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Written on 2024 12

シャトー·チャングー·カステル カベルネ·ガーニッシュ 2018年 中国 張裕

Dec 05, 2024 by weblogland |
今年の10月17日のマスキューブログに書いた、シャトー·チャングー·カステル カベルネ·ガーニッシュ 2018年 中国 張裕
飲みました!
知り合いの中国人のMさんが里帰りの手土産で持ってきてくださったもの(笑)。
なかなか美味しい(笑)!

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先日いつものメンバーで裏試飲会をやった際に便乗してティスティング(笑)。
私「コレいただきものなのですが、ちょっとティスティングしてみましょうよ!遼東半島の北側 青島の辺りで作られたワインです。」
Kさん「おっ、高級な熟成ワイン用のボトルですよ(笑)!」
家内「カベルネ•ガーニッシュ→カベルネ•ソーヴィニヨンでしたっけ。在地化ブランドかな?」
私「さすがボルドーのカステル社との合弁だけあってちゃんとしてる(笑)。ボルドースタイル。」
Kさん「あ~、本当ですね(笑)。中国ワインって知らなければボルドーワインって言いそう(笑)。しかも安物ではない(笑)。」
家内「たしかにカベルネとはちょっと違いますよね。なんと言えば…、ちょっとオリエンタルな香りがしますね。」
私「イメージするカベルネ•ソーヴィニヨンはカシスの香りでがっしりしたものですが、コレはちょっと違うかな(笑)。柔らかくベリー系の香り…、かと言ってメルロ化はしていない(笑)。でも柔らか。香りにアクセントがあってメドックとは違った感じ。」
Kさん「うんうん。エスニック オリエンタルな
ニュアンス。考えて作ったんだろうな。」
私「ボルドーのブルジョア級のレベルですね(笑)。オールド•ワールドの感。あと、樽材に秘密がありそうですね(笑)。」
Kさん「値段も高そうね(笑)。」
私「ちょっと調べてみますね(Mさん、ゴメンナサイ!)。え~と、なっ、なんと11000円で売られてますよ!」
家内「そんな高級品をお土産でいただくなんて申し訳ない!」
Kさん「日本のサイトで11000円ですかぁ。きっと現地でも高いブランド品でしょうね。」

良い勉強になりました!
ありがとうMさん!
マスキューは安くて美味しいものが大好物ですから(笑)、お気遣いなく!

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桝久 試飲会 番外編

Dec 04, 2024 by weblogland |
今回のマスキュー試飲会は6本。
でもですね(笑)、どこからかもう1本(笑)。
そうです!
ルスタウのベルモット•ブランコ•ドライでございます(笑)!

