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Written on 2022 12

桝久 試飲会リポート 後半

Dec 26, 2022 by weblogland |

『ソリ・パイティン』2017年 ドルチェット・ダルバ パイティン イタリア ピエモンテ 赤 D.O.C. 750ml
2514円税込み
家内「このワイナリー、パイティンは1890年代に初めてバルバレスコとして元詰めをした由緒正しきワイナリーです。」
「パィティン昔飲んだけど凄く良かったですよ、20年以上持つ。」
私「これはドルチェットなんですが、メインのネッビオーロと同じ区画『ソル・パィティン』に植えられたもの。普通ドルチェットは端の条件が悪いところに植樹されますが、これは違うようです(笑)。」
「う~ん。まだ閉じてるけど、旨味が凄い
!良いワインに違いない。」
「これ、まだまだ先がありそう。」
家内「2017年ヴィンテージのドルチェットとは思えません。」
「エキゾチックなハーブのニュアンス。戸手も深い。」
「複雑で秘密めいてる(笑)。」
「香りが複雑ですよね(笑)。ドルチェットらしくないですよね。」
私「ドルチェットだとプラム プルーンみたいなニュアンスですけど、これはそれより小粒の赤い果実のニュアンスなんですよね。他の生産者のドルチェットより酸を感じます。」
「店長!これ良いですよ(笑)!凄く凝縮感があります。それを見せびらかしていない(笑)!」
「品は良い!そして深い。」
「余韻が長くて引き込まれる。」
家内「ちょっと温度か低いので、手でグラスを暖めてあげると、より美味しくなりますよ(笑)。」
「あっ、ホント。柔らかくなって美味しい
(笑)。温度って大事なんですね。ほんの1分暖めただけなのに(笑)。」
「うんうん。染み入るように感じる。」
「ワインが『簡単に俺様を飲むなよ!』って言ってる(笑)。」
私「愛想無いんですが、引き込まれます(笑)。好きだなぁ。」
「マスキューさん!売ってるワインに『愛想ない。』なんて言っちゃダメですよ(笑)
。」
私「えへへ(笑)。」
「そうなんだよね。愛想振り撒くのもあるけど、愛想ないのもあり(笑)。ライフスタイルだもんね(笑)。」
私「愛想がないスタイルかな(笑)。」
家内「手の内は簡単に明かさないのは確か
(笑)。」
私「それがドルチェットなのが凄いかと(笑)。」

変なところで盛り上がりました(笑)。

〇『エリザ』ロエロ・アルネイス 2019年 パイティン イタリア ピエモンテ 白 ロエロ・アルネイスD.O.C. 750ml 2514円税込み
「おー!これまた凄い(笑)。しかも深い。」
「コレも凝縮感凄いですよ(笑)。」
「強い、しかも深いところに潜ってる(笑)
。」
「金柑、ハチミツ…ピールの苦味、強い芯があり、化けそう(笑)。」
「後味のハニーさが美しい(笑)。」
「先々どうなるんだろ?」
私「解りません(笑)。でも何年か先にまた飲んでみたいワインですよね(笑)。」
「アルネイスってことこんな味わいなんですね。実は昔レストランでアルネイスを飲みましたが、なんとなく飲める印象の薄いワインでした(笑)。」
家内「ジャンシス・ロビンソンなんかボロカス言ってましたよ(笑)。つまらない葡萄品種だって(笑)。」
「こんなに面白いのに(笑)。」
家内「キャンティに白葡萄のカナイオーロをちょっと混ぜたような使われ方をかつてアルネイスはされていたようです。」
「かなり真剣に作った白ワインですよね。
最初に飲んだクロアチアの白は良かったけど、値段の差は歴然(笑)。どうして?」
私「1本の葡萄樹からワインを何本作るかの差ですね(笑)。コストの差です(笑)。」
「確かにコストの差を実感します(笑)。」
「これ食べる物が思い浮かばない(笑)。ハチミツやチーズくらいしか思い浮かばない。これ飲むだけでもイイかな(笑)。」
「ブルーチーズのハチミツ掛け(笑)。」
「レモンソースを使えば合わせる範囲は広がるなぁ(笑)。」
私「フルーツ食べながらでも良いですよね
。」
「スパルタンなんだけど、断固とした物がある。さっきの『愛想ないスタイル』(笑)。共通だな(笑)。」
私「そーなんです(笑)。わたしは赤、白、ともに引き込まれるんですよね(笑)。」
「作り手が同じなのが伝わって来ますよね
(笑)。」
「『スラムダンク』の断固とした決意がある(笑)!」
「このワインも手でグラスを暖めてあげると、変身する(笑)。果実が押し寄せる(笑)。」
私「個人的にはヴェルディッキオ・ディ・マテリカを連想します。まあ、暖かい産地なのでちょっと違いますが…。」
「『エリザ』って誰なんですか?」
家内「第二次世界対戦中の大変な時期にワイナリーを支えた奥様の名前のようです。女傑かな(笑)。」
私「ウチのおばあちゃんみたいな人かな(笑)。評価の毀誉褒貶が激しかった(笑)。

