ドンナルーチェ2016年が入荷しました!
アルコール分はいつも通り13%。
でもですね、瓶とラベル・デザインは変わりました。さらにゴージャスになっています(笑)。さて、ロングランティスティングの始まり始まり~(笑)!
12月22日、今日はマスキューの試飲会初日。
ドンナルーチェマニアのMさんが一番手のご来店、ひとしきりワインをティスティングしたあと、ドンナルーチェ2016年のお味見始まり始まり(笑)!
Mさん「今年のボトル立派!1リットルくら入っていそう(笑)。」
私「おっ、飲みやすい。グイグイいける(笑)!スパルタンさがまだ出てないかな。くどくもないなぁ。」
家内「ヨーグルトっぽい。ホェーを使った料理にはピッタリ(笑)。」
Mさん「まだまだ時間がかかるんでしょうね(笑)。でもクリーミーで飲みやすい。開けてすぐでもいけちゃいますね(笑)。」
私「ピールのニュアンスが心地良い(笑)。
樽のニュアンスは開けたては相変わらず強いけど嫌みに感じません。グラタン食べたくなっちゃいました(笑)。」
家内「毎年毎年きっちり13%のアルコール分で仕上げるのは感心するよね(笑)。開けたては、まだマルヴァジアっぽさはあまり感じないかな。」
12月24日(2日目)
力強さに植物っぽさがあり、いつもとちょっと違うかな(笑)?隠れてるポテンシャルは凄いのはたしか(笑)。ラベルに描かれた女性はまるでアメリカン・コミック(笑)?2015年のカメオっぽいのとどっちがイイかな(笑)?
12月25日(3日目)
落ち着きは出てきました。でも中身のスパルタンさを感じますね(笑)。乳酸がヨーグルトっぽくもあり、麹っぽくもあり、面白い。これが消えてから本領発揮かな(笑)?
12月27日(5日目)
バランスがさらに良くなってきました(笑)。求心力を感じます。でも香りはまだかな?マルヴァジアのライチっぽさが出始めたかな。2015年より出方がスロー。
12月29日(7日目)
透明感のある高級なマスカットのような香りがしますね。飲むとそれに伴うトロミ。クリアネスが増す不思議。最初のピールのニュアンスも感じません。
う~ん。
今年はこう来たか(笑)?ワインがだんだんとまとまってきて、集中力を増して来てる感じ。波動砲発射に向けたエネルギー充填中(笑)?宇宙戦艦ヤマトかって(笑)?!
1月2日(11日目)
年を跨いでのティスティングとなりました(笑)。
あまり変わりませんが(笑)トロピカルなニュアンスが心地良い。樽香はより目立たなくなってきました。
う~ん。
樽発酵と樽熟成の期間が短くなったのか?それともパターンを変えるか?微調整したか?
より旨味も感じます。口の中に入れると舌の脇から涎が止まりません(笑)。新年早々汚い言い方お許しを!
1月5日(14日目)
酸が綺麗に中から出てるのかな?リンゴやレモンのニュアンスが沸き上がってる?ビビッドで綺麗に感じます。ピールのような苦味が後からついてきてバランスがとてもよろしい(笑)。開けて2週間で落ち着いたような気がします。
1年9日(18日目)
ゆっくり求心力を増してるのかな(笑)?より果実味が全面に出てきている!やはり凄い!このままで終わりませんね。きっと(笑)。
1月13日(22日目)
ぐーんとこくが出てます(笑)。旨い!果実味もディテールがよりはっきりし折り合いが良い。このまま万華鏡になるかな?
あと、マーマレードのようになる予感がします。イチゴジャムっぽさも少し感じます。
1月16日(25日目)
うわっ!強い!
実は風邪気味で香りが解りません(笑)。
でも、口のなかに入れると物凄い量の酸を感じます。
こんなに強かったっけ(笑)?
怯まず二口目を飲むと、強いには強いけど普通に美味しい(笑)。崩れて居ないのは確か。あと3日くらいしたらまた飲も!
1月19日(28日目)
甘夏っぽさ全開(笑)?なんか昔のドンナルーチェっぽい(笑)。香りの出方は下から沸き上がり噴出。何でこんなに力があるの(笑)?
