シラーって美しい品種だと思います。」
「なるほどね。シラーってどんな味と聞かれると上手く表現出来ないのはもっともなんだ(笑)。こういうの飲まなきゃダメなんだ(笑)。」
「そーだよね。シラーって世界中で造られてるもんね(笑)。みんな濃いけど(笑)。」
家内「割りと暑いところでも栽培可能です。あと有名なフランス品種でもありますから、売りやすいのも原因かと。」
「私、以前の試飲会で飲んだ印象的より今日飲んだ方が印象が強いんですけど、それってワインが熟成したっていうことですか?」
私「同じヴィンテージですから、ようやく飲み頃になった感じですか。熟成といえば熟成です。」
「マスキューさんはそれを予想してたんですか?」
私「昨日の晩ごはんに何を食べたか覚えていませんから、先の事なんて解るはずはありません(笑)。ただ経験的に良くなるはずとは思ってました。ですからしょっちゅうこのワインは飲んでました(笑)。」
家内「シラー原理主義者の私にとっては、常に気になるワインです(笑)。特に価格は安いのですが、それでも向上するはずと思い信じた甲斐がありました(笑)。」
「なるほど。値段じゃないんですね。」
「濃ければちゃんとしている訳でもないんだな(笑)。」
私「そう言っていただけると冥利に尽きます(笑)。ありがとうございます!」
●カブレンガ 2013年 アンツィヴィーノ イタリア ピエモンテ 赤 V.D.T. 750ml 2314円税込み
「これですね。ホームページ見るとマスキューさん大部入れ込んでましたね(笑)。」
私「あっ。また読まれてしまった(笑)!まっまっ、とりあえず飲んでミソ(笑)。」
「おー!ネッビオーロの味がする!それも高いネッビオーロだぁ(笑)!」
私「スミレの香り、あとストロベリー、チェリー、プラムの香りがはっきりしっかり出ています。全体の溶け込みも良いし
、バランスが素晴らしいかと(笑)。」
「スミレの香りって?」
私「失礼しました。インクみたいな香りです。スミレの香りなんて解らないですもんね(笑)。」
「あー。解ったぁ(笑)。」
「バローロなんかでよく言われる香りだな(笑)。」
「でも、こりゃ下手なバローロ太刀打ち出来ないよ。凄いね。」
「美味しい!とにかく美味しい(笑)。ところでバローロって高級品ですよね(笑)。これとどう違うんですか(笑)?」
「美味しいバローロはとにかく高い(笑)。中には安いのもあるけど、凄く不味い(笑)。」
私「ネッビオーロって難しいようです。」
「そうそう。高くても美味しくないのも多い(笑)。何回失敗したことやら(笑)。」
「1万円払ってこれかよって(笑)。」
「安くて美味しいバローロは無し(大爆笑)。」
「うーん。たしかにネッビオーロ。でもバローロほどの力はないかな。エレガントだよね。あと香りが凄く綺麗。これほど鮮烈でフレッシュなのはバローロにはないかも?」
私「バルサミコみたいなニュアンスはあまり感じられませんよね。力ずくでもないし(笑)。」
家内「この生産者はガッティナラD,O,C,G,
が最上級品です。バローロより冷涼な産地らしく、エレガントなワイン エレガントなネッビオーロです。」
「ネッビオーロってバローロ、バルバレスコ以外でも作ってるんですね?」
家内「ネッビオーロを使ったD.O.C.G.は他にゲンメ、ヴァルテリーナ、などいくつかあります。どれも美味しいですよ。バローロ、バルバレスコにこだわらなくとも満足できます(笑)。」
「これってヴィーノ・ロッソって描いてあるけど、テーブル・ワイン(笑)?」
家内「格付けはヴァン・ド・ターボラです。」
「セパージュはネッビオーロ100%ですよね?」
家内「ネッビオーロが50%、あと地場品種のクロアチーナ25%とヴェスポリーナ25%。」
「えっ!そうなんだ。驚きだな。」
私「この分ネッビオーロよりプラムの香りが強めに感じるのかもしれません。」
「ネッビオーロって100%に近い作り方しかしないと思いました。以外だな。」
