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Written on 2024 07

桝久 試飲会リポート 後半

Jul 30, 2024 by weblogland |
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○ビアンケッロ・デル・メタウロ 2022年 アジェンダ・アグラリア・グエリエリ イタリア マルケ 白 ビアンケッロ・デル・メタウロ D.O.C. 750ml 1885円税込み
私「オミクロンはかなり強く冷やしましたが、コレはセラーの温度くらいで供出しました。いかがでしょうか?」
「なるほど!良い塩梅です(笑)。口の中全体でじっくり楽しめる温度です。」
「グビグビ喉越しで飲むワインじゃないよね(笑)。」
「ワインは喉越し(笑)。なんてね(笑)。」
「美味しい!しかも高級(笑)。」
「とろっとしてる(笑)。香りが良い…。ハチミツっぽい。」
家内「オレンジの香りが強いですよね。」
「うんうん。じっくり味わうと深くて複雑しかもパワフル(笑)。他の熟した果実…果肉たっぷり(笑)。」
私「時間が経つとトロピカルな果実をニュアンスが出てきます。パイナップルやマンゴー、桃…。後味もハニーでアーモンドっぽいですよね。」
「店長!コレ、遅摘みしてますよね(笑)。」
「飲むと単一品種とは思えないですよ(笑)。ビアンケッロでしたっけ…。聞いたこともないし(笑)。」
家内「中部イタリア·マルケ州の北側のビアンケッロ・デル・メタウロ D.O.C.でございます。地場品種ビアンケッロだけで作った白ワインです。」
私「生産者のグエルエリは特にこのビアンケッロにこだわっております。このワインを更に遅摘みした上級キュヴェでスペリオーレ·クラスの『チェリソ』があります。今年の2月のマスキュー試飲会に出したワインです(笑)。」
「あれは衝撃的でしたよ(笑)。すぐ売れ切れたんですよね(笑)。今回は?」
私「えへへ(笑)。サブリミナルで置いてあります
(笑)。でもですね、まだ硬い。今飲むとローズマリー…と言うより樟脳の香りが強くて、あの果実味が出るまで二三日かかります。」
家内「2022年のビアンケッロはとても良いですね(笑)。」
「マスキューさん!2月の試飲会ではこれと同じキュヴェ…、2021年のビアンケッロ・デル・メタウロ D.O.C.は出てなくて、『チェリソ2021年』だけでしたよね。何故ですか?」
私「鋭い質問でございます(笑)。実は2021年のビアンケッロはイマイチでした。2022年のこのワインは2021年の『チェリソ』に繋がる出来栄えです。平たく言えば2021年は『チェリソ』だけで十分と判断しました。」
「2022年の『チェリソ』は良過ぎる(笑)?」
「我々には解らない判断がなされているのですね(笑)。」
「なるほど、いつ飲むか?大事ですよね。でも飲み頃になる前にワインは無くなっている(笑)。よくあるんだよなぁ(笑)。」
「私はこの2022年の方で十分満足(笑)。」
「『チェリソ2022年』は何時飲み頃になりますか?」
私「夏を上手く越して、来年には飲みやすくなっているかな?来春以降なら確実かな?」
家内「『チェリソ2021年』は今年の冬に飲んで驚きました。日本に来てから1年くらい経ってから飲みやすくなったようです。」
「取り敢えず青ラベルとサブリミナルを買っていこう(笑)。」
私「インポーターさんも2022年は『チェリソ』よりこちらの方が売れ行きが良いようで…、大変心苦しいのですが在庫だけとなります。ゴメンナサイ!」


○シュル·テ·パ シャルドネ 2023年 フォンカリュ フランス ラングドック I.G.P.ペイ·ドック 白 750ml 2185円税込み
家内「このワインは2番目の赤と同じフォンカリュ協同組合のものです。価格帯からすると最上位のもののようです(笑)。」
「キャップ·シールも蝋留。いかにも高級(笑)。」
「へぇー、と言うことは更にコスパが高いのかな(笑)。マスキューさんそういうの探すの得意だからなぁ(笑)。」
私·家内「えへへ(笑)。ありがとうございます(笑)。まっ、まっ、お試しを!」
「あ~、シャルドネ!イイなぁ(笑)。」
「コクがあるよね(笑)。」
「店長!ミネラリーだし、酸もある。緩くないですね(笑)。かと言ってふっくら。いかにも南のシャルドネ(笑)。」
「暖かみのあるシャルドネって捨てがたい(笑)。コート·ドールのシャルドネは確かに良いんだけど、上質なデイリーのシャルドネってないんだよね(笑)。コレまさにそれ(笑)。」
私「開けたてはあまりディテールがはっきりしませんが、翌日になるとトロピカルなシャルドネらしい味わいです(笑)。」
「旨味、余韻も凄い(笑)。コレ、価格はデイリーだけど(笑)、味は高級ですよ(笑)。」
「一言で言うとリッチ(笑)。温度が上がるとよりトロミが増す(笑)。」
「旨味の酸がまだ開いていない。口中て探すとシャルドネらしいフルーツのニュアンスがありますね。伸び代があるよね(笑)。」
「樽香はあるんだけど程々(笑)。ワイン自体の味わいを盛り上げてる(笑)。過剰な感じがしない。」
家内「フレンチオーク樽を使っていますが、短い期間で一部だけの使用ですね(笑)。割とあっさりかな(笑)。」
「ジューシーでトロピカル。こう言うと、4番目の白もそうなんだけど(笑)、やはりシャルドネらしい良さがある(笑)。」
私「魚介類+バターですよね(笑)。あとレモン足しても良いかな(笑)。」
「ボリュームもありながら品も良い(笑)!コスパ良いですね(笑)。」
「コテコテの樽風味のシャルドネって辛いんだよね(笑)。B&B?」
「カリフォルニアのもともとのワイン·ラヴァーが愛するワインはナパではないのです。サクラメント·デルタの東のシェラフットヒルズこそカリフォルニア·ワインの故郷なのです!」
私「リアル·カリフォルニアン(笑)の叫びですね。」
「このシャルドネは良い!隅田川花火大会を見ながらコレを飲みましょう!」
私「ところでローダイはどうですか?」
「ちょっと暑いんだよね(笑)。クリークや三日月湖に囲まれた自然豊かな地を私は愛する!」
(私の聞きかじりが間違っていたらお許しくださいませ!)


