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Written on 2020 07

桝久 7月のエア・試飲会 後半

Jul 28, 2020 by weblogland |
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クロー・ド・ネル グロロー 2011年   クロー・ド・ネル フランス  赤 ヴァン・ド・ペイ・デュ・ヴァル・ド・ロワール 750ml 3080円税込み
「おっ、これ旨いね(笑)。」
私「抜栓して翌日の方がより美味しいですよ(笑)。」
「独特。滑らかで口の中で当たるところがない。飲み出すと止まらない(笑)。」
「ぐびぐび飲めるけど、薄くないんだよね(笑)。経験したことのないワイン(笑)。」
「これが2011年ヴィンテージとは信じられない。古さが全くない。」
私「キャンプ・シールにロウ止めしてますから、かなりの長期熟成が想像されますね(笑)。」
「インクの香りがする(笑)。心地好い若さすら感じる(笑)。」
家内「造りの良さ、血統の良さを感じますよね(笑)。」
「南イタリアやニュー・ワールドのワインみたいな濃さじゃないんだよね(笑)。濃さに品がある(笑)。ちなみにこれはアルコール分何%ですか?」
私「12%です。」
「えー!12%でこんなに濃いワインが出来るんだぁ!」
「う~ん。フランスの優位性なんだな(笑)。」
「暖かでワインが良く熟せばオッケーと言う訳じゃないんですね(笑)。」
「私誤解してました(笑)。暑ければ良い訳じゃないんですね(笑)。」
家内「寒くてはダメ、かといって暑すぎるとダメ。四季も必要。これはテロワールを感じるワインです(笑)。」
「マスキューさん!グロローって聞いたことない品種ですが?」
私「はい。ロゼ・ダンシュの主要品種です。」
「えっ!ロゼ・ダンシュですかぁ(笑)。甘くてプラムの香りがする軽いロゼ・ワインですよね(笑)。昔ずいぶん沢山飲みましたよ(笑)。」
「あー、あー、ロゼ・ダンシュね(笑)。しばらく飲んでないなぁ(笑)。甘いから飽きちゃうんだよね(笑)。それにしても辛口の赤にするとこんなになるとは!絶句(笑)。」
家内「グロローをこんなにしっかりした赤に仕上げるのはクロード・ネルくらいしか知りません(笑)。最初にドメーヌを立ち上げたビシャールさんの意欲ですね。チャレンジです。」
私「ビシャールさんが造っていた頃のグロローはもっと凄かった。」
「えっ!もっと凄かったんですか?」
家内「ワインの濃さが尋常ではありませんでした。異次元の濃さ。もっとも飲み頃になるのにどれ程時間がかかるか解りませんが(笑)。」
私「これはルフレーブに代替わりしてからのもの。比べると安全運転かな(笑)。」
「ビシャールさんでしたっけ。その頃のワインって一体どんなだったんですか?」
私「あまりこんな例えはしたくないのですが、ビオの殉教者。すべてをワイン造りに捧げた。情念のワインだと思います。」
家内「3年続けてワインが出来なく破綻してしまいました。もう少し融通がきいていたら…。」
私「まあ、運もなかったし、ベンチャーでしたからストックも無かった。」


