う~ん、やはり補糖していませんでした(笑)。
マスキュー試飲会で飲んでいただいたピノ・ノワール•ヌーヴォー2024年、特別とは申しませんがマアマアの出来栄え。ボジョレー•ヴィラージュ•ヌーヴォーくらいの出来栄えでしたね(笑)。
ただマスキューのハードルですとハードル上を余裕で越えたと言うより、一応ちゃんと越えたかなと言う感じでした(ゴメンナサイ)。ちゃんとジャムっぽく、バランスを崩しませんから糖度不足もないように思っていました。とはいえ、一応インポーターさんに確認(笑)。
私「もしもし、いつもお世話になっております。今年のピノ・ノワール•ヌーヴォーなかなか良かったですよ。上手に出来てました(笑)。ところで補糖してないですよね?」
インポーターさん「糖分が足りないと補糖しますけど、ギリギリ補糖しないで出来たように感じますが、輸入担当に確認してみます。」
インポーターさん「マスキューさん!確認取れました。補糖はしていないとのこと。余計な事はしていないとのことでした(笑)。」
私「降雨の心配があったのでちょっと心配でした。上手く収穫をずらしながらやれたのですね(笑)。」
「畑の管理が行き届いているので、タイミングを見計らってジャスト•タイムでの収穫が出来るとのことでした(笑)。」
私「疑って申し訳ございませんでした!お陰で勉強になりました!」
Written on 2024 10
ピノ・ノワール•ヌーヴォー2024年
Oct 31, 2024 by weblogland |ここを↓クリックして頂けると励みになります。ブログランキング参加中。ご協力お願いします。
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桝久 試飲会リポート 後半
Oct 28, 2024 by weblogland |●ラン・フォール・デ・ザルテール 2017年 シャトー•プレ•ラ•ランド ボルドー 赤 サント・フォワ・コート・ド・ボルドーA.C. 750ml 3394円税込み
「あ~、おサイケ(笑)。可愛いラベル(笑)。」
私「でしょ(笑)。まっ、まっ、どうぞお試しを!」
「おー!高そうな香りですね(笑)。」
「昔飲んだ格付けシャトーの香り(笑)。高級(笑)。」
「マスキューさん、このワインはボルドーの何処らへんですか?メドックではないですよね。」
家内「サント・フォワ・コート・ド・ボルドーA.C.はボルドー最北東部 ほとんどベルジュラックの入り口です。」
「このタンニン 凝縮感 サンテミリオンよりもっとタイトな感じ(笑)。」
「うんうん。涼しげでもあるよね(笑)。」
「葡萄が丸かじりしたような果実感。それでいてタンニンが強くて大量(笑)。」
「畑の中で葡萄をかじってるみたい(笑)。土臭いし(笑)。目を瞑ると畑にいるみたい(笑)。」
「メドックとは違うし…」
私「さすが!皆さんボルドーを良く飲んでらっしゃる(笑)。」
「古いだけですよ(笑)。最近はもう手が出ない(笑)。1級シャトーなんて十万円くらいしますもんね(笑)。とても、とても(笑)。」
「セパージュは何ですか?」
家内「え~と、メルロ70%、カベルネ•プランが20%、カベルネ•ソーヴィニヨンが10%です。一見フランのニュアンスを強く感じますよね(笑)。」
「小粒のプラム、ベリーがみっちり。」
私「最近のメドックのワインは温暖化の影響もあり、メルロがプルーンのようになってますよね(笑)。」
「店長!コレ黒くなってないですね(笑)。赤さが
はっきりある(笑)。」
「タンニンの量が半端ないですね。しかも強い(笑)。ちょっと辛い程。」
家内「ベルジュラックのワインに似てますよね。私ベルジュラックのワインの墨汁のような質感好きなんですよ(笑)。」
私「ベルジュラックの古典的なワインって、無愛想で開くまでとても時間がかかります(笑)。これはそこまで無愛想ではないかな(笑)。
」
「店長!このワインのタンニンの強さは木樽の影響ですか?」
私「実はこのワイン、木樽熟成していません。アンフォラと粘土製のタンクで熟成した後アッサンブラージュして瓶詰めリリース。」
「2017年とは思えない!古さは全然感じない。」
「まだまだ先がありそうですよね(笑)。10年くらい経ってからまた飲みたい(笑)。」
私「バックラベルにもリリースしてから10年くらいセラーに寝かせても良し。って書いてますね(笑)。さすが!」
家内「このワインはいわゆるヴァン•ナチュール。出荷直前にちょっとだけSO2を添加します。30mg/L以下かと思います。葡萄本来の力で成り立っています。」
私「木樽を使うとSO2の量が増えますから、それを避けるためにアンフォラ等を使用して熟成させます。SO2添加も空気の透過性が高いアンフォラ熟成した部分のワインだけのようです。細心です(笑)。」
「ラベルの絵マンマ(笑)。葡萄の力なんだな(笑)。筋トレしてるし(笑)。」
「今飲むとちょっと過剰な感じもするけど(笑)、圧倒的ではある。ワインの力 生命力は
並外れていますね(笑)。」
「何よりもユニーク。でもボルドーワインなんだよね(笑)。」
家内「実は開けてから3∼4日経ってから飲むと美味しさが増します(笑)。個人的にグッと来ちゃいます(笑)。」
●『ブルーマ·ダウトゥンノ』 2013年 カシーナ·イ ·カルピーニ コッリ·トルトネージ·バルベラ·スペリオーレD.O.C. 750ml 4431円税込み
「バルベラにしては高級な値段ですね(笑)。」
「これ私の大好きなカルピーニの最上級品ですよね(笑)。期待してたんですよ(笑)。」
「『ブルーマ·ダウトゥンノ』ってどういう意味ですか?」
家内「『秋の霧』という意味とか。畑は1926年に植えられたバルベラ。それの一番良いものだけで作ったのがこのキュヴェです。」
私「樽熟成3年後瓶熟成6年してからリリース。コストがかかったバルベラでございます(笑)。まっ、まっ、どうぞお試しを!」
「おっ、何か重そうな香り…、ローズマリー…、ミント…、詰まってる(笑)。」
「おー!ピノ・ノワールみたい(笑)。それも凄く高いワイン(笑)。」
「グラン•クリュ(笑)!」
「スモモ、桃、薔薇、中にチェリー…。液体の旨味…。言葉を失う。」
「折り重なる。複雑だし…、深いし…。」
「旨いなぁ。コレだけでイイ(笑)。」
「ジビエに合わせたいよね(笑)。」
「古樹の良さだな(笑)。旨味がたっぷり。」
家内「バルベラらしくはないので言葉が出ません(笑)。」
「バルベラってこんな風になるのですね。小粒の赤いベリーの果実感ではない(笑)。驚いたな(笑)。」
私「バローロで有名なモンテッツェモロのバルベラ•スペリオーレがピノ・ノワール的なバルベラを作った嚆矢。それ以来ピノ・ノワール的なバルベラをずっーと探していました(笑)。」
「何故バルベラがピノ・ノワール的になるのですか?」
私「フレンチオーク材の樽との相性がバルベラは良いみたいです。ただし、バルベラですからネッビオーロみたいな長くて強い生命力が無いのも事実。香りが落ちるのが早いのが欠点でもあります。」
「なるほど。でもコレ飲んじゃうと欠点はどうでもイイ(笑)。実に美味しい!」
「高級なレストランで飲んでみたいなぁ(笑)。」
試飲会の初日金曜日のトップセラーとなりました。
ただ、翌日になると開けたての香りが大人しくなる。そこで、土曜日のスタートとともに新しくもう1本抜栓!太っ腹(笑)!