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私「え~と、飲み終わりましたか?じつはもう1本ありまして(笑)、ただコレを飲むと後戻りできなくなりますのでグラスを開けていただけると宜しいかと(笑)」
「ベルモット?」
家内「シェリーのマンザニージャに香草やボタニカルを浸けたものです。」
「チンザノやノイリープラットかな(笑)。あれ美味しいよね(笑)。ワインに香草やボタニカル、スピリッツを添加したもの。」
家内「日本では酒精強化ワイン 甘味果実酒に分類されます。」
私「シェリーも発酵終了時にブランデー添加しますので酒精強化ワイン 甘味果実酒となります。」
「そういえば昔ヘレスでフラメンコ観た時、前の席が空いてたからラッキーと思い座ったら埃が凄くて参ったなぁ(笑)。だから皆最前列の席に座らないんだよね(笑)。」
「ブログに書いてあったから絶対に出ると期待してましたよ(笑)。どれどれ…」
「うわっ!物凄い香り!ボタニカル…、香草…、スパイス…、強烈!でも美味しいんだよね(笑)。」
「アルコール分はどれくらいですか?」
私「15%でございます。」
「思ったほどでは無いなぁ(笑)。」
「強烈なんだけど、飲みやすい不思議。」
私「シェリーとして出来上がるまで樽熟成しますからスムーズになります。」
「マンザニージャ…、たしかに塩味ありますよね(笑)。でもベースがマンザニージャとは解らない(笑)。」
「こんなのあるんですか(笑)?」
家内「シェリーのベルモットはコレが初です(笑)。大発明ですよね(笑)。」
「チンザノとかノイリープラットって作った感じがするけど、コレはもともとからあるような…。」
私「妙に折り合いが良いのです(笑)。」
「そうそう(笑)。折り合いが良い!」
私「混成酒っぽくないですよね(笑)。」
「コレどんなシュチエーションで飲みますか?食前酒かな?」
「ロックやソーダ割りもオッケーですね(笑)。」
「白身魚の香草焼き!これでしょ(笑)!」
「塩釜焼き!」
「食後チーズ齧りながら舐めるように飲む!」
「マスキューさん!ブログにはロゼもあると書いてましたが、それですか?」
私「はい!それです(笑)。ロゼはフィノシェリーにモスカテルのクリームシェリーを加え、さらに赤ワインを加えたもの。これより甘くて深いですよ(笑)。」
家内「私は寝る前の瞑想用として楽しみます(笑)。」
「おー!瞑想用かぁ(大爆笑)。」
Kさん「暖炉の前で安楽椅子に座って目を閉じて今日一日をを思いながら飲む!カッコいい(笑)!」
私「う~ん…、私は妄想用。だってワイン妄想族ですからね(笑)。」←ほとんど病気

そんなこんなでございました!

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桝久 試飲会リポート 後半

Dec 03, 2024 by weblogland |


●ヴィンテージ メルロ 2020年 ラダチーニ モルドバ バルル・ルイ・トライアン地区 750ml 1885円税込み
私「毎度お馴染みのモルドバのラダチーニがリリースする上級銘柄でございます(笑)!」
家内「バルル・ルイ・トライアン地区はモルドバの一番南側のワイン産地となります。」
「たしか以前フィオーレシリーズのワイン試飲会で出しましたよね(笑)。モルドバってコスパ良いんですよね(笑)」
私「ありがとうございます(笑)。まっ、まっ、お試しを!」
「あれ?香りが高級そうですよね(笑)。フローラルじゃなくてとても詰まった感じの香り。重さがある(笑)。」
「高いワインの香り(笑)。」
「なめし革…、獣の香り(笑)?」
「野性的(笑)。」
「腐葉土…、ヨード…。とても密度感がありますね(笑)。やはり上級品だね(笑)。」
「口当たりはヘビーだけど飲みやすい。隠れたものが沢山ありそう(笑)。」
「メルロ全開ではないけど…、まだ若くて開いてないのかな?」
私「開けたてはメルロっぽくないですよね(笑)。メルロのディティールはまだ不明瞭かな。」
「とても高級なカカオの香り。これは?」
家内「樽由来です。ただし樽の使い方がとても上手。過剰になっていません。品が良い(笑)。」
「新樽コテコテでは無いですよね。かと言って樽香はしっかりしている。新樽なのかな?」
私「1年落ちのフレンチバリックの内側を削り再びトーストして使うようです。収斂性の無い新樽みたいに感じますよね(笑)。」
「ちょっとスパルタン(笑)?しっかりしてる。」
「う~ん。私のイメージするメルロでは無い!
メルロって『安めぐみ』みたいじゃないとダメ(大爆笑)。」
私「なんて適切な表現!さすが!私が高田純次の次に尊敬するAさんです(笑)。」
「緩くてたっぷり。コレですよメルロは!」
「このラダチーニのヴィンテージ•メルロは通常の価格の安いメルロとは違いますよね?安い方が『安めぐみ』に近い(笑)。」
家内「安い方はもっと北側の産地で作られてますね。」
私「ヴィンテージ•メルロの方が生命力ありますね。まだ向上しそうですね(笑)。」

