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Written on 2013 10

桝久 試飲会リポート

Oct 28, 2013 by weblogland |
昨日は悪天候が懸念されるなか、わざわざのご来店ありがとうございました。
最初はどうなることかと心配しましたが、台風一過の4時頃に一気にご来店が集中しパニック(笑)。改めて感謝申し上げます。

さてトップバッターは
サンソ・テンプラニーリョ・フリザンテ・ロサード 2012年 ヴァル・サンソ スペイン ロゼ 微発泡 カステーリャ・イ・レオン V.D.T.750ml 1250円税込み
「お~!これはフルーティー!赤ワインのフルーティーさですよね。でも飲んだ感じは白(笑)。」
「こりゃ、飲みやすい(笑)。女子会で飲んだら受けるだろうね。」
私「鉄板です(笑)。」
「ちょっと甘いけど、べたつかないからいいね。」
家内「残糖分が1リットル中25gほどあります。ワインのアルコール分を9.5%に抑えて甘さを残したようです。後から加えた甘さではありませんね。」
私「そのまま完全に醗酵させたらアルコール分11%くらいのワインになります。若い葡萄樹などを原料にしてるかも。」
「『大日本ロゼワイン普及協会』C.E.O.の私はこのワインを推奨いたします(笑)。」
「私、結構ロゼワインが好きで飲みますが、経験したことのないスタイルです。香りは赤ですが、赤ワインのタンニンがないワインとでも言えば良いか…。」
「色はたしかにロゼだけど、新しいタイプのワインですよね。ラベルにもロサードって書いてないし(笑)。」
私「さすが良くお気づきで!ハビエルさんの意図もそこにありそうですね(笑)。」
「マスキューさん、この香りってテンプラリーニョなんですか?」
私「ふっくらした薔薇の香りと赤いベリー、ストロベリーなんかが溶け込んでいますよね。まさにテンプラリーニョかと。今流行りのテイスティング分類だと第二アロマになりますが、品種の特徴がハッキリ出てます。」
「でも、第二アロマって醗酵の過程で出るもので、葡萄果由来の物ではないんでしょ?」
私「あの分類はあくまで仮説(笑)。すべては説明できていないかと。」

さて、一月の試飲会に引き続きハビエルさん渾身の『ソーブレ・リアス』の比較試飲です(笑)!
ヴィーニャ・サンソ 『ソーブレ・リアス』 2011年 ヴァル・サンソ スペイン 白 ルエダD.O. 750ml 2010円税込み
ヴィーニャ・サンソ 『ソーブレ・リアス』 2010年 ヴァル・サンソ スペイン 白 ルエダD.O. 750ml 2010円税込み
「2011年は結構新樽の香り強いですよね?ブルゴーニュっぽいかな?」
「それに比べると2010年の方があまり樽の香りがしませんよね。樽の香りが弱くなってますよね。」
私「どちらも同じように造っています。おそらくアリエ産の木材を使った300リットルくらいの新樽で12ヶ月シュール・リーしています。」
「マスキューさん、これってルエダのヴェルデホですよね?ルエダのヴェルデホってもっと酸があっつフレッシュ感のあるワインですよね?」
私「はい。基本的にはマロラクティック醗酵しないタイプのフレッシュ&フルーティーなワインがメインです。『ソーブレ・リアス』は常温で樽熟成しながらシュール・リーしますから、マロラクティック醗酵は自然に起きます。この点、いわゆるルエダのヴェルデホとはちょっと違うスタイルであり、斬新な試みかと。」
「私は、熟成に木樽を使うと樽のニュアンスが減ることはないと思ってました。熟成につれ果実味が痩せて行き樽香は最後まで残るものだと思ってました。でも『ソーブレ・リアス』はあきらかに2010年の方が2011年より樽のニュアンスが少ない。何故?」
「2008年はもっと樽のニュアンスが少なかったよね。」
「そうそう2008年は新樽を使っているとは思えなかったよね。しかもキノコみたいな旨味がタップリ(笑)。松茸でしたっけ(笑)?」
私「2011→2010→2008の流れではあきらかに樽香が弱くなっています。それは逆に樽香が弱くなっているというより、閉じていた酸が表に出てきたことにより樽香を凌ぐようになったと考えていただけると『ソーブレ・リアス』を理解できるかと。旨味が徐々に出てくるのかなと。」
家内「『ソーブレ・リアス』は一本の葡萄樹からハーフボトル一本ほどの超低収量です。中に詰まっている酸やミネラルなどの分量はとてつもないレベルです。しかも畑はプレ・フィロキセラというからビックリ(笑)。」
「コストかかってるんですね。でもなんでこんなに安いんですか(笑)?」
私「基本的に雨がほとんど降りませんから葡萄が太らない(笑)。」
あと試飲会の終わり頃に2010年から松茸の香りがほんのり漂ってきました(笑)。やはり2011→2010→2008と続くようですね。たった1本のワインを理解するには大層時間がかかります。これが真実ですね。もっともダメなワインはすぐに解りますが(笑)。