「飲んだ印象だとネッビオーロ100%かと思いましたよ。」
私「この地ではガッティナラD.O.C.G.の下にプラマテッラD.O.C.というのがありまして、それもガッティナラ50%です。この地の特徴のようです。」
私「ネッビオーロ100%でも50%でも美味しいワインが出来ると(笑)。バローロのネッビオーロ→バルベラ→ドルチェットのランク付けとは違うあり方です。」
「ヴァン・ド・ターボラの方が安くなるから我々としては嬉しい(笑)。」
私「このワインは現地で自分達が飲むように造ったワインのようです。海外にはあまり出ないワインだと思います。」
「真剣に造ったワインの味がする(笑)。」
私「ステンレス・タンクで12ヶ月熟成したのちスロヴェニア産の大樽で12ヶ月熟成。そして6ヶ月の瓶熟成後リリースされます。少なくともテーブル・ワインではありませんね(笑)。」
家内「あっ!そうだ!家に20日前に開けたものが残ってますから持ってきますね(笑)
。」
私「まだ飲めますよ(笑)。」
「若干酸化はしてるけど美味しい!僕はこっちな方が好きですよ(笑)。」
「リキュールみたいだよ!」
「深みがとてもある。凄い生命力!」
私「私が入れ込む訳でございます(笑)。」
「マスキューさん、開けてからこれほど持つということは、こなワインどのくらい持つんですか?」
私「かなり(笑)。少なくとも開けてからの良い状態がかなり長く続くと思います。」
〇『ミナイア』2015年 ニコラ・ベルガリオ イタリア ピエモンテ 白 ガヴィ・デル・コムーネ・ディ・ガヴィD.O.C.G. 750ml 3700円税込み
私「これも私が入れ込むワインでございます(笑)。」
「凄い粘性。トロトロだよ(笑)。」
「見ただけで尋常じゃないよ(笑)。口に入れるとまたまた凄い(笑)。こんなに濃いガヴィあるんだね。」
「店長!ヴィッラ・スパリナのガヴィも良かったけど、これはガヴィ越えてますよ。反則(笑)。」
私「ヴィッラ・スパリナはこれと比べると都会的かな(笑)。でもまあ、これは一線越えてますよね(笑)。」
「旨味が凄いや(笑)。だから飲みやすいのかな?」
「とんでもない分量の何かが潜んでますよ
!想像を越えてるよね。」
「樽の香りはしませんからダイレクトに液体を味わっているんだけど、細かな香りのティスティングを旨味が邪魔して出来ない(笑)。」
「旨味の厚みなんだろうなぁ。だからスイスイ飲めちゃう(笑)。飲みやすいんだよね(笑)。」
私「桃、それも白桃。あとパイナップルっぽさもあるかな。ハニーな感じもするし、ハーブやミネラルっぽさは強いかな。」
「高貴な感じがするよね(笑)。」
「カリフォルニアの白ワインのようなトロトロ感とは違うトロトロ感(笑)。」
「ペーストじゃなく、ちゃんとワインになっている(笑)。」
家内「アルコール分は13%。ですから無理に過熟したような印象はありませんね。
」
「決して糖度が高ければ高いほど良い訳じゃないんだね(笑)。」
家内「テロワールとしか言いようがありません。この地のこの畑のこの古い葡萄樹でしか出来ないワインだと思います(笑)。」
「このワイン、口の中に入れると口の中が凄いことになる(笑)。舌が旨味にコーティングされますよ(笑)。」
私「水を飲んでも舌の上のコーティングは消えませんよ(笑)。」
「どれどれ(笑)。あっ!ホントだぁ(笑)。」
私「その厚みがそのまま余韻となるんですよ。そしていつまでも続く様は圧巻です。」
「これも並外れた生命力を持つワインなんですね。ところで最終的にはこのワインはどうなるんですか?」
私「もっとトロトロになるかと(笑)。香りは白桃のニュアンスが強くなり舌の上に鎮座するかと(笑)。あとトロピカルなニュアンスも出てくるはず。それらが万華鏡状態になるのでは(笑)?」
「いつ頃ですか?」
私「解りません(笑)。少なくとも5年後10年後にはもう一度飲んでみたいワインです。それから、もう後何年後に飲むべきか決めたいですね(笑)。」
ありがとうございました!