○シャブリ キュヴェ・ヴィエイユ・ヴィーニュ エレヴ·アン·ファット·デ·シェナ ドメーヌ・アラン・ジョフロア フランス シャブリ 白 750ml 3818円税込み
「ほ、ほー。トリがシャブリですな(笑)。すごく久し振り(笑)。」
私「実はこのシャブリ、もう二十年間以上扱っています(笑)。主にレストラン·アイテムなので、別段試飲会に出したりしていません。ただ、どこのレストランもこのシャブリを使い続けていただいています。」
「どれどれ、う~ん、旨い!やはり5番目のシャルドネより上なんだろうな(笑)。高いけど(笑)。」
「余韻まで含めて美しい!すごくクリアだし(笑)。」
「余韻の美しさに惹かれるな(笑)。この点5番目より上のなんだろうな。やはりシャブリだしブルゴーニュのシャルドネなんだろうな(笑)。」
家内「このシャブリは古い大きな木樽で発酵·熟成します。樽香はありませんが酸の角を取る伝統的なスタイルです(笑)。」
「なるほど!今のシャブリって金属的なほどキレキレだったり、新樽風味のコテコテだったり、しかも高い!」
「切れがあってミネラリー。しかも丸み円味がある。洗練されてますよね(笑)。あっ、マスキューさん、このシャブリはお店で飲んだら高そう
(笑)。それなりの格のある高級レストランで使うんだろうな(笑)。」
「二人で行ってご飯食べながらシャブリ飲んで三万円(笑)?シャブリ2本は飲めないな(笑)。」
「でも、それなりの美味しいレストラン御用達のワインなんだろうな(笑)。」
「このシャブリに見合う料理は家庭じゃ無理(笑)。少なくとも私の料理じゃ無理(笑)。ワインが可哀想(笑)。」
「エルカルゴ!家じゃ無理かな(笑)。エルカルゴ·バターだよね(笑)。」
「高級惣菜買ってくるしかない(笑)!」
「マスキューさん!最後のシャブリまで飲んだ後に最初の赤2本飲んでも美味しい(笑)!名付けて『ぐるっと一周作戦』(笑)。または『山手線作戦』!」
「用意周到ですよね(笑)。考えてる(笑)。」
私·家内「ありがとうございました!」

「物忘れが良くて(笑)、何飲んだかなんてすぐ忘れちゃうんだけど、それ故いつも新鮮!(大爆笑)。上書き出来ない!」
私「でもファイルは沢山あるはずですから、比べることは得意なんじゃないですか(笑)?それは高齢者の特典ですよ(笑)。」
私「『う~ん、このワインは昔飲んだ○○に似てますね。』なんて訳知り顔に言うのが私の目標です(笑)!」
私「名付けて『目指せ!嫌な爺作戦!』」

とてもお熱い中ご来店ありがとうございました!
桝久商店 岡本利秋·昭子)

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桝久 試飲会リポート前半

Jul 29, 2024 by weblogland |
昨日、一昨日と暑い中ご来店ありがとうございました!

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今回スタートは赤からです(笑)。それも2連発(笑)。暑い中わざわざ来たのにいきなり赤もかよ(笑)!などと怒らないでくださいね(笑)。

● アパッショナティ 2020年 イ·バルジ イタリア 赤 IGPロッソ·ヴェネト 750ml 1480円税込み
私「アマローネ風の赤です。陰干し期間はアマローネほど長くはありませんが…。ヴェネトのネゴシアンが作ったものです。詳しいテクニカルの資料が無いので確かな説明は出来ないのですが。」
「どれどれ(笑)、あっ!飲みやすい(笑)。あれ(笑)?」
「濃いけど飲みやすい(笑)。スイスイ行ける(笑)。」
「後味は干し葡萄だね(笑)。」
「陰干しするとワイン自体を凝縮するわけだから濃くてアルコール分の高いものにワインはなるのがセオリーですよね。あと甘さも増す。このワインも確かにそうなんだけど過剰な感じが無いですよね(笑)。すごくフレンドリーで飲みやすい(笑)。」
家内「ちなみにアルコール分は14%です。きっと無理のない設定·設計なんですね(笑)。ネゴシアンの意図がありますよね(笑)。」
「なるほど!意図ありありなんですね(笑)。」
「ヴェネトのヴァルポリチェッラに似てますよね(笑)。」
「真っ黒にはなってない(笑)。ダークチェリー…、ココアみたいな香りもする。」
私「さすが!」
Mさん「マスキューさんの定番のプーリアのアパッシメントを好きで良く飲みますけど、これの方が洗練されてますよね。まあ、好みの問題ではあると思いますが。穏やかで好きだな(笑)。」
私「初めてこのワインを飲んだ時、Mさんの顔が浮かびましたよ(笑)!」
「マスキューさん、このワインとても飲みやすいのですが、何故ですか(笑)?」
私「えへへ(笑)、何故でしょうね(笑)。今日この赤ワインの供出温度はセラーから出したくらいの15℃です。通常の赤ワインだと15℃はちょっと低いのですが、このワインは15℃の温度でも映えます。」
「と言うことは、冷やしてもタンニンが渋くならない!」
私「大正解でございます(笑)。低い温度でもとても折り合いがよろしいかと。タンニンの処理が上手いですよね(笑)。あとドライ。完全な辛口であることも必須かと。」
「なんか言うこと解ります(笑)。糖分の甘さって後口に残るんだよね(笑)。」
「口当たりがなめらか(笑)。全然渋くない!」
「ベタつかないよね(笑)。」
私「そこなんです!そこ!余韻はさほど長くはありませんが、余韻の引く様はなかなか美しいかと。すぅ~と切れていきます。このすぅ~っと切れていくのが肝でございます(笑)。」
「完全なアマローネだと余韻が何時までも続く。これはそうではないけど、コレも有り!
くどくなくて夏向き(笑)。しかも冷えてるし。マスキューさんの企みが伝わりますよ(笑)!」
私·家内「えへへ(笑)。」
「ところでマスキューさん。このワインはどんな食べ物に合いますか?」
私·家内「鰻の蒲焼!たまたま試すタイミングがありまして(笑)、たまたまでしたがバッチリ。甘辛醤油タレには合いますね。そう考えると汎用性は広いですね(笑)。」


●ラトック·リザーブ 2020年 フォンカリュ 南フランス ラングドック I.G.P コトー・ダンセリューヌ 赤 750ml 1524円税込み
私「これも15℃くらいの供出温度となっております(笑)。まっ、まっ、どうぞお試しください!」
「これまた飲みやすい!でも最初からワインとはちょっと違うかな?」
「いかにも南フランスの赤(笑)。ローヌではなくラングドックっぽい(笑)。」
「とても上等なワイン(笑)。」
私「最初のワインが変化球ならば、コレは直球かな(笑)?王道?」
「こっちの方が酸味がある。捻ったところもない(笑)。普通に上質(笑)。」
家内「生産者のフォンカリュは質が高く、テロワールに沿った個性的なワインをリリースします。しかもコスパが高い(笑)。」
「でも、共通したところがあるよね(笑)。」
「う~ん。マスキューさん曰くの折り合いが良いワインなんだろうな(笑)。」
「折り合いが良い!意味が解りましたよ(笑)。」
家内「ちなみにアルコール分は同じ14%です。」
「アルコール分が14%って高いんだけど、それに見合った濃さがあるから苦にならないんだよね(笑)。」
「解った!余韻が似てる!すぅ~っと消えていく(笑)。あとタンニンに渋さが無い。」
「このワイン、セパージュは何ですか?」
家内「カベルネ·ソーヴィニヨン、シラー、マルベックです。あまりカベルネ·ソーヴィニヨンっぽくはありませんが(笑)。ミスマッチではないのは飲むと解りますね(笑)。」
「黒いプラム…、ベリー系ですよね。」
私「スグリ系のニュアンスはあまりないですね。ただ、カベルネ由来のしっかり感はあるかな?」
家内「青っぽさも無いですね(笑)。個人的にはカベルネ以外のカリニャン、厶ールヴェドルなんかをメインにして欲しいところです(笑)。」
「後味にスパイシーさがありますよね。え~と、黒胡椒みたいな…。これは?」
私の「そーなんです(笑)。シラー由来ですよね!特徴的ですよね(笑)。」
「うんうん。肉を連想しますよね(笑)。それでいて冷やしても飲めるのは貴重。焼肉屋に持っていきたくなる(笑)。」
「それだったら1番目にはオッケー(笑)。焼き肉の醤油ダレには合う(笑)。」
「冷やしても飲める赤ワインだと、薄くて酸っぱめの赤を思い浮かべるけど、そうではないことを発見出来ました(笑)。コレは朗報(笑)!」
「マスキューさん!今回赤2本からスタートですが幸先良いですね(笑)。昔、ブルゴーニュのプリムールのテイスティングで赤スタートだったのを思い出しました(笑)。特に今回の赤は酸が突出していない。コレがポイントかな(笑)?」
私·家内「えへへ(笑)。」

