前月   July 2011   翌月
Mo.Tu.We.Th.Fr.Sa.Su.
    123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

Menu:

More info:

リンク:

ワインの桝久商店
関内のバー[タウザー]
横浜のバー時代屋
FULホスティング サービス
ホームページ制作

:
:



Written on 2011 07

ボジョレーの地の情報も入ってきました

Jul 21, 2011 by toshiaki |
今日は涼しいですね。半袖だと寒いくらいです。

先日ジュ・ド・レザンの作柄を報告しましたが、ボジョレーの地の情報も入ってきました。ボジョレーもコニャック地方同様に成育が2~3週間ほど前倒しになっているようです。このままいくと8月の半ばには収穫となりそうです。開花が5月中旬と早いことがそのまま影響しているようですから、まず8月中旬の収穫は確実です。
どうなっちゃっているのでしょう?
葡萄の体内時計が狂っているのか?温暖化が進んでいるのか?恐らく後者でしょうね。一昔前、寒冷化が進みワインを造れなくなったイギリスでは復活を遂げましたし、ドイツも収穫はここのところずっと好調です。シャンパーニュでも補糖しなくともワインを造れる年が増えています。
自然のサイクルの中に寒冷化と温暖化は刻まれていますから本来的と言えばそれまでですが、前の温暖化を経験したことがある人がいませんから、不安になります。ついつい環境破壊に結び付けてしまいます。やはり科学的にも環境破壊が原因なのですかね?
環境破壊か自然現象か判らないものですかね?
いたずらに危機を煽りビジネスに結び付けているようにも感じます。はっきりとした根拠が知りたいところです。

ここを↓クリックして頂けると励みになります。ブログランキング参加中。ご協力お願いします。


人気ブログランキングへ

2007年は難しいヴィンテージだったようです

Jul 03, 2011 by toshiaki |
null
やはり2007年は難しいヴィンテージだったようです。

先日シャトー・ダマースの2007年を飲みました。つねに安定した品質のシャトーですが、2007年はやはり苦戦したようです。今までの中で一番軽い出来です。とはいえ、それでもダマースらしさはしっかり感じますから、その力量はさすがと言うべき。逆に、香りの開きは早いですから、今すぐ飲んでベストの選択でもあります。メルロ由来のブラム系の味わいは柔らかく心地良く、ココアやカレーパウダーの香りが複雑さを上手く演出しています。ダマースらしい堅牢さは表に出ませんが、味わいのバランスを裏支えしています。ミドルボディーの典型とも言える出来です。
2007年のダマースはアルコール分は12.5%ありますが、20年位前でしたら充分なレベルです。温暖化が進んだ昨今ボルドーでも13%のアルコール分を越えることが当たり前のようになり、ワインのマッチョ化が進みました(笑)。そう考えると、この2007年のダマースは20年以上前のエレガントなボルドー・スタイル。でしゃばる部分がないのです。ミラード社の歴史を感じる出来栄えなのです。決して無理をせず、葡萄のポテンシャルを最大限引き出しそれを最適なスタイルに仕上げています。しかもダマースらしさを残しています。
うーん。
他の2007年のボルドーと比べるとミラード社の技術の高さを実感できますよ(笑)。
桝久が扱う数少ない2007年ボルドーなのです。

個人的には1987年のボルドーを2007年に重ねてしまいますが、技術の進歩も同時に感じます。全体的にそつなくサラッと造っていますから(笑)。

ここを↓クリックして頂けると励みになります。ブログランキング参加中。ご協力お願いします。


人気ブログランキングへ