◎1+1=3 (ウ・メス・ウ・ファン・トレス)レゼルバ・ファミリア・ピノ・ノワール ブリュット・ロゼ スペイン ペネデス カヴァ発泡性 ロゼ  750m 2734円税込み
「おっ、カッコいい!でも、ボトルがでかい(笑)。」
「1+1=3はロゼの泡が美味しいんだよね
(笑)。一番下のブリュットだって相当美味しい(笑)。」
「う~ん。苺!」
「こりゃイイ(笑)!うんまい(笑)!」
家内「ブリュットなのでかなり強めに冷やしても大丈夫です(笑)。ちなみに今5℃くらいです。」
「これは真夏に朝から飲みたい(笑)。何本でもいけそう(笑)。」
「完璧(笑)。旨くて残せない。泡がキメ細かで、中から湧いてくる。こんなに泡がしっかりしたカヴァは初めて(笑)。」
「ホントにスペインのピノ・ノワールなんですか(笑)?これほどピノ・ノワールらしい泡はシャンパンでもなかなかお目にかかれない。」
「細やかな泡の層が薄ピンクに泡が染まる。なんて綺麗なんだろう。」
家内「開けてから翌日までしっかり泡持ちします。瓶熟成期間は極端に長くありませんが。」
「何ヵ月ですか?」
家内「14ヶ月です。」
私「この前のブリュット・ナチュレは30ヶ月でしたが、今回は14ヶ月です。」
「ブリュット・ナチュレはもう造らないのですか?」
家内「はい。このピノ・ノワール100%のカヴァはすべてブリュットになったようです。ブリュット・ナチュレを例年造ることが難しいようです。温暖化の影響のようです。」
「ブリュット・ナチュレは確かに魅力的だけど、このブリュットの方が使い勝手は良いかも。食事なら最初から最後までいける。」
「あと、うんと冷やしても大丈夫だしね(笑)。香りがボケない。」
「華やかというより派手やか(笑)。後味も綺麗。香りが口の中にずっと残る(笑)。完成度高いですよね(笑)。」
「それにしても大したものですよね。これほどピノ・ノワールの果実味をしっかり表現するには、長い作り込みが必要なはず。」
私「ありがとうございます(笑)。スペインのピノ・ノワールでもこれほどピノ・ノワールらしいのはここくらいではないかと思います。ペネデスの標高の高い冷涼な地で、冬場は雪が積もるとか。テロワールを感じます。」
「カヴァの大手のフルシネやコドルニュなんかの高いキュヴェは確かに美味しいけれど、やはりカヴァ。これは特殊ですね(笑)。」



さてこれからエア・試飲会番外編に突入!
今月7月13日に開けたドンナルーチェ2018年。開けてから12、3日経ちますが
お試しを!
「えー、開けてからそんなにたっても飲めるんですか(笑)?」
「いやいや。これはマスキューさんの得意技(笑)。以前半年たったドンナルーチェ飲まされて驚いた(笑)。」
「あつ、美味しい。香りが綺麗…くちなしの香り?」
「薔薇?トロピカルな果物のニュアンス。
だけどドロドロしてない(笑)。」
「凄くフローラル。花の香り一杯(笑)。」
私「ライチっぽいですよね。」
「後味も戸手も綺麗。10日以上経っているとは!」
「そうそう。驚き(笑)。白ワインってこんなに持つものなのですか?」
家内「酸がしっかり入った白ワインは開けてからもかなり持ちます。ただ、ドンナルーチェは別格ですね(笑)。」
「マスカットさん!これ開けたてからこんな感じですか?」
私「いえいえ。開けたてはかなり荒かったです。毎年しつこい試飲をしていますが、2018年は例年とはちょっと趣が違いました。なかなかこのようなバランスが出ないです。」
「それってどういうことですか?」
私「まだよく解りませんが、酸の少ない作柄かもしれません。」
「でも、今飲んでドンナルーチェは酸がかなり多いと感じますけど…。」
私「もともと異常なくらい酸が多いワインではあります。それでいてバランスがとれるところが尋常ではないかと(笑)。」
「なんでこんなに長いティスティングをするのですか(笑)?」
私「丸々1本ティスティングするときは、そのワインの底が見えるまでやります。たまたまドンナルーチェは底が見えるまで時間がかかったという訳でございます
(笑)。ちなみに2016年の開けたドンナルーチェがありますから、ちょっと試してみますか(笑)?」
「そんなのあるんですか(笑)?」
私「もう別物になっていますが(笑)。お腹は壊しませんから(笑)。」
「え~と、ラベルに開けた日付が書いてますね。2018年1月27日!」
家内「もうちょっとしか残ってませんから、ちょっとだけ(笑)。」
「おっ、色が金色!」
「濁ってないし綺麗。」
「飲んでみると…、シェリー!でも普通のシェリーとは違う!コクがあって、オレンジの香りがする。美味しい!」
「これ凄い!死んでないどころか…。香りが凄い。確かに今飲んだドンナルーチェとは別物だけど…。これは熟成?」
「どうやって熟成させたんですか?」
私「セラーにこうして置いておいただけです。」
家内「酸化熟成かな(笑)?」
「シェリーとワインはお友達という訳ですね(笑)。でもこんなにフルーティーなシェリーは飲んだことないですよ(笑)。」
私「もうこれ以上は熟成しないとは思いますが(笑)。ワインって生き物だし、それも不思議な生き物ですよね(笑)。」
「我が家じゃこんなに待てない!」

