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Written on 2023 04

アラビア・ガムやアカシア等が増えて来ました。

Apr 22, 2023 by weblogland |
う~ん。
困ったなぁ。
実は最近のワインの添加物表示にアラビア・ガムやアカシア等が増えて来ました。
マスキューは本来SO2以外はNGなのですが、そうもいっていられない日がやって来そうです。
このアラビア・ガムやアカシアは樹液です。アラビア・ガムはゴムの木、アカシアはアカシアの木。どちらも天然素材ですし、人体に影響のない自然なものです
。問題は何故近年使われるようになったかです。
基本ワインの静澄は卵白で行います。伝統的な技法なので添加物表示の義務はありません。ですのでバック・ラベルに卵白とは表記されません。ところがニュー・ワールド等のとても濃いワインですと卵白より樹液の方が効率良く濁りを取ります。より透明感が増し、かける時間が短いのです。ただ効果が高いので繊細な香りやタンニンの立体感を楽しむようなワインにはマイナスとなると思います。単にタンニンの濃さで勝負するスタイルのワインには有効です。(ごめんなさい。)ただ経済効率が重視されるワインにはやむを得なく思います。それゆえニュー・ワールドの低価格帯のワインによく使われるようです。
あと、悩みはヴィーガンです(笑)。彼らは動物性のものを排除しますから、卵白の使用はNGなのです。そうなると樹液の使用に関してはオッケーとなり、却って宜しいとなるようです(笑)。理由はそれだけでございます(笑)。ですから高級ワインでアラビア・ガムやアカシアを使って静澄するのが良しとされる日が来るかも?
いやいや、たっぷり時間をかけて静澄すれば良いだけですからそれはないでしょう(笑)。
欧米では今や1割を越えるヴィーガン。彼らはホントに赤ワインを楽しんでいるのでしょうか?まあ、勝手なお世話ですね(笑)。

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蝋留めするとどんな効果があるのですか?

Apr 16, 2023 by weblogland |
昨日の続き

お客様「蝋留めするとどんな効果があるのですか?」

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私「肝心ですよね(笑)。要は空気を遮断する。ということはコルクが駄目になってもワインを急激な酸化から守れます。まあ、コルクの代替え的な役割が期待出来ます。」
お客様「そうすると蝋留めした後セラーに寝かせて置けば安心ですね(笑)。」
私「寝かせない方がよろしいかと。リリースされて20年以上経つとコルクが劣化します。最悪ボトルの中に落下します。それはワインにコルクが溶けることで、コルク自体が細くなりしかも弾力を失った結果、脱落するようです。ですからボトルは立てておき、コルクを乾燥させて口栓内で癒着させることで落下を防ぐ方が現実的です。」
お客様「もうコルクに期待をしない(笑)?」
私「はい。それが私の結論でございます(笑)。ボトルを立てたままコルクが瓶と癒着してしまえばコルクをさらに溶かすことはありませんから、ワインの風味には良いかと。」
お客様「落下した1962年のシャトー・ラツールのコルクは確かに細くなってますね。落ちる前に蝋留めして固めた方が良かったんですね(笑)。」
私「左様かと(笑)。無策でセラーに寝かせて保存した結果でございます(笑)。20年ほど前に飲んだとき、驚くほど若さがあり、ヒュー・ジョンソン曰く『不滅のワイン』を理解出来ました。どこまで生命力があるのか確認出来なかったのが心残りでございます(笑)。」

