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Written on 2025 05 21

ブリュット 2022年 メゾン•マウリス•ビエル ボルドー ラ•ランド•ポムロール 750ml

May 21, 2025 by weblogland |
ワイン名の「Brut」には、生のままの、生粋、といった意味があります。このワインは亜硫酸無添加、酵母無添加、フィルター無し、清澄無し、と人的介入をいっさい行っていません!品質維持のため一切の妥協なく造り手による細心の注意の下で造られています。ブドウそのままの味わいを、そして自然のテロワールを存分に楽しめるように造られています。

原産地呼称はラランド・ド・ポムロールですが、それだけでは表現しきれない、複雑なキャラクターをお楽しみください。ラベルは醸造家でボクサーでもあるダミアン・ビエル氏のボクシングのワンシーンで、生粋のブドウとその爆発的な果実の力強さが表現されています。



【生産者のおすすめの飲み方】

ブリュットは、ピュアな果実を表現したワインですが、爆発的で強烈な果実味が楽しめるワインです。初めは少し冷やし目の14度前後の温度で楽しんで頂き、温度の上昇とともに徐々に上がってくるヴェルヴェットのようなタンニンも併せてご堪能ください。マッシュポテトを添えたプライム・リブが私たちの一押しのマリアージュです!

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ラランド・ド・ポムロールのメゾン•マウリス•ビエル『ブリュット』2022年の続き

May 21, 2025 by weblogland |
先日お話したラランド・ド・ポムロールのメゾン•マウリス•ビエル『ブリュット』2022年の続きです(笑)。

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見た目変なラベル(笑)。蹴って殴り合ってますからキック•ボクシングかな(笑)。それもご本人と聞いてビックリ(笑)。しかもボルドーなのにブルゴーニュ瓶。生産者名もボルドーで一般的なシャトー○○ではなく、メゾン•マウリス•ビエル。見た目からもう戦闘モード(笑)。

飲んだ印象はまるでポムロール(笑)。ネットリとした舌触り、メルロらしいブラムやスグリの味わい香り。ポムロールより若干明るさ赤さがあるかな。畑で葡萄を丸ごと齧ったようなフレッシュネスがあり、しかも健康的に豊満(笑)。『安めぐみ』ではなく、『綾瀬はるか』かな(笑)。←勝手なことを言ってメンナサイ!
中に黒トリュフのようなフェノールのニュアンスがあり、ポムロールのワインとしか思えません。あと驚くべきはアルコール分が15%。しっかり発酵していますからとてもドライで切れが良い。完璧な折り合い。無理が無いのです。酸とタンニンとアルコール分のバランスが完璧にアジャスト。飲む前にラベルを見てアルコール分が15%なので、ジャミーな味わいかと思いましたが(笑)、そんなことはなく完熟しています。過熟ではありません。また、開けてから三日ほど経つと中の酸が凌駕してくる。先日ご紹介したラ•バスティード•サン•ヴァンサンのジゴンダスと共通した有り様。長期熟成能力を連想します。
しかもこのワインがV.M.N.のもっとも厳しいレギュレーションのSO2無添加で出来ているのが驚き。撰果は徹底的に行われ、除梗はしてますね。もちろん木樽は使わずコンクリートタンクで低温でしっかり発酵、そして別のコンクリート•タンクに無理なく移し替え熟成するなどSO2無添加の工夫はしておりますが、ここまで完璧な無添加ワインをボルドーで作るとは!
う~ん。
しかも、ポムロールの上物に匹敵する出来栄え(笑)。

ここでワイン妄想族のマスキューの大妄想発動(笑)!

まず場所の特定(笑)。
ポムロールとラランド・ド・ポムロールを東西に分かつボルボンヌ川があります。この西端のポムロール側にシャトー•ド•サルがあり北側に対面するようにラランド・ド・ポムロールのレ•ムーラン•ド•サルがございます(笑)。そこからラランド・ド・ポムロールの集落に繋がる農道リュー•ド•ヴィオー(ヴィオー通り)の左手にドメーヌはございます。シャトー•ド•ヴィオーの斜向かいです。ヴィオー通りには、ちょうどボルボンヌ川からラランド・ド・ポムロールの集落に流れる支流が通りと並行して流れています。完全な沖積地です。標高は15mほどの平地。ポムロールの著名ドメーヌが集まる丘は標高30mほどありますから下土は砂礫の深いことが予想されますね。
マスキューの愛するラランド・ド・ポムロールのシャトーセルガンは1kmほど西の線路を越えた似たような土壌のようです。共に高台のネアックではありません。
少し周りくどくなりましたが、土壌的にはポムロールの粘土質とは違う砂礫。しかも同じような土壌で硬質なメルロを栽培するシャトーセルガン等と同じ土壌です。一般にポムロールのメルロは土壌が粘土質故水分を含むと膨張し、根が逆に水分を吸い上げなくなると言われてました。実際にボルドーの、雨でやられた1984年ヴィンテージのポムロールは素晴らしかった(笑)。
それが嘘とは思えません(笑)。
いやいやポムロールではそれが理由となっているが、ポムロール以外でも作り次第でポムロールのようなネットリ凝縮したワインは作れると考えるべきなんでしょうね。特に最近よく飲むビオ系のワインの凝縮感やハリのある果実味はポムロールと共通していると言うべきかも。限界まで葡萄果を凝縮することで葡萄本来の力だけでワインとして成り立つ。古来からのグレート•ワインと同じです(笑)。
う~ん。
テロワールの違いは味わいの特徴とシンクロしませんね(笑)。そうすると作り以外にこのワインは説明出来ません(笑)。
徹底した低収量と葡萄自体の力を最大限に引き出す作りに起因するのでしょう。そうするとシャトー•セルガンとのスタイルの違いも納得できます(笑)。同じように作ってもダメなのでしょうね。
畑を見ると仕立てが低い、かなり低い(笑)。膝くらいか膝下かというほど。樹齢もそこそこ古いですね。畝間は2mほどと一般的なボルドー。ただし、樹間がかなり狭い。1m以下のようです。そうすると植樹は6000本/1haほど。狭い樹間で上下二連で仕立てるようですね。葉を上に伸ばすためにキャノピーマネージメントも綿密にしているはず。当然グリーンハーベストもするかと。その結果極限まで凝縮した葡萄を栽培出来るはず!
ビオ系の畑らしくカバークロップに畑は覆われておりフカフカな感じです。

ビオ、ビオ、自然派、自然派と持て囃される昨今。なかなか本物が無い(笑)。しかも妙に高い(笑)。コレは本物かと(笑)。ケチでへそ曲がりなマスキューに『安い!』と思わせます(笑)。

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