ありがとうございました!
なかなか皆さんと一緒に飲んで共有することが出来なく、心苦しい日々が続きますが、ワインを愛することは人と繋がることだと、逆にこんな状況だと実感いたしました。
早く試飲会がいつものように開けることを祈るしかございません。
いつもお気にとめてくださり、誠にありがとうございます。

桝久商店 岡本利秋・昭子

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桝久 7月のエア・試飲会 前半

Jul 27, 2020 by weblogland |
さて、今月7月のエア・試飲会の始まり始まり(笑)。
最初の3本は丸っきりのエアとなります(笑)。

トカイ フルミント ドライ 白 2018年 シャトー・デレスラ ハンガリー D.H.C.トカイ スクリュー・キャップ 750ml 1178円税込み
私「まずはマスキューの大定番の白ワイン、トカイ・フルミントでございます(笑)。」
家内「このワイン、いつも変わらないスタイル(笑)。しっかりした酸が基本だね(笑)。」
私「あれ?2018年、いつもと違うよ(笑)。」
家内「あっ、ホントだぁ。すんごくフルーティー!酸味が先に来ない(笑)。」
私「涼しげなニュアンスがいつもより弱い。暑かったのかな?」
家内「2018年はかなり暑かったみたいだよね。こんなに完熟感があるのは初めて。」
私「真西で造られるイルシャイ・オリヴェールほどのフルーティーさは無いけれど、それにしてもフルーティー(笑)。飲みやすいには飲みやすい(笑)。」
家内「温暖化の影響なのかな?」
私「うんうん。アルコール分はいつも通りのくらいの12.5%だから、無理に遅摘みしていない。ということは、かなり暑かったんだろうね。」
家内「今日は並べているだけなんだけど完売しちゃった!皆さん良く知ってる(笑)。
ちょっとお安くなったし(笑)、期待は裏切らない(笑)。」
私「参ったなぁ。明日早く届いてくれれば良いのだけど。抜かった!」

ソーヴィニヨン・グリ 2018年 ドメーヌ・デュ・コロンビエ フランス ロワール 白 V.D.P.デュ・ソーヴィニヨン・グリ 750ml 1568円税込み
私「これは特売品だから、数は大丈夫(笑)。追加も上手く出来たしね(笑)。」
家内「これもトカイ・フルミントと同じ2018年。共通な特徴を感じる。」
私「これはロワールの下流だから、もともとそれほど冷涼という訳じゃないけど、
果実味が先に出るね。」
家内「マスカットみたいな完熟した果実のニュアンスだね。もともと厚みと旨みがあるから違和感は無い。」
私「液体の粘性もあるから、南フランスっぽくもある(笑)。やはり暑かったようだよね。」
家内「これも無理にアルコール分は上げてないスタイルなんだけどね…。」
私「12.5%。もっとアルコール分が高い印象だよね。」
家内「種のタンニンが完全に溶けてるから、冷やす過ぎると苦味が出る。」
私「うんうん。あまり冷やし過ぎるとバランスが良くない。10℃以下にならないようにすればとても高級な感じするよ(笑)。」
家内「コストがかかっている感じ(笑)。もともとの厚みは立派(笑)。」
私「長く熟成はしないだろうけど、ダイレクトに美味しく感じる(笑)。その点ユーシフル(笑)。」
私「2018年と2019年は注意して選ばないといけないね。特に2019年(笑)。」
家内「2018年よりさらに2019年は暑かったしね。」
私「2018年はだいぶ飲んだけどギリギリの感じ。生産者の力量が問われるヴィンテージだよね。」
家内「2019年はかなり厳しいかもね。しかもコロナの影響でワインが売れない。
今年の収穫したワインを入れるタンクが空かない。だからアルコールに蒸留してしまう生産者がかなり出てるらしいよ。」
私「世界的に消費量は落ちるからね。ましてや早飲みのスタイルのワインが多いから、余計だぶつく。」
家内「多難。」
私「ボルドーの2019年のプリムールは3割ぐらい価格が落ちてる。コロナと世界的な景気低迷が直撃したのは事実だね。今までの高騰の反動も含めると大打撃になってもおかしくない。」
家内「中には強気のグラン・ヴァンもあるけど、それはそれで凄いことなんだろうね(笑)。」
私「売れれば勝ち(笑)。みたいなところがワイン・ビジネスにはあるからね(笑)。でもさぁ、小さくて広告も出さないような生産者、良心的な生産者は心配だよね。」
家内「特にもともとのストックがない新規参入の生産者は特に心配。」
私「それなりに良いワインが出来ていれば大丈夫だよ。それを祈るしかない。」