「開けたての香りは驚き!ほんとピノ・ノワールの極上品のよう(笑)。」
「う~ん。バルベラは変化が早いってことなんだ。でも3年樽熟成してから瓶熟成が6年って並ではないですよ。開けたてはとてもフレッシュ
で古さを感じないし、昨日開けたワインだって古くは感じない(笑)。」
家内「繊細って言った方が良いのかしら(笑)。」
「コルクはDIAM10ですな。と言うことは…」
私「コルクの打栓はおそらく2017年だと思いますから、2027年頃までは楽しめるかな。まあ、ここ2∼3年は全然大丈夫かな。」
「店長!比べてみると私は昨日開けた方が好きですね(笑)。旨味がダイレクトに楽しめます。」
今日は有資格者やプロの方がお見えになりましたからティスティングテストを敢行(笑)。
私「今日の二番目の白 ペコリーノのアルコール分はいかほどでしょうか?」
プロAさん「14%」
有資格者Bさん「14%」
有資格者Cさん「14%くらいかな。」
私「ピンポン!ピンポン!大正解でございます(笑)。」
それでは3番目の赤モナストレルは?
プロAさん「13.5%」
有資格者Bさん「13.8%(笑)」
有資格者Cさん「モナストレルだから14%くらいかな。」
私「皆さん素晴らしい!正解は14%です(笑)。思ったより低く感じますよね(笑)。
さて、4番目のボルドーはいかほどでしょう?
プロAさん「13.5%」
有資格者Bさん「13%」
有資格者Cさん「13∼13.5%くらいかな。」
私「正解は13.5%です。モナストレルよりアルコール感が低く感じますよね。」
私「さて、それでは最後のバルベラは?」
プロAさん「13%くらいかな。」
有資格者Bさん「13.5%」
有資格者Cさん「14%くらいかな。」
私「13%だと思いました。でも総体アルコールでなんと15.5%!ひっくり返りそうになりました(笑)。」
一同「え~!こんなに高いとは!絶句です(笑)。」
私「旨味が全てをマスキングしてるのですね(笑)。あと溶け込みが良い。高次元なのです(笑)。」
土曜日は昨日のバルベラと当日開けたバルベラの二本立てとなりましたが、最後の最後位になるとじゃぶじゃぶ注いだ影響でワインのバランスが崩れ本来の味わいが伝わらず申し訳ございませんでした。
ご来店ありがとうございました!
桝久商店 岡本利秋•昭子
「あ~、おサイケ(笑)。可愛いラベル(笑)。」
私「でしょ(笑)。まっ、まっ、どうぞお試しを!」
「おー!高そうな香りですね(笑)。」
「昔飲んだ格付けシャトーの香り(笑)。高級(笑)。」
「マスキューさん、このワインはボルドーの何処らへんですか?メドックではないですよね。」
家内「サント・フォワ・コート・ド・ボルドーA.C.はボルドー最北東部 ほとんどベルジュラックの入り口です。」
「このタンニン 凝縮感 サンテミリオンよりもっとタイトな感じ(笑)。」
「うんうん。涼しげでもあるよね(笑)。」
「葡萄が丸かじりしたような果実感。それでいてタンニンが強くて大量(笑)。」
「畑の中で葡萄をかじってるみたい(笑)。土臭いし(笑)。目を瞑ると畑にいるみたい(笑)。」
「メドックとは違うし…」
私「さすが!皆さんボルドーを良く飲んでらっしゃる(笑)。」
「古いだけですよ(笑)。最近はもう手が出ない(笑)。1級シャトーなんて十万円くらいしますもんね(笑)。とても、とても(笑)。」
「セパージュは何ですか?」
家内「え~と、メルロ70%、カベルネ•プランが20%、カベルネ•ソーヴィニヨンが10%です。一見フランのニュアンスを強く感じますよね(笑)。」
「小粒のプラム、ベリーがみっちり。」
私「最近のメドックのワインは温暖化の影響もあり、メルロがプルーンのようになってますよね(笑)。」
「店長!コレ黒くなってないですね(笑)。赤さが
はっきりある(笑)。」
「タンニンの量が半端ないですね。しかも強い(笑)。ちょっと辛い程。」
家内「ベルジュラックのワインに似てますよね。私ベルジュラックのワインの墨汁のような質感好きなんですよ(笑)。」
私「ベルジュラックの古典的なワインって、無愛想で開くまでとても時間がかかります(笑)。これはそこまで無愛想ではないかな(笑)。
」
「店長!このワインのタンニンの強さは木樽の影響ですか?」
私「実はこのワイン、木樽熟成していません。アンフォラと粘土製のタンクで熟成した後アッサンブラージュして瓶詰めリリース。」
「2017年とは思えない!古さは全然感じない。」
「まだまだ先がありそうですよね(笑)。10年くらい経ってからまた飲みたい(笑)。」
私「バックラベルにもリリースしてから10年くらいセラーに寝かせても良し。って書いてますね(笑)。さすが!」
家内「このワインはいわゆるヴァン•ナチュール。出荷直前にちょっとだけSO2を添加します。30mg/L以下かと思います。葡萄本来の力で成り立っています。」
私「木樽を使うとSO2の量が増えますから、それを避けるためにアンフォラ等を使用して熟成させます。SO2添加も空気の透過性が高いアンフォラ熟成した部分のワインだけのようです。細心です(笑)。」
「ラベルの絵マンマ(笑)。葡萄の力なんだな(笑)。筋トレしてるし(笑)。」
「今飲むとちょっと過剰な感じもするけど(笑)、圧倒的ではある。ワインの力 生命力は
並外れていますね(笑)。」
「何よりもユニーク。でもボルドーワインなんだよね(笑)。」
家内「実は開けてから3∼4日経ってから飲むと美味しさが増します(笑)。個人的にグッと来ちゃいます(笑)。」
●『ブルーマ·ダウトゥンノ』 2013年 カシーナ·イ ·カルピーニ コッリ·トルトネージ·バルベラ·スペリオーレD.O.C. 750ml 4431円税込み
「バルベラにしては高級な値段ですね(笑)。」
「これ私の大好きなカルピーニの最上級品ですよね(笑)。期待してたんですよ(笑)。」
「『ブルーマ·ダウトゥンノ』ってどういう意味ですか?」
家内「『秋の霧』という意味とか。畑は1926年に植えられたバルベラ。それの一番良いものだけで作ったのがこのキュヴェです。」
私「樽熟成3年後瓶熟成6年してからリリース。コストがかかったバルベラでございます(笑)。まっ、まっ、どうぞお試しを!」
「おっ、何か重そうな香り…、ローズマリー…、ミント…、詰まってる(笑)。」
「おー!ピノ・ノワールみたい(笑)。それも凄く高いワイン(笑)。」
「グラン•クリュ(笑)!」
「スモモ、桃、薔薇、中にチェリー…。液体の旨味…。言葉を失う。」
「折り重なる。複雑だし…、深いし…。」
「旨いなぁ。コレだけでイイ(笑)。」
「ジビエに合わせたいよね(笑)。」
「古樹の良さだな(笑)。旨味がたっぷり。」
家内「バルベラらしくはないので言葉が出ません(笑)。」
「バルベラってこんな風になるのですね。小粒の赤いベリーの果実感ではない(笑)。驚いたな(笑)。」
私「バローロで有名なモンテッツェモロのバルベラ•スペリオーレがピノ・ノワール的なバルベラを作った嚆矢。それ以来ピノ・ノワール的なバルベラをずっーと探していました(笑)。」
「何故バルベラがピノ・ノワール的になるのですか?」
私「フレンチオーク材の樽との相性がバルベラは良いみたいです。ただし、バルベラですからネッビオーロみたいな長くて強い生命力が無いのも事実。香りが落ちるのが早いのが欠点でもあります。」
「なるほど。でもコレ飲んじゃうと欠点はどうでもイイ(笑)。実に美味しい!」
「高級なレストランで飲んでみたいなぁ(笑)。」
試飲会の初日金曜日のトップセラーとなりました。
ただ、翌日になると開けたての香りが大人しくなる。そこで、土曜日のスタートとともに新しくもう1本抜栓!太っ腹(笑)!