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好奇心旺盛でエレガントなお客様がご来店されました

Apr 13, 2023 by weblogland |
今日は好奇心旺盛でエレガントなお客様がご来店されました(笑)。」
お客様「私、ワインのヴィンテージの差が解るようになりたいのですが(笑)…。何に気を付ければ良いのでしょう?」
私「もう十分ワインにお詳しいではありませんか(笑)!」
家内「いつも試飲会でのコメント楽しみにしてますよ(笑)。」
お客様「知り合いがヴィンテージの差にこそ醍醐味がある!なんて…。」
私「そうですね。同じ銘柄を毎年毎年しっかり飲み続けるのは王道ですね。ただしグラン・ヴァンではなく、安くとも作柄の差がしっかり出る作り手のワインが
よろしいかと。例えばモンテプルチアーノのコルナッキアのワインなんか最適かと。」
お客様「そんなに高くありませんけど…。」
家内「ボルドーなどのグラン・ヴァンは技術が進み過ぎて逆に作柄の差が解らないほどです(笑)。」
私「ブルゴーニュやイタリア・ワインは作柄の影響がワインにしっかり出ますね。当然味わいもヴィンテージによって変わってきます。」
お客様「ところでご夫婦でティスティングすると作柄の評価は一致するのですか?」
家内「実は2020年のブルゴーニュの評価が真っ二つ(笑)。昨日も論争していました(笑)。」
お客様「2021年はご主人の方がダメと評価されているのですか(笑)?」
私「家内が2020年のブルゴーニュはダメだと(大笑い)。」
家内「2020年はだいぶで出しましたが、どれを飲んでも折り合いが悪い。ワインの要素がそれぞれ大きすぎてバランスが悪い。」
私「今まで経験したことが無いですね。ここまでは家内と同じです(笑)。でもですね、問題は2020年が将来良いのか悪いのか?」
家内「私は良くならないような気がします。」
私「期待を込めて(笑)、良くなるかも?実際は解らないのです。判断がつかないのです。でも、でもですね、1959年以来の伝説的な作柄になるかも知れないと期待はしております。イレギュラーな作柄がとても似ているのです。」
家内「私は2020年のイレギュラーさに引っ掛かってます(笑)。」
私「1959年は私の生まれ年なので、私の期待・妄想は嫌でも膨らむのです(笑)。
まあ、今すぐ飲んでも美味しくないワインが多いのは事実かな(笑)。」
お客様「単純に飲んで美味しいことがヴィンテージの評価とは違う?」
家内「2020年は先が読めないのです。少なくとも今すぐ飲んでも美味しくない。」
私「ある生産者のブルゴーニュを20年以上続けて飲んでますが、一番飲みにくいのが2020年。この生産者は、すぐに飲んでも美味しいし、とんでもない熟成能力もあるワインを作る生産者でしたので、ビックリしました。」
私「正確なところは、後5年10年20年経って解るような気がします(笑)。もう、私は生きていないかも(笑)。」

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シャトーマルゴーなんかあったんですね

Apr 08, 2023 by weblogland |
お客様「マスキューさん!ブログ見ましたよ(笑)。シャトーマルゴーなんかあったんですね(笑)。」

私「こっそり隠れてありました(笑)。」

お客様「しかも1963年でしょ!インターネットで調べたら50万円位でしたよ(笑)。」

私「それもコルクが落ちてワインがダメになったシャトー・マルゴー1963年ですからマスキューらしいかと(笑)。こちらでございます。」

お客様「マスキューさん!蝋留めすると密封出来るから取り敢えずこの状態で2063年になっても変わらないと言うことですよね(笑)。中身が飲めないとしてもロマンがあるよね(笑)。」

私「マスキューらしいオブジェでございます(笑)。」

お客様「ボトルネックに掛かっているのは何ですか?」

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私「私の名刺とキャップ・シールです。一応私が蝋留めした証でございます(笑)。日付、判子入りです(笑)。えへへ(笑)。」

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死んだワインの蝋留めの開始です!

Apr 05, 2023 by weblogland |
まずキャップ・シールを剥がします。カッターで切れ目を入れてそろりそろり。コルクに面する上部は癒着して取れません。

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恐る恐る上部から覗くと、コルクは落下していました。う~ん。残念!

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さて、そうなるとボトルを逆さまにして蝋に突っ込むことが出来ませんのでキャップ・シールの切れ端で穴を塞ぎスプーンで蝋留めするしかありません。

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湯煎で完全に溶けて透明な状態の蝋を少しずつかけてみました。ほんのわずか瓶内に蝋が垂れたようですが、取り敢えず作業終了。
ボトルを逆さまにして蝋留めしてませんから、ちょっとデコデコ(笑)。デコデコ部分を削って整形しておきましょう。

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