○オミクロン ホワイト 2022年 ザシャリアス・ワイナリー ギリシャ PGI ペロポネソスネメア  750ml  990円税込み スクリューキャップ
「オミクロン?」
私「はい。皆さん簡単にラベルを判読されます
(笑)。やはりコロナ効果(笑)?実際にコロナ禍中にはこのオミクロンを試飲会には出せませんでした(笑)。」
「おー!爽やか!強く冷やしてグッドですね(笑)。」
「レモン等の柑橘系の香りがフレッシュで爽やか。変な癖がない(笑)。」
「ライトなんだけどしっかり爽やかさを主張してますね(笑)。薄い感じはしないかな(笑)?」
「綺麗ですよね(笑)。香りと舌触りのバランスが良い(笑)。」
家内「このワイン、アルコール分は11.5%と低めです。」
「ギリシャワインってもっと重くてオリーブオイルに合うイメージでしたけど(笑)、これは趣がちょっと違いますよね。フレッシュ&フルーティ。」
「有りがちなスタイルなんだけど、産地は解らない(笑)。少なくともギリシャとは当たらない(笑)。」
「でもこのワインの爽やかさ、旨さは真夏のビーチにぴったり(笑)!エーゲ海(笑)?」
「東京湾でもイイ(笑)。」
「アルコール分が11.5%でも無理に早く摘んだ感じはしませんよね。ドライに仕上がっているし…。」
家内「そうなんです。調べると葡萄品種のロディティスとモスコフィレオは晩熟性なので9月中旬から10日中旬の間の収穫とか。少なくとも遅摘みはしていないと思います。テロワールかな?」
私「リンゴ酸は多いですが、未熟な印象はありません。ちょっと意外でした。」
家内「あと、ロディティスとモスコフィレオは果皮がピンクがかっているようです。後味にほんのり感じる苦みは果皮のタンニンかもしれません。」
「ちょっとピールみたいな苦みある(笑)!」
「あまり表に感じないけど、旨味もちゃんとあるんだよね。だから美味しく感じるのかな?」
「この手のワインって残糖分を残して誤魔化しがちだけど(笑)、これは違う。旨味の甘みだよね。」
私「さすが!プロ。」
私「オリーブオイルではなくレモンやワインヴィネガーが合いますよね(笑)。私個人的には、7∶3の割合で穀物酢と醤油の酢醤油を作り餃子を食べることを至福としております(笑)。」
「そうそう、酢醤油の割合はとても大事ですよね(笑)。」
私「林家正蔵師匠は8∶2と仰ってましたが、浜っ子の私は7∶3を主張いたします(笑)!」
家内「私は穀物酢ではなくワインヴィネガーを主張いたします(笑)!」
家内「あと願わくば、焼きハマグリ!」
「海辺のバーベキュー!帆立やハマグリ、サザエ。ワインヴィネガーを使った酢醤油ですかぁ
(笑)。一味違うはず(笑)!」
「マスキューさん!ところでそこに並んでる亀のラベルのワイン(笑)。これもオミクロンですか?」
私「はい!お気づきで(笑)。2023年の赤です。ラベル変更したようです。まだ来たばかりでちょっと暴れてますが(笑)、翌日にはふっくらしてきますからそれなりに良いかと(笑)。」
「亀に惹かれる(笑)。買っていこう(笑)。」
私「急遽のサブリミナル作戦、大成功でございます。ありがとうございました!」

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桝久 試飲会のラインナップ決まりました!

Jul 22, 2024 by weblogland |
今月末7月26日(金)、27日(土)のマスキュー試飲会のラインナップ決まりました!
この暑い中の試飲会ですから白を4本に冷やしても美味しい赤2本の計6本です(笑)。

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● アパッショナティ 2020年 イ·バルジ イタリア 赤 IGPロッソ·ヴェネト 750ml 1480円税込み

ヴェネトを感じるアマローネ風の赤ワインです(笑)。大手ネゴスのヴェルガ社手によるものですが、詳細はよく解りませんので味わいから分析しますのでご了承ください(笑)。
まずセパージュはコルヴィーナ、ロンディネッラ、カベルネ・フラン。ヴェネトのアマローネの王道コルヴィーナをメインにしてますね(笑)。
コルヴィーナらしい赤い果実と旨味をはっきり感じます。真っ黒にはなっていません(笑)。立体感もあります。
飲んだ印象では、おそらくアマローネのように収穫後室内で陰干ししているような気がします。アルコール分と酸、糖分の折り合いが良くドライで無理のない味わい。濃度とアルコール分の塩梅が絶妙(笑)。軽く飲めるが薄くない。しかもタンニンに収斂性がありませんから、ちょっと冷やして飲むにはよろしいかと。

あと、樹上で乾燥するとちょっと過剰な感じがすることが多いのですが、このワインにはそれがない。しっかり濃さはあるのですが、ちゃんとドライ。実際のアルコール分は14%とこの手のワインとしては抑え目。全体の糖度の管理、ターゲット通りの仕上がりになっていると思います(笑)。
ココアっぽさも程良く、過剰な感じがありません。一部だけ木樽を使っているか、古い大樽で寝かせた感じです。踏み外さないところにネゴスの実力を感じます(笑)。
う~ん。
イタリアのネゴスって低価格帯で完成度の高いワインを作ります。それ故、それこそが彼らの生きる道かと。単に安酒を売るだけではないと実感させられるワインでございます(笑)。

●ラトック·リザーブ 2020年 フォンカリュ 南フランス ラングドック I.G.P コトー・ダンセリューヌ 赤 750ml 1524円税込み

マスキューの定番、南フランスのフォンカリュ協同組合のフル·ボディーの赤。日本ではいくつかのインポーターさんによって輸入されています。基本協同組合だと均質な大量生産ワインを作ることも出来ますが、フォンカリュはワインの個性を優先しますので、キュヴェ数も多く様々な顔のワインをリーズナブルな価格でリリースしてくれる嬉しい協同組合です。実際買い付けた葡萄の1/3はバルクワインとして販売しています。また、全体の58%を輸出しています。ちょっとアプローチが違う協同組合なのです(笑)。
「世界で賞賛される生産者組合」・・フランスのワイン専門誌「ラ ルヴュ ド ヴァン ド フランス」の『2012年度年間最優秀ワイン生産者組合賞』を受賞。また、2015年に、ドイツのワイン専門誌「マイニンガー」で、『フランスの最高の生産者組合20』のトップに選出。さらに、「ドリンクス インターナショナル2017.4」で、『世界で最も評価されているワインブランド50』のひとつに選出。南フランスからは、フォンカリュが唯一選ばれました。国際品質規格のBRC(英国小売業協会)/IFS(国際食品規格)において最高レベル(AA)の認証を得ています。