「開けたての香りは驚き!ほんとピノ・ノワールの極上品のよう(笑)。」
「う~ん。バルベラは変化が早いってことなんだ。でも3年樽熟成してから瓶熟成が6年って並ではないですよ。開けたてはとてもフレッシュ
で古さを感じないし、昨日開けたワインだって古くは感じない(笑)。」
家内「繊細って言った方が良いのかしら(笑)。」
「コルクはDIAM10ですな。と言うことは…」
私「コルクの打栓はおそらく2017年だと思いますから、2027年頃までは楽しめるかな。まあ、ここ2∼3年は全然大丈夫かな。」
「店長!比べてみると私は昨日開けた方が好きですね(笑)。旨味がダイレクトに楽しめます。」
今日は有資格者やプロの方がお見えになりましたからティスティングテストを敢行(笑)。
私「今日の二番目の白 ペコリーノのアルコール分はいかほどでしょうか?」
プロAさん「14%」
有資格者Bさん「14%」
有資格者Cさん「14%くらいかな。」
私「ピンポン!ピンポン!大正解でございます(笑)。」
それでは3番目の赤モナストレルは?
プロAさん「13.5%」
有資格者Bさん「13.8%(笑)」
有資格者Cさん「モナストレルだから14%くらいかな。」
私「皆さん素晴らしい!正解は14%です(笑)。思ったより低く感じますよね(笑)。
さて、4番目のボルドーはいかほどでしょう?
プロAさん「13.5%」
有資格者Bさん「13%」
有資格者Cさん「13∼13.5%くらいかな。」
私「正解は13.5%です。モナストレルよりアルコール感が低く感じますよね。」
私「さて、それでは最後のバルベラは?」
プロAさん「13%くらいかな。」
有資格者Bさん「13.5%」
有資格者Cさん「14%くらいかな。」
私「13%だと思いました。でも総体アルコールでなんと15.5%!ひっくり返りそうになりました(笑)。」
一同「え~!こんなに高いとは!絶句です(笑)。」
私「旨味が全てをマスキングしてるのですね(笑)。あと溶け込みが良い。高次元なのです(笑)。」
土曜日は昨日のバルベラと当日開けたバルベラの二本立てとなりましたが、最後の最後位になるとじゃぶじゃぶ注いだ影響でワインのバランスが崩れ本来の味わいが伝わらず申し訳ございませんでした。
ご来店ありがとうございました!
桝久商店 岡本利秋•昭子
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桝久 試飲会リポート前半
Oct 28, 2024 by weblogland |昨日、一昨日とご来店ありがとうございました!
長い夏から開放され、一気に赤ワインが美味しくなってきました(笑)。
まずは掟破りの超速ヌーヴォーです(笑)。
●ピノ・ノワール ヌーヴォー 2024年 アルマ・セルシウス 南フランス 赤 750ml 2000円税込み
「マスキューさん、このヌーヴォー早くないですか?」
「ボジョレー•ヌーヴォーは11月の後半ですよね。」
「あっ、でもニュースでボジョレー•ヌーヴォーの第一陣が成田に到着して通関作業が始まったって言ってたな。でもコレはもう飲める(笑)。」
「去年もこのヌーヴォー扱ってましたよね。ラングドックでしたっけ?」
私「解禁日も無く、収穫の早いラングドックのヌーヴォーです。去年は船便でしたので11月半ばに販売していましたが、今年は航空便となりましたので今日お披露目出来ました(笑)。」
「マスキューさん!ブログで試飲会に間に合うかどうかヤキモキしてたヤツですよね(笑)。」
私「えへへ(笑)。聞いてくださいよ、実はお昼すぎに箱に新酒と書いたワインが来たので『間に合った!』と安堵したのですが、よく見るとコレではなくイタリアのノヴェッロ2024年でした
(大爆笑)。ひっくり返りそうになりました(笑)。」
「そういえばノヴェッロは10月末でしたっけ(笑)?」
家内「その後3時頃にこれが到着(笑)。ギリギリ間に合いましたぁ(笑)。」
私「そんなこんなでございます(笑)。まっ、まっ、お試しを!」
「おっ!ヌーヴォー味(笑)。乳酸っぽい(笑)。フレッシュだよね。」
「軽くて飲みやすい(笑)。」
「ジャムっぽい(笑)。」
「う~ん、そうだ!コレはジャムっぽい香り(笑)。完熟した感じだよね。」
「マスキューさん、まるっきりボジョレー•ヌーヴォーみたいですね(笑)。品種は同じではないですよね。コレはピノ・ノワールでボジョレーはガメイでしたよね。」
家内「はい。ガメイはピノ・ノワールの親なので基本似てます(笑)。あとボジョレー•ヌーヴォーと同じような醸造法で作りますのでさらに似ます(笑)。」
私「タンクを密閉状態にして発酵すると、ノヴェッロでもボジョレーっぽくなります。バナナやキャンディの香りがします。」
「ヌーヴォーって酸っぱいですよね?だからあまり好きじゃないんだけど、コレは酸っぱさも程好い(笑)。」
家内「アルコール発酵の後にリンゴ酸を減らす乳酸発酵が起きますが、それを待たずに瓶詰めしますのでリンゴ酸が通常より残ります。そのため酸っぱくなりがちです。」
「美味しいヌーヴォーが酸っぱくないのは?」
家内「旨味の酸がちゃんと残っているからです(笑)。チョイスの基準にもなります(笑)。」
「あと、雨が多い年は酸っぱくなるよね(笑)。葡萄が水吸っちゃうからなぁ。」
私「このワインはあまりイレギュラーなストレスは感じません。まあ、凄く良いとは言いませんが(笑)。程良く軽く、程良く飲みやすい。」
「程良くかぁ(笑)。マスキューさんの言わんとすること、なんか解るなぁ(笑)。」
「凄くは美味くない(大爆笑)。」
家内「今年の夏は雨が降ったようでしたのでちょっと心配でしたが、まあまあ、そこそこの出来上がり。生産者の腐心•尽力を感じます。」
「酸っぱさ加減がキーワード?」
私「あとアルコール分の高さ。折り合い。何が味わいの中で出っ張っているかがポイントです
(笑)。」
家内「ちょっとアルコール分が高いような気がしますが、範疇内かな(笑)。飲んでみてアルコール分が13.5%あるとは思えない。13%くらいの印象ですよね。」
「なるほど!その0.5%が大事なんですね(笑)。0.5%が!(笑)。」
家内「えへへ(笑)。」
○ぺコリーノ 2023年 バローネ・コルナッキア イタリア アプルッツォ 白 コントログエッラD.O.C. 750ml 2168円税込み
「マスキューさん!この黄色のラベルのイタリア•ワイン沢山扱ってますよね(笑)。」
「コルナッキアかぁ。どれ飲んでも美味しいんだよね(笑)。」
「そうそう、特にロゼがお気に入り(笑)。赤も美味しいよ(笑)。モンテプルチアーノ•ダブルッツォがメインですよね(笑)。」
「私は白のパッセリーナ(笑)!湘南ゴールドのマーマレードに合わせると昇天しそうになる(笑)。」
「ペコリーノって聞いたことない品種です。『
ペコリーノ』って聞くとチーズかと思いましたよ(笑)。」
私「コルナッキアのワインはマスキューの大定番です(笑)。このペコリーノは親戚から譲られたコントログェッラの丘の上のとても日当たりの良い畑で作られています。パッセリーナ同様の自場品種です。品質がどんどん良くなり、今回は2023年ヴィンテージに変わり飲んでみると素晴らしい出来栄えなので、試飲会登場となりました(笑)。」
家内「パッセリーナと共通した意識を感じます(笑)!」
「あ~!凄い…、口の中に入れると何処までも広がっていく(笑)。」
「余韻も長くて巨大(笑)。たしかにパッセリーナとも似ている(笑)。奥さんの言うことが良く解りますよ(笑)!」
私「桃とか梨みたいなはっきり判る果実味ではありませんが、全てを支配するような圧倒的な広がりには驚かされました(笑)。」
「う~ん、柑橘類…レモン•ライム…、あと植物…、青い草…、日当たりの良い草原の青い草だな。」
「塩味…、ちょっと塩辛さもある(笑)。コレ、食べ物に合わせやすそうね(笑)。」
私「何回かペコリーノを飲みましたが、基本小麦に合う葡萄品種だと思います。その中でもコレが一番強烈です(笑)。」
「そうするとパスタは鉄板(笑)?そうだ!ペペロンチーノ!絶対に合う。辛い唐辛子には最適ですよ(笑)。」
「オリーブオイル!合間にこのワインを飲むと全てをリセットしながら、引き立てる(笑)!」
「もちろんレモンもたっぷり(笑)。沢山食べるイタリアンにぴったり(笑)。」
