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Written on 2019 10

桝久 試飲会リポート 後半

Oct 30, 2019 by weblogland |


今回唯一の新入荷ワイン(笑)。
十分合格点かと(笑)。
●『アンジュ』2017年 ブルノー・アンドリュー 南フランス 赤 コート・デュ・ルーション・ヴィラージュA.C. 750ml 1,403円税込み
私「このワインは前にお試しいただいたコンダミン・ベルトランの紹介とか。お友達かな(笑)?」
「飲みやすいなぁ(笑)。口当たりは軽やかだけど軽くない(笑)。」
「濃いけどグビグビいける(笑)。」
「ルーションのワインってゴツゴツしたところやトロトロしてたりするけど、これクリアで良いですね(笑)。」
私「果実味は基本黒っぽいですが、翌日になるとスモモっぽい甘酸っぱいニュアンスが出てきます。」
「スパイシーさもほどほどあって良いですね(笑)。シラーだね(笑)。」
「らっきょうみたいな感じします(笑)。」
私「なるほど!それ言い得て妙かも(笑)。

「店長!このワインはニュー・ワールドっぽいですけど、酸がある。違いますね(笑)
。」
「構造がしっかりしてる。しかも近代的(笑)?」
「雑味が無い。コンダミン・ベルトランと似てる(笑)。やはり友達か?」
家内「コンダミン・ベルトランに技術指導してもらっているようです。」
「深い仲なんだな(笑)。」
「このワイン コーヒーやチョコレートみたいな香りがしますけど、樽熟成しているからですか?」
私「これ実はルーションの良いグルナッシュの特徴です(笑)。面白いですよね。あとさっき言ったスモモっぽさはカリニャン由来だと思います。薄いカリニャンだとスモモっぽくなりませんが、しっかり造ったカリニャンはこうなります。ブレンドの塩梅が良いですよね(笑)。」
「チョコレートに合うはずですね(笑)。」
「なるほどね!ワインに複雑さがある。単純に真っ黒にはならないんだ(笑)。」
「全体に透明感があるから余計ディテイルがよく見える。」
家内「早く飲めるように出来てはいますが、あまり余分な手を加えていませんね(笑)。」
私「葡萄樹の手入れにも尽力しているし、その葡萄も樹齢が高そうな感じがします。じつはこのワインはドメーヌの葡萄100%でないので詳細は解りませんが、良い葡萄を使っているのは確かだと思います。」
家内「日本に輸入されたものはこれとその上のキュヴェだけです。上のキュヴェはドメーヌの葡萄100%。このワインをもっと凝縮させたようなワインです。」
「あーっ!それ飲んでみたい(笑)!」
家内「春になればワインが落ち着くはずですから、もうしばしお待ちくださいね(笑)。」
「へぇー、マスキューさんはそんなところに気を使うんですね(笑)。」
家内「いえいえ。やはりベストな状態でお試しいただきたいだけなんですよ(笑)。」
私「今皆さんにお試しいただくにはちょっと早い。もう少し時間が経てばその良さがより解りますから(笑)。」
「これがこの価格でこれだけ美味しいんだから、上のキュヴェはもっと良さそうですね?」
私「そーなんです(笑)。コスト・パフォーマンスも宜しいかと(笑)。もう少し待ってくださいね。」




●アンジュ・ヴィラージュ ブリサック 2010年 ドメーヌ・ド・バブリュ
販売価格(税込): 1,980円
フランス 赤 アンジュ・ヴィラージュA.C. 750ml
私・家内「このワイン、実は2017年4月のマスキュー試飲会にお出ししたもの(笑)。日本には2013年頃に入ったもので、だいぶ飲みやすくはなっておりましたが、もう少し待ちたかった(笑)。あれから2年経ちようやくピークに達したようです。ロワールの良いカベルネ・フランは手強いのです(笑)。」
「おー!2010年ですかぁ。期待持てそう(笑)。」
「これとてもスパイシー!でも南フランスのシラーのスパイシーさとは根源的に違いますよね(笑)。」
「圧倒的な力(笑)。凝縮した味は素晴らしい!」
「ベリー、フランボワーズの果実の分量が半端じゃないよね(笑)。圧倒的。」
「樟脳みたいな スパイシーで ペパーミントみたいな。」
私「後味にメロンみたいな高貴な香りがほんのり感じられます(笑)。シェヴァル・ブランなんかにもそんなニュアンスありますよね(笑)。」
「10年経ってようやくこうなるのですね。
ありがたや、ありがたや(笑)!」
「シノンのクーリー・デュテイユのクロ・ド・エコーなんかと共通する強力な生命力感じますね(笑)。ちゃんとしたカベルネ・フランって経験すると癖になるんだよね(笑)。」
私「このドメーヌはロワールのビオ・ディナミの大家ニコラ・ジョリーの弟子(笑)。本家ほど原理主義的ではありませんが
、ビオと言っても良いかと。どのような熟成を遂げるか気になって気になって仕方ありませんでした(笑)。そこで定点観測していました(笑)。」
家内「翌日ななると多少落ちるようなところもありますが、一度目の熟成のピークに入っています。」
「このワイン先々どうなるんですか?アンジュのFよりも力ありますよね。」
私「このあと一度落ちて、またピークを迎えるとは思いますが。どのくらい時間がかかるか?どうなるのか?ははっきり解りません(笑)。」
「マスキューさんがフラン フランと盛んに言う訳が解りました(笑)。個人的には3番目の赤が好きなんですが、後半の3本が凄くて3番目が可哀想なほどですね(笑)。」
家内「達人のご理解ありがとうございました!そう言っていただいて冥利に尽きます(笑)。」
「我々はただ飲んでいるだけですけど、知らないところでチョイスに力を払っているんですね(笑)。」
私「ありがとうございます(笑)!そう言っていただいて冥利に尽きます。我々はセレクトショップですから、やれることはこれしかありません。生産者の大変さに比べたら大したことありません。」