そして翌日の土曜日

私•家内•Kさん「ヴィンテージ•メルロは翌日になるとメルロらしくなる!小粒のプラム…、とてもよく締まっており、緻密!」
私「良いワインだったね(笑)。昨日より成長してる(笑)。」
家内「でも『安めぐみ』とはちょっと違いましたね(笑)。」
Kさん「品が良い。」←安さんに悪意はありません。
「小粒のプラムが心地良い(笑)。余韻が綺麗ですね(笑)。」
「スタイルとしてはボルドー…、でも味わいはモルドバなんだろうな(笑)。」
「うんうん。ボルドーのメルロではない。でもランクとして日本のメルロだと3∼4000円くらいはしそうな感じ。」


●❴限定品❵グリニャン・レ・ザデマール キュヴェ『エミリアーヌ』2020年 ドメーヌ・サン・リュック 赤 フランス ローヌ グリニャン・レ・ザデマールA.C. 750ml 2168円税込み
「あれ?コレも限定品ですか(笑)?」
私「えへへ(笑)。今年の6月のマスキュー試飲会でお出ししたところ一気に完売。ようやくの再入荷なのですが、ワイナリーが廃業とのこと。
最終入荷となります。」
家内「一時期パスティス•メーカーに売却するなんて話が出ていましたが…。」
私「マスキュー同様先の事は解らないということで(笑)。最後の味をお試しくださいませ!」
「あ~、たまらん!とても強いけど飲みやすい(笑)。」
「そうそう。強くて濃いのだけれど…、旨味が物凄い。」
「バランスもとても良い(笑)。」
私「しっかり醸した後に、ほとんどプレスをかけずに作った感じですね。畑の一番古くて良い区画だけの葡萄を使ってますから、古樹独特の旨味がたっぷり綺麗に出ています(笑)。」
「いわゆるローヌのワインっぽくないですよね(笑)。」
私「このアペラシオン グリニャン・レ・ザデマールはコート•デュ•ローヌの一番北側。グルナッシュの北限と言われています。たしか混植•混醸。除梗はしてますね(笑)。」
家内「この下のキュヴェもシラー60%、グルナッシュ40%と同じ割合です。区画の良さの差が明確に出ています。飲み比べると面白いですよ(笑)。」
「やりましたよ(笑)。でもエミリアーヌは味の差以上に安いですよね。良心的ですよ(笑)。」
私「ワイナリーのスタートが趣味的なので無理な価格はつけていませんね。返す返す廃業が惜しまれます。」
「マスキューさん!これって酸があるワインってことですか?」
私「早飲みではありますが、酸はあるかと。酸っぱさだけでなく旨味の酸味があると思います。」
「よく酸があるとか無いとかワインを評しますが、酸っぱくても酸が無いなんてどういうことか疑問だったんですよ(笑)。なんか腑に落ちましたよ(笑)。」
「このワイン、旨酸っぱくて口に入れると涎がダ、ダーと出る(笑)。」
「うんうん、熟成したピノ・ノワールなんかも涎がダ、ダーと出る(笑)。」
「梅干しなんかもそうですよね。旨味があってこそ。酸っぱいだけでは涎は出ない。苦痛なだけ(笑)。」
私「私はこのワインを飲むと幸せになれます(笑)。」
「同感!(笑)」
「マスキューさん、このワインはどう考えてもビーフシチューに合いますよね(笑)?」
家内「鉄板ですよね(笑)。」
「あと牛のホホ肉の赤ワイン煮かな(笑)。」
私「漬ける赤ワインをエミリアーヌにして、飲むのもエミリアーヌ!コレで完璧です(笑)!」