「僕の小さい胃袋では対応出来ないかも(笑)?」
「良いワインですよね(笑)。これって添加物も少ないのですか?とても自然たっぷりで遮るものを感じませんけど…。」
私「仰る通りでございます。今流行りのC.M.C.やビタミンCは入れていません。」
「C.M.C.は主に樹液からとったセルロースです。ゴムの木などの樹液です。ガムのような吸着剤です。これを入れると清澄や濾過の手間が省けます。ただし強力なのでワインの広がりを阻害します。」
「なるほど広がりを阻害するのか…。解るなぁ(笑)。」
私「ワインが口中で広がる過程で壁に当たるように感じます。いきなり広がりが止まるように感じます。」
「ビタミンCって一般の食品添加物ですよね?」
家内「酸の足りないワインを補助するために使われます。ですから加えるとバランスが悪い。変な苦味や不自然さを感じます。」
「美味しいワイン 良いワインって余計なものを入れたり、余計なことをしたりしなくても良いんだよね(笑)。」
「マスキューさん、最後にSO2…、亜硫酸塩て裏ラベルに書いてますが?」
「酸化防止剤ですよね?」
私「一般に入れますし、入れなくても発生します(笑)。ただし、量は少ないほうが宜しいかと(笑)。」
「量の問題なんですか?」
私「はい。多すぎると味わいを損ないます。」
「どれくらい?」
私「海外だと400mg/Lくらいです。日本だと350mg/Lが上限ですか。」
家内「甘いソーテルヌなんか多く添加しますね。かつてシャトーイケムが400mg/Lを超えて輸入できなくなり大揉めしたことがありましたね(笑)。」
「マスキューさんはどのくらいのワインなら許容しますか?」
私「スティルスワインなら60mg/L以下を選ぶようにしています。」
「調べるんですか?」
私「たまに調べますが、ティスティングすれば10mg/Lくらいの誤差で解りますよ(笑)。」
●モナストレル•バリーカ コンセンティード 2021年 ラ・プリッシマ協同組合 スペイン 赤 イエクラD.O. 750ml 1697円税込み
「おっ、スペインのモナストレル(笑)。沢山飲んだなぁ(笑)。」
「マスキューさんも沢山扱ってましたよね(笑)。え~と、ヘクラとかドミニオだっけ。コスパが良くて重宝しましたね(笑)。」
私「えへへ(笑)。まっ、まっ、どうぞお試しを!」
「あれ?これホントにスペイン…、しかもモナストレル?」
「凄く飲みやすい(笑)!かと言って薄くないし…
、強くてしっかりしてる(笑)。」
「まず旨味がどーんと来る(笑)。それも濁りがない。高級そうだし…、でも安い。安すぎるくらいのワインですよ(笑)!」
「マスキューさん!変わった良いワインを見つけましたね(笑)。知らないで飲んだらスペイン…、しかもイエクラのモナストレルとは思わないですよ(笑)。」
私「ブラインド•ティスティングやったら絶対に外しますね(笑)。初めて飲んだ時、思わず絶句しました(笑)。」
家内「開けてから3日目位になると、ドーンとパワー全開になります(笑)。押さえが利かないほど(笑)。」
「斬新ですよね(笑)。重くて渋いタンニンを想像してましたが(笑)、全然違う。雑味もないし…
。」
家内「新樽で4ヶ月熟成することで、樽の影響をあまり感じない仕上がり、ちょっとチョコのニュアンスがありますが隠し味程度(笑)。センスの良さを感じます。」
私「徹底した撰果のあと除梗して低温で発酵、2週間くらいの醸しのあとほとんどプレスをかけない程の搾汁。そんな感じですよね(笑)。」
「色も光を通さないくらい濃くはない(笑)。なるほど(笑)!」
「あの辺のモナストレルって濃い割に安いワインという印象だったけど(笑)、コレはその殻を破ってますね(笑)。高級なのに割安(笑)。それもかなり割安(笑)。」
家内「モナストレルらしいオレンジっぽさもある。プラムやベリーの果実の中にオレンジっぽさがちゃんとあります。そしてそれを無理に作ってない感に好感が持てます(笑)。」
「マスキューさんがよく言う『アバンギャルドなワイン』かな(笑)。突飛な味わいではないですよね(笑)。良いワインって思わせる(笑)。ただイエクラらしくはない(笑)。」
「優しい舌触り、濃密な味わい、広がり、奥行き、余韻、全て満足の行くレベル。今時の2000円以下ではあり得ない(笑)。」
「ヴィンテージは何年ですか?」
家内「2022年です。ですから早飲みのワインではあります。」
「それも凄い(笑)。絶句しますね(笑)。もっと古いヴィンテージかと思いましたよ(笑)。」
私「ある意味ワインは出来上がってますよね。ただ、もっと先があるように飲み手に思わせます(笑)。良い意味でイノヴェーションを感じます(笑)。」
「それも協同組合のワインなのがさらにビックリ(笑)。日本だと革新的なイノヴェーションをリードする協同組合って聞かないですよね(笑)。」
「何かが違う(笑)!」
「協同組合って既得権を守る保守的な団体が多いですよね。皆で新しいことをやる意思に欠けてる(笑)。」
「切実さを克服するには最適の集まりにもなるのですけどね…。日本だと、ただのアピール団体もしくは既得権保護を言うだけの団体になってますもんね。」
長い夏から開放され、一気に赤ワインが美味しくなってきました(笑)。
まずは掟破りの超速ヌーヴォーです(笑)。
●ピノ・ノワール ヌーヴォー 2024年 アルマ・セルシウス 南フランス 赤 750ml 2000円税込み
「マスキューさん、このヌーヴォー早くないですか?」
「ボジョレー•ヌーヴォーは11月の後半ですよね。」
「あっ、でもニュースでボジョレー•ヌーヴォーの第一陣が成田に到着して通関作業が始まったって言ってたな。でもコレはもう飲める(笑)。」
「去年もこのヌーヴォー扱ってましたよね。ラングドックでしたっけ?」
私「解禁日も無く、収穫の早いラングドックのヌーヴォーです。去年は船便でしたので11月半ばに販売していましたが、今年は航空便となりましたので今日お披露目出来ました(笑)。」
「マスキューさん!ブログで試飲会に間に合うかどうかヤキモキしてたヤツですよね(笑)。」
私「えへへ(笑)。聞いてくださいよ、実はお昼すぎに箱に新酒と書いたワインが来たので『間に合った!』と安堵したのですが、よく見るとコレではなくイタリアのノヴェッロ2024年でした
(大爆笑)。ひっくり返りそうになりました(笑)。」
「そういえばノヴェッロは10月末でしたっけ(笑)?」
家内「その後3時頃にこれが到着(笑)。ギリギリ間に合いましたぁ(笑)。」
私「そんなこんなでございます(笑)。まっ、まっ、お試しを!」
「おっ!ヌーヴォー味(笑)。乳酸っぽい(笑)。フレッシュだよね。」
「軽くて飲みやすい(笑)。」
「ジャムっぽい(笑)。」
「う~ん、そうだ!コレはジャムっぽい香り(笑)。完熟した感じだよね。」
「マスキューさん、まるっきりボジョレー•ヌーヴォーみたいですね(笑)。品種は同じではないですよね。コレはピノ・ノワールでボジョレーはガメイでしたよね。」
家内「はい。ガメイはピノ・ノワールの親なので基本似てます(笑)。あとボジョレー•ヌーヴォーと同じような醸造法で作りますのでさらに似ます(笑)。」
私「タンクを密閉状態にして発酵すると、ノヴェッロでもボジョレーっぽくなります。バナナやキャンディの香りがします。」
「ヌーヴォーって酸っぱいですよね?だからあまり好きじゃないんだけど、コレは酸っぱさも程好い(笑)。」
家内「アルコール発酵の後にリンゴ酸を減らす乳酸発酵が起きますが、それを待たずに瓶詰めしますのでリンゴ酸が通常より残ります。そのため酸っぱくなりがちです。」
「美味しいヌーヴォーが酸っぱくないのは?」
家内「旨味の酸がちゃんと残っているからです(笑)。チョイスの基準にもなります(笑)。」
「あと、雨が多い年は酸っぱくなるよね(笑)。葡萄が水吸っちゃうからなぁ。」
私「このワインはあまりイレギュラーなストレスは感じません。まあ、凄く良いとは言いませんが(笑)。程良く軽く、程良く飲みやすい。」
「程良くかぁ(笑)。マスキューさんの言わんとすること、なんか解るなぁ(笑)。」
「凄くは美味くない(大爆笑)。」
家内「今年の夏は雨が降ったようでしたのでちょっと心配でしたが、まあまあ、そこそこの出来上がり。生産者の腐心•尽力を感じます。」