1月21日(30日目)
甘夏っぽさに甘味が増してますね。集中力、求心力ともに十分。本来的な感じがしますね(笑)。
1月24日(33日目)
更に重心がまして味が濃くなってます。ちょっと苦味を感じますが、甘夏のピールっぽいかな(笑)。マーマレードになるか?
1月26日(35日目)
昨日はマスキューの試飲会です。ですからこれと開けたてのドンナルーチェを比較試飲していただきました(笑)。
「おー!香りスッゲー(笑)。」
「香水だよ!これ(笑)」
「香りが渦巻いちゃってる(笑)。」
「質量を感じる香りだよね(笑)。宇宙的(笑)。」
「恒星爆発(笑)?」
「レモン、グレープフルーツ、ライム、蜂蜜、ライチ、マスカット、パイナップルなんかのトロピカルな香り、あと、え~と、クリーム。クリーミーだよね。何に合わせたらイイかな(笑)?よりどり緑かな(笑)?」
私「クリーム系や柑橘類は鉄板ですよね(笑)。」
「ピールのような苦さがある。マーマレードっぽくもある。」
「デザート!オレンジなんかの盛り合わせにホイップクリーム!完璧(笑)!」
「高貴にライチ食べながら飲みたい(笑)!」
「とても甘く感じますけど、食べ物に合わせることを連想させてくれるワインですよね(笑)。」
家内「基本ドライなんです(笑)。残糖分
の甘さではありません。」
「凄く華やかなワインですけどセパージュは何ですか?」
私「メインはマルヴァジアでグレーコとシャルドネが加わります。この生産者マルヴァジアが得意。フラスカーティーが有名です。一度『神の雫』でサラリーマンのコルトン・シャルルマーニュなんて評されましたっけ(笑)。わたしはポッジョ・レ・ヴォルピをマルヴァジアの魔術師と勝手に名付けております(笑)。」
「このワイン、イタリアワインの評価本『
ルカ・マローニ』で、ずっとトップの評価を受け続けている怪物白ワインですよね(笑)。」
「怪物のわりに安い(笑)。」
「そこがイイ(笑)。」
家内「グレーコとシャルドネは在来品種ではありませんのでI.G.P.となっています。」
「これってラツィオ ローマの近くですよね?あんなところでこんなワインが造れるんだ(笑)?」
私「今は低温管理が徹底的に出来ますから、こんなにアロマチックで個性的なワインを造れます。一昔前では考えられません(笑)。」
「マスキューさん。2015年と比べて2016年はどうなんですか?」
私「2015年の方がより飲みやすく、マルヴァジアの特徴がより強く感じました。ライチやマスカットの風味がずっと残る感じでした。」
そして、去年の12月22日に開けたドンナルーチェと比べていただきます(笑)!
開けてから35日目です!
「30日以上前に開けたワインですか。普通は飲めるはずがない(笑)。でも、これ、美味しい(笑)!」
「あー、ホントだぁ。美味しい。美味しいけど別物の味(笑)。」
「さらに甘さがましている。重心が下がってる(笑)?」
「うんうん。同じものとは思えない(笑)。」
「開けたての爆発的で複雑なスタイルじゃない。でも深みがある。」
私「香りの芯が甘夏なんですよね(笑)。そしてそれを中心にしてゆらゆらと香りが立ち上る。ちょうどラベルに描かれている太陽の絵みたいです(笑)。」
「開けたての爆発的な香りが収束して、さらに違った形の光を放つ。超新星爆発だぁ(笑)!」
「しっとりとした深みもある。時間が止まったかのよう(笑)。」
「静謐だよね。」
「2015年も開けてから1ヶ月以上経つとこうなったんですか?」
私「いえいえ(笑)。2015年はマスカットのニュアンスがずっと続きました。」
「マスキューさん。なんでこんなに執拗なティスティングを続けるんですか(笑)?」
私「別に意図したわけではないんですが(笑)、通例ティスティングする際そのワインの終わりが見えるまでします。ドンナルーチェの場合終わりが見えないだけです(笑)。」
家内「本当は早くティスティングを切り上げたいのですが(笑)、職業柄終らないだけなんです(笑)。」
「我が家じゃ開けてから1ヶ月もティスティングできない(笑)!せいぜい2日(大爆笑)。」
私「仕事ですから、あくまで仕事(笑)。」
「所でこの先はどうなるんですか?」
私「昨日の晩ごはん何食べたかも覚えてない私に先のこと解る訳ないじゃあーりませんか(笑)。まあ、経験的に言うとマーマレードみたいになるのでは?でも試飲サンプルがそうなる前に無くなる(笑)。」
家内「2016年は何年か前の本来的なスタイルではあります。少しアルコール感は強いですが。」