●ボジョレー ヴィラージュ ヌーヴォー2024年 ドメーヌ・コート・ドゥ・ラ・モリエール 750ml 4320円税込み
●モルゴン グラン・クラ 2019年ドメーヌ・デ・コート・ド・ラ・モリエール フランス ボジョレー 赤 750ml 4242円税込み
私「さあ、今月のマスキュー試飲会のトリはモリエールの極上品のモルゴンですが、その前に今年のモリエールのヌーヴォーをお試しいただき比較するのも一興かと(笑)。いつかはやりたい比較ティスティングだったのですが、日にちや在庫数の関係上なかなか実現しませんでした(笑)。まずはヌーヴォーからお試しを!」
家内「開けたてはちょっと還元臭がしますが、じきに消えてゆきますのでゆっくりお試しください(笑)。」
「あ~!スミレの香り!」
私「それ!それでございます(笑)!」
「僕が先日持ってきたスミレの香り。土ごと持ってきたヤツ(笑)。」
私「Mさんからいただいたあのスミレ、ちゃんと植わっていますからご安心を(笑)!和三盆みたいな甘い香りと土臭さ(笑)。まさにあれですね(笑)。」
「へぇ~、クローバーのお兄さんはスミレも栽培してるんですか(笑)?」
「いわゆるボジョレーヌーヴォーと違ってキャンディっぽくない(笑)。もっとワインワインしている。」
「軽く感じるけど決してヌーヴォーみたいに薄くない(笑)。」
「大人のボジョレーヌーヴォーだね(笑)。」
「さっきの話じゃないけど(笑)、リンゴ酸に旨味がしっかり乗っている(笑)。」
「咲きたてのキンモクセイの香り(笑)。甘くて爽やか(笑)。」
家内「抜栓してからしばらくするととても果実味がはっきりしてきます(笑)。翌日になるともっと良くなる(笑)。」
「チャーミングですよね(笑)。明るく正しく!(笑)。」
私「モリエールは基本ヌーヴォー専用の畑はありません(笑)。日本のお客さんのために50ケースだけ作ってくれています(笑)。」
家内「あと補糖補酸はもちろん余計な事は一切しません。元祖ヴァン•ド•ナチュールです。それ故今回2024年のヌーヴォーはアルコール分が10.5%と過去最低となっております。」
「えー!10.5%ですか?そんな感じはしないですよ(笑)。普通に飲みやすい(笑)。」
「バランスも良いしちゃんと美味しく飲める(笑)。アルコール分が10.5%って何が凄いのですか?」
私「今年は収穫期の8月下旬に雨が振り、収穫が9月の第1週にずれ込みました。ヌーヴォーはスケジュールが決まっていますから、大半の生産者は糖分添加してアルコール分を上げ、SO2をバシッと添加して発酵を強制的に終了させたようです。ですから出回っているヌーヴォーは12∼13%の範囲で仕上がっています。酸があればアルコール分が低くてもワインとして成り立つのが凄いかと(笑)。」

さて、本丸のモルゴン グラン・クラ 2019年
です(笑)!