「酸っぱさ加減がキーワード?」
私「あとアルコール分の高さ。折り合い。何が味わいの中で出っ張っているかがポイントです
(笑)。」
家内「ちょっとアルコール分が高いような気がしますが、範疇内かな(笑)。飲んでみてアルコール分が13.5%あるとは思えない。13%くらいの印象ですよね。」
「なるほど!その0.5%が大事なんですね(笑)。0.5%が!(笑)。」
家内「えへへ(笑)。」
○ぺコリーノ 2023年 バローネ・コルナッキア イタリア アプルッツォ 白 コントログエッラD.O.C. 750ml 2168円税込み
「マスキューさん!この黄色のラベルのイタリア•ワイン沢山扱ってますよね(笑)。」
「コルナッキアかぁ。どれ飲んでも美味しいんだよね(笑)。」
「そうそう、特にロゼがお気に入り(笑)。赤も美味しいよ(笑)。モンテプルチアーノ•ダブルッツォがメインですよね(笑)。」
「私は白のパッセリーナ(笑)!湘南ゴールドのマーマレードに合わせると昇天しそうになる(笑)。」
「ペコリーノって聞いたことない品種です。『
ペコリーノ』って聞くとチーズかと思いましたよ(笑)。」
私「コルナッキアのワインはマスキューの大定番です(笑)。このペコリーノは親戚から譲られたコントログェッラの丘の上のとても日当たりの良い畑で作られています。パッセリーナ同様の自場品種です。品質がどんどん良くなり、今回は2023年ヴィンテージに変わり飲んでみると素晴らしい出来栄えなので、試飲会登場となりました(笑)。」
家内「パッセリーナと共通した意識を感じます(笑)!」
「あ~!凄い…、口の中に入れると何処までも広がっていく(笑)。」
「余韻も長くて巨大(笑)。たしかにパッセリーナとも似ている(笑)。奥さんの言うことが良く解りますよ(笑)!」
私「桃とか梨みたいなはっきり判る果実味ではありませんが、全てを支配するような圧倒的な広がりには驚かされました(笑)。」
「う~ん、柑橘類…レモン•ライム…、あと植物…、青い草…、日当たりの良い草原の青い草だな。」
「塩味…、ちょっと塩辛さもある(笑)。コレ、食べ物に合わせやすそうね(笑)。」
私「何回かペコリーノを飲みましたが、基本小麦に合う葡萄品種だと思います。その中でもコレが一番強烈です(笑)。」
「そうするとパスタは鉄板(笑)?そうだ!ペペロンチーノ!絶対に合う。辛い唐辛子には最適ですよ(笑)。」
「オリーブオイル!合間にこのワインを飲むと全てをリセットしながら、引き立てる(笑)!」
「もちろんレモンもたっぷり(笑)。沢山食べるイタリアンにぴったり(笑)。」
「僕の小さい胃袋では対応出来ないかも(笑)?」
「良いワインですよね(笑)。これって添加物も少ないのですか?とても自然たっぷりで遮るものを感じませんけど…。」
私「仰る通りでございます。今流行りのC.M.C.やビタミンCは入れていません。」
「C.M.C.は主に樹液からとったセルロースです。ゴムの木などの樹液です。ガムのような吸着剤です。これを入れると清澄や濾過の手間が省けます。ただし強力なのでワインの広がりを阻害します。」
「なるほど広がりを阻害するのか…。解るなぁ(笑)。」
私「ワインが口中で広がる過程で壁に当たるように感じます。いきなり広がりが止まるように感じます。」
「ビタミンCって一般の食品添加物ですよね?」
家内「酸の足りないワインを補助するために使われます。ですから加えるとバランスが悪い。変な苦味や不自然さを感じます。」
「美味しいワイン 良いワインって余計なものを入れたり、余計なことをしたりしなくても良いんだよね(笑)。」
「マスキューさん、最後にSO2…、亜硫酸塩て裏ラベルに書いてますが?」
「酸化防止剤ですよね?」
私「一般に入れますし、入れなくても発生します(笑)。ただし、量は少ないほうが宜しいかと(笑)。」
「量の問題なんですか?」
私「はい。多すぎると味わいを損ないます。」
「どれくらい?」
私「海外だと400mg/Lくらいです。日本だと350mg/Lが上限ですか。」
家内「甘いソーテルヌなんか多く添加しますね。かつてシャトーイケムが400mg/Lを超えて輸入できなくなり大揉めしたことがありましたね(笑)。」
「マスキューさんはどのくらいのワインなら許容しますか?」
私「スティルスワインなら60mg/L以下を選ぶようにしています。」
「調べるんですか?」
私「たまに調べますが、ティスティングすれば10mg/Lくらいの誤差で解りますよ(笑)。」
●モナストレル•バリーカ コンセンティード 2021年 ラ・プリッシマ協同組合 スペイン 赤 イエクラD.O. 750ml 1697円税込み
「おっ、スペインのモナストレル(笑)。沢山飲んだなぁ(笑)。」
「マスキューさんも沢山扱ってましたよね(笑)。え~と、ヘクラとかドミニオだっけ。コスパが良くて重宝しましたね(笑)。」
私「えへへ(笑)。まっ、まっ、どうぞお試しを!」
「あれ?これホントにスペイン…、しかもモナストレル?」
「凄く飲みやすい(笑)!かと言って薄くないし…
、強くてしっかりしてる(笑)。」
「まず旨味がどーんと来る(笑)。それも濁りがない。高級そうだし…、でも安い。安すぎるくらいのワインですよ(笑)!」
「マスキューさん!変わった良いワインを見つけましたね(笑)。知らないで飲んだらスペイン…、しかもイエクラのモナストレルとは思わないですよ(笑)。」
私「ブラインド•ティスティングやったら絶対に外しますね(笑)。初めて飲んだ時、思わず絶句しました(笑)。」
家内「開けてから3日目位になると、ドーンとパワー全開になります(笑)。押さえが利かないほど(笑)。」
「斬新ですよね(笑)。重くて渋いタンニンを想像してましたが(笑)、全然違う。雑味もないし…
。」
家内「新樽で4ヶ月熟成することで、樽の影響をあまり感じない仕上がり、ちょっとチョコのニュアンスがありますが隠し味程度(笑)。センスの良さを感じます。」
私「徹底した撰果のあと除梗して低温で発酵、2週間くらいの醸しのあとほとんどプレスをかけない程の搾汁。そんな感じですよね(笑)。」
「色も光を通さないくらい濃くはない(笑)。なるほど(笑)!」
「あの辺のモナストレルって濃い割に安いワインという印象だったけど(笑)、コレはその殻を破ってますね(笑)。高級なのに割安(笑)。それもかなり割安(笑)。」
家内「モナストレルらしいオレンジっぽさもある。プラムやベリーの果実の中にオレンジっぽさがちゃんとあります。そしてそれを無理に作ってない感に好感が持てます(笑)。」
「マスキューさんがよく言う『アバンギャルドなワイン』かな(笑)。突飛な味わいではないですよね(笑)。良いワインって思わせる(笑)。ただイエクラらしくはない(笑)。」
「優しい舌触り、濃密な味わい、広がり、奥行き、余韻、全て満足の行くレベル。今時の2000円以下ではあり得ない(笑)。」
「ヴィンテージは何年ですか?」
家内「2022年です。ですから早飲みのワインではあります。」
「それも凄い(笑)。絶句しますね(笑)。もっと古いヴィンテージかと思いましたよ(笑)。」
私「ある意味ワインは出来上がってますよね。ただ、もっと先があるように飲み手に思わせます(笑)。良い意味でイノヴェーションを感じます(笑)。」
「それも協同組合のワインなのがさらにビックリ(笑)。日本だと革新的なイノヴェーションをリードする協同組合って聞かないですよね(笑)。」
「何かが違う(笑)!」
「協同組合って既得権を守る保守的な団体が多いですよね。皆で新しいことをやる意思に欠けてる(笑)。」
「切実さを克服するには最適の集まりにもなるのですけどね…。日本だと、ただのアピール団体もしくは既得権保護を言うだけの団体になってますもんね。」
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ブルゴーニュ ·オート·コート·ド·ボーヌの白を試飲させていただきましたのでその印象を。
Oct 05, 2024 by weblogland |う~ん、
ブルゴーニュ ·オート·コート·ド·ニュイ シャルドネ 2021年ドメーヌ ·ギィ ·シモン ·エ ·フィス フランス ブルゴーニュ 白 750ml 3677円税込み
完売しました!