私「こう言うと差し障りがないけど、身内の中には『くそばばあ』なんて言われてたり(笑)。」

◎『 ロザンナ 』エクストラ ・ブリュット  ロゼ  メトド ・クラッシコ エットーレ・ジェルマーノ イタリア ピエモンテ 発泡性 ロゼ ヴィーノ・スプマンテ・ディ・カリテ・ロサードアル 750ml 4,148円税込み
私「この泡、抜栓すると香りが溢れます
(笑)。周りに香りが充満しますよ(笑)。プシュ!ほらね(笑)。」
「あー、なにコレ(笑)!ここまで香りがする(笑)。チェリー、フランボワーズ…。」
「飲む前から…。」
「泡も綺麗で細かくて強い。うっすらピンク!飲む前から美味しいのが解る(笑)。

「グラスから立ち上るこの香り、たまらん
(笑)!」
「見た目、立ち香り、味わいが完全にシンクロしてる。シンクロというより倍化する。」
「あ~、言葉を失う!」
「プンプン香りを振り撒くのではなく、とてもエレガント(笑)。品が良いですよね
(笑)。」
「エレガントの極み!」
「最初から最後まで美しいの一語。」
「ネッビオーロのロゼなんて初めて飲みましたよ(笑)!でも誰が作ってもこうはならないんだろうなぁ(笑)。」
家内「エットーレ・ジェルマーノはバローロの生産者ですが、泡のD.O.C.G.アルタ・ランガの生産者でもあります。」
私「アルタ・ランガはそれ用の畑で作りますが、このロゼ・スプマンテはバローロの畑の葡萄を使っています。規格外なのでスプマンテ表記となっています。」
「う~ん。美味しい。ところでアルタ・ランガが並んでますが、どんな味わいなんですか?」

マスキューのサブリミナル作戦成功か?

私「モンターニュ・ド・ランスのグラン・クリュ並みでございます(笑)。」
家内「ピニャ・ネロ(ピノ・ノワール)80%、シャルドネ20%なんですが、ブラン・ドゥ・ブラン的かな。瓶熟成期間は30ヶ月以上です。」
「アルタ・ランガ スプマンテ・ロゼ う~ん悩むなぁ(笑)。」

「これってエキストラ・ブリュットなんですけど、ちゃんと甘さがある。香りをナチュラルに引き立ててますよね。だから品が良いのかな(笑)。」
私「エキストラ・ブリュットって難しいんですよね。隠しようがありません。素晴らしい出来映えだと思います。心に残るワインでございます(笑)。」
「店長!ドルチェット→ブラボー、アルネイス→ブラバー、スプマンテ・ロゼ→ブラボーエスト!(笑)解る人は解る(笑)。」
???