「マスキューさん!ところで瓶が立派ですよね(笑)?見るからに大きい(笑)。」
私「2015年に立派になり、さらに2016年はエスカレートしてます(笑)。」
家内「これがまた重い(笑)。」
「あっ、重い(笑)!ボトル2本分くらいある(笑)。中身も2本分?」
私「中身は1本分です(笑)。」
「長期の熟成能力をアピールしてるのかな?」
「でもさ、この瓶は中身と同じくらいの値段するんじゃない(笑)?」
「う~ん。重いから持って帰るのイヤだなぁ(笑)。」
私「まっ、そう言わず(笑)。」
※後で気がつきましたが、開けたてのドンナルーチェの甘い香り。甘い香りも幾つかあるのですが、水仙のような上品な香りがします。ただし後からのライチの甘い香りにマスキングされるかのようでした。また、少しドンナルーチェのことが解ったような気がしました(笑)。
1月31日(40日目)
ふふふ(笑)。どうやら変身したようです。
まるっきりマーマレードではありませんが、リンゴ、ベリー、甘夏の果実がぎゅっと凝縮しながらも甘く沈んでいます。
最後の3滴、40日目の出来事でした(笑)。
Written on 2018 01
ドンナルーチェ2016年が入荷しました!
Jan 31, 2018 by weblogland |ここを↓クリックして頂けると励みになります。ブログランキング参加中。ご協力お願いします。
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桝久 試飲会リポート 後半201801
Jan 30, 2018 by weblogland |後半はお待ちかねのブルゴーニュのピノ・ノワールです(笑)!
●ブルゴーニュ ルージュ 2014年 ドメーヌ・ロシニョル・フェヴリエ フランス ブルゴーニュ 赤 750ml 2715円税込み
「おー!綺麗だなぁ(笑)。やっぱりブルゴーニュのピノ・ノワールってイイ!」
「変わるものが無いよね(笑)。」
「香りには目が覚めるくらいの鮮烈さがあるけど、旨味がそれに伴ってあるから良いね(笑)。」
「昔子供の頃食べた駄菓子の香りみたいに鮮烈(笑)。こんなにはっきりラズベリーやストロベリーの香りがするんですね(笑)?
造ったものみたい(笑)。誉めてるんですよ(笑)。」
「やっぱりブルゴーニュが一番(笑)!しかもオーガニック(ひそひそ)。」(ヨーロッパ系の女性3人連れのお客様)
「オーストラリアのピノ・ノワールより美味しい!」(ドイツ系のオーストラリア人の方)
私「ロシニョール・フェブリエはブルゴーニュでのビオ・デナミのパイオニアらしいです。」
「でも、ビオ臭しないですよ(笑)?」
家内「とことん低収量で造った場合はあまりビオ臭がしません。」
「本物なんだな(笑)。」
私「ありがとうございます(笑)。これはヴォルネイとポマールの畑の葡萄をブレンドしたものです。いわゆるクリュのものです。外れのブルゴーニュA.C.のものではありません(笑)。」
「最近いろんな産地でピノ・ノワール造ってるけど、どれもブルゴーニュには及ばないんだよね(笑)。」
「うんうん。ニュー・ワールドのピノ・ノワールって安いには安いけど、こんなに香り出ないよね。」
「あと異常なくらい濃いんだよね(笑)。こんなに薄旨いピノ・ノワールはブルゴーニュだけだよ(笑)。」
私「ブルゴーニュでも、ここのところファットなピノ・ノワールが多いです(笑)。ですから、これはクラシックなスタイルです。」
「そうそう。アンリ・ジャイエの系譜の濃いワインが多いよね(笑)。」
私「流石!よくご存知で(笑)。インポーターさんの試飲会に行っても同じようなピノ・ノワールばかりで困ります(笑)。」
「ブルゴーニュの人ってわりと保守的だから、流れにしっかり乗るんだよね(笑)。
右にならえしがち(笑)。」
「こないだテレビでブルゴーニュの仲田さん出てたけど、外から入るのが大変なところみたいだよねブルゴーニュって。」
「よそ者がいきなり来て、勝手にワイン造れるようなところじゃないよね(笑)。」
「でもさ、フランスって自由・平等・博愛
の国なんだけどね(笑)。」
「それってきっと理想なだけだよ(大爆笑)。」
「まあ、スローガンであり原則なんだろうな(笑)。」
「じゃあ中国と変わらないじゃん(笑)。」
「まあ、あれほど極端じゃないよ(笑)。」
変なところで話が盛り上がる(笑)。
予想以上の人気でなんと完売!