残念!
実はこの白、マスキューには6本のみの入荷。欲張って予約数を増やせば良かったのですが、へそ曲がりなマスキューはそこまで知恵が回らなかった(笑)。どうせ余るさ!なんてたかを括ったのが間違いでした(笑)。スミマセン。
ですからマスキュー試飲会ではサブリミナルにもなれず、スティルス販売(笑)。とはいえあっという間に発見され、あえなく轟沈完売となりました。ゴメンナサイ!
そうそう、同じヴィンテージのブルゴーニュ ·オート·コート·ド·ボーヌの白を試飲させていただきましたのでその印象を。
とてもパワフル。リンゴ酸の分量に圧倒されました。一体どれほど熟成能力があるのか計り知れません。現時点ではニュイの方がバランスは良いかと。取り敢えず、そんな感じでございました。ご報告申し上げます!
ブルゴーニュ ·オート·コート·ド·ニュイ シャルドネ 2021年ドメーヌ ·ギィ ·シモン ·エ ·フィス フランス ブルゴーニュ 白 750ml 3677円税込み
完売しました!
残念!
実はこの白、マスキューには6本のみの入荷。欲張って予約数を増やせば良かったのですが、へそ曲がりなマスキューはそこまで知恵が回らなかった(笑)。どうせ余るさ!なんてたかを括ったのが間違いでした(笑)。スミマセン。
ですからマスキュー試飲会ではサブリミナルにもなれず、スティルス販売(笑)。とはいえあっという間に発見され、あえなく轟沈完売となりました。ゴメンナサイ!
そうそう、同じヴィンテージのブルゴーニュ ·オート·コート·ド·ボーヌの白を試飲させていただきましたのでその印象を。
とてもパワフル。リンゴ酸の分量に圧倒されました。一体どれほど熟成能力があるのか計り知れません。現時点ではニュイの方がバランスは良いかと。取り敢えず、そんな感じでございました。ご報告申し上げます!
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桝久 試飲会リポート 後半
Oct 01, 2024 by weblogland |○ピクプール・ド・ピネ 2023年 フローレ 南フランス ラングドック ピクプール・ド・ピネA.C. 750ml 2545円税込み
「マスキューさん!赤2本の後に白ですか?」
「それもかなりしっかりした赤の後ですよ(笑)!」
「普通は白3本まとめてから赤ですよね(笑)?」
「意図ありありだな(笑)!」
私「えへへ(笑)。まっ、まっ、お試しを!」
「うわっ!こりゃ凄い(笑)!酸味と厚みが並みじゃないね(笑)。しかも凄くドライ(笑)。」
「厚みに旨味甘みがたっぷりある。キャンディ舐めてるような舌触り(笑)。」
「経験したことのない味だけど、美味しい(笑)!」
「高級なリースリング?」
私「酸のビシッとした硬いやつですね(笑)。」
「ピックプール種?飲んだことない。」
私「ロワールのミュスカデとラングドックのピックプールが牡蠣等のお友達として知られています。」
家内「日本にはあまり輸入されてませんが、その幾つかを飲むとこんなにスパルタンなものではありません。」
「ブログに書いてあったチクチク刺すような酸の意味が解りましたよ(笑)。」
「でもこのピックプールはどう考えてもミュスカデよりパワフルですよ(笑)。」
「ミュスカデやグロ·プランみたいにエビのフリッターに合わせるにはもったいない(笑)。もっと高級で濃厚な魚介類に合わせるべき(笑)。」
私「最近注目されているミュスカデの中心部のAOCサン·フィラクルと比べるべきかな?」
「また変わったワインを見つけましたね(笑)。」
「かと言ってアルバリーニョとも違うんだよね
。アルバリーニョってふっくらした爽やかさだもんね。」
「また、新しい扉が開いたかな(笑)?経験値が上がった(笑)。」
「うんうん。白い花の香りがして爽やか(笑)。ミネラリーだし、しっかり辛口。」
「塩辛さもあるし、ミネラリー…、砕石や鉱物のミネラリーじゃなくて…、ヨード…、海藻っぽいかな(笑)?」
私「海を連想しますよね(笑)。」
「あと、香りの出方…、ラダチーニはふわんとフローラルなんだけど、これはワインの中からズバンと出てくる(笑)。」
家内「ブルゴーニュのシャルドネの香りの出方に似てますよね(笑)。土壌はあの辺りでは珍しい石灰質のようです。そうそう!キンメリッジアンに合う…、キンメリッジアンを好むシャルドネと共通の性向かな(笑)?」
「店長!これ大好きですよ(笑)!たまらん(笑)!」
「何に合わせます?」
私「1kgはゆうにある岩牡蠣(笑)!1個をこのワインで存分に堪能する(笑)!」
「お刺身に合うかな?白身の刺し身に塩を振って柚子を絞りかける(笑)!」
私「柚子胡椒も行けそう(笑)。」
「あのチューブに入ったヤツですね(笑)。」
「オーソドックスに白子をバターで焼いたもの!」
「アサリの白ワイン煮!」
「ボンゴレ!」
「えっ、え~い!アサリバター!」
「なるほど!このワインはクリーミーなところがあるから鉄板だよ(笑)!。」
家内「閃いた!チーズフォンデュ!それもチーズを何種類も入れたもの(笑)。どんなチーズが合うか?妄想が止まらない(笑)!」
どうやら皆さんこのワインを飲んで涎が止まらなくなったようです(笑)。
○ティモラッソ 2021年 カッシーナ・イ・カルピーニ イタリア ピエモンテ 白 コッリ・トルトネージ・ティモラッソD.O.C.750ml
2828円税込み
「う~ん、このワインもただ者ではない(笑)!」
「今日の白はどれもスタイルが大違い(笑)。」
私「ちなみにラダチーニは15℃以下、ピックプールは15℃くらい、ティモラッソは20℃以下を目標供出温度としました。ワインそれぞれのスタイルが違いますので同じ温度で出せませんでした(笑)。」
「このワイン、以前試飲会で出しましたよね?」
