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Written on 2010 12

来年もよろしくお願い申しあげます。

Dec 25, 2010 by toshiaki |
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昨日は大勢のお越しありがとうございました。
途中グラスは足りなくなるは、試飲用ワインは無くなるは、販売用ワインまで無くなり大変ご迷惑おかけしました。
お蔭様で年内最後の試飲会らしく、盛り上がりました。どうもありがとうございました。

トップバッターのジュ・ド・レザン2010年です。
『おっ!今年は甘さパワーとも去年より凄いね!』常連のお客様はさすがに良くご存知です(笑)。
『ユニ・ブランってコニャック地方で造られるとフローラルというより、ふっくらとしてますよね?』
私曰く『そーなんですよね。これがイタリア辺りでトレビアーノとして栽培されると、凄く華やかでフローラルになるから不思議ですよね。』
『これだけ濃さがあればカクテルに使えるね!』プロのバーテンダー氏は眼の付け所が流石!
『子供に年一度の贅沢をさせてあげます(笑)。たまには本物を飲ませたいよね。』

そして、スペイン、ガリシア地方の地場品種ゴデーリョです。
『このワイン、ぐびぐび飲めちゃう(笑)。』
『なんて飲みやすいんだ。でも薄くはないよね?』
私曰く『このワインはリアス・バイサスの近くでつくられます。共通して、酸が角々しくありません。日本人の好むスタイルだと私は考えているのですが…』
家内曰く『から揚げやフライには最適ですよ(笑)。』
『あー、なんて言ったらイイのか、旨味が柔らかくてイイね。』
『スペインの白って、ちょっと力づくのイメージがあったけど、こんなにバランスがよくて旨いとは…』
私曰く『私もゴデーリョは初めて飲みましたが、アルバリーニョに良く似ていて驚きました。どちらかと言えばアルバリーニョよりふっくらしたエレガントな印象です。』
本日のトップセラーワインとなりました。

さて、次の赤ワイン、シャトー・フォンデュース2000年。
私曰く『カリニャンが多いので、最初はちょっと鉄臭さがありますが、徐々に落ち着いて広がりが出ます。』
『ラングドックの古いワインは初めて飲みます(笑)。楽しみにしてたんですよ(笑)』
『確かに臭い(笑)。でも凄い深みがある!』
抜栓後2時間くらい経つと本領発揮しだしました。
『旨いね。ブラムやらベリーやらの果実味がイイね!』
『うーん。面白いワインがあるんですね。』
皆さん激賞していただきました(笑)。でもアクシデントが…。途中でワインが売り切れてしまいました。もともと限定入荷品でしたので、在庫限りでした。
私曰く『申し訳ございません。二月にまた入荷する予定ですので、本日は完売とさせていただきます。』買いそびれてしまったお客様、大変失礼いたしました。お許し下さい。

次は泡。シャンパン、エルネス・ラペノーとスブマンテ、アバテ・ネロの比較試飲です。
私曰く『両者とも瓶内二次発酵で造られてます。エルネス・ラペノーはピノ・ノアールとムニエが多く黒ブドウ主体の造りです。アバテ・ネロは白ブドウのシャルドネ100%です。』
『スプマンテって甘くて安いワインだけじゃないんだ(笑)。アバテ・ネロ美味しい!』
『泡もアバテ・ネロの方がキメ細やかで、勢いがありますけど、これって品質決定要因ですか?』
私曰く『さすがです。泡の状態はスパーリングワインでは大事な部分です。アバテ・ネロの方が高い理由でもあります。』
『私はやはり重厚なスタイルのエルネス・ラペノーが好みかな(笑)。普通に売ってるシャンパンより遥かに濃くて旨い!』
『しっかり冷やして飲んだ方が味わいが引き立つね。』
私曰く『そーなんです。そこらへんの塩梅が実に上手なのです。小さい家族経営の会社ですが、エペルネで100年以上続いているのも、品質が優れているからなんでしょうね。』
『ということは有名なシャンパンが高いのはブランド料?』
私曰く『名前も値段の内みたいですね(笑)。』
ここで本日二度目のアクシデントが!
アバテ・ネロの試飲ワインが空に!
もともと数本しかありませんから、追加で開ける訳にいきません。申し訳ございませんが、アバテ・ネロは打ち止めということでお許しを!

さて最後のサプライズはマルケージ・バローロ1964年です!
私も飲んだことがないオールドヴィンテージのバローロです。
注意深く抜栓しましたが、コルクの下が切れてしまいました。幸にボトルには落とさずに済みましたが、ヒヤヒヤものです(笑)。
グラスに注ぐとあたり一面に香りが漂います。
『シェリーみたいだけど、もの凄い香り。吹き出てる。』
『こんなになるんだ!?』
私曰く『アモンティリアードやオロロソに近い香りですが、これほど吹き出すようなシェリーはないような気がします。また、複雑さもパゴ・コルタドを凌ぐレベルなのでは?』
『ワインとしては老境ですが、もの凄いですね。さすが王様のワイン、バローロ!』
『たしかに老境かもしれないけど、ぜんぜん揺るぎがない!凄いパワー!』
『10年前に一度飲んでみたかった!あと10年後にも飲んでみたかった!』
今回のようなレアなオールドヴィンテージのワインを飲むことは、実はワインが飲み手を選ぶような気がしました。ワインに知的好奇心があり愛情のある方を、ワインが選んでいるのでは?さいわい皆さんそんなワインラヴァーばかりで良かったです(笑)。

本日はどうもありがとうございました。
来年もよろしくお願い申しあげます。

桝久 商店 岡本利秋

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12月23日試飲会です。

Dec 14, 2010 by toshiaki |
12月23日(木曜日)今年最後のマスキュー試飲会です。
毎月最終土曜日に開催していますが、今月12月は年の瀬ということもあり、23日に行います。時間はいつもどおり14時から20時30分までです。

まだ具体的なラインナップは決まっていませんが、やはりこの時期ですから『泡』ははずせません(笑)。新着のワインも何本か入りそうですし、今年最後の試飲会ですから一年の感謝を込めてサプライズも用意しなくては…。
何が良いでしょう?
ここは普段飲めないようなビックな奴(笑)?
じっくり家内と相談します。
うーん。
ピノ・ノアールの美味しいのもイイし、ボルドーの大物もたまには飲んでみたいし…。
甘口の強烈なワインも久しぶりですね。
イタリアのグレートなワインなんかで感動するのも…。
そうすると、スペインの文化財級のワインも飲んでみたくなりますね(笑)。
私達も普段は普通のワインしか飲みませんから、楽しみです。飲みたいワインを1本選びます!
選考に難航しそうです(笑)。
楽しみです。

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