ぬかりました。ごめんなさい。やはり3000円以下の美味しい正銘なブルゴーニュが無いことを皆さんご承知のようでした(笑)。
休み明けには再手配・再入荷しますのでご安心を!
そしてロシニョール・フェブリエの核心
です!
●ヴォルネイ ヴィエイュ ヴィーニュ ドメーヌ・ロシニョル・フェヴリェ2014年 フランス ブルゴーニュ 赤 750ml 4610円税込み
「あっ!これ、うま~!」
「前のブルゴーニュも美味しかったけど、これはもう別格(笑)。」
「でもさぁ、前のブルゴーニュと共通してる…。え~と、ワンランク、ツーランクアップしたような感じだよね(笑)。」
私「ヴィンテージは同じ2014年。造り方も同じ。ただ、こっちはヴォルネイの古い葡萄樹からだけで造られてます。」
「へぇー、ワインって面白いですよね(笑)。比べると明らかに違うけど似てる(笑)。」
「2014年ってどんな年なんですか?」
家内「思った以上に良いワインが出来ています(笑)。特にブルゴーニュのボーヌから南は優れています。」
「2015年の方が評判が高いですよね?」
私「ブルゴーニュは2015年より2014年の方が良いような気がします(笑)。」
「このワイン肉付きもイイし、香りも凄いし、しかもエレガント。全体のバランスがイイ(笑)。」
「かなりの上物ですな(笑)。グラン・クリュ並み笑い。」
私「造りはまさにグラン・クリュです。」
「完成度が高いってことなのかな(笑)?」
「それが良い作柄の表れ?」
「店長!店長がよく言うヴォルネイは重心が低いってことが解ります(笑)。重心は低いけど香りは素晴らしい。下から沸き上がるようですよね(笑)。」
私「ありがとうございます。昔の評価本でヴォルネイはエレガントで女性的と言われてましたが、きっとこれがそれかと(笑)。」
「土臭さはあるけど、ワインの癖じゃないんだよね。」
「前のブルゴーニュでも感じたんですが、凄くミネラリー。塩辛さをこっちの方がより強く感じます。」
「色は同じように薄いけど、こっちの方がより強いよね(笑)。スケールが大きい!」
私には「短い醸し、プレス果汁をほとんど使わないクラシックな造りです。ただし早く飲めるように除梗はしていますね。」
「決して安い値段じゃないけど、この値段のワインじゃないよね(笑)。こんなのあるんですね(笑)。」
私「ドメーヌ自体が小さいのと、あまり知られていない。しかもマイナーな産地ヴォルネイだからですから(笑)。」
「そりゃそーだ(笑)。ヴォーヌ・ロマネだったら倍はする(笑)。」
マスキューに再入荷して約1ヶ月。ようやくのお披露目。なんでもっと早く出さなかったの?そりゃ、すぐには出せません。訳があります(笑)。ドンナルーチェ2016年です!