ティレヌス・ティント 2017年 ボデカス・エステファニア スペイン 赤 カスティーリャ・イ・レオン州 ビエルソD.O. 750ml 2074円税込み
私「これ困ったよね。先日飲んだらびっくりするほど美味しかった。確実に熟成向上している。」
家内「ミルキーな乳酸っぽさが果実味に変わり、十分なタンニンとバランスが出ていた。大物に通じる良さを感じた(笑)。」
私「さすがラウル・ペレス!一番安い価格帯のワインがこれほど良いとは!驚かされた(笑)。」
家内「でもさぁ。数がない!」
私「抜かったんだよね。もう2017年はなくて現行が2018年。しまった!」
家内「ここはじっと黙って『美味しくなりました。』としか言わない。ごめんなさい!」


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今月7月24、25日のマスキュー・エア・試飲会のラインナップ

Jul 23, 2020 by weblogland |
ふふふ(笑)。
今月7月24、25日のマスキュー・エア・試飲会のラインナップ・ワインです。

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よく考えるとエア・試飲会ですからワインを並べる必要はありませんが(笑)、それはそれやはり並べておく習性には逆らえません(笑)。
ちょっと数が少ない!明日の23日はマスキューはお休み。然るに24日に追加分は到着します。ご安心くださいね(笑)。でもですね、とっても美味しくなったビエルソのティレヌス2017年は在庫分しかありません。どうせ売れ残ってあるはずとタカを括っていたのですが(ごめんなさい)、インポーターさんに在庫がありませんでした。いつまでもあると思うなお金とワイン。実感いたしました。

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明日から始めます!

Jul 20, 2020 by weblogland |
よーし!
明日から始めます!
何を?って、
ドンナルーチェ2018年のティスティングです(笑)。
これ始めると、とてもとても時間がかかります(笑)。数ヶ月続くこともザラ。だから、本音を言えばやりたくない(笑)。
でもですね、難しい2018年をポッジョ・レ・ヴォルピがどう乗り越えたか?とても気になります。そう想い始めたらレッツ・ゴー(笑)!
え~と、明日は7月の13日。ちゃんと記録してと。マスキューにお立ち寄りの際は
『ドンナルーチェどうですか?』と合言葉(笑)を言ってください。そうするとエア・試飲会に自動的に出演していただきます(笑)。もちろん出演拒否もありですから(笑)、その節は更にエアでお願いしますね(なんのこっちゃ?)。

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7月13日(初日)

それでは始まり始まり(笑)!
まずコルクを開けてと、しっかり入ってます。良いコルク(笑)。
グラスに注ぐと、色は薄いかな。
香りはマルヴァジア(笑)。開けたてはいきなり全開になるわけではありません。この点いつも通り(笑)。でも重い香り(笑)。
でもですね、果実味がわりにはっきりしてる。果実味が前に出てますね(笑)。
セラーから取り出してすぐに飲んでますから、液温は15℃。
種のタンニン由来のほろ苦さ。ファットな飲みやすさ。いつものスタイルとはちょっと違いますね(笑)。ワインをマスキングする圧倒的な酸や乳酸より果実味の方が前に出てる(笑)。アルコール分は13%ですから通例かな。
う~ん。
ドンナルーチェ2018年は2017年と比べると酸は少な目。2018年の特徴ですね。
ひょっとしてマーマレードみたいになるかも(笑)?