先日家内と定点観測したところとても素晴らしい状態でございました(笑)。
試飲会のトリを飾るに相応しいグレートでエレガントな味わいは是非皆さんにお試しいただきたい!
●ジゴンダス 2015年 ドメーヌ・ペスキエ
販売価格(税込): 3,630 円
フランス ローヌ 赤 750ml
「あー!これ凄く美味しい(笑)!」
「こりゃ高級だよ!」
「引き込まれるぅ~。」
家内「以前の2014年のメイクは少し細さを感じましたが、今回は素晴らしい出来栄え。是非皆さんに1度飲んでいただきたいと(笑)!」
「う~ん。余韻が長い!それも美しい(笑)。」
私「壮麗とまでは行きませんが(笑)、ある意味完璧。タンニンが渋すぎたり薄すぎたり、酸が強すぎたり少なすぎたり、アルコールの多寡があったり、そんな感じがありません。ヴィンテージのイレギュラーを感じない出来栄えです(笑)。」
「そうすると2015年は良かったんですね(笑)。それが作柄の良さなんですね。」
「たしかに、高度にバランスが良い。セパージュは何ですか?スパイシーだからシラーがメインですか?」
家内「じつはグルナッシュが75%です。私テイスティングで間違えました(笑)。ショック!」
私「ジゴンダスは畑が標高の高い所と低い所に別れます。あと、サンコムのようなスーパーベビーなスタイルとエスピエやルビーンのようなハード・エレガントなスタイルに別れます。これはその中間のようなスタイルですね。」
「それでもアルコール分は14.5%もあるんだよね。テロワールごとに最適な分量があるんだね(笑)。」
「カリフォルニアなんか何でもかんでもアルコール分は13.5%(笑)。まっ、それはそれで仕方ないのかな?」
私「砂漠でワインを造ってるようなものですからね。」
「だからまともなソムリエが育たない(笑)。値段と銘柄名だけで仕事が出来る(笑)。」
ヤバイ、ヤバイ!これ以上はブログに書けません(笑)。
ご来店ありがとうございました!

桝久商店 岡本利秋・昭子

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桝久 試飲会リポート前半

Oct 29, 2019 by weblogland |
まずはのっけから先月のおさらい(笑)。
Dr.Fさん「マスキューさん、ズィビッポ飲みながらマスカット・オブ・アレキサンドリア食べてみました(笑)。でもダメ(笑)。重なりあっても相乗効果なし(笑)。1+1=1でした(笑)。」
あと
私「Fさんの『友達の友達は友達じゃない』理論好評でした(笑)。流行ってますよ(笑)。」
F「とてもとてもディープで狭い世界しか通用しない(笑)。」
私「いやいや、それでもかなり反響ありました。」
Dr.Fさん!Fさん!ありがとうございました!


◎カヴァ ブリュット・ナチュレ カロリナ・デ・マサックス
販売価格(税込): 1,854 円
スペイン 発泡性 白 750ml
私「36ヶ月熟成、しかもブリュット・ナチュレでございます。」
「おっ!なかなか泡立ちが立派(笑)。かなり注ぎたては泡が立ちますね。」
「落ち着いても、ちゃんと中から泡が出てる。カヴァにしてはしっかりしてますよね。」
「飲みやすい!グビグビいけちゃう(笑)。」
「シャンパンほど強くないけどブリオッシュの香りしますね(笑)。」
家内「クラッカー食べながら飲むと美味しいですよ(笑)。酵母の香りとマリアージュして美味しいですよ(笑)。」
「シャンパンより軽やか、でも薄い訳じゃない。ところでカヴァのブリュット・ナチュレってあまり無いですよね?」
私「もともと酸がありませんから、最後にリキュール・タージュしないと全体の細さが目立ちます。それゆえブリュット・ナチュレはあまり見かけません。」
「そうそう。有ってもかなり高い。シャンパン並みなんだよね。」
「そうするとこのカヴァは高級品なんですね(笑)。」
家内「カヴァは量産品が主流となっており、今ではさまざまな産地で生産が認められるようになりました。これはもともとの産地ペネデスの高地で造られる小規模生産者のものです。」
「う~ん。スーパーなんかでバンバン売っているカヴァとは別物だよね。」
「このカヴァ梅酒っぽさありますよね?」
「うんうん。赤い果実のニュアンスありますね。」
「店長!店長がよく言う熟成由来の酸ですね(笑)。」
私「左様でございます(笑)。さすがお気づきになりましたか(笑)。」
家内「舌の脇、ちょっと奥側で感じます。」
「ブラン・ドゥ・ノワール いわゆる黒葡萄の由来のニュアンスでは無いのですか?」
私「はい。これは熟成過程で酵母が自己破壊して出てくるアミノ酸(プロ・サッカリン)由来の赤甘く感じる酸味です。しっかり熟成させた結果のものかと。」
「何でシャンパンだとブリオッシュやナッツの香りが強いのですか?」
私「乳酸エチルが多いのが理由とされます。石灰質の土壌を好むシャルドネやピノ・ノワールは多く乳酸エチルを生成するようです。」
「へぇー、そうすると熟成がより長いとさらに良くなるんですか?ちなみにこれは36ヶ月もしてるしなぁ。」
私「個人的に思うのですが、瓶内二次熟成は36ヶ月くらいが一番良いような気がします。長すぎても、短すぎても良くないような気がします。もちろん原料ワインが良いのが前提ですが(笑)。」
「考えるに、シャンパン1本飲むよりこれ3本飲んだ方が私には似合ってるなぁ(笑)。」
「芸能人で朝シャンが常なんて方いましたが、私は朝カヴァで幸せになれるな(大爆笑)。」
私「元旦の朝、お雑煮食べながらこれを飲むのが至福とする私は朝カヴァ派(笑)?」
「『白樺派』みたいで格好いい(大爆笑)!」
私「では『朝カヴァ派』を流行らせましょう!」
家内「あなたの場合『朝バカ派』(冷笑)。」
私「おっしゃる通りでございます(涙)。」