「あ~、コレ美味しいんだよね。ピノ・ノワールの極上品みたいなんだよね。前に試飲会に出ましたよね?」
私「ストロベリー!それもハウス栽培のものではなく露地栽培のもの。う~ん。願わくばビートルズのストロベリー・フィールズ・フォーエヴァーたれ!妄想が止まりません(笑)。」←ほぼ気が狂っている(笑)。
「ストロベリーストロベリーしてるけど複雑ですよね(笑)。」
家内「2年くらい前に同じものを出しました。あの時と比べるとだいぶ落ち着いて来ましたね。ピークの入り口かな(笑)。」
私「ピークが長いような気がします(笑)。」
「あ~!相変わらず旨い!言葉が続かない。」
「ちょっとハチハチ感が舌に残ります。酸かな?」
私「そーとしか思えませんよね。再発酵ではありませんね。前はハチハチ感がなかったように記憶してます。」
「すべてが圧巻。ヌーヴォーとは違うなぁ(笑)。作りはどうなんですか?」
私「畑は違うと思います。作り方としてはヌーヴォーは除梗して、モルゴンは全房発酵です。モルゴンはアルコール分が12.5%。同じ年のヌーヴォーがアルコール分12%でした。ヌーヴォーより0.5%高いのが通例のようです。」
「でもモリエールって基本あまりアルコール分が高くないですよね。」
家内「他のボジョレーは大体13%くらいですね。」
「それって畑のテロワールの性ですか?それとも作りの特徴ですか?」
私「両方かと。」
家内「ひょっとしてモリエールの畑は特別で、ハンギングタイムが長くても糖度がさほど上がらないのかもしれません。この点、他のモルゴンの生産者ともちょっと違います。」
私「遅摘みしても過熟感があまり出ないような気がします。」
「温暖化の影響でフランスでワインが作れなくなるかもなんて言われてますが、どうなんでしょうね?」
私「2024年は今までの酷暑の揺り戻しかもしれませんね。」
「マスキューさん!このワイン、ラベルにイザベル&ブルーノ•ペローと書いてありますが、コレは?」
私「ご夫妻の名前です(笑)。私はモリエール モリエールと呼んでますが2024年のヌーヴォーはドメーヌ•イザベル&ブルーノ•ペローとバッグラベルに小さく記載されてます。名前を変えたかもしれません。」
「そうそう、あと気がついたのですが(笑)、何故ヌーヴォーの方が高いのですか(笑)?」
私「あ~!気がついちゃいましたか(笑)。私はさっき気がつきました(冗談)。じつはモルゴン2019年が入荷した頃は為替が120円代でしたヌーヴォー2024年は為替はご存知のように150円代。あとワインの価格自体が値上がっていること。航空運賃も然り。そんなこんなでございます。でもですね(笑)、いくらケチなマスキューでもわざわざ作ってくれたヌーヴォーを入荷しないのは沽券にかかわる!信用にかかわるので見栄を張りました(笑)。冗談です(笑)。」
「だったらモルゴンの方を高くするのも一手では(笑)?」
私「気がつきませんでした(笑)!」←これホント。

ありがとうございました!

桝久商店 岡本利秋•昭子

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桝久 試飲会リポート 前半

Dec 02, 2024 by weblogland |


昨日、一昨日とご来店ありがとうございました!
ケチなマスキューらしく前半の3本は限定特別価格品でございます(笑)。

○❴限定品❵ロゼット ファモーゾ 2022年 テッレ・チェヴィコ イタリア エミーリア・ロマーニャ ルビコーネI.G.T. 白 750ml 1080円税込み スクリュー•キャップ
「おっ、コレ香り強い!」
「ライチ(笑)。」
「ハニーで飲みやすい(笑)!」
「薔薇。」
「マスキューさん!コレは女子大好きな味(笑)!いくらでも飲めちゃう。」
「ブレーキ壊して飲み続けけられそう(笑)。危険(笑)!」
「飲みやすい、体に優しい濃度感(笑)。しかもこの香り。確かに危険(笑)。」
家内「生産者のチェヴィコはかなり大きな協同組合なのですが、全生産量はイタリアの総生産量の数パーセントにも及ぶようです。」
「そりゃ、かなりの大手ですよね。でもこんなファモーゾなんてローカルなワインも造るんですね(笑)。」
私「エミリア・ロマーニャが本拠だけありますね。」
家内「ガンベロで2グラス獲得したアイテムもかなりあります。」
「なるほど!確かにこのワインはセンス•意図を感じますよね(笑)。」
「『飲みやすいから沢山飲んでね』って(笑)。」
私「ワインの甘さ加減が絶妙ですよね。まるっきり辛くはないけど甘くもない(笑)。派手な香りに伴う甘さ加減と濃度感。」
「前の試飲会でファモーゾってやりましたよね。あれと同じですよね。」
私「香りは同じですよね。ただし、あれはコテコテに濃かったです。コレはもっとデイリーに仕上げています。」
家内「前回のファモーゾは北ローヌのヴィオニエみたいでした。私はこちらの方が好きです(笑)。あれはあまりにもゴージャス過ぎる(笑)。」
「産地も同じですか?」
家内「はい。共にエミリア・ロマーニャのルビコーネI.G.T.です(笑)。」
「ルビコン川のルビコーネ?」
私「今あるルビコン川は川幅1mくらいのドブ川のようです(笑)。」
「ハチミツレモン系の味ですね(笑)。そうすると確実にレモンなんか使った料理にはピッタリ(笑)。」
「イタリア人はレモンたっぷり絞るからね(笑)。生ハムサラダにレモンたっぷり絞ってこのワインを飲む(笑)!」
「鉄板(笑)。」
「柚子もイイかな(笑)。そうすると和食も行けるかな(笑)。」
家内「このワイン、草っぽさがあるから生姜、ネギ、ミョウガは合いますよ(笑)。」
「そうしたら鍋は鉄板(笑)!たっぷり野菜入れてポン酢醤油に薬味たくさん入れて…、あー、ダメ、涎が出ちゃう(笑)。」
私「単純で派手な香りだけではなくソーヴィニヨン•ブランのような青臭さがありますよね。料理研究家のAさんに教えてもらった『ニワトコ』の香りです(笑)。」
「ところでこのワイン、安いですよね(笑)。今時1000円ちょっとでこんなワインは無いですよ。何故?」
私「在庫調整のようです。やはり相手は大手のチェヴィコですから、輸入するロットが大きいようです。」
「輸入を止めたりするのではないんだ。ホッとしました(笑)。」
私「この機を逃さず便乗しました(笑)。数に限りがありそうなのですが、ある限りは続けます
。ケチなマスキューの本領発揮でございますが
(笑)、インポーターさんに感謝感謝でございます!」