これはカベルネ・ソーヴィニヨン、シラー、マルベックをブレンドしたもの。彼の地でマルベックを入れるのはちょっとユニーク。ペイ·ドックではなくI.G.P コトー・ダンセリューヌでリリースしています。特定の生産者のワインだけで作ったものですね。石灰岩質、砂質、砂利質と異なる複雑な土壌で栽培された葡萄で、女性醸造家の作ったもののようです。

第一印象はとても折り合いが良い!粗さや過剰感がなくとても透明感がありながらリッチ。品種由来のスグリや赤系のベリーのニュアンスがとても良く出ており、初めて飲んだ時、ラングドックではなくカバルデスのワインかと思いました(笑)。ティスティングを間違えた訳です(笑)。
ありがちな樽のニュアンスはなく、よく溶け込んだビターなチョコレート風味(笑)。一部樽熟成しているのかも?果実のニュアンスととても調和しています。
アルコール分は14%あり、しっかりラングドックなのですが(笑)、それに伴う酸やタンニンがありますから力づくに感じない優良な仕上がりになっているところは秀逸。コストパフォーマンスの高い、飲んで安心出来る赤ワインでございます(笑)。


○オミクロン ホワイト 2022年 ザシャリアス・ワイナリー ギリシャ PGI ペロポネソスネメア  750ml  990円税込み スクリューキャップ

皆さん!
『ロディティス種』『モスホフィレロ種』ってご存じですか?
あまり聞いたことはないけど、変な名前だからギリシャの葡萄かな?
とここまで解る方は上級者でございます(笑)。
ギリシャの在来品種名は鬼門です。似たようで違う品種名が山盛り(笑)。

このワイナリーの『オミクロン·シリーズ』のワインはモダンなエントリー・カテゴリーのワイン。ちょっと重鈍なギリシャ·ワインとは思えない綺麗なスタイル(ゴメンナサイ!)。もちろん発酵·醸造の過程ではステンレスタンクでしっかり温度管理しています。何処のニューワールドかと勘違いするほどです。とはいえ飲んでみるとちょっと違う(笑)。やはりギリシャ(笑)。地場品種の強みですね。カベルネやシャルドネを作ってる場合じゃない(笑)!
具体的にどうモダンかと言うと、クリーンで綺麗、そしてバランスがとても良いのが身上。あと口中に入れたあと広がりがあり、余韻がとても心地良い(笑)。さすが無農薬で栽培されただけありますね(笑)。あと、後味にほんのり苦みがあるのは特徴的。とても良いアクセントになっております。この苦み、果皮がピンクががっているロディティス種由来かと。オリーブオイルとの相性は鉄板ですね(笑)。
ワインの香りは柑橘系やハーブ。強くはありませんが程良く華やかで爽やか。香草とも合いますね。やはりギリシャ·ワインですね(笑)。
ところで、ロディティス種は9月中旬に、モスホフィレロ種は9月下旬から10月上旬に収穫します。割と収穫は遅くモスホフィレロ種は完全に晩熟系の葡萄ですね。ところが出来上がったこのワインはアルコール分がなんと11.5%。もちろん過熟だったり未熟だったりしていません。
この辺りに秘密があるような気がします。温暖なギリシャですから収穫は全般に早いような気がしましたが、暑くてもハンギングタイムが長いことに、出来上がったワインの特徴だったりアドバンテージがあるようですね(笑)。


以下インポーターさん資料より

ペロポネソス半島のネメアにおける3大ワイナリーのひとつであるザシャリアス。オーナーはElias Zacharias氏で、アテネ農業大学を卒業後、葡萄畑やオリーブ畑のコンサルタントの職歴があります。現在は息子のOthonas氏もワイナリーの運営に参加しています。オーナーのElias Zacharias氏が前職で得たブドウ栽培の知識をさらに活かす場として、現在のワイナリーを購入したのが1990年。自社で瓶詰めまでを開始したのが2002年でしたが、それ以来高い評価が続いています。国際的なコンクールで多くの賞を受賞し、ネメアだけでなくギリシャのワイン業界をリードするワイナリーになりました。 畑は40haを所有。「健全な畑と葡萄こそが上質のワインを生む」という信念のもと、化学肥料や除草剤を使用しないことにこだわっています。 土地の歴史
や自然環境へのリスペクトを忘れず、地場品種のアギオルギティコやモスホフィレロ、絶滅が危惧されているペロポネソス半島のスクラバ種やキドニッツァ種を保存していくため苗木を増やす取り組みなど、伝統品種を大切にしています。 ワイナリーには最新技術を備えた設備を揃え、ワインの生まれ持った香りや味わいを重視したクリーンなワイン造りを進めています。これからも注目すべきワイナリーと言えます。


○ビアンケッロ・デル・メタウロ 2022年 アジェンダ・アグラリア・グエリエリ イタリア マルケ 白 ビアンケッロ・デル・メタウロ D.O.C. 750ml 1885円税込み

ビアンケッロ・デル・メタウロDOCはマルケ州北部、ペーザロ・エ・ウルビーノ県をアドリア海に向かって流れるメタウロ川に沿う丘陵地帯のみに広がる限定されたワイン産地で1969年にDOCとして認可を受けました。2016年現在、栽培面積は244ha、16件のワイナリーしか存在しません。ワインは土着品種のビアンケッロ種を95%以上使うことが義務付けられています。
アジェンダ・アグラリア・グエリエリは5代続く農場。葡萄畑が45ヘクタール、麦畑が120ヘクタール、オリーブ畑を30ヘクタール所有しています。かつてのテヌータですね。


この『チェルソ』はテヌータで最初に葡萄を植えた「チェルソ・グエリエリ」に敬意を込めて名付けられたもの。最も樹齢の高い3ヘクタールの畑を通常より約1ヶ月収穫を遅らせて凝縮した特別なワインです。25%収量が落ちるそうです。この家のビアンケッロ・デル・メタウロ・スペリオーレ D.O.C.の最高級品なのです。
味わいはまず液体の濃さに予感されます(笑)。特に濃い白ワインにたまにみられる動物の汗のような香り(笑)。家内曰く『熊の香り(笑)?』コレだけで途方にくれるほど(笑)。
液体はハニーでとろとろ(笑)。長い余韻に時は止まります(笑)。圧倒的な広がり、龍角散やカリン、レモン等の柑橘類、白や黄色の花、オレンジや杏のような果肉。後味のハニーさには塩を降ったアーモンドの香ばしさ。
その様には心奪われます。
このビアンケッロ・デル・メタウロ D.O.C.は何度か飲みましたが、これほど記憶に残るものは初めてです。やはり尽力したワインこそ人の心を惹き付けますね(笑)。