〇バロン・デュ・モンテガード 白 2018年 シャトー・コンダミン・ベルトラン
販売価格(税込): 1,037 円
フランス I.G.P.ドック 750ml スクリュー・キャップ
「おっ、ようやく来ましたか(笑)。これが無くて困ってましたよ(笑)。」
私「お待たせいたしました。Kさんにはご愛顧いただいたワイン、ようやく再入荷してホッとしました。ご迷惑おかけしました(笑)。」
「ラベル・デザイン少し変わりましたよね?前のはシャトーの絵柄がありましたよね?」
「しかもスクリュー・キャップ。進化したかな(笑)?」
「う~ん。変わらぬ味(笑)。これは何十本も飲んだから間違えない(笑)。」
家内「セパージュも同じソーヴィニヨン・ブラン60%、ルーサンヌ40%です。」
「へぇー、普通やらない組合せですね」
私「はい(笑)。ラングドックではソーヴィニヨン・ブランはあまり造りません。ですからIGPです。」
「ボルドー品種と地場品種だとミス・マッチですよね(笑)?」
「いかにもソーヴィニヨン・ブランらしい草の香り。馬小屋の匂いはほんのちょっと(笑)。整ってる。どこのソーヴィニヨン・ブランだと聞かれると解りませんが(笑)。」
家内「今ちょっと冷やしていますが、室温
でちょうど良いと思います。手でグラスを暖めると良いですよ(笑)。」
「メネラリーだし、しっかりしてますよね。この価格帯だとあまり無いですよ(笑)。」
「なるほどね。草にレモンやグレープフルーツがとても新鮮に詰まった感じ。暖めるとどうなるのかな(笑)?」
「あーっ。ふっくら感、甘味が増しますね。冷やした時より濃く感じる(笑)。」
「ほのかにハニーな感じがして良い(笑)。」
「常温の方が高いワインのように感じますよ(笑)。」
「バランスが良いからラングドックらしくない(笑)。アルコール感が無いんだよね(笑)。」
私「さすが!ちなみにアルコール分は12%でございます。」
「マスキューさんがよく言う 折り合いの良さ かな(笑)?」
「マスキューさん!このふっくらしたところがルーサンヌですよね。ルーサンヌって力ずくになり勝ちですけどこれは違いますよね?」
私「左様で!コンダミン・ベルトランのあるペズナスはラングドックのグラン・クリュと呼ばれる恵まれたテロワールです。しかも200年以上続く名門。畑も200ヘクタール。やはり一番良い地所を持っているのでしょうね(笑)。」
家内「お金持ちだし、ワイン造りにプライドがあります。安いレンジでもしっかり造っています(笑)。」
「そーたよね。評判が良くなるとすぐ手を抜く生産者いるもんな(笑)。」
私「量はもともと充分ありますから、質にこだわる余裕があるのかな(笑)?大したものです(笑)。」
私「十二分ではないんでしょうが、充分な白ワインかと(笑)。」