続いてハビエルさんの新たなチャレンジ。リオハの赤ワインです。
リオハ ラクリムス・レックス 2010年 ヴァル・サンソ スペイン リオハD.O.赤 750ml 1320円税込み
「あっ!これイイね(笑)。好きだな~。」
「ケチ臭くないよね(笑)。飲みやすいけど、満足感あるよね。」
「リオハのワインって、こんな感じじゃないですよね?もっと枯れたような落ち着いた感じかな?ちょっとニューワールドっぽいけど、経験したことのない味。」
「ガルナッチャってグルナッシュですよね?でもこんなグルナッシュないよね(笑)?」
「そうそう。レイシスなんかとはまるで違う(笑)。でも、好ましいかな。」
家内「グルナッシュ75%とグラシアーノが25%です。グラシアーノって初めて飲みました(笑)。どんな葡萄かと調べると、通常の葡萄より開花は遅く収穫も遅い(笑)。酸も強く扱い難いようです。今風のワインには使われないでしょうね(笑)。」
私「このワインに緩さがないのが、グラシアーノの性かも知れませんね。グルナッシュに圧倒的な甘さや強さを求めると平板になりがちですが、それがない。ミネラルや酸がしっかり入ってバランスが取れています。ただリオハらしくない(笑)。」
家内「畑も新たな地域で、伝統的な地域ではありません。標高も500mを越しますので、リオハでは異例の高さです。」
私「抜栓直後はまだガスっぽさがあり、出来上がった感じではありませんでしたが、ぐんぐん良くなるんですよね。驚くほどです。」
家内「原産地原理主義者の私は、実はこのワイン苦手なんです(笑)。」
私「これだけリキュールっぽい濃厚で明瞭なスタイルは少なくともリオハにありません(笑)。だから、今日の試飲会では好みが別れるかと。この点が心配でした。」
「でも、コストパフォーマンスが素晴らしく良いから大人気じゃないですか(笑)?」
私「ありがとうございました(笑)。」
「ところでラベルの絵はなんですか?」
家内「これ恐竜の足跡の化石です。白亜紀の石灰石土壌で恐竜の化石が畑から出るようです。だから箱にもこんな遊びが(笑)。(写真参照)」
「なるほど。恐竜の味なんだな(笑)。」
マスキューのお客様は皆さん既製概念に囚われない、つわもの揃いでした(笑)。

さてマスキューの愛するシャトー・ピネレの久しぶりの登場です(笑)。
シャトー ピネレ 2009年 フランス カオール赤 750ml 1530円税込み
「マスキューさん。以前このワイン随分沢山飲みましたよ(笑)。何年でしたっけ?」
私「前の扱いは2005年でした。この2009年は2005年と遜色のない出来栄えかと。」
「あ~。このタンニンの重さ懐かしい~。カオールって良いなぁ。癒される濃さだよね。」
「肉、肉が欲しくなる(笑)。」
家内「タンニンに重量感があるんですが、とってもクリアなんですよね。シャトー・ピネレの一級品たるところです(笑)。」
「店長!実は先日2008年のこのワイン飲んだんですが、あまり印象が良くなかったんですよ。もう、終わったような感じでした。でも2009は大違いですね(笑)。」
私「私達もじつは毎ヴィンテージこのワインを飲んでます(笑)。生産者の方には大変申し訳ないのですが、マスキューのスタンスを守るためヴィンテージをジャンプさせてしまいました。でも2007年のロタンティークは入荷させました。安かったもので(笑)。」
家内「カオールは内陸部ですから作柄の良し悪しがかなりあるようです。ポテンシャルは高いのですが。」
まあ、ともあれシャトー・ピネレの復活に皆さん大喜びでした。
あー、良かった(笑)。