桝久商店 岡本利秋・昭子
フランス 赤 コリーネ・ローダニエンヌI.G.T. 750ml 1388円税込み
「あれ?これ前に飲んだことあるかな(笑)?」
家内「へへへ(笑)。一年半位前の試飲会でご紹介いたしました。とても美味しくなったので再登場です(笑)」
私「へへへ(笑)。我が家の定番アイテムです(笑)。お試しくださいませ。」
「前に飲んだ時よりふっくらしてる(笑)。」
「酸とのバランスが良くなった?」
「いかにも北ローヌのシラーだよね。シラーというとファットなスタイルが多いけど、これ香りがすごく綺麗(笑)。」
「ベリー系や薔薇の香りがする。」
「そういえば昔資格試験受けた時にシラーをピノ・ノワールと間違えました(笑)。あの時に出たシラーを思い出しました(笑)。」
私「シンメトリーでふくよか。典型的な北ローヌのシラーかと。仰る通り試験に出して欲しいシラーです。」
「オーストラリアのシラーズや南フランスのシラーなんか肉付きが良くて飲みやすいので好きなんですが(笑)、これがシラーの味わいなんですね。」
「特に南フランスのシラーなんて濃くてスパイシーなだけ(笑)。濃ければイイ訳じゃないんだよね(笑)。」
私「あれはあれで飲みやすくてイイんですが、エレガントさに欠けます。シラーって美しい品種だと思います。」
「なるほどね。シラーってどんな味と聞かれると上手く表現出来ないのはもっともなんだ(笑)。こういうの飲まなきゃダメなんだ(笑)。」
「そーだよね。シラーって世界中で造られてるもんね(笑)。みんな濃いけど(笑)。」
家内「割りと暑いところでも栽培可能です。あと有名なフランス品種でもありますから、売りやすいのも原因かと。」
「私、以前の試飲会で飲んだ印象的より今日飲んだ方が印象が強いんですけど、それってワインが熟成したっていうことですか?」
私「同じヴィンテージですから、ようやく飲み頃になった感じですか。熟成といえば熟成です。」
「マスキューさんはそれを予想してたんですか?」
私「昨日の晩ごはんに何を食べたか覚えていませんから、先の事なんて解るはずはありません(笑)。ただ経験的に良くなるはずとは思ってました。ですからしょっちゅうこのワインは飲んでました(笑)。」
家内「シラー原理主義者の私にとっては、常に気になるワインです(笑)。特に価格は安いのですが、それでも向上するはずと思い信じた甲斐がありました(笑)。」
「なるほど。値段じゃないんですね。」
「濃ければちゃんとしている訳でもないんだな(笑)。」
私「そう言っていただけると冥利に尽きます(笑)。ありがとうございます!」
●カブレンガ 2013年 アンツィヴィーノ イタリア ピエモンテ 赤 V.D.T. 750ml 2314円税込み
「これですね。ホームページ見るとマスキューさん大部入れ込んでましたね(笑)。」
私「あっ。また読まれてしまった(笑)!まっまっ、とりあえず飲んでミソ(笑)。」
「おー!ネッビオーロの味がする!それも高いネッビオーロだぁ(笑)!」
私「スミレの香り、あとストロベリー、チェリー、プラムの香りがはっきりしっかり出ています。全体の溶け込みも良いし
、バランスが素晴らしいかと(笑)。」
「スミレの香りって?」
私「失礼しました。インクみたいな香りです。スミレの香りなんて解らないですもんね(笑)。」
「あー。解ったぁ(笑)。」
「バローロなんかでよく言われる香りだな(笑)。」
「でも、こりゃ下手なバローロ太刀打ち出来ないよ。凄いね。」
「美味しい!とにかく美味しい(笑)。ところでバローロって高級品ですよね(笑)。これとどう違うんですか(笑)?」
「美味しいバローロはとにかく高い(笑)。中には安いのもあるけど、凄く不味い(笑)。」
私「ネッビオーロって難しいようです。」
「そうそう。高くても美味しくないのも多い(笑)。何回失敗したことやら(笑)。」
「1万円払ってこれかよって(笑)。」
「安くて美味しいバローロは無し(大爆笑)。」
「うーん。たしかにネッビオーロ。でもバローロほどの力はないかな。エレガントだよね。あと香りが凄く綺麗。これほど鮮烈でフレッシュなのはバローロにはないかも?」
私「バルサミコみたいなニュアンスはあまり感じられませんよね。力ずくでもないし(笑)。」
家内「この生産者はガッティナラD,O,C,G,
が最上級品です。バローロより冷涼な産地らしく、エレガントなワイン エレガントなネッビオーロです。」
「ネッビオーロってバローロ、バルバレスコ以外でも作ってるんですね?」
家内「ネッビオーロを使ったD.O.C.G.は他にゲンメ、ヴァルテリーナ、などいくつかあります。どれも美味しいですよ。バローロ、バルバレスコにこだわらなくとも満足できます(笑)。」