7月14日(2日目)
あっ、強い!
バランスはとれてませんね(笑)。先々手強いぞ(笑)。カオス状態(笑)。ただ香りは昨日と変わりませんね。まだ、助走段階なのかしら?ピールのような苦味が強いなぁ。

7月15日(3日目)
昨日よりバランスがとれてきたかな?曇天が薄らいだ感(笑)。
水仙のような香り。他にもちょっと大ぶりな花のニュアンスもする(家内談)。
苦味が気にくわない(家内談)。
きびしぃー(笑)!
後味にハニーな柔らかさが出てきた(笑)。

7月16日(4日目)
だいぶ飲みやすい方向にはいってますけど、まだまだ(笑)。もっと爆発的な香りの開きを期待しちゃいますね。アルコリック。

7月17日(5日目)
粘度が増してきたような…、ねっとりしっとり。いつもとは様相が違うかな?
バランスはとれてきた。ちょっと不思議な感じですね(笑)。

7月19日(7日目)
う~ん。オレンジやグレープフルーツなどの柑橘類の果物のニュアンスがはっきりしてきました。苦味もピールのように感じられてきましたね(笑)。徐々にバランスがとれてくるかのよう。

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ドンナルーチェ2018年のティスティング

Jul 13, 2020 by weblogland |
よーし!
明日から始めます!
何を?って、
ドンナルーチェ2018年のティスティングです(笑)。

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これ始めると、とてもとても時間がかかります(笑)。数ヶ月続くこともザラ。だから、本音を言えばやりたくない(笑)。
でもですね、難しい2018年をポッジョ・レ・ヴォルピがどう乗り越えたか?とても気になります。そう想い始めたらレッツ・ゴー(笑)!
え~と、明日は7月の13日。ちゃんと記録してと。マスキューにお立ち寄りの際は
『ドンナルーチェどうですか?』と合言葉(笑)を言ってください。そうするとエア・試飲会に自動的に出演していただきます(笑)。もちろん出演拒否もありですから(笑)、その節は更にエアでお願いしますね(なんのこっちゃ?)。

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エア・試飲会の番外編

Jul 09, 2020 by weblogland |
ドメーヌ・クロード・ネル

今回、たまたまフランス・ロワールのドメーヌ・クロード・ネルが特別価格での入荷!
興味をそそられる4アイテムを試飲いたしました!
その試飲レポートでございます。
テイスターは私、家内、そして筋金入りのワイン・エキスパートのKさんの3名。
横須賀在住のKさんはコロナ感染を気遣い、わざわざ空いている各駅停車に乗ってのご来店。痛み入ります!

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クロー・ド・ネル カベルネ・ソーヴィニヨン 2004年 赤 フランス ロワール 赤  アンヌ・クロード・ルフレーブ・エ・クロード・ピシャール フランス 赤  ヴァン・ド・ターブル 750ml 3205円税込み