○❴限定品❵ラ・プラヤ コースタル ホワイト・ブレンド レゼルバ 2022年  チリ イタタ・ヴァレー 白 750ml 1280円税込み
「おっ、濃い。明らかに1番目のファモーゾより濃い(笑)。」
「旨味を感じますよね。厚みがある。」
「そうそう。香りはそんなに立たないけど、直感的に良いワイン(笑)。」
「液体と旨味とのバランスがとてもチャーミング(笑)。」
「チリのワインだと大体シャルドネで味も想像つくけど(笑)、この白は全然チリっぽくない(笑)。」
私「畑の写真を見ると斜面にまばらに葡萄樹は植わっており、手入れをしていないツツジが植わっているようです(笑)。」
家内「セパージュはリースリング、シャスラ、モスカテルにセミヨンですか。畑自体が古いため生産者も完全に把握していないようです(笑)。」
私「古樹独特のじんわりした旨味があります。あとそれを活かすために無理なプレスをしていない。プレス果汁を使わないで一番搾りだけで醸造していると思います。来日したディレクターに聞いたところそうでした(笑)。」
「ちょっと塩味がある。和食の煮物に合いそうですよね。チリワインとは思えない(笑)。」
「梅酒をちょっと薄めたような飲みやすさ。我々日本の老人にはとてもフレンドリー(笑)。」
「日本酒的でもあるかな(笑)。」
「チリのシャルドネなんかどれも似たような味だもんね。樽の香りと熟した果実味。まあ、安くて美味しいには美味しいんだけど(笑)、ちょっと飽きる。」
「『ラ・プラヤ』って結構見ますよね。でもこの『コースタルブレンド』はあまり見ませんよ?」
家内「『ラ・プラヤ』自体とても大きな果樹栽培業者でチリ国内に広く地所を持っています。移動にはセスナを使うとか(笑)。」
「カッコいい!お金持ちなんですね(笑)。」
家内「マスキューに来た時全員イケメンのヨーロッパ系でした(笑)。」
同級生のU君「そうそう。僕もその場に居ましたが(笑)、インテリジェンス感じましたよ。エリートなんだろうな(笑)。」
私「でもですね(笑)、このコースタルブレンドを作ってる生産者はいかにも地元の人(笑)。きっとチリで初期に入植した方々の末裔(笑)。灌水をしないでも勝手に栽培出来る限られた畑を代々守って来たような方達です。ラ・プラヤはそれを守ってビジネスに繋げたいようでした(笑)。」
「そーだよね。チリのワインってアンデス山脈の麓の高原で大規模に量産するから、それだけでは飽きられるよね。こういうものあるのは嬉しいことだよね(笑)。」
私「量産型ワインを作っている技術者と会話をすると通じないところがあるんですよね(笑)。彼らはプレス果汁とフリーラン果汁を区別しない。最終的に歩留まりを70%にして生産することが前提のようです。それでもあのレベルのワインを作れることがチリの強味ではあるのですが(笑)。」
「マスキューさんプレスしないと歩留まりが悪くなるのですか?」
私「まるっきりプレスしないと歩留まりは50%、エアプレスマシーンで1.2気圧の圧力で優しくプレスしても52%ほどのようです。しっかりプレスすると70%のようです。」
「コストに影響するんですね。」
私「まあ、プレスするのが悪くはないのですが…。それぞれにスタイルやコスト、販売可能な実勢価格がありますからね。」