「これってヴィーノ・ロッソって描いてあるけど、テーブル・ワイン(笑)?」
家内「格付けはヴァン・ド・ターボラです。」
「セパージュはネッビオーロ100%ですよね?」
家内「ネッビオーロが50%、あと地場品種のクロアチーナ25%とヴェスポリーナ25%。」
「えっ!そうなんだ。驚きだな。」
私「この分ネッビオーロよりプラムの香りが強めに感じるのかもしれません。」
「ネッビオーロって100%に近い作り方しかしないと思いました。以外だな。」
「飲んだ印象だとネッビオーロ100%かと思いましたよ。」
私「この地ではガッティナラD.O.C.G.の下にプラマテッラD.O.C.というのがありまして、それもガッティナラ50%です。この地の特徴のようです。」
私「ネッビオーロ100%でも50%でも美味しいワインが出来ると(笑)。バローロのネッビオーロ→バルベラ→ドルチェットのランク付けとは違うあり方です。」
「ヴァン・ド・ターボラの方が安くなるから我々としては嬉しい(笑)。」
私「このワインは現地で自分達が飲むように造ったワインのようです。海外にはあまり出ないワインだと思います。」
「真剣に造ったワインの味がする(笑)。」
私「ステンレス・タンクで12ヶ月熟成したのちスロヴェニア産の大樽で12ヶ月熟成。そして6ヶ月の瓶熟成後リリースされます。少なくともテーブル・ワインではありませんね(笑)。」
家内「あっ!そうだ!家に20日前に開けたものが残ってますから持ってきますね(笑)
。」
私「まだ飲めますよ(笑)。」
「若干酸化はしてるけど美味しい!僕はこっちな方が好きですよ(笑)。」
「リキュールみたいだよ!」
「深みがとてもある。凄い生命力!」
私「私が入れ込む訳でございます(笑)。」
「マスキューさん、開けてからこれほど持つということは、こなワインどのくらい持つんですか?」
私「かなり(笑)。少なくとも開けてからの良い状態がかなり長く続くと思います。」
〇『ミナイア』2015年 ニコラ・ベルガリオ イタリア ピエモンテ 白 ガヴィ・デル・コムーネ・ディ・ガヴィD.O.C.G. 750ml 3700円税込み
私「これも私が入れ込むワインでございます(笑)。」
「凄い粘性。トロトロだよ(笑)。」
「見ただけで尋常じゃないよ(笑)。口に入れるとまたまた凄い(笑)。こんなに濃いガヴィあるんだね。」
「店長!ヴィッラ・スパリナのガヴィも良かったけど、これはガヴィ越えてますよ。反則(笑)。」
私「ヴィッラ・スパリナはこれと比べると都会的かな(笑)。でもまあ、これは一線越えてますよね(笑)。」
「旨味が凄いや(笑)。だから飲みやすいのかな?」
「とんでもない分量の何かが潜んでますよ
!想像を越えてるよね。」
「樽の香りはしませんからダイレクトに液体を味わっているんだけど、細かな香りのティスティングを旨味が邪魔して出来ない(笑)。」
「旨味の厚みなんだろうなぁ。だからスイスイ飲めちゃう(笑)。飲みやすいんだよね(笑)。」
私「桃、それも白桃。あとパイナップルっぽさもあるかな。ハニーな感じもするし、ハーブやミネラルっぽさは強いかな。」
「高貴な感じがするよね(笑)。」
「カリフォルニアの白ワインのようなトロトロ感とは違うトロトロ感(笑)。」
「ペーストじゃなく、ちゃんとワインになっている(笑)。」
家内「アルコール分は13%。ですから無理に過熟したような印象はありませんね。
」
「決して糖度が高ければ高いほど良い訳じゃないんだね(笑)。」
家内「テロワールとしか言いようがありません。この地のこの畑のこの古い葡萄樹でしか出来ないワインだと思います(笑)。」
「このワイン、口の中に入れると口の中が凄いことになる(笑)。舌が旨味にコーティングされますよ(笑)。」
私「水を飲んでも舌の上のコーティングは消えませんよ(笑)。」
「どれどれ(笑)。あっ!ホントだぁ(笑)。」
私「その厚みがそのまま余韻となるんですよ。そしていつまでも続く様は圧巻です。」
「これも並外れた生命力を持つワインなんですね。ところで最終的にはこのワインはどうなるんですか?」
私「もっとトロトロになるかと(笑)。香りは白桃のニュアンスが強くなり舌の上に鎮座するかと(笑)。あとトロピカルなニュアンスも出てくるはず。それらが万華鏡状態になるのでは(笑)?」
「いつ頃ですか?」
私「解りません(笑)。少なくとも5年後10年後にはもう一度飲んでみたいワインです。それから、もう後何年後に飲むべきか決めたいですね(笑)。」
ありがとうございました!