○シュル·テ·パ シャルドネ 2023年 フォンカリュ フランス ラングドック I.G.P.ペイ·ドック 白 750ml 2185円税込み

マスキューの定番、南フランスのフォンカリュ協同組合のフル·ボディーのシャルドネ。
日本ではいくつかのインポーターさんによって輸入されています。基本協同組合だと均質な大量生産ワインを作ることも出来ますが、フォンカリュはワインの個性を優先しますので、キュヴェ数も多く様々な顔のワインをリーズナブルな価格でリリースしてくれる嬉しい協同組合です。実際買い付けた葡萄の1/3はバルクワインとして売却しています。また、全体の58%を輸出しています。ちょっとアプローチが違う協同組合なのです(笑)。
「世界で賞賛される生産者組合」・・フランスのワイン専門誌「ラ ルヴュ ド ヴァン ド フランス」の『2012年度年間最優秀ワイン生産者組合賞』を受賞。また、2015年に、ドイツのワイン専門誌「マイニンガー」で、『フランスの最高の生産者組合20』のトップに選出。さらに、「ドリンクス インターナショナル2017.4」で、『世界で最も評価されているワインブランド50』のひとつに選出。南フランスからは、フォンカリュが唯一選ばれました。国際品質規格のBRC(英国小売業協会)/IFS(国際食品規格)において最高レベル(AA)の認証を得ています。

フォンカリュのシャルドネは数アイテム日本に輸入されております。マスキューの定番としてはキュヴェ·ド·ブリュ·シリーズのシャルドネがあります。デイリーなシャルドネとしてお勧めしております(笑)。
これは木樽熟成した高級品シリーズ『シュル·テ·パ』ブランド。『シュル·テ·パ』とは『あなたの歩み』の意味。ワックス·キャップで封蝋していますから、意気込みを感じますね(笑)。
まだ2023年ヴィンテージと若く、開けたては樽の風味が強くバランスが取れていません。とはいえ隠れた酸…たっぷりの旨味が隠れています。翌日、翌々日と旨味とシャルドネのトロピカルな香りが徐々に出てきます。どんどん美味しくなってゆきます。樽の香りを果実味が凌駕する頃にはボトルのワインは空となっていました
(笑)。

実は2005年にこのフォンカリュ協同組合のシャルドネを飲み(たしか1999年ヴィンテージ)、品質の高さに惹かれ取り扱っておりました。当時スポット輸入アイテムであったため長く扱うことが出来なかったワインでした。たしか名前はカペンドゥ・ブラン。どうやらそれはメンバーの本拠地の一つカパンデュ村のこと。要は無知な私はカパンデュ・ブランをカペンドゥ・ブランと読み違え記憶していた訳です。旨みたっぷりで酸がありとてもバランスが良く、ラングドックのシャルドネとは思えないエレガントな出来映え。このワインを飲んで反射的にカペンドゥ・ブランを思い出し昔の資料を調べ当時のインポーターさんに当たったところ。フォンカリュ協同組合のワインでした!

○シャブリ キュヴェ・ヴィエイユ・ヴィーニュ エレヴ·アン·ファット·デ·シェナ ドメーヌ・アラン・ジョフロア フランス シャブリ 白 750ml 3818円税込み

このところずっと値段が上がり続けるシャブリ。やはりブルゴーニュのシャブリのネームバリューは強いですよね。味わいと価格の見合わないものも多く、扱うにも二の足を踏み勝ちです(笑)。

そんな中でも許せる範疇にある優良な生産者アラン・ジョフロワ。実はマスキューの定番アイテムとしてロング·セラー·ワインなのでございます(笑)。ウェブやらホームページにはほとんど記載してませんが、マスキューではシャブリと言えばジョフロワです。蛇足でございますがその理由はひとえにマスキューの『へそ曲がり』故(笑)。ご理解いただけたでしょうか(笑)?
ジョフロワのジェネリック・シャブリなのですが(エレヴ·アン·ファット·デ·シェナ)樽発酵·熟成させた古典的なもの。古い大樽を使いますから樽の風味は無し(笑)。コート·ドールの樽風味ばっちりのシャルドネとは違っております(笑)。また、昨今ステンレスタンク100%で作られるキレキレのスタイルのシャブリが主流ですが、それとも違うスタイルです。本来の古典的なシャブリなのです(笑)。

ミネラル感と酸がしっかりありますが、大樽で熟成させているため酸の角が取れて、違和感なく楽しめます。クラシックな造りをするジョフロワの本領発揮なのです(笑)。葡萄樹はヴィエイユ・ヴィーニュ(古樹)と表記されるように樹齢45年ほどの古樹。それ故しっとりとした旨味が感じられます。飲んで腑に落ちる味わいなのです(笑)。

高騰し続けるシャルドネやシャブリ。ちょっとまともなシャルドネは5000円以上注ぎ込まなければ買えない現実。でもですね、そんな現実を考えるとこのシャブリはまだ良心的かも?
う~ん、私の錯覚か?
まあ、あくまでも値段·価格は相対的なものですから、その意味ではお買い得になるかも?ただし飲んで落胆することはございません(笑)。これは保証いたします(笑)!
さすが!腐ってもシャブリ!ゴメンナサイ(笑)。

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マスキュー試飲会のラインナップ決まりました!

Jul 20, 2024 by weblogland |
今月末7月26円㈮、27日㈯のマスキュー試飲会のラインナップ決まりました!
まだ詳しくご紹介するにはちょっと時間がかかりますが、取り敢えずほぼ決定!
今回は赤2本、白4本の全部で6本となります。
あ~、良かったぁ(笑)。
いつもながらの終盤のジタバタ(笑)。インポーターさんもマスキューの月末試飲会を嗅ぎつけてますから、間際になってからのセールス攻撃(笑)。しかも梅雨明けした暑さに対応するラインナップが求められます。それ故(笑)、白が4本!
あとは説明書きを仕上げるのみです(笑)。ちょうど暇ですから、店にこもって集中!

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試飲会番外編

Jul 03, 2024 by weblogland |
試飲会番外編なのですが、ひょっとしてこっちがマスキュー試飲会の本編かも(笑)?

試飲会の一番初めのお客様はAさんご夫妻。マスキューブログによく登場させていただいてます。好奇心旺盛で活動的、とても楽しいシニアのご夫妻です。こう有りたい先輩ご夫妻。特にご主人には個人的に私淑させていただいてます。私は高田純次に並び尊敬しております(失礼!)。
そんなご夫妻からお土産をいただきました!

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取り立てハーブのサンプルです!しかも丁寧にジップロックに分けてハーブごとの名前まで記載。まさにお勉強のためのリアル·サンプルです!
私·家内「わー!凄い!」
奥様「コレ、主人が昨日から収穫調べて作ったんですよ。昨日調べてましたから、まだ間違いはないと思うんですが(笑)」
ご主人「三日前だと忘れちゃうからね(笑)。まだ二日前なら大丈夫!ガハハハ(笑)!」
私·家内「え~と、山椒の葉っぱと実、レモンバーム、月桂樹、タイム、ローズマリー、5種類もある!ありがとうございました!これは良い勉強になります!」
私「これ全部栽培したのですか?」
ご主人「家庭菜園は抽選に漏れて退場したから、ベランダで鉢植えに転換!近くて良し(笑)!」
家内「洗って丁寧にパッキングまでしていただいて…ありがとうございます!」
私「実際ハーブごとの匂いを嗅ぎながらワインを飲むと、香りの勉強になりますよね。世界が広がる!」
奥様「この間マスキューさんで見た月桂樹と我が家の月桂樹はちょっと違うんですよね。葉っぱが大きくて香りが強い?」
ご主人「葉脈の形もちょっと違うんですよね。」
家内「先日お見せした月桂樹は樺太から引き揚げる際に、庭の月桂樹を持ってきたものだとか。比べるとAさんの月桂樹の方が整ってますよね(笑)。」
ご主人「今の栽培用の月桂樹とは違うんだな。」
私「樺太の月桂樹の方が野性的かな(笑)?」

Aさんご夫妻の思わぬ協力をいただきマスキュー試飲会は大盛りあがり!

