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Written on 2013 10

ソーブレ・リアスに強い意思が感じられる

Oct 29, 2013 by weblogland |
うーん。
抜かりました!

ソーブレ・リアスの2011年が完売してしまいました。
普通は2010年が先に無くなるものですが、今回は逆。インポーターさんも教えてくれれば良いものを…。でも、年間4000本しか造られませんし、決して解りやすいワインでもありませんから仕方ないと思うしかありませんね。おそらく造っているハビエルさんだってソーブレ・リアスの良さがすぐに評価されるとは思ってないはず(笑)。
マスキューが何故こんなにソーブレ・リアスを持ち上げるかと言うと、もちろん売れて皆さんに飲んでいただきたいからなのですが。それは、ソーブレ・リアスに強い意思が感じられるからなのです。
ハビエルさんが持つ知識、技術、畑、財力、労力を多大に注ぎ込み、ベストを尽くしたワインだからです。もちろんハビエルさんはそんな風には言いませんが、ソーブレ・リアスの味わいには目先の「売らんかな」の意図ではなく、唯一無二の誰も踏み込んだことのない世界を目指す強い意思を感じるのです。
もちろんワインは人為の結果なのですが、それを感じないような高尚さを感じてしまいます。
彼はワインを造ることを生業としていますから、売れないことには再生産しません。だからと言って売ることだけに固執すると心に届くようなワインは出来ません。ましてや既に名声を得た産地や畑ではありませんから、頼るべきブランドもありません。
そんな限られた現実の中で理想にチャレンジしたワインがソーブレ・リアスなのです。
今回の試飲会を含め各ヴィンテージを追跡して、この思いを強くしました。
将来有名になって高価なワインになったら、マスキューは扱わなくなるかも知れませんが(笑)、そうなるまでは応援していたいワインなのです。
マスキューも、真剣に向かい合うべきワインだと腹をくくっています。

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日本のワイナリーに夢とお金を注ぎ込みましょう

Oct 24, 2013 by weblogland |
昨日の続きです(笑)。

何故国内でスター生産者の出現が望まれるか?と言うと、ビッグビジネスになるからです。ようは大金を稼げるのです。
そうなれば、そのワインに追随するワイナリーが数多く出てきます。もちろん良いワインは良い葡萄からしか造れませんから、実際そのスターワイナリーのノウハウがレギュレーションの基準を押し上げることになります。
単純に1本一万円で売れるワインを5000本造れば5000万円の売上になります。10000本で一億円です。ちなみにフランスのブルゴーニュのグラン・クリュの畑では1ヘクタール(100m×100m)の畑に約10000本の葡萄樹を植え、約5000本のワインを生産します。1本の葡萄樹からハーフボトル1本ほどしか造りません。ブルゴーニュをそのまま日本にあてはめる訳に行きませんが、この目安は大事。カリフォルニアだとこの6倍から8倍で造っています。カリフォルニアだと葡萄の生理学的に一本の葡萄樹から4~5kgの収穫が一番効率が良いらしいです。より濃い葡萄果汁が欲しいワイナリーは真空蒸溜器で更に濃くします。
カリフォルニアのブランドワイナリーは儲かる訳です(笑)。人気が出ると買い葡萄で、生産量も増やせますから、更に大儲けが出来ます。
まあ、日本で同じことはやる必要はないかと思いますが。

ロマネコンティを何十本も持っているお金持ち、レストランでロマネコンティを何本も開けるお金持ち、果てはハーランエステートを凌ぐ濃いワインを造るワイナリーを造っちゃったお金持ちの方々!
日本のワイナリーに夢とお金を注ぎ込みましょう(笑)。ロマネコンティやハーランエステートではなく、唯一無二の日本産ワインを造る方がカッコイイですよ(笑)。歴史に名が残りますぞ!
気骨のあるお金持ちいませんかね(笑)。
ようやく可能性が出てきたような気がします。

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嘘はいけません!

Oct 23, 2013 by weblogland |
EUとの貿易交渉でワインの関税撤廃が俎上にのりましたね。自動車部品の関税撤廃の条件にされたようです。
お互いにどこを譲っても不平等のないように、フィフティー・フィフティーのぶん取り合いですからなんとも言い難いです。

ワイン業界も複雑ですね。中規模から大手のメーカーは、自社ブランドで輸入ワイン、もしくは輸入ワイン・国内産ワインのブレンドワインを販売しているからです。原材料表示に外国産・国内産ワインとあれば外国産は50%以上ブレンドしますから、関税が無くなった方が儲かります。
問題は国内産ワインだけでワイン生産をしている中・小のメーカーです。
安いラインナップは諦めるか、外国産・国内産のブレンド物を一部導入するしかありません。その上で自醸酒100%の特徴あるミドルからアッパーレンジのワインに傾力するしかありません。コストがかかっても見合う価格で売れるワインを造るしかないのです。
良い葡萄からしか良いワインは出来ません。
他に変わる物がない味わいのワインは出来るように思います。
例をとれば
余市のケルナーのビックリするような伸びやかさ。これは完全に国際レベル。
アムレンシスとピノ・ノワールの交配種から日本人好みの味わいのワインを造るすずらん酒造。
山形の朝日町ワインは基本的レベルが高いし、協同組合的な良さがあります。
これらのところがアマローネしたり、もう一工夫できれば日本のワイナリーも、自立生き残りができるはずです。効率を含めた生産性・品質を更に高めるしかありません。

あと政治に期待することはばらまきの補助金ではなく、農地の拡大や生産の効率を上げる為の設備の補助と、その実現を阻む規制緩和。。それと生産者自体が自ら律する酒造法・原産地法の立法化です。
これらは簡単に進めない難しさはありますが、一つ良い方法があります。
それは中小の中から本物のスター生産者が現れることです。期待したいところです。一気に解決に向かうはず。

フランスで原産地法をごまかして他の産地ワインを偽装ブレンドした場合、社長は実刑を免れません。

嘘はいけません!

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