桝久商店 岡本利秋・昭子
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桝久 試飲会リポート 201709
Oct 02, 2017 by weblogland |昨日、一昨日とご来店ありがとうございました!
〇オチョ・イ・メティオ シャルドネ 2016年 フィンカ・エスタカーダ スペイン 赤 カステイーリャ・ラ・マンチャ州 ヴィノ・デ・ラ・ティエラ・デ・カスティーリャ 750ml 1481円税込み
「おっ!これ飲みやすいですね(笑)。グイグイいけちゃうよ(笑)。」
「うん、うん。爽やか。柑橘系。程よく穏やかかな(笑)」
「涼しげだよね。暑い産地のワインじゃないよね。シャルドネって言うよりリースリング?」
私「ブラインドでテイスティングやったら、まず産地の国が当たらない(笑)。」
「北イタリア?」
「アルゼンチンのソーヴィニヨン・ブラン?」
「ニュージーランドの安い白ワインの香りが近いかな(笑)?でもこれは安っぽくはないしなぁ(笑)。」
私「困りますよね(笑)。」
「旨味もしっかりあるし、広がりがとても良い。綺麗な印象だよね。」
「支配的な香りはないよね(笑)。逆にだから飽きないワインなんだろうね(笑)。」
「疲れて家に帰ってから、何も考えずに取り敢えずワインを飲みたい!なんて時にあるとイイんじゃない(笑)。」
「マスキューさんはこのワインの品種何だと思いましたか?」
私「来ましたね(笑)。主要品種は解りませんでした(笑)。北イタリアのリースリング・イタリコが近いような気もしますが、違うかな(笑)?あとヴィオニエが隠し味的に使われていると思いました。ラファージュさんみたいな裏技。ヴィオニエの澱でも入れているのかな?なんて思っていました。」
家内「でも、シャルドネ100%(笑)。もともと彼の地でシャルドネを造ること自体
ミス・マッチ。樽の香りに頼ったくどいシャルドネになりがちです。ですからこれはシャルドネだけどシャルドネじゃないと考えた方が良いかも(笑)。あと、ラ・マンチャとも考えない方が良いかも(笑)
でもそう言うと見も蓋もないかな(笑)。」
「奥さん厳しい(笑)!」
私「家内は原産地原理主義者なんですよ(笑)。」
「店長!これマロラクティック発酵しているんですか?」
私「おそらくしています。SO2の残量が1L中10mgほどしかありませんから、マロラクティック発酵しているはずです。酸が綺麗に残ってますよね。ラ・マンチャとは思えません(笑)。」
「マスキューさん。ヴィオニエの香りってどんな香りなんですか?」
私「ワインを飲み込んだあとにほんのりメロンなどの青い果肉や草のようなニュアンスがあります。」
「あー!これかぁ!ほうじ茶っぽくも感じる。」
「じっくり飲まないと解らないね。たしかに隠し味だ(笑)。」
「これって何故?シャルドネにあるニュアンスではないのですか?」
私「はい。シャルドネ由来ではありません。このワイン、発酵が終わってから1週間ほど樽に浸けるようです。それも生木の樽だと思います。」
「えっ。生木の樽って?」
「普通はオークの樽で内側は焦がすんだよね。」
「そうそう。焦がし具合によってワインの味わいも変わる。」
「しっかり焦がすとハイ・トースト。すごく樽の香りが強くなりますよね。あと新しいとさらに香りが増す。」
「ニュー・ワールドなんかそんなワインが多いかな(笑)。もうタルタルしちゃってる(笑)。」
「発酵も新樽、熟成も新樽なんで 新樽200%のワインなんて謳ってるのあったな(笑)。もう葡萄の味がしない(笑)。」
「アメリカ人好きだよね(笑)。」
かなりヒート・アップ(笑)。
私「え~とですね(笑)。私の知っている限りスペインで生木の樽でシュール・リーしているのがヴァル・サンソのハビエルさんです。フレンチ・オークを使います。緑茶や松茸みたいな香りが特徴的。このワインとはニュアンスが少し違いますから、どんな木材を使っているか今調べてもらっています。アメリカから取り寄せているようでが、オーク材以外のような気がします。例えば水楢やメイプルかな?いづれにせよイノヴェーションを感じます。」