●バロン・デュ・モンテガード 赤 2017年 シャトー・コンダミン・ベルトラン
販売価格(税込): 1,037 円
フランス I.G.P.ドック 750ml スクリュー・キャップ
「これが前の白とセットの赤ですね(笑)。」
家内「白が2018年、赤は2017年ですね。」
「メルロ?っぽいかな?」
家内「さすが!メルロ60%、シラー40%です。」
「白と似たようなパターンですね(笑)。」
家内「白同様にボルドー品種と地場品種の組合せです(笑)。白同様IGPです(笑)。」
「メルロのニュアンスなんだけどボルドーのサンテミリオンみたいにシリアスな感じじゃないよね(笑)。」
「ねっとりしたようなものでもないし。まあ、この価格でそれはないか(笑)。」
「暖かみはあるけれど、暑い産地でもない(笑)。柔らかな暖かさと言えば良いかな(笑)。」
「何処のメルロと言われると困るかな(笑)?」
「タンニンが渋くない(笑)!とても飲みやすい(笑)。」
「マスキューさん、白と共通するものを感じます(笑)。」
「軽いけど薄くない(笑)。」
「タンニンが渋くないんだけど厚みを感じる。」
私「ワインに雑味が無いですよね(笑)。赤、白ともに共通です(笑)。」
家内「開けてしばらく経つとプラムとベリーの香りが明瞭に表れます。」
「あー、私メルロもシラーも好きです(笑)。このワイン好きだなぁ(笑)。」
「自然に飲めちゃう(笑)。普段の食卓にあるとイイね(笑)。」
私「味噌を使った料理に合いますよ(笑)。鍋なんか良いですね。」
家内「白はポン酢醤油。赤は味噌!これ鉄板(笑)。鍋のお友達です(笑)!」
「高い和食のお店に行くとそれなりの価格のサンテミリオンなんか出てくるんだけど、この赤の方が料理に合うはず(笑)。これでイイんだよね(笑)。」
「赤、白ともに充分なワインですよね(笑)。」
「このコンダミン・ベルトランの高い上級キュヴェ飲んでみたい!」
私「はい。美味しいですよ(笑)。樽をぐるぐる回して造ったエリクシールなんかビックリの味わいです(笑)。」
「樽をぐるぐる回す(笑)?どうやるんですか?」
私「バリックを滑車でゆっくり回します。非常に飲みやすくワインがこなれるのと、抽出の効率が無理なくとても良い。
面白いことにコンダミン・ベルトランは2001年に樽を回して造ったワインをリリースしましたが、同じ年にボルドーのモン・ペラのデスパーニュさんが同じ発想でジロラートをリリースしています。たしかあと1名いたかな(笑)。」
「発明は完成するまでに3人くらい同じ時期に違う人が思いつくと言われてますが、それと同じかな(笑)?」
私「その3人の競争(笑)?」
家内「ちょうど新樽発酵、新樽熟成に注目が集まった頃ですね。」
私「必要は発明の母。方向性の追求の結果似たのですね。ただ、この手法は流行っていませんが(笑)。」

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『マタタビ』と良く合ったコロンバール

Oct 06, 2019 by weblogland |
先日のマスキュー試飲会で大活躍した『マタタビ』と『いぶりがっこ』(笑)。
『マタタビ』わ送ってくださった『結銀舎』の由井さんにお礼を兼ねて、『マタタビ』と良く合った『コロンバール』をお送りしました。
以下、由井さんの楽しいティスティング・コメントをご紹介しますね(笑)。もちろんご本人のご承諾いただいてます(笑)。
ありがとう!
由井さん!


以下全文まま

------------------

岡本様

お世話になっております。

サントリーヌ、さっそくいただきました。もちろん、マタタビとともに。
合いますね!サントリーヌにある苦味のニュアンスが、マタタビのキツい部分を抑え(というよりも、サントリーヌの香味の方に取り込んでいる感じがします)て、香りの部分が出ます。
味噌の塩気と辛さがともにキリッと舌に立つ感じで一瞬ものすごく硬質なワインを飲んでいるように錯覚しますが、サントリーヌじたいは厚みもあってガチガチのスタイルではないようですね。

親父がマスキュー通信のサントリーヌの項を読もうとするのを止めて、
「うーん、久しぶりで鼻が利かない・・・すごく踏ん張りのきいた感じの酸、香りは控えめで花?何の花か分からないけど保険かけて花って言っとこ(笑)。あとは柑橘類の皮の苦味」

「お~、当たり」

と、なまった鼻と舌で頑張っている間にサントリーヌがズンズン減っていきました。


美味しいワインをありがとうございました。近く伺います。

由井

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またまた試飲会の続き(笑)

Oct 04, 2019 by weblogland |
今日、由井さんからお電話いただきました(笑)。先日の試飲会で皆さんにお試しいただいたマタタビの漬物を送ってくださった方です。脱サラして新潟で『結銀舎』というフィルムカメラ屋さんを起業しました。

由井さん「マスキューさん!試飲会にマタタビの漬物出してくださったんですね(笑)。苦くて辛かったのは、まだ漬かり方が足りなかったからです。苦さや辛さは無くなりませんが、皆さんの印象ほどではなくなります。ミントなどの香りがして
エキゾチックな味わいになります。」
私「そーなんですか?いただいたマタタビはどのくらい味噌に漬けたのですか?」
由井さん「一週間ほどです。まだ少し固かったようですね。」
私「つい最近じゃありませんか!間違って春先に漬けたってブログに書いちゃいました!」
由井さん「今年は驚くほどマタタビが採れました(笑)。天候異変かも?」
私「どんなところに生えてるのですか?」
由井さん「裏山の沢の崖に生えてます。柔らかくなる前に摘むと漬物にちょうど良い(笑)。」
私「地元の方はもう少し漬かったマタタビを食べてる訳ですね(笑)?」
由井さん「親父なんかは味噌に漬ける前に
焼酎(ホワイトリカー)に浸けて苦味や辛味を和らげていますね。」
私「なるほど!それではいただいたマタタビはもう少し置いてから食べることにしますね(笑)。」
由井さん「山の食べ物は強烈ですよね(笑)
。」
私「今度マタタビが生えてる映像を送ってくださいね(笑)。」

由井さん、ありがとうございました!