さて最後は無名のグラーブの登場です(笑)。
シャトー・ラ・ローズ・ヌエ 2006年 フランス 赤 ボルドー グラーブA.C. 750ml 1770円税込み
「おー、これこれ!いーなー。グラーブらしくて(笑)。」
「軽やかだけど薄くない(笑)。滑らかで良いね。ボルドー好きは応えられないねぇ(笑)。」
「マスキューさん。セパージュはなんですか?」
家内「表記にはありませんが、メルロとフランでしょうね。あと場所もグラーブの中心のペサック・レオニャンではなく、もっと南の甘口ワインのアペラシオン セロンの辺りのようです。」
私「飲み易く造っていますが、2006年でちょうど今飲み頃になっていますから、造りは真面目ですね。簡単に崩れませんよ。ボルドーは割と2006年良い作柄かも知れません。2005年の陰になってますが…。」
「樽のニュアンスがほど良いですよね。ちょっとチョコレートっぽくて(笑)。」
私「樽の使い方を良く解ってますよね。この意識はクラシックです(笑)。」
「この価格帯でグラーブらしいワインってないですよね。よく探しましたね(笑)?」
家内「勘が働きました(笑)。」


ありがとうございました。
桝久商店 岡本利秋・昭子

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どうやってユニークなワインを見つける?

Oct 19, 2013 by weblogland |
先日ワイン・ラヴァーのAさんがご来店くださいました。
Aさん「マスキューさんは、どうやって次から次ぎにユニークなワインを見つけるんですか(笑)?」
私「ひたすら探すのみです(笑)。」
Aさん「一体どれくらい飲むんですか?」
私「最近は昔よりは減りましたが、家内と合わせて年間5000本くらいはティスティングはします。あと完全に飲みきるワインは365日×1.5本ですから550本以上かと(笑)。」
Aさん「そんなに!」
私「でも、一時期ティスティングだけで年間一万本くらいやっていた頃がありましたよ。今くらいが楽で良いです(笑)。」
Aさん「それだから毎月毎月新しいワインを売れるんですね。」
私「でも、一ヶ月で10本くらい紹介するのが限度です(笑)。売るとなるとそのワインを取り寄せて2~3日かけて吟味するものですから。ホイホイ店頭に並べるワインが見つかると楽なんですが(笑)。」
Aさん「あと、なんか秘訣あるんですか?」
私「なるべく手の届き易い価格帯のワインを探します。そうするとお客様が手軽に飲めますから。」
A「なるほどね!高いブランドワイン並べるだけだったら探す必要ないからですね。」
私「マスキューのレベルだと高級過ぎるワインは売れないだけですよ(笑)。」

手の内を明かしてしまいました(笑)。

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グラーブのワインを飲みました。

Oct 14, 2013 by weblogland |
先日、久しぶりにグラーブのワインを飲みました。
無名のプチ・シャトーなんですが、2006年ヴィンテージに心惹かれサンプルで取り寄せました(笑)。ペサック-レオニャンの上物ではありませんが、懐かしい味わい。
うーん。
私「特別に驚くようなワインじゃないけど、グラーブらしいよね(笑)。」
家内「カベルネ・フラン好きの私にとってはグッド(笑)。しっとりした舌触りはいかにも(笑)。」
私「香りは地味だけど、飲んだ感じがするよね(笑)。」
家内「ロワールや他のところで最近フランは注目されてきたけど、王道中の王道のグラーブは元気ないよね。」
私「やっぱりリーズナブルな価格帯のワインが少ないからじゃない?」
家内「ドメーヌ・シュヴァリエなんか手が出ないもんね。」
私「ペサック-レオニャンで探したら2000円以下のワインはないんじゃない?」
家内「そーだよね。昔シャトー・ポンタック・モンプレジールなんか1500円くらいだったよね。」
私「だってあれ、まだペサック・レオニャンのA.O.C.出来る前だよ。相当昔だよ(笑)。」
家内「でも、そのくらいの美味しいグラーブのプチ・シャトーあってもイイんだけどね…。」
私「同感だな。だからマスキューではグラーブのワインがない(笑)。」
家内「左岸もないよ(笑)。」
私「ちょっとはあるじゃん。ほんのちょっとね(笑)。」

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エルネス・ラペノー ブリュット セレクション-果実味は従来より明らかな進化です。

Oct 11, 2013 by weblogland |
先日久しぶりにエルネス・ラペノー ブリュット セレクションを飲みました。 
エペルネに本拠地を置く小規模なN.M.のシャンパンです。
味わいのスタイルが変わりましたね(笑)。
香りの芯がシャルドネで、アプリコットや桃のパッションフルーツがかなり明瞭に表れています。かといってブラン・ドゥ・ブランに有りがちな線の細さがありません。明瞭で複雑な果実味は従来より明らかな進化です。
泡立ちもしっかりしていますから、筋の良さを感じます。

うーん。
ちょっとビックリ!