私·家内「今日は思わぬサンプルをいただきました!(試飲が終わったあと頃合いを見計らってハーブをドンと出す(笑)。)」
「おー!綺麗に分けてある!ラベルまで印刷してる。どこかで買ってきたのですか?」
私「いえいえ(笑)、それぞれの袋の匂いを嗅いでみてください。」
家内「袋を開けなくても香りがしますよ(笑)。」
「え~と、山椒はと…、あ~!白ワイン…、ソーヴィニヨン·ブランの香り!」
「もろにソーヴィニヨン·ブランだぁ(笑)!」
「あれ?ちょっと待ってください。鰻の蒲焼に山椒かけますよね。乾燥した山椒。あれってスパイシー。こんなソーヴィニヨン·ブランの香りはしませんよね?と言うことは乾燥するとそうなる。逆に生だとこうなる(笑)。」
「ちょっと、ちょっと(笑)。本来の山椒はこうなんだと言うべき(笑)。」
「知ってるようで知らなかった(笑)。」

「え~と、これはレモンバーム。レモンの香り!レモングラスとは違うのかな?」
「お茶にして飲みますよね(笑)。
「この爽やかな香りはまるでワイン(笑)。今日の最初の泡やヴェンキアレッツァの白に共通してますよね(笑)。」
「え~と、レモンバームでしたっけ。葉っぱの香りだかワインの香りだか解らない(笑)。区別つかないですよ(笑)。」

「月桂樹って落ち着く香りですよね(笑)。」
「煮込み料理の名脇役(笑)。」
「店長!月桂樹って菩提樹の香りに似ていませんか?」
私「シモン·ビーズのシャブリの香りですよね(笑)。甘くて柔らかくて似てると言えば似てるかな(笑)?ただ菩提樹の香りって特徴的であまり出ない香りではありますよね。比べると菩提樹の方が香木っぽいかな…。」

「タイム、ローズマリー。普段散歩してるとたまに嗅ぐ香り(笑)。」
「ちょっとミントっぽくて…」
「ともに樟脳っぽい。虫除けハーブ(笑)。」
「カベルネ系の香り(笑)。」
「そういえば、サイモン&ガーファンクルのスカボローフェアの歌詞はパセリ、セージ、ローズマリー、タイムを呪文のように繰り返してたな(笑)。」
「イタリアの窓辺にタイムを茂らし窓を覆うようにしてるのは虫除けですよね。」
私「う~ん、我が家はキンチョウ蚊取り線香でございます(笑)。」
「店長!バレエの演目ジゼルでローズマリーを持ちながら踊るシーンがありました(笑)。実は私踊ってました(笑)。」
私「えー、ババレリーナだったんですかぁ!」
「えへへ(笑)。得意技はジャンプ。私にはこれしかない(笑)。」
踊りの映像見せていただいてまたビックリ(笑)。プロのバレリーナって凄い!

こうして皆さんのご協力でマスキュー試飲会大盛りあがり!
Aさんご夫妻、ありがとうございました!

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桝久 試飲会 リポート後半

Jul 02, 2024 by weblogland |


ビアンコ 2023年 ヴェンキアレッツァ イタリア フリウーリ=ヴェネチア・ジュリア 白 I.G.P.ヴェネチア・ジュリア 750ml 2376円税込み
「おっ、フリウリのワインですね。あまり日本には入って来ないんだよね(笑)。」
「そうそう、向こうで人気があるから消費されちゃう。良いフリウリのワインって、わざわざ海外に販路拡げなくても大丈夫なんだよね(笑)。」
「マスキューさん!あのしっかりしたメルロの後に白ですかぁ(笑)。なんでかな(笑)。きっと強いんだろうなぁ(笑)。」
私「バレバレ(笑)。まっ、まっ、お試しを!」
「あ~、予想通りしっかりしてる(笑)。でも爽やか(笑)。」
「店長!コレ旨味が凄いですね(笑)。あと口に入れた時の広がり、余韻、圧巻ですね(笑)。その上透明感がある。」
私「ヴェンキアレッツァは濃い葡萄からあっさりワインを作ります。贅沢な生産者です。」
「特徴的な味わいだけど、雑味がないよね。」
「粗雑な感じは無い(笑)。美しい!」
家内「ヴェンキアレッツァのワインはほとんどプレスしませんから、クリアで旨味がしっかり綺麗に出ます(笑)。」
私「あと、もともとの原料葡萄が濃い。」
「撰果もちゃんとやってるよね(笑)。未熟果など入って無い(笑)。」
「そんなことまで解るんですか?」
「未熟果が入ると変に青臭かったりするから解りますよ(笑)。」
私「左様かと(笑)。」
家内「あと、アルコール分が12%です。無理に収穫を遅らせて濃くしません(笑)。」
「あ~、凄い!」
「濃いけど品があるのはその性かぁ(笑)。」
「暑苦しくないよね(笑)。」
私「最初の泡は強めに冷やしてますが、コレは15℃くらい セラーから出した時くらいの温度にしています。」
「マスキューさん、芸が細かい(笑)。座布団1枚!」
「ぬるくなく、冷たすぎず、ちょうど良いですよ(笑)。」
「低いアルコール分はテロワール由来なんですかね?」
家内「ヴェンキアレッツァのスタイルではありますが、フリウリのワインは割とアルコール分が低い傾向のような気がします。」
「そーだよね。フリウリのワインって磨かれた特徴的なワインが多いよね(笑)。」
「南イタリアの高いアルコール分のワインとは違うよね(笑)。まあ、あれはあれで良いんだけどね(笑)。」
「洋梨!香りにとても密度感がある。シャルドネが60%入っているとは思えない。フリウラーノとリポッラジャラの香りが強いから、シャルドネがキャンバス的な役割をしてるのかな(笑)?シャルドネっぽさがないよね(笑)。」
「シャルドネを60%くらい入れてバランスが取れるってことかな(笑)?」
「生姜の香りがはっきり出てるのが好きだな(笑)。下ろし生姜…のニュアンス。素麺食べたくなる(笑)。」
家内「茗荷、生姜、ネギたっぷり刻んで…(笑)。」
「素麺や麺つゆよりワインはちょっと温度高目!絶対的(笑)!」
「間違ってワインに素麺つけちゃいそう(大爆笑)。」
私「麺つゆをワインで割ってみようかな(笑)?」

変態的な食べ方にエスカレート(笑)。

「ところでマスキューさん!今回のサブリミナルは何ですか?」
私「ヴェンキアレッツァの『ロッソ2021年』なんですが、『ビアンコ』と『スキオペッティーノ』と3本ともにラベル·デザインが同じなので、サブリミナルではなく同じものが並んでいるようにしか見えません。並べてから気がつきました(ショック!)。」
「そうだよね(笑)。この際サブリミナルって書いて貼っておいた方がイイよ(笑)!」
私「ご指摘の通りでございます(泣)。」