●セントラル・コースト ピノ・ノワール 2015年 アメリカ カリフォルニア 赤 セントラル・コースト 750ml 1480円税込み
「おっ!こりゃ飲みやすい(笑)!」
「甘くてイイ。あっという間に1本空いちゃう(笑)。」
「ジュースに近い(笑)。イチゴ・ジュース。」
私「飲みやすいでしょう(笑)。」
「香りはイチゴ・ジャムだよね。いかにもカリフォルニア(笑)。」
「うんうん。カリフォルニアにしては上等
なワインだね。果実味がはっきりしるし、バランスがイイね(笑)。」
私「ジャムっぽいですよね。いわゆるジャミーな味わい(笑)。」
「店長!今ソムリエ協会では『ジャミー』
は誉め言葉じゃないNGワードですよ(笑)!」
私「失礼いたしました(笑)。そーなんですか(笑)?」
家内「このワインの生産地域セントラル・コーストは湾の入江沿いに畑があります。日中気温が上がると霧が発生し気温の上昇を抑えます。また、夜は海水の暖かい風が流れて気温が下がりません。ですから、葡萄の房が木に成っている期間が長いのが特徴です。まあ、その分酸が少ないのも欠点なのですが。」
私「ですから葡萄の熟度が高い。過熟して
ジャムっぽくなります。」
「昨日サン・ティエゴから帰ってきましたけど、フライト中サンフランシスコのあのあたりはいつも朝晩雲っているね(笑)」
私「さすが機長!」
「果実のボリュームがあって良い(笑)。後味でスモークっぽく感じるのは何ですか?」
私「樽です。でも新樽のくどいニュアンスではありませんね。この塩梅はなかなかよろしいかと(笑)。」
「女子は大好きな味(笑)。」
私「はい(笑)。あとレストラン・アイテム
でもありますね。」
「マスキュウさん。カリフォルニアのピノ・ノワールにしてはかなり安いですよね?」
私「はい。実はそこら辺に訳がございます。お察しくださいませ(笑)。」
「在庫過剰かな(笑)?でもこの価格ならラッキーだね(笑)。別に古い感じもないし、売れ残りって感じはしない(笑)。」
私「ありがとうございます(笑)。そんなに言われると冷や汗かいちゃいますよ(笑)。」
「そーだよね。カリフォルニア・ワイン嫌いのマスキューさんがカリフォルニア・ワイン扱うのは異例だもんね(笑)。」
私「読まれておりまする(笑)。」
●バラード ガルナッチャ ベリー・オールド・ヴァイン 2014年 ボデガス・イグナシオ・マリン スペイン 赤 カリニェナD.O. 750ml 1110円税込み
「おっ、これ濃くてイイなぁ(笑)。」
「高級な味しますよ(笑)。」
「安いね(笑)。こりゃありがたい(笑)!」
家内「チョコレート食べながら飲むと美味しいですよ(笑)。」
「スペインのガルナッチャってこんなに柔らかくて深いんだ?」
私「プリオラートのものと比べるとタンニンは優しいですよね。」
「何故ですか?」
「産地の違いもありますが、このワインは
かなり古い葡萄樹を使っているような感じです。」
「あっ。ラベルにも書いてあるね(笑)。若い葡萄樹だと樹勢が強すぎて出来上がるワインが荒くなるからね。」
「ローヌのグルナッシュとは全然違うなぁ
(笑)。良く締まってる。このワイン、酸もあるししっかりしてるよね(笑)。」
「解った!だからカリフォルニアの後に出てるんだ(笑)。」
私「ご明察でございます(笑)。価格順でいうとこっちをさきに飲んでいただくところですが、そうするとカリフォルニアの方がぼやけてしまいます。またまた、読まれてしまいました(笑)。」
「樽の香りは強いけど全然くどくない。ワイン自体のパワーとバランスがとれてるよね(笑)。飲みやすく感じる。カテゴリー分けするならフル・ボディーだしね(笑)。」
「コスト・パフォーマン良し!」
私「ありがとうございます。でもですね、在庫限りなのでお許しください。追加発注が間に合いませんでした。お許しください。」
「店長!これはどんな訳で安くなっているんですか?」
私「メーカーが複数の日本のインポーターに同じものを売っていたのが発覚しまして…。そんな訳でございます。」
「そりゃ怒るよね。スペイン人はアバウト
だからなぁ。」