最近無名でも、驚くほど美味しいシャンパンが増えてきましたね。もちろん大手メゾンのブランド品と比べるは遥かに安いですし、しかも旨い。
言うこと無しです(笑)。

今回の印象はとても良かったのですが、以前飲んだスタイルではありません。
いつの間にか(笑)?
インポーターさんは教えてくれませんですから(気がついていない(笑))、あとで調べてみます。

実は、私のティスティング・ミスだったりして(大笑い)。
たまには再確認しなくてはいけませんね。惰性でワインを売ってはいけません。自戒。

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アペラシオンは人間が造ったものですが、蓄積を要する分、奥が深いですね。

Oct 08, 2013 by weblogland |
うーん。
ドメーヌ・カザバンのカバルデス2010年美味しいですね(笑)。
持ち前の大物感にエレガンスが伴っています。
時間が経ってくるとチェリーヒーリングみたいな明瞭で複雑しかもリッチな香りになって行きます。このチェリーやベリーのニュアンスはおそらくシラー由来。
それにしても特徴的でよろしいのです(笑)。
でも、このスタイルが本来の形だとしたら、今までのとにかく濃いスタイルは、アペラシオンの本来形ではない?レギュレーションを守り、官能検査に通ればアペラシオン名は名乗れます。もちろん官能検査は地元の生産者委員が勤めます。カバルデス自体は2007年認可ですから歴史は浅い(笑)。

うーん。

実は私、この新しいカバルデスのアペラシオンを疑っていました。まずシラーとメルロのアッサンブラージュは基本から外れたミスマッチ。仮にそれが上手くいったとしても、例外的な特殊なものではないか?アペラシオンとして認めるには特殊過ぎるのでは?むしろI.G.P.のような一生産者に依存するものではないかと思っていました。
もっともカバルデス自体数を飲んでいませんから、断定してはいけないとは思いますが…。少なくともドメーヌ・カザバンのヴィンテージ差には模索や試行錯誤を感じます。そして2010年のような素晴らしい結果をみると、代わるもののない領域に踏み込んでいると思います。
こうしてアペラシオンの味わいが造られるのかな?と納得できるし、それがアペラシオン自体の特性であるこてを改めて感じます。
アペラシオンは人間が造ったものですが、蓄積を要する分、奥が深いですね。

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抜栓4日目のカンノナウとヴェルメンティーノ

Oct 04, 2013 by weblogland |
またまたしつこく土曜日の試飲会のおさらいです(笑)。
昨日の水曜日にヌラーゲ ・クラビオーニのカンノナウヴェルメンティーノを飲みました。イタリア サルデニア島のワインです。
先週の土曜日の試飲会の残りですから、丸4日目です(笑)。
カンノナウの生命力は凄いですね。崩れない崩れない(笑)。全体の構造の良さには驚かされました。ヴェルメンティーノ以上に強いワインでした。
強いと言ってもタンニンやアルコール分ではなく、やはり酸です。マロラクティック醗酵はしているはずですから、とても自然で中から沸いて来るような様でした。
暑いサルデニアで、何故こんなエレガントで力強い赤ワインができるのか?
不思議です。
酸はないが、力強さだけはあるスタイルのワインだったら想定内なのですが…。
厚みのある旨味は酸由来であることは確かなのですが、寒暖差が必要なはず?でも現地は寒暖差はたいしてないはず。
うーん。
白ワインでしたら、低温で管理することで酸は残せますが…。カンノナウは色が薄いと言っても、しっかり赤ワインです。
ヌラーゲ・クラビオーニのホームページを探しても見つかりませんから、謎のままなのです。
あまりしつこくインポーターさんに聞くと嫌われそうだし…。
インポーターさんの間で『なんでなんでオジサン』なんて言われたら嫌だしなぁ(笑)。

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