〇ドンナルーチェ 2016年 ポッジョ・レ・ヴォルピ イタリア 白 ラッツィオ I.G.T.750ml 2592円税込み
「おー!香りスッゲー(笑)。」
「香水だよ!これ(笑)」
「香りが渦巻いちゃってる(笑)。」
「質量を感じる香りだよね(笑)。宇宙的(笑)。」
「恒星爆発(笑)?」
「レモン、グレープフルーツ、ライム、蜂蜜、ライチ、マスカット、パイナップルなんかのトロピカルな香り、あと、え~と、クリーム。クリーミーだよね。何に合わせたらイイかな(笑)?よりどり緑かな(笑)?」
私「クリーム系や柑橘類は鉄板ですよね(笑)。」
「ピールのような苦さがある。マーマレードっぽくもある。」
「デザート!オレンジなんかの盛り合わせにホイップクリーム!完璧(笑)!」
「高貴にライチ食べながら飲みたい(笑)!」
「とても甘く感じますけど、食べ物に合わせることを連想させてくれるワインですよね(笑)。」
家内「基本ドライなんです(笑)。残糖分の甘さではありません。」
「凄く華やかなワインですけどセパージュは何ですか?」
私「メインはマルヴァジアでグレーコとシャルドネが加わります。この生産者マルヴァジアが得意。フラスカーティーが有名です。一度『神の雫』でサラリーマンのコルトン・シャルルマーニュなんて評されましたっけ(笑)。わたしはポッジョ・レ・ヴォルピをマルヴァジアの魔術師と勝手に名付けております(笑)。」
「このワイン、イタリアワインの評価本『
ルカ・マローニ』で、ずっとトップの評価を受け続けている怪物白ワインですよね(笑)。」
「怪物のわりに安い(笑)。」
「そこがイイ(笑)。」
家内「グレーコとシャルドネは在来品種ではありませんのでI.G.P.となっています。」
「これってラツィオ ローマの近くですよね?あんなところでこんなワインが造れるんだ(笑)?」
私「今は低温管理が徹底的に出来ますから、こんなにアロマチックで個性的なワインを造れます。一昔前では考えられません(笑)。」
「マスキューさん。2015年と比べて2016年はどうなんですか?」
私「2015年の方がより飲みやすく、マルヴァジアの特徴がより強く感じました。ライチやマスカットの風味がずっと残る感じでした。」
そして、去年の12月22日に開けたドンナルーチェと比べていただきます(笑)!
開けてから35日目です!
「30日以上前に開けたワインですか。普通は飲めるはずがない(笑)。でも、これ、美味しい(笑)!」
「あー、ホントだぁ。美味しい。美味しいけど別物の味(笑)。」
「さらに甘さがましている。重心が下がってる(笑)?」
「うんうん。同じものとは思えない(笑)。」
「開けたての爆発的で複雑なスタイルじゃない。でも深みがある。」
私「香りの芯が甘夏なんですよね(笑)。そしてそれを中心にしてゆらゆらと香りが立ち上る。ちょうどラベルに描かれている太陽の絵みたいです(笑)。」
「開けたての爆発的な香りが収束して、さらに違った形の光を放つ。超新星爆発だぁ(笑)!」
「しっとりとした深みもある。時間が止まったかのよう(笑)。」
「静謐だよね。」
「2015年も開けてから1ヶ月以上経つとこうなったんですか?」
私「いえいえ(笑)。2015年はマスカットのニュアンスがずっと続きました。」
「マスキューさん。なんでこんなに執拗なティスティングを続けるんですか(笑)?」
私「別に意図したわけではないんですが(笑)、通例ティスティングする際そのワインの終わりが見えるまでします。ドンナルーチェの場合終わりが見えないだけです(笑)。」
家内「本当は早くティスティングを切り上げたいのですが(笑)、職業柄終らないだけなんです(笑)。」
「我が家じゃ開けてから1ヶ月もティスティングできない(笑)!せいぜい2日(大爆笑)。」
私「仕事ですから、あくまで仕事(笑)。」
「所でこの先はどうなるんですか?」
私「昨日の晩ごはん何食べたかも覚えてない私に先のこと解る訳ないじゃあーりませんか(笑)。まあ、経験的に言うとマーマレードみたいになるのでは?でも試飲サンプルがそうなる前に無くなる(笑)。」
家内「2016年は何年か前の本来的なスタイルではあります。少しアルコール感は強いですが。」
「マスキューさん!ところで瓶が立派ですよね(笑)?見るからに大きい(笑)。」
私「2015年に立派になり、さらに2016年はエスカレートしてます(笑)。」
家内「これがまた重い(笑)。」
「あっ、重い(笑)!ボトル2本分くらいある(笑)。中身も2本分?」
私「中身は1本分です(笑)。」
「長期の熟成能力をアピールしてるのかな?」
「でもさ、この瓶は中身と同じくらいの値段するんじゃない(笑)?」
「う~ん。重いから持って帰るのイヤだなぁ(笑)。」
私「まっ、そう言わず(笑)。」
※後で気がつきましたが、開けたてのドンナルーチェの甘い香り。甘い香りも幾つかあるのですが、水仙のような上品な香りがします。ただし後からのライチの甘い香りにマスキングされるかのようでした。また、少しドンナルーチェのことが解ったような気がしました(笑)。
お寒い中ご来店ありがとうございました!