Kさん「う~ん!こりゃ、凄い!タンニン、酸の分量が計り知れない。暴力的ですらある。しかも2004年!まだまだ造ったばかりみたいに若い。こんなワインあるんだ(笑)!」
私「収穫年から16年も経っているのに、全然こなれていない(笑)。反則ですよね(笑)。飲み手に全く媚びていないワイン(笑)。」
家内「途方に暮れちゃいますよね(笑)。」
私「これ飲んでカベルネ・ソーヴィニヨンだと解る人いないと思います(笑)。」
Kさん「このワイン、一体何時になったら飲み頃になるのかな(笑)?余分なパワーが収れんし、貴婦人のような妖艶な姿のワインになるとは思えない(笑)。あと10年スパンで見ないとダメかな?」
私「う~ん。昔はこんなワインがよくあったような気がします。少なくとも90年代以前。」
Kさん「でも、これ除梗してるんですよね?」
私「はい。除梗はしています。ただ採算の取れる収穫量、生産量ではありませんね(笑)。」
家内「理想のワイン造りに殉じたのもわかりますね。」
Kさん「マスキュさん!私様々な濃いワインは飲んだつもりですが、これはそれを越えています。良いのか悪いのか判断つきません(笑)。」
家内「シュ・ド・ウェストにこんなタンニンのワインが昔はあったような気がします。イレルギーとかカオールとか。少なくともロワールにはない(笑)。」
Kさん「たしかにロワールとは思えないし、思いたくない(笑)。」
私「カオールのシャトー・コマンダリー!
あれだぁ!」
家内「あっー!コマンダリー!似てる(笑)。20年以上経ってようやく飲めるワイン(笑)。30年くらい経つと凄く美味しかった(笑)。」
Kさん「クーリー・ディテイユみたいですか?」
私「熟成したクロ・ド・エコーよりパワーがもっとある感じ?香りを含めた全体のパワーは圧巻。もちろんタンニンは気にならなくなる。」
Kさん「これも30年経つとそうなるのかな(笑)?」
私「解りません(きっぱり)!(大爆笑)
私にとって、ずっーと気になって気になってしょうがないワイン。まだあったのも何かの縁。決めました!給付金が入ったら1ケース買います(笑)!死ぬのが先か、このワインのことが解るのが先か解りませんが(笑)。悔いは残らない(笑)!」


●クロー・ド・ネル グロロー 2011年   クロー・ド・ネル フランス  赤 ヴァン・ド・ペイ・デュ・ヴァル・ド・ロワール 750ml 3080円税込み

家内「これは2011年のグロロー100%のワイン。舌触りが特徴的(笑)。」
Kさん「グロローってロゼ・ダンシュの主要品種ですよね?甘くて飲みやすい。昔流行りましたね(笑)。」
家内「あんまり誉められない品種ですよね(笑)。」
私「2011年ですから完全にルフレーブに経営が移った後のキュヴェなんですが、もともとクロード・ネルが持っていた畑です。」
Kさん「おー!変わってる(笑)。凄く滑らか(笑)。わりと飲みやすいですよ(笑)。深みもあるし、これ、イイんじゃない(笑)。まだ香りのディテイルははっきりしてないけど、熟成もしそうだし。グロローの赤、今回が初体験ですが面白い(笑)!」
家内「チャレンジャーですよね(笑)。グロローで熟成する赤ワイン造ってる生産者いないのでは?」
私「まだ香りが閉じているのか?もともとあまり香りがしないのか?解りませんが
(ゴメンナサイ)、こんなにタンニンが滑らかで質感もあるとは!品種特性ですね。ちょっとプラムっぽいかな。」
家内「ルフレーブの経営になってから木樽熟成の期間が1年、以前の1/3になりましたが、この滑らかなタンニンは品種由来のような気がします。」
Kさん「キャップは蝋止めだし、まだまだもちそうですね。成長の途上の感だね(笑)。」
家内「2017年ヴィンテージは良いですね。いかにも長熟しそう(笑)。」


クロー・ド・ネル 『キュヴェ・ヴィオレット』2012年 アンジュ・ルージュ  クロー・ド・ネル フランス ロワール  赤 アンジュA.C. 750ml 3080円税込み