家内「はい!以前2020年ヴィンテージでお出ししました(笑)。今回の2021年ヴィンテージと比べると面白いかと(笑)。私の大好きなワインでして…(笑)。」
私「たしか2022年の4月のマスキュー試飲会でお出ししました。作柄の違いがとても興味深かったので(笑)、今回再登場となりました。」
「う~ん、独特な香り。しかもそれがみっちり入っている(笑)。この香りなんと言えばよいのかな(笑)?」
私「そーなんです(笑)。とても特徴的な香りがします。2020年ヴィンテージはこんなに個性的ではなかったかと(笑)。」
「好みが別れるかも…。マスキューさんらしいチョイスですな(笑)。」
家内「特徴的ではあるけど…、ウォッシュチーズの皮のような香り(笑)。」
私「たまにこの香りがするワインはあります。試飲会ではやりませんでしたが、ポーランドのアドリア·ヴィンヤードのリースリングはこの香りが強かったように記憶しております。あとピエモンテのペラベルガかな。山のワインっぽい香り(笑)?」
「桃なんかのふっくらした果実味…、スパイシーですよね(笑)。」
恐らくティモラッソを一番飲んでおられるAさん
「う~ん、たしかにティモラッソ。2020年は完全に出来上がっていたけど、2021年はまだ時間がかかりそう。一つ一つの特徴が2021年の方が強くて明瞭ですよね(笑)。大柄のように感じます(笑)。」
「あと、アンズ…、プラムのようなアクセント。
複雑ですね(笑)。」
私「赤い果実の香りがすると言うことは、完全な白葡萄ではなく果皮に若干の色がついているかも知れませんね。」
家内「ティモラッソは地元では『白い宝石』と呼ばれ大事にされているようです。DOCの規定でもティモラッソだけは最低アルコール分が少し高く規定されています。」
「それってどういうことなんですか?」
私「多分、ちゃんと手をかけないと葡萄が沢山なるか、一房が大きく成りすぎるか、そんな品種特性があるような気がします。コルテーゼやガルガネガのように…。」
家内「ガヴィなんかでも房の下1/3を切り落としたりして凝縮感を増すようにしたりしています(笑)。」
「1/3も切ってしまうのですかぁ!」
私「葡萄の房が巨大なもので…(笑)。」
「日本のマスカットみたいですね(笑)。食用には良いけど、ワイン用の葡萄は小さいもんね(笑)。」
「マスキューさん!このワインはとてもミネラリーですよね(笑)。でもピックプールのミネラルとはちょっと違いますよね(笑)。」
家内「やはりそう思われますか(笑)。共に石っぽくは無いですし、ヨードっぽさもあるのですが、ピックプールは海 ティモラッソは山のワインとでも…。」
「うんうん。ティモラッソ飲みながらキノコのクリーム·シチューなんか良く合いそう(笑)。」
「栗!きっと合うはず(笑)。直感的にティモラッソは山の幸に合うような気がしますよね(笑)。」
家内「山羊や羊のウォッシュ·タイプのチーズには良く合いそう(笑)。」
私「ピエモンテって何でもウォッシュにしちゃうし(笑)。」
大盛りあがりのピックプールとティモラッソでした(笑)。
●ブルゴーニュ ·オート·コート·ド·ニュイ ピノ ·ノワール フュ·ド·シェーヌ 2021年 ドメーヌ·ギイ·シモン 750ml 3,677 円税込み
「マスキューさん!強力な白ワイン2本の後に『おじさんのピノ・ノワール』とは!大丈夫かな(笑)?」
私「えへへ(笑)。まっ、まっ、お試しを!」
「あ~、滑らか!しかも強い(笑)。あの強力な白の後でも全然大丈夫(笑)!」
私「でしょ(笑)。」
「涼しいと赤ワインが美味しい。特に今の時期のピノ・ノワールは最高(笑)!」
私「秋口のピノ・ノワールって美味しいですよね(笑)。」
「そうそう(笑)。。もっと寒くなるとこってりした赤を飲みたくなるけどね(笑)」
「癖がないし、かと言ってしっかりピノ・ノワールしてる(笑)。誰が飲んでもブルゴーニュのピノ・ノワールって思うような味わい(笑)。」
「このワイン、コース料理でもコレ1本で通せるね(笑)。」
私「開けたてはちょっと若くパワフルでしたが、翌日になるとしっとりと落ち着いてきました。」
「酸もしっかりあるし、タンニンも厚みがある。そして綺麗だよね(笑)。オート·コートだとちょっと酸っぱさが出るけど、これは気にならない。」
「うんうん。雑味が無いし、ピノ・ノワールらしい気品があるよね(笑)。」
家内「あと樽の影響を感じませんよね(笑)。古樽ではありますがしっかり樽熟成しています。ワイン自体のタンニン·果実味が樽香を凌いでいますし、ワインを複雑にしています。」
「いつもの『おじさんのピノ・ノワール』よりワン·ランク上に感じます(笑)。作柄が良かった?」
家内「天候不良により収穫量が少ない生産者にとって最悪のヴィンテージが2021年です。」
私「春に遅霜、7月には雹、散々の年。特にブルゴーニュでは収穫量が半減もしくは収穫しなかった生産者もいるほどでした。1991年以来の悲惨な年でした。でもですね(笑)、少ないながらも出来上がったワインは素晴らしいものとなりました。この点も1991年と共通かと。」
「なるほどね(笑)!高くなるのも仕方ないのかな?」
私「『おじさんのピノ・ノワール』はかつては2000円くらいで販売してました。マスキュー扱いのブルゴーニュとしてはもっともコスパが良いワイン。ただ今では3000円代後半となってしまいましたが、それでも相対的にはお買い得。
ちょっと複雑な気持ちでございます。」
「このワイン、ちょっと乳臭さがあるから、仔牛に合いそうですよね。う~ん、『ペック』の仔牛のカツレツ!」
私「『ペック』?」
「高島屋に入ってるイタリア食品店なんだけど、そこのミラノ風カツレツ!に絶対合う!衣にチーズが入っていて美味しいですよ(笑)。」
私「なるほど!今度行って来ます(笑)。」
食通のTさんご夫妻にまた教えていただきました(笑)。このご夫妻達人なんですよね(笑)。
ありがとうございました!