●❴限定品❵ラ・プラヤ コースタル レッド・ブレンド レゼルバ 2022年
チリ イタタ・ヴァレー 赤 750ml  1280円税込み
「おっ、これも白に共通した感じがありますね
(笑)。」
「基本旨味だね。香りはベリー系かな。」
「ピノ・ノワール的(笑)。」
「雑味がないけどペラペラでもない(笑)。旨味。口に入れるとジュワっと涎が出ますよ(笑)。」
「旨酸っぱい(笑)。チリのピノ・ノワールみたいに変に濃くないのがイイね。」
「軽く飲めるけどとてもしっかりしてる。コスパ良いですよね(笑)。」
「品種は何ですか?」
家内「パイスとサンソーです。白同様に畑に混植されています。」
「混植?混ぜて植えるんですか?葡萄って品種によって味わいや収穫が違うって聞きましたが…。
大丈夫なんですか?」
家内「いつの間にやら同時に収穫出来るようになるそうです(笑)。だから醸造も一緒。所謂混植混醸です。」
「そうですよね、花粉だって入り混じるし(笑)。原始的(笑)?」
私「生産者自体そんな事は気にしていないようです(笑)。正確にこの葡萄が○○種なんてあまり考えてないようです(笑)。ずっとこうやって来た!そんな感じなのでは(笑)。」
「聞いたことのない品種だし(笑)。それってやはり古い畑だからなのかな?」
家内「パイスはサルデーニャのモニカ種とDNAが同じらしいです。あと南米だとわりと良く見られる在来種的な扱いですね。そうそう、カリフォルニアのミッションワインの原料でもあります。」
私「ポートワインでも使われますね。」
「マスキューさん曰くプリミティブってやつだな(笑)。」
「ところで、山火事で畑が焼けたって書いてありましたが…。」
家内「そーなんです(涙)。去年の夏2月頃にイタタ•ヴァレーで発生した山火事で消失してしまいました。」
「あっ!南半球だから2月は北半球の8月かぁ。」
家内「チリはもともと雨が少ないのでとても乾燥しますから…。」
「雷なんか落ちた日には大変なことになる。」
私「畑も斜面にありますので、火の回りも良かったみたいです。」
「マスキューさん!山火事って木が風に揺れて擦り合うと発生するらしいですよ。特に乾燥した森で大木が擦れるとその摩擦熱で発火するとか。もちろん日本ではそんな起こり方しないでしょうが(笑)。」
私「なるほど!環境が違うのですね!日本に生まれて良かった(笑)。」
家内「その結果同じワインが作れない。『コースタル•ブレンド』のブランドは残す方向のようですが、インポーターさんは取り敢えず輸入はしないとのことです。」
私「それ故、インポーターさんのご好意で特別価格での提供となりました。」
「マスキューさん!普段はもっと高いですよね?」
私「通常1697円税込みで販売してましたが、断腸の思いで1280円税込みにてのご提供となります(笑)。これから暮れにかけてワインを沢山飲まれる方はお見逃しなく!」
「噛み締めて楽しませていただきます(笑)!」

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