スキオペッティーノ 2022年 ヴェンキアレッツア イタリア フリウーリ=ヴェネチア・ジュリア 赤 I.G.P.ヴェネチア・ジュリア 750ml
3582円税込み
さあ、サブリミナルの傷心を乗り越えて(笑)、本丸の登場です!
「スキオペッティーノですかぁ。マスキューさん昔扱ってましたよね(笑)。え~と、手書きでヴィンテージ書いてあったヤツ(笑)。美味かったんだよね(笑)。凄くヘビーで時間のかかるグレート·ワイン。たしか『ダンチュー』にも載ってたな(笑)。」
私「あれはブレッサン·ワイナリーのスキオペッティーノでした。今回ヴェンキアレッツァにもスキオペッティーノがあったので初お披露目でございます(笑)。」
家内「ヴェンキアレッツァの手にかかると斬新なスタイルのスキオペッティーノとなります(笑)。」
「う~ん。香りが重い。只者じゃないね(笑)。」
「でも色の濃さは普通(笑)。透明感はあるけど。」
「エキゾチックな香りがする。香木?上手く言えない(笑)。」
私「開けたてにちょっと高級なお線香みたいな香りがします。タウラジなんかに似た香りがあります。」
家内「私の第一印象はカオールやイルレギーかな(笑)。」
「店長!この色合いでこのヘビーな香りはミスマッチですよ(笑)。」
「うわっ!飲むと凄い(笑)。」
「めちゃくちゃしっかりしてる。かと言って飲みにくい訳では無い。驚いた(笑)!」
家内「ヴェンキアレッツァらしい上澄みだけの赤ワインです。果皮との接触は4日間のみです!」
「えー!4日間だけ!ブルゴーニュのピノ・ノワールだって最低10日間くらいは醸しますよ!」
私「ちなみにアルコール分は12.5%です。スキオペッティーノとしては低い部類だと思います。」
「遅摘みしないんですね?」
私「左様かと。」
「スキオペッティーノって特殊な葡萄なんですね。もともと相当タニックなんですね。」
私「伝統的なスタイルのスキオペッティーノは20年くらいの時間が必要です(笑)。とても時間がかかります。」
家内「グラスに注ぐと光を通しません(笑)。漆黒です(笑)。」
「このワインカリカリ梅…、小粒の梅の香りします。鰻の酢の物『うざく』に合うかな(笑)。」
「このワイン今すぐに飲んでも美味しいのですが、まだまだ先があるような気がします(笑)。先々どうなるんですか?」
私「解りません(笑)。」
家内「翌日になるとプラムやベリー…、それも小粒な果粒がみっちり入っている感じになります。」
私「1週間経つと杏のコンポート…、煮詰めた杏の香りになります。そこでようやくスキオペッティーノ!となります(笑)。」
「う~ん、濃いワインを濃く見せるのではなく、濃いワインを軽く見せるのが意図なのかな
?」
「伝統派の生産者から非難されそう(笑)。」
「下手したら村八分(笑)!」

予定した発注数を下回った入荷となり、完売してしまいました。
お許しくださいませ!

◑トゥット アンフォラ 2022年 ラ・ジネストラ イタリア ロゼ トスカーナ·ロザートI.G.T. 750ml 3394円税込み
「うわっ!チェリー全開だぁ(笑)!」
「明るくて美しい!」
「口中での広がりが素晴らしい(笑)!」
「あ~、晴れ晴れとした気持ちになる(笑)。」
「爽やか!暑い今日でもこの酸だけで汗が引っ込みます(笑)。」
「ベースにたっぷりの旨味がある。なかなかお目にかかれないワイン(笑)。」
「フレッシュさに目が行きがちだけど、気品があるよね(笑)。」
「広がり、余韻、大きくて美しい(笑)。飲むと思わず目を瞑ってしまう(笑)。引き込まれる(笑)。」
「う~ん。一面に広がり凪の海!」
「店長!これサンジョヴェーゼ!それ以外言葉が出ない(笑)!」
家内「最近のサンジョヴェーゼは温暖化もありファット過ぎます。酸っぱさが無いのです。」
「マスキューさん!供出温度がベスト(笑)!何℃ですか?」
私「ヴェンキアレッツァの白と同じ15℃と設定しました(笑)。もちろん最初の泡は10℃以下と分けました。」
「このワイン、澱引きしてないですね。ビオ系かな?でもビオ臭くない(笑)。」
家内「生産者のジネストラはビオディナミの生産者団体。それぞれが広い農園で受け持ちが違います。ワインの専業ではありません。今ではその子供達が農園に戻って第2世代としてはたらいているようです。」
「さすが大日本ロゼ·ワイン普及協会イチオシですね(笑)。」
大日本ロゼ·ワイン普及協会会長→家内「(えっへん)『トマトに合わないサンジョヴェーゼはサンジョヴェーゼではない!』」
同理事長→私「会長のお言葉でございます(笑)!」
同会頭「トマト鉄板ですよね(笑)。」
「じっくり味わうと青い植物のニュアンスがある。和食にも行けそうね(笑)。」
「根菜、梅久、紫蘇、茗荷、きゅうり、もちろんトマト(笑)、香味野菜がたくさん浮かんでくる(笑)。」
「梅肉は鉄板(笑)。梅水晶!」
私「お詳しい!」
「今日のイタリア·ワイン、トスカーナ→ボローニャ→ヴェネト→フリウリを結ぶフリウリ街道シリーズですね(笑)。」
「それにしてもラベルの蛇可愛い(笑)。」
「日本にはない発想ですよね。豊穣、多産の象徴でしたっけ?」
K先生「そういえば医師会の紋章に蛇がありますね(笑)。」
家内「尻尾の鱗、トッフォの文字をデザインしたサブリミナルです(笑)。」
「蛇が自分の尻尾を齧ろうとしてるけど、ウロボロスかな(笑)?」

ご来店ありがとうございました!
桝久商店 岡本利秋·昭子

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桝久 試飲会リポート 前半

Jul 01, 2024 by weblogland |
昨日、一昨日とご来店ありがとうございました!