桝久商店 岡本利秋·昭子
「マスキューさん!赤2本の後に白ですか?」
「それもかなりしっかりした赤の後ですよ(笑)!」
「普通は白3本まとめてから赤ですよね(笑)?」
「意図ありありだな(笑)!」
私「えへへ(笑)。まっ、まっ、お試しを!」
「うわっ!こりゃ凄い(笑)!酸味と厚みが並みじゃないね(笑)。しかも凄くドライ(笑)。」
「厚みに旨味甘みがたっぷりある。キャンディ舐めてるような舌触り(笑)。」
「経験したことのない味だけど、美味しい(笑)!」
「高級なリースリング?」
私「酸のビシッとした硬いやつですね(笑)。」
「ピックプール種?飲んだことない。」
私「ロワールのミュスカデとラングドックのピックプールが牡蠣等のお友達として知られています。」
家内「日本にはあまり輸入されてませんが、その幾つかを飲むとこんなにスパルタンなものではありません。」
「ブログに書いてあったチクチク刺すような酸の意味が解りましたよ(笑)。」
「でもこのピックプールはどう考えてもミュスカデよりパワフルですよ(笑)。」
「ミュスカデやグロ·プランみたいにエビのフリッターに合わせるにはもったいない(笑)。もっと高級で濃厚な魚介類に合わせるべき(笑)。」
私「最近注目されているミュスカデの中心部のAOCサン·フィラクルと比べるべきかな?」
「また変わったワインを見つけましたね(笑)。」
「かと言ってアルバリーニョとも違うんだよね
。アルバリーニョってふっくらした爽やかさだもんね。」
「また、新しい扉が開いたかな(笑)?経験値が上がった(笑)。」
「うんうん。白い花の香りがして爽やか(笑)。ミネラリーだし、しっかり辛口。」
「塩辛さもあるし、ミネラリー…、砕石や鉱物のミネラリーじゃなくて…、ヨード…、海藻っぽいかな(笑)?」
私「海を連想しますよね(笑)。」
「あと、香りの出方…、ラダチーニはふわんとフローラルなんだけど、これはワインの中からズバンと出てくる(笑)。」
家内「ブルゴーニュのシャルドネの香りの出方に似てますよね(笑)。土壌はあの辺りでは珍しい石灰質のようです。そうそう!キンメリッジアンに合う…、キンメリッジアンを好むシャルドネと共通の性向かな(笑)?」
「店長!これ大好きですよ(笑)!たまらん(笑)!」
「何に合わせます?」
私「1kgはゆうにある岩牡蠣(笑)!1個をこのワインで存分に堪能する(笑)!」
「お刺身に合うかな?白身の刺し身に塩を振って柚子を絞りかける(笑)!」
私「柚子胡椒も行けそう(笑)。」
「あのチューブに入ったヤツですね(笑)。」
「オーソドックスに白子をバターで焼いたもの!」
「アサリの白ワイン煮!」
「ボンゴレ!」
「えっ、え~い!アサリバター!」
「なるほど!このワインはクリーミーなところがあるから鉄板だよ(笑)!。」
家内「閃いた!チーズフォンデュ!それもチーズを何種類も入れたもの(笑)。どんなチーズが合うか?妄想が止まらない(笑)!」
どうやら皆さんこのワインを飲んで涎が止まらなくなったようです(笑)。
○ティモラッソ 2021年 カッシーナ・イ・カルピーニ イタリア ピエモンテ 白 コッリ・トルトネージ・ティモラッソD.O.C.750ml
2828円税込み
「う~ん、このワインもただ者ではない(笑)!」
「今日の白はどれもスタイルが大違い(笑)。」
私「ちなみにラダチーニは15℃以下、ピックプールは15℃くらい、ティモラッソは20℃以下を目標供出温度としました。ワインそれぞれのスタイルが違いますので同じ温度で出せませんでした(笑)。」
「このワイン、以前試飲会で出しましたよね?」
家内「はい!以前2020年ヴィンテージでお出ししました(笑)。今回の2021年ヴィンテージと比べると面白いかと(笑)。私の大好きなワインでして…(笑)。」
私「たしか2022年の4月のマスキュー試飲会でお出ししました。作柄の違いがとても興味深かったので(笑)、今回再登場となりました。」
「う~ん、独特な香り。しかもそれがみっちり入っている(笑)。この香りなんと言えばよいのかな(笑)?」
私「そーなんです(笑)。とても特徴的な香りがします。2020年ヴィンテージはこんなに個性的ではなかったかと(笑)。」
「好みが別れるかも…。マスキューさんらしいチョイスですな(笑)。」
家内「特徴的ではあるけど…、ウォッシュチーズの皮のような香り(笑)。」
私「たまにこの香りがするワインはあります。試飲会ではやりませんでしたが、ポーランドのアドリア·ヴィンヤードのリースリングはこの香りが強かったように記憶しております。あとピエモンテのペラベルガかな。山のワインっぽい香り(笑)?」
「桃なんかのふっくらした果実味…、スパイシーですよね(笑)。」
恐らくティモラッソを一番飲んでおられるAさん
「う~ん、たしかにティモラッソ。2020年は完全に出来上がっていたけど、2021年はまだ時間がかかりそう。一つ一つの特徴が2021年の方が強くて明瞭ですよね(笑)。大柄のように感じます(笑)。」
「あと、アンズ…、プラムのようなアクセント。
複雑ですね(笑)。」
私「赤い果実の香りがすると言うことは、完全な白葡萄ではなく果皮に若干の色がついているかも知れませんね。」
家内「ティモラッソは地元では『白い宝石』と呼ばれ大事にされているようです。DOCの規定でもティモラッソだけは最低アルコール分が少し高く規定されています。」
「それってどういうことなんですか?」
私「多分、ちゃんと手をかけないと葡萄が沢山なるか、一房が大きく成りすぎるか、そんな品種特性があるような気がします。コルテーゼやガルガネガのように…。」
家内「ガヴィなんかでも房の下1/3を切り落としたりして凝縮感を増すようにしたりしています(笑)。」
「1/3も切ってしまうのですかぁ!」
私「葡萄の房が巨大なもので…(笑)。」
「日本のマスカットみたいですね(笑)。食用には良いけど、ワイン用の葡萄は小さいもんね(笑)。」
「マスキューさん!このワインはとてもミネラリーですよね(笑)。でもピックプールのミネラルとはちょっと違いますよね(笑)。」
家内「やはりそう思われますか(笑)。共に石っぽくは無いですし、ヨードっぽさもあるのですが、ピックプールは海 ティモラッソは山のワインとでも…。」
「うんうん。ティモラッソ飲みながらキノコのクリーム·シチューなんか良く合いそう(笑)。」
「栗!きっと合うはず(笑)。直感的にティモラッソは山の幸に合うような気がしますよね(笑)。」
家内「山羊や羊のウォッシュ·タイプのチーズには良く合いそう(笑)。」
私「ピエモンテって何でもウォッシュにしちゃうし(笑)。」
大盛りあがりのピックプールとティモラッソでした(笑)。
●ブルゴーニュ ·オート·コート·ド·ニュイ ピノ ·ノワール フュ·ド·シェーヌ 2021年 ドメーヌ·ギイ·シモン 750ml 3,677 円税込み
「マスキューさん!強力な白ワイン2本の後に『おじさんのピノ・ノワール』とは!大丈夫かな(笑)?」
私「えへへ(笑)。まっ、まっ、お試しを!」
「あ~、滑らか!しかも強い(笑)。あの強力な白の後でも全然大丈夫(笑)!」
私「でしょ(笑)。」
「涼しいと赤ワインが美味しい。特に今の時期のピノ・ノワールは最高(笑)!」
私「秋口のピノ・ノワールって美味しいですよね(笑)。」
「そうそう(笑)。。もっと寒くなるとこってりした赤を飲みたくなるけどね(笑)」
「癖がないし、かと言ってしっかりピノ・ノワールしてる(笑)。誰が飲んでもブルゴーニュのピノ・ノワールって思うような味わい(笑)。」
「このワイン、コース料理でもコレ1本で通せるね(笑)。」
私「開けたてはちょっと若くパワフルでしたが、翌日になるとしっとりと落ち着いてきました。」
「酸もしっかりあるし、タンニンも厚みがある。そして綺麗だよね(笑)。オート·コートだとちょっと酸っぱさが出るけど、これは気にならない。」
「うんうん。雑味が無いし、ピノ・ノワールらしい気品があるよね(笑)。」
家内「あと樽の影響を感じませんよね(笑)。古樽ではありますがしっかり樽熟成しています。ワイン自体のタンニン·果実味が樽香を凌いでいますし、ワインを複雑にしています。」
「いつもの『おじさんのピノ・ノワール』よりワン·ランク上に感じます(笑)。作柄が良かった?」
家内「天候不良により収穫量が少ない生産者にとって最悪のヴィンテージが2021年です。」
私「春に遅霜、7月には雹、散々の年。特にブルゴーニュでは収穫量が半減もしくは収穫しなかった生産者もいるほどでした。1991年以来の悲惨な年でした。でもですね(笑)、少ないながらも出来上がったワインは素晴らしいものとなりました。この点も1991年と共通かと。」
「なるほどね(笑)!高くなるのも仕方ないのかな?」
私「『おじさんのピノ・ノワール』はかつては2000円くらいで販売してました。マスキュー扱いのブルゴーニュとしてはもっともコスパが良いワイン。ただ今では3000円代後半となってしまいましたが、それでも相対的にはお買い得。
ちょっと複雑な気持ちでございます。」
「このワイン、ちょっと乳臭さがあるから、仔牛に合いそうですよね。う~ん、『ペック』の仔牛のカツレツ!」
私「『ペック』?」
「高島屋に入ってるイタリア食品店なんだけど、そこのミラノ風カツレツ!に絶対合う!衣にチーズが入っていて美味しいですよ(笑)。」
私「なるほど!今度行って来ます(笑)。」
食通のTさんご夫妻にまた教えていただきました(笑)。このご夫妻達人なんですよね(笑)。
ありがとうございました!
桝久商店 岡本利秋·昭子
9月のマスキュー試飲会セット販売のご提案!
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