桝久商店 岡本利秋・昭子
●ブルゴーニュ ルージュ 2014年 ドメーヌ・ロシニョル・フェヴリエ フランス ブルゴーニュ 赤 750ml 2715円税込み
「おー!綺麗だなぁ(笑)。やっぱりブルゴーニュのピノ・ノワールってイイ!」
「変わるものが無いよね(笑)。」
「香りには目が覚めるくらいの鮮烈さがあるけど、旨味がそれに伴ってあるから良いね(笑)。」
「昔子供の頃食べた駄菓子の香りみたいに鮮烈(笑)。こんなにはっきりラズベリーやストロベリーの香りがするんですね(笑)?
造ったものみたい(笑)。誉めてるんですよ(笑)。」
「やっぱりブルゴーニュが一番(笑)!しかもオーガニック(ひそひそ)。」(ヨーロッパ系の女性3人連れのお客様)
「オーストラリアのピノ・ノワールより美味しい!」(ドイツ系のオーストラリア人の方)
私「ロシニョール・フェブリエはブルゴーニュでのビオ・デナミのパイオニアらしいです。」
「でも、ビオ臭しないですよ(笑)?」
家内「とことん低収量で造った場合はあまりビオ臭がしません。」
「本物なんだな(笑)。」
私「ありがとうございます(笑)。これはヴォルネイとポマールの畑の葡萄をブレンドしたものです。いわゆるクリュのものです。外れのブルゴーニュA.C.のものではありません(笑)。」
「最近いろんな産地でピノ・ノワール造ってるけど、どれもブルゴーニュには及ばないんだよね(笑)。」
「うんうん。ニュー・ワールドのピノ・ノワールって安いには安いけど、こんなに香り出ないよね。」
「あと異常なくらい濃いんだよね(笑)。こんなに薄旨いピノ・ノワールはブルゴーニュだけだよ(笑)。」
私「ブルゴーニュでも、ここのところファットなピノ・ノワールが多いです(笑)。ですから、これはクラシックなスタイルです。」
「そうそう。アンリ・ジャイエの系譜の濃いワインが多いよね(笑)。」
私「流石!よくご存知で(笑)。インポーターさんの試飲会に行っても同じようなピノ・ノワールばかりで困ります(笑)。」
「ブルゴーニュの人ってわりと保守的だから、流れにしっかり乗るんだよね(笑)。
右にならえしがち(笑)。」
「こないだテレビでブルゴーニュの仲田さん出てたけど、外から入るのが大変なところみたいだよねブルゴーニュって。」
「よそ者がいきなり来て、勝手にワイン造れるようなところじゃないよね(笑)。」
「でもさ、フランスって自由・平等・博愛
の国なんだけどね(笑)。」
「それってきっと理想なだけだよ(大爆笑)。」
「まあ、スローガンであり原則なんだろうな(笑)。」
「じゃあ中国と変わらないじゃん(笑)。」
「まあ、あれほど極端じゃないよ(笑)。」
変なところで話が盛り上がる(笑)。
予想以上の人気でなんと完売!
ぬかりました。ごめんなさい。やはり3000円以下の美味しい正銘なブルゴーニュが無いことを皆さんご承知のようでした(笑)。
休み明けには再手配・再入荷しますのでご安心を!
そしてロシニョール・フェブリエの核心
です!