今年もお世話になりました!
ご愛顧ありがとうございました。

マスキューは年内30日まで営業しております。年明けは4日から営業いたします。

皆様のワイン・ライフの充実とご健勝をお祈り申し上げます!
ありがとうございました。

桝久商店 岡本利秋・昭子

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桝久 試飲会リポート 前半

Dec 25, 2022 by weblogland |
グラシェヴィーナ  クラシック 2020年 イロチュキ・ポドゥルミ 白 クロアチア ポドゥナウリェ生産地域  イロク地区 上級ワイン スクリュー・キャップ 1L 1492円税込み
「おっ!これがモドリッチの白ワインですね(笑)。」
「あれ?ボトル太くないですか(笑)?」
私「1リットル入ってます(笑)。通常は750mlですから、ちょっとお得です(笑)。
あと終売となりますのでお値段もちょっとお得でございます(笑)。」
「クロアチアのどの辺りですか。」
家内「半月状の国土の一番の内陸のどん詰まり(笑)。セルビアとの国境近くで、ドナウ川の沖積土といわゆる黒土の混ざる肥沃な土地です。」
「旧チェコスロバキアだね。チトーが居たときはまとまってたけど、チトーが居なくなったらもめてたよね。」
「日本人には理解し難い何があるんだろうな。」
「おっ!香り華やか(笑)。ワインの味は理解しやすい(笑)。」
「白い花!香りは派手(笑)。でも、飲むと違う印象(笑)。」
私「花の名前は解らないけれど(笑)、香りは白い花の印象ですよね(笑)。」
「マスキューさん!香りと味が違うスタイルはオーストリアのワインと共通しますよね(笑)!」
私「ミューラー・グロースマンのグリュナー・フェリュトリーナー!このワインですね。」
「あっ!そう、それそれ(笑)。」
家内「私の大好物です(笑)。」
「香りは明るいんだけど、味わいは日陰(笑)。悪い意味の日陰ではないんだけど
(笑)。」
私「香りは↑のベクトルですが、味は↓に向かうベクトルですよね(笑)。でもそれの折り合いがとれてます(笑)。」
「味わいはしっとりじっくり落ち着いている(笑)。旨味がフレンドリーかな(笑)。」
「酸のトーンは高いですよね。」
家内「リンゴ酸がはっきり感じられます。
涼しげでもあります。」
「アルコール分はいかほどですか?」
私「え~と。12%です。無理していないし、余計な手をかけていない感じですね(笑)。」
「わざわざ遅く摘んでハニーにしてたりしない。シンプルでよろしい。毎日飲むにはコレでイイんですよね(笑)。」
「基本はとてもしっかりしていて、華麗なテクニック(香り)もある!まるでモドリッチ(笑)!」
「とても実直(笑)。誤魔化しがないですよね(笑)。」
「う~ん。日本人好みですね(笑)。普通に何にでも行けそうですよね(笑)。」
家内「リンゴ酸が大根に通じる味わい(笑)!大根なます!お節料理なんか無理なく合いそう(笑)。」
私「大根はリンゴ酸(ビタミンC)が多く含まれます。特に首に近づくに連れて増します。」
「中華料理だったら何にでも合いそう(笑)。」
「冷蔵庫に常に1本入れておきたい(笑)。」


ロス・カルドス レッド・ブレンド 2020年 ドニャ・パウラ アルゼンチン 赤 ルハン・デ・クージョ 750ml (限定特売品) 880円税込み
「マスキューさん!コレもお安いですねぇ(笑)。」
「チョコ、カカオ…、木樽の香り、使い方が上手(笑)。高級そうですねぇ(笑)。」
私「黒トリュフの香りしますね(笑)。」
「どんな香りなんですか?」
私「海苔の佃煮みたいな香りです。」
「あー!海苔の佃煮だぁ(笑)!」
私「濃い赤ワインに出る特徴です。」
「複雑だし…。美味しい(笑)。」
「そうそう(笑)。ワインの濃度と味わいがマッチしてますよね(笑)。」
私「果実味と樽香とのバランスがとれてます。樽香が過剰だと修正が効きません。」
「なんとなくその意味解ります(笑)。」
「これボルドーのちゃんとしたワインみたいですよね?」
家内「セパージュはマルベック60%、カベルネ・ソーヴィニヨン30%、シラーとタナです。」
私「でもボルドーっぽいですね(笑)。マルベックの赤いザクロのような果実がメルローの代役してるみたいです(笑)。」
「店長!ニューワールドのワインって濃くて真っ黒なのが多い(笑)。これは違う(笑)。」
「そうそう(笑)。最後何を飲んでるのか解らなくなる(笑)。」
「う~ん。ボルドーでも中どころ味わいですよね(笑)。葉っぱみたいな植物のニュアンスもあるし、ローストビーフなんか食べながら飲んだら美味しそう(笑)。」
「お買い得なメッシですな(笑)。コスパ抜群!」
「このワイン、『アザミ』柄ラベルのシリーズですよね?」
家内「はい!ロス・カルドスのものです。前回はマルベック100%のものを特売しました。」
「輸入を止めちゃうんですね?」
私「はい。残念ながら…。来年はもう1,000円以下の特売品は無くなるような気がします。現地価格も上昇していますから、日本国内の在庫が新物に入れ替わったらもう出ませんね。」
家内「アルゼンチンのワインは輸入ロットが大きいので、多量に売り続けなくてはなりません。単一ブランドで右肩上がりの販売を維持するのは難しいようです。」

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