「前もって言っておけば良かったのに(笑)。」
「まあ、我々はラッキーなのかな(笑)。」
〇オチョ・イ・メティオ シャルドネ 2016年 フィンカ・エスタカーダ スペイン 赤 カステイーリャ・ラ・マンチャ州 ヴィノ・デ・ラ・ティエラ・デ・カスティーリャ 750ml 1481円税込み
「おっ!これ飲みやすいですね(笑)。グイグイいけちゃうよ(笑)。」
「うん、うん。爽やか。柑橘系。程よく穏やかかな(笑)」
「涼しげだよね。暑い産地のワインじゃないよね。シャルドネって言うよりリースリング?」
私「ブラインドでテイスティングやったら、まず産地の国が当たらない(笑)。」
「北イタリア?」
「アルゼンチンのソーヴィニヨン・ブラン?」
「ニュージーランドの安い白ワインの香りが近いかな(笑)?でもこれは安っぽくはないしなぁ(笑)。」
私「困りますよね(笑)。」
「旨味もしっかりあるし、広がりがとても良い。綺麗な印象だよね。」
「支配的な香りはないよね(笑)。逆にだから飽きないワインなんだろうね(笑)。」
「疲れて家に帰ってから、何も考えずに取り敢えずワインを飲みたい!なんて時にあるとイイんじゃない(笑)。」
「マスキューさんはこのワインの品種何だと思いましたか?」
私「来ましたね(笑)。主要品種は解りませんでした(笑)。北イタリアのリースリング・イタリコが近いような気もしますが、違うかな(笑)?あとヴィオニエが隠し味的に使われていると思いました。ラファージュさんみたいな裏技。ヴィオニエの澱でも入れているのかな?なんて思っていました。」
家内「でも、シャルドネ100%(笑)。もともと彼の地でシャルドネを造ること自体
ミス・マッチ。樽の香りに頼ったくどいシャルドネになりがちです。ですからこれはシャルドネだけどシャルドネじゃないと考えた方が良いかも(笑)。あと、ラ・マンチャとも考えない方が良いかも(笑)
でもそう言うと見も蓋もないかな(笑)。」
「奥さん厳しい(笑)!」
私「家内は原産地原理主義者なんですよ(笑)。」
「店長!これマロラクティック発酵しているんですか?」
私「おそらくしています。SO2の残量が1L中10mgほどしかありませんから、マロラクティック発酵しているはずです。酸が綺麗に残ってますよね。ラ・マンチャとは思えません(笑)。」
「マスキューさん。ヴィオニエの香りってどんな香りなんですか?」
私「ワインを飲み込んだあとにほんのりメロンなどの青い果肉や草のようなニュアンスがあります。」
「あー!これかぁ!ほうじ茶っぽくも感じる。」
「じっくり飲まないと解らないね。たしかに隠し味だ(笑)。」
「これって何故?シャルドネにあるニュアンスではないのですか?」
私「はい。シャルドネ由来ではありません。このワイン、発酵が終わってから1週間ほど樽に浸けるようです。それも生木の樽だと思います。」
「えっ。生木の樽って?」
「普通はオークの樽で内側は焦がすんだよね。」
「そうそう。焦がし具合によってワインの味わいも変わる。」
「しっかり焦がすとハイ・トースト。すごく樽の香りが強くなりますよね。あと新しいとさらに香りが増す。」
「ニュー・ワールドなんかそんなワインが多いかな(笑)。もうタルタルしちゃってる(笑)。」
「発酵も新樽、熟成も新樽なんで 新樽200%のワインなんて謳ってるのあったな(笑)。もう葡萄の味がしない(笑)。」
「アメリカ人好きだよね(笑)。」
かなりヒート・アップ(笑)。
私「え~とですね(笑)。私の知っている限りスペインで生木の樽でシュール・リーしているのがヴァル・サンソのハビエルさんです。フレンチ・オークを使います。緑茶や松茸みたいな香りが特徴的。このワインとはニュアンスが少し違いますから、どんな木材を使っているか今調べてもらっています。アメリカから取り寄せているようでが、オーク材以外のような気がします。例えば水楢やメイプルかな?いづれにせよイノヴェーションを感じます。」
●セントラル・コースト ピノ・ノワール 2015年 アメリカ カリフォルニア 赤 セントラル・コースト 750ml 1480円税込み
「おっ!こりゃ飲みやすい(笑)!」