家内「これはカベルネ・フラン70%、カベルネ・ソーヴィニヨン30%のワインです。」
私「この『キュヴェ・ヴィオレット』はルフレーブの代になってからリリースしたものです。」
Kさん「おっ!凄い!迫り来るね(笑)。たしかにロワールのカベルネ・フラン。広がりがある。もちろんパワフル。」
私「2004年のカベルネ・ソーヴィニヨンとは全く別物(笑)。かといってすいすい飲めるものじゃない(笑)。かなり上物のカベルネ・フラン(笑)。」
Kさん「このセパージュの割合がミソですな(笑)。ソーヴィニヨンよりフランが多い方が解りやすい(笑)。」
私「そーなんです。2003年のフラン100%のものも果実味が明瞭でした。たしかにルフレーブの所有になってからワインは飲みやすくなったけれど、飲みやすいと言ってもコレ(笑)。」
家内「2012年ですが、まだまだ行けますね(笑)。でも20年は無理かな(笑)?ちょっと青臭さがあってロワールのフランらしいです。ピーマンを塩焼きしたものを食べながら飲んだらとても美味しかったですよ(笑)。」
私「これだってもう少し待った方が良いくらいだよね(笑)。」
Kさん「未熟な青さじゃないんですよね(笑)。生き生きした青さとでも言えば良いかな(笑)?」
私「クロード・ネルのワインって無理に遅摘みしないんですよね。アルコール分も12%ほどで仕上げます。」
Kさん「それでこれほど凝縮感が出るのは凄いことですよね(笑)。収穫量を落としてこそですね。あとテロワール由来かな?」
家内「フラン100%のキュヴェに比べると
硬さ強さをより感じますね。ワインの色も全然古びていない。こっちのキュヴェの方が、よりクロード・ネルらしいと言えますね(笑)。」


シェナン・ブラン 2017年 クロード・ネル フランス ロワール 白 I.G.P.デュ・ヴァル・ド・ロワール 750ml 4478円税込み

私「このシェナン・ブランはルフレーブに移ってから取得した畑のものです。」
Kさん「ほっほぉー(笑)。ルフレーブと言えば白!ブルゴーニュの白と言えばルフレーブ!期待出来ますなぁ(笑)。」
家内「シェナン・ブランって高貴な品種ですからね(笑)。」
私「シェナン・ブランはシャルドネより酸がありますけども香りのニュアンスはとても似ています。」
Kさん「おー!シェナンの味だぁ(笑)。ミネラリーで切れがある。凄いパワー。」
私「2017年らしい酸のあるスタイルですね(笑)。これでもっとトロミがあると良いのですが(笑)。時間が解決するのかな?」
家内「ワイン自体はグラン・クリュ規格ですよね。少なくともシャブリのグラン・クリュには匹敵する。」
Kさん「コルクもDIAM10だし(笑)、10年くらい経ってから飲むとトロトロになるのかな(笑)?」
私「すぐに飲めるルフレーブ・スタイルじゃないんですよね。やはりシェナンは手強いのかな(笑)?」
家内「でもルフレーブがシェナンに目をつけたのは流石、慧眼だと思うな(笑)。マダム・ルフレーブらしいチャレンジだよね。シュナンのポテンシャルって凄いもんね(笑)。」
Kさん「マダムが亡くなったのは2015年でしたっけ?」
家内「そーなんです。年齢は我々とあまり変わらない。ショック!」
私「クロード・ネルは、今は旦那さんのドメーヌになっているようですね。」
Kさん「偉大な辛口シェナンを造り上げるのがマダムの供養になるよね。」
私「辛口のグレート・シェナンってあまりないですよね。どうしても甘口のグレート・シェナンになってしまう。」
Kさん「そうそう。やはりとことん濃いシェナンを造ると酸が制御出来ないのかな
?やはり甘さで酸の強さをマスキングするしかないのかな?」
私「きっとサンセールの辛口グレート・ワインに匹敵するものを目指してるのでしょうね。いやいや、どーんと『レ・ピュセル』かな(笑)。でも、得意の木樽発酵、木樽熟成もピュリニー・モンラッシェと同じではシェナンを御しきれない。まだ試行錯誤を積まないといけないのかもしれませんね?」
Kさん「木樽のニュアンスが全く気にならない。手強い(笑)。」
家内「私は辛口のグレート・シェナンは、ドメーヌ・バブリュのオルドビシアンが唯一認めるところですが(笑)、将来クロード・ネルもその一つになりそう(笑)。」
Kさん「このシュナンとても高価ですが、いつか将来はとんでもない価格で取引されるようになるかもね(笑)。」
私「マダム・ルフレーブの夢を飲んでいるような

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情念のドメーヌ・クロード・ネル セット

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