●ヴォルネイ ヴィエイュ ヴィーニュ ドメーヌ・ロシニョル・フェヴリェ2014年 フランス ブルゴーニュ 赤 750ml 4610円税込み
「あっ!これ、うま~!」
「前のブルゴーニュも美味しかったけど、これはもう別格(笑)。」
「でもさぁ、前のブルゴーニュと共通してる…。え~と、ワンランク、ツーランクアップしたような感じだよね(笑)。」
私「ヴィンテージは同じ2014年。造り方も同じ。ただ、こっちはヴォルネイの古い葡萄樹からだけで造られてます。」
「へぇー、ワインって面白いですよね(笑)。比べると明らかに違うけど似てる(笑)。」
「2014年ってどんな年なんですか?」
家内「思った以上に良いワインが出来ています(笑)。特にブルゴーニュのボーヌから南は優れています。」
「2015年の方が評判が高いですよね?」
私「ブルゴーニュは2015年より2014年の方が良いような気がします(笑)。」
「このワイン肉付きもイイし、香りも凄いし、しかもエレガント。全体のバランスがイイ(笑)。」
「かなりの上物ですな(笑)。グラン・クリュ並み笑い。」
私「造りはまさにグラン・クリュです。」
「完成度が高いってことなのかな(笑)?」
「それが良い作柄の表れ?」
「店長!店長がよく言うヴォルネイは重心が低いってことが解ります(笑)。重心は低いけど香りは素晴らしい。下から沸き上がるようですよね(笑)。」
私「ありがとうございます。昔の評価本でヴォルネイはエレガントで女性的と言われてましたが、きっとこれがそれかと(笑)。」
「土臭さはあるけど、ワインの癖じゃないんだよね。」
「前のブルゴーニュでも感じたんですが、凄くミネラリー。塩辛さをこっちの方がより強く感じます。」
「色は同じように薄いけど、こっちの方がより強いよね(笑)。スケールが大きい!」
私には「短い醸し、プレス果汁をほとんど使わないクラシックな造りです。ただし早く飲めるように除梗はしていますね。」
「決して安い値段じゃないけど、この値段のワインじゃないよね(笑)。こんなのあるんですね(笑)。」
私「ドメーヌ自体が小さいのと、あまり知られていない。しかもマイナーな産地ヴォルネイだからですから(笑)。」
「そりゃそーだ(笑)。ヴォーヌ・ロマネだったら倍はする(笑)。」
マスキューに再入荷して約1ヶ月。ようやくのお披露目。なんでもっと早く出さなかったの?そりゃ、すぐには出せません。訳があります(笑)。ドンナルーチェ2016年です!
〇ドンナルーチェ 2016年 ポッジョ・レ・ヴォルピ イタリア 白 ラッツィオ I.G.T.750ml 2592円税込み
「おー!香りスッゲー(笑)。」
「香水だよ!これ(笑)」
「香りが渦巻いちゃってる(笑)。」
「質量を感じる香りだよね(笑)。宇宙的(笑)。」
「恒星爆発(笑)?」
「レモン、グレープフルーツ、ライム、蜂蜜、ライチ、マスカット、パイナップルなんかのトロピカルな香り、あと、え~と、クリーム。クリーミーだよね。何に合わせたらイイかな(笑)?よりどり緑かな(笑)?」
私「クリーム系や柑橘類は鉄板ですよね(笑)。」
「ピールのような苦さがある。マーマレードっぽくもある。」
「デザート!オレンジなんかの盛り合わせにホイップクリーム!完璧(笑)!」
「高貴にライチ食べながら飲みたい(笑)!」
「とても甘く感じますけど、食べ物に合わせることを連想させてくれるワインですよね(笑)。」
家内「基本ドライなんです(笑)。残糖分の甘さではありません。」
「凄く華やかなワインですけどセパージュは何ですか?」
私「メインはマルヴァジアでグレーコとシャルドネが加わります。この生産者マルヴァジアが得意。フラスカーティーが有名です。一度『神の雫』でサラリーマンのコルトン・シャルルマーニュなんて評されましたっけ(笑)。わたしはポッジョ・レ・ヴォルピをマルヴァジアの魔術師と勝手に名付けております(笑)。」
「このワイン、イタリアワインの評価本『
ルカ・マローニ』で、ずっとトップの評価を受け続けている怪物白ワインですよね(笑)。」
「怪物のわりに安い(笑)。」
「そこがイイ(笑)。」
家内「グレーコとシャルドネは在来品種ではありませんのでI.G.P.となっています。」
「これってラツィオ ローマの近くですよね?あんなところでこんなワインが造れるんだ(笑)?」
私「今は低温管理が徹底的に出来ますから、こんなにアロマチックで個性的なワインを造れます。一昔前では考えられません(笑)。」
「マスキューさん。2015年と比べて2016年はどうなんですか?」
私「2015年の方がより飲みやすく、マルヴァジアの特徴がより強く感じました。ライチやマスカットの風味がずっと残る感じでした。」
そして、去年の12月22日に開けたドンナルーチェと比べていただきます(笑)!