プレステージ ブリュット スプマンテ カンティーナ・ディ・カルピ イタリア エミリア・ロマーニャ コッリ・ボロニェージ・ピニョレットDOCG 発泡性 白 750ml  2074円税込み
「はぁ、今日は暑いですね!」
私「いかにも蒸し暑い梅雨ですよね。」
「真夏になったらどうなるの(笑)!」
私「まっ、まっ、どうぞコレを(笑)。」
「ぷはぁ~!汗が引っ込む(笑)。こりゃイイ(笑)。」
私「思い切り冷やしてます(笑)。」
「そうこなくっちゃ(笑)!ビールくらい冷たく冷えてちょうど良い!(笑)」
「泡がイイね(笑)。かなりしっかり泡してる(笑)。」
家内「3.5気圧ですから低い方です。一般にスプマンテだと5気圧くらいです。」
「ふ~ん。低くは感じない。案配が良い(笑)。」
「シャンパンは美味しいけど、今日はコレに限る(笑)。あの強いトースト香は今必要じゃない(笑)。TPOは大事(笑)。」
「マスキューさん。ガス圧はどうやって調整するのですか?」
家内「これはステンレスタンクに貯蔵する過程でタンク内の炭酸ガス圧を3気圧以上に上げて低温で貯蔵しています。でもとても泡が綺麗なのでひょっとしてしたらタンク内二次発酵させているかも知れません。」
私「ガス吹き込みだとしても、貯蔵期間は長いはずですね。丁寧さを感じます。泡持ちが良いです。翌日になっても泡はしっかり出てきます。たいしたものです(笑)。」
「とてもドライに感じますよね。キレキレ(笑)。」
私「残糖分は13g/Lですから、思った以上に多いですよね(笑)。酸もしっかり入ってますね(笑)。ですから甘く感じません。」
「残糖分があっても酸がたくさんあれば辛口感じるんだな。」
「あと、しっかり冷えてるから甘く感じない(笑)。」
「この爽やかさはワインのトータルバランスに依るんだね(笑)。濃くはないんだけど、スイスイ飲める(笑)。しかも飲むとリフレッシュ出来る(笑)。」
家内「作り手の意図ですよね(笑)。DOCGだけあるのかな(笑)?しかもピニョレット種だけのDOCGなんですよね。」
「粗製乱造(笑)?」
私「あいたたた!痛いところを突かれました(笑)。
「マスキューさんがブログでハチミツレモンって書いていたけど、まさにハチミツレモン(笑)!」
「でもさあ、ジュースみたいに単調じゃないんだよね(笑)。オレンジっぽさや青い草…、ハーブ…」
家内「小麦のような穀物っぽさがあります。ピニョレットの特徴かと。パスタ系には鉄板の相性です(笑)。」
「単純にトーストしただけのパンでも合いますよ(笑)!」
「なるほどさすがエミリア・ロマーニャのDOCG(笑)!」


カスティーリョ・デ・エンゲラ クリアンサ 2020年 ボデガス・エンゲラ スペイン バレンシアD.O. 750ml 1602円税込み
「あれ?泡のあとがいきなり赤ですかぁ(笑)?なんか意図を感じますよ(笑)。」
私「えへへへ(笑)。感じますか(笑)?どんな感じかな(笑)?」
「あれ?飲みやすい(笑)。スペインの赤だから強さに身構えてたけど(笑)、飲みやすい(笑)。」
「スペイン·ワインっぽくないほど飲みやすい(笑)。かと言って薄い訳では無いし、中身は程良く充実してる(笑)。」
「クリアンサだからもっと樽香が強いと思いましたけど、割と大人しいですよね。だからエレガントに感じるのかな?」
「アルコール分はいかほどですか?」
家内「しっかり14%あります。」
「そんなにあるとは思えない!マスキューさん曰くの『折り合いが良い』ですな(笑)。」
「ワインの液体濃度とアルコール分がマッチしてる?」
私「左様かと。」
「コスパ良いですよね(笑)。」
「マスキューさん!いわゆるモナストレル…、バレンシアやイエクラのモナストレルって昔は途方に暮れるくらい濃くて頑強でしたよね。最近は磨かれて飲みやすいスタイルになってきましたけど(笑)、このワインは違った飲みやすい方向ですよね?」
私「昔2007年ヴィンテージのエンゲラの同じクリアンサを飲みましたが、いかにもスペイン·ワインでした。でも今回のこのメイクをサンプルで飲んでみて、ちょっと驚きました。スペインスペインしていない(笑)。そこで調べると熟成に使う樽材がハンガリーのオークに変わっていました。」
家内「しかも驚くことに2007年と同じセパージュなんですよ!」
「スペイン·ワインってハンガリーのオークなんか使うんですか?」
家内「通例はアメリカン·オークです。ハンガリアン·オークで熟成させたスペイン·ワインは初めてです。」
「スペイン·ワインってビターチョコレートみたいな強い樽香が特徴だけど、これってビターチョコレートじゃなくてフルーツチョコレートみたいな印象ですよね。」
「うんうん。柔らかくて赤い果実を感じるフルーティなチョコレート(笑)。」
「真っ黒くなっていないよね(笑)。ローヌ辺りのワインかと思えるほど(笑)。エレガントでもあるしね(笑)。こんなに暑い時飲んでも苦じゃない(笑)。あっ!これがマスキューさんの作戦かぁ(笑)。」
私「バレちゃいました(笑)。」


I.G.T.トレヴェンツィエ メルロ 2022年 レ・コンテッセ イタリア ヴェネト 赤 スクリュー・キャップ 750ml 1810円税込

「あっ!コレしっかりしてる(笑)。緩くなくてみっちり(笑)。しかもシームレスだよね(笑)。」
「旨味がしっかり感じる。値段の割にしっかりしてる(笑)。コスパ良いよね(笑)。」
家内「発酵·熟成の過程で木樽は使いませんから、果実味の直球勝負です(笑)。」
「うんうん。樽熟成したボルドーのメルロってカカオなんかの香りがついてくるけど、コレはそんなニュアンスないよね(笑)。」
「ポムロールなんかのネットリとしたメルロじゃないけど(笑)、もっと濃く作ったらそんな感じになりそう(笑)。」
「2022年ですか。飲んだ感じもう少し落ち着いた感じしますよね。雑味がないんだね。綺麗だよね(笑)。」
「でも特徴的ではあるかな。土のニュアンスするもんね。」
「暖かい産地の明るいメルロとは違いますよね。でも真っ黒じゃない(笑)。」
「かと言って小粒のプラムで一杯というわけでもない(笑)。実直ですよね(笑)。」
私「少なくとも派手ではないですよね(笑)。コンテッセは赤のスティルでカベルネ·ソーヴィニヨンとフラン半々の『カベルネ』銘柄の赤もリリースしてます。この『メルロ』と共通して地味(笑)。重心が低いイメージ(笑)。」
「あ~、思い出した!そういえばありましたね(笑)。」
家内「コンテッセはプロセッコやフリザンテの優良生産者。マスキューの大定番です。旨味があってアロマティックな泡はトップクラス(笑)。」
私「でもですね(笑)、赤のスティルは共に地味で実直(笑)。同じコンテッセとは思えない(笑)。」
家内「この『メルロ』翌日になると開いてきて香りもふわ~んと出てきますが、スロー。この点コンテッセの『カベルネ』同様かな(笑)。」
「うんうん。最初酸味を感じるけど、飲んでいくと分からなくなる。良いワインですよね(笑)。アルコール分はいかほどですか?」
家内「12%です。」
「全体の大きさからしたら、もっと高いかと思いましたよ(笑)。たいしたものですよ(笑)。」
「店長!温暖化の影響でメルロなんか特に収穫が早まる傾向ですけど、コレはしっかり樹上で成育した感じ。無理がない味わい。」
私「さすが!」
「アルコール分が高ければ良い訳では無い!の代表選手(笑)!」
「なるほど、だから過剰感が無いのですね。」
私「左様かと。」
「このワイン、鰹と合うかも?臭くない新鮮な鰹のタタキなんか合いそう(笑)。う~ん、赤身の肉!カラシ使うのも良いかも(笑)?」
私「ホースラディッシュも良さそうね(笑)。」
「でも、暑い時期飲むにはちょっと重いかな(笑)。」
私「グッ…!核心を突く発言(笑)!仰る通りでございます(泣)。」
「秋のキノコが美味しくなる時期に飲みたいワイン(笑)。」

私「う~ん。タイミングが悪かったかな(笑)?」
家内「仕切り直り!」
私·家内「インポーターのAさん!ゴメンナサイ!」

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