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試飲会リポート 番外編

Oct 02, 2019 by weblogland |
実は今回のマスキュー試飲会で皆さんにご協力いただきたいかとがございまして(笑)。
マスキューのお友達 新潟で『結銀舎』というフィルムカメラを扱うお店を経営されている由井さんから『マタタビ』の味噌漬けをいただきました。春に裏山で摘んだものをつけたとか。あちらではお酒のおつまみ、ご飯のおかずとしてデイリーに食べるそうです。私が知らないと話しましたらわざわざ送ってくださいました。

それと親戚で秋田県をこよなく愛するS兄さんからいただいた『いぶりがっこ』。
この二つの漬け物がどんなワインに合うか?皆さんのご協力をお願いいたします(笑)!

「マタタビですか?猫にマタタビのマタタビ(笑)?」
私「左様で。猫にマタタビのマタタビでございます。」
「食べられるんですね(笑)?食べたことないですけど(笑)。」
「マタタビの粉を猫に与えると陶酔しちゃうんですよね(笑)。猫のストレス解消薬
(笑)。」
どうやら私をはじめ皆さん未体験のようですが(笑)、一人だけご存じの強者がおられました。我が家では『美味しいものテロリスト』と密かに尊敬するIさん。
Iさん「おっ!マタタビですか?新潟では有名ですよね(笑)。」
私「Iさん何でもご存じなんですね(笑)!脱帽いたします!」

さて、皆さんチャレンジ!

「あっー!苦くて辛い!強烈だぁ(笑)!」
「苦さも強烈。辛さも強烈(笑)。でも嫌ではないよ(笑)。」
「辛さは唐辛子の辛さですね(笑)。子供が食べたら泣く(笑)。」
「パラペーニョほど痛い辛さじゃないけどかなり辛い(笑)。」
「これはいかにも日本酒のつまみですね(笑)。それも熟成した日本酒 貴醸酒に合うね(笑)。」
「マスキューさん。今回の試飲会の白ワインはどちらも『マタタビ』といけますよ。特に一番目の『コロンバール』はイイ。」
私「そうですね(笑)。『ズィビッポ』より『コロンバール』は合う。中和するに近いかな(笑)。」
「『コロンバール』は強いんですね。『マタタビ』に負けていない(笑)。」
「うんうん。『ズィビッポ』だと『マタタビ』に負けちゃうかな?」
「『マタタビ』を唐辛子と混ぜてペペロンチーノつくったら美味しいかも(笑)?大きさ形も似てるし(笑)。」
「赤は無理かな(笑)?」
家内「繋ぎにオリーブオイル使うとか、何か一手間必要かな?」
「青唐辛子とマタタビとシシトウでロシアンルーレット出来る(笑)。」

またまたIさん「この『いぶりがっこ』かなりの高級品ですよ(笑)。」(つくづく良くご存じ!)
「うわー、薪かじってるみたい(笑)。でも塩辛くない(笑)。」
「色はもう褐色がかっているから味もかなり塩辛いと思ったけど塩辛くない(笑)。これ美味しい!」
「『このいぶりがっこ』細かくきざんで炒飯に入れたら美味しい!サンドイッチにしてもイイね(笑)。」
「これも日本酒のお供ですね(笑)。選ぶ日本酒も上等な純米酒(笑)。」
「ピザやモッツァレラと『いぶりがっこ』は鉄板ですよ(笑)。」
「コジャレたレストランでカプレーゼに『いぶりがっこ』入れたりするよね。これがまた美味しい(笑)!」
「この『いぶりがっこ』とっても美味しいんだけど、ワインに合わせにくい(笑)。」
「白には強すぎるし、赤 5番目の『ススマニエッロ』だとお互い殺し合う(笑)。」
家内「大根はたくさんビタミンCを含みます。それはワインのリンゴ酸と同じです
。あと『いぶりがっこ』のスモークさは木樽のニュアンスと共通しますからワインと相性が悪いはずはありません。理論的には(笑)。」
「そうするとワインとモッツァレラは合うから友達。モッツァレラと『いぶりがっこ』も合うから友達。でもワインと『いぶりがっこ』は合わない。→友達の友達は友達じゃない(大爆笑)。Fさんの斬新なコメントに大盛り上がり(笑)。」
私「『友達の友達は友達じゃない理論』ですね(笑)。あり得るなぁ(笑)。」
私「この『いぶりがっこ』は強すぎるのかな?シェリー マンサニージヤやアモティリヤードなんかならピッタリかな(笑)。」
家内「酸化熟成したワイン 例えばジュラのサヴァニャンとか古くなったシェリー化したマコンのシャルドネとか(笑)。きっと合うなコレ(笑)。」

皆さんご協力ありがとうございました!
提供してくださった由井さん、S兄さん、
ありがとうございました!

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桝久 試飲会リポート 後半

Oct 01, 2019 by weblogland |


「マスキューさん!ペイペイ導入したんですね(笑)?」
私「左様で。一応5%の還元も申し込みましたが、10月以降にずれ込むようです。」
「友達にはラインで『マスキューでペイペイ使えるぞ!』って広めときました(笑)。」
私「ありがとうございます!」
「マスキューさんの場合、現金で買うのと同じ効果があるからイイね(笑)。」
私「5%還元になったらすぐにお知らせしますね(笑)。」