開けてから35日目です!
「30日以上前に開けたワインですか。普通は飲めるはずがない(笑)。でも、これ、美味しい(笑)!」
「あー、ホントだぁ。美味しい。美味しいけど別物の味(笑)。」
「さらに甘さがましている。重心が下がってる(笑)?」
「うんうん。同じものとは思えない(笑)。」
「開けたての爆発的で複雑なスタイルじゃない。でも深みがある。」
私「香りの芯が甘夏なんですよね(笑)。そしてそれを中心にしてゆらゆらと香りが立ち上る。ちょうどラベルに描かれている太陽の絵みたいです(笑)。」
「開けたての爆発的な香りが収束して、さらに違った形の光を放つ。超新星爆発だぁ(笑)!」
「しっとりとした深みもある。時間が止まったかのよう(笑)。」
「静謐だよね。」
「2015年も開けてから1ヶ月以上経つとこうなったんですか?」
私「いえいえ(笑)。2015年はマスカットのニュアンスがずっと続きました。」
「マスキューさん。なんでこんなに執拗なティスティングを続けるんですか(笑)?」
私「別に意図したわけではないんですが(笑)、通例ティスティングする際そのワインの終わりが見えるまでします。ドンナルーチェの場合終わりが見えないだけです(笑)。」
家内「本当は早くティスティングを切り上げたいのですが(笑)、職業柄終らないだけなんです(笑)。」
「我が家じゃ開けてから1ヶ月もティスティングできない(笑)!せいぜい2日(大爆笑)。」
私「仕事ですから、あくまで仕事(笑)。」
「所でこの先はどうなるんですか?」
私「昨日の晩ごはん何食べたかも覚えてない私に先のこと解る訳ないじゃあーりませんか(笑)。まあ、経験的に言うとマーマレードみたいになるのでは?でも試飲サンプルがそうなる前に無くなる(笑)。」
家内「2016年は何年か前の本来的なスタイルではあります。少しアルコール感は強いですが。」
「マスキューさん!ところで瓶が立派ですよね(笑)?見るからに大きい(笑)。」
私「2015年に立派になり、さらに2016年はエスカレートしてます(笑)。」
家内「これがまた重い(笑)。」
「あっ、重い(笑)!ボトル2本分くらいある(笑)。中身も2本分?」
私「中身は1本分です(笑)。」
「長期の熟成能力をアピールしてるのかな?」
「でもさ、この瓶は中身と同じくらいの値段するんじゃない(笑)?」
「う~ん。重いから持って帰るのイヤだなぁ(笑)。」
私「まっ、そう言わず(笑)。」
※後で気がつきましたが、開けたてのドンナルーチェの甘い香り。甘い香りも幾つかあるのですが、水仙のような上品な香りがします。ただし後からのライチの甘い香りにマスキングされるかのようでした。また、少しドンナルーチェのことが解ったような気がしました(笑)。
お寒い中ご来店ありがとうございました!
桝久商店 岡本利秋・昭子
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家内に香りを聞きながらティスティングです
Jan 18, 2018 by weblogland |一昨日あたりから風邪をひいたみたいです。
風邪をひくとワインの味がイマイチ解らないのが困ります(笑)。もう来週末はマスキューの試飲会ですからサンプルもだいぶ届いています。こんな時でもティスティングせねば!
たしかに香りのディテールは解りませんが、香りの有る無しは解ります(笑)。家内に聞きながらティスティングです(笑)。
私「このワイン酸がしっかりしててイイね。香りはどう?」
家内「重心は低いけど中から香りは立ってくるよ。」
私「旨味はしっかり感じる。香りは解らないけど(笑)。有りそうな感じはする(笑)。」
風邪をひくとワインの味がイマイチ解らないのが困ります(笑)。もう来週末はマスキューの試飲会ですからサンプルもだいぶ届いています。こんな時でもティスティングせねば!
たしかに香りのディテールは解りませんが、香りの有る無しは解ります(笑)。家内に聞きながらティスティングです(笑)。
私「このワイン酸がしっかりしててイイね。香りはどう?」
家内「重心は低いけど中から香りは立ってくるよ。」
私「旨味はしっかり感じる。香りは解らないけど(笑)。有りそうな感じはする(笑)。」
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