「甘くてイイ。あっという間に1本空いちゃう(笑)。」
「ジュースに近い(笑)。イチゴ・ジュース。」
私「飲みやすいでしょう(笑)。」
「香りはイチゴ・ジャムだよね。いかにもカリフォルニア(笑)。」
「うんうん。カリフォルニアにしては上等
なワインだね。果実味がはっきりしるし、バランスがイイね(笑)。」
私「ジャムっぽいですよね。いわゆるジャミーな味わい(笑)。」
「店長!今ソムリエ協会では『ジャミー』
は誉め言葉じゃないNGワードですよ(笑)!」
私「失礼いたしました(笑)。そーなんですか(笑)?」
家内「このワインの生産地域セントラル・コーストは湾の入江沿いに畑があります。日中気温が上がると霧が発生し気温の上昇を抑えます。また、夜は海水の暖かい風が流れて気温が下がりません。ですから、葡萄の房が木に成っている期間が長いのが特徴です。まあ、その分酸が少ないのも欠点なのですが。」
私「ですから葡萄の熟度が高い。過熟して
ジャムっぽくなります。」
「昨日サン・ティエゴから帰ってきましたけど、フライト中サンフランシスコのあのあたりはいつも朝晩雲っているね(笑)」
私「さすが機長!」
「果実のボリュームがあって良い(笑)。後味でスモークっぽく感じるのは何ですか?」
私「樽です。でも新樽のくどいニュアンスではありませんね。この塩梅はなかなかよろしいかと(笑)。」
「女子は大好きな味(笑)。」
私「はい(笑)。あとレストラン・アイテム
でもありますね。」
「マスキュウさん。カリフォルニアのピノ・ノワールにしてはかなり安いですよね?」
私「はい。実はそこら辺に訳がございます。お察しくださいませ(笑)。」
「在庫過剰かな(笑)?でもこの価格ならラッキーだね(笑)。別に古い感じもないし、売れ残りって感じはしない(笑)。」
私「ありがとうございます(笑)。そんなに言われると冷や汗かいちゃいますよ(笑)。」
「そーだよね。カリフォルニア・ワイン嫌いのマスキューさんがカリフォルニア・ワイン扱うのは異例だもんね(笑)。」
私「読まれておりまする(笑)。」
●バラード ガルナッチャ ベリー・オールド・ヴァイン 2014年 ボデガス・イグナシオ・マリン スペイン 赤 カリニェナD.O. 750ml 1110円税込み
「おっ、これ濃くてイイなぁ(笑)。」
「高級な味しますよ(笑)。」
「安いね(笑)。こりゃありがたい(笑)!」
家内「チョコレート食べながら飲むと美味しいですよ(笑)。」
「スペインのガルナッチャってこんなに柔らかくて深いんだ?」
私「プリオラートのものと比べるとタンニンは優しいですよね。」
「何故ですか?」
「産地の違いもありますが、このワインは
かなり古い葡萄樹を使っているような感じです。」
「あっ。ラベルにも書いてあるね(笑)。若い葡萄樹だと樹勢が強すぎて出来上がるワインが荒くなるからね。」
「ローヌのグルナッシュとは全然違うなぁ
(笑)。良く締まってる。このワイン、酸もあるししっかりしてるよね(笑)。」
「解った!だからカリフォルニアの後に出てるんだ(笑)。」
私「ご明察でございます(笑)。価格順でいうとこっちをさきに飲んでいただくところですが、そうするとカリフォルニアの方がぼやけてしまいます。またまた、読まれてしまいました(笑)。」
「樽の香りは強いけど全然くどくない。ワイン自体のパワーとバランスがとれてるよね(笑)。飲みやすく感じる。カテゴリー分けするならフル・ボディーだしね(笑)。」
「コスト・パフォーマン良し!」
私「ありがとうございます。でもですね、在庫限りなのでお許しください。追加発注が間に合いませんでした。お許しください。」
「店長!これはどんな訳で安くなっているんですか?」
私「メーカーが複数の日本のインポーターに同じものを売っていたのが発覚しまして…。そんな訳でございます。」
「そりゃ怒るよね。スペイン人はアバウト
だからなぁ。」
「前もって言っておけば良かったのに(笑)。」
「まあ、我々はラッキーなのかな(笑)。」
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