ススマニエッロって?
マイナーな品種ですよね(笑)。
●ススマニエッロ 2017年 マスカ・デル・タッコ イタリア プーリアI.G.P.
赤 750ml 2314円税込み
「『ススマニエッロ』なんて聞いたことないですよ(笑)。変なの探してきましたね(笑)。」
私「えっへん(笑)。」
「マスキューさん!これ瓶形もかなりユニーク(笑)。ずんぐりしてる(笑)。ホントに750ml入ってますか(大爆笑)?」
私「入ってる!入ってる!(笑)」
家内「これもともとは共同組合だったのですが、ポッジョ・レ・ヴォルピが購入しました。古い手入れの行き届いた畑を持っていたようです。そしてポッジョ・レ・ヴォルピらしい斬新なデザインの瓶形になったようです(笑)。」
「うんうん。高級な味がしますね(笑)。」
私「旨みが強いですから、葡萄の樹齢も高い感じです。」
「ポッジョ・レ・ヴォルピって言うとあのドンナルーチェですね(笑)。期待高まるなぁ(笑)。」
「どれどれ。おっ、濃厚!たしかに暖かい産地のワインらしいけど、プーリアプーリアしていない(笑)。プリミィティーヴォの方角甘いかな?」
「樽の香りは強めだけど支配されてはいない。かなり芯が強そうだ(笑)。」
家内「チョコレート食べながら飲むととても美味しいですよ(笑)。」
「それではチョコレートをいただきながら
…。おっ、美味しい!」
「ありがちな甘さが強い一本調子のワインじゃないね(笑)。」
私「果実が小粒な感じですよね。黒や赤のスグリや小粒のプラム。プルーンや熟した柿より小さい感じです。」
「ところで『ススマニエッロ』って何ですか(笑)?」
家内「地元でもほとんど栽培されないマイナーな地場品種のようです。プリミィティーヴォは8月下旬に収穫しますが、これは10月に入ってから収穫するようです。」
「そんな晩熟品種がプーリアにあるんですか?」
私「驚きですよね(笑)。しかもワインな酸がしっかりある。無理に遅く摘んだような過熟感もありません。」
家内「ジャンシス・ロビンソンによると 欠点は効率が悪いのと、収穫が遅いためリスクが増すこと。ですから今ではほとんど栽培されていません(笑)。」
私「マスカ・デル・タッコのホームページを調べるとこのススマニエッロは収穫量の高い良い品種との記述があります。ジャンシス・ロビンソンの言うこととは真逆(笑)。きっとマスカ・デル・タッコの畑は特殊なのかもしれません。」


さてさてススマニエッロの正体はこれを飲めば解るはず!?
◎ススマニエッロ ロザート 2017年 エルフォ イタリア プーリア州 サレントI.G.P. 750ml 2314円税込み
「あれ、赤の後にロゼですか?普通は逆じゃないですか?訳ありだな(笑)。」
私「ふふふ(笑)。ご察しの通りでございます(笑)!まっ、まっ、お試しくださいませ。」
「え~と。これもススマニエッロ。前の赤もススマニエッロ。でも生産者が違いますよね。見た目が全然違いますよね(笑)。なぜ同じ生産者のワインを出さないのですか?」
家内「無いからです(笑)。探したところススマニエッロはこの2本くらいしか手に入りませんでした(笑)。やはり少ない(笑)。」
「それにしても綺麗な色ですね(笑)。」
「見てるだけでうっとりしちゃう(笑)。」
私「コーラル・ピンクでございます(笑)。」
「これ凄く飲みやすいんだけど強烈(笑)。
こんなロゼあるんですね(笑)。」
「店長!これブラインドで飲んだら赤ワインと間違いますよ(笑)!」
「どうやって造ったのですか?赤ワインのニュアンスが強いです。」
私「色が出る前に早く搾る…かな(笑)。先に飲んでいただいた赤は香りのディテイルがまだはっきりしていませんが、ロゼはタンニンが少ない分香りがはっきりしています。ススマニエッロの味わいがよりはっきり解ろうかと(笑)。」
「ススマニエッロって強いんですね。でもバランスが良いから強さが見立たないんだ。ロゼ飲んで解りましたよ(笑)。マスキューさんの術中にはまったかな(笑)?」
「このロゼ色も綺麗だけど、味も綺麗。強いんだけど綺麗(笑)。高級なロゼ。」
家内「高級な南高梅の香りがしますよね(笑)。」
「うんうん。詰まった感じ(笑)。」
私「プリミィティーヴォなんかだとプルーンや柿の香りが支配的ですが、ススマニエッロは明らかに違います。赤で感じたような小粒な果実のニュアンスかと。」
「このロゼ、プーリアとは思えません。暑苦しくないし、香りが綺麗でエレガント。品種の特性だけではないですよね?」
家内「アルコール分は12%と低めで抑えています。暑い平地のサレント半島ですが、畑が標高100mと高いのが特徴です。」
私「ワインの設計も緻密ですね(笑)。収穫時期を見定め、あと徹底的な温度管理してますね。マララクティック発酵をブロックしてますからリンゴ酸も多く残しています。強く感じる訳です(笑)。」
「強いんだけどバランスが良い。全体のポテンシャルが高い証ですな(笑)。」
「このワイン飲みながら高級な中華料理食べたいな(笑)。」
「そうそう。高級な中華料理ね(笑)。」


今回のトリはメンシア!
以前試飲会で使おうと思っていましたが
品切れ。ようやく入荷しました!
●ティレヌス ロブレ クリアンサ 2016年 ボデカス・エステファニア スペイン 赤 カスティーリャ・イ・レオン州 ビエルソD.O. 750ml 3240円税込み
「マスキューさん。以前メンシアやりましたよね?フランスのカベルネ・フランですよね。」
私「はい。前に試飲会にお出ししたのは、この下のクラスのキュヴェです。これが
エステファニアのフラッグ・シップでございます(笑)。」
「いかにも高級ワインだね。美味しい。」
「深みと余韻の長さ。キメ細やかな舌触り
と全体の大きさ。派手派手じゃないけど(笑)、質の高さを感じる。」
「これって木樽熟成してるんですか?」
私「一年ちょっとしています。でも木樽のニュアンス感じませんよね(笑)。果実味が勝っている証拠かと。」
「飲みやすいには飲みやすいんだけど、奥に何か潜んでる(笑)。まだまだ熟成するかも?」
私「この下のキュヴェと比べると、この点でランクの違いを感じます。」
家内「タンニンの舌触りがシルキーで心地良いですよね。」
「そうそう(笑)。カベルネ・フランでこんなに柔らかなタンニンのワインはありませんね(笑)。驚きです。」
「ホント、品の良いカベルネ・フランって聞かない(笑)。」
私「ビエルソのメンシアが世界的に高く評価される訳なんでしょうね。確たる個性があります。」
「じっくり飲むと香りの複雑さが解りますね(笑)。緑茶やニッキなんかの香木の香りもしますね。」
家内「スペインの生サラミがありますから、これを食べながら飲むととっても美味しいですよ(笑)。」
私「遠慮せずに3切れくらいガスっと楊枝に刺して食べてください(笑)。」
「じゃあ遠慮せずにガスっと(笑)…。うう~ん。こりゃ旨い!止まらなくなる(笑)。」
私「適当に止めてください(笑)。」
家内「生サラミの肉の旨みとワインがマリアージュします(笑)。」
「これは旨い!マスキューさん、このサラミどこで勝ってきたのですか?」
私「市場でたまに賞味期限が近づいたものが特売に出ます。それを目ざとく見つけてゲット。ケチなマスキューの得意技でございます(笑)。」

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マスキュー 試飲会リポート 前半

Oct 01, 2019 by weblogland |

テーマは聞いたことない変な品種(笑)。
ごめんなさい(笑)!

南フランスでもコロンバール栽培されてるんですね(笑)。
〇コロンバール 2015年 ドメーヌ・ド・ラ・サントリーヌ 南フランス 白 I.G.P.ペイ・ドック 750ml 956円税込み
「おっ、濃くて飲みやすい!」
「じんわり美味しい(笑)。」
「香りの芯が定まってるよね。グレープフルーツ ピールの苦味が心地良い。」
私「リンゴ酸にピールのニュアンスがくっついてるような感じですよね(笑)。とても自然な感じです。」
「え~と。品種は『コロンバールでしたっけ。『コロンバール』100%ってあんまり聞かないですよね?」
私「左様でございます(笑)。その点ユニ・ブランに似てますよね。」
「そうそう。ボディーふっくら(笑)。」
「あれ、でも『コロンバール』って南の品種でしたっけ?」
家内「南西地域、ガスコーニュ、特にアルマニャックの原料ワインとして有名です。私の愛するタリケのワインによく見かける品種です。もっともコロンバール単一ではワインを造りませんが(笑)。」
私「冷涼なアルマニャックどは葡萄の糖度が上がりにくいので、糖分が上がりやすい品種として『コロンバール』を多用するようです。あと、酸も残りやすい(笑)。」
「なるほどね。確かに糖分しっかり上がってるし、全体にしっかりしてる。酸があるよね(笑)。」
家内「ただし、欠点は複雑さに欠ける(笑)。」
私「味で言うと一本調子になり勝ち(笑)。」
「なるほどね。なってるなってる(大爆発)。」
「でも、それを差し引いてもスンゴク安くないですか(笑)?」
「スパイシーな食べ物。何でもオッケーだよね。」
「逆に香りに癖がないから食べ物を選ばないよね(笑)。」
「1,000円切る値段のワインじゃないよね。」
「シンプルだから、何も考えずに飲むには最適(笑)!」
「わりとニュートラルだから何に合わせるか考えなくてもイイ(笑)。これだけでも充分満足できますよ(笑)。」
「しっかりもしてるから日本酒的に飲めますね(笑)。」
私「とても持ちが良く、冷蔵庫にいれておけば何日も楽しめますよ(笑)。」
「すぐに飲みきらなくても大丈夫なんですか?」
私「はい。そういうワインを選んでいます
(笑)。」
「バキュバンとかした方が良いのですか?

私「う~ん。バキュバンの効果は認めますが、バキュバンの栓を開けるとき空気が入るとき香りが抜けてしまいます。ですから我が家では特別な栓はしません(笑)。
泡の場合はサランラップで瓶口をふさぎ輪ゴムで止めるだけです。シャンパンストッパーより効果的ですよ(笑)。」
「ところで何故こんなに安いの(笑)?」
私「インポーターさんが輸入をやめるので
、『お客様に安く提供してください。』とのことでして…。無くなったら終了となります。」


ズィビッポなんて名前だけでもぐっときませんか(笑)?
〇ズィビッポ 2016年 ペッレグリーノ イタリア シチリアI.G.T. 白 750ml 1481円税込み
「ズィビッポかぁ。たしかに名前だけでもぐっときますね(笑)。イタリアワイン好き
はぐっときますね(笑)。」
「マスカット・オブ・アレキサンドリアですよね。私、実家が岡山でして特産品(笑)
。食べるととっても美味しい。でもワインにすると水っぽくなり、しかも高い(笑)。食するには高貴な素晴らしい葡萄ですけどね(笑)。私の誇りのソウル・フードです(笑)。」
「個人的に日本で一番美味しい食用葡萄
だと確信しております(笑)。」
「わぁ!白桃やライチの香り!マスカット・オブ・アレキサンドリアだぁ(笑)!」
「わりとトロピカルに振れていないですよね。マンゴーみたいな黄色い果肉じゃなくて白い果肉ですよね(笑)。」
「熟したマスカット系の香り。」
「う~ん。高貴な甘い香り…。でも辛口ですよね(笑)。アルザスなんかより辛い。食事に合わせやすいね(笑)。」
「かなり複雑ですよね?」
「うん、うん。白い花…、植物っぽい。白い果肉。品が良いよね(笑)。」
「ゲヴュルツトラミネールに似てるけど、コテコテじゃなくて良い(笑)。マスキューさん曰くの塩梅が良い?ですね(笑)。」
私「私の心をお読みになった通り!塩梅がイイのです(笑)。無理に過熟した感じが無いのがよろしいかと(笑)。」
家内「ワインのアルコール分は12.5%とシチリアのワインとしては低めに抑えています。残糖分は残っているようですが、酸があるために甘く感じません(笑)。」
「なるほどね(笑)。暑苦しくない訳だ(笑)。このスタイルはもともとあるのですか
?」
家内「自由なワイン造りのできるIGTです
。もちろん将来DOCに昇格するかもしれませんが(笑)。」
「シチリアのズィビッポって甘くて濃いワインが多いのですが、これは辛口。過剰なところが無くてとても美味しい(笑)。食事に合わせやすいですよね(笑)。」
私「時間が経つと様々なニュアンスが出てきます。」
「伽羅、白檀、シナモン…。エキゾチックな香りがしますよね(笑)。」
「木の香り。樽じゃなくてね(笑)。スパイシー。」
「これスパイス沢山使ったカレーに合うはすを(笑)!」
「味噌もいけそう(笑)。」
私「あっ!それ良さそう(笑)!」
「マスキューさん。質問なのですが、これってミュスカ系の甘い香りしますが、ロワールのミュスカデはこんなに甘い香りしませんよね(笑)。何故ですか(笑)?」
私「不思議ですよね(笑)。まあ、ズィビッポはもともとがクロアチア辺りが原産のようです。あとミュスカデは完全に発酵させますからまるっきりドライ。完全な発酵により葡萄もともとの香りが消えてしまうようです。あと、ミュスカデは収量が多いのと、収穫時期を遅らせないからですかね。」
私「そうそう、面白いのはこの葡萄品種は
食用にしても美味しいし、ワインにしても美味しいことです。」
「ワイン用の葡萄と生食用の葡萄って違うんですか?」
家内「ローヌのグルナッシュとシラーを食べると甘過ぎて濃すぎてとても耐えられません(笑)。」
私「どっちもにしても美味しい品種はとても珍しいです。セオリーと相容れないのです(笑)。」



●ピニャテッロ 2016年 ペッレグリーノ イタリア シチリアI.G.T. 赤 750ml 1203円税込み
「この赤ワインはズィビッポと同じ生産者
のものですか?」
家内「はい。ペッレグリーノはシチリアのマルサラ酒の最大手の生産者です。本業のマルサラ以外は地場品種のワインを造っています。これはネレッロ・マスカレーゼ6割、ネロ・ダーヴォラ4割ほどをブレンドしたものです。」
私「ラベルに大きく書かれた『ピニャテッロ』はブランド名のようです(笑)。」
「あっ!ネレッロ・マスカレーゼだぁ(笑)。」
「ちょっと暗めのピノ・ノワール(笑)。でも、濃度があるね。」
「軽い飲み口なんだけど、しっかりしている。」
私「ワインも抜栓してからの持ちが良いです(笑)。」
「小豆っぽくてイイ(笑)。しかも皮の感じ
。和菓子 最中っぽさが好きだなぁ(笑)。」
私「日本人好みですよね(笑)。マルケのモンテプルチアーノや日本の大和撫子にもこんなニュアンスありますね(笑)。」
「これ、鰹も良いけどマグロの漬けなんか
合うよね(笑)。」
「魚に合わせるにはちょうど良い濃さなんだろうね(笑)。」
「ちょっと鉄や血みたいな生々しさがあるからぴったりだね(笑)。」
「ミネラル感ありますねぇ!ネレッロ・マスカレーゼって素晴らしい!でも、何故100%じゃないのですか?」
私「ネレッロ・マスカレーゼ100%だと固さ癖が目立ちます(笑)。ネロ・ダーヴォラはわりとニュートラルですから上手くマスキングしています。」
「ネレッロ・マスカレーゼ100%のワインって高いし、飲めるまでに時間かかるんだよね(笑)。」
家内「エトナ山腹にネレッロ・マスカレーゼが良く栽培されています。それを標高毎にキュヴェを変えて売ったりしていますが、差が解らない(笑)。」
私「ピノ・ノワール的なアプローチを考えてのことだと思いますが、なかなか難しそうです。逆にこんなデイリーなアプローチの方が無理がないような気